JPS6128119Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6128119Y2 JPS6128119Y2 JP692181U JP692181U JPS6128119Y2 JP S6128119 Y2 JPS6128119 Y2 JP S6128119Y2 JP 692181 U JP692181 U JP 692181U JP 692181 U JP692181 U JP 692181U JP S6128119 Y2 JPS6128119 Y2 JP S6128119Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adjusting
- adjustment
- brake
- shoe
- wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- 241001272720 Medialuna californiensis Species 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はドラムブレーキのアジヤスト機構に
関する。
関する。
従来のドラムブレーキのアジヤスト機構として
は、例えば第1図に示すようなものがある(山海
堂昭和52年10月発行「シヤンの構造」第179頁参
照)。第1図において、1はバツクプレートであ
り、このバツクプレート1には半月形部材からな
る一対のブレーキシユー2,3がシユーホールド
ダウンスプリング4,5により押し付けられてい
る。これらのブレーキシユー2,3はウエブとリ
ムとからなり、このリム外周面には前記バツクプ
レート1と対向するよう設けられたドラム6の内
周面に摺接するライニング7,8が張り付けられ
ている。9はバツクプレート1に固定されたアン
カピンであり、このアンカピン9には前記ブレー
キシユー2,3の一端部が掛止されている。ま
た、アンカピン9とブレーキシユー2,3との間
にはリターンスプリング10a,10bが取り付
けられている。11はブレーキシユー2,3の一
端部間に組み付けられたホイールシリンダであ
り、このホイールシリンダ11は図示していない
ブレーキ配管を介して作動され、これらのブレー
キシユー2,3を拡開させる。また、ブレーキシ
ユー2,3の他端部間にはアジヤスト機構12が
組み付けられている。このアジヤスト機構12
は、前記ブレーキシユー2,3間に組み付けられ
外周面にラチエツトが形成されたアジヤストホイ
ール13を一体に有するアジヤストロツド14
と、一端がアジヤストロツド14に螺合し他端が
ブレーキシユー2に係合するアジヤストスクリユ
ー15と、一端がアジヤストロツド14に回動自
在に挿入され他端がブレーキシユー3に係合する
シユー係合ピン16と、ラチエツトに係合してア
ジヤストホイール13を回転させる略L字形のア
ジヤストレバー17と、両端が前記アンカピン9
およびアジヤストレバー17に取り付けられその
中間部がブレーキシユー3に固定されたケーブル
ガイド18を介してブレーキシユー3により引張
されるアジヤストケーブル19と、を備えてい
る。20はアジヤストレバー17とブレーキシユ
ー2とに両端が掛止されたリターンスプリングで
あり、このリターンスプリング20はアジヤスト
レバー17をピン21の回りに反時計回りに付勢
している。ブレーキシユー2,3の中間部には、
ライニング摩耗警報手段22,23が設けられて
いる。このように構成されたドラムブレーキにお
いては、ドラムブレーキを分解し組立てた後、ド
ラム6とライニング7,8間のブレーキシユーク
リアランス24の調節は、第2図に示すように、
バツクプレート1の調節穴25よりドライバー2
6,27を2本挿入し、一方のドライバー26に
よつてアジヤストレバー17を持ち上げてラチエ
ツトから外し、他方のドライバー27でアジヤス
トホイール13のラチエツトを回すことにより行
なつていた。
は、例えば第1図に示すようなものがある(山海
堂昭和52年10月発行「シヤンの構造」第179頁参
照)。第1図において、1はバツクプレートであ
り、このバツクプレート1には半月形部材からな
る一対のブレーキシユー2,3がシユーホールド
ダウンスプリング4,5により押し付けられてい
る。これらのブレーキシユー2,3はウエブとリ
