JPS59104030A - 加熱調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は被加熱物の調理状態をセンサで検出して加熱源
の動作乏制御する加熱調理器に関するものである。

従来例の構成とその問題点 近年、半導体技術の著しい進展は制御回路の高機能化、
高集積度による小型化、量産効果による低価格化に成功
し、家庭用電気機器にもこれら電子制御回路が汎用され
るに至った。

電気オーブンや電子レンジ、ガスオープンあるいはこれ
らの複合調理器など、種々の加熱装置においても、この
電子制御に基くインテリジェンス化が急速に進んだ。特
に加熱装置にあって顕著な傾向は、種々のセンサにより
被加熱物の加熱状態を検出し、自動的に加熱を制御する
自動加熱装置が昔たたく間に普及したことである。

これは従来のように加熱時間や出力、加熱温度などをユ
ーザが自身で設定しなくとも、制御部がセンサを用いて
自動的に加熱を終了させてくれるもので、被加熱物の分
量や初期温度などを考慮しなければならない亀子レンジ
などでは、はなはだ操作が間便で、しかも失敗の少ない
加熱調理を行えるようになった。

このような先行技術としては、特開昭５１−１３４９５
１号がある。これは被加熱物から発生する蒸気によって
湿度の変化を検出し、それがある設定値に達した時点を
蒸気発生点とする。そこに到達するまでの加熱時間Ｔ１
と、別に定めた被加熱物固有の係数Ｒとの槓ＲＴ１との
オ■を全加熱時間とするものである。

これはいわゆる湿度センサを用いた自動加熱の制御例で
あるが、蒸気、アルコール、炭酸ガスに反応するいわゆ
るガスセンサにおいても、極めて有効な制御方法である
。

ただこの方法にも次のような問題点があった。

つまり油蒸気、しょう油、その池有機物蒸気にさらされ
、また結露などが起こるため、センサ素子の結晶粒子の
汚れにより感湿表面積が低下し湿度に対する感度が鈍く
なってしまうことである。

そこで従来は、調理開始と同時にセンサ素子を４００℃
以上に加熱してセンサ素子に付着していた汚れをＣ０２
ΣＨ２０に分解するクリーニング操作を行っていた。従
って、センサ素子が４００℃に到達するまでの立上り時
間及び初期の温度に冷えるまでの立下り時間を必要とす
る。

ところで、相対湿度は空気中に同一の水蒸気が含まれて
いても温度が異なれば変化する性質を持っている。例え
ば、１０ｇ／ＫＰの水蒸気量を含む空気があったとする
と、温度が２０℃であれは相対湿度が７０％であるが、
温度が４０℃まで上昇すれば２０％となる。このことか
ら、相対湿度を検知しようとする場合温度が深く係わっ
ていることがわかる。このような点から相対湿度を正確
に検知するには、センサ素子自身の温度が初期の温度ま
で十分に冷えていなければならず、そのため従来は調理
開始と同時に行われるクリーニング操作後、センサ素子
の温度が十分に冷えてから加熱源に給電を開始し、この
時点からの湿度の変化か所定の設定値に達するまでの時
間Ｔ１を求め、更に別に定めた被加熱物固有の係数Ｒと
の積ＲＴ１だけ追加加熱をして全加熱時間としていた。

このように従来は、調理開始の直後にセンサ素子のクリ
ーニングを行うため、加熱源へ給電するのを待たなけれ
ばならず、調理完了まで長時間を要するという欠点があ
った。

発明の目的 本発明は上記従来の欠点を解消するもので、調理時間の
短縮を図り、メニューに応じて良好な自動加熱を実現す
る加熱調理器を提供することを目的とするものである。

発明の構成 上記目的を達成するため、本発明の加熱調理器は、被加
熱物から生じる蒸気やガスを検出して加熱源の動作を制
御するセンサを所定の時間をおいてクリーニングする構
成であり、調理開始とともにセンサ素子が蒸気、ガスの
発生を検出可能な状態にあるため、センサ素子のクリー
ニング時間を省き、調理時間の短縮を図ることができる
という効果を有するものである。

実施例の説明 以下本発明の実施例を第１図から第４図にもとづいて説
明する。

第１図において１は被加熱物２を収容する加熱室で、こ
の加熱室１内の、岐加熱吻２を加熱源であるマグネトロ
ン３から発振された高周波エネルギーで誘電加熱する。

４はファンモータであり、マグネトロン３等を冷却する
とともに、送風ダクト６、送風口６を通って換気風７を
加熱室１内に送風する。被加熱物２から出た水蒸気８を
含む排気風９は排気口１ｏを通って排気タソト１１に排
出される。１２は相対湿度検知センサ（以下単にセンサ
と呼ぶ）で、排気風９の相対湿度に感応しマグネトロン
３の動作を制御するものである。

第２図において１３はセンサ１２を構成するセンサ素子
、１４はセンサ素子１３の周囲近傍に設けられ、センサ
素子１３をクリーニングするコイルヒータである。１６
はコイルヒータ１４及びセンサ素子１３を支持する支持
部である。

第３図において１６はマグネトロン３への給電を制御す
るパワーリレーで、加熱時間を制御する全加熱時間制御
部１了からの出力信号によって駆動される。１８はセン
サ１２のクリーニング終了検知部で、センサ素子１３か
らの信号を処理し、クリーニングめ終了及び湿度の検知
を行い、Ｒ−フリップフロップ１９にクリーニング終了
信号（Ｓｅ）を出力し、また、湿度の検知信号（ｓｈ）
を全加熱時間制御回路１７に出力する。２ｏは商用電源
の入力を検知する入力検知部で、電源が接続されるとパ
ルスを出力する。２１は時間計測部で、電源が入力され
ると所定の時間ごとにパルスを出力する。この入力検知
部２０及び時間計測部２１からの出力はＯＲ回路２２に
入力されその出力がＲ−Ｓフリップフロップ１９に入力
される。

