JPS59107944A - 光フアイバ用被覆材料 - Google Patents
光フアイバ用被覆材料Info
- Publication number
- JPS59107944A JPS59107944A JP57216893A JP21689382A JPS59107944A JP S59107944 A JPS59107944 A JP S59107944A JP 57216893 A JP57216893 A JP 57216893A JP 21689382 A JP21689382 A JP 21689382A JP S59107944 A JPS59107944 A JP S59107944A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating material
- acrylic
- coating
- optical fiber
- polybutadiene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の技術分野)
本発明は、光伝送用ガラスファイバの被覆材料、詳しく
は適度な弾性率、強度を有し、かつ高速被覆性にすぐれ
た1、4−ポリブタジェン系の光フアイバ用被覆材料に
関する。
は適度な弾性率、強度を有し、かつ高速被覆性にすぐれ
た1、4−ポリブタジェン系の光フアイバ用被覆材料に
関する。
(従来技術)
光ファイバの初期表面を維持し、長期間の使用に耐える
光ファイバを提供するために、光ファイバの紡糸直後に
施される一次被覆用の高分子材料として、現在、シリコ
ーンゴム(ポリジメチルシロキサン、ポリメチルフェニ
ルンロキサン)、ウレタンアクリレート、エポキシアク
リレート等が用いられている。
光ファイバを提供するために、光ファイバの紡糸直後に
施される一次被覆用の高分子材料として、現在、シリコ
ーンゴム(ポリジメチルシロキサン、ポリメチルフェニ
ルンロキサン)、ウレタンアクリレート、エポキシアク
リレート等が用いられている。
光フアイバ用の一次被覆材料は、伝送損失の点から弾性
率が低いこと、光ファイバの経済性の点から価格が安い
こと、光7アイバの生産性を高めるために、被覆速度が
速いこと等が望まれていた。また、光ファイバの最低強
度を保証するためのスクリーニングテストは一般に光フ
ァイバの紡糸工程において一次被覆を施した後に行なわ
れるため、被覆の強度が弱い場合には、光ファイバが破
断する仁とがあり、−次被覆材料は比較的強度の大きい
ことが望まれている。
率が低いこと、光ファイバの経済性の点から価格が安い
こと、光7アイバの生産性を高めるために、被覆速度が
速いこと等が望まれていた。また、光ファイバの最低強
度を保証するためのスクリーニングテストは一般に光フ
ァイバの紡糸工程において一次被覆を施した後に行なわ
れるため、被覆の強度が弱い場合には、光ファイバが破
断する仁とがあり、−次被覆材料は比較的強度の大きい
ことが望まれている。
しかるに、前記の被覆材料は、一般のプラスチック材料
に比べて価格が高い欠点があった。
に比べて価格が高い欠点があった。
そこで例えば、特願昭56−104770号明細書に記
載されているように、1.4−ポリブタジェンを主材と
する安価な被覆材料が提案された。しかし、この種の材
料は、マイクロベンディングによる伝送損失の増加を防
ぐに足る十分低い弾性率を有せず、また、光ファイバの
高速被覆に必要な光ファイバへの塗布速度も遅い欠点が
あった。
載されているように、1.4−ポリブタジェンを主材と
する安価な被覆材料が提案された。しかし、この種の材
料は、マイクロベンディングによる伝送損失の増加を防
ぐに足る十分低い弾性率を有せず、また、光ファイバの
高速被覆に必要な光ファイバへの塗布速度も遅い欠点が
あった。
(発明の目的)
本発明は、前記欠点を解決するためになされたもので、
その目的は適度々弾性率および強度を有し、かつ光7ア
イパへの高速塗布性および硬化性を向上した光フアイバ
用被覆材料を提供することである。
その目的は適度々弾性率および強度を有し、かつ光7ア
イパへの高速塗布性および硬化性を向上した光フアイバ
用被覆材料を提供することである。
(発明の構成)
