JPS5894470A - 小型シリアルプリンタ - Google Patents

小型シリアルプリンタ

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Publication number
JPS5894470A
JPS5894470A JP19183681A JP19183681A JPS5894470A JP S5894470 A JPS5894470 A JP S5894470A JP 19183681 A JP19183681 A JP 19183681A JP 19183681 A JP19183681 A JP 19183681A JP S5894470 A JPS5894470 A JP S5894470A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
type
drum
gear
hammer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19183681A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirofumi Hirano
弘文 平野
Hitoshi Hasumi
羽角 仁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Electronics Inc
Original Assignee
Canon Electronics Inc
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Filing date
Publication date
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Priority to US06/424,538 priority patent/US4504159A/en
Publication of JPS5894470A publication Critical patent/JPS5894470A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J9/00Hammer-impression mechanisms
    • B41J9/02Hammers; Arrangements thereof
    • B41J9/04Hammers; Arrangements thereof of single hammers, e.g. travelling along printing line
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J1/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the mounting, arrangement or disposition of the types or dies
    • B41J1/22Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the mounting, arrangement or disposition of the types or dies with types or dies mounted on carriers rotatable for selection
    • B41J1/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the mounting, arrangement or disposition of the types or dies with types or dies mounted on carriers rotatable for selection the plane of the type or die face being parallel to the axis of rotation, e.g. with type on the periphery of cylindrical carriers
    • B41J1/44Carriers stationary for impression
    • B41J1/46Types or dies fixed on wheel, drum, cylinder, or like carriers
    • B41J1/50Types or dies fixed on wheel, drum, cylinder, or like carriers with one or more carriers travelling across copy material in letter-space direction

Landscapes

  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、小型シリアルプリンタに係り、さらに詳しく
は、印字桁方向と同方向に回転する活字ドラムを有し、
印字時に同期して桁上げを行なうことにより、活字面を
印字用紙に対して転がり圧接して印字する小型シリアル
プリンタに関するものである。
従来のこの種のプリンタは、活字ドラムの回転軸を印字
桁方向と平行に配置し、印字桁方向と直交する方向に活
字ドラムを回転させ、印字を行なう方式を採用していた
このような方式を採用すると、例えば数字の他に記号等
を印字したり、あるいは2色以上の印字を行なおうとす
ると、駆動源として大きな出力を必要とし、制御が複雑
となるばかりでなく、印字音が高く、印字速度が遅いと
いう欠点があった。
本発明は以上のような従来の欠点を除去したもので、印
字速度が速く、低騒音で、消費電力が少ない、構造の簡
単な小型で安価の小型シリアルプリンタを提供すること
を目的としている。
本発明においては、上記の目的を達成するために印字桁
方向と同方向に回転する活字ドラムと、この活字ドラム
を搬送するキャリッジと、活字ドラムを回転、移動させ
る制御部材と、この制御部材を駆動するソレノイドとを
設け、活字ドラムは中空円筒状に形成されたドラム基台
に数字や記号等の活字を表面に配置した弾性部材から成
る活字ベルトを装着し、活字ドラム基台の内側(=印字
ハンマーの先端を臨ませ、印字ハンマーの他端を活字ド
ラムの外側に臨ませるとともに、これをカム部材により
キャリッジの走行中に回動させ、前記活字ベルトを飛び
出させ、印字用紙に対して転がり圧接させて印字を行な
う構造を採用した。
以下1図面(二より本発明の詳細な説明する。
第1図(A)、 (B)は本発明の詳細な説明する全体
の分解斜視図と断面図で101は活字ドラムで孔101
aを複数有し、その表面上にゴム等の弾性部材よりなる
活字ベルