JPS59110759A - 構造用Al−Mg基合金板及びその製造法 - Google Patents

構造用Al−Mg基合金板及びその製造法

Info

Publication number
JPS59110759A
JPS59110759A JP21900082A JP21900082A JPS59110759A JP S59110759 A JPS59110759 A JP S59110759A JP 21900082 A JP21900082 A JP 21900082A JP 21900082 A JP21900082 A JP 21900082A JP S59110759 A JPS59110759 A JP S59110759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fracture
length
structural
alloy
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP21900082A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6055585B2 (ja
Inventor
Yoshimitsu Miyaki
美光 宮木
Mitsuo Hino
光雄 日野
Yutaka Shibata
裕 柴田
Akio Sakamoto
明男 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP57219000A priority Critical patent/JPS6055585B2/ja
Publication of JPS59110759A publication Critical patent/JPS59110759A/ja
Publication of JPS6055585B2 publication Critical patent/JPS6055585B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は構造用Al−Mg基合金板及びその製造法に関
する。
AI−Mii基合金は低温靭性、強度、溶接性、耐蝕性
等に優れているため、低温用溶接構造用材料として広く
使用されている。例えば、5083今金は低温容器をは
しめ一種低温用途に使用され、最近は液化天然〃スの陸
上貯蔵タンク及びタンカー用タンク等の大型溶接構造材
として使用されている。
この5083今金等のAl−Mg基合金が低温用溶接構
造材として広く使用されるのは、−196°Cの極低温
になっても不安定破壊を示さず充分な靭性を有すること
にある。       □ しかして、A1−Mg基合金を低温で破壊させると、通
常第:(図に示すような層状破面を呈する。
この層状破i31は材料の性質にもよるが、−100′
C位から現われ始め、−196°Cではかなり現われる
この第3図に示す層状破面ば、第2図の矢印方向に圧延
された板からシャルピー衝撃試験片2(板厚の1/・1
の厚さ)を採取し、−196°Cにおける試験時に現わ
れたものである。
この破壊現象は、低温における結晶粒界の脆化による圧
延方向に平行な粒界破壊であり、従って、層状破壊が低
温における靭性に影響していることが推察され、事実、
大略的には層状破壊の程度がひどい程靭性が劣る。しが
しなが呟層状破壊の程度と靭性との関係を一義的には決
め難く、靭性が同一であっても結晶粒形状により層状破
壊の程度に可成りの差があることも事実である。
そして、5083合金においても、低温靭性が優れ、か
つ、層状破壊の程度の軽微なものが要求されている。
また、層状破壊は、主として結晶粒界にMgの含有量に
もよるが200〜250°C以下の温度で析出するβ相
(AI、Mg2)が多い程、かつ、結晶粒形状が偏平な
稈屑状破壊が大きくなるものであり、従って、層状破壊
の程度を軽)威するにはβ相の粒界析出をi威少させ、
そして、結晶粉の偏平度を小さくする必要のあることを
知見した。
本発明は上記に説明した従来1こおける、例えば、50
83合金等の層状破壊という問題点、および、本発明者
の研究開発による知見に鑑みなされたものであり、AI
−M、基合金における層状破壊の程度を、含有成分およ
び成分割合と均熱条件、熱処理条件、組織を制御するこ
とにより抑制することのできる構造用Al−Mg基合金
板及びその製造法を提供するものである。
本発明に係る構造用Al−Mg基合金板及びその製造法
は、(1)  Mg 3.6+IIt%、Si0.2〜
0.6u+t%、Ti0.01〜0.2u+j%、を含
み、更に、Mn O,05〜L5u+L%、Cr Q、
05−0.3u+L%、Zr O,050,3u+t%
、\10.05−0.2u+t%、Mo 0.05−0
.2+ut%ノウちから選んだ1種以」二を含み、残部
A1及び不純物からなるA1合金であって、ミクロ結晶