本発明はアクリル基またはメタクリル基を末端に有する
1、4−ポリブタジェン変性物およびアクリル基または
メタクリル基を有する単官能性化合物を含むことを特徴
とする光ファイノ;用被覆材料(第1発明)およびアク
リル基またはメタクリル基を末端に有する1、4−ポリ
ブタジェン変性物、アクリル基またはメタクリル基を有
する単官能性化合物及びアクリル基またはメタクリル基
を有する多官能性化合物を含むことを特徴とする光フア
イバ用被覆材料(第2発明)に関する。
1、4−ポリブタジェン変性物およびアクリル基または
メタクリル基を有する単官能性化合物を含むことを特徴
とする光ファイノ;用被覆材料(第1発明)およびアク
リル基またはメタクリル基を末端に有する1、4−ポリ
ブタジェン変性物、アクリル基またはメタクリル基を有
する単官能性化合物及びアクリル基またはメタクリル基
を有する多官能性化合物を含むことを特徴とする光フア
イバ用被覆材料(第2発明)に関する。
本発明について概説すると、本発明におけるアクリル基
またはメタクリル基を有する1、4−ポリブタジェン変
性物(以下単に1,4−Aブタジェン変性物という)は
、例えば末端に水酸基を有する1、4−ポリブタジェン
ジオールにアクリル酸、メタクリル酸、あるいはその反
応性酸誘導体であるアクリル酸クロライド、メタクリル
酸クロライド、あるいはアクリル酸エステル、メタクリ
ル酸エステル等を反応して得られる。
またはメタクリル基を有する1、4−ポリブタジェン変
性物(以下単に1,4−Aブタジェン変性物という)は
、例えば末端に水酸基を有する1、4−ポリブタジェン
ジオールにアクリル酸、メタクリル酸、あるいはその反
応性酸誘導体であるアクリル酸クロライド、メタクリル
酸クロライド、あるいはアクリル酸エステル、メタクリ
ル酸エステル等を反応して得られる。
また、別の製法としては、例えば、1.4−ポリブタジ
ェンジオールにジイソシアネートとそのエステル部分に
水酸基を有するアクリレートまたはメタクリレートを反
応して得られる。本発明において、1,4−ポリブタジ
ェン変性物はこれらの製造法、構造あるいは分子量等は
特に限定されるものではない。
ェンジオールにジイソシアネートとそのエステル部分に
水酸基を有するアクリレートまたはメタクリレートを反
応して得られる。本発明において、1,4−ポリブタジ
ェン変性物はこれらの製造法、構造あるいは分子量等は
特に限定されるものではない。
ところで、上記の1.4−ポリブタジェン変性物は、そ
の出発原料である1、4−ポリブタジェンの分子量が一
般にはZ000以上であるため、粘度、弾性率が高く、
それ自体単独では被覆材料として用いるKは適尚ではな
い。ここで、まず、粘度を下げる方法すなわち光ファイ
バへの塗布性を向上させる方法を種々検討した結果、反
応性の希釈剤としてアクリレート類またはメタクリレー
ト類を用いることが有効であることを見い出した。次に
弾性率を低くする方法を種々検討した結果、上記の反応
性希釈剤のうち、モノアクリレートまたはモノメタクリ
レートが有効であることを見い出した(第1発明)。更
に1.4−ポリブタジェン変性物にモノメクリレートマ
たはモノメタクリレートだけを配向した場合には、硬化
速度が遅く、得られた硬化物すなわち光ファイバーの一
次被覆の強度が弱いためスクリーニングテスト時にファ
イノくが破断する欠点が生じた。これを解決するために
種々検討した結果、1.4−ポリブタジェン変性物に、
モノアクリレート、モノメタクリレート等の単官能性化
合物とジアクリレート、トリアクリレート、またはジメ
タクリレート、トリメタクリレート等の多官能性化合物
を配合する仁とによシ、適度な弾性率、強度を有し、か
つ塗布性、硬化性にすぐれた被覆材料が得られることが
わかった(第2発明)。
の出発原料である1、4−ポリブタジェンの分子量が一
般にはZ000以上であるため、粘度、弾性率が高く、
それ自体単独では被覆材料として用いるKは適尚ではな
い。ここで、まず、粘度を下げる方法すなわち光ファイ
バへの塗布性を向上させる方法を種々検討した結果、反
応性の希釈剤としてアクリレート類またはメタクリレー
ト類を用いることが有効であることを見い出した。次に
弾性率を低くする方法を種々検討した結果、上記の反応
性希釈剤のうち、モノアクリレートまたはモノメタクリ
