JPS5911223Y2 - 油圧駆動装置 - Google Patents

油圧駆動装置

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JPS5911223Y2
JPS5911223Y2 JP8506079U JP8506079U JPS5911223Y2 JP S5911223 Y2 JPS5911223 Y2 JP S5911223Y2 JP 8506079 U JP8506079 U JP 8506079U JP 8506079 U JP8506079 U JP 8506079U JP S5911223 Y2 JPS5911223 Y2 JP S5911223Y2
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JP
Japan
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hydraulic motor
hydraulic
oil
solenoid valve
solenoid
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Expired
Application number
JP8506079U
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English (en)
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JPS562455U (ja
Inventor
力 杉本
Original Assignee
ヤンマー農機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は走行型農業機械等の駆動手段として使用するの
に適した油圧駆動装置を提案したものである。
油圧駆動装置としては可変容量形の油圧ポンプと、定容
量形の油圧モータとを組合せたものが公知であるが、油
圧ポンプの構造が複雑なために高価であること、伝導効
率が悪いこと、中立を選択した場合にも微動する虞れが
ある等の難点があった。
本考案は斯かる事情に鑑みてなされたものであつて、い
ずれも定容量形の油圧ポンプ及び油圧モータの間に電磁
弁を介装し、これを高速で反復切換して油圧モータヘ間
欠的に圧油を供給し、この供給時間の長短を変じること
によって油圧モータ、更にはこれに連結された被動系の
変速を可能とすると共に、油圧回路を圧油の閉込が行わ
れない構或とすることにより電磁弁の切換効率を高めた
全く新規な油圧駆動装置を提供することを目的とし、以
下に本考案をその実施例を示す図面に基いて詳述する。
第1図は本考案に係る油圧駆動装置(以下本案装置とい
う)の油圧回路図を電磁弁のソレノイドに対する通電制
御回路と共に示している。
第1図においてPは定容量形の油圧ポンプ、Mは同じく
定容量形の油圧モータ、■は5ポート3位置切換形の電
磁弁である。
電磁弁■は一方のソレノイド■S1が通電励磁されると
第1の切換位置■が選択され、また他方のソレノイド■
S2が通電励磁されると第2の切換位置■が選択され、
更に両ソレノイドvS1,■S2が共に消磁されている
場合は図示の如く中立位置が選択されるようになってお
り、位置切換がmsecのオーダで行われる高速応答性
のものである。
油圧ポンプPの吐油日は電磁弁■のポンプ側のポートV
pに連なり、また吸油田よ逆止弁C■及びチャージポン
プCPを介してタンクに連なると共に、電磁弁■のタン
ク側ポートT1,T2に連なっている。
一方、油圧モータの第1の油日は電磁弁■のモータ側の
第1のポートM1に、また第2の油口は同ヒくモータ側
の第2のポー}M2に連なっている。
而して、電磁弁■は図示の中立位置では全ポートを連通
させるようにしてある。
従ってこの中立位置が選択された場合には油圧ポンプP
の吐油口から吐出された圧油はポートVpからT1又は
T2経由で吸油口に戻ることになり、また油圧モータ?
にはポー} M1, M2を介して両方の油日に等しい
油圧が加わるので回転駆動されることなく停止し、更に
この油日は油圧ポンプPの吸油口に連通ずるので油圧モ
ータ内に圧油が閉じこめられることがない。
これに対して第1(又は第2)の切換位置■(又は■)
ではポートT1(又はT2)を閉じ、ポートVpとM1
(又はM2 )、ポートT2とM2(又はT1とMl
)を連通させるようにしてある。
従ってこの切換位置■(又は■)が選択された場合には
油圧ポンプPの吐油日から吐出された圧油はポート■p
からポー}Ml(又はM2)経由で油圧モータMに供給
されるので油圧モータMは正転(又は逆転)する。
而してCTRはソレノイドvS1,VS2への通電をコ
ントロールする制御回路であって、0〜1の範囲でデュ
ーテイ比を可変としたパルス発生回路等からなり、ソレ
ノイド■S1,■S2を駆動するに足るレベルを有する
一定周期(100 msec程度)のパルス信号をソレ
ノイド■S又はVS2へ選択的に出力するようにしてあ
る。
叙上の如く構威された本案装置は油圧ポンプPを図示し
ないエンジン等により駆動し、また制御回路CTRを作
動せしめてソレノイド■S1又は■S2を通電励磁する
ことにより油圧モータMを正転又は逆転させてこれに連
結された車輪等の被動系を駆動させることができる。
而して油圧モータMの回転速度は制御回路CTRが発す
るパルス信号のデューテイ比にて定まる。
即ちこのパルス信号1周期の時間をt。
、ハイレベルにある時間をt1とすると、そのテ゛ユー
テイ比はt1/toとなるのであるが、該パルス信号を
ソレノイドVS1又はVS2へ与えることにより、ソレ
ノイドvS1又はVS2はt時間通電、(to−t)時
間通電停止のサイクルを反復する間欠的通電励磁状態と
なり、第1又は第2の切換位置と中立位置との間で反復
切換されることになる。
油圧回路は第1又は第2の切換位置になった場合にのみ
油圧モータMへ圧油が供給されるようにしてあり、また
パルス信号の周期が短かく、且つ電磁弁の応答性は高い
ので油圧モータMへの圧油供給量は、油圧ポンプPの吐
出量をQとすると、みかけ上Q”t1/toとなるので
その結果油圧モータMの回転速度もt1/toに比例し
た速度となるのである。
そしてパルス信号のデューテイ比を1とする場合は最高
速度で油圧モータMが回転し、またデューテイ比をOと
する、即ちソレノイドVS1,vS2への通電を停止す
ると油圧モータMが停止することになる。
そして上述の如き電磁弁■の反復切換の間において、電
磁弁■が中立位置になった場合にも油圧回路の全体に亘
って圧油が閉じこめられることがなく、電磁弁のスプー
ルの円滑な移動が妨げられることがない。
従ってパルス信号に効率よく応答して優れた変速機能を
果すことが可能である。
なお、第1図の実施例では1個の3位置切換弁で変速及
び回転方向の切換を行わせるようにしたので油圧回路が
簡素化されるが、2位置切換弁を2個用いて第1図の油
圧回路と等価の回路に構或することも可能である。
第2図は本考案の油圧駆動装置を搭載した農用トラクタ
の左側面図、第3図はその油圧回路図である。
第3図の油圧回路は2個の油圧モータM1及びMr夫々
の2つの油日を電磁弁VのポートM1とM2とに並列的
に接続し、モータMl, Mrと電磁弁Vとの間に手動
の閉止弁31,3rを設けた点において第1図の回路と
異っている。
油圧モータM1は左側の後輪11のハブ内に、また油圧
モータMrは右側の後輪1rのハブ内に夫々直装されて
おり、夫々の回転により後輪11,1rを回転駆動して
機体を前進又は後退させ得るようにしてある。
2は変速レバであって運転席近傍に配設してあり、その
基端部には変速レバ2の前後方向への回動操作に連動し
て出力電圧を変じるロータリ式のポテンシオメータ(図
示せず)が設けられている。
このテ゛テンシオメー夕は制御回路CTRにあって電磁
弁■制御用のパルス信号を発すべきソレノイドVS1は
VS2の選択と、パルス信号のデューテイ比の決定に与
る。
変速レバ2をラッチ可能な“停止”位置(所謂中立位置
)に位置せしめた場合にポテンシオメータが発する電圧
を■、とすると、この場合には制御回路CTRはいずれ
のソレノイドへもパルス信号を発しないようにしてある
そして変速レバ2を前記“停止”位置よりも前方へ回動
するとポテンシオメー夕の電圧は回動量に比例して■、
より大きい■,となり、制御回路CTRはソレノイドv
S1に対してvF−vNの値の大小に応じてデューテイ
比が大小変化するパルス信号を発し、反対に変速レバ2
を前記“停止”位置よりも後方へ回動するとポテンシオ
メー夕の電圧は回動量に比例して■、より小さいVRと
なり、制御回路CTRはソレノイド■S2に対してV,
−VFの値の大小に応じてデューテイ比が大小変化する
パルス信号を発するようにしてある。
閉止弁31及び3rは常時は図示の如く油圧モータMl
,MrとポートM1及びM2とを連通せしめてあるが、
ブレーキレバ3を操作することにより油圧モータMl,
Mrと電磁弁Vとの間の油路を断ちMl, Mr側の
圧油を閉じ込めて制動が行われることになる。
その他、図中Eは油圧ポンプPを駆動するエンジンであ
る。
以上の如くしてトラクタに搭載された本案装置はエンジ
ンEの駆動により油圧ポンプPが作動し、油圧モータM
l, Mrに対する圧油供給が可能な状態になる。
そして変速レバ2を゜“停止゛位置から前方へ回動する
とパルス信号がソレノイドvS1へ与えられるのでモー
タMl,Mrが正転し、従って後輪11,lrが正転し
て機体が前進することになる。
そしてこのパルス信号のテ゛ユーテイ比は変速レバ2の