ムとからなり、このリム外周面には前記バツクプ
レート1と対向するよう設けられたドラム6の内
周面に摺接するライニング7,8が張り付けられ
ている。9はバツクプレート1に固定されたアン
カピンであり、このアンカピン9には前記ブレー
キシユー2,3の一端部が掛止されている。ま
た、アンカピン9とブレーキシユー2,3との間
にはリターンスプリング10a,10bが取り付
けられている。11はブレーキシユー2,3の一
端部間に組み付けられたホイールシリンダであ
り、このホイールシリンダ11は図示していない
ブレーキ配管を介して作動され、これらのブレー
キシユー2,3を拡開させる。また、ブレーキシ
ユー2,3の他端部間にはアジヤスト機構12が
組み付けられている。このアジヤスト機構12
は、前記ブレーキシユー2,3間に組み付けられ
外周面にラチエツトが形成されたアジヤストホイ
ール13を一体に有するアジヤストロツド14
と、一端がアジヤストロツド14に螺合し他端が
ブレーキシユー2に係合するアジヤストスクリユ
ー15と、一端がアジヤストロツド14に回動自
在に挿入され他端がブレーキシユー3に係合する
シユー係合ピン16と、ラチエツトに係合してア
ジヤストホイール13を回転させる略L字形のア
ジヤストレバー17と、両端が前記アンカピン9
およびアジヤストレバー17に取り付けられその
中間部がブレーキシユー3に固定されたケーブル
ガイド18を介してブレーキシユー3により引張
されるアジヤストケーブル19と、を備えてい
る。20はアジヤストレバー17とブレーキシユ
ー2とに両端が掛止されたリターンスプリングで
あり、このリターンスプリング20はアジヤスト
レバー17をピン21の回りに反時計回りに付勢
している。ブレーキシユー2,3の中間部には、
ライニング摩耗警報手段22,23が設けられて
いる。このように構成されたドラムブレーキにお
いては、ドラムブレーキを分解し組立てた後、ド
ラム6とライニング7,8間のブレーキシユーク
リアランス24の調節は、第2図に示すように、
バツクプレート1の調節穴25よりドライバー2
6,27を2本挿入し、一方のドライバー26に
よつてアジヤストレバー17を持ち上げてラチエ
ツトから外し、他方のドライバー27でアジヤス
トホイール13のラチエツトを回すことにより行
なつていた。
しかしながら、このような従来のドラムブレー
キのアジヤスト機構にあつては、そのブレーキシ
ユークリアランスの調節を前述したように2本の
ドライバーあるいは特殊な工具を用いて行わねば
ならなかつたため、その調節作業が極めて煩雑と
なり、しかも、ある程度の熟練を要するという問
題点があつた。この考案はこのような従来の問題
点に着目してなされたものでアジヤスト機構をブ
レーキシユーの各端部にそれぞれ係合するアジヤ
ストスクリユーおよびシユー係合ピンと、このア
ジヤストスクリユーに螺合する第1アジヤストロ
ツドと、この第1アジヤストロツドと回転可能に
嵌装するとともにシユー係合ピンと螺合する第2
アジヤストロツドと、これら第1,第2アジヤス
トロツドにそれぞれ一体に形成された第1,第2
アジヤストホイールと、前記ブレーキシユーに回
動自在に支持され第2アジヤストホイールを回転
させるアジヤストレバーと、両端が前記アンカピ
ンおよびアジヤストレバーに固定され中間部が前
記ブレーキシユーに設けられたケーブルガイドに
係合してこれにより引張されるアジヤストケーブ
ルと、を備え、ライニングとドラム間の間隔をホ
イールシリンダの作動で前記アジヤストレバーが
第2アジヤストホイールを回転させることにより
調節可能とするとともに、第1アジヤストホイー
ルを回転させることにより前記間隔を調節可能と
したドラムブレーキのアジヤスト機構としたこと
により、上記問題点を解決することを目的として
いる。
キのアジヤスト機構にあつては、そのブレーキシ
ユークリアランスの調節を前述したように2本の
ドライバーあるいは特殊な工具を用いて行わねば
ならなかつたため、その調節作業が極めて煩雑と
なり、しかも、ある程度の熟練を要するという問
題点があつた。この考案はこのような従来の問題
点に着目してなされたものでアジヤスト機構をブ
レーキシユーの各端部にそれぞれ係合するアジヤ
ストスクリユーおよびシユー係合ピンと、このア
ジヤストスクリユーに螺合する第1アジヤストロ
ツドと、この第1アジヤストロツドと回転可能に
嵌装するとともにシユー係合ピンと螺合する第2
