JPS6058300B2 - 溶接性および耐応力腐蝕割れ性が優れたAl−Zn−Mg合金の製造法 - Google Patents
溶接性および耐応力腐蝕割れ性が優れたAl−Zn−Mg合金の製造法Info
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- JPS6058300B2 JPS6058300B2 JP23190482A JP23190482A JPS6058300B2 JP S6058300 B2 JPS6058300 B2 JP S6058300B2 JP 23190482 A JP23190482 A JP 23190482A JP 23190482 A JP23190482 A JP 23190482A JP S6058300 B2 JPS6058300 B2 JP S6058300B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は溶接性および耐応力腐蝕割れ性が優れたAl−
Zn−Mg合金の製造法に関する。
Zn−Mg合金の製造法に関する。
一般に、Al−Zn−Mg合金は、その機械的性質や溶
接性が優れているため、鉄道車輌や種々の陸上構造物等
に非常に広範囲に、かつ、多く使用されている。しカル
ながら、この種高力Al合金は、高強度一、、 一′、
L−一ー 一ー」−rt2をlddl曹1−L゛マ゜d
−書 ノ J、′ハAl−Zn−Mg系合金も例外
でなく、強度を高めるためにMg、Zn含有量も増加す
ると耐応力腐蝕割れ性が劣化してくる。
接性が優れているため、鉄道車輌や種々の陸上構造物等
に非常に広範囲に、かつ、多く使用されている。しカル
ながら、この種高力Al合金は、高強度一、、 一′、
L−一ー 一ー」−rt2をlddl曹1−L゛マ゜d
−書 ノ J、′ハAl−Zn−Mg系合金も例外
でなく、強度を高めるためにMg、Zn含有量も増加す
ると耐応力腐蝕割れ性が劣化してくる。
また、Al−Zn−Mg系合金は、Al合金のうちぇ溶
接が行なえる最高強度の材料であるが、Mg、Zn含有
量が増加すると溶接性も劣化してくる。このようなこと
が高強度溶接構造用材料の開発が妨げられている原因と
もなつている。しかして、応力腐蝕割れにつにては現在
までに、含有成分および製造条件等の改良によつて、板
および形材の平行方向および直角方向においては応力腐
蝕割れ発生の可能性はなくなつたが、板厚方向および溶
接部については、使用条件によつては応力腐蝕割れ発生
の可能性がある。
接が行なえる最高強度の材料であるが、Mg、Zn含有
量が増加すると溶接性も劣化してくる。このようなこと
が高強度溶接構造用材料の開発が妨げられている原因と
もなつている。しかして、応力腐蝕割れにつにては現在
までに、含有成分および製造条件等の改良によつて、板
および形材の平行方向および直角方向においては応力腐
蝕割れ発生の可能性はなくなつたが、板厚方向および溶
接部については、使用条件によつては応力腐蝕割れ発生
の可能性がある。
そして、近年になつて、構造物の大型化および設計・施
工の合理化のために、厚肉材料の使用が増加してきてお
り、板厚方向および溶接部に発生する応力が大きく、耐
応力腐蝕割れ性の向上が強く要望されている。
工の合理化のために、厚肉材料の使用が増加してきてお
り、板厚方向および溶接部に発生する応力が大きく、耐
応力腐蝕割れ性の向上が強く要望されている。
ヨ 本発明は上記に説明したような高力Al合金におけ
る種々の問題点を解決したものであり、特に、溶接性、
耐応力腐蝕割れ性、特に、板厚方向および溶接部の耐応
力腐蝕割れ性が優れたAl一Zn−Mg合金の製造法を
提供するものである。
る種々の問題点を解決したものであり、特に、溶接性、
耐応力腐蝕割れ性、特に、板厚方向および溶接部の耐応
力腐蝕割れ性が優れたAl一Zn−Mg合金の製造法を
提供するものである。
門 本発明に係る溶接性および耐応力腐蝕割れ性が優れ
たA1−Zn−Mg合金の製造法の特徴とするところは
、Zn3.OWt%〜8.0Wt%、MgO.3〜3.
