JPS59107252A - ガス検知素子 - Google Patents
ガス検知素子Info
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- JPS59107252A JPS59107252A JP21721782A JP21721782A JPS59107252A JP S59107252 A JPS59107252 A JP S59107252A JP 21721782 A JP21721782 A JP 21721782A JP 21721782 A JP21721782 A JP 21721782A JP S59107252 A JPS59107252 A JP S59107252A
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- Japan
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N27/00—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
- G01N27/02—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance
- G01N27/04—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating resistance
- G01N27/12—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating resistance of a solid body in dependence upon absorption of a fluid; of a solid body in dependence upon reaction with a fluid, for detecting components in the fluid
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は可燃性ガスの検知に使用する複合金属酸化物半
導体を用いたガス検知素子に関するものである。
導体を用いたガス検知素子に関するものである。
従来例の構成とその問題点
近年、可燃性ガスの検知素子材料について種々の研究開
発が活発化してきている。これは、一般家庭を中心に各
種工場などで可燃性ガスによる爆発事故や有毒ガスによ
る中毒事故が多発し、大きな社会問題となっていること
に強く起因している。
発が活発化してきている。これは、一般家庭を中心に各
種工場などで可燃性ガスによる爆発事故や有毒ガスによ
る中毒事故が多発し、大きな社会問題となっていること
に強く起因している。
特にプロパンガスは、爆発下限界(LEL)が低く、か
つ比重が空気よりも大きく、部屋に停滞しやすいために
事故があとを断たず、毎年多数の死傷者を出している。
つ比重が空気よりも大きく、部屋に停滞しやすいために
事故があとを断たず、毎年多数の死傷者を出している。
近年になって、酸化第二錫(5nO2) やガンマ型酸
化第二鉄(γ−Fe2O3)などの金属酸化物を用いた
ガス検知素子が実用化され、ガス漏れWなどに応用され
ている。そして、ガス漏れなどの事態が発生してもLE
Lに至るまでの間に、プロパンガスの存在をいち早く検
知し、爆発を未然に防げるようになっている。
化第二鉄(γ−Fe2O3)などの金属酸化物を用いた
ガス検知素子が実用化され、ガス漏れWなどに応用され
ている。そして、ガス漏れなどの事態が発生してもLE
Lに至るまでの間に、プロパンガスの存在をいち早く検
知し、爆発を未然に防げるようになっている。
ところで、日本でもメタンガスを主成分とする液化天然
ガス(LNG)が一般家庭用として用いられるようにな
り、徐々に普及してきている。したがって、このLNG
の主成分であるメタンガスを感度よく検出するガス検知
素子の要請も非常に大きくなってきている。
ガス(LNG)が一般家庭用として用いられるようにな
り、徐々に普及してきている。したがって、このLNG
の主成分であるメタンガスを感度よく検出するガス検知
素子の要請も非常に大きくなってきている。
