JPS58954A - プロピルアミン誘導体の製造法 - Google Patents

プロピルアミン誘導体の製造法

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JPS58954A
JPS58954A JP9829381A JP9829381A JPS58954A JP S58954 A JPS58954 A JP S58954A JP 9829381 A JP9829381 A JP 9829381A JP 9829381 A JP9829381 A JP 9829381A JP S58954 A JPS58954 A JP S58954A
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JP
Japan
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formula
acid
derivative
reaction
diphenylmethylene
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JP9829381A
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English (en)
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Haruyo Satou
治代 佐藤
Shinzo Imamura
今村 伸三
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アミノ酸製造用中間体の一種であるプロピル
アミン誘導体の製法に関するものである。
従来からアミノ酸を製造する方法として種々の方法が提
案されているがその多くは、種々の中間体を経由する方
法である。これらの方法は相応の効果をあげてはいるが
、なお次の点において限りない改良が望まれている。即
ち(イ)中間体乃至は目的物の合成ステップを簡素化す
べきであること、(ロ))収率の向上をはかるべきであ
ること、(ハ)反応条件を、より緩和して反応を安定化
させること、に)操作を簡単にすること、−)副生物を
有効に利用できるプロセスであること及び(へ)省資源
的ないしは省エネルギー的プロセスであること等の改良
が望まれているのである。
そこで、本発明者らは上記改良を目的にアミノ酸の製法
を鋭意研究°したところ、極めて特異な中間体を経由す
る方法を見い出し本発明に到達した。
そして本発明の上記目的は、具体的には、式) %式%(11 で示されるN−(ジフェニルメチレン)グリシノニトリ
ルとアクリロニトリルとを反応させることにより式(2
) で示されるプロピルアミン誘導体(以下誘導体(りと称
する)を得ることによって達成される。
また、本発明の上記目的は、誘導体(2)を酸の存在下
加水分解することにより式(3ンで示されるプロピルア
ミン誘導体(以下誘導体(3)と称する)を得ることに
よっても達成される。
さらに、本発明の上記目的は、誘導体(3)を酸又は塩
基の存在下加熱することにより式(4)で示されるプロ
ピルアミン誘導体(以下誘導体(4)と称する)を得る
こと等によっても達成される。
以下、本発明方法を詳述する。
まず、誘導体(2)を製造する。
その際の出発原料である上記式(1)で示されるN−(
ジフェニルメチレン)グリシノニトリルはグリシノニト
リルとベンゾフェノンとの脱水度広によって得られる(
 re、zraheliron Le+c、c。
4625  (1978))。
ベンゾフェノンは、後述の反応において副生じた副生物
を再び原料として使用可能であるだけでなく、クローズ
ドシステム形成に有効である。
他方アクリo−トリルは、それ自体周知の方法によって
得られる。
次に、この二種の原料を反応させる。反応力法としては
均−溶媒系で反応させる方法と水相と有機相との間で反
応させる方法の2種があるが、操作及び単離が簡単であ
るという理由で後者の反応法が好ましい。
均−溶媒系でに応させる場合、溶媒としてエタノ−pナ
トのアルコ−N類、ジクロルメタンなどのハロゲン化炭
化水素類、エーテル類、ベンゼンなどの炭化水素類、ジ
メチルホルムアミドおよびジメチルスルホキシドなどを
単独、または2種以上混合して使用する。塩基としては
水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物、ナトリウ
ムエチフートなどのアルカリ金属アルコフート、1,8
−ジアザビシクロ(翫4.0)ウンデセン−7などの有
m#1基等が用いられる。
この時の塩基の添加量は通常、N−(ジフェニルメチレ
ン)グリシノニトリル1モルに対し、LL01〜6モル
