JPS58985B2 - フクゴウシ−ト ノ セイゾウホウ - Google Patents

フクゴウシ−ト ノ セイゾウホウ

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JPS58985B2
JPS58985B2 JP48062242A JP6224273A JPS58985B2 JP S58985 B2 JPS58985 B2 JP S58985B2 JP 48062242 A JP48062242 A JP 48062242A JP 6224273 A JP6224273 A JP 6224273A JP S58985 B2 JPS58985 B2 JP S58985B2
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JP
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sheet
thermoplastic resin
glass paper
metal
composite sheet
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窪田陽一
杉本俊彦
中谷耕一
尾上唯邦
鈴木昭治
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Nitto Denko Corp
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Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は複合絶縁材料に関するものである。
さらに詳細には本発明は複数枚特に2枚の熱可塑性樹脂
シートをガラスペーパーを用いて熱圧着してなるテープ
またはシート状の新規でしかも絶縁材料として有用な複
合シートに関するものである。
2枚の熱可塑性樹脂シート、特に異種の熱可塑性樹脂シ
ートを良好に接着させる試みは従来より為されてきたが
未だ満足できる方法は提案されていないのが現状である
本発明者達はかかる情況に鑑みて種種検討した結果、熱
可塑性樹脂シート相互をガラスペーパーを用いて熱接着
した複合シートが良好な接着性を有すると共に2次加工
性にも優れていることを知見し本発明として提出する。
即ち本発明は2枚の熱可塑性樹脂シートの間にガラスペ
ーパーを介在させた積層体を、これらの熱可塑性樹脂が
溶融して該ガラスペーパー中に浸透し、上記熱可塑性樹
脂シート相互を接着せしめるに充分な温度に加熱加圧す
ることを特徴とする複合シートの製造方法に関する。
本発明において異種の熱可塑性樹脂よりなる複合シート
を作成する場合には、それぞれの熱可塑性樹脂シートの
溶融温度差が普通には180℃以下、好ましくは150
℃以下のものが用いられる。
溶融温度差が180℃を越えると、複合シート作成の際
の加熱加圧時に用いた2枚の熱可塑性樹脂シートの溶融
温度の低い方のシート溶融物がガラスペーパーの空間に
すべて浸透し尽くしてしまう傾向があるため本発明の意
図する良好な接着力が得られ難くなる。
本発明においては接着すべき2枚の熱可塑性樹脂シート
の溶融温度をできる限り少なくすることが好ましい。
理想的には同一の溶融温度を有する熱可塑性樹脂シート
を本発明の方法によりガラスペーパーを用いて加熱加圧
して接着した場合、該ガラスペーパーの厚みの半分に一
方の熱可塑性樹脂シート溶融物が浸透し、ガラスペーパ
ーの厚みの他の半分をもう一方の熱可塑性樹脂溶融物が
浸透することとなり最も良好な接着性が得られるように
なる。
本発明においてシートとして用いられる熱可塑性樹脂と
しては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プ
ロピレン共重合体、ポリ−4−メチルペンテン等の無極
性ポリオレフィン;ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、塩化ビニル系共重合体、塩素化ポリエチレン等のハ
ロゲン含有樹脂;ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル共重合体
;ポリビニルホルマール、ポリビニルブチラール等のポ