レートが有効であることを見い出した(第1発明)。更
に1.4−ポリブタジェン変性物にモノメクリレートマ
たはモノメタクリレートだけを配向した場合には、硬化
速度が遅く、得られた硬化物すなわち光ファイバーの一
次被覆の強度が弱いためスクリーニングテスト時にファ
イノくが破断する欠点が生じた。これを解決するために
種々検討した結果、1.4−ポリブタジェン変性物に、
モノアクリレート、モノメタクリレート等の単官能性化
合物とジアクリレート、トリアクリレート、またはジメ
タクリレート、トリメタクリレート等の多官能性化合物
を配合する仁とによシ、適度な弾性率、強度を有し、か
つ塗布性、硬化性にすぐれた被覆材料が得られることが
わかった(第2発明)。
本発明において用いられるアクリル基又はメタクリル基
を有する単官能性化合物としては、モノアクリレート例
えばテトラヒドロフルフリルアクリレート、2−ヒドロ
キシ−3−フェニルオキシプロピルアクリレート、ブト
キシエチルアクリレート、ラウリルアクリレート、ステ
アリルアクリレート、ベンジルアクリレート、ヘキシル
ジグリコールアクリレート、2−ヒドロキシエチルアク
リレート、2−エチルへキシルアクリレート、シクロヘ
キシルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、
ジシクロベンタジエンアクリレート、ポリエチレングリ
コールモノアクリレート類、ポリプロピレングリコール
モノアクリレート類、モノメタクリレート例えばn−ブ
チルメタクリレート、1θ0−ブチルメタクリレート、
2−エチルへキシルメタクリレート、イソデシルメタク
リレート、2ウリルメタクリレート、ステアリルメタク
リレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−
ヒドロキシプロピルメタクリレート、テトラヒドロフル
フリルメタクリレート、グリシジルメタクリレート、ポ
リエチレングリコールモノメタクリレート類、ポリプロ
ピレングリコールモノメタクリレート類等があげられる
。これらの単官能性化合物は単独かまたは二種以上を混
合して用いられる。これらのうち、さらに好ましいのは
、貯蔵性、硬化性の点からポリアルキレングリコールの
モノアクリレートおよびモノメタクリレートである。
を有する単官能性化合物としては、モノアクリレート例
えばテトラヒドロフルフリルアクリレート、2−ヒドロ
キシ−3−フェニルオキシプロピルアクリレート、ブト
キシエチルアクリレート、ラウリルアクリレート、ステ
アリルアクリレート、ベンジルアクリレート、ヘキシル
ジグリコールアクリレート、2−ヒドロキシエチルアク
リレート、2−エチルへキシルアクリレート、シクロヘ
キシルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、
ジシクロベンタジエンアクリレート、ポリエチレングリ
コールモノアクリレート類、ポリプロピレングリコール
モノアクリレート類、モノメタクリレート例えばn−ブ
チルメタクリレート、1θ0−ブチルメタクリレート、
2−エチルへキシルメタクリレート、イソデシルメタク
リレート、2ウリルメタクリレート、ステアリルメタク
リレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−
ヒドロキシプロピルメタクリレート、テトラヒドロフル
フリルメタクリレート、グリシジルメタクリレート、ポ
リエチレングリコールモノメタクリレート類、ポリプロ
ピレングリコールモノメタクリレート類等があげられる
。これらの単官能性化合物は単独かまたは二種以上を混
合して用いられる。これらのうち、さらに好ましいのは
、貯蔵性、硬化性の点からポリアルキレングリコールの
モノアクリレートおよびモノメタクリレートである。
本発明において用いられるアクリル基またはメタクリル
基を有する多官能性化合物として好ましいのは、ジーま
たはトリアクリレート、例えば、1.6−ヘキサンジオ
ールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリ
レート類、ポリプロピレングリコールジアクリレート類
、トリエチレングリコールジアクリレート、ネオベンチ