粒の圧延力3− 向の長さくL)と板厚方向の長さ(T)との比L/Tが
40す、下であることを特徴とする低温での層状破壊を
軽減した構造用Al−Mg基合金板を第1の発明とし、
(2)  Mg3〜6IIIt%、Si0.2〜0.6
…t%、Ti O,0]〜0.2uu%を含み、更に、
Mn0.05〜1.5u+t%、Cr O,05−0,
3u+t%、Zr 0.05−0.3u+t%、V O
,05−0,2u+L%、Mo O,050,2u+I
%のうちから選んだ1種以」二を含み、残部A1及び不
純物からなるA1合金鋳塊を、500〜540°Cにて
均質化処理した後、熱間圧延を行ない、熱間圧延終了後
の250〜50’Cの冷却速度、或いはその後の最終焼
鈍後の250〜50℃の冷却速度を5℃/Hr以上とし
て冷却することを特徴とするミクロ結晶粒の圧延方向の
長さくL)と板厚方向の長さくT)との比L/Tが40
以下である低温での層状破壊を軽減したAI−Mg基合
金の製造法を第2の発明とする2つの発明よりなるもの
である。
本発明に係る構造用Al−Mg基合金及びその製造法は
以下に説明することが基礎となっている。
即ち、層状破壊に非常な悪影響を与える結晶粒4− 界に析出するβ相は、Mg含有量が多い程多くなるが、
Siを含有させることにより、SiはMgとML+si
の化合物を作るため、Al5Mg□のβ相としてのMg
の析出を抑制して層状破壊の程度が軽減すること、また
、β相の析出は最終の温度履歴における約200〜25
0℃νJ、下の冷却速度が遅い程、粒界析出が多くなる
傾向があり、例えば、0材ならば焼鈍後の冷却速度、H
112材ならば熱間圧延後の冷却速度が大きく関係しす
ること、結晶粒形状は均熱条件を高温、長時間材なうと
偏平度が小さくなって層状破壊の程度が軽減すること、
さらに、TiまたはTiとBを含有させることにより鋳
塊の結晶粒を微細化し、圧延材の未再結晶粒の結晶粒を
小さくするため、粒界破壊による層状破壊の程度を軽減
することができることである。
次に、本発明に係る構造用Al−Mg基合金及びその製
造法について説明する。
先ず、Al−Mg基合金の含有成分及び成分割合につい
て説明する。
Mgは含有量が3IIIt%未満では強度が不充分であ
1)、層状破壊を起すことかなく、また、6u+1%を
越えて含有されると応力腐蝕割れが発生し易くなる。
よって、N輸含有鼠は3−6u+1%とする。
Siは含イi@が0.2u+1%未満では層状破壊の程
度か大ぎくなり、また、0.6II11%を越えて含有
されると強度か低ドし、耐蝕性か低小する。よって、S
i含有量は0.2〜0.61111%とする。
T1は含有量が0.01…1%未満では鋳塊の微細化が
達成されず、厚板になるほど鋳塊の組織、未再結晶m1
1の残存か多くなるため、ミクロ組織がネ■くなり、層
状破壊程度が大きくなり、0.2u+j%を越える含有
量では不溶性化合物が多量に晶出し、靭性か低下する。
よって、Ti含有量は0.01〜0.2耐%u+t%と
する。このTIはAlTi母合金或いはA1− T i
 −B刊合金の形で添加され、後者の場合、B≦0.0
1u+1%の範囲で残留することがある。
Mn、Cr、Zr、VJ4oの遷移元素は層状破壊を閉
止する効果、即ち、β相の粒界析出を閉止する効果があ
り、がっ、再結晶化を阻11ユする効果があるので強度
が確保され、また、応力腐蝕割れを阻市する効果かある
が、含有量、が夫々0,05u+t%未満ではこのよう
な効果がなく、また、Mn 1.5+nt%、Cr0.
3u1%、Zr 0.3u+t%、\I O,2u+t
%、Mo 0.211It%を夫/Z越えて含有される
と金属間化合物が多くなり、場合によっては巨大な金属
間化合物か発生して健全なダミ塊か得られず、圧延材の
靭性を着しく低下させる。よって、M n含有量は0.
05−1,5u+t%、Cr含有量0.050.3wt
%、Zr含有量0.05−0.3u+j%、■含有量0
.05−0.2u+j%、Mo含有量0.05−G、2
u+t%とする。
ミクロ結晶粒の圧延方向の長さくL)と板厚方向の長さ
(T)との比L / Tを40以下とするのは次の理由
による。即ち、L / Tの偏平度は組織の形状を表わ
したものであり、ミクロIff織の結晶粒の偏平度(L
/T>が40を越えると層状破壊の程度が大きくなり、
鋳塊の結晶粒が破壊される圧延比と圧延材の組織の最結
晶化に影響され、圧延比(鋳塊厚さ/板厚)が小さい程
、再結晶化が進む程、偏平度(L/T)は小さいもので
あるか1再結晶化を制御することが重要である。しかし
て、本発明においては、均熱条件が540°cX 24
1−(r以上のように高温、長時間では再結晶化は進み
偏平度(+−/T)は小さくなるが強度の低下が着しく
なり、また、均熱条件が50(ドcX4Hr以下のよう
に低温、短時間では強度は高くなるがL / Tが強度
は高くなるが、L/Tが40以」二を確保することがで
きなくなる。従って、L、 / Tを40以下とするの
である。
=8− 次に熱処理条件を説明する。
均質化処理温度か500°C未満では層状破壊が大きく
なり、また、540℃を越えると板材の強度の低下が着
しくなるので均質化処理温度は500〜540°Cとし
、また、均質化処理時間は大体において、4〜24Hr
とするのが好適である。
また、板材の最終温度履歴における冷却速度、即ち、熱
間圧延終了後の250〜50°C間の冷却速度、或いは
、その後の最終焼鈍後の250〜50℃間の冷却速度が
5℃/Hr未満1三おいてはβ相の粒界析出が多くなっ
て層状破壊が大きくなるので冷却速度は5℃/ Hr以
上とするのである。
本発明に係る構造用Al−Mg基合金板及びその製造法
の実施例を比較例と共に説明する。
実施例 第1表に示す含有成分及び成分割合となるように通常の
溶製法により溶製後、厚さ500酎0のA1合金鋳塊を
製造し、第2表に示す均質化処理条件で均質化した後、
熱間圧延を行なって板厚40mmの板材とした。その後
、350°CX2Hrの焼鈍を行ない、焼鈍後の冷却速
度(250□〜50°C1旧を第2表に示す条件で行な
った。
そして、これらの板材の結晶粒の偏平度及び層状破壊の
程度を第2表に示す。
実施例2 第1表のNo、+、N086、No、6−1、N006
−2、No、 6−3、No、11、No、12の合金
を実施例1と同様にして、厚さ500mmの合金鋳塊を
製造し、第3に示す均質化処理条件で均熱を行なった後
、熱間圧延により板厚40m 1nの板材にし、第3表
に示す熱間圧延後の冷却速度で冷却して11112材と
した。
これらの板材の結晶粒の偏平度及び層状破壊の程度を第
3表に示す。
これらの実施例1及び2から明らかなように、本発明に
係る構造用Al−Mg基合金は、結晶ネマf1係乎度及
び層状破壊の程度が比較例に比して非常に小さく、極め
て潰れた効果を示すことがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は結晶杓の圧延方向の長さ(L)と板厚方向の長
さ(T)を示す概略図、第2図は層状破壊試験片採取位
置を示す斜視図、第3図は層状破壊による層状破面を示
す4既略図である。 矛1図 才2図 矛3 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Mg3〜6u+1%、Si0.2〜0.611%
    、T10.01−0,2u+t%を含み、更に、M++
     0.05−1,5u+t%、Cr O,05−0,3
    u+L%、Zr O,O’5−0.3+lIt%、\1
    0.05〜0.2111I%、Mo 0005−0,2
    u+L%のうちから選んだ1種以−にを含み、残部A1
    及び不純物からなるAI金合金あって、ミクロ結晶粒の
    圧延方向の長さ(L)と板厚方向の長さくT)との比L
    /Tが40以下であることを特徴とする低温での層状破
    壊を軽i或した構造用AI−MFi基合金板。
  2. (2)  Mg 3−&uL%、S i O,2−0,
    611It%、Ti0001〜0.2u+t%を含み、
    更に、Mn 0.05−1.5u+t%、Cr0.05
    −0.3wL%、Zr 0.05−0.3+u1%、\
    /’ 0.05〜0.2u+t%、Mo 0.05〜0
    .2u+t%のうちから選んだ1種以上を含み、残部A
    1及び不純物からなるA1合金鋳塊を、500〜540
    °Cにて均質化処理した後、熱間圧延を行ない、熱間圧
    延終了後の250〜50°Cの冷却速度、或いは、その
    後の最終焼鈍後の250〜50°Cの冷却速度を5 ’
    C/ Hr以」二として冷却することを特徴とするミク
    ロ結晶粒の圧延方向の長さくL)と板厚方向の長さくT
    )との比L/Tが40以下である低温での層状破壊を軽
    減したAt−Mg基合金の製造法。
JP57219000A 1982-12-14 1982-12-14 構造用Al−Mg基合金板及びその製造法 Expired JPS6055585B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57219000A JPS6055585B2 (ja) 1982-12-14 1982-12-14 構造用Al−Mg基合金板及びその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57219000A JPS6055585B2 (ja) 1982-12-14 1982-12-14 構造用Al−Mg基合金板及びその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59110759A true JPS59110759A (ja) 1984-06-26
JPS6055585B2 JPS6055585B2 (ja) 1985-12-05