アジヤストロツドと、これら第1,第2アジヤス
トロツドにそれぞれ一体に形成された第1,第2
アジヤストホイールと、前記ブレーキシユーに回
動自在に支持され第2アジヤストホイールを回転
させるアジヤストレバーと、両端が前記アンカピ
ンおよびアジヤストレバーに固定され中間部が前
記ブレーキシユーに設けられたケーブルガイドに
係合してこれにより引張されるアジヤストケーブ
ルと、を備え、ライニングとドラム間の間隔をホ
イールシリンダの作動で前記アジヤストレバーが
第2アジヤストホイールを回転させることにより
調節可能とするとともに、第1アジヤストホイー
ルを回転させることにより前記間隔を調節可能と
したドラムブレーキのアジヤスト機構としたこと
により、上記問題点を解決することを目的として
いる。
以下、この考案を図面に基づいて説明する。な
お従来と同一部分には同一符号を付している。第
3図においてバツクプレート1には半月形部材か
らなる一対のブレーキシユー2,3がシユーホー
ルドダウンスプリング4,5により押し付けられ
ている。これらのブレーキシユー2,3はウエブ
とリムとからなり、このリム外周面には前記バツ
クプレート1と対向するよう設けられたドラム6
の内周面に摺接するライニング7,8が張り付け
られている。9はバツクプレート1に固定された
アンカピンであり、このアンカピン9には前記ブ
レーキシユー2,3の一端部が掛止されている。
また、アンカピン9とブレーキシユー2,3との
間にはリターンスプリング10a,10bが取付
けられている。11はブレーキシユー2,3の一
端部間に組み付けられたホイールシリンダであ
り、このホイールシリンダ11は図示していない
ブレーキ配管を介して作動され、これらのブレー
キシユー2,3を拡開させる。また、ブレーキシ
ユー2,3の他端部間にはアジヤスト機構28が
組み付けられている。第4図に示すように、一方
のブレーキシユー2にはアジヤストスクリユー2
9が係合しており、このアジヤストスクリユー2
9は第1アジヤストロツド30と螺合している。
第1アジヤストロツド30には、第2アジヤスト
ロツド31が嵌装されており、これらの第1,第
2アジヤストロツド30,31は相互に回転自在
になされている。第2アジヤストロツド31には
シユー係合ピン32が螺合しており、このシユー
係合ピン32は他方のブレーキシユー3と係合し
ている。第1アジヤストロツド30、第2アジヤ
ストロツド31にはそれぞれラチエツトを有する
第1アジヤストホイール33、第2アジヤストホ
イール34が一体的に形成されている。再び、第
3図に示すように17は一方のブレーキシユー3
にピン21を介して回動自在に支持された略L字
形のアジヤストレバーであり、このアジヤストレ
バー17の一端部は第2アジヤストホイール34
のラチエツトに係合し、他端部はリターンスプリ
ング20の一端部に掛止されている。リターンス
プリング20の他端部は他方のブレーキシユー2
に掛止されている。したがつて、アジヤストレバ
ー17はリターンスプリング20によつて第3図
中反時計回りに引張されている。アジヤストレバ
ー17の他端部とアンカピン9とにはケーブルガ
イド18を介してアジヤストケーブル19が張設
されている。さらにブレーキシユー2,3の略中
間に、ライニング摩耗警報手段22,23が設け
られている。
お従来と同一部分には同一符号を付している。第
3図においてバツクプレート1には半月形部材か
らなる一対のブレーキシユー2,3がシユーホー
ルドダウンスプリング4,5により押し付けられ
ている。これらのブレーキシユー2,3はウエブ
とリムとからなり、このリム外周面には前記バツ
クプレート1と対向するよう設けられたドラム6
の内周面に摺接するライニング7,8が張り付け
られている。9はバツクプレート1に固定された
アンカピンであり、このアンカピン9には前記ブ
レーキシユー2,3の一端部が掛止されている。
また、アンカピン9とブレーキシユー2,3との
間にはリターンスプリング10a,10bが取付
けられている。11はブレーキシユー2,3の一
端部間に組み付けられたホイールシリンダであ
り、このホイールシリンダ11は図示していない
ブレーキ配管を介して作動され、これらのブレー
キシユー2,3を拡開させる。また、ブレーキシ
ユー2,3の他端部間にはアジヤスト機構28が
組み付けられている。第4図に示すように、一方
