JPS589972Y2 - 窓開閉金具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、押し倒し窓の開閉機能と回転窓の開閉機能と
を併せ有する窓開閉金具に関するものである。

以下図面にもとすいて本考案の実施例を説明すると、１
は円形の窓枠、２は窓枠１に嵌める窓、３は窓枠１にそ
の外に向けて突出するように固定する基板で、これは第
２図からみて上辺の中間部から先端にかけて弧状に彎曲
する彎曲辺４を有し、下辺中間部には円弧状に突出し、
かつ基板３の幅を先端側が狭く、基端側を広くするよう
に突出する突出辺５を有し、先端１５は上辺が下辺より
も突出するように傾斜するとともに、直角に新曲したス
トッパ６を有し、基端１６にはストッパ６と反対側へ直
角に折曲した窓枠固定部７を有する。

８は開閉杆で、その一端を基板３のスｌ−ツバ６側の板
面の突出辺５にピン９で枢着し、他端が基板３の基端１
６側と先端１５側の間を揺動するように取付けである。

１０は開閉杆８の先端、即ち揺動端にピン１１で回転自
在に軸着した支持金具で、これに窓２を固定することに
より、窓２を回転自在に支持する。

１２は開閉杆８が窓２を閉じる位置に移動したとき、支
持金具１０を受は止めるストッパで、基板３に突設しで
ある。

１３は窓枠１の内周において窓２が閉じられたとき窓２
を受は止める位置に一連に突設した押し縁、１４は窓枠
１を固定した壁である。

上記の構成より戊る窓開閉金具は、そそ一対を例えば第
１図示のように円形の窓枠１の左右両側に取付け、それ
らの支持金具１０．１０で窓２の左右両側を支持すれば
、窓２を第１図の閉鎖位置から第４図の開放位置に押し
出し、開閉杆８，８をストッパ６．６に押し当ててから
第５図のように任意の角度に回転して、紐などで定置す
ることにより、窓２を窓枠１から傾斜状に開放すること
ができ、また、窓２を第５図の位置から第６図の位置に
１８０゜回転して、窓２の件側を内側へ移動させること
により、窓２の清掃や窓ガラスの取付、取換などの作業
をすることもできる。

上記実施例では、窓開閉金具の一対を窓枠の左右両側に
取付ける例を示したが、そのほか、窓枠の上下両側や斜
め方向の両側に取付けることもでき、また、窓枠は円形
のほかだ円その他各種形状の窓枠を採用することができ
、窓開閉金具を窓枠の上下または斜め方向の両側に取付
ける場合は、特に開閉杆８が窓の重量に耐えてスムーズ
に開閉するような強度もしくは構造をもたせるようにす
る。

なお、基板３や開閉杆８は耐候性に秀れた材質を使用し
、それらの形状、構造は適宜変更しつる。

本考案は、上記のように構成したから、窓が窓枠から押
し出され、押し出された先で回転するから、窓枠の内周
に設ける押し縁を、従来の回転窓のように上半分と下半
分で前後にずらせて設ける必要はなく、一連に設けるこ
とができるから、窓を閉じた際、水蜜や気密を完全に保
つことができる。

また、窓が開閉杆の先端で３６０°回転するから、窓の
清掃が容易になるばかりでなく、窓ガラスを嵌める窓の
場合は、建物の外側に足場を掛けられない場所でも、建
物の内側から窓ガラスを嵌めることができ、窓ガラスの
取付けや取換えの作業が容易になるなどの実用約諾効果
を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る窓開閉金具を取付けた窓の一例を
示す正面図、第２図は同金具の取付状態を示す側面図、
第３図は同金具の平面図、第４図は同金具に支持された
窓が窓枠から押し出された状態の側面図、第５図は第４
図の状態の窓を斜め位置に回転した状態の側面図、第６
図は第５図の状態の窓を１８０°回転した状態の側面図
である。 １・・・・・・窓枠、２・・・・・・窓、３・・・・・
・基板、６・・・・・・ストッパ８・・・・・・開閉杆
、９・・・・・・枢着ピン、１０・・・・・・支持金具
、１５・・・・・・基板３の先端、１６・・・・・・基
板３の基端。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 窓枠にその外に向けて突出するように固定する基板と、
   一端を上記基板の両辺のうちいずれか一方の辺に枢着し
   、他端が上記基板の基端側と先端側の間を揺動するよう
   に取付けた開閉杆とを設け、上記基板の先端には、上記
   開閉杆を受は止めるストッパを設け、上記開閉杆の揺動
   端には、窓を回転自在に支持する支持金具を取付けて成
   る窓開閉金具。