ルグリコールジアクリレー)、1.5−ブチレンクリコ
ールジアクリレート、2.2′−ビス(4−アクリロキ
シプロビロキシフェニル)プロパン、2.2’−ビス(
4−アクリロキシジェトキシフェニル)プロパン、テト
ラメチロールメタントリアクリレート、トリメチロール
プロパントリアクリレート、トリメチロールエタントリ
アクリレート、およびジーまたはトリメタクリレート例
えばエチレングリコールジメタクリレート、ジエチレン
グリコールジメタクリレート、トリエチレングリコール
ジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリ
レート類、1.3−ブチレングリコールジメタクリレー
ト、1.6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペ
ンチルグリコールジメタクリレート、ジプロピレングリ
コールジメタクリレート、ポリプロピレングリコールジ
メタクリレート類、2.2’−ビス(4−メタクリロキ
シジェトキシ7エ二ル)フロパン、′−トリメチロール
プロパントリメタクリレート、トリメチロールエタント
リメタクリレート等であシ、更にエチレングリコールジ
グリシジルエーテルのアクリル酸またはメタクリル酸付
加物、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル類
のアクリル酸またはメタクリル酸付加物、ポリプロピレ
ングリコールジグリシジルエーテル類のアクリル酸また
はメタクリル酸付加物、ネオペンチルグリコールジグリ
シジルエーテルのアクリル酸またはメタクリル酸付加物
、1.6−ヘキサンシオールジグリシジルエーテルのア
クリル酸またはメタクリル酸付加物、グリセリンジグリ
シジルエーテルのアクリル酸またはメタクリル酸付加物
、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテルのア
クリル酸またはメタクリル酸付加物等があげられる。
基を有する多官能性化合物として好ましいのは、ジーま
たはトリアクリレート、例えば、1.6−ヘキサンジオ
ールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリ
レート類、ポリプロピレングリコールジアクリレート類
、トリエチレングリコールジアクリレート、ネオベンチ
ルグリコールジアクリレー)、1.5−ブチレンクリコ
ールジアクリレート、2.2′−ビス(4−アクリロキ
シプロビロキシフェニル)プロパン、2.2’−ビス(
4−アクリロキシジェトキシフェニル)プロパン、テト
ラメチロールメタントリアクリレート、トリメチロール
プロパントリアクリレート、トリメチロールエタントリ
アクリレート、およびジーまたはトリメタクリレート例
えばエチレングリコールジメタクリレート、ジエチレン
グリコールジメタクリレート、トリエチレングリコール
ジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリ
レート類、1.3−ブチレングリコールジメタクリレー
ト、1.6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペ
ンチルグリコールジメタクリレート、ジプロピレングリ
コールジメタクリレート、ポリプロピレングリコールジ
メタクリレート類、2.2’−ビス(4−メタクリロキ
シジェトキシ7エ二ル)フロパン、′−トリメチロール
プロパントリメタクリレート、トリメチロールエタント
リメタクリレート等であシ、更にエチレングリコールジ
グリシジルエーテルのアクリル酸またはメタクリル酸付
加物、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル類
のアクリル酸またはメタクリル酸付加物、ポリプロピレ
ングリコールジグリシジルエーテル類のアクリル酸また
はメタクリル酸付加物、ネオペンチルグリコールジグリ
シジルエーテルのアクリル酸またはメタクリル酸付加物
、1.6−ヘキサンシオールジグリシジルエーテルのア
クリル酸またはメタクリル酸付加物、グリセリンジグリ
シジルエーテルのアクリル酸またはメタクリル酸付加物