２３はクリーニング用の電源部である。２４はコイルヒ
ータ１４αの給電を制御するパワーリレーでＲ−Ｓフリ
ップフロップ１９からの信号により駆動される。

以下上記構成における作用について説明する。

まず、加熱調理器の入力を商用電源に接続すると、入力
検知部２ｏからパルスが発生し、時間計測部２１で時間
計測の動作を開始するとともに、）１−Ｓノリツブフコ
ツブ１９−＼信号を出力し、Ｒ−Ｓフリップフロップ１
９からの出力信号によりパワーリレー２４を駆動し、コ
イルヒータ１４でセンサ素子１３のクリーニングを行う
。そしてセンサ素子１３のクリーニングが終了すると、
クリルニゲ終了検知部１８からＲ−Ｓフリップフロップ
１９のリセント側へＳｅ信号を入力し、Ｒ−Ｓフリップ
フロップ１９の出力を０にしてパワーリレー２４をオフ
させる。

なお、時間計測部２１は、電源の入力検知信号により計
測を開始し、所定９時間ごとにパルスを発生してＲ−Ｓ
フリップ７０ツブ１９のセット側へ信号を出力し、入力
電源の接続時と同様のクリーニング動作を行わせるもの
である。

第４図は他の実施例を示し、第３図に示す時間計測部２
１の代りに時刻計測部２６を設けたもので、加熱調理器
具を商用電源に接続すると、入力検知部２ｏからＲ−Ｓ
フリップフロップ１９ヘパルスが出力され、１（−Ｓノ
リツブフロップ１９からの出力信号によりパワーリレー
２４を駆動し、コイルヒータ１４でセンサ素子１３のク
リーニングを行う。そして予めプログラムされた時刻に
時刻計測部２５からＲ−Ｓフリップフロップ１：９ヘパ
ルスが出力され、旙用電源の接続時と同僚に所定の時刻
にセンサ素子１３のクリーニングが行われる。

このように本実施例の加熱調理器によれば、商用％源を
入力した時にセンサ素子１３が必ず１回クリーニングさ
れるため、長期間クリｍ＝レグされずに置かれていたこ
とによる汚れを容易に取り除くことができる。

また所定の時間や所定の時刻ごとにセンサ素子１３をコ
イルヒータ１４でクリーニングするため、調理時にクリ
ーニングの必要性がなく、その分調理時間の短縮を図る
ことができる。

また入力検知部２０からの出力信号により時間計測部２
１が動作して時間計測を開始するため、入力電源の検知
によるクリーニングと、時間計測によるクリーニングと
は常に所定の時間をおいて行われるので、前記入力検知
部２０と時間計測部２１との出力信号で連続してクリー
ニングされることはなく、センサ素子１３の過加熱を防
止することができる。

更に使用頻度の高い朝食時、昼食時の準備時間前に必ず
センサ素子１３のクリーニングを行い、使用頻度の低い
夜間にはクリーニングを行わないように構成ｐきるため
、常にセンサ素子１３の感度がよく、調理メニューに応
じた良好な加熱調理を行うことができる。

発明の効果 以上のように本発明によれば次の効果を得ることができ
る。

（１）所定の時間ごとにセンサ素子のクリーニングを行
うことにより、常にセンサを清浄な状態に保つことが可
能”となり、調理開始と同時に加熱動作を開始させるこ
とができるため、調理時間の短縮とセンサの長寿命化と
を図ることかできる。

（２）　　商用電源を入力時にはセンサ索子のクリーニ
ングを必ず１回行うため、長期間使用しない状態におい
ても電源接続時には直ちにクリーニングを完了させるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である加熱調理器の断面図、
第２図は同第１図のセンサを示す斜視図、第３図は同制
御回路図、第４図は本発明の他の実施例を示す加熱調理
器の制御回路図である。 １・・・・・・加熱室、３・・・・・・マグネ）ｏン（
加熱源）、１３・・・・・・センサ索子、１４・・川・
コイルヒータ（クリーニング手段）、１７・・・・・・
全加熱時間制御部（制御部）、２１・・・・・時間計測
部（制御部）。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第２
図 ／Ｊ 第３図 第４図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）被加熱物を収容する加熱室と、この加熱室に収容
   された被加熱物を加熱する加熱源と、この加熱源への給
   電を制御する制御部と、前記加熱室内に発生する蒸気又
   はガスを検出するセンサ索子及びセンサ素子をクリーニ
   ングする手段とからなるセンサと、前記クリーニング手
   段Ω増作時間を計測しクリ一ニングの動作を制御する制
   御部とを備え、前記クリーニング手段は、前記センサ素
   子を所定の時間をおいてクリーニングする構成とした加
   熱調理器。
2. （２）商用電源を接伏した直後に前記センサ索子をクリ
   ＝ングする構成とした特許請求の範囲第１項記載の加熱
   調理器。
3. （３）　　センサ素子を所定の時刻にクリーニングする
   構成とした特許請求の範囲第１項記載の加熱調理器。
4. （４）商用電源の入力を検知してクリーニングの時間計
   測を開始する構成とした特許請求の範囲第１項記載の加
   熱調理器。