のブレーキシユー2にはアジヤストスクリユー2
9が係合しており、このアジヤストスクリユー2
9は第1アジヤストロツド30と螺合している。
第1アジヤストロツド30には、第2アジヤスト
ロツド31が嵌装されており、これらの第1,第
2アジヤストロツド30,31は相互に回転自在
になされている。第2アジヤストロツド31には
シユー係合ピン32が螺合しており、このシユー
係合ピン32は他方のブレーキシユー3と係合し
ている。第1アジヤストロツド30、第2アジヤ
ストロツド31にはそれぞれラチエツトを有する
第1アジヤストホイール33、第2アジヤストホ
イール34が一体的に形成されている。再び、第
3図に示すように17は一方のブレーキシユー3
にピン21を介して回動自在に支持された略L字
形のアジヤストレバーであり、このアジヤストレ
バー17の一端部は第2アジヤストホイール34
のラチエツトに係合し、他端部はリターンスプリ
ング20の一端部に掛止されている。リターンス
プリング20の他端部は他方のブレーキシユー2
に掛止されている。したがつて、アジヤストレバ
ー17はリターンスプリング20によつて第3図
中反時計回りに引張されている。アジヤストレバ
ー17の他端部とアンカピン9とにはケーブルガ
イド18を介してアジヤストケーブル19が張設
されている。さらにブレーキシユー2,3の略中
間に、ライニング摩耗警報手段22,23が設け
られている。
次に作用について説明する。
今、ドラムブレーキを分解し組立てた後、ブレ
ーキシユークリアランス24を調節する場合につ
いて説明する。まず、第5図に示すバツクプレー
ト1の調節穴25より1本のドライバーを挿入
し、第2アジヤストホイール34のラチエツトに
アジヤストレバー17を係止させたまま、第1ア
ジヤストホイール33のラチエツトをこのドライ
バーで回転させることにより、組立後のブレーキ
シユークリアランス24を調節する。
ーキシユークリアランス24を調節する場合につ
いて説明する。まず、第5図に示すバツクプレー
ト1の調節穴25より1本のドライバーを挿入
し、第2アジヤストホイール34のラチエツトに
アジヤストレバー17を係止させたまま、第1ア
ジヤストホイール33のラチエツトをこのドライ
バーで回転させることにより、組立後のブレーキ
シユークリアランス24を調節する。
次に、車両走行中にブレーキを作動させる場合
について説明する。第3図においてブレーキペダ
ル(図示していない)を踏みブレーキ配管を介し
てホイールシリンダ11を作動させる。この結
果、一対のブレーキシユー2,3は拡開され、ド
ラムの回転方向に対して入力側のブレーキシユー
の出力をアジヤスト機構28を介してアンカピン
9側のブレーキシユーに入力してこれをアンカピ
ン9で受けることによりサーボ効果を得るように
してライニング7,8が回転するドラム6の内周
面に圧接され、ドラム6の回転を制動する。この
とき、アジヤストレバー17もアジヤストケーブ
ル19に引張されてピン21を回動中心として回
動するが、ライニング7,8とドラム6間の間隔
が所定値に保持されているので、第2アジヤスト
ホイール34を回動させることはない。すなわ
ち、アジヤスト機構28は作動しない。この後ラ
イニング7,8が摩耗して前記間隔が所定値以下
になると、前記作動においてアジヤストレバー1
7の先端は第2アジヤストホイール34のラチエ
ツトを1山乗り越える。次いで、ブレーキペダル
を離しホイールシリンダ11の作動を解除する
と、ブレーキシユー2,3はリターンスプリング
10a,10bにより元位置に復帰することにな
る。このとき、アジヤストレバー17もリターン
スプリング20により前述とは逆方向にピン21
を中心として回動する。この結果、第2アジヤス
トホイール34はラチエツト1山分だけ回転し、
第2アジヤストロツド31、第1アジヤストロツ
ド30およびアジヤストスクリユー29は軸方向
に相対変位してブレーキシユー2,3を拡開す
る。すなわち、アジヤスト機構28によりドラム
6とライニング7,8間の間隔(ブレーキシユー
クリアランス24)は自動的に調節されることに
なる。
について説明する。第3図においてブレーキペダ
ル(図示していない)を踏みブレーキ配管を介し
てホイールシリンダ11を作動させる。この結
果、一対のブレーキシユー2,3は拡開され、ド
ラムの回転方向に対して入力側のブレーキシユー