0wt%、TlO.OO5〜0.20Wt%、BO.O
OO5〜0.05Wt%を含有し、かつ、CUO.O3
〜0.5Wt%、AgO.O3〜0.5wt%、NlO
.O3〜0.5Wt%、SiO.2〜0.7Wt%のう
ちから選んだ2種以上を含み、および、MnO.O5〜
0.40Wt%、CrO.O5〜0.40Wt%、Zr
O.O5〜0.25Wt%のうちから選んだ1種以上を
含み、残部Alおよび不純物からなるAl合金の結晶粒
径を1500μ以下に微細化した鋳塊を、400〜55
0゜Cの温度で均質化処理を行なつた後、350〜50
0℃の温度で60%以上の加工率で熱間加工を行ない、
最終熱処理後の結晶粒の短径と長径の比を1:5以上と
し、かつ、短径の長さを80μ以下とすることにある。
本発明に係る溶接性および耐応力腐蝕割れ性が優れたA
I−Zn−Mg合金の製造法は、溶接性を損なうことな
く耐応力腐蝕割れ性を向上させるものである。即ち、応
力腐蝕割れは結晶粒界に発生する一種の脆性破壊であり
、その発生初期の原因は結晶粒界と粒内の電位差による
粒界の優先溶出とされており、Mg,Zn含有量を増加
すると強度は高くなるがそれに伴つて粒界と粒内の電位
差が大きくなるので応力腐蝕割れが発生し易くなるもの
であるが、Cu,,Ag,Ni,Siの含有は結晶粒界
の優先溶出を妨げ、耐応力腐蝕割れ性を向上させる効果
がある。しかし、CU,Ag,Nl,Slの単独の含有
でも耐応力腐蝕割れ性が向上するが実用上充分なる効果
がなく含有量が増加すると溶接性が劣化するよるになる
。従つて、Cu,Ag,Ni,Siのうちから選んだ2
種以上を微量組合せて重複含有,させることによつて、
溶接性を劣化させることなく耐応力腐蝕割れ性を著しく
向上させることができる。また、Mg,Zn含有量が増
加すると粒界の溶融温度が低下するので、溶接時の温度
上昇および凝固時の収縮応力により結晶粒界における割
れ.が起り易くなるが、鋳塊の結晶粒径を1500μ以
下に微細化し、400〜550℃の温度で均質化処理後
に、350〜500゜Cの温度て60%以上の熱間加工
を行なつて、結晶粒の短径と長径の比を1:5以上とし
、かつ、短径の長さを80μ以下とすることによ・り溶
接性を向上させるのである。本発明に係る溶接性および
耐応力腐蝕割れ性が優れたA1−Zn−Mg合金の製造
法について説明する。
たA1−Zn−Mg合金の製造法の特徴とするところは
、Zn3.OWt%〜8.0Wt%、MgO.3〜3.
0wt%、TlO.OO5〜0.20Wt%、BO.O
OO5〜0.05Wt%を含有し、かつ、CUO.O3
〜0.5Wt%、AgO.O3〜0.5wt%、NlO
.O3〜0.5Wt%、SiO.2〜0.7Wt%のう
ちから選んだ2種以上を含み、および、MnO.O5〜
0.40Wt%、CrO.O5〜0.40Wt%、Zr
O.O5〜0.25Wt%のうちから選んだ1種以上を
含み、残部Alおよび不純物からなるAl合金の結晶粒
径を1500μ以下に微細化した鋳塊を、400〜55
0゜Cの温度で均質化処理を行なつた後、350〜50
0℃の温度で60%以上の加工率で熱間加工を行ない、
最終熱処理後の結晶粒の短径と長径の比を1:5以上と
し、かつ、短径の長さを80μ以下とすることにある。
本発明に係る溶接性および耐応力腐蝕割れ性が優れたA
I−Zn−Mg合金の製造法は、溶接性を損なうことな
く耐応力腐蝕割れ性を向上させるものである。即ち、応
力腐蝕割れは結晶粒界に発生する一種の脆性破壊であり
、その発生初期の原因は結晶粒界と粒内の電位差による
粒界の優先溶出とされており、Mg,Zn含有量を増加
すると強度は高くなるがそれに伴つて粒界と粒内の電位
差が大きくなるので応力腐蝕割れが発生し易くなるもの