前方への回動量に応して定まるから、この回動量に応じ
て所望の前進速度とすることができる。
逆に変速レバ2を“停止”位置よりも後方へ回動すると
パルス信号がソレノイドvS2へ与えられるのでモータ
Ml, Mrが逆転し、機体は後退することになる。
後退速度を変速レバ2の後方への回動量に応じて定め得
ることは前進の場合と同様である。
そして変速レバ2を“停止”位置に戻した場合にはソレ
ノイド■S1,■S2への通電は行われないから後輪1
1,lrの駆動は停止されることになる。
後輪の制動を行い、また機体の停止を確実に行うにはブ
レーキレバ3の操作によって油路を閉じればよい。
このように本案装置は可変容量形の油圧ポンプを用いた
公知の油圧駆動装置に替えて走行駆動源として、また変
速装置として使用でき、無段変速可能、差動装置不要等
、この種の油圧駆動装置を使用した場合に一般に得られ
る効果を奏することは勿論、可変容量形の油圧ポンプを
用いず定容量形の油圧ポンプを用いているので伝動効率
がよく、また安価に提供でき、更に油圧モータの駆動を
行わないタイミングにあっても油圧回路中に圧油を閉込
めることがないので油圧モータに制動がかからず回転が
円滑に行われ、また電磁弁のスプールの移動も円滑に行
える。
更に油圧モータMを非駆動とする場合は、ソレノイドへ
の通電を断って電磁弁■を中立としておけばよい。
油圧モータMには2つの油日に均一な油圧がかかるのみ
であり、微動の虞れは皆無である。
勿論、ブレーキレバ3の操作により閉止弁31,3rを
閉じておけば尚一層安全である。
更に本考案に係る第1図又は第3図の電磁弁■は位置切
換に要する僅かの時間だけ圧油を閉じこめるのみで、残
余の殆んどの時間は圧油を閉じこめないので、漏油に対
する条件が緩和され、その結果電磁弁中のスプールの移
動ストロークが短寸化でき、その高速動作を助ける。
また圧油を閉じ込めないことがら油温上昇を回避し得る
等、本考案は幾多の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであって、第1図は本
案装置の油圧回路図、第2図は本案装置を搭載してなる
トラクタの左側面図、第3図はその要部油圧回路図であ
る。 11,lr・・・・・・後輪、2・・・・・・変速レバ
P・・・・・・油圧ポンプ、M, Ml, Mr・・
・・・・油圧モータ、■・・曲電磁弁、VS1,■S2
・・・・・・ソレノイド、CTR・・曲制御回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. いずれも定容量形である油圧ポンプ及び油圧モータと、
    これらを結ぶ油路中に介装され、油圧モータを駆動する
    位置と、油圧モータの2つの油日を同時に油圧ポンプの
    吸油口及び吐油口に連通せしめて油圧モータを非駆動と
    する位置との2位置に高速で反復的に切換えられ、且つ
    油圧モータの回転速度を調節すべく前記2位置の夫々に
    対する設定時間比を設定制御される電磁弁とを具備する
    ことを特徴とする油圧駆動装置。
JP8506079U 1979-06-20 1979-06-20 油圧駆動装置 Expired JPS5911223Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8506079U JPS5911223Y2 (ja) 1979-06-20 1979-06-20 油圧駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8506079U JPS5911223Y2 (ja) 1979-06-20 1979-06-20 油圧駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS562455U JPS562455U (ja) 1981-01-10
JPS5911223Y2 true JPS5911223Y2 (ja) 1984-04-06

Family

ID=29318261

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8506079U Expired JPS5911223Y2 (ja) 1979-06-20 1979-06-20 油圧駆動装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04331Y2 (ja) * 1985-11-27 1992-01-08

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JPS562455U (ja) 1981-01-10

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