JPS5911288A - 地発色を防止した感熱記録材料 - Google Patents
地発色を防止した感熱記録材料Info
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- JPS5911288A JPS5911288A JP57119922A JP11992282A JPS5911288A JP S5911288 A JPS5911288 A JP S5911288A JP 57119922 A JP57119922 A JP 57119922A JP 11992282 A JP11992282 A JP 11992282A JP S5911288 A JPS5911288 A JP S5911288A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は地発色を防止した感熱記録材料に関し、詳しく
はキレート化合物を含有する感熱組成物にて感熱層を形
成し、また必要に応じて結合剤としてアニオン基含有ポ
リビニルアルコールを用いたシ、あるいは感熱層表面を
ポリビニルアルコールで被覆することによって得られる
地発色のｔ丘とんどない感熱記録材料に関する。
はキレート化合物を含有する感熱組成物にて感熱層を形
成し、また必要に応じて結合剤としてアニオン基含有ポ
リビニルアルコールを用いたシ、あるいは感熱層表面を
ポリビニルアルコールで被覆することによって得られる
地発色のｔ丘とんどない感熱記録材料に関する。
従来、ミリスチン酸第二鉄、ステアリン酸第二鉄などの
有機酸金属塩系発色剤とタンニン、没食子酸などのフェ
ノール系顕色剤を含有する感熱組成物を記録紙環の支持
体に塗工して感熱記録材料 ５− を得ることが知られている。
有機酸金属塩系発色剤とタンニン、没食子酸などのフェ
ノール系顕色剤を含有する感熱組成物を記録紙環の支持
体に塗工して感熱記録材料 ５− を得ることが知られている。
しかし、この感熱組成物は不安定であって、特にこの組
成物を結合剤を含む媒体に分赦し、これを記録紙等の支
持体に塗布したものは、時間の経過と共に徐々に発色す
るという欠点がある。
成物を結合剤を含む媒体に分赦し、これを記録紙等の支
持体に塗布したものは、時間の経過と共に徐々に発色す
るという欠点がある。
この発色現象は一般に地発色と称されるが、今までにこ
の地発色を防止するために様々な工夫がなされている。
の地発色を防止するために様々な工夫がなされている。
例えば、米国特許第、２４Ｉ、、？Ａ５グ号明細書等に
示されているように、上記発色剤とフェノール系顕色剤
をポリビニルブチラールを結合剤として溶剤塗工するか
、あるいは発色剤および顕色剤を各々単独で重ねて塗工
する方法等が提案されている。さらには、特公昭３：ｌ
−／ｌｌｑ／３／号公報に記載されているように１発
色剤を含む塗液と顕色剤を含む塗液をポリ酢酸ビニル、
ポリスチレン、ポリエチレン等のバリヤ一層で分割して
塗工するという方法も提案されている。
示されているように、上記発色剤とフェノール系顕色剤
をポリビニルブチラールを結合剤として溶剤塗工するか
、あるいは発色剤および顕色剤を各々単独で重ねて塗工
する方法等が提案されている。さらには、特公昭３：ｌ
−／ｌｌｑ／３／号公報に記載されているように１発
色剤を含む塗液と顕色剤を含む塗液をポリ酢酸ビニル、
ポリスチレン、ポリエチレン等のバリヤ一層で分割して
塗工するという方法も提案されている。
しかしながら、これらの方法では地発色を充分に防止で
きないのみならず、塗液の調製および塗工操作が煩雑で
あシ実用上不適当なものであった、−６− そこで本発明者らは上記従来技術の欠点を克服し、地発
色のｔｌとんどない感熱記録材料を簡単な操作で入手す
べく鋭意研究を重ねた。その結果、感熱組成物にキレー
ト化合物を存在せしめることによシ目的を達成しうろこ
とを見出した。また。
きないのみならず、塗液の調製および塗工操作が煩雑で
あシ実用上不適当なものであった、−６− そこで本発明者らは上記従来技術の欠点を克服し、地発
色のｔｌとんどない感熱記録材料を簡単な操作で入手す
べく鋭意研究を重ねた。その結果、感熱組成物にキレー
ト化合物を存在せしめることによシ目的を達成しうろこ
とを見出した。また。
このように感熱組成物中にキレート化合物を存在せしめ
ると共に、結合剤としてアニオン基含有ポリビニルアル
コールを用いることおよび／あるいは形成した感熱層の
表面をポリビニルアルコールで被覆することにより、さ
らに効果的に地発色を防止できることを見出した。本発
