JPS589810Y2 - 台車ブレ−キにおける制輪子隙間自動調節装置 - Google Patents

台車ブレ−キにおける制輪子隙間自動調節装置

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JPS589810Y2
JPS589810Y2 JP9645579U JP9645579U JPS589810Y2 JP S589810 Y2 JPS589810 Y2 JP S589810Y2 JP 9645579 U JP9645579 U JP 9645579U JP 9645579 U JP9645579 U JP 9645579U JP S589810 Y2 JPS589810 Y2 JP S589810Y2
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threaded
lever
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JP9645579U
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深瀬正治
鶴賀仁史
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日本国有鉄道
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は鉄道車輌の台車ブレーキにおげろ匍烏子隙間自動
調節装置(以下調節装置という)に関するもので、台車
の下面に吊下げられた排障器、車上子、燃料タンク等の
機器類に妨げられることなく容易に設置できるようにし
たものである。
鉄道車輌における台車の各車輪のブレーキ機構には制輪
子の摩耗の程度に応じてそれぞれ制輪子を取付けた一対
のブレーキでと間を連繋する連杆の長さを自動的に縮小
させ、常に匍胸子と車輪との間の隙間を一定に保たせる
調節装置が設けられている。
ところで上記ブレーキ機構の連杆は第1図に示すように
ねじ筒1と、該ねじ筒1のねじ孔内に螺合させたブレー
キ棒2とからなり、このねじ筒1の周上に調節装置が装
備され、該調節装置は駆動機構3と、ラチェット機構4
と、ねじ筒1に摩擦拘束力を与える摩擦機構5とからな
り、これらの機構が外筒6内に収容されて左右一対のブ
レーキてこ7をむすぶ一方のブレーキ梁8の取付部前方
(図中右方)に突出して設置されていた。
ところで、車輌特に先頭車輌や機関車などには、台車の
下面に車輪と隣接して排障器、車上子、燃料タンクなど
の機器類カー吊下げられているため、調節装置は僅かな
スペース内に設置しなげればならない。
また、調節装置は、制輪子を交換する場合にブレーキ隙
間を拡大させるため、ねじ筒1を回転させるのであるが
、この操作は狭い空間内で行なわなければならないため
、工具類の差し込みが困難で、その操作が非常に厄介で
あった。
本案は上記問題点を解消するもので、摩擦機構を駆動機
構およびラチェット機構から分離して、。
これをブレーキ梁取付部の内方に移し、ブレーキ梁取付
部前方の外筒内に駆動機構およびラチェット機構を内蔵
してブレーキ梁取付部からのねじ筒ノオーバーハング量
を減少させるようにしたことを特徴とするものである。
以下本案の実施例を図面によって説明する。
第2図は台車12に設置された前後いずれか一方の車輪
のブレーキ機構を示すものである。
すなわち、車輪9をはさんでその前後に7組のブレーキ
てこ10 、10’が設けられ、このブレーキてこ10
.10’に取付けた制輪子11.11’によって車輪9
