JPS58989Y2 - 同調回路 - Google Patents

同調回路

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JPS58989Y2
JPS58989Y2 JP4220578U JP4220578U JPS58989Y2 JP S58989 Y2 JPS58989 Y2 JP S58989Y2 JP 4220578 U JP4220578 U JP 4220578U JP 4220578 U JP4220578 U JP 4220578U JP S58989 Y2 JPS58989 Y2 JP S58989Y2
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capacitor
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JP4220578U
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Inventor
芝田文明
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株式会社東芝
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はテレビジョン受像機の電子同調チューナ等に
使用される局部発振回路に用いられ、特にその発振出力
の周波数帯域を切換える部分を構成する同調回路に関す
るものである。
テレビジョン受像機の電子同調チューナにおいてVHF
帯受信回路は基本的には第1図の如く構成されている。
す女わち、アンテナ出力は入力端子11を介して人力同
調回路12に導入される。
この入力同調回路12の出力は高周波増幅回路13によ
って増幅されたのち、段間同調結合回路14を介して混
合回路15に加えられる。
この混合回路15に対しては局部発振回路16の出力も
導入されるもので、出力端子17には中間周波を導出す
ることができる。
ところでテレビジョン電波を受信するにあたっては、v
HF帯の帯域は広範囲であるため、テヤンネルをロウチ
ャンネルとハイチャンネルとに区分し、各部の周波数帯
域を切換えており、これは、切換えが必要な回路にスイ
ッチングダイオードを設けてこれをオンオフ制御するこ
とによって回路特性を切換えている。
この特性切換え電圧は、スイツナング回路18から発生
するもので、たとえば、正電源+■、負電源−Vが選択
的に切換えられるようになされている。
このようにロウチャンネルとハイチャンネルとで切換え
られるバンド切換え電圧は、局部発振回路16の同調回
路にも加えられ発振周波数の帯域特性を切換えることが
できる。
すなわち、局部発振回路16は、発振トランジスタ部1
と、コイル2,3、コンデンサ4゜5.6,7、スイッ
チングダイオード8、可変容量ダイオード9等による同
調回路部によって構成されている。
そして、バンド切換え電圧は、コイル2とコンデンサ4
の接続点に加えられる。
ここで、スイッチ回路18において正電源+Vが選択さ
れていれば、発振回路16のスイッチングダイオード8
はオンとなり、図示A点とアース(基準電位)間の容量
及びハイチャンネルコイル2によって決オる周波数で発
振し、・・イテヤンネル帯域に必要な発振周波数帯域特
性となる。
発振周波数が可変される場合は、同調電圧入力端子19
から受信チャンネルに対応する同調電圧が印加され、可
変容量ダイオード9の容量を設定する。
ロウチャンネル受信時はスイッチ回路18は負電源−■
側を選択するため、スイッチングダイオード8はオフと
なり、図示A点と基準電位間の容量、コイル2,3の和
、コンデンサ4によって決する周波数で発振する。
ところが、ハイチャンネル受信時には、スイッチングダ
イオード8の順方向抵抗rF(約0.6Ω)が同調回路
に直列に加わるため無負荷Qが低下し、ロウチャンネル
受信時に比べて発振電圧が低くなってし捷う。
このためナユーナ装置全体から見れば、利得偏差が大き
くなったり、特にロウチャンネル受信時の局部発振電圧
の漏洩が犬きくなる等の不具合がある。
これを解決するために第2図、第3図に示すような回路
が考えられるが、満足できる結果が得られない。
この回路について説明すると、1ず第2図の回路は、バ
イパスコンデンサ21を抵抗20の一端と接地間に設け
たもので、第3図の回路は、コイル3に並列にダンピン
グ抵抗23を設けたものである。
しかしながら、これらの回路においては以下に述べるよ
うな2つの欠点がある。
その1つは、コンデンサ又はダンピング抵抗が余分に必
要でその接続作業も要することである。
更に第2の欠点としては、・・イテヤンネル受信時の発
振出力を更に低下させてし1うことである。
つ1す、第4図に示す回路は・・イテヤンネル受信時に
おける等価的な回路であり、24はスイッチングダイオ
ード8のリードインダクタンス、25はスイッチングダ
イオード8の順方向抵抗、26はダンピング抵抗である