Family

ID=16728691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57219000A Expired JPS6055585B2 (ja) 1982-12-14 1982-12-14 構造用Al−Mg基合金板及びその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6055585B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05339668A (ja) * 1992-06-05 1993-12-21 Kobe Steel Ltd 極低温成形加工用Al−Mg系合金圧延板
JP2009504918A (ja) * 2005-08-16 2009-02-05 アレリス、アルミナム、コブレンツ、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング 高強度の溶接可能なAl−Mg合金

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5534860A (en) * 1978-09-04 1980-03-11 Hitachi Ltd Controller of electric car

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5534860A (en) * 1978-09-04 1980-03-11 Hitachi Ltd Controller of electric car

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05339668A (ja) * 1992-06-05 1993-12-21 Kobe Steel Ltd 極低温成形加工用Al−Mg系合金圧延板
JP2009504918A (ja) * 2005-08-16 2009-02-05 アレリス、アルミナム、コブレンツ、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング 高強度の溶接可能なAl−Mg合金

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6055585B2 (ja) 1985-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4618382A (en) Superplastic aluminium alloy sheets
JPS6339662B2 (ja)
JPS63501883A (ja) アルミニウム−リチウム合金及びこれを製造する方法
JPS6362584B2 (ja)
JPH0261025A (ja) 成形性の優れたAl−Si系合金板材とその製造方法
JPS6058300B2 (ja) 溶接性および耐応力腐蝕割れ性が優れたAl−Zn−Mg合金の製造法
JPS6156269A (ja) 超塑性Al−Li系合金の製造方法
JPS59110759A (ja) 構造用Al−Mg基合金板及びその製造法
EP0846781B1 (en) Process of forming an aluminium sheet with excellent high speed superplastic formability
JPS6149796A (ja) 拡散接合用超塑性アルミニウム合金の製造方法
JPS63230858A (ja) 超塑性加工用チタン合金板の製造方法
JPS6224498B2 (ja)
JPS601947B2 (ja) アルミニウム合金鍛造品の製造法
CN113403506A (zh) 一种8系铝合金带材制备电池盖板用防爆片、翻转片方法
JPS60251260A (ja) 超塑性アルミニウム合金の製造方法
JP3955097B2 (ja) 燃料ボックスと燃料ボックスを製造する方法
JPS60238460A (ja) 超塑性アルミニウム合金の製造方法
JPH0463140B2 (ja)
JPH11193431A (ja) 精密鋳造用チタンアルミナイド及びその製造方法
JPS6365744B2 (ja)
JPS6086248A (ja) 超塑性アルミニウム合金の製造方法
JP3065782B2 (ja) チタン合金の水素処理方法
JPS6157384B2 (ja)
JPS63255346A (ja) Al−Mg系合金軟質材の製造方法
JPS60238461A (ja) 超塑性アルミニウム合金の製造方法