の出力をアジヤスト機構28を介してアンカピン
9側のブレーキシユーに入力してこれをアンカピ
ン9で受けることによりサーボ効果を得るように
してライニング7,8が回転するドラム6の内周
面に圧接され、ドラム6の回転を制動する。この
とき、アジヤストレバー17もアジヤストケーブ
ル19に引張されてピン21を回動中心として回
動するが、ライニング7,8とドラム6間の間隔
が所定値に保持されているので、第2アジヤスト
ホイール34を回動させることはない。すなわ
ち、アジヤスト機構28は作動しない。この後ラ
イニング7,8が摩耗して前記間隔が所定値以下
になると、前記作動においてアジヤストレバー1
7の先端は第2アジヤストホイール34のラチエ
ツトを1山乗り越える。次いで、ブレーキペダル
を離しホイールシリンダ11の作動を解除する
と、ブレーキシユー2,3はリターンスプリング
10a,10bにより元位置に復帰することにな
る。このとき、アジヤストレバー17もリターン
スプリング20により前述とは逆方向にピン21
を中心として回動する。この結果、第2アジヤス
トホイール34はラチエツト1山分だけ回転し、
第2アジヤストロツド31、第1アジヤストロツ
ド30およびアジヤストスクリユー29は軸方向
に相対変位してブレーキシユー2,3を拡開す
る。すなわち、アジヤスト機構28によりドラム
6とライニング7,8間の間隔(ブレーキシユー
クリアランス24)は自動的に調節されることに
なる。
以上説明してきたように、この考案によればア
ジヤスト機構をブレーキシユーの各端部にそれぞ
れ係合するアジヤストスクリユーおよびシユー係
合ピンと、このアジヤストスクリユーに螺合する
第1アジヤストロツドと、この第1アジヤストロ
ツドと回転可能に嵌装するとともにシユー係合ピ
ンと螺合する第2アジヤストロツドと、これら第
1,第2アジヤストロツドにそれぞれ一体に形成
された第1,第2アジヤストホイールと、前記ブ
レーキシユーに回動自在に支持され第2アジヤス
トホイールを回転させるアジヤストレバーと、両
端が前記アンカピンおよびアジヤストレバーに固
定され中間部が前記ブレーキシユーに設けられた
ケーブルガイドに係合してこれにより引張される
アジヤストケーブルと、を備え、ライニングとド
ラム間の間隔をホイールシリンダの作動で前記ア
ジヤストレバーが第2アジヤストホイールを回転
させることにより調節可能とするとともに、第1
アジヤストホイールを回転させることにより前記
間隔を調節可能としたドラムブレーキのアジヤス
ト機構としたことにより、ドラムブレーキを分解
し組立てた後において、ブレーキシユークリアラ
ンスの調節の際、2本のドライバーあるいは特殊
工具を使用することなく、1本のドライバーを使
用して容易に調節作業をすることができ、しかも
その作業に熟練を必要としないという効果があ
る。
ジヤスト機構をブレーキシユーの各端部にそれぞ
れ係合するアジヤストスクリユーおよびシユー係
合ピンと、このアジヤストスクリユーに螺合する
第1アジヤストロツドと、この第1アジヤストロ
ツドと回転可能に嵌装するとともにシユー係合ピ
ンと螺合する第2アジヤストロツドと、これら第
1,第2アジヤストロツドにそれぞれ一体に形成
された第1,第2アジヤストホイールと、前記ブ
レーキシユーに回動自在に支持され第2アジヤス
トホイールを回転させるアジヤストレバーと、両
端が前記アンカピンおよびアジヤストレバーに固
定され中間部が前記ブレーキシユーに設けられた
ケーブルガイドに係合してこれにより引張される
アジヤストケーブルと、を備え、ライニングとド
ラム間の間隔をホイールシリンダの作動で前記ア
ジヤストレバーが第2アジヤストホイールを回転
させることにより調節可能とするとともに、第1
アジヤストホイールを回転させることにより前記
間隔を調節可能としたドラムブレーキのアジヤス
ト機構としたことにより、ドラムブレーキを分解
し組立てた後において、ブレーキシユークリアラ
ンスの調節の際、2本のドライバーあるいは特殊
工具を使用することなく、1本のドライバーを使
用して容易に調節作業をすることができ、しかも
その作業に熟練を必要としないという効果があ
る。
第1図は従来ドラムブレーキのアジヤスト機構
を示す正面図、第2図はそのアジヤスト機構の調
節方法を示す斜視図である。第3図はこの考案に
係るドラムブレーキのアジヤスト機構を示す正面