勿論、すでにメタンガスに感応するガス検知素子は開発
されてはいるが、その多くは感応体材料に増感剤として
貴金属触媒を用いているため、種々のガスによる触媒被
毒の問題、メタンガスUする感度が小さい点、あるいは
特性の経時変化が大きい点などの課題を抱えている。[
7た・かって、実用に際しては未だ不十分な特性である
のが現状である。
されてはいるが、その多くは感応体材料に増感剤として
貴金属触媒を用いているため、種々のガスによる触媒被
毒の問題、メタンガスUする感度が小さい点、あるいは
特性の経時変化が大きい点などの課題を抱えている。[
7た・かって、実用に際しては未だ不十分な特性である
のが現状である。
発明の目的
本発明はこのような状況に鑑みてなされたもので、メタ
ンガスに対しても実用上十分大きな感度を持ったガス検
知素子を提供するものである。メタンガスはそれ自身非
常に安定なガスであるだけに、これに十分な感度を有す
る検知素子は非常に高活性である必要がある。したがっ
て、メタンガスに対して大きな感度を実現するだめには
、従来は、貴金属触媒を感応体材料に添加して用いるか
、い温度で動作させるなどの工夫がなされてきた。
ンガスに対しても実用上十分大きな感度を持ったガス検
知素子を提供するものである。メタンガスはそれ自身非
常に安定なガスであるだけに、これに十分な感度を有す
る検知素子は非常に高活性である必要がある。したがっ
て、メタンガスに対して大きな感度を実現するだめには
、従来は、貴金属触媒を感応体材料に添加して用いるか
、い温度で動作させるなどの工夫がなされてきた。
これに対し、本発明は貴金属触媒を一切添加することな
く、また400℃と比較的低い動作温度でも対メタン感
度の大きい素子を実現するものである。
く、また400℃と比較的低い動作温度でも対メタン感
度の大きい素子を実現するものである。
発明の構成
本発明はカドミウムフェライト(CdFe2o4)、を
ガス感応体として用いたガス検知素子において、これに
含ま・れる種々の陰イオンのガス感応特性に及ぼす影響
ならびに添加物の効果について検討している中で見出さ
れたものである。すなわち、ガス感応体の母材料である
硫酸イオンを含有するcdF e 204 にGe
あるいはTh を添加することによりガス感応特性とそ
の信頼性が飛躍的に向上ししかも先述のメタンガスに対
しても実用上十分大きな感度を実現し得ることを見出し
たことによってなされたものである。
ガス感応体として用いたガス検知素子において、これに
含ま・れる種々の陰イオンのガス感応特性に及ぼす影響
ならびに添加物の効果について検討している中で見出さ
れたものである。すなわち、ガス感応体の母材料である
硫酸イオンを含有するcdF e 204 にGe
あるいはTh を添加することによりガス感応特性とそ
の信頼性が飛躍的に向上ししかも先述のメタンガスに対
しても実用上十分大きな感度を実現し得ることを見出し
たことによってなされたものである。
実施例の説明
以下に本発明の詳細を実施例を用いて説明する。
まず実施例1においては、CdFe2O4に含有される
硫酸イオンの量を一定にし、添加物であるG。
硫酸イオンの量を一定にし、添加物であるG。
あるいはThの添加量ならびにそれらの組み合わせを変
えた場合について述べることにする。
えた場合について述べることにする。
〔実施例1〕
酸化カドミウム(CdO)の市販試薬を649、酸化第
二鉄(Fe203)の市販試薬を80.9それぞれ採取
し、これをステンレススチール製のボットで6時間湿式
混合した。この混合物を乾煉、粉砕し、然る後に130
0℃の温度で2時間熱処理した。これを再度粉砕し、こ
れに硫酸イオンを含有させるため添加物として、硫酸第
二鉄(Fe2(S04)3−3!H20)試薬を40g
添加し、らいかい機で2時間混合した。これらの混合物
をいくつかに等分割し、これにそれぞれ市販の酸化ゲル
マニウム(GaO2)および酸化トリウム(The2)
試薬を、単独あるいは複数の組み合わせで添加した
。そしてそれぞれの粉体をさらにらいかい機で3時間乾
式混合した。そしてこれらにそれぞれ有機ノくインダー
を加法にこれらの粉体を直方体形状に加圧成型し、空気
中で600℃の温度で1時間焼成した。次にこの焼結体
の表面にAu を蒸着して一対の櫛形電極を形成し、そ
