JPS58136493A - 感熱記録紙 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はロイコ系の感熱記録紙、殊に、ラベルシートと
−して好適な感熱記録紙に関するものである。

近年、スーパーマーケット等のＰＯＳりｐｏｊｎｔ　ｏ
ｆｓａｌｅｓ）システム化及び工業用並びに商業用の在
庫管理管において、バーコードシステムが広く採用さえ
るようになってきている。このバーコードシステムにお
ける印字方式として感熱印字方式の採用が強く要望され
ているが、その理由は、メインテナンスの簡便さや、ハ
ードのコストが安価である等の点に在る。しかしながら
、ロイコ系の感熱記録紙の場合、スーパーマーケット等
で使用されている塩ビフィルム等のプラスチックフィル
ムに含まれる可塑剤（ＤＯＰνＤＯＡ等）や、水等と接
触す　　　□ると、印字部（発色部）が消色するという
欠点を有する。本発明者らは、その欠点の改良のために
、感熱記録紙の表面に水溶性樹脂等の高分子物質の保護
層を設けて感熱記録紙の表面を水や可塑剤の作用から保
護することや、顕色剤としで耐水性及び耐薬品性の高い
顕色剤を用いることなどを提案しできた。

しかしながら、表面に保護層を設けた感熱紙の場合、保
護層を設けたことにより、感熱記録紙表向への熱伝達性
が低下し、プリンターで印字する際に高エネルギーを要
するという問題が発生した。

本発明者らは、この問題を解決すべく鋭意研究を重ねた
結果、特別に選択された２種の化合物を顕色剤として用
いる時に、耐水性及び保存性と共に熱発色性においでも
著しくすぐれ、保護層を有していても加熱印字に対して
充分な高感度を有する感熱記録紙が得られることを見出
し、本発明を完成するに到った。

即ち、本発明によれば、ロイコ染料と該ロイコ染料に対
する顕色剤を含有し、表面に保護層を有する感熱発色層
を支持体上に設けた感熱記録紙において、下記化学式（
＋）及び（ＩＩ）で表わされる構造の２棟の物質を前記
顕色剤として用いることを特徴とする感熱記録紙。

（３Ｈ３ 本発明の感熱記録紙は、表面に保護層を有するために水
や薬品に対する安定性が良く、その上、保護層を有する
にもかかわらず加熱印字に対して充分な熱感度を有する
という特徴を有し、さらに、高温高湿時の地肌カブリの
点でも著しく優れている。従って、本発明の感熱記録紙
はラベル７−トとして極めて優れたものである。

本発明で顕色剤成分としで用いる化学式（【）で示され
るビスフェノール化合物と式（Ｉｔ）で示されるチオエ
ーテル化合物との重量比は、９：ｌ〜３ニアの範囲にす
るのがよい。

本発明で用いるロイコ染料としては、慣用のトリノ、エ
ニルメタン系、フルオラン系、フェッチアレン系、オー
ラミン系、スピロピラン系のものが好ましく適用される
。これらのロイコ染料の具体例を以下に示す。

３ツ３−ビス（ｐ−ジメチルアミノフェニル）−フタリ
ド ３ツ３−ビス（ｐ−ジメチルアミノフェニル）−６−シ
メチルアミノフタリド（別名クリスタルバイオレットラ
クトン） ３ツ３−ビス（ｐ−ジメチルアミノフェニル）−６−ジ
エチルアミノフェニル ３ｓ３−ビス（ｐ−ジメチルアミノフェニル）−６−ク
ロルフタリド ３ν３−ビス（ｐ−ジプチルアミ／　７　工、：　＃　
）フタリド ３−シクロヘキシルアミノ−６−クロルフルオラン ３−（ＮνＮ−ジエチルアミノ）−５−）チに−　７　
−　（　Ｎ　ｓ　Ｎ−ジベンジルアミノ）フルオラン ３−ジメチルアミノ−５ファージメチルフルオラン ３−ジエチルアミノ−７−メチルフルオラン３−ジエチ
ルアミン−７２８−ペンズフルオラ３ージエチルアミノ
−６−メチル−７−クロルフルオラン ３−ピロリジノ−６−メチル−７−アニリノフルオラン ２−（Ｎ−（３’−４リフルオルメチルフエニル）アミ
ン）−６ージ千チルアミノフルオラン”ｌ　−　（　３
　、６ービス（ジエチルアミノ）−〇−（０−クロルア
ニリノ）キサンチル安息香酸ラクタム） ３　−　（　２’−ヒドロキシ−４７−シメチルアミノ
フエニル）　−３　−　（　２’−メトキシ−５７−ク
ロルフェニル）フタリド ３　−　（　２’−ヒドロキシ−４′−ジメチルアミノ
フェニル）ａ　　（　２／−メトキシ−５′−ニトロフ
ェニル）フタリド ａ　−　（　２’−ヒドロキシ−４′−ジエチルアミノ
フェニル）−３−（２′−メトキシ−５′−メチルフェ
ニル）フタリド ａ　−　（　２’−メトキシ−４′−ジメチルアミノフ
エニル）　−３−（２’−ヒドロキシ−４′−クロル−
５’−メｆルフェニル）フタリド。

本発明においては、前記成分の他、この種ロイコ系の感
熱記録材料に慣用されている糧々の添加剤を用いること
ができる。例えば、感熱発色層成分を支持体に強く結着
させるために、ポリビニルアルコール、メチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド
、ポリアクリル酸、デンプン、デンプン誘導体、ゼラチ
ン、スチレン−無水マレイン酸共重合体、インブチレン
−無水マレイン酸共重合体などのような水溶性の°もの
、あるいはポリスチレン、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、ポリブチルメタクリレート、５ＢＦＬラテツクス
、スチレン−アクリル酸エステルなどのような水性エマ
ルジョンのものを結着剤として用いることができる。

また、感熱発色層中にはＪ必要に応じ、さらに慣用の補
助添加剤、例えば、増白、筆記性向上のために炭酸カル
シュラム、クレー、タルク、酸化亜鉛、ポリスチレンピ
グメント、尿素−ホルマリン樹脂ピグメント等の無機右
横顔料や、ヘッドマツチング性向上のために、ポリエチ
レンワックス、パラフィンワックス、カルナバワックス
、モンタンワックス、高級脂肪酸金属塩等のワックス類
、更には界面活性剤等の添加も可能である。

本発明においては、感熱発色層の表面には、保護層を設
けるが、この保護層は一般に水溶性高分子で形成され、
この場合の水溶性高分子としては、例えば、ポリビニル
アルコール、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、デンプン及びそ
の誘導体、カゼイン、アルギン酸ソーダ、ポリビニルピ
ロリド／、ポリアクリルアマイド、スチレン−マレイン
酸共重合体等を挙げることができる。なお、保護層の耐
水性及びサーマルヘッドとのマツチング性を向上させる
目的で、熱硬化性有機フィラー物質、ワックス等を保護
層中に含有させることができる。

保護層の厚みは通常１−１０μ、好ましくは２〜５μで
ある。また、この保護層は、別に、支持体の表面及び／
又は裏面に設けることもできる。

本発明の感熱記録紙を製造するには、通常知られている
方法音用いることができる。即ち、ロイコ染料、顕色剤
、結合剤、充填剤及びその他の添加剤を単独で又はロイ
コ染料以外はそれぞれ混合して、ポリビニルアルコール
等の保護コロイド物質、界面活性剤等と共に水性媒体中
に加えて、ボールミル、アトライター、サンドミルなど
の分散機にて粉砕、分散する。次に、各分散液を混合し
て感熱発色層塗液を調製し、これを紙、合成紙、プラス
チックフィルムなどの支持体上に塗布し、乾燥する。次
に、このようにして支持体上に形成された感熱発色層の
表面に水溶性高分子溶液を塗布し、乾燥して保護層を形
成する。また、本発明の感熱記録紙をラベルシートとし
て用いる場合には、支持体の裏面には、固体表面、例え
ば、ラップフィルム、包装紙などに貼布し得るように、
慣用の方法により接着剤層を設け、その表面に剥離台紙
を貼布す。さらに、本発明の感熱記録紙は磁気券紙とし
ても利用可能であり、この場合には、支持体の裏面に磁
気記録層を設ける。