明はこれらの知見に基いて完成したものである。
ると共に、結合剤としてアニオン基含有ポリビニルアル
コールを用いることおよび／あるいは形成した感熱層の
表面をポリビニルアルコールで被覆することにより、さ
らに効果的に地発色を防止できることを見出した。本発
明はこれらの知見に基いて完成したものである。
すなわち本発明は、有機酸金属塩系発色剤およびフェノ
ール系顕色剤を結合剤中に分散してなる組成物にて形成
された感熱層を有する感熱記録材料において、前記組成
物中にキレート化合物を存在せしめることを特徴とする
地発色を防止した感熱記録材料を提供するものであり、
また、との組成物中にキレート化合物を存在せしめると
共に、＋１）結合剤としてアニオン基を含むポリビニル
アルコールを用いること、（２）感熱層表面をポリビニ
ルアルコールで被覆すること、あるいは（３）結合剤と
してアニオン基を含むポリビニルアルコールヲ用い、か
つ感熱層表面をポリビニルアルコールで被覆することを
特徴とする地発色を防止した感熱記録材料を提供するも
のである。
ール系顕色剤を結合剤中に分散してなる組成物にて形成
された感熱層を有する感熱記録材料において、前記組成
物中にキレート化合物を存在せしめることを特徴とする
地発色を防止した感熱記録材料を提供するものであり、
また、との組成物中にキレート化合物を存在せしめると
共に、＋１）結合剤としてアニオン基を含むポリビニル
アルコールを用いること、（２）感熱層表面をポリビニ
ルアルコールで被覆すること、あるいは（３）結合剤と
してアニオン基を含むポリビニルアルコールヲ用い、か
つ感熱層表面をポリビニルアルコールで被覆することを
特徴とする地発色を防止した感熱記録材料を提供するも
のである。
本発明の感熱記録材料において、支持体上に形成する感
熱層は、基本的には有４！＆酸金属塩系発色剤およびフ
ェノール系顕色剤を結合剤中に分散した組成物によって
構成される。この感熱組成物は。
熱層は、基本的には有４！＆酸金属塩系発色剤およびフ
ェノール系顕色剤を結合剤中に分散した組成物によって
構成される。この感熱組成物は。
従来から広く用いられているものであシ、本発明では特
に制限はなく各種のものを用いることができる。従って
、ここで用いる有機酸金属塩系発色剤としても様々なも
のがあシ、使用目的等に応じて適宜選定すればよい。具
体的にはステアリン酸第二鉄、ミリスチン酸第二鉄、パ
ルミチン酸ニッケル、ステアリン酸銀、ベヘニン酸銀、
ステアリン酸銀、ペラルイン酸第二鉄などの高級脂肪酸
金属塩を好適なものとしてあけることができるが、これ
らに限定されるものではない。
に制限はなく各種のものを用いることができる。従って
、ここで用いる有機酸金属塩系発色剤としても様々なも
のがあシ、使用目的等に応じて適宜選定すればよい。具
体的にはステアリン酸第二鉄、ミリスチン酸第二鉄、パ
ルミチン酸ニッケル、ステアリン酸銀、ベヘニン酸銀、
ステアリン酸銀、ペラルイン酸第二鉄などの高級脂肪酸
金属塩を好適なものとしてあけることができるが、これ
らに限定されるものではない。
一方、フェノール系顕色剤についても、様々なものが使
用可能であり、％に制限はなく、用いる上記の有機酸金
属塩系発色剤の種類等に応じて適宜選定すればよい。具
体的には、タンニン、没食子酸、没食子酸メチル、没食
子酸エチル、没食子酸フロビル、没食子酸ラウリル、ピ
ロガロール。
用可能であり、％に制限はなく、用いる上記の有機酸金
属塩系発色剤の種類等に応じて適宜選定すればよい。具
体的には、タンニン、没食子酸、没食子酸メチル、没食
子酸エチル、没食子酸フロビル、没食子酸ラウリル、ピ
ロガロール。
ジフェニルカルバジド等を好適なものとしてあげること
ができるが、とわらに限定されるものではない。
ができるが、とわらに限定されるものではない。
本発明では、上述の発色剤および顕色剤を分散せしめる
結合剤として、通常は水溶性結合剤が用いられ、具体的
にはヒドロキシエチルセルロース。
結合剤として、通常は水溶性結合剤が用いられ、具体的
にはヒドロキシエチルセルロース。
でんぷん、各種変性でんぷん、メチルセルロース。
？リビニルアルコール、アラビアデム、ゼラチン。
ポリアクリル酸共重合体、スチレン−無水マレイン酸共
重合体などが好適に用いられる。
重合体などが好適に用いられる。
また本発明においては、上述の発色剤および顕色剤を結
合剤中に分散して得た感熱組成物中にキレ４−ト化合物
を存在せしめることが必要である。
合剤中に分散して得た感熱組成物中にキレ４−ト化合物
を存在せしめることが必要である。
このキレート化合物は、地発色の防止に非常に効＝ ９