の裏面には白金発熱体を無機接着剤で貼りつけてヒータ
とし検知素子を作製した。この発熱体に電流を通じ、そ
の電流値を調節して素子の動作温度を制御した。素体温
度を400℃に保持して、そのガス感応特性を測定した
。
二鉄(Fe203)の市販試薬を80.9それぞれ採取
し、これをステンレススチール製のボットで6時間湿式
混合した。この混合物を乾煉、粉砕し、然る後に130
0℃の温度で2時間熱処理した。これを再度粉砕し、こ
れに硫酸イオンを含有させるため添加物として、硫酸第
二鉄(Fe2(S04)3−3!H20)試薬を40g
添加し、らいかい機で2時間混合した。これらの混合物
をいくつかに等分割し、これにそれぞれ市販の酸化ゲル
マニウム(GaO2)および酸化トリウム(The2)
試薬を、単独あるいは複数の組み合わせで添加した
。そしてそれぞれの粉体をさらにらいかい機で3時間乾
式混合した。そしてこれらにそれぞれ有機ノくインダー
を加法にこれらの粉体を直方体形状に加圧成型し、空気
中で600℃の温度で1時間焼成した。次にこの焼結体
の表面にAu を蒸着して一対の櫛形電極を形成し、そ
の裏面には白金発熱体を無機接着剤で貼りつけてヒータ
とし検知素子を作製した。この発熱体に電流を通じ、そ
の電流値を調節して素子の動作温度を制御した。素体温
度を400℃に保持して、そのガス感応特性を測定した
。
空気中における抵抗値(Ra)については、乾燥した空
気が乱流のできない程度にゆっくり攪拌されている容積
50tの測定容器中で測定′し、ガス中での抵抗値(R
cr)”はこの容器の中に純度99チ以上のメタン(C
H4)及び水素(H2)の各ガスを容量比率にして10
ppm 7秒 の割合で流入させ、その濃度がO・、
・2容量チに達した時にそれぞれ測定した。測定するガ
ス濃度を0.2%に選んだのは、ガス検知素子として実
用上要望される検知濃度がそのガスの爆発下限濃度(L
EL)の数10分の1から数分の1の範囲であシ、上記
16%であるからである。
気が乱流のできない程度にゆっくり攪拌されている容積
50tの測定容器中で測定′し、ガス中での抵抗値(R
cr)”はこの容器の中に純度99チ以上のメタン(C
H4)及び水素(H2)の各ガスを容量比率にして10
ppm 7秒 の割合で流入させ、その濃度がO・、
・2容量チに達した時にそれぞれ測定した。測定するガ
ス濃度を0.2%に選んだのは、ガス検知素子として実
用上要望される検知濃度がそのガスの爆発下限濃度(L
EL)の数10分の1から数分の1の範囲であシ、上記
16%であるからである。
寸だガス感応体に含まれる硫酸イオン(5O4−)の存
在は赤外線吸収スペクトルで確認し、含有されている量
はTCi−I)T1曲線及び螢光X線分析から同定した
。その結果、これらの焼結感応体に含1れている硫酸イ
オンの量はQ、20〜Q、22重量係であった。
在は赤外線吸収スペクトルで確認し、含有されている量
はTCi−I)T1曲線及び螢光X線分析から同定した
。その結果、これらの焼結感応体に含1れている硫酸イ
オンの量はQ、20〜Q、22重量係であった。
第1図および第2図に、添加物をそれぞれ単独で添加し
た場合のガス感応特性の添加量依存性を示す。感応特性
は、(1) ガス感度(Ra / Rg )、(11
)抵抗何時変化率△R(感応体を400℃の温度で20
00時間保持した場合の抵抗値の初期値に対する変化率
)で評価した。また第1表には、添加物を組み合わせて
用いた場合のやはりガス感度(Ra/Rcr) と、
抵抗経時変化率(△R)を示す。なお△Rは表中のに)
内に記載した。
た場合のガス感応特性の添加量依存性を示す。感応特性
は、(1) ガス感度(Ra / Rg )、(11
)抵抗何時変化率△R(感応体を400℃の温度で20
00時間保持した場合の抵抗値の初期値に対する変化率
)で評価した。また第1表には、添加物を組み合わせて
用いた場合のやはりガス感度(Ra/Rcr) と、
抵抗経時変化率(△R)を示す。なお△Rは表中のに)
内に記載した。
第1図、第2図および第1表から明らかなように、Ge
あるいはTh を単独ないしは組み合わせて添加する
ことにより、ガス感応特性(ガス感度 :Ra/ Rg
) が大きく向上している。また注目すべきは抵抗
