JPS5910643Y2 - ブツピントリツケヨウブラケツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はバンパーに取付けるランプ類等の物品の取付装
置に関するものである。

従来、フォグランプ、バックランプ、コーナランプ１等
をオプション部品としてバンパー２に取付ける場合、該
バンパー２に孔をあけたり、バンパーステイにブラケッ
トを付けたりあるいは又バンパー２上部のフランジ部に
ブラケット３を挾んだり （第１図参照）して取付けて
いた。

しかし、これらの取付装置はバンパーに特別に孔をあけ
たり、又バンパーステイにブラケットを付けるためにバ
ンパーを車体から取り外さなくてはならず、そのためラ
ンプ類の取付作業に時間を要し、しかも取付のための費
用も嵩むという問題があった。

更に又バンパー上部のフランジ部を使用する場合に、バ
ンパーにフランジ巾がないと車体パネルやラジエーター
グリルに接近してしまい取付けは殆んど出来ない状態で
あった。

本考案は上記の欠点を除去したバンパーに取付けるラン
プ類等の物品の取付装置を提供せんとするもので゛、そ
の要旨とするところは、バンパーの表面に密着するよう
柔軟かつ弾力性を有する薄板を接合分離自在に二分割し
て形或した上部帯状部材および下部帯状部材の分割され
た側の端部に、互に衝合し結合可能なフランジ部と略々
コの字状に突出形或したランプ等の物品の取付用ステイ
を取り付けるためのブラケットとを夫々設け、がっ分割
された側の反対側の端部にそれぞれバンパーの端縁部に
係合するフックを設けた構戊としたもので゛、その目白
勺とするところはバンパーへのランプ等の物品の取付け
取外し作業を容易に行なえるようにした点にある。

以下本考案の具体的実施例を第２図、第３図イをもって
説明する。

１はランプで、裏面にはランプ取付用ステイ１２を有す
る。

２はバンパーでランプ取付面の垂直断面形状は外方に彎
曲に形或されたものであり、普通水平断面形状は車体コ
ーナ一部の略折曲部まで一定である。

５は上下に接合分離自在に二分割した薄板の帯状部材の
うちの上部帯状部材で、ステンレス鋼板で形威されバン
パー２の表面に密着するよう柔軟かつ弾力性を有する。

下部帯状部材９も前記上部帯状部材５と同じ材質を有す
る帯状部材である。

前記上部帯状部材５の上端すなわち分割された側の反対
側の端部にはバンパー２の上方端縁部に係合するための
鉤状フツク４が又、下端すなわち分割された側の端部に
は略々コの字状に突出形威した取り付けるべき物品であ
るランプ１の取付用ステイ１２を取り付けるためのブラ
ケット６と下部帯状部材９と互に衝合し結合可能なフラ
ンジ部７とを有し、それらはいずれもリベット等で上部
帯状部材５に取付けられている。

一方、前記下部帯状部材９の上端すなわち分割された側
の端部には前記上部帯状部材５のフランジ部７と互に衝
合し結合可能なフランジ部８を有し、下端すなわち分割
された側の反対側の端部にはバンパー２の下方端縁部に
係合するための鉤状フツク１０がそれぞれリベット等で
取付けられている。

１３はブラケット６にステイ１２を取り付けるための取
付ボルトおよびナット、６’， １２’はボルト、ナッ
ト１３取付用孔、１４はフランジ部７，８を結合するた
めのスクリュー、７’， ８’はスクリュー１４取付用
孔を示す。

尚、バンパー２に直接帯状部材５，９を当ててもよいが
必要に応じて図示のようにシートパッキン１５をバンパ
ー２と帯状部材５，９との間に介挿してもよい。

次に上記のように構戊した本案装置の取付方法について
説明すると、まずバンパー２に２分割した帯状部材のう
ち上部帯状部材５の鉤状フツク４を係合し、次に下部帯
状部材９の鉤状フツク１０を係合する。

つづいて、上部帯状部材５のフランジ部７と下部帯状部
材９のフランジ部８とを衝き合わせスクリュー１４で締
めつけ帯状部材５，９を一体にして、外方に彎曲したバ
ンパー２に帯状部材５，９が密着するように取り付ける
。

その後、ランプ１の取付用ステイ１２を上部帯状部材５
に設けたフ゛ラケット６に当てボル１・、ナツ１・１３
で゛固着する。

一方、取り外しはこの逆の手順で行なえば良い。

土産手順によりランプ類をバンパーにとりつけた断面形
状を第３図イに示す。

尚、ランプ類の取付位置をもって高くする必要がある場
合には、第３図口に示すように長身のランプ取付用ステ
イ１６を設ければ良い。

本考案は上記構戊であるので、帯状部材は断面が外方に
彎曲したバンパーに馴染みぴったり密着させることがで
き、又、バンパー自体を後加工する必要もなく、又取り
付けのためのバンパー取り外しを必要とせず、簡単に手
持ちのドライバー等の工具でランプの装着が可能となり
、更にはバンパーの取付位置もバンパーの断面形状が一
定の場合は任意の位置にとりつけられ、従って、取付作
業性がよくなると共に取付時間も短縮でき、しかも従来
のような特殊工具を必要とせず素人でも簡単に行なえる
。

更に又、バンパーに加工その他の跡がつかないためラン
プ類が不用となった場合、ランプを取り外してもバンパ
ーは外観的に初期の状態（ランプを取り付ける前の状態
）を維持することができる等の作用効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の物品取付位置を示す縦断側面図、第２図
は本考案の一実施例の分解斜視図、第３図イは本考案装
置の使用状態を示す縦断側面図、第３図口は同じく本考
案装置の他の例の使用状態を示す縦断側面図である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. バンパーの表面に密着するよう柔軟かつ弾力性を有する
   薄板を接合分離自在に二分割して形戊した上部帯状部材
   および下部帯状部材の分割された側の端部に、互に衝合
   し結合可能なフランジ部と略々コの字状に突出形威した
   ランプ等の物品の取付用ステイを取り付けるためのブラ
   ケットとを夫々設け、かつ分割された側の反対側の端部
   にそれぞれバンパーの端縁部に係合するフックを設けた
   ことを特徴とするバンパーに取り付ける物品の取付装置
   。