、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテルのア
クリル酸またはメタクリル酸付加物等があげられる。
これらの多官能性化合物のうち、貯蔵性、硬化性の点か
ら多価アルコールのアクリル酸エステル、メタクリル酸
エステルがさらに好ましく、また上記多官能性化合物は
単独あるいは2種以上を混合して用いられる。
ら多価アルコールのアクリル酸エステル、メタクリル酸
エステルがさらに好ましく、また上記多官能性化合物は
単独あるいは2種以上を混合して用いられる。
本発明の被覆材料において、1.4−ポリブタジェン変
性物に対するアクリル基またはメタクリル基を有する単
官能性化合物の配合割合は前者1モルに対して後者は2
〜50モルである。
性物に対するアクリル基またはメタクリル基を有する単
官能性化合物の配合割合は前者1モルに対して後者は2
〜50モルである。
後者の配合割合が50モルを超えた場合にも硬化された
被覆材料の弾性率の低下や塗布速度の向上が観察される
が、その効果はそれほど顕著ではなく、逆に1.4−ポ
リブタジェン変性物の効果が失われ、被覆材料の特性の
−である強度が著しく低下する。また後者の配合割合が
2モルよシ少ない場合には、後者の効果が十分に生じな
い。
被覆材料の弾性率の低下や塗布速度の向上が観察される
が、その効果はそれほど顕著ではなく、逆に1.4−ポ
リブタジェン変性物の効果が失われ、被覆材料の特性の
−である強度が著しく低下する。また後者の配合割合が
2モルよシ少ない場合には、後者の効果が十分に生じな
い。
前者に対する後者の配合割合の変化が最高塗布速度及び
硬化後の被覆材料の弾性率におよぼす影響を第1図及び
第2図に示す。第1図は特願昭56−95647号明細
書に記載された方法によシ測定した被覆材料の光ファイ
バへの最高塗布速度とモノアクリレートの配合割合(後
記実施例2に準する)との関係を示すグラフであシ、配
合割合が増加すると最高塗布速度が向上する傾向を示す
。第2図はモノメタクリレートの配合割合(後記実施例
1に準する)と前記弾性率との関係を示すグラフであル
、配合割合が増加すると弾性率は低下する。
硬化後の被覆材料の弾性率におよぼす影響を第1図及び
第2図に示す。第1図は特願昭56−95647号明細
書に記載された方法によシ測定した被覆材料の光ファイ
バへの最高塗布速度とモノアクリレートの配合割合(後
記実施例2に準する)との関係を示すグラフであシ、配
合割合が増加すると最高塗布速度が向上する傾向を示す
。第2図はモノメタクリレートの配合割合(後記実施例
1に準する)と前記弾性率との関係を示すグラフであル
、配合割合が増加すると弾性率は低下する。
アクリル基またはメタクリル基を有する多官能性化合物
の割合は、1,4−ポリブタジェン変性物1モルに対し
て単官能性化合物との合計量として2〜50モルの範囲
であシ、又単官能性化合物に対する配合割合はモル割合
として1:α1〜1:10である。
の割合は、1,4−ポリブタジェン変性物1モルに対し
て単官能性化合物との合計量として2〜50モルの範囲
であシ、又単官能性化合物に対する配合割合はモル割合
として1:α1〜1:10である。
本発明の被覆材料は、1.4−ポリブタジェン変性物お
よび単官能性化合物更には多官能化合物を基本成分とし
ているが、必要に応じて光重合開始剤、硬化剤、紫外線
吸収剤、酸化防止剤、シランカップリング剤等の各種の
添加剤を配合することができる。
よび単官能性化合物更には多官能化合物を基本成分とし
ているが、必要に応じて光重合開始剤、硬化剤、紫外線
吸収剤、酸化防止剤、シランカップリング剤等の各種の
添加剤を配合することができる。
また、第1発明の被覆材料と第2発明の被覆材料とを、
それぞれ2回以上被覆するか、または別個に併用して被
覆してもよい。
それぞれ2回以上被覆するか、または別個に併用して被
覆してもよい。
(発明の実施例)
次に本発明を実施例について説明するが、本発明はこれ
に限定されるものではない。
に限定されるものではない。
実施例1
両末端にメタクリル基を有する1、4−ポリブタジェン
変性物(分子量7.800 、常温における粘度6,8
00部g、硬化後の弾性率82Kg/e!n2)1モル