− 末的に作用し、とれを感熱層を構成する組成物中に存在
せしめれは、長期間保存しても地発色の＃１とんど生し
ない感熱記録材料が得られる。ここで使用することので
きるキレート化合物としては各種のものがあり、特に制
限はないが、要するに感熱組成物中の有機酸金属塩系発
色剤に配位して安定度の高い錯体を形成するものであれ
ばよい。具体的にはエチレンジアミン四酢酸ＣＥＤＴＡ
） 、ニトロソ三酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢
酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、エチルエーテ
ルジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸。
− 末的に作用し、とれを感熱層を構成する組成物中に存在
せしめれは、長期間保存しても地発色の＃１とんど生し
ない感熱記録材料が得られる。ここで使用することので
きるキレート化合物としては各種のものがあり、特に制
限はないが、要するに感熱組成物中の有機酸金属塩系発
色剤に配位して安定度の高い錯体を形成するものであれ
ばよい。具体的にはエチレンジアミン四酢酸ＣＥＤＴＡ
） 、ニトロソ三酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢
酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、エチルエーテ
ルジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸。
ジヒドロキシエチルグリシンあるいはこれらの塩類（例
えばナトリウム塩）などをあげることができ、そのうち
％Ｋ ＥＤＴＡおよびそのナトリウム塩が好ましい。な
お、このキレート化合物の添加率は、用いる有機酸金属
塩系発色剤およびフェノール系顕色剤の種類によシ異な
漫、一義的に定めることはできないが、一般的には感熱
組成物中の有機酸金属塩系発色剤に対してＳ〜３０Ｍ量
％とすればよ＜、Ｗに好ましくは７０〜２５重新％であ
る。
えばナトリウム塩）などをあげることができ、そのうち
％Ｋ ＥＤＴＡおよびそのナトリウム塩が好ましい。な
お、このキレート化合物の添加率は、用いる有機酸金属
塩系発色剤およびフェノール系顕色剤の種類によシ異な
漫、一義的に定めることはできないが、一般的には感熱
組成物中の有機酸金属塩系発色剤に対してＳ〜３０Ｍ量
％とすればよ＜、Ｗに好ましくは７０〜２５重新％であ
る。
本発明において、感熱層を構成する感熱組成物は、上述
の発色剤および顕色剤を結合剤に分散させると共に、キ
レート化合物を添加することによシ得られるが、この場
合１分散粒子はが−ルミルなどの粉砕機によりできるだ
け小さな粒子、具体的には数ミクロン以下の粒子径にな
るまで粉砕することが好ましい。また、粉砕助剤として
分散剤。
の発色剤および顕色剤を結合剤に分散させると共に、キ
レート化合物を添加することによシ得られるが、この場
合１分散粒子はが−ルミルなどの粉砕機によりできるだ
け小さな粒子、具体的には数ミクロン以下の粒子径にな
るまで粉砕することが好ましい。また、粉砕助剤として
分散剤。
消泡剤などの活性剤を所望によシ用いることができ、さ
らに増白剤、ワックス、タルク、クレー。
らに増白剤、ワックス、タルク、クレー。
でんぷんなどを加えることもできろう
本発明では上述の組成物を支持体上に塗工して感熱層を
形成するに際しては、上記各成分を水に分散せしめて感
熱剤塗液とし、これを塗布あるいは含浸せしめることに
より行なう。ここで上記組成物を塗工すべき支持体とし
ては紙が一般的であるが１合成樹脂フィルム、織布シー
トなども用いることができる。
形成するに際しては、上記各成分を水に分散せしめて感
熱剤塗液とし、これを塗布あるいは含浸せしめることに
より行なう。ここで上記組成物を塗工すべき支持体とし
ては紙が一般的であるが１合成樹脂フィルム、織布シー
トなども用いることができる。
かくして得られる本発明の感熱記録材料は、長期間保存
しても地発色がはとんどなく、−！たサーマルプリンタ
ー等で印字した場合に１発色感度が非常に良好なものと
なる。
しても地発色がはとんどなく、−！たサーマルプリンタ
ー等で印字した場合に１発色感度が非常に良好なものと
なる。
また本発明では、地発色の防止をよシ効果的にするため
に、上述の組成物中の結合剤としてアニオン基を含むポ
リビニルアルコールを用いることができる。このアニオ
