JPS59112009A - 使い捨て衛生物品に弾性部材を取り付ける方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、使い捨ておむつ、使い捨ておむつカバー等の
衛生物品に弾性部材を取り付ける方法に関する。

従来、所謂パンツタイプの使い捨ておむつにおいては、
着用者の胸囲りに対する密着性を良好にして排泄液の漏
れを有効に防止するため、該胸囲りに接する部分に弾性
部材を取り付けたものが特公昭５２−４０２６７号公報
等で知られ、実用に供されている。

斯かる弾性部材の取り付は方法も特公昭５７−２６２１
９号公報等で知られ、実施されている。

該公報に開示された方法は、使い捨ておむつの製造過程
において、連続ウェブの両側部に、伸長下に間欠的に糊
付けした連続弾性部材を連続的に貼着し、製造終了工程
において、該弾性部材を糊付けされていない部分で切り
離すと同時におむつの連続構成体を個々のおむつ製品に
切り離し、この際、切り離された該弾性部材の糊付けさ
れてぃない部分を製品の切り離し端からその内部へ収縮
させることにより、製品の脚回り部分にだけ弾性部材に
よる収縮力が作用するようにしたもので、これは一般に
弾性部材のスナップバック方式と称されている。

斯かるスナップバック方式によると、弾性部材の切り離
し端の収縮動作を許容するため、製品における該弾性部
材の収縮（引き込み）路を接合することが出来ず、該収
縮端が開口した状態のままになる。その結果、製品の着
用時に前記開口端から排泄液が漏れるという欠点がある
。

本発明の目的は、連続弾性部材を伸長下に予め所要長さ
に切り離して製品を構成する連続ウェブの長さ方向に間
欠的に貼着するようにすることにより、前記欠点を解消
することが出来ると共に、前記スナップバック方式と同
様に弾性部材の貼着を連続処理することが出来る使い捨
て衛生物品の弾性部材の取り付は方法を提供することに
ある。

本発明方法の実施態様を図示例を参照して説明すると、
以下の通りである。

第１図は本発明方法を実施するための概要機構を示す側
面図である。

ａ−ル１から送り出される合成樹脂フィルム等の連続バ
ックウェブ２がガイドロール３〜６を経て第１ニツプロ
ール７へ送られる。一方、複数本の糸状ゴムから成る連
続弾性部材８がガイドロール９を経て第１ニツプロール
７へ送られる。弾性部材８を第１ニツプロール７へ送る
過程において、該ニップロールの引き取り速度をガイド
ロール９で規制される弾性部材８の送り出し速度よりも
数倍高くしてあり、そのため弾性部材８は所要倍率に伸
長される。弾性部材８の送り路間に配置された糊付は手
段１０により該部材には間欠的に糊が塗布される。

第１ニツプロール７において、弾性部材８は、伸長状態
を保って前記塗布された糊によりバックウェブ２に一体
的に接着される。斯くして接着されたバックウェブ２と
弾性部材８とは、緊張状態を保ちながら、第１ニツプロ
ール７と第２ニツプロール１１との間に配置された超音
波カッタ　−１２とその受はロール１３を通過し、第２
ニツプロール１１へ送られる。前記糊が塗布されていな
い、即ち、弾性部材８がバックウェブ２に接着されてい
ない部分（第２図示の符号Ｑ）が超音波カッター１２に
位置した際、該カッターが作動してこれより超音波が発
せられる。超音波カッター１２は、弾性部材８略同幅の
出力端を弾性部材８の走行路に臨ませてあり、そのため
超音波を受ける弾性部材８とバックウェブ２の当該部分
が軟化される。従って、伸長状態にある弾性部材８の前
記部分Ｑの収縮力が軟化点に集中して切断される一方、
その下面のバックウェブ２の当該部分は、軟化はしても
、それはバックウェブ２の極く一部であり、緊張力が当
該部分に集中することがないので、軟化状態のまま保た
れ、超音波カッター１２の作動が停止された後の移動中
に冷却されて硬化する。斯くして切断された弾性部材８
の糊付けされていない前記部分Ｑは、第２図に示す如く
収縮することになる。

一方、弾性部材８を切断する以前に、該部材を覆う大き
さの実質的に非伸縮性の連続押えテープ１４がロール１
５からガイドロール１６を経てロールカッター１７へ送
られる。押えテープ１４は、ロールカッター１７により
、弾性部材８の糊付けされた長さく第２図示の符号Ｌ）
に相当し又はこれよりも若干長い長さに切断される。切
り離された押えテープ１４は、ロールカッター１７と第
１ニツプロール７との間に配置された転写ロールバキュ
ーム１８の外周に吸着された状態で第１ニツプロール７
へ送られる。

第１ニツプロール７の送りに転写ロールバキューム１８
が同期して、該バキューム１８の周面番ニ一時的に保持
され切り、離された押えテープ１４が、前記糊付は部分
りに該バキューム１８により転写されると共に該バキュ
ーム１８と第１ニツプロール７により圧着される。同時
に、この圧着により弾性部材８に塗布された糊がバック
ウェブ２と押えテープ１４との間に広がり、そのためバ
ックウェブ２と押えテープ１４との接着もなされるが、
必要ならば、その接着のための糊をバックウェブ２に塗
布される。

斯くして切り離された弾性部材８と押えテープ１４が貼
着されたバックウェブ２は、第２ニツプロール１１にお
いて、該ロールへ送られる連続トップウェブ召′と一体
的に積層される。この際、必要なμ らば、吸収性コア２０が、両ウェブ２．鋳の間であって
、且つ該両ウェブの両側部に接着された弾性部材８と押
えテープ１４とから成る重合部材２１（第２図参照）の
間に糊により接着固定される。斯くして形成された連続
物品は、第２図に示す如く重合部材２１が位置していな
い部分Ｑの中央で切り離されて個々の製品にされる。