が挟圧されるものである。
一方のブレーキてこ10′の上端は台車12に枢支され
、他方のブレーキてこ10の上端は結びリンク13を介
して、てこ14の一端に連結され、両ブレーキてこ10
,10’の下端を連杆15に連繋させたものである。
また、てこ14は、その中間部がピン16で台車12に
枢支されており、他端は台車12に取付けたブレーキシ
リンダ17のピストンロンドに連結されている。
したがって、ブレーキシリンダ11を作動させてピスト
ンロンドを外力に突出させると、てこ14がピン16を
中心として回動し、結びリンク13を介してブレーキて
こ10を引き寄せ、他方のブレーキてこ10′は連杆1
5で車輪9側に引き寄せられて各ブレーキてこ10 、
10’に取付げた制輪子11,11’が車輪9を前後か
ら圧接して制動が行なわれるものである。
なお、18は、台車12に備えた左右一対のブレーキて
こな結ぶブレーキ梁である。
ブレーキ機構は上記構造に限らず、他のリンク機構を利
用することもできる。
ところで、制輪子11.11’は制動時に車輪9の外周
面に圧接されて次第に摩耗する。
匍朧子11.11’の摩耗によって制輪子11 .11
’と車輪9との間の隙間が変動するが、この変動を補償
するため連杆15に調節装置が設けられている。
すなわち連杆15は前述のようにねじ筒19と、ねじ筒
19のねじ孔内にねじ込まれたブレーキ棒20とからな
り、ブレーキ棒20の端末が一力のブレーキてこ10′
に連繋し、また、第3図に示すようにねじ筒19の一部
をブレーキ梁18に一体に備えた外筒受げ21内に回転
可能に支持させ、ブレーキ梁18に他方のブレーキでと
10を枢支させる。
このブレーキ梁取付部となる外筒受け21より外方(図
中右方)にオーバーハングしたねじ筒190周上には、
外筒22が装着され、該外筒22内に駆動機構とラチェ
ット機構並びに復元機構が内蔵されている。
なお、外筒22の一部に突設した突縁45を外筒受げ2
1に係止させてその回転を防止させる。
駆動機構はブレーキシリンダ1γのブレーキストローク
の大小に比例した回転角で転回する機構であり、この駆
動機構は外筒22に保持された主動傘歯車23と、ねじ
筒19に遊嵌された従動傘歯車24とからなっている。
またラチェット機構は駆動機構の回転角が一定角度を超
えた場合にその回転力をねじ筒に伝達して該ねじ筒に一
方向の回転送りを与える機構であり、ラチェット機構は
、従動傘歯車24と一体に設けられた主動ラチェット2
5と、ねじ筒19に摺動可能に結合された従動ラチェッ
ト26とからなるもので、両うチェツ)25.26は第
4図に示すように一方向にのみ転回送りを伝える鋸歯状
の歯を有し、外筒22内に収容されたスプリング27の
押圧力をうけて常時噛合されている。
また復元機構は、両ラチェット25.26を離反する方
向に押圧する復元ばね43と、該復元ばね43の押圧力
に抗して従動ラチェット26を主動ラチェット25側に
押し付ける復元筒44とからなり、該復元筒44の端末
は外筒22の先端開口部を閉塞する蓋板41の内面に保
持させである。
前記主動傘歯車23の軸28にはアーム29が装着され
ており、該アーム29は、台車12に枢支されたベルク
ランク30の一端に作用棒31を介して連結され、ベル
クランク30の他端が前記結びリンク13に連結されて
いる。
したがって、ブレーキシリンダ17の駆動によりブレー
キ機構を作動させると、結びリンク13の変位をうけて
クランク30が回動し、作用棒31を引き上げてアーム
29を回動させる。
なお、アーム290回転駆動機構は以上の実施例に限ら
ず、他のリンク機構を用いることもある。