ン基を含むポリビニルアルコールは、ポリ−ニルアルコ
ールに様々な処理を施すととによって得られ、たとえば
酢酬等の弱酸あるいは酢酸塩、さらには硫酸等の強酸に
て処理して得られるが、特に酢酸あるいは酢ｒＩＩ塩に
て処理して得られる酸変性ポリビニルアルコールが好ま
しい。
に、上述の組成物中の結合剤としてアニオン基を含むポ
リビニルアルコールを用いることができる。このアニオ
ン基を含むポリビニルアルコールは、ポリ−ニルアルコ
ールに様々な処理を施すととによって得られ、たとえば
酢酬等の弱酸あるいは酢酸塩、さらには硫酸等の強酸に
て処理して得られるが、特に酢酸あるいは酢ｒＩＩ塩に
て処理して得られる酸変性ポリビニルアルコールが好ま
しい。
このように結合剤として酸変性ポリビニルアルコールの
ようカアニオン基を含むポリビニルアルコールを用いる
と以下の■〜■の如き効果を奏することができる。
ようカアニオン基を含むポリビニルアルコールを用いる
と以下の■〜■の如き効果を奏することができる。
■ 上記の発色剤および顕色剤を機紐粒子に分散する際
、凝集を起すととなく容易に分散することができる。
、凝集を起すととなく容易に分散することができる。
■ 上記の発色剤および顕色剤のそれぞれの分散液を混
合した際に、液が発色したシ、粘度が高くなったシする
おそれがない。
合した際に、液が発色したシ、粘度が高くなったシする
おそれがない。
■ 感熱組成物の塗液を記録紙等の支持体に塗工して長
時間経過しても、地発色を生じたり、印字部分が退色し
たシするおそれがない。
時間経過しても、地発色を生じたり、印字部分が退色し
たシするおそれがない。
■ 得られる感熱記録紙にサーマルプリンター等で印字
した場合、発色感度が良好となる。
した場合、発色感度が良好となる。
上記効果のうち■、■については組成物中にキレート化
合物を存在させることによって得ることができるが、結
合剤としてアニオン基を含むポリビニルアルコールを用
いると、一層すぐれたものとなる。
合物を存在させることによって得ることができるが、結
合剤としてアニオン基を含むポリビニルアルコールを用
いると、一層すぐれたものとなる。
また本発明では、上述のキレート化合物を存在せしめた
感熱組成物を用いて支持体上に形成した感熱層の表面を
ポリビニルアルコールで被覆することによっても、地発
色の防止効果を一層高めることができる。さらに、結合
剤として前記のアニオン基含有ポリビニルアルコールを
用い、同時に形成した感熱層の表面をポリビニルアルコ
ールで被覆すれば、地発色の防止はｆ’ｌ ｆ！完全に
達成される。ここで用いられるポリビニルアルコールと
しては各種のものがあるが、通常はケン節度７０モル％
以上のものがよく、具体的には無変性のポリビニルアル
コールの雌か、酸変性ポリビニルアルコール、窒素変性
ポリビニルアルコールをはじめとする各種変性ポリビニ
ルアルコールをあげることができる。このポリビニルア
ルコールで感熱層表面を被覆するにあたっては、支持体
上に感熱剤塗液を塗工し、形成した感熱層を充分に乾燥
した後に、その上からポリビニルアルコールの水溶液を
塗工すれによい。
感熱組成物を用いて支持体上に形成した感熱層の表面を
ポリビニルアルコールで被覆することによっても、地発
色の防止効果を一層高めることができる。さらに、結合
剤として前記のアニオン基含有ポリビニルアルコールを
用い、同時に形成した感熱層の表面をポリビニルアルコ
ールで被覆すれば、地発色の防止はｆ’ｌ ｆ！完全に
達成される。ここで用いられるポリビニルアルコールと
しては各種のものがあるが、通常はケン節度７０モル％
以上のものがよく、具体的には無変性のポリビニルアル
コールの雌か、酸変性ポリビニルアルコール、窒素変性
ポリビニルアルコールをはじめとする各種変性ポリビニ
ルアルコールをあげることができる。このポリビニルア
ルコールで感熱層表面を被覆するにあたっては、支持体
上に感熱剤塗液を塗工し、形成した感熱層を充分に乾燥
した後に、その上からポリビニルアルコールの水溶液を
塗工すれによい。
このようにして得られる本発明の感熱記録材料は、地発
色かはとんとなく、しかも印字の際の発色感度が良好で
あるため、感熱記録計、感熱ファクシミリ、感熱複写機
などの用紙として幅広く、かつ有効に利用することがで
きる。
色かはとんとなく、しかも印字の際の発色感度が良好で
あるため、感熱記録計、感熱ファクシミリ、感熱複写機
などの用紙として幅広く、かつ有効に利用することがで
きる。
さらに本発明の感熱記録材料は、ロイコ化合物等を用い
た感熱記録紙と比べて、可視および近赤外領域での吸収
特性が良好であるため、光学的読取装置（０ＣＲ）で読
み取ることができる。したがって、この特徴を生かして
ＯＣＲ用の各種材料、例えば鉄道の自動改札用切符、遊
園地等の回数券、駐車場の駐車券などに利用することも
できる。
た感熱記録紙と比べて、可視および近赤外領域での吸収
特性が良好であるため、光学的読取装置（０ＣＲ）で読
み取ることができる。したがって、この特徴を生かして
ＯＣＲ用の各種材料、例えば鉄道の自動改札用切符、遊
園地等の回数券、駐車場の駐車券などに利用することも
できる。
次に本発明を実施例によ勺さらに詳しく説明する。
実施例／
まずステアリン酸第二鉄２０？、ヒドロキシエチルセル
ロースの７０％水溶液ｔａｏｙ、陰イオン型界面活性剤
（ラウリル硫酸ナトリウム）θ０２２およびＥＤＴＡの
５％水溶液２０？よりなるＡ液。
ロースの７０％水溶液ｔａｏｙ、陰イオン型界面活性剤
（ラウリル硫酸ナトリウム）θ０２２およびＥＤＴＡの
５％水溶液２０？よりなるＡ液。
没食子酸１０１およびヒドロキシエチルセルロースの１
０％水溶液１０９よりなるＢ液、ならびに濃度３０％の
ワックスエマルジョンＳＯｖよシなるＣ液をそれぞれ調
製した。
０％水溶液１０９よりなるＢ液、ならびに濃度３０％の
ワックスエマルジョンＳＯｖよシなるＣ液をそれぞれ調
製した。
次いで、上記Ａ液、Ｂ液をそれぞれ別々にボールミルを
用いて２日間粉砕して充分に分散し、しかる後にＡ液、
Ｂ液およびＣ液を混合して感熱塗液を得た。
用いて２日間粉砕して充分に分散し、しかる後にＡ液、
Ｂ液およびＣ液を混合して感熱塗液を得た。
続いてこの感熱塗液を、約７時間放置した後。
−紋紙に乾燥稜の感熱層の塗工量が約９１７ｍ２となる
ように塗工して感熱記録紙を得た。この感熱記録紙の地
発色濃度をマクベス濃度計にて測定した。結果を第１表
に示す。
ように塗工して感熱記録紙を得た。この感熱記録紙の地
発色濃度をマクベス濃度計にて測定した。結果を第１表
に示す。
実施例２
実施例／において、Ａ液中のＥＤＴＡの３％水溶液の量
を、２０１から・り０２に代えたこと以外は実施例／と
同様の操作を行なった。結果を第１表に示す。
を、２０１から・り０２に代えたこと以外は実施例／と
同様の操作を行なった。結果を第１表に示す。
実施例３
実施例コにおいて、Ｂ液として没食子酸１０２゜ヒドロ
キシエチルセルロースの１０％水溶液／。
キシエチルセルロースの１０％水溶液／。
ＶおよびＥＤＴＡの５％水溶液２ｏグよシなる液を用い
たこと以外は実施例コと同様の操作を行なった。結果を
第１表に示す。
たこと以外は実施例コと同様の操作を行なった。結果を
第１表に示す。
実施例ダ
実施例３において、Ａ液、Ｂ液、Ｃ液にさらにＥＤＴＡ
／ ｔを加えて感熱塗液を得た以外は実施例３と同様
の操作を行なった。結果を第１表に示す。
／ ｔを加えて感熱塗液を得た以外は実施例３と同様
の操作を行なった。結果を第１表に示す。
またこの感熱記録紙の発色特性をマクベス濃度計にて測
定した。その結果を第２表に示す。
定した。その結果を第２表に示す。
実施例Ｓ
実施例３において、Ａ液、Ｂ液、Ｃ液にさらにＥＤＴＡ
２ ｆを加えて感熱塗液を得た以外は実施例３と同様
の操作を行なった。結果を第１表に示す。
２ ｆを加えて感熱塗液を得た以外は実施例３と同様
の操作を行なった。結果を第１表に示す。
比較例／
まずステアリン酸第二鉄λθり、ヒドロキシエチルセル
四−スの１０％水溶液ｌＩ０？、 隘イオン中 型界面活性剤（ラウリル硫酸す） ＩＪウム）θｏ２お
よび水グθ２よシなるＡ液、没食子酸１０ｆ’。
四−スの１０％水溶液ｌＩ０？、 隘イオン中 型界面活性剤（ラウリル硫酸す） ＩＪウム）θｏ２お
よび水グθ２よシなるＡ液、没食子酸１０ｆ’。
ヒドロキシエチルセルロースの１０％水溶液および水２
０１よりなるＢ液、ならびに濃度３ｏ％のワックスエマ
ルジョン５０１よシなるＣ液をそれぞれ調製した。以下
は実施例／と同様の操作を行ない、得られた感熱記録紙
の地発色濃度を測定した。結果を第１表に示す。また、
この感熱記録紙の発色特性をマクベス濃度計にて測定し
た。その結果を第２表に示す。
０１よりなるＢ液、ならびに濃度３ｏ％のワックスエマ
ルジョン５０１よシなるＣ液をそれぞれ調製した。以下
は実施例／と同様の操作を行ない、得られた感熱記録紙
の地発色濃度を測定した。結果を第１表に示す。また、
この感熱記録紙の発色特性をマクベス濃度計にて測定し
た。その結果を第２表に示す。
１／
第 ／ 表
＄１ ステアリン酸第二鉄に対する１舊・％。
′＄２ 温度３０℃、相対湿度９０％の雰囲気中で保存
。
。