したがって、この回路から理解できるように厳密に言え
ばこの場合のインダクタンスはハイチャンネルコイル2
とスイッチングダイオード8のリードインダクタンス2
4の和である。
ところが第2図又は第3図の方法によりダンピングをか
ける方法は、第4図でダンピング抵抗26をインダクタ
ー24に並列に接続することであり、これはとりもなお
さず・・イテヤンネル受信時にもダンピングをかけるこ
ととなり、ハイチャンネルでの発振電圧が更に低くなっ
てし捷う。
この考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、Qの低
い(直列抵抗の大きい)容量を使用し、バンド切換えに
おけるハイチャンネル受信時の悪影響を無くシ、ロウチ
ャンネル受信時のみ同調回路のQを低下ならしめる同調
回路を提供することを目的とするものである。
以下この考案の実施例を第5図乃至第7図を参照して詳
細に説明する。
すなわち第5図に示す回路は、テレビジョン受像機の電
子同調チューナ装置に使用され、■HF帯受信時に発振
出力が得られる局部発振回路である。
この回路において30は発振トランジスタ部でアリ、発
振トランジスタT、のベースには、結合容量31を介し
て同調回路部が接続されている。
同調回路部は、前記容量31の一方の端子に、方の端子
が接続された容量32.33及びインダクタ34等から
成るもので、前記容量32の他方の端子は、可変容量ダ
イオード35を介して接地されている。
更に、前記容量32と可変容量ダイオード35の接続点
には、抵抗36を介して同調電圧印加用の端子37が接
続されている。
また、前記容量33の他方の端子は、スイツテングダイ
オード38を介して接地されるとともに、前記・インダ
クタ34の他方の端子及びインダクタ39の一方の端子
に接続されている。
そして前記インダクタ39の他方の端子は、Qの低い容
量40を介して接地されている。
そして、前記インダクタ39と容量40の接続点には、
抵抗41を介してスイッチ回路42の出力端子が接続さ
れている。
このスイッチ回路42は出力端子aに正あるいは負の電
源+V、−Vの電圧(バンド切換電圧)を選択的に導出
することができるもので、前記スイッチングダイオード
38をオンあるいはオフ制御することができる。
上記発振回路は発振トランジスタのスイッチング動作と
同調回路の充放電動作によって発振し、容量31と32
の接続点から出力が得られるが、その発振周波数帯域特
性を切換える場合はスイッチ回路42の出力が正電源+
V側の出力を導出しスイッチングダイオード38をオン
状態にする。
この状態は・・イテヤンネル受信状態における発振周波
数特性となる。
ここで容量40は、Qの低いたとえばパラジウムpdを
内部電極とする積層タイプのものである。
パラジウムは銀に比べ極端に抵抗値が高いため、容量の
等個直列抵抗が増加するためである。
第5図においてスイッチングダイオード38がオンのと
きは、容量40の影響はインダクタ39が充分太きいた
め無視することができる。
このとき、インダクタ34に並列に接続されている容量
33は容量40に比較して直列抵抗値がはるかに低いも
のである。
次にロウチャンネル受信のためスイッチ回路4−2が切
換えられ負電源−V側の出力を導出すると、スイッチン
グダイオード38はオフし容量40の直列抵抗が同調回
路に直列に加わるため、同調回路の無負荷Qが低下し、
損失は大きくなる。
したがって、ロウチャンネル受信時とハイチャンネル受
信時との出力の差が無く使用しやすい局部発振回路とな
る。
この考案は、更に第6図に示すように構成しても同様の
目的を遠戚することができる。
すなわち、第5図と同一部は同符号を付して説明は省略
するが、インダクタ39と並列に容量45を設けたもの
である。
この回路において容量33は直流阻止用のコンデンサと
して作用し、容量45は直列抵抗の大きな容量である。
容量45の容量値は小さいのでインピーダンスは充分大
きく、ハイチャンネル受信時(スイッチングダイオード
がオン)には悪影響は与えない。
また、ロウチャンネル受信時(スイッチングダイオード
がオフ)には、容量45の直列抵抗が同調回路に直列に
加わり同様に損失が増加する。
この結果、ロウチャンネル受信時と・・イテヤンネル受
信時どのナユーナ装置全体の利得偏差が無く使用しやす
く、性能的にも向上を得る。
更にこの考案を説明するのに第7図を参照して説明する
今、第5図に示す図示A点から右側の総合容量をCTと
する。
なおこの総合容量CTば、コンデンサ33の容量も含む
ものとする。
第7図aは、ハイチャンネル受信時、の基本的な等価回
路である。
スイッチングダイオード38はオンである。
この等価回路において、LHはハイチャンネルコイル3
4のインダクタンス、rLHはこのコイルの等個直列抵
抗、rDはダイオード38の等個直列抵抗である。
また、rcTは前記総合容量の等個直列抵抗である。
この場合の無負荷QをQUHとするとこれは、 となる。
一方、第7図すば、スイッチングダイオード38がオフ