であるが、Cu,,Ag,Ni,Siの含有は結晶粒界
の優先溶出を妨げ、耐応力腐蝕割れ性を向上させる効果
がある。しかし、CU,Ag,Nl,Slの単独の含有
でも耐応力腐蝕割れ性が向上するが実用上充分なる効果
がなく含有量が増加すると溶接性が劣化するよるになる
。従つて、Cu,Ag,Ni,Siのうちから選んだ2
種以上を微量組合せて重複含有,させることによつて、
溶接性を劣化させることなく耐応力腐蝕割れ性を著しく
向上させることができる。また、Mg,Zn含有量が増
加すると粒界の溶融温度が低下するので、溶接時の温度
上昇および凝固時の収縮応力により結晶粒界における割
れ.が起り易くなるが、鋳塊の結晶粒径を1500μ以
下に微細化し、400〜550℃の温度で均質化処理後
に、350〜500゜Cの温度て60%以上の熱間加工
を行なつて、結晶粒の短径と長径の比を1:5以上とし
、かつ、短径の長さを80μ以下とすることによ・り溶
接性を向上させるのである。本発明に係る溶接性および
耐応力腐蝕割れ性が優れたA1−Zn−Mg合金の製造
法について説明する。
先ず、使用するAl−Zn−Mg合金の含有成分および
成分割合について説明する。
成分割合について説明する。
Znは強度を向上させるための最も重要な元素であり、
含有量が3.0wt%未満では充分な強度を得ることが
できず、また、8.0Wt%を越えて含有されると応力
腐蝕割れが発生し易くなる。
含有量が3.0wt%未満では充分な強度を得ることが
できず、また、8.0Wt%を越えて含有されると応力
腐蝕割れが発生し易くなる。
よつて、Zn含有量は3.0〜8.0wt%とする。M
gはZnと同様に、強度向上に重要な元素であり、含有
量が0.3wt%未満では充分な強度が得ら)れず、ま
た、3.0wt%を越えて含有されると応力腐蝕割れが
発生し易くなる。よつて、Mg含有量は0.3〜3.0
wt%とする。Ti,Bは鋳塊の組織微細化のための重
要な元素であり、Ti含有量が0.005Wt%未満お
よびB含・有量が0.0005Wt%未満では結晶粒微
細化に効果がなく、また、TlO.2Owt%およびB
O.O5Wt%を越えて含有されると巨大化合物が発生
する可能性がある。
gはZnと同様に、強度向上に重要な元素であり、含有
量が0.3wt%未満では充分な強度が得ら)れず、ま
た、3.0wt%を越えて含有されると応力腐蝕割れが
発生し易くなる。よつて、Mg含有量は0.3〜3.0
wt%とする。Ti,Bは鋳塊の組織微細化のための重
要な元素であり、Ti含有量が0.005Wt%未満お
よびB含・有量が0.0005Wt%未満では結晶粒微
細化に効果がなく、また、TlO.2Owt%およびB
O.O5Wt%を越えて含有されると巨大化合物が発生
する可能性がある。
よつて、TI含有量は0.005〜0.20Wt%およ
びB含有量は0.0005〜0.05Wt%とする。C
u,Ag,Ni,Siはこのうちから選んだ2種以上を
含有させることにより耐応力腐蝕割れ性を著しく向上さ
せるが、含有量がCUO.O3Wt%未満、AgO.O
3wt%未満、NlO.O3wt%未満、SiO.2W
t%未満では組合せて重複含有させてもこのような効果
はなく、また、CUO.5Wt%、AgO.5wt%、
NiO.5wt%、SlO.7Wt%を越けて含有され
ると溶接性が劣化する。よつて、Cu含有量は0.03
〜0.5Wt%、Ag含有量は0.03〜0.5Wt%
、Nl含有量は0.03〜0.5Wt%、S1含有量0
.2〜0.7Wt%とする。Mn,Cu,Zrは組織安
定化のために必要な元素であり、均質化、熱間加工の組
合せによつて結晶粒を微細に制御するが、含有量がMn
O.O5Wt%未満、CrO.O5Wt%味満、ZrO
.O5Wt%未満ではこの効果はなく、また、MnO.