第 ２ 表
なお上記第２表は、スタンプ式発色機を用い。
接触圧／ Ｊｔ９／ｃｍ２．接触時間０５秒の条件で発
色させたときの結果である。
色させたときの結果である。
実施例６
ｉｆステアリン酸酸第銑鉄２０？アニオン基含有ポリビ
ニルアルコール（日本合成化学（株）製。
ニルアルコール（日本合成化学（株）製。
Ｔ−３３θＨ）の１０％水溶液１１０ｆ、陰イオン型界
面活性剤（ラウリル硫酸ナトリウム）θ０ユ２およびＥ
ＤＴＡの３％水溶液１１０１よりなるＡ液。
面活性剤（ラウリル硫酸ナトリウム）θ０ユ２およびＥ
ＤＴＡの３％水溶液１１０１よりなるＡ液。
没食子酸１０２．アニオン基含有ポリビニルアルコール
（日本合成化学（株）製、Ｔ−３３０，Ｈ＞の１０％水
溶液１０９およびＥＤＴＡの５％水溶液２０１よシなる
Ｂ液、ならびに濃度３０％のワックスエマルジョン３０
９よりなるＣ液をそれぞれ調製した。
（日本合成化学（株）製、Ｔ−３３０，Ｈ＞の１０％水
溶液１０９およびＥＤＴＡの５％水溶液２０１よシなる
Ｂ液、ならびに濃度３０％のワックスエマルジョン３０
９よりなるＣ液をそれぞれ調製した。
次いで、上記Ａ液、Ｂ液をそれぞれ別々にボールミルを
用いて２日間粉砕して充分に分散し、しかる後にＡ液、
Ｂ液、Ｃ液およびＥＤＴＡ ／ ｆを加えて混合し、感
熱塗液を得た。
用いて２日間粉砕して充分に分散し、しかる後にＡ液、
Ｂ液、Ｃ液およびＥＤＴＡ ／ ｆを加えて混合し、感
熱塗液を得た。
続いてこの感熱塗液を、約７時間放置した後、−絞紙に
乾燥後の感熱層の塗工量が約ｑｔ／ｍ２となるように塗
工して感熱記録紙を得た。この感熱記録紙の地発色濃度
をマクベス濃度計にて測定した。その結果、発色性およ
び塗膜の強度はいずれも非常に良好であシ、捷た地発色
テストは塗工直接でθ／Ｓ、／箇月経過後（温度３０°
Ｃ１相対湿度ｑＯ％の雰囲気中で保存。）でθ２Ｓであ
った。
乾燥後の感熱層の塗工量が約ｑｔ／ｍ２となるように塗
工して感熱記録紙を得た。この感熱記録紙の地発色濃度
をマクベス濃度計にて測定した。その結果、発色性およ
び塗膜の強度はいずれも非常に良好であシ、捷た地発色
テストは塗工直接でθ／Ｓ、／箇月経過後（温度３０°
Ｃ１相対湿度ｑＯ％の雰囲気中で保存。）でθ２Ｓであ
った。
実施例７
実施例グで得られた感熱記録紙を充分に乾燥した後、こ
の記録紙の感熱層上部に、ポリビニルアルコール（日本
合成化学（株）製、ゴセノールＮＨ−／ ｇ ）のｉｏ
％水溶液を、乾燥後の塗工ｌがｌｌ１７ｍ２となるよう
に塗工した。
の記録紙の感熱層上部に、ポリビニルアルコール（日本
合成化学（株）製、ゴセノールＮＨ−／ ｇ ）のｉｏ
％水溶液を、乾燥後の塗工ｌがｌｌ１７ｍ２となるよう
に塗工した。
このようにして得られた感熱記録紙、すなわち感熱層を
ポリビニルアルコールで被覆した感熱記録紙について、
マクベス濃度計を用いて地発色テストを行なった。結果
を第３表に示す。
ポリビニルアルコールで被覆した感熱記録紙について、
マクベス濃度計を用いて地発色テストを行なった。結果
を第３表に示す。
実施例ｇ
実施例７においてポリビニルアルコールの乾燥後の塗工
量をグ２／ｍ２からｇｆ／／ｍ２に変えたこと以外は、
実施例７と同様の操作を行なった。地発色テストの結果
を第３表に示す。
量をグ２／ｍ２からｇｆ／／ｍ２に変えたこと以外は、
実施例７と同様の操作を行なった。地発色テストの結果
を第３表に示す。
第 ３ 表
中 温度３０°Ｃ２相対湿度ｑＯ％の雰囲気中で保存。
実施例ヲ
実施例６で得られた感熱記録紙を充分に乾燥した後、こ
の記録紙の感熱層−上部に、ポリビニルアルコール（日
本合成化学（株）製、♂セノールＮＨ−／ ｇ ）の７
０％水溶液を、乾燥後の塗工量がｌｌ９７ｍ２となるよ
うに塗工した。
の記録紙の感熱層−上部に、ポリビニルアルコール（日
本合成化学（株）製、♂セノールＮＨ−／ ｇ ）の７
０％水溶液を、乾燥後の塗工量がｌｌ９７ｍ２となるよ
うに塗工した。
このようにして得られた感熱記録紙、すなわち感熱層を
ポリビニルアルコールで被覆した感熱記録紙について、
マクベス濃度計を用いて地発色テ ２１− ストを行なった。結果を第り表に示す。
ポリビニルアルコールで被覆した感熱記録紙について、
マクベス濃度計を用いて地発色テ ２１− ストを行なった。結果を第り表に示す。
実施例１０
実施例９においてポリビニルアルコールの乾燥後の塗工
量を４ｔｔ／ｍ２からｇ ｆ ／ ｍ２に変えたこと以
外は、実施例９と同様の操作を行なった。地発色テスト
の結果を第１表に示す。
量を４ｔｔ／ｍ２からｇ ｆ ／ ｍ２に変えたこと以
