JPS58175723A - 加熱調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はセンサを使用して、加熱にともない食品から発
生する水蒸気やガスを検出、処理して被＋１に熱食品の
加熱時間制御を行う加熱調理器において、しばしば生ず
るセンサの汚染を除去する手段に関するものである。

センサを使用して加熱時間制御を行う調理器の２ページ 一例として、湿度セ／すを用いて加熱時間制御を行う電
子レンジをとり上げて説明する。

湿度センサを用いて被加熱食品から生ずる湿度値の変化
を検出して加熱状態を制御する方法は電子レンジにおけ
る加熱制御の自動化の方式として効果的な方法の一つで
ある。しかしながら、この方式で使用する湿塵センサは
、一般にセンサ表面部における水蒸気粒子の着脱によっ
て電気抵抗の変化を生ずる特性をもつものが多く、従っ
てセンサ表面部が汚染するとセンサの感度が低下する欠
点がある。とくに電子レンジに使用した場合にはしよう
油などの成分が蒸発して、センサに付着することは避は
難いので、これらの汚染物質をセンサ表面から除去する
ことが必要である。そのため調理開始時に適当な時間だ
け、スンサ近傍あるいはセンサ表面に設けられたヒータ
に通電しセンサを加熱することによって汚染物質を焼去
しクリーニングするという方法ヲとってきたが、これだ
けでは不充分で、調理終了時に付着した汚染物質は完全
に焼去することはできず、調理ごとに堆積し３ベージ て充第にセンサの感度が低下していくという不具合が生
じていた。そこで、調理の終了前あるいは調理終了直後
に再度、ヒータに通電し調理中に付着した汚染物質を焼
去するという方法がとられ、また、センサを従来よりさ
らに高温とすることによって焼去効果を高める方法が提
案されている。

ところがこのような方法を試験したところ、次の様な欠
点が生じた。

（１）前記従来例よりも、感度の低下が早くなる。

（噂　高温に加熱するため、ヒータの耐久性が悪化する
。

上記については実験の結果、アルコールなどの還元性ガ
ス中でセッサ素子を高温に加熱すると、化学的な変化が
生じ、感度の低下を促進する。また、油煙などの含まれ
た雰囲気中で素子を加熱す。

ると油など焼き付け、これも感度低下の要因となること
がわかった。

本発明は上記従来の欠点を解消するもので、センサを劣
化させることなく、センサに付着した汚染物質をより完
全に焼去することを特徴とする特開昭５８−１７５７２
３（２） 上記目的を達するため、本発明の調理器は調理終了直後
にはクリーニングを行なわず、所定の時間経過した後に
クリーニングを行う構成であり、上記所定時間を例えば
６時間程度に決めれば通常の家庭であれば１日に１回程
度しかクリーニングを行なわないように制御することが
できる。

以下、本発明の一実施例について、図面に基づいて説明
する。

第１図は電子レンジの構成とセンサの取り付は状態を示
した図である。１は加熱室で、中に入れた食品２をマグ
ネトロン３から発振された高周波エネルギーで加熱する
。４はファンモータでありマグネトロン３等全冷却する
とともに、送風ダクト５、送風口６を通って換気風７を
加熱室内に送風する。食品２から出た水蒸気８を含んだ
排気風９は排気口１０を通って排気ダクト１１に排出さ
れる。

１２はセンサーであり排気風９の相対湿度に感応する。

第２図にセンサ１２の拡大したものを示す。１３はセン
サ素子、１４はセンサ素子１３の６　べ−５゛ の周囲近傍に設けられたコイルヒータ、１５はセラミッ
ク材からなる支持部である。

第３図は本発明の電子レンジのブロック図である。１６
は加熱時間制御回路でありマイクロコンピュータ等で構
成されている。１７はマグネトロン駆動電源である。１
８はセンサをクリーニングするヒータの電力制御回路で
ある。

以下上記構成における動作について説明する。

第４図は本発明の電子レンジの動作を示すンーケンス図
である。第４図ａはセンサ１２近傍の相対湿度ＲＨの変
化を示す。第４図すは加熱時間制御回路１６から出力さ
れる信号ｖＨの出力タイミングを示す。信号ｖＨが出力
されている間、センサ１２のヒータ１４に電力が加えら
れる。第４図Ｃは加熱時間制御回路１６から出力される
信号ｖＭの出力タイミングを示す。信号ｖＭが出力され
ている間、マグネトロンは発振する。

調理開始と同時に加熱時間制御回路１６からｖＨが出力
され、センサ１２はクリーニングされる。調理開始から
Ｔｄ後にｖＭが出力されマグネトロ　ページ ロンは発振し食品が加熱される。加熱にともない加熱室
１内の温度が上昇し相対湿度ＲＨは低下する。食品から
発生する蒸気量による相対湿度の増加が、加熱室１内の
温度上昇による相対湿度の低下を上回り相対Ｍ［の最低
値から△ＲＨ変化するに至る。Ｔｄから△ＲＨ変化する
に要した時間をＴ１とする。食品の種類や調理の種類に
よりあらかじめ設定された定＆にとＴ１の積で与えられ
る時間ＫＴ、だけ連続して加熱され調理を終了する。

調理終了後、時間Ｔｏが経過した後、信号ｖＨが出力さ
れ、センサ１２のヒータ１４に通電されクリーニングが
行なわれる。

以上のように本発明によれば次の効果を得ることができ
る。

（１）調理終了後、所定の時間経過した後にクリーニン
グを行うことにより１食品の加熱によって発生した還元
性ガスや油煙などの濃度が充分に低下した後にクリーニ
ングを行うため、化学的な変化も起こらず、また、油な
どの汚れを焼き付けるなどの現かも起らないため、セン
サの感７ページ 度を低下させず完壁に汚染物質を焼去できる。

（２）前述のように、所定の時間を適当に選ぶことによ
り、調理終了後のクリーニングは、ヒータの耐久性の範
囲内で必要最低限に制御することができる。

以上説明したように、調理終了後、所定の時間経過した
後にクリーニングするという簡単な構成により耐久性を
悪化させることなく、センサの感度を再生維持する手段
を備えた調理器を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である電子レンジの側面断面
図、第２図は同電子レンジに用いるセンのタイミングチ
ャートである。 １・・・・・・加熱室、２・・・・・・被加熱食品、３
・・・・・・マグネット（加熱手段）、８・・・・・・
水蒸気、１２・・・・・・センサ、１３・・・・・・セ
ンサ素子、１４・・・・・・ヒータ、１６・・・・・・
加熱時間制御回路、１８・・・・・・ヒータ電力制御特
開昭５８−１７５７２３（３） 回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被加熱食品を収納する加熱室と、前記被加熱食品を加熱
   する加熱手段と、前記被加熱食品の加熱とともに発生す
   る水蒸気やガスを検出するセンサと、前記センサの発信
   信号によって前記加熱手段等を制御する制御手段とを備
   え、加熱調理終了後にかつ所定の時間だけ経過後に前記
   センサのセンサ素子を加熱するヒータに通電し、前記セ
   ンサ素子に付着した汚染物質全焼去し、前記センサの感
   度を再生維持する構成とした加熱調理器。