アーム290回動により主動傘歯車23も同一角度回転
し、従動傘歯車24を従転させる。
この回転変位は主動ラチェット25に伝えられるが車輪
9と、匍烏子11,11’との間の間隔が所定量で、従
動傘歯車24の回転角が両ラチェット25.26の歯の
一歯以内のときには従動ラチェット26は回動しない。
ところが制輪子11.11’が摩耗して間隔が所定量を
超え、制動ストロークが増大すると、これに比例してベ
ルクランク300回転角が増大するため、主動傘歯車2
3およびこれに噛合う従動傘歯車24の回動量は両うチ
ェツ)25,26の一歯分以上となり、主動ラチェット
25は、従動ラチェット26を歯をわずかに押して回転
する。
次にブレーキがゆるめられると、従動ラチェット26お
よびねじ筒19はそのままの位置にとどまっているが、
従動傘歯車24は元の位置に復帰し、主動ラチェット2
5の歯は従動ラチェット26の歯を乗り越え、スプリン
グ27の背圧に抗して次の歯と係合する。
この状態で再びブレーキがかげられると、新たに係合し
た両うチェツ)25.26の噛み合い位置からねじ筒1
9がラチェツト歯の一歯分回転し、ブレーキ棒20をね
じ筒19内に引きこんで連杆15の全長を短縮させ、車
輪9と、両匍朧子11.11’との間隙をせばめて隙間
調節が完了する。
この繰返しにより制輪子11.11’が一定量摩耗する
ごとに連杆15が縮小され、制輪子11.11’と車輪
9との間隙がほぼ一定に保たれる。
ところで、調節装置には車輪走行中の衝動などでねじ筒
19が勝手に回りださないようにするため、摩擦機構が
設けられる。
この摩擦機構はねじ筒19と固定側のブレーキ梁18と
の間で摩擦抵抗を生じさせ、両者間の摩擦抵抗で回転に
対する摩擦拘束力をねじ筒19に与える機構である。
本案はこの摩擦機構な外筒22に内装された駆動機構お
よびラチェット機構から分離してこれをねじ筒190周
上のブレーキ梁取付部すなわち外筒受げ21の内方(図
中左方)に設置したものである。
摩擦機構は抑え盤32で閉止された鞘33とねじ筒19
に沿って鞘33内に挿入された管状部34を有し、且つ
ねじ35でねじ筒19に固定された固定環36と、鞘3
3の内周面に刻まれた溝に沿って軸方向に摺動可能に結
合された固定板3Tと、管状部34の外周面の溝に沿っ
て軸方向に摺動可能に結合されたクラッチ板38と、画
板37.38を相互に圧接させるばね39とからなり、
2枚以上の固定板37と、クラッチ板38とを交互に配
列して鞘33に内装し、ばね39で押圧して画板37.
38を抑え盤32側に押し付けたものである。
なお、鞘33の一部に突設した突縁40を外筒受げ21
に係止させてこれをブレーキ梁18に固定する。
なお、外筒22はその基端内縁がねじ筒19の段部に係
止され、ブレーキ梁18をはさんで設置された鞘33が
、ねじ35でねじ筒19に固定された固定環36に支え
られているため、この固定環36が抜は止めとなってね
じ筒19は軸方向に移動することはない。
したがって、固定板37と、クラッチ板38との間に生
ずる摩擦力でねじ筒19が拘束されて車輌走行中の衝動
などでこれが勝手に回り出すことはないが、制輪子11
゜11′が摩耗して制輪子11.11’と車輪9との間
の隙間が増大したときには駆動機構の回転力によりこの
摩擦拘束力に打勝って、ねじ筒19が回転し、所定の調
節作用が行なわれるものである。
制輪子11.11’の摩耗が限度に達したときには、蓋
板41の六角部を回動してこれを外筒22から取り外す
と、復元筒44は、復元ばね43で弾発され、外筒22
の開口部側(図中右方)へ移動して両うチェツ)25.