リビニルアセクール樹脂:ポリメチルメタクリレート、
ポリエチルメタクリレート、ポリアクリル酸エステル等
のアクリル樹脂;スチロール樹脂;ナイロン4、ナイロ
ン5、ナイロン6、ナイロン6.6 ナイロン6.1
0、ナイロン11、ナイロン12等のポリアミド樹脂;
ポリ3フツ化エチレン、ポリ4フツ化エチレン、ポリ3
フツ化塩化エチレン、4フッ化エチレン−67フ化プロ
ピレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン等のフッ素樹脂
;ポリエステル樹脂;ABS樹脂;ポリフェニレンオキ
サイド;ポリカーボネート等があり普通には厚さ30μ
以上のシートを用いる。
本発明において用いるガラスペーパーとに無方向に配列
したフィラメント、ステープル、短繊維の如きガラスフ
ァイバーよりなる普通には坪量10〜200g/m2好
ましくは20〜80g/m2、厚み10〜250μ好ま
しくは50〜150μのシート状物であり、その製造方
法は特に限定するものではない。
また上記ファイバーとしてはヤーン等に加工されていて
もよく、ガラスファイバーを45重量係の範囲内でアス
ベストファイバー、有機ファイバー、炭素繊維ファイバ
ー等に置きかえてもよい。
本発明に使用するガラスファイバーの製造法としては、
たとえば直径3〜20μのガラス短繊維をポリビニルア
ルコール、ポリ酢酸ビニルの部分ケン化物等の水溶性樹
脂を含む水溶液系で、通常の紙の製法と同じような方法
により作られる。
また他の製造例としてはストランドまたはガラス長繊維
を適当な長さく例えば3.8 cm)に切断し、その後
切断されたガラス繊維を動いているスクリーンに吹きつ
けて均一な厚さのガラス繊維シート状物を形成し、その
後固形ポリエステルバインダ樹脂を噴射し、さらにその
スクリーンを炉中に通してバインダー樹脂を溶解しかつ
これをガラス繊維相互の接触点に流し、次いで樹脂をキ
ュアして固体にし、個々の切断されたストランドをマッ
ト状にまとめてガラスペーパーとする。
これらガラスペーパーの市販品としては、たとえは本州
製紙■製ガラスペーパー、日本硝子繊維KK製サす−フ
ェースマット日東紡績KK製フィラメントマット、旭フ
ァイバグラスKK製サーフェーシングマット等を挙げる
ことができる。
なお熱可塑性樹脂とガラスペーパーの接着力を向上させ
るために、ガラスペーパーの表面を予めエポキシ樹脂、
シラン化合物などで処理しておいてもよい。
ガラスペーパーの坪量としては、前記した如く普通には
10〜200g/m2であるが、好ましくは20〜80
g/m2である。
坪量が10g/m2以下のガラスペーパーであると、熱
可塑性樹脂シート相互の接着力に劣る傾向がある。
200g/m2以上のガラスペーパーでは、熱可塑性樹
脂シートが熱溶融してもガラスペーパーの繊維間に完全
に浸透され難く得られた複合シートは、ガラスペーパ一
層から簡単にはがれてしまう恐れがある。
またガラスペーパーの厚みは前記した如く普通には10
〜250μの範囲であるが10〜250μの範囲外では
同様に熱可塑性樹脂シート相互の接着力に劣る傾向があ
る。
また本発明において用いたガラスペーパーはガラスファ
イバーが無方向に配列されており、しかもファイバー密
度が小であるため圧着時熱可塑性シート溶融物の浸透性
が良好であり、得られる複合シートの接着性にすぐれる
と共に外観良好となる。
またガラスペーパーは前記した如くファイバー密度が小
であり熱可塑性シート溶融物の浸透性が良好であるため
薄手の複合シートが得られ、さらにファイバーが無方向
に配列されているため得られた複合シートは屈曲性に優
れるのである。
なお繊維質シート状物としてはガラスペーパーの他にガ
ラスクロス、ガラスマットとして市販されているシート
状物があるが、これらをガラスペーパーの代りに用いて
も本願発明の意図する効果は得られない。
即ちガラスクロスはガラスファイバーが製織されていて
ファイバー密度が大で熱可塑性プラスチックシート溶融
物の浸透性が悪く且つ浸透時含浸ムラを生ずる結果、こ
れらを用いて得られた複合シートは良好な接着力が得ら
れず外観も悪く(気泡が残在する)厚手のものしか得ら
れない。
またガラスクロスは製織されているため得られる複合シ
ートは屈曲性に劣るのである。