4OWt%、CrO.4OWt%、ZrO.25Wt%
を越えて含有されると巨大化合物が発生する可能性があ
る。よつて、Mn含有量は0.05〜0.40Wt%、
Cr含有量0.05〜0.40Wt%、Zr含有量は0
.05〜0.25Wt%とする。このような含有成分お
よび成分割合のに−Zn一Mg合金を溶解して鋳造した
鋳塊の結晶粒径を1500μ以下に微細化するのであり
、結晶粒径が1500μより大きいと製品の粒径が肥大
して溶接性を劣化させるので、鋳塊の結晶粒径は、15
00μ以下としなければならない。
びB含有量は0.0005〜0.05Wt%とする。C
u,Ag,Ni,Siはこのうちから選んだ2種以上を
含有させることにより耐応力腐蝕割れ性を著しく向上さ
せるが、含有量がCUO.O3Wt%未満、AgO.O
3wt%未満、NlO.O3wt%未満、SiO.2W
t%未満では組合せて重複含有させてもこのような効果
はなく、また、CUO.5Wt%、AgO.5wt%、
NiO.5wt%、SlO.7Wt%を越けて含有され
ると溶接性が劣化する。よつて、Cu含有量は0.03
〜0.5Wt%、Ag含有量は0.03〜0.5Wt%
、Nl含有量は0.03〜0.5Wt%、S1含有量0
.2〜0.7Wt%とする。Mn,Cu,Zrは組織安
定化のために必要な元素であり、均質化、熱間加工の組
合せによつて結晶粒を微細に制御するが、含有量がMn
O.O5Wt%未満、CrO.O5Wt%味満、ZrO
.O5Wt%未満ではこの効果はなく、また、MnO.
4OWt%、CrO.4OWt%、ZrO.25Wt%
を越えて含有されると巨大化合物が発生する可能性があ
る。よつて、Mn含有量は0.05〜0.40Wt%、
Cr含有量0.05〜0.40Wt%、Zr含有量は0
.05〜0.25Wt%とする。このような含有成分お
よび成分割合のに−Zn一Mg合金を溶解して鋳造した
鋳塊の結晶粒径を1500μ以下に微細化するのであり
、結晶粒径が1500μより大きいと製品の粒径が肥大
して溶接性を劣化させるので、鋳塊の結晶粒径は、15
00μ以下としなければならない。
次に熱処理について説明する。
上記の鋳塊を400〜550℃の温度で均質化処理を行
なうのであるが、400′C未満の温度では、Mn,C
r,Zrの析出が充分でなく、製品の結晶粒が肥大し、
また、550℃を越える温度ではMn,Cr,Zrの析
出物が再固溶し始めて、鋳塊の結晶粒が微細であつても
製品の結晶粒径が肥大して溶接性が劣化する。
なうのであるが、400′C未満の温度では、Mn,C
r,Zrの析出が充分でなく、製品の結晶粒が肥大し、
また、550℃を越える温度ではMn,Cr,Zrの析
出物が再固溶し始めて、鋳塊の結晶粒が微細であつても
製品の結晶粒径が肥大して溶接性が劣化する。
この場合の均質化処理時間は1〜2橋間が適当てある。
この均質化処理後、350〜500℃(望ましくは40
0〜450゜C)の温度て、60%以上(望ましくは8
0%以上)の熱間加工を行なうことにより、Mn,Cr
,Zrの析出物を核として準安定の形での転位を微細均
一に分布させ、後工程の溶体化・焼入れ等における再結
晶過程で短径と長径の比を1:5以上とし、かつ、短径
の長さを80μ以下に制御する。
この均質化処理後、350〜500℃(望ましくは40
0〜450゜C)の温度て、60%以上(望ましくは8
0%以上)の熱間加工を行なうことにより、Mn,Cr
,Zrの析出物を核として準安定の形での転位を微細均
一に分布させ、後工程の溶体化・焼入れ等における再結
晶過程で短径と長径の比を1:5以上とし、かつ、短径
の長さを80μ以下に制御する。
しかして、熱間圧延、熱間押出、熱間鍛造等の熱間加工
は、350゜C未満の低温度ては加工が困難となり、5
00′Cを越える高温度では熱間割れの可能性があり、
製品の結晶粒径が肥大して溶接性が劣化する。
は、350゜C未満の低温度ては加工が困難となり、5
00′Cを越える高温度では熱間割れの可能性があり、
製品の結晶粒径が肥大して溶接性が劣化する。
また、加工率が60%未満では製品の結晶粒径が肥大し
、さらに、最終的に得られた製品ゅ3の短径と長径の比
が1:5未満および短径が80μを越える大きさでは溶
接性が劣るようになる。本発明に係る溶接性および耐応
力腐蝕割れ性が優れたA1−Zn−Mg合金の製造法の
実施例を比較例と共に説明する。実施例 第1表に示す含有成分および成分割合のA1一Zn−M
g合金を通常の方法により溶製し鋳造した鋳塊を下記の
条件により処理した。
、さらに、最終的に得られた製品ゅ3の短径と長径の比
が1:5未満および短径が80μを越える大きさでは溶
接性が劣るようになる。本発明に係る溶接性および耐応
力腐蝕割れ性が優れたA1−Zn−Mg合金の製造法の
実施例を比較例と共に説明する。実施例 第1表に示す含有成分および成分割合のA1一Zn−M
g合金を通常の方法により溶製し鋳造した鋳塊を下記の
条件により処理した。
(1)本発明に係る溶接性および耐応力腐蝕割れ性が優
れたに−Zn−Mg合金の製造法の条件450℃の温度
て2峙間の均質化処理後、400〜450゜Cの温度て
90%の熱間圧延を行なつて、25mTmtの板材をを
製作した。
れたに−Zn−Mg合金の製造法の条件450℃の温度
て2峙間の均質化処理後、400〜450゜Cの温度て
90%の熱間圧延を行なつて、25mTmtの板材をを
製作した。
(2)比較条件
570℃の温度で2麟間の均質化処理後、450〜50
0℃の温度で90%の熱間圧延を行なつて、257rn
tの板材を製作した。
0℃の温度で90%の熱間圧延を行なつて、257rn
tの板材を製作した。
これらの板材を450℃の温度で3紛間の溶体化処理
を行なつた後、水冷し、120℃の温度で2肴間の時効
を行なつた。
を行なつた後、水冷し、120℃の温度で2肴間の時効
を行なつた。
第2表にこの板材の性質を調査した結果を示す。
1結晶粒径:板および形材の長手方向に平行断面を観察
。
。
2耐応力腐蝕割れ性:C−Rjng試験片を用いて厚さ
方向に応力を負荷し、100℃の3y/1NaC1−3
0y/1K2Cr207−36y/1Cr03混合水溶
液に浸漬した。
方向に応力を負荷し、100℃の3y/1NaC1−3
0y/1K2Cr207−36y/1Cr03混合水溶
液に浸漬した。
Oα:α分で割れなし、×α:α分で割れ発生。3 ス
リット型割れ試験:厚さ12Tn!Ntのスリット型溶
接割れ試験片を用いた。
リット型割れ試験:厚さ12Tn!Ntのスリット型溶
接割れ試験片を用いた。
割れ長さ
割れ%=?×100
溶接全長
溶加材5356
電 流280A電圧30■
4 ミクロフイツシヤーニ突合せ溶接材の溶接部近傍を
観察。
観察。
厚さ67Wmt
溶加材5356
電 流260A電圧30V
第2表における溶接部の耐応力腐蝕割れ性:4)と同じ
試片の突合せ溶接材を用い、添付図面に示すように、ピ
ン5を有する支持金具3に溶接゛ビード2のある板材1
を支持する3点支持法にて15k9/TnlLの応力を
加えた。
試片の突合せ溶接材を用い、添付図面に示すように、ピ
ン5を有する支持金具3に溶接゛ビード2のある板材1
を支持する3点支持法にて15k9/TnlLの応力を
加えた。
試験条件
100℃の3y/1NaC1−36y/ICrO3−3
0y/1K2Cr207混合水溶液に浸漬して割れを観
察した。
0y/1K2Cr207混合水溶液に浸漬して割れを観
察した。
この第2表から明らかなように、本発明(1)の条件に
より製造した板材は、比較(2)の条件により製造した
板材に比して、溶接性に優れ、さらに、板厚方向の耐応
力腐蝕割れ性および溶接部の耐応力腐蝕割れ性に優れて
いることがわかる。
より製造した板材は、比較(2)の条件により製造した
板材に比して、溶接性に優れ、さらに、板厚方向の耐応
力腐蝕割れ性および溶接部の耐応力腐蝕割れ性に優れて
いることがわかる。
添付図面は溶接部の耐応力腐蝕割れ性の試験法を示す概
略図である。 1・・・・・・板材、2・・・・・・溶接ビド、3・・
・・・・支持金具、4・・・・・・割れ発生部、5・・
・・・・ピン。
略図である。 1・・・・・・板材、2・・・・・・溶接ビド、3・・
・・・・支持金具、4・・・・・・割れ発生部、5・・
・・・・ピン。
Claims (1)
- 1 Zn3.0wt%、Mg0.3〜3.0wt%、T
i0.005〜0.20wt%、B0.0005〜0.