外は、実施例９と同様の操作を行なった。地発色テスト
の結果を第１表に示す。
第 ダ 表
傘 温度３００Ｇ、相対湿度９０％の雰囲気中で保存。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 （１）有機酸金属塩ｆ系発色剤およびフェノール系顕色
剤を結合剤中に分散してなる組成物にて形成された感熱
層を有する感熱記録材料において、前記組成物中にキレ
ート化合物を存在せしめることを特徴とする地発色を防
止した感熱記録材料。 （２） キレート化合物が、エチレンジアミン四酢酸
。 ニトロソ三酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸。 グリコールエーテルジアミン西酢酸、エチルエーテルジ
アミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、ジヒドロ
キシエチルグリシンまたはとれらの塩類である特許請求
の範囲第１項記載の感熱記録材料。 （３） キレート化合物を、有機酸金属塩系発色剤に
対して５〜３０重量％存在せしめる特許請求の範囲第１
項記載の感熱記録材料。 （４） 有機酸金属塩系発色剤およびフェノール系顕
色剤を結合剤中に分散してなる組成物にて形成された感
熱層を有する感熱記録材料において、前記組成物中にキ
レート化合物を存在せしめると共に、結合剤としてアニ
オン基を含むポリビニルアルコールを用いることを特徴
とする地発色を防止した感熱記録材料。 （５）キレート化合物が、エチレンジアミン西酢酸。 ニトロソ三酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸。 グリコールエーテルジアミン四酢酸、エチルエーテルジ
アミン四酢酷、ジエチレントリアミン五酢酸、ジヒドロ
キシエチルグリシンまたはこれらの塩類である特許請求
の範囲第７項記載の感熱記録材料。 （６） キレート化合物を、有機酸金属塩系発色剤に
対してＳ〜３０重ｆｔ％存在せしめる特許請求の範囲第
ダ項記載の感熱記録材料。 （７）アニオン基を含むポリビニルアルコールが、酢酸
あるいは酢醗塩で変性された酸変性ポリビニルアルコー
ルである特許請求の範囲第グ項記載の感熱記録材料。 （８）有機酸金属塩系発色剤およびフェノール系顕色剤
を結合剤中に分散してなる組成物にて形成された感熱層
を有する感熱記録材料において、前記組成物中にキレー
ト化合物を存在せしめると共に。 前記感熱層表面をポリビニルアルコールで被覆すること
を特徴とする地発色を防止した感熱記録材料。 （９） キレート化合物が、エチレンジアミン四酢酸
。 ニトロソ三酢酸２シクロヘキサンジアミン四酢酸。 グリコールエーテルジアミン四酢酸、エチルエーテルジ
アミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、ジヒドロ
キシエチルグリシンまたけこれらの塩類である特許請求
の範囲第ｇ項記載の感熱記録材料。 （樽 キレート化合物を、有機酸金属塩系発色剤に対し
てＳ〜３０ ｋｌ！％存在せしめる特許請求の範囲第ｇ
項記載の感熱記録材料。 （１１） 感熱層表面を被覆するポリビニルアルコー
ルが、ケン測度７０モル％以上の無変性ポリビニルアル
コールあるいは変性ポリビニルアルコールテある特許請
求の範囲第ｇ項記載の感熱記録材料。 （呻 有機酸金属塩系発色剤およびフェノール系顕色剤
を結合剤中に分散してなる組成物にて形成された感熱層
を有する感熱記録材料において、前記組成物中にキレー
ト化合物を存在せしめると共に、結合剤としてアニオン
基を含むポリビニルアルコールを用い、かつ前記感熱層
表面をポリビニルアルコールで被覆することを特徴とす
る地発色を防止した感熱記録材料。 （１３１キレート化合物が、エチレンジアミン四酢醜。 ニトロソ三酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸。 グリコールエーテルジアミン西酢酸、エチルエーテルジ
アミン西酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、ジヒドロ
キシエチルグリシンまたはこれらの塩類である特許請求
の範囲第１２項記載の感熱記録材料。 （１荀 キレート化合物を、有機酸金属塩系発色剤に
対して５〜３０重月％存在せしめる特許請求の範囲第１
−項記載の感熱記録材料。 （１υ アニオン基を含むポリビニルアルコールが。 酢酸あるいは酢酸塩で変性された醗変性ポリビニルアル
コールである特許請求の範囲第７２項記載の感熱記録材