ガラスマットを用いた場合についても前記したガラスク
ロスを用いた場合と同様の欠点がある。
本発明による複合シートを製造するためには熱可塑性樹
脂シートとガラスペーパーの積層体を加熱プレスにより
、あるいは2つの熱ロール間を通して加熱加圧すること
により製造することができる。
本発明による複合シートの製法の実例を第1図aおよび
第1図すを用いて説明する。
第1図aは積層体を示しており1.1′は熱可塑性樹脂
シート、2はガラスペーパーである。
第1図すは第1図aの積層体を加熱加圧して得られた複
合シートを示しており、熱可塑性樹脂シートが熱溶融し
て各々ガラスペーパーの厚みのほぼ半分づつに浸透して
いる典形的な図として表わされている。
本発明は以上の如く熱可塑性樹脂シートの間にガラスペ
ーパーを介在させて、これらの熱可塑性樹脂が各各溶融
する温度で加熱加圧させて製造するため、得られた複合
シートは良好な接着力を示す。
さらに上記した如く接着性にすぐれるため穴あけ加工、
外形仕上加工等の2次加工を施しても熱可塑性樹脂シー
ト相互の間で剥離現象が生ずるようなことはない。
また異種の熱可塑性樹脂シートの複合シートを作る際、
熱可塑性樹脂シートを単に重ね合わせて加熱加圧するだ
けでは、熱可塑性樹脂シート相互の接着力が劣ると共に
得られた複合シートが加熱温度より室温まで冷却される
過程で異種の熱可塑性樹脂シートの熱膨張率の差により
湾曲現象を呈する場合があるが、本発明により得られた
複合シートはガラスペーパーが介在しているため寸法安
定性が良好で湾曲現象を呈するようなことはない。
また本発明においては2枚の熱可塑性樹脂シートの一方
を金属製シートとの接着性にすぐれる選ばれた熱可塑性
樹脂シートを使用し、この熱可塑性樹脂シート面(ガラ
スペーパーと接する面の反対面)に金属製シートを設け
、これらを一体的に加熱加圧することにより金属製複合
シートを得ることもできる。
これが本発明の第2の目的である。而して、この種の金
属製複合シートとしては熱可塑性樹脂シート、特にポリ
エチレンと鉄、アルミニウム、ニッケル、銅、その他合
金等の金属製シートを貼り合せた金属製複合シートが、
土木用資材、建築資材、通信用海底ケーブル等の海洋開
発用資材、その他工業用資材として、該金属製複合シー
トの特性を生かして広く使用されている。
そしてこの種の金属製複合シートを得るためには従来回
熱可塑性樹脂シートをその融点以上に加熱して、金属製
シートに熱圧着した後、熱処理を行なって接着する方法
、(6)熱可塑性樹脂シートと金属製シートとの接着力
を高めるために熱可塑性樹脂シートを表面処理して後、
金属製シートと熱圧着する方法、(C)ホットメルト型
接着剤を熱可塑性樹脂シートと金属製シートの間に介在
させて熱圧着する方法等が公知である。
しかし、これら公知の製造方法は多くの欠点を有するの
である。
すなわち、上記(4)においては熱可塑性樹脂シートと
金属製シートの接着力が弱いため簡単に熱可塑性樹脂シ
ートと金属製シートが剥離してしまう。
上記(B)においても同様に接着力が充分でなく、さら
に圧着前に表面処理を行うため、熱可塑性樹脂シートの
物性低下を起こしてしまうと共に二次加工において応力
割れ(熱可塑性樹脂シートのヒビ割れ)をする欠点があ
る。
上記(C)では、熱可塑性樹脂シートと金属製シートの
両者に強力に接着する安価な接着剤はない。
さらに(A)、(B)、(C)で共通した欠点は、金属
製シートが薄く箔状のものの場合は、熱可塑性樹脂シー
トの収縮により、得られた金属製複合シートが湾曲して
、二次加工に大きな困難を生ずると共に実用上程々の障
害が生じる。
本発明の第2の目的は、このような従来法の欠点に鑑み
、熱可塑性樹脂シートと金属製シートの接着性が良好で
、安価に、比較的簡単な工程で接着でき、しかも二次加
工において熱可塑性樹脂シートの応力割れなどのない加
工性のすぐれた、熱可塑性樹脂シートと金属製シートか
らなる金属製複合シートを得ることである。
前記した金属製シートとしては、鉄、銅、アルミニウム
、ニッケル、クロム、亜鉛、銀、錫及び各種合金等の箔
、あるいは板が用いられる。
また前記した金属製シートとの接着性にすぐれる選ばれ
た熱可塑性樹脂シートの材質としては側鎖CO結合を有
する極性単量体成分を0.1モル係以上、普通には0.