次に実施例により本発明をさらに詳細に説明する。なお
、以下に示す「部」はいずれも重量基準である。

実施例 下記処方からなる混合物全夫々ボールミル時間分散しＡ
液、Ｂ液、Ｃ′ｅ．ヲ得た。

Ａ液 ３−（Ｎ−エチル−Ｎ−Ｐ−）リル）、　　　ｔｏｏ部
６−＃ルー？ー７ニリノフルオラン ５％ポリビニルアルコール水溶液　　　　　３００部ス
テアリン酸アミド　　　　　　　　　　　１００部炭酸
カルシウム　　　　　　　　　　　　　１００部水　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　９００部Ｂ
液 化学式（＋）の物質　　　　　　　　　　　　　１００
部５％ポリビニルアルコール水溶Ｗ　　　　　　２ｏｏ
ｓ水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０
０部Ｃ液 化学式（Ｉｔ）の物質　　　　　　　　　　　　　１０
０部５％ポリビニルアルコール水溶液　　　　　２００
部水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
２００部次にＡ液１０部、Ｂ液２７部、Ｃ液３部の混合
液に５％ポリビニルアルコール水溶液５部を混合し、上
質紙に乾燥後重量が６１７ｍ２になるように塗布し、そ
の表面に乾燥重量が２９／ｍ２になる様に５％ポリビニ
ルアルコール水溶液を塗布し製品Ｅ−１を得た。次いで
Ａ液１０部、Ｂ液９部、Ｃ液２１部を混合した外は前記
と同様にして製品Ｂ−２ｉ得た。

比較例 下記処方からなる混合物をボールミルで２４時間分散・
し、Ｄ液、Ｅ液を得た。

Ｄ液 ビスフェノールＡ　　　　　　　　　　　　　　１００
部５％ポリビニルアルコール水溶液　　　　　２００部
水　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２
００部Ｅｅ。

ｐ−オキシ安息香酸ベンジル　　　　　　　１００部５
％ポリビニールアルコール水溶９　　　　２００部水　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００部
次に、以下に示した組合せで混合した外は実施例と同様
にして比較品０−１〜０−４ｆ！：得た。

０−１：Ａ液ｌＯ部、Ｂ液３０部 ０−２：Ａ液１０部、Ｃ液３０部 ０−３：Ａ液１０部、Ｂ液５部、Ｄ液５部０−４：Ａ液
ｌＯ部、Ｂ液５部、Ｅ液５部以上のようにして得た実施
例及び比較例の製品の耐水性、熱発色性及び保存性を以
下のようにして試験し、その結果を表−１に示す。

熱発色性・・・・・熱傾斜試験機で１５０℃ν２　Ｋ１
７ｃｍ”及び１秒間の条件で印字し、その 印字画像濃度をマクベス濃度計 （１’ＬＤ５１４）で測定 耐水性・・・・・熱発色性試験の場合と同様にして印字
した感熱記録紙を２０℃の水 中に２４時間浸漬し、自然乾燥さ せた後の画像濃度をマクベス濃度 計で測定 保存性・・・・・熱発色性試験の場合と同様にして印字
した感熱記録紙を４０℃、湿 度９０％（ＲＨ）下に２４時間放置し た後の地肌濃度をマクベス濃度計で 測定 表　　−ｌ この表に示された結果から、本発明の製品Ｅ−１及びＥ
−２はいずれも感度が良く、熱発色性に優れていると共
に、耐水性及び保存性においても優れていることがわか
る。一方、比較のための製品に関しては、顕色剤として
、化学式（１）で表わされる化合物の１種のみを用いた
もの（０−１）は耐水性に劣るという欠点を有し、化学
式（Ｉｔ）で表わされる化合物の１種のみを用いたもの
（０−２）は熱発色性に劣るという欠点を有する。一方
、顕色剤として２種の化合物を用いるものであっても、
本発明によシ選択した化学式（１）と（ＩＩ）の化合物
の２種を同時に用いたものでないもの（０−３＊　Ｃ−
４）はいずれも保存性が悪く、地肌カブＩＪ　’Ｉｋ生
じやすいという欠点を有する。

特許出願人　株式会社リコー 代理人　弁理士　池　浦　敏　明

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　ロイコ染料と該ロイコ染料に対する顕色剤を
   含有し、表面に保護層を有する感熱発色層を支持体上に
   設けた感熱記録紙において、下記化学式（１）及び（Ｉ
   ｆ）で表わされる構造の２種の物質を前記顕色剤として
   用いることを特徴とする感熱記録紙。