料。 （１１感熱層表面を被覆するポリビニルアルコールが、
ケン測度７０モル％以上の無変性ポリビニルアルコール
あるいは変性ポリビニルアルコールである特許請求の範
囲第７２項記載の感熱記録材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57119922A JPS5911288A (ja) | 1982-07-12 | 1982-07-12 | 地発色を防止した感熱記録材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57119922A JPS5911288A (ja) | 1982-07-12 | 1982-07-12 | 地発色を防止した感熱記録材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5911288A true JPS5911288A (ja) | 1984-01-20 |
| JPH0229035B2 JPH0229035B2 (ja) | 1990-06-27 |
Family
ID=14773493
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57119922A Granted JPS5911288A (ja) | 1982-07-12 | 1982-07-12 | 地発色を防止した感熱記録材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5911288A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06286323A (ja) * | 1992-03-12 | 1994-10-11 | Honshu Paper Co Ltd | 感熱記録体 |
| JP2015134425A (ja) * | 2014-01-16 | 2015-07-27 | 王子ホールディングス株式会社 | 感熱記録体 |
| EP3219506A1 (en) * | 2016-03-17 | 2017-09-20 | Ricoh Company, Ltd. | Thermosensitive recording materials containing chelating agents |
-
1982
- 1982-07-12 JP JP57119922A patent/JPS5911288A/ja active Granted
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06286323A (ja) * | 1992-03-12 | 1994-10-11 | Honshu Paper Co Ltd | 感熱記録体 |
| JP2015134425A (ja) * | 2014-01-16 | 2015-07-27 | 王子ホールディングス株式会社 | 感熱記録体 |
| EP3219506A1 (en) * | 2016-03-17 | 2017-09-20 | Ricoh Company, Ltd. | Thermosensitive recording materials containing chelating agents |
| CN107199794A (zh) * | 2016-03-17 | 2017-09-26 | 株式会社理光 | 含有螯合剂的热敏记录材料 |
| EP3287292A1 (en) * | 2016-03-17 | 2018-02-28 | Ricoh Company, Ltd. | Thermosensitive recording materials containing chelating agents |
| US10118427B2 (en) | 2016-03-17 | 2018-11-06 | Ricoh Company, Ltd. | Thermosensitive recording materials containing chelating agents |
| CN107199794B (zh) * | 2016-03-17 | 2019-08-06 | 株式会社理光 | 含有螯合剂的热敏记录材料 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0229035B2 (ja) | 1990-06-27 |
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