値の経時変化であり、これらの添加物を加えることによ
りその変化率が犬[1Jに減少している。このようにG
e あるいはTh の添加によりガス感応特性と信頼性
の飛躍的な向上が実現できることがわかる。
あるいはTh を単独ないしは組み合わせて添加する
ことにより、ガス感応特性(ガス感度 :Ra/ Rg
) が大きく向上している。また注目すべきは抵抗
値の経時変化であり、これらの添加物を加えることによ
りその変化率が犬[1Jに減少している。このようにG
e あるいはTh の添加によりガス感応特性と信頼性
の飛躍的な向上が実現できることがわかる。
本発明において添加物総量を0.1〜60モルチに限定
したのは、0.1モル係未満では、第1図、第2図およ
び第1表に見られるように、ガス感応特性ならびに信頼
性を向上せしめる効果が見られず、逆に60モル係を超
えると抵抗値自身が高くなり、また特性の安定性に欠け
るからである3゜表中で 印を付したものがこれ、らに
該当するものであり、第1表の中では比較例として記載
しでおいた。
したのは、0.1モル係未満では、第1図、第2図およ
び第1表に見られるように、ガス感応特性ならびに信頼
性を向上せしめる効果が見られず、逆に60モル係を超
えると抵抗値自身が高くなり、また特性の安定性に欠け
るからである3゜表中で 印を付したものがこれ、らに
該当するものであり、第1表の中では比較例として記載
しでおいた。
(以 下 余 白2
第 1 表
× 比較例
ところで、一般的に感応体はある程度非晶質の状態の金
属酸化物の方が、結晶化されているものより可燃性ガス
に対する吸着現象などの物理化学現象が活性になり易い
と言われている。しかし、はぼ完全に近く結晶化されて
いる市販試薬を用いて作成されたCdFe2O4でも、
硫酸イオンを含有せしめ、さらにGe あるいはTh
を添加することにより極めて高い活性度を示し、しかも
これが経時的に安定なため、結果的に非常に大きなガス
感度と高い信頼性を実現し得ることがわかる。
属酸化物の方が、結晶化されているものより可燃性ガス
に対する吸着現象などの物理化学現象が活性になり易い
と言われている。しかし、はぼ完全に近く結晶化されて
いる市販試薬を用いて作成されたCdFe2O4でも、
硫酸イオンを含有せしめ、さらにGe あるいはTh
を添加することにより極めて高い活性度を示し、しかも
これが経時的に安定なため、結果的に非常に大きなガス
感度と高い信頼性を実現し得ることがわかる。
この実施例1では、感応′体が焼結体の場合であり、含
有される硫酸イオン量が一定で、そして添加物の量、粗
み合わせが異る場合について述べた次に示す実施例2で
は感応体が焼結膜の場合で、実施例1とは逆に添加物の
種類と量を一定にし2て含有される硫酸イオンの量を変
えた場合について述べる。すなわち実施例2では、本発
明が感応体を焼結膜とした場合でも有効であることを確
認しまた含有される硫酸イオン量がガス感応特性に対し
てどのような効果を持つかについて述べる。
有される硫酸イオン量が一定で、そして添加物の量、粗
み合わせが異る場合について述べた次に示す実施例2で
は感応体が焼結膜の場合で、実施例1とは逆に添加物の
種類と量を一定にし2て含有される硫酸イオンの量を変
えた場合について述べる。すなわち実施例2では、本発
明が感応体を焼結膜とした場合でも有効であることを確
認しまた含有される硫酸イオン量がガス感応特性に対し
てどのような効果を持つかについて述べる。
〔実施例2〕
実施例1と同じ方法で作成したCd F e20410
011にやはり市販の酸化ゲルブニウム(GeO2)お
よび酸化トリウム(ThO2)試薬を第2表に示す様な
割合になる様に採取し、それぞれをらいかい機にて2時
間混合した。次にそれぞれの混合粉体を8等分割し、こ
れに予め種々の濃度に調製された硫酸第二鉄(Fe2(
SO2)3−xH2O)溶液を加え、しかる後にそれぞ
れの粉体をやはりらいかい機で1時間混合した。このよ
うにして代表例としての酸化物組成の種類が3種類(試
料A−C)、硫酸イオン量の異なるものがそれぞれの酸
化物組成に対して8種類、計24種類の試料が得られた
。
011にやはり市販の酸化ゲルブニウム(GeO2)お
よび酸化トリウム(ThO2)試薬を第2表に示す様な
割合になる様に採取し、それぞれをらいかい機にて2時