1〜40モル係含む極性ポリオレフィン系樹脂を挙げる
ことができる。
極性単量体と共重合でき、本発明の選ばれた熱可塑性樹
脂として使用できる極性ポリオレフィン系樹脂を生成し
うる共重合成分としてはエチレン、プロピレン等が挙げ
られる。
また前記した側鎖にCO結合を有する極性単量体成分と
しては、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル
、酪酸ビニル、2.4−ジメチルペンクン酸ビニル、ペ
ラルゴン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、ピペリン酸ビ
ニル、t−ブチル酢酸ビニル、クロル酢酸ビニル、クロ
ルプロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、クロル安息香
酸ビニル、ジエチル酢酸ビニル、β、γ−ジメチル告草
酸ビニル、チオ酢酸ビニルの如きビニルエステル類アク
リル酸、クロルアクリル酸、メタクリル酸、エタクリル
酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
ブチル、アクリル酸オクチル、アクリル酸−2−エチル
ヘキシル、アクリル酸デシル、アクリル酸ラウリル、ア
クリル酸ヘキサデシル、アクリル酸オクタデシル、メタ
クリル酸メチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸エ
チル、アクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N
、N−ジメチルアクリルアミド、メタクリルアミド、N
−メチルメタクリルアミド、N、N−ジメチルメタクリ
ルアミド、メチルビニルアセトアミドの如きアクリル酸
類、α−アルキル酸類、それらのアルキルエステル類お
よびそれらのアミド類;マレイン酸ジメチル、マレイン
酸ジェルなどの如きマレイン酸のアルキルエステル類;
メチルビニルケトン、エチルビニルケトン、インブチル
ビニルケトンなどの如きビニルアルキルケトン類などで
ある。
また極性ポリオレフィン系樹脂としてはエチレンと極性
単量体との共重合体が好適に用いられるが、必要ならば
極性単量体の含有率の大きいエチレン共重合体に無極性
ポリオレフィンを混合して所望の極性単量体含有率とし
てもよい。
極性ポリオレフィン系樹脂は、普通にはシート状として
用いられるが、その際シートの厚みは通常5へ120μ
である。
極性ポリオレフィン系樹脂シートの厚みが5μ以下の場
合はガラスペーパーに含浸される極性ポリオレフィン系
樹脂の量が少なく得られる金属製複合シートの熱可塑性
樹脂シートと極性ポリオレフィン系樹脂シートとの接着
性に劣る傾向が現れる。
金属製複合シートの製造の実例を図面を用いて説明する
第2図aは熱可塑性樹脂シート1.ガラスペーパー2.
極性ポリオレフィン系樹脂シート11゜金属箔3を順次
積層した積層体を示しており、これを加熱加圧して第2
図すに示す如き金属製複合シートとする。
第2図すにおいてガラスペーパーは熱可塑性樹脂シート
1と極性ポリオレフィン系樹脂シート11の境界面に位
置している。
また第3図a、bは他の製造法の実例を説明す−るため
の図面であり、第3図aに示す如く熱可塑性樹脂シート
1、極性ポリオレフィン系樹脂シート11.ガラスペー
パー2.金属箔3を順次積層し加熱加圧することによっ
て第3図すに示す如き金属製複合シートとする。
第3図すの図面の符号(数字)の意味は第3図aと同様
である。
また第3図a、bにより説明したような方法で金属製複
合シートを得る場合、極性ポリオレフィン系樹脂シート
の厚さが厚すぎてガラスペーパー厚みを越すときには熱
可塑性樹脂シートと極性ポリオレフィン系樹脂シートと
の接着性に劣る。
したがって用いるガラスペーパーの坪量と厚みによって
極性ポリオレフィン系樹脂シートの厚みを適宜に変える
ことが大切である。
すなわち、得られた金属製複合シートのガラスペーパ一
層の層間に熱可塑性樹脂シートと極性ポリオレフィン系
樹。