とポリエチレングリコールモノメタクリレート(分子量
500)30モル(樹脂分)および樹脂分100部に対
し、ベンゾインイソブチルエーテル4部を混合して被覆
材料組成物を調製した。
変性物(分子量7.800 、常温における粘度6,8
00部g、硬化後の弾性率82Kg/e!n2)1モル
とポリエチレングリコールモノメタクリレート(分子量
500)30モル(樹脂分)および樹脂分100部に対
し、ベンゾインイソブチルエーテル4部を混合して被覆
材料組成物を調製した。
該被覆材料組成物を150=/分以上の速度で紡糸され
たガラス光ファイバに被覆し、8KWの高圧水銀灯によ
シ硬化させたところ、被覆は完全に硬化していた。硬化
後の該被覆材料の弾性率は28Kg/cm”、最高塗布
速度の測定値は192m/分であった。
たガラス光ファイバに被覆し、8KWの高圧水銀灯によ
シ硬化させたところ、被覆は完全に硬化していた。硬化
後の該被覆材料の弾性率は28Kg/cm”、最高塗布
速度の測定値は192m/分であった。
実施例2
両末端にアクリル基を有する1、4−ポリブタジェン変
性物(分子量7.200 、常温における粘度6.20
0 ps、硬化後の弾性率y a Ky/cm” )1
モルとポリエチレングリコールモノアクリレート(分子
量490)20モル(樹脂分)および樹脂分100部に
対しベンゾインイソプロピルエーテル4部を混合して被
覆材料組成物を調製した。硬化後の該被覆材料の弾性率
は32に7/−1最高塗布速度の測定−は170m/分
であった。
性物(分子量7.200 、常温における粘度6.20
0 ps、硬化後の弾性率y a Ky/cm” )1
モルとポリエチレングリコールモノアクリレート(分子
量490)20モル(樹脂分)および樹脂分100部に
対しベンゾインイソプロピルエーテル4部を混合して被
覆材料組成物を調製した。硬化後の該被覆材料の弾性率
は32に7/−1最高塗布速度の測定−は170m/分
であった。
実施例3
実施例1の1.4−ポリブタジェン変性物1モルに対し
ポリエチレングリコールモノアクリレート(分子量70
0)10モル、フェノキシエチルアクリレート5モル(
樹脂分)および樹脂分100部に対し、ベンゾインイソ
ブチルエーテル4部を混合して被覆材料組成物を調製し
た。
ポリエチレングリコールモノアクリレート(分子量70
0)10モル、フェノキシエチルアクリレート5モル(
樹脂分)および樹脂分100部に対し、ベンゾインイソ
ブチルエーテル4部を混合して被覆材料組成物を調製し
た。
−化後の該被覆材料の弾性率は37’ 117cm”
、最高塗布速度の測定値は135m/分であった。
、最高塗布速度の測定値は135m/分であった。
実施例4
両末端にメタクリル基を有する1、4−ポリブタジェン
変性物(分子量7.800 、粘度6.800ps1
硬化後の弾性率a 2117cm” ) 1−E: ル
、ポリエチレングリコールモノメタクリレート25モル
、ネオペンチルグリコールジアクリレート5モル(樹脂
分)および樹脂分100部に対しベンゾインイソブチル
エーテル4部を混合して被覆材料組成物を調製した・。
変性物(分子量7.800 、粘度6.800ps1
硬化後の弾性率a 2117cm” ) 1−E: ル
、ポリエチレングリコールモノメタクリレート25モル
、ネオペンチルグリコールジアクリレート5モル(樹脂
分)および樹脂分100部に対しベンゾインイソブチル
エーテル4部を混合して被覆材料組成物を調製した・。
該被覆材料組成物を150m/分の速度で紡糸された光
ファイバに被覆し8 KWの高圧水銀灯によ勺硬化させ
た。被覆は完全に硬化しておシ紡糸工程において実施さ
れだ1チ伸びのスクリーニングテストで光ファイバは破
断せず、また、得られた光フアイバ素線には被覆による
伝送損失の増加は認められなかった。
ファイバに被覆し8 KWの高圧水銀灯によ勺硬化させ
た。被覆は完全に硬化しておシ紡糸工程において実施さ
れだ1チ伸びのスクリーニングテストで光ファイバは破
断せず、また、得られた光フアイバ素線には被覆による
伝送損失の増加は認められなかった。
実施例5
両末端にアクリル基を有する1、4−ポリブタジェン変
性物(分子量7.200 、常温における粘度6.20
0 pθ、硬化後の弾性率7 f3 Kg/lyr?)