図、第4図はそのアジヤスト機構の一部を示した
平面断面図、第5図は上記アジヤスト機構の一部
を示した背面図である。 2,3……ブレーキシユー、6……ドラム、
7,8……ライニング、9……アンカピン、11
……ホイールシリンダ、17……アジヤストレバ
ー、18……ケーブルガイド、19……アジヤス
トケーブル、28……アジヤスト機構、29……
アジヤストスクリユー、30……第1アジヤスト
ロツド、31……第2アジヤストロツド、32…
…シユー係合ピン、33……第1アジヤストホイ
ール、34……第2アジヤストホイール。
を示す正面図、第2図はそのアジヤスト機構の調
節方法を示す斜視図である。第3図はこの考案に
係るドラムブレーキのアジヤスト機構を示す正面
図、第4図はそのアジヤスト機構の一部を示した
平面断面図、第5図は上記アジヤスト機構の一部
を示した背面図である。 2,3……ブレーキシユー、6……ドラム、
7,8……ライニング、9……アンカピン、11
……ホイールシリンダ、17……アジヤストレバ
ー、18……ケーブルガイド、19……アジヤス
トケーブル、28……アジヤスト機構、29……
アジヤストスクリユー、30……第1アジヤスト
ロツド、31……第2アジヤストロツド、32…
…シユー係合ピン、33……第1アジヤストホイ
ール、34……第2アジヤストホイール。
Claims (1)
- ライニングを有する一対のブレーキシユーの各
一端部がアンカピンに掛止されるとともに、ホイ
ールシリンダに係合して拡開可能とされ、各他端
部がアジヤスト機構に掛止されたドラムブレーキ
において、前記アジヤスト機構が、前記ブレーキ
シユーの各他端部にそれぞれ係合するアジヤスト
スクリユーおよびシユー係合ピンと、このアジヤ
ストスクリユーに螺合する第1アジヤストロツド
と、この第1アジヤストロツドと回転可能に嵌装
するとともに前記シユー係合ピンと螺合する第2
アジヤストロツドと、これら第1,第2アジヤス
トロツドにそれぞれ一体に形成された第1,第2
アジヤストホイールと、前記ブレーキシユーに回
動自在に支持され第2アジヤストホイールを回転
させるアジヤストレバーと、両端が前記アンカピ
ンおよびアジヤストレバーに固定され中間部が前
記ブレーキシユーに設けられたケーブルガイドに
係合してこれにより引張されるアジヤストケーブ
ルと、を備え、ライニングとドラム間の間隔を、
ホイールシリンダの作動で前記アジヤストレバー
が第2アジヤストホイールを回転させることによ
り調節可能とするとともに、第1アジヤストホイ
ールを回転させることにより前記間隔を調節可能
としたことを特徴とするドラムブレーキのアジヤ
スト機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP692181U JPS6128119Y2 (ja) | 1981-01-20 | 1981-01-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP692181U JPS6128119Y2 (ja) | 1981-01-20 | 1981-01-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57121436U JPS57121436U (ja) | 1982-07-28 |
JPS6128119Y2 true JPS6128119Y2 (ja) | 1986-08-21 |
Family
ID=29805188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP692181U Expired JPS6128119Y2 (ja) | 1981-01-20 | 1981-01-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6128119Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-01-20 JP JP692181U patent/JPS6128119Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57121436U (ja) | 1982-07-28 |
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