脂シートの界面が存在するように極性ポリオレフィン系
樹脂シートの厚みを選択することが必要である。
以上の如き本発明によって得られる金属製複合シートは
、従来の方法で得られた金属製複合シートよりも熱可塑
性樹脂シートと金属製シートとの接着性が極めて良好で
、しかも二次加工性に優れたもので、建築、土木資材の
みならず、インテリア関係から弱電関係の面発熱体、フ
レキシブルプリント回路板への応用と、その利用は広範
囲にわたるものである。
また薄手の金属製シートを用いた場合も得られた金属製
複合シートにガラスペーパーが介在されているため湾曲
が生ずることはなく穴あけ加工、曲げ加工、外形仕上げ
加工、化学処理等の二次加工性にすぐれている。
これに比してガラスペーパーを有しないか、またはガラ
スペーパーと極性ポリオレフィン系樹脂シートの両方を
有しない従来の金属製複合シートは、接着力にまったく
欠け、しかも金属製シートが薄い場合は、湾曲して、二
次加工性に多くの欠点を有するのである。
また本発明の金属製複合シートの製造方法は上記した金
属製シー1−1枚を使用したもののほかに、−第4図す
に示した如き金属製シート2枚を使用して作ることもで
きる。
その製造法は第4図aに示す如く金属製シート3、極性
ポリオレフィン系樹脂シート11、ガラスペーパー2、
熱可塑性樹脂シート1を積層し加熱加圧することによっ
て第4図すに示す如き金属製複合シートを製造すること
ができるのである。
次に本発明を実施例を用いて具体的に説明する。
なお実施例中M、1.はメルトインデックスを示す。
実施例 1 第1層としての厚さ300μの無延伸ナイロン6シート
(密度1.14) と第2層としての厚さ200μの
軟質ポリ塩化ビニルシート(密度1.35)の間に中間
層としてガラスペーパー(厚さ160μ、坪量40g/
rr?本州製紙KK製商品名GLM00−040)を介
在させて、成形条件200°C30kg/fflで6分
間プレスして複合シートを得た。
その特性試験結果を第2表に示す。
比較例 1 実施例1において中間層としてのガラスペーパーを介在
させず、他は実施例1と同じ条件で複合シートを作製し
た。
その特注試験結果を第2表に示す。
実施例2〜4および比較例2〜4 実施例1および比較例1に準じて第1表に示す成形条件
で複合シートを作成した。
得られた複合シートの特性試験結果を第2表に示す。
なお第3表において実施例6の金属製複合シートを製造
する場合には金属製シート、第1層中間層としてのガラ
スペーパーおよび第2層を順次積層してプレスする際に
、プレスに先立ってこの積層物を予め220℃で3分間
予備加熱を施した。
比較例6についても同様である。
実施例9 厚さ150μの高密度ポリエチレンシート(密度0.9
7M、1.0.5)、厚さ70μのエチレンアクリル酸
エチル共重合体シート(アクリル酸エチル含有量10モ
ル係、M、1.1.6)、ガラスペーパー(厚さ50μ
坪量15g/m2)厚さ50μのアルミニウム箔を順次
積層して150℃80ky/cm2の加熱加圧条件で1
0分間プレスして、片面にアルミニウム箔を有する金属
製複合シートを得た。
得られた金属製複合シートの特性試験結果を第4表に示
す。
実施例10 厚さ200μのポリ−4−メチルペンテン−1からなる
シート(英国ICI社製商品名TPX−DX836)を
中心とし、その両面へ厚さ10.0μのガラスペーパー
(坪量25g/cm2本州製紙KK製商品名GMNOO
−025)を積層し、さらに該fjラスペーパー面に厚
さ50μのエチレン−アクリル酸共重合体シート(アク
リル酸含有量4モル%M、1.2.0)を各々設け、該
エチレン−アクリル酸共重合体シート面にそれぞれ厚さ
50μの銅箔を配し、250℃で5分子備加熱した後、
250℃、50kg/cm2の加熱加圧条件で5分間プ
レスして両面に銅箔を有する金属種複合シートを得た。
得られた金属製複合シートの特注試験結果を第4表に記
載する。
実施例11 厚さ160μのポリカーボネートシート(密度1.2)
、厚さ50μのエチレン−アクリル酸エチル共重合体シ
ート(アクリル酸エチル含有量10モル%、M、1.1