1モル、ポリエチレングリコールモノアクリレート20
モル、ネオペンチルグリコールジアクリレート5モル(
樹脂分)および樹脂分100部に対してベンゾインイソ
ブチルエーテル5部を混合し被覆材料組成物を調製した
。
性物(分子量7.200 、常温における粘度6.20
0 pθ、硬化後の弾性率7 f3 Kg/lyr?)
1モル、ポリエチレングリコールモノアクリレート20
モル、ネオペンチルグリコールジアクリレート5モル(
樹脂分)および樹脂分100部に対してベンゾインイソ
ブチルエーテル5部を混合し被覆材料組成物を調製した
。
該被覆材料組成物を160m/分の速度で紡糸された光
ファイバに被覆した後8KWの高圧水銀灯によシ硬化さ
せた。被覆は完全に硬化しており、紡糸工程において施
された1チ伸びのスクリーニングテストで光ファイバは
破断しなかった。また得られた光フアイバ素線には、被
覆による伝送損失の増加は認められなかった。
ファイバに被覆した後8KWの高圧水銀灯によシ硬化さ
せた。被覆は完全に硬化しており、紡糸工程において施
された1チ伸びのスクリーニングテストで光ファイバは
破断しなかった。また得られた光フアイバ素線には、被
覆による伝送損失の増加は認められなかった。
(発明の効果)
以上の説明から明らかなように、本発明の被覆材料は1
,4−ポリブタジェン変性物にアクリル基又はメタクリ
ル基を有する単官能性化合物を配合することによシ、光
ガラスファイバの紡糸及び被覆材料の塗布速度を向上し
、又硬化後の弾性率を低下することができ(第1発明)
、さらにアクリル基又はメタクリル基を有する多官能性
化合物を配合することにより硬化速度及び強度を向上す
る(第2発明)という効果を達成するものである。
,4−ポリブタジェン変性物にアクリル基又はメタクリ
ル基を有する単官能性化合物を配合することによシ、光
ガラスファイバの紡糸及び被覆材料の塗布速度を向上し
、又硬化後の弾性率を低下することができ(第1発明)
、さらにアクリル基又はメタクリル基を有する多官能性
化合物を配合することにより硬化速度及び強度を向上す
る(第2発明)という効果を達成するものである。
第1図は本発明の被覆材料の1,4−ポリブタジェン変
性物に対するモノアクリレートの配合割合と最高塗布速
度との関係を示すグラフであり、第2図は本発明の被覆
材料の1.4−ポリブタジェン変性物に対するモノメタ
クリレートの配合割合と被覆材料の弾性率との関係を示
すグラフである。 特許出願人 日本電信電話公社 代理人 中 本 宏 〃 井 上 昭 七/アクワレートの配合制令 第1図 モノメタクツレート/)1治(11な 第2図
性物に対するモノアクリレートの配合割合と最高塗布速
度との関係を示すグラフであり、第2図は本発明の被覆
材料の1.4−ポリブタジェン変性物に対するモノメタ
クリレートの配合割合と被覆材料の弾性率との関係を示
すグラフである。 特許出願人 日本電信電話公社 代理人 中 本 宏 〃 井 上 昭 七/アクワレートの配合制令 第1図 モノメタクツレート/)1治(11な 第2図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 アクリル基またはメタクリル基を末端に有する1
、4−ポリブタジェン変性物およびアクリル基またはメ
タクリル基を有する単官能性化合物を含むことを特徴と
する光フアイバ用被覆材料。 2 アクリル基またはメタクリル基を末端に有する1、
4−ポリブタジェン変性物、アクリル基またはメタクリ
ル基を有する単官能性化合物及びアクリル基またはメタ
クリル基を有する多官能性化合物を含むことを特徴とす
る光フアイバ用被覆材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57216893A JPS59107944A (ja) | 1982-12-13 | 1982-12-13 | 光フアイバ用被覆材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57216893A JPS59107944A (ja) | 1982-12-13 | 1982-12-13 | 光フアイバ用被覆材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59107944A true JPS59107944A (ja) | 1984-06-22 |