間混合した。次にそれぞれの混合粉体を8等分割し、こ
れに予め種々の濃度に調製された硫酸第二鉄(Fe2(
SO2)3−xH2O)溶液を加え、しかる後にそれぞ
れの粉体をやはりらいかい機で1時間混合した。このよ
うにして代表例としての酸化物組成の種類が3種類(試
料A−C)、硫酸イオン量の異なるものがそれぞれの酸
化物組成に対して8種類、計24種類の試料が得られた
。
第 2 表
このようにして得られたいくつかの混合粉体を空気中で
400℃の温度で2時間熱処理した。さらにこの粉体を
60〜100μに整粒し、トリエタノールアミンを加え
てペースト化した。一方、ガス検知素子の基板として縦
、横それぞれ5+nm、厚み0.5+mnのアルミナ基
板を用意し、この表面に0.5mmの間隔に櫛形に金ペ
ーストを印刷し、焼きつけて一対の櫛形電極を形成した
。そして、アルミナ基板の裏面には金電極の間に市販の
酸化ルテニウムのグレーズ抵抗体を印刷し、焼きつけて
ヒータとした。
400℃の温度で2時間熱処理した。さらにこの粉体を
60〜100μに整粒し、トリエタノールアミンを加え
てペースト化した。一方、ガス検知素子の基板として縦
、横それぞれ5+nm、厚み0.5+mnのアルミナ基
板を用意し、この表面に0.5mmの間隔に櫛形に金ペ
ーストを印刷し、焼きつけて一対の櫛形電極を形成した
。そして、アルミナ基板の裏面には金電極の間に市販の
酸化ルテニウムのグレーズ抵抗体を印刷し、焼きつけて
ヒータとした。
次に、上述のペーストを基板の表面に約65μの厚みに
印刷し、室温で自然乾燥させた後、400℃の温度にな
るまで徐々に加熱し、この温度で1時間保持した。この
段階でペーストが蒸発し硫酸イオンを含有するそれぞれ
の複合酸化物組成の焼結膜になった。このガス感応体の
厚みは約65μであった。このようにしてガス検知素子
を得た。
印刷し、室温で自然乾燥させた後、400℃の温度にな
るまで徐々に加熱し、この温度で1時間保持した。この
段階でペーストが蒸発し硫酸イオンを含有するそれぞれ
の複合酸化物組成の焼結膜になった。このガス感応体の
厚みは約65μであった。このようにしてガス検知素子
を得た。
またガス感応膜に含まれる硫酸イオン量の同定は、上記
の各ペーストの一部を、アルミナ基板に印刷するのでは
なく、ペーストのまま上述と同じ様に400℃の′温度
で徐加熱し、これをTG−DTAならびに螢光X線分析
にかけて行なった。また硫酸イオンの存在の確認は実施
例1と同じく赤外線吸収スペクトルを分析することによ
シ行なった。
の各ペーストの一部を、アルミナ基板に印刷するのでは
なく、ペーストのまま上述と同じ様に400℃の′温度
で徐加熱し、これをTG−DTAならびに螢光X線分析
にかけて行なった。また硫酸イオンの存在の確認は実施
例1と同じく赤外線吸収スペクトルを分析することによ
シ行なった。
それぞれの検知素子のガス感応特性を実施例1の場合と
同様の方法で測定した。第3図〜第6図に酸化物組成の
異る試料A−COガス感度(Ra/Rg)と含有される
硫酸イオンとの関係をそれぞれ示す。また第3表には、
経時特性の代表例として、試料A−Cにおいて硫酸イオ
ンが2〜5重量%含有されているものについて実施例1
と同じ方法で評価した時の抵抗値の経時変化率を示す。
同様の方法で測定した。第3図〜第6図に酸化物組成の
異る試料A−COガス感度(Ra/Rg)と含有される
硫酸イオンとの関係をそれぞれ示す。また第3表には、
経時特性の代表例として、試料A−Cにおいて硫酸イオ
ンが2〜5重量%含有されているものについて実施例1
と同じ方法で評価した時の抵抗値の経時変化率を示す。
なお実施例2においては、被検ガスとしてはメタンとプ
ロパンを用いた。
ロパンを用いた。
第3図〜第6図からキ明らかなように、感応体が焼結膜
であっても、実施例1で得られたのとほぼ同じ特性が得
られている。また第3表からも明らかなように、抵抗値
の経時変化率も実施例1と同様非常に小さい。
であっても、実施例1で得られたのとほぼ同じ特性が得
られている。また第3表からも明らかなように、抵抗値
の経時変化率も実施例1と同様非常に小さい。
また第3図〜第6図を見ればわかるように、硫酸イオン
の量が0.005 重量%未満ではGeあるいはTh
の添加効果がなく本発明の効果が期待できない。また逆