.6)、厚さ100μのガラスペーパー(坪量25g/
m2本州製紙KK商品名GMNOO−025)、厚さ7
0μの銅箔を順に重ねて、200℃、80kg/cm2
の加熱加圧条件で10分間プレスして、片面に銅箔を有
する金属製複合シートを得た。
得られた金属製複合シートの特注試験結果を第4表に記
載する。
実施例12 厚さ200μの軟質ポリ塩化ビニルシート(密度1.4
)、厚さ50μのエチレン−酢酸ビニル共重合体シート
(酢酸ビニル含有量4重量係、M。
■、5)、ガラスペーパー(坪量30g/m2日東紡積
に、に、製画品名フィラメントマットMF30P−10
4)厚さ2.0朋の銅板を順次積層して110°C10
0kg/cm2の加熱加圧条件で10分間プレスして片
面に銅板を有する金属製複合シートを得た。
得られた金属製複合シートの特注試験結果を第4表に示
す。
比較例9〜12 上記実施例9〜12においてガラスペーパーを用いなか
った他は実施例9〜12と同じ条件で金属製複合シート
を作成した。
なお比較例の番号はそれぞれ同じ番号の実施例のものに
対応する。
得られた金属製複合シートの特は試験結果を第4表に記
載する。
比較例9′ 実施例9においてガラスペーパーとエチレンアクリル酸
エチル共重合体シートの両者を用いなかった他は実施例
9と同じ条件で金属製複合シートを作成した。
得られた金属製複合シートの特性試験結果を第4表に記
載する。
離が生じた場合△、穴周辺に連続する相当広い範囲で熱
可塑性樹脂シートと極性ポリオレフィン系樹脂シートの
間に剥離が生じた場合を×とした。
また曲げ加工性は第5図に示す如くv溝Aを穿った鉄製
下型B上に金属製複合シートの金属製シートが上面に向
くように置き、さらに該V溝と合致する■突起を有する
鉄製上型Cを用いて金属製複合シートDを90℃に折り
曲げて、曲げ部分に何ら異常の認められない場合を○、
曲げ部分周辺の狭い範囲で熱可塑性樹脂シートと極性ポ
リオレフィン系樹脂シートの間に剥離が生じた場合を△
、曲げ部分に連続する相当広い範囲で熱可塑性樹脂シー
トと極性ポリオレフィン系樹脂シートの間に剥離が生じ
た場合を×とした。
【図面の簡単な説明】
第1図aおよびbは本発明の複合シートの製造法を説明
するための説明図、第2図aおよびb、第3図aおよび
b、第4図aおよびbは金属製複合シートの製造法を説
明するための説明図である。 第5図は金属製複合シートの曲げ加工性の試験方法を説
明するための説明図である。 1および1′……熱可塑性樹脂シート、2……ガラスペ
ーパー、3……金属箔、11……極姓ポリオレフイン系
樹脂シート、B……鉄製下型、C……鉄製上型、D……
金属製複合シート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性樹脂シートの間に坪量10〜200g/m
    2、厚み10〜250μのガラスペーパーを介在させた
    積層体を、これらの熱可塑性樹脂が溶融して該ガラスペ
    ーパー中に浸透し上記熱可塑性樹脂シート相互を接着せ
    しめるに充分な温度に加熱加圧することを特徴とする複
    合シートの製造方法。 2 金属製シート、極性ポリオレフィン系樹脂シート、
    ガラスペーパー、熱可塑性樹脂シートを順次積層してな
    る積層体を、上記極性ポリオレフィン系樹脂シートおよ
    び熱可塑性樹脂シートが溶融して該ガラスペーパー中に
    浸透しうるに充分な温度に加熱加圧することを特徴とす
    る金属製複合シートの製造方法。 3 金属製シート、ガラスペーパー、極性ポリオレフィ
    ン系樹脂シート、熱可塑性樹脂シートを順次積層してな
    る積層体を、上記極性ポリオレフィン系樹脂シートが溶
    融しガラスペーパーを浸透して金属製シート面上に到達
    すると共に熱可塑性樹脂シートも溶融してガラスペーパ
    ー中に浸透しうるに充分な温度に加熱加圧することを特
    徴とする金属製複合シートの製造方法。
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