Family
ID=16695561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57216893A Pending JPS59107944A (ja) | 1982-12-13 | 1982-12-13 | 光フアイバ用被覆材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59107944A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60112648A (ja) * | 1983-10-21 | 1985-06-19 | Nitto Electric Ind Co Ltd | 光学ガラスフアイバ用被覆材料 |
-
1982
- 1982-12-13 JP JP57216893A patent/JPS59107944A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60112648A (ja) * | 1983-10-21 | 1985-06-19 | Nitto Electric Ind Co Ltd | 光学ガラスフアイバ用被覆材料 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6106253B1 (ja) | 光ファイバテープ、光ファイバテープの製造方法、及び間欠固定型光ファイバテープの連結部の形成に用いられる紫外線硬化樹脂組成物 | |
DE19836695A1 (de) | Klebstoff zur Herstellung von Verbundglas | |
DE3437531C2 (ja) | ||
JPS587103A (ja) | 光学ガラスフアイバ用被覆材料 | |
JPS59107944A (ja) | 光フアイバ用被覆材料 | |
CN106753084B (zh) | 一种压敏胶黏剂及其制备方法 | |
WO2022074914A1 (ja) | 樹脂組成物、光ファイバ及び光ファイバの製造方法 | |
JPS59182259A (ja) | 光フアイバ被覆材料 | |
JPS647018B2 (ja) | ||
CN110358487B (zh) | 低收缩率的uv胶、制备方法以及应用 | |
JPS59184747A (ja) | 光フアイバ被覆材料 | |
JPH02133338A (ja) | 光学ガラスファイバ用コーテイング剤 | |
JPS63107846A (ja) | 光学ガラスフアイバ用被覆材料 | |
JPH0623225B2 (ja) | 紫外線硬化型樹脂組成物 | |
JP2005281494A (ja) | 光学材料用接着剤組成物 | |
WO2022138119A1 (ja) | 樹脂組成物、樹脂組成物の製造方法、光ファイバ、光ファイバの製造方法、光ファイバリボン、及び光ファイバケーブル | |
WO2022074913A1 (ja) | 樹脂組成物、光ファイバ及び光ファイバの製造方法 | |
JP2001261381A (ja) | 光ファイバ用被覆材の硬化方法 | |
CN115991948B (zh) | 一种uv-led固化可加色底胶及其制备方法 | |
JPS6335438A (ja) | 光学ガラスフアイバ用被覆材料 | |
JP2765023B2 (ja) | 光ファイバ被覆用樹脂組成物 | |
JPH01212254A (ja) | 被覆光ファイバ | |
JPS60223815A (ja) | ウレタンアクリレ−ト系樹脂組成物 | |
JPS61133275A (ja) | 絶縁塗料 | |
JPS59217654A (ja) | 光学ガラスファイバ被覆体の製造法 |