JPS589552Y2 - ベルト釣り下げ具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は数本のベルトを釣り下げて、ベルトの整理と
使用性を向上するようにした用具に関するものである。

衣服の腹部緊締に用いられるベルトは、それを使用しな
いときは適当に丸められて洋服タンスの底に投げ入れら
れるか、ネクタイ掛けなどに手分析にして引掛けられる
のが通例である。

これはつまりベルトの適切な整理用具が無いところにあ
った。

この考案は、そのようなベルトの数本を個々に釣り下げ
ておくことができる切割溝数条を、その割目がベルト釣
り下げ用水平板の前辺に開口するようにして該水平板に
戒１形し、その水平板の前記切割溝と切割溝との間には
ベルトのバックルが直立できるように仕切板を取付ける
と共に、水平板の後辺には水平板を洋服タンスの内面に
又は衣服掛は用釣り下げ鉤頻に取付けるための支持用背
板を取付けたことを特徴とするもので、かくしてベルト
は、その切割溝にバックル部分を上にし、ベルトを挿通
すれば上部のバックル部分が切割溝に引掛って水平板に
係止され、その水平板を取付けた洋服タンク内又はその
他の室内適所において数本のベルトを整然と釣り下げて
おくことができて、ベルトの整理とその使用性を一段と
向上することができたのである。

添付図面に示す実施例において、ベルト釣り下げ具は水
平板１と、その後辺に垂直に取付けた水平板支持用背板
２と、水平板１を適当な間隔で区画する仕切板３，３・
・・・・・とでできている。

水平板１はベル）Ａ、Ｂの幅よりもいくらか大きい幅を
持った長方形のもので、その水平板１に適当な間隔で切
割溝４，４・・・・・・が形成される。

この切割溝４はベル）Ａ、Ｂをゆるく挿通できる幅を持
ち、その割目は水平板１の前辺に開口している。

この切割溝４，４・・・・・・にベルトを係止するため
に、ベルトのバックル部分を上にしてそのバックル直下
のベルト部分を図示の如く挿通すると、バックル直下に
あるベルト補助環Ａ’、Ｂ’が切割溝４上に引掛るよう
になり、こうしてベル）Ａ、Ｂを水平板１に釣り下げる
ことができる。

仕切板３，３・・・・・・は釣り下げられたベル）Ａ、
Ｂのバックルが、水平板１上で倒伏して互に重なり合う
のを防ぎ、ゆえにベル）Ａ及びＢ、あるいは隣接する切
割溝４へのベルトの係止及び取出し操作を円滑にしてい
るもので、また水平板１と背板２との補強をも兼ねて取
付けられる。

背板２は水平板１を支持すると共に、該水平板１の切割
溝４へ挿通したベル）Ａ、Ｂが水平板１の後方へ抜は落
ちないようにしているもので、この背板２を洋服タンス
内の上方壁面へ取付けるか、又は背板２の上辺の貫通孔
５をタンク内又は室内に設けた掛鉤類に係止して水平板
１を支持し、ベル）Ａ、Ｂの係止操作を簡便にするよう
にするものとする。

水平板１の前縁上に小突隆条６，６・・・・・・を設け
、切割溝４，４・・・・・・に係止したベル）Ａ、Ｂが
水平板１の傾斜で滑落しないようにしである。

以上のようにこの考案のベルト釣り下げ具は、家庭内の
適所に数本のベルトを一個所にまとめて釣り下げておき
、その中から適宜に応じた色合いのものを簡単に取出せ
るようにしたからベルトの使用性は一段と向上され、ま
た数本のベルトを整然と釣り下げ整理しておくことがで
きるがら、ベルト整理用具として実用的に勝れたものと
することができたのである。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本考案ベルト釣り下げ具の斜視図である。 １は水平板、２は背板、３は仕切板、４は切割溝、Ａ、
Ｂはベルト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ベルトの幅よりもいくらか大きい幅を持った水平板に適
   当な間隔でベルトの厚みをゆるく通すことのできる大き
   さの切割溝数条を、谷溝の割目が水平板の前辺に開口す
   るようにして形成し、水平板の前記切割溝と切割溝との
   中間にバックル直立用仕切板を取付けると共に、水平板
   の後辺には水平板支持用背板を取付けたベルト釣り下げ
   具。