26の噛み合いが外れねじ筒19は自由に回転できる状
態となる。
この開放された外筒22の開口部をとうして、ねじ筒1
9の前端面に附された切欠部42に工具を嵌合し、ねじ
筒19を回動させてブレーキ棒20をねじ筒19から引
き出し、連杆15の全長を伸長させて制輪子の交換並び
に交換された制輪子と車輪との間の隙間の調整を行なう
本案は以上のように、摩擦機構を駆動機構および チェ
ット機構から分離してこれをブレーキ梁取付部の内側の
ねじ筒周上に設けたもので、摩擦機構は、軸方向に連設
された2枚以上の固定板およびクラッチ板と、各板を圧
接させるスプリングとから構成されるため、その設置に
比較的大きなスペースを必要とするが、この機構をブレ
ーキ梁取付部の内方に移すことによって外筒を設置する
ためにブレーキ梁取付部より前方にオーバーハングさせ
る連杆の突出長さを従来装置に比して著しく短縮するこ
とができ、したがって台車に備付けられた排障器、車上
子あるいは燃料タンクなどの機器類に防げられることな
く、限られた空間内に本案装置を容易に設置することが
できる。
また、設置後はこれら機器類と、連杆の正面との間に工
具類の差込み並びに回転操作に必要な空間を十分に確保
でき、蓋板の着脱並びにねじ筒の操作により容易に連杆
の長さの復元を行なうことができる。
また、本案装置によれば摩擦機構のみを独立した鞘内に
設けるため、摩擦機構の分解、修理などを容易に行なう
ことができ、摩擦機構を内蔵した鞘と、固定環とを組合
せて固定環をねじ筒に固定するのみでよいため組立てが
簡単であり、固定板とクラッチ板との間の摩擦力でねじ
筒を拘束して確実に動作させることができる効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の制輪子隙間自動調節装置を暗示的に示す
断面側面図、第2図は台車ブレーキの作動要領を示す略
示図、第3図は本案装置の一実施例を示す横断面図、第
4図は同一部断面側面図である。 9・・・・・・車輪、10,10′・・・・・・ブレー
キてこ、11.11’・・・・・・制輪子、12・・・
・・・台車、15・・・・・・連杆、18・・・・・・
ブレーキ梁、19・・・・・・ねじ筒、20・・・・・
・ブレーキ棒、22・・・・・・外筒駆動機構、23・
・・・・・主動傘歯車駆動機構、24・・・・・・従動
傘歯車駆動機構、25・・・・・・従動ラチェットラチ
ェット機構、26・・・・・・従動ラチェットラチェッ
ト機構、27・・・・・・スプリングラチェット機構、
32・・・・・・抑え盤摩擦機構、33・・・・・・鞘
摩擦機構、34・・・・・・管状部摩擦機構、35・・
・・・・ねじ摩擦機構、36・・・・・・固定環摩擦機
構、37・・・・・・固定板摩擦機構、38・・・・・
・クラッチ板摩擦機構、39・・・・・・ばね摩擦機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車輪をはさんでその前後に該車輪を挟圧する制輪子を備
    えた一対のブレーキテコな設け、両ブレーキてこの下端
    を伸縮可能な連杆で連繋し、ブレーキシリンダの駆動に
    より両ブレーキてこを作動させるようにしたブレーキ機
    構において、該連杆をねじ筒と、該ねじ筒にねじ込んだ
    ブレーキ棒とで構成し、ブレーキ棒の一端に一方のブレ
    ーキてこを連繋させ、他方のブレーキてこを枢支させた
    ブレーキ梁に抜は止めを施こしてねじ筒を回転可能に支
    持させ、ブレーキ梁より外方にオーバハングさせたねじ
    筒の周上にブレーキシリンダのブレーキストロークの大
    小に比例した回転角で転回する駆動機構と、該駆動機構
    の回転角が一定角度を超えた場合にその回転力をねじ筒
    に伝達して該ねじ筒に一方向の回転送りを与えるラチェ
    ット機構とを装備し、ブレーキ梁の内方のねじ筒周上に
    、ねじ筒と、固定側のブレーキ梁との間で摩擦抵抗を生
    じさせ、両者間の摩擦抵抗で回転に対する摩擦拘束力を
    ねじ筒に与える摩擦機構を装備したことを特徴とする台
    車ブレーキにおげろ制輪子隙間自動調節装置。
JP9645579U 1979-07-13 1979-07-13 台車ブレ−キにおける制輪子隙間自動調節装置 Expired JPS589810Y2 (ja)

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JPS5614769U JPS5614769U (ja) 1981-02-07
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JPS6091168U (ja) * 1983-11-25 1985-06-21 三洋電機株式会社 食器洗浄機

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