第３図においては、斯く予め所要長さに切り離された各
押えテープ１４のバックウェブ２に対する貼着を連続処
理するための転写ロールバキューム１８と、ロールカッ
ター１７との具体的な関係を例示しである。

第３図においては、ロールカッター１７の手前に第３ニ
ツプロール２２が配置されている。押えテープ１４は第
３ニツプロール２２を経てロールカッター１７に送られ
る。ロールカッター１７には、その周面に突出した刃２
３と、矢標の回転方向に対して、刃２３の後方に押えテ
ープ１４の端部を一時的に吸着する弱い吸引力を有する
サクシ、ヨン域２４とが設けられている。転写ロールバ
キューム１８には、押えテープ１４が切断される長さに
相当する弧面域にサクション域２４の吸引力よりも強い
吸引力を有するサクション域２５が設けら九ている。押
えテープ１４の送り速度は、ロールカッター１７と転写
ロールバキューム１８の回転周速度よりも低くされてい
る。

斯かる条件下において、刃２３により切断された押えテ
ープ１４の先端が自由端となり、ロールカッター１７の
周面をその回転に伴って前記速度の分だけ見掛上後退し
ながら滑り、その間にサクション域２４が押えテープ１
４の端部域と接する位置（第３図示の状態）に至る。こ
れにより、先端が未だ自由な状態にある押えテープ１４
はそのやや手前部分をサクション域２４により弱く吸着
されて前記速度差分だけ滑ると共に、押えテープ１４の
先端にサクション域２４が近づく。この状態で、回転す
る転写ロールバキューム１８のサクション域２５の始端
とロールカッター１７のサクション域２４とが内接する
ようになると、押えテープ１４は射い吸引力のサクショ
ン域２４から強い吸引力のサクション域２５へ転移する
。然し、このサクション域２５に吸着された押えテープ
１４も、その吸着部分が前記速度差により滑りを続け、
サクション域２５の始端が第１ニツプロール７（第１図
示）に接するようになるまで、引き続き転写ロールバキ
ューム１８が回転した際に、押えテープ１４の先端がサ
クション域２５の始端に至り、その直後に旋回する刃２
３が押えテープ１４を切り離し、そのため切り離された
押えテープ１４がサクション域２５により送られ、第１
ニツプロール７上のバックウェブ２の糊付は部分Ｌ（第
２図示）に貼着される。斯くして押えテープ１４は順次
所要長さに切り離されると共に、切り離された各押えテ
ープ１４は、後続押えテープ１４と時間差をおいて前記
糊付は部分りに順次、即ち、間欠的に貼着される。

尚、弾性部材８としては、複数本の糸状ゴムから成るも
のを示したが、そしてこれが好ましいが、テープ状ゴム
やウレタンから成るものを使用することが出来る。又押
えテープ１４としては、実質的に非伸縮性を有するもの
であれば、合成樹脂フィルム、不織布、紙等の何れであ
ってもよい。又糊としてはホットメルトタイプのものが
好適に使用される。

上述の如く本発明方法によれば、連続弾性部材を連続ウ
ェブに貼着する時期に超音波により切断して、伸縮作用
部として不必要な部分を予め収縮させるようにしである
から、物品の端部に弾性部材の端部の収縮による引き込
み路を設けることが不必要であって、物品の端部から排
泄液が漏れないようにシールすることが出来る。

又本発明方法によれば、連続押えテープを所要長さに切
断して連続ウェブに貼着するようにしであるから、弾性
部材は、そのための糊が十分に硬化していない状態で伸
長保持力を解かれてもその収縮力によりウェブから剥離
することがない。従って、切り離された弾性部材の連続
ウェブに対する貼着を連続処理することが出来る。

尚又斯くして押えテープが貼着された物品においては、
着用者の胸囲りに対する弾性部材の局部的圧迫力を緩和
して胸囲りに圧迫マークや痛みを与えないようにするこ
とが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法を実施するための装置の概要を示す
側面図、第２図は体発明方法により加工される衛生物品
の概略平面図、第３図は第１図示の装置における転写機
構の一例を示す概略側面図。 ２・・・バックウェブ、　７・・・第１ニツプロール、
８・・・弾性部材、　１０・・・糊付は手段、　１１・
・・第２ニツプロール、　１２・・・超音波カッター、
１３・・・受はロール、　１４・・・押えテープ、　１
７・・・ロールカッター、　１８・・・転写ロールバキ
ューム、　１９・・・トップウェブ ４６−

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　連続弾性部材を伸長しこれに糊を間欠的に付
   着して連続ウェブに接着し、該ウェブの緊張下に前記糊
   が付着されていない部分５において前記弾性部材を超音
   波カッターにより切断することを特徴とする使い捨て衛
   生物品に弾性部材を取り付ける方法。
2. （２）　　連続弾性部材を伸長しこれに糊を間欠的に付
   着して連続ウェブに接着すると共に、該接着と同時期か
   ら次工程の前記弾性部材の切断時期までの間において、
   前記糊付着部分に略相当する長さに切断された実質的に
   非伸縮性の押えテープにより該弾性部材を覆うようにし
   て該糊付着部分に接着し、前記ウェブの緊張下に前記糊
   が付着されず且つ前記押えテープが位置していない部分
   において前記弾性部材を超音波カッターにより切断する
   ことを特徴とする使い捨て衛生物品に弾性部材を取り付
   ける方法。