に10.0重量%を超えると特性の安定性、あるいは機
械的強度の面で実用性に欠けるようになる。本発明のガ
ス検知素子に含有される硫酸イオンの量を0.005〜
10.0重量%に限定したのは上述した点に依る。
の量が0.005 重量%未満ではGeあるいはTh
の添加効果がなく本発明の効果が期待できない。また逆
に10.0重量%を超えると特性の安定性、あるいは機
械的強度の面で実用性に欠けるようになる。本発明のガ
ス検知素子に含有される硫酸イオンの量を0.005〜
10.0重量%に限定したのは上述した点に依る。
第 3 表
ところで、実施例1および2では出発原料として市販の
酸化物試薬を用いたものについて述べたが、本発明は最
終的に感応体の組成が前述した範囲内のものであればよ
く、何ら出発原料や製造工法を限定するものではない。
酸化物試薬を用いたものについて述べたが、本発明は最
終的に感応体の組成が前述した範囲内のものであればよ
く、何ら出発原料や製造工法を限定するものではない。
また実施例においては被検ガスとしてメタンと、水素あ
るいはプロパンを用いたが本発明の効果がこれらのガス
に決して限定されるものでなく、エタン、イソブタン、
アルコールといった可燃性ガスに対しても有効であるこ
とは勿論である。
るいはプロパンを用いたが本発明の効果がこれらのガス
に決して限定されるものでなく、エタン、イソブタン、
アルコールといった可燃性ガスに対しても有効であるこ
とは勿論である。
発明の詳細
な説明したように、本発明のガス検知素子は、硫酸イオ
ンを含有するcdFe2o4に添加物としてG。
ンを含有するcdFe2o4に添加物としてG。
あるいはTh を添加した焼結体あるいは焼結膜を感応
体として用いたものでちり、これにより、特にメタンガ
ス感度が飛躍的に向上し、これまで貴金属触媒を用いず
には微量検知が難しいとされてきたメタンガスに対して
400℃という比較的低い温度でも非常に大きい感度を
実現し得るものである。これは都市ガスの天然ガス(主
成分:メタンガス)化に伴フて要求が大きくな9つつあ
る社・会ニーズに的確 に対応するものであり、その効
果は極めて大なるものがある。また、本発明のいまひと
つの効果は寿命特性、特に通電による抵抗値の経時変化
の大幅な軽減である。これは換言すれば、あらゆる検知
素子の最も重要な要素である素子の信頼性の向上に極め
て大きな寄与をもたらすものである。
体として用いたものでちり、これにより、特にメタンガ
ス感度が飛躍的に向上し、これまで貴金属触媒を用いず
には微量検知が難しいとされてきたメタンガスに対して
400℃という比較的低い温度でも非常に大きい感度を
実現し得るものである。これは都市ガスの天然ガス(主
成分:メタンガス)化に伴フて要求が大きくな9つつあ
る社・会ニーズに的確 に対応するものであり、その効
果は極めて大なるものがある。また、本発明のいまひと
つの効果は寿命特性、特に通電による抵抗値の経時変化
の大幅な軽減である。これは換言すれば、あらゆる検知
素子の最も重要な要素である素子の信頼性の向上に極め
て大きな寄与をもたらすものである。
第1図および第2図は本発明の一実施例における添加物
量と、メタンおよび水素に対する感度(Ra/Rcr)
ならびに抵抗経時変化率(△R)との関係を示した特性
図、第3図〜第5図は本発明の他の実施例における硫酸
イオン含有量と、メタンおよびプロパンに対する感1i
t(Ra/Rcr) との関係を3つの代表的な酸化
物組成について示した特性図である。
量と、メタンおよび水素に対する感度(Ra/Rcr)
ならびに抵抗経時変化率(△R)との関係を示した特性
図、第3図〜第5図は本発明の他の実施例における硫酸
イオン含有量と、メタンおよびプロパンに対する感1i
t(Ra/Rcr) との関係を3つの代表的な酸化
物組成について示した特性図である。
Claims (2)
- (1)硫酸イオンが0.005〜10重量%含有された
カドミウムフェライト(CdFe2o4)に、添加物と
してゲルマニウム(Ge)、およびトリウム(Th)の
うち少なくともひとつが、それぞれGeO2、およびT
h02に換算して添加物総量で061〜60モルチ含む
ものをガス感応体として用いることを特徴とするガス検