05wt%を含有し、かつ、Cu0.03〜0.5wt
%、Ag0.03〜0.5wt%、Ni0.03〜0.
5wt%、Si0.2〜0.7wt%のうちから選んだ
2種以上を含み、およびMn005〜0.40wt%、
Cr0.05〜0.40wt%、Zr0.05〜0.2
5wt%のうちから選んだ1種以上を含み、残部Alお
よび不純物からなるAl合金の結晶粒径を1500μ以
下に微細化した鋳塊を、400〜550℃の温度で均質
化処理を行なつた後、350〜500℃の温度で60%
以上の加工率で熱間加工を行ない、最終熱処理後の結晶
粒の短径と長径の比を1:5以上とし、かつ、短径の長
さを80μ以下とすることを特徴とする溶接性および耐
応力腐蝕割れ性が優れたAl−Zn−Mg合金の製造法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23190482A JPS6058300B2 (ja) | 1982-12-25 | 1982-12-25 | 溶接性および耐応力腐蝕割れ性が優れたAl−Zn−Mg合金の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23190482A JPS6058300B2 (ja) | 1982-12-25 | 1982-12-25 | 溶接性および耐応力腐蝕割れ性が優れたAl−Zn−Mg合金の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59118865A JPS59118865A (ja) | 1984-07-09 |
JPS6058300B2 true JPS6058300B2 (ja) | 1985-12-19 |
Family
ID=16930864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23190482A Expired JPS6058300B2 (ja) | 1982-12-25 | 1982-12-25 | 溶接性および耐応力腐蝕割れ性が優れたAl−Zn−Mg合金の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6058300B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60234955A (ja) * | 1984-05-08 | 1985-11-21 | Kobe Steel Ltd | 耐応力腐蝕割れ性の優れたAl−Zn−Mg合金の製造方法 |
JPS61238937A (ja) * | 1985-04-12 | 1986-10-24 | Showa Alum Corp | 押出性および応力腐食割れ性に優れた溶接構造材用高強度アルミニウム合金 |
JPH0270044A (ja) * | 1988-09-06 | 1990-03-08 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 熱間鍛造用アルミニウム合金鋳造棒の製造方法 |
JPH03122248A (ja) * | 1989-10-06 | 1991-05-24 | Furukawa Alum Co Ltd | 耐応力腐食割れ性に優れた溶接用高力アルミニウム合金 |
JPH03122247A (ja) * | 1989-10-06 | 1991-05-24 | Furukawa Alum Co Ltd | 耐応力腐食割れ性に優れた溶接用高力アルミニウム合金 |
JPH03122246A (ja) * | 1989-10-06 | 1991-05-24 | Furukawa Alum Co Ltd | 耐応力腐食割れ性に優れた溶接用高力アルミニウム合金 |
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-
1982
- 1982-12-25 JP JP23190482A patent/JPS6058300B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59118865A (ja) | 1984-07-09 |
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