となりローチャンネル受信状態となった場合を示す。
この等価回路にむいて、CT′はローチャンネル受信時
における第5図の図示A点から右側をみた場合の総合容
量、rCT’はこの容量の等個直列抵抗である。
またLLはローチャンネルコイル34.39のインダク
タンス、rLLはコイルの等個直列抵抗、rcsは容量
40の等個直列抵抗である。
この場合の無負荷QをQTTT、とするとここで前記式
(IX2)を比較すると、 LL>LH、CT>CT’ 、rLL>rt、n 。
rCT’ >rc’r である。
ところが、直列抵抗rLL 、rCT’は高高60m
Ω程度であるのに比しrD(スイッチングダイオードの
等個直列抵抗)は600mΩ位ある。
従って、 としてみることができる。
ここでQUL触QUHとするには、 とおき、 であればよい。
(3)式においてCT1CT′は選局による可変容量ダ
イオードの値によって変わる変数である。
従って、ハイチャンネル、ローチャンネルの同調周波数
を、fHX fLとすると上記のことから、局部発振周
波数が ローチャンネル周波数fL=150〜156MHzハイ
チャンネル周波数fH−230〜276MH2とすると
、 となる。
また、高周波増幅段におけるパン して適用されるならば、 ド切換回路と fL= 91.25〜103.25 MH2fH= 1
71.25〜217.25MH2として、 となる。
従って、バンド切換部における一般的な容量40の直列
抵抗を設定するには、 但し、fLMIN−ローチャンネルの低い周波数fLM
AX=ローチャソロ−の高い周波数fHMIN =ハイ
チャンネルの低い周波数fHIMAx−ハイナヤンネル
の高い周波数としてrcsを決定すればよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の局部発振回路の回路図、第2図、第3図
はこの考案に供する局部発振回路に釦ける同調回路の回
路図、第4図は同調回路におけるハイチャンネル受信状
態の等価回路図、第5図及び第6図はこの考案の実施例
を示す回路図、第7図a、bはそれぞれ第6図の回路の
素子の設定を説明するのに示した基本的な原理図である
。 30・・・・・・発振トランジスタ部、313233・
・・・・・容量、34.39・・・・・・インダクタ、
35・・・・・・可変容量ダイオード、38・・・・・
・スイッチングダイオード、40・・・・・・容量、4
2・・・・・・スイッチ回路。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)一方の端子が互いに共通に接続された第1の容量
    及び第1のインダクタと、この第1のインダクタ及び第
    1の容量の他方の端子の共通接続点と基準電位間に順方
    向に接続されたスイッチングダイオードと、同じく前記
    第1のインダクタ及び第1の容量の他方の端子の共通接
    続点に一端が接続された第2のインダクタと、この第2
    のインダクタの他方の端子と基準電位間に接続され、導
    通時の等個直列抵抗が使用周波数帯の範囲に釦いて前記
    スイッチングダイオードの等個直列抵抗に略相当する第
    2の容量と、この容量と前記第2のインダクタの接続点
    間に前記スイッチングダイオードをオンオフ制御するた
    めの電圧を印加する手段とを具備したことを特徴とする
    同調回路。
  2. (2)前記第2の容量として、導通時の等個直列抵抗が
    次式を満足する値に設定したことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第(1)項記載の同調回路。 但し rcs L :第2の容量の等個直列抵抗 :前記スイッチングダイオード がオンしたときの第1の第2 のインダクタの合計インダン タンス H :前記スイッチングダイオード がオンしたときの第1のイン ダクタのインダクタンス f LM I N :使用周波数帯の第1の帯域 (ローチャンネル)にむける 低い周波数 LMAX 二使用周波数帯の第1の帯域 (ローチャンネル)に訃ける 高い周波数 HMIN :使用周波数帯の第2の帯域 (ハイチャンネル)にトける 低い周波数 HMAX :使用周波数帯の第2の帯域 (ハイチャンネル)における 高い周波数 D :前記スイッチングダイオード の等個直列抵抗
JP4220578U 1978-03-31 1978-03-31 同調回路 Expired JPS58989Y2 (ja)

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JPS54146114U JPS54146114U (ja) 1979-10-11
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JPH0416509Y2 (ja) * 1986-01-09 1992-04-14

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