知素子。 - (2) ガス感応体が加圧成型し、焼成して得られる
焼結体、またはペーストを印刷して焼成して得られる焼
結膜であることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項
記載のガス検知素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21721782A JPS59107252A (ja) | 1982-12-10 | 1982-12-10 | ガス検知素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21721782A JPS59107252A (ja) | 1982-12-10 | 1982-12-10 | ガス検知素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59107252A true JPS59107252A (ja) | 1984-06-21 |
JPS6222420B2 JPS6222420B2 (ja) | 1987-05-18 |
Family
ID=16700690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21721782A Granted JPS59107252A (ja) | 1982-12-10 | 1982-12-10 | ガス検知素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59107252A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5195240A (en) * | 1988-04-15 | 1993-03-23 | Du Pont Canada Inc. | Method for the manufacture of thermoplastic panel heat exchangers |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5352200A (en) * | 1976-10-22 | 1978-05-12 | Hitachi Ltd | Manufacture of gas sensor material |
JPS57157578A (en) * | 1981-03-23 | 1982-09-29 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Active crystalline silicon thin film photovoltaic element |
-
1982
- 1982-12-10 JP JP21721782A patent/JPS59107252A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5352200A (en) * | 1976-10-22 | 1978-05-12 | Hitachi Ltd | Manufacture of gas sensor material |
JPS57157578A (en) * | 1981-03-23 | 1982-09-29 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Active crystalline silicon thin film photovoltaic element |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5195240A (en) * | 1988-04-15 | 1993-03-23 | Du Pont Canada Inc. | Method for the manufacture of thermoplastic panel heat exchangers |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6222420B2 (ja) | 1987-05-18 |
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