当量である。この反応は溶媒沸点以下、好ましくは50
℃以下で反応液を攪拌すれば円滑に進行する。
2種間溶媒系で反応させる場合、K応溶媒として、ハロ
ゲン化炭化水素類、エーデ/l’Ji%次化水素類等の
有機溶媒と水との混合溶媒を用いる。この場合、塩基と
しては水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナ
トリウムなどのアルカリ金属の水酸化物、次酸塩、炭酸
水素塩などを用いる。この反応で使用する塩基の量は、
通f、N−(ジフェニルメチレン)グリシノニ) !J
 )v 1モルに対して、[101〜6モル当量である
。この時の反応温度は使用する溶媒によって多少異なる
が、一般的には0〜80℃、通常は0〜40℃で反応な
付なう。
2種間溶媒系で反応させる場合、相聞移動触媒を使用し
なくても反応が進むが、より好ましく )! N −(
ジフェニルメチレン)グリシノニトリル1モル当り[1
01〜1.0モル当量の相関移動触媒を用いる。相間移
動触媒としては、たとえば、テトフグチルアンモニウム
硫酸水索壇、ペンジルトリエチルアンモニウムクロッイ
ド、ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、セ
シルトリメチルアンモニウムプロマイ)’、)’グシル
トリメチルアンモニウムクロフイド、テトフエチルアン
モニウムヒドロキyドなどの4級アンモニウム塩、より
好ましくはナトフグチルアンモニウム硫酸水素塩、ベン
ジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、テトフェチ
ルアンモニウムヒドロキシドが用いられる。
上記いずれの反応も、原則として化学量論量の出発物質
が使用されるが、好ましくはN−(ジフェニルメチレン
)グリシノニトリ191モルにつ#Q、9〜1.1モル
の割合のアクリロニトリルが使用される。
反応は、常圧、加圧、減圧と種々の圧力下で可能である
が、好ましくは常圧下で行なわれる。
反応には、回分式、連続式又は半連続式の任意の方式が
採用される。回分式で反応を行なわせる場合、通常5〜
60分で反応は終了する。
反応終了後、生成物を公知の方法で分取すると次式(2
)で示される誘導体(2)が得られる。
反応終了後、生成物を分離する方法としては公知の方法
が採用される。
たとえば、相聞移動触媒を使用して2相間で反応させる
場合、K応後分離された有機相から溶媒を、除去し、残
留物をシリカゲルを充填したカフムに通す。この場合相
関移動触媒を含む一部不純物がカフムに吸着されるので
溶媒で展開後、溶媒を減圧除去すると精製された誘導体
(2)が得られる。
本発明においては更に分取された精製誘導体(2)を、
又は、前記反応で得た誘導体(2)を含むに湿温合物を
酸の存在下で加水分解反応に処する。
酸として硫酸、填酸、リン酸等の鉱酸や、酢酸、プロピ
オン酸、クエン酸、シュウ酸等の有機カルボン酸または
スルホン酸基を有するイオン交換樹脂−を選んで、水の
存在下で、温度0〜50℃好ましくは20〜50℃でO
,S〜10時間、好ましくは1〜5時間反応させる。こ
のとき酸は、誘導体(2)1モルにつき少なくとも1モ
ル以上使用される。
かくして、酸の存在下で加水分解反応がなされると、次
式(3)で示される誘導体(3)とベンゾフェノンが得
られる。
加水分解反応生成物から公知の方法、例えば抽出により
誘導体(3)とベンゾフェノンを分離する。
副生物であるベンゾフェノンは、公知の方法でN−(ジ
フェニルメチレン)グリシノニトリル製造用の原料とし
てリサイクル可能である。
なお、加水分解反応を誘導体(2)の単独物を原料とせ
ずに、言いかえればN−(ジフェニルメチレン)グリシ
ノニトリルへのアクリロニトリル付加反応生成混合物を
そのまま加水分解反応に供する場合、K湿温液から水層
を除去し、有機層に酸を加える方法を採る必要がある。
また、分取された積置導体(3)を、又は加水分解によ
って得た誘導体(3)を含む反応混合物をさらに酸又は
塩基の存在下で加熱することにより加水分解に処する。
酸としてH,80,、HCI、H,PO4、cH,co
oFl、。
(、、H1OOOF! 、クエン酸、(0OOH) 、
等を、塩基としてNa01T 、−KQH、NFI、O
’H、Ha、Co、 、0aOO,、(!H,0OON
a等を選んで水の存在下で、温度50〜130℃好まし
くは70〜105℃、1〜10時間、好ましくは5〜5
時間反応させる。
このとき、酸又は塩基は誘導体(3)1モルにつぎ少な
くとも2モル以上使用される。
反応が終了すると、次式(4)で示される誘導体(4)
が得られる。
度広生成物から公知の方法、例えばイオン交換樹脂を使
用して誘導体(4)を分離精製する。
また、誘導体(3)をアルカリ金属水酸化物とケトン類
の存在下、O,SO℃で加水分解反応を行なうと・式(
5) で示されるグロビルアミン誘導体が得られる。
また、誘導体(3)を次式アンモニウムと反応させると
式(6) で示されるヒダントイン誘導体を得ることかできる。
以上のように本発明法によると工業的に有利に得られる
出発原料を用いて誘導体(2)、(3)又は(4)を簡
素化されたステップを経て高収率で得ることにできる。
以下、本発明方法を実施例をもって説明する。
実施例1 N−(ジフェニルメチレン)グリシノニトリル44g(
[102モ/L/)、アクリロニトリル1、1g (0
,02モル)、ジクロルメタン50./および55優水
酸化ナトリウム水溶液五〇gk三角フラスコに仕込み、
室温で1時間攪拌した。
反応後、反応液を分液し、ジクロルメタン層を水洗後、
乾燥した。溶媒を除去して粗N−(ジフェニルメチレン
) −1,5−!/ Vアノグロビルアミン48gを得
た。収率は87.9%であった。
この粗生成物を充填剤としてシリカゲル、溶出剤として
酢酸エチルとシクロヘキサンの混合溶媒を用いて、高速
液体クロマトグツフィーにより精製し、得られた溶出液
より溶媒を減圧除去して後、酢酸エチルとシクロヘキサ
ンの混合溶媒から白色結晶を五9g得た。
この化合物の分析結果は次のとおりであった。
融点  87.9℃ 元素分析(C+*”+s”sとして) 0%  H%  N% 計算値  7910 5.55 15.57寮測値  
7901 5.64 1a27赤外吸収スペクトル(液
体用岩塩板)(0111−1)3040 、2970 
、2950 、2250.1620、1600.158
0.1495.1450、1450、1330. 13
00.1290 、1060− 1H核磁気共鳴スペクトル(重水素置換クロロホルム溶
液中)δ (19P11 ) 2.1〜18(4Eり、4.2〜4.5(IH)、Z1
〜7.8(10H) ”o核磁気共鳴ヌベクトル(重水素置換クロロホルム溶
液中)δ(ppm ) 1五5.5CL6.5α9、11aO(20)、127
〜132(100)、 134.7.13Z8.175
.0 攪拌器をgeilLだフラスコにN−(ジフェニルメチ
レン) −t、 S−ジンアノグロビルアミン2.7g
(α01モy)、xpノーyvsawt$よび1規定塩
酸!211/を加、え、室温中で1時間攪拌した。反応
終了後、減圧でエタノールを除去したのち、ベンゼン2
0dで2@J抽出した。水層なアンモニアで中和したの
ち、クロロホルム50.1で2回抽出した。脱水後濃縮
して粗1,5−ジシアノグロピルアミンLogを得た。
収率は91.7 %+であった。また、ベンゼン層をa
Niして、ベンゾフェノン1.8gを[IIIした。
突施例5 還流管および攪拌器を装着したフラスコに、1.3−ジ
Vアノプロピルアミン2.2g(0,02モル)および
2規定水酸化ナトリウム水溶液40dを仕込み、2時間
加熱還流した。反応終了後、イオン交換樹脂nxA工O
N  PA  316(三菱化成)で精製し、グルタミ
ン酸2.5gを得た。収率は85.0%であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式(1) で示されるN−(ジフェニルメチレン)グリシノニトリ
    ルとアクリロニトリルとを度広させることを特徴とする
    式(2) で示されるグリビルアミン誘導体の製造法。 2 式(1) で示されるN−(ジフェニルメチレン)グリシノニトリ
    ルとアクリロニトリルとを度広させて式(2) で示されるグリビルアミン誘導体を得、次いで該誘導体
    を酸の存在下加水分解することを特徴とする式(3) で示されるグリビルアミン誘導体の製造法。 3 式(1) で示され、るN−(ジフェニルメチレン)グリやジノニ
    トリルとアクリロニトリルとを度広させて式(2) で示されるプロピルアミン誘導体を得、次いでWjlR
    導体を酸の存在下加水分解して式(3)で示されるプロ
    ピルアミン誘導体を得、最後に該誘導体を酸又は塩基の
    存在下加熱することを特徴とする式(4) で示されるプロピルアミン誘導体の製造法。
JP9829381A 1981-06-26 1981-06-26 プロピルアミン誘導体の製造法 Pending JPS58954A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6178769A (ja) * 1984-09-27 1986-04-22 Showa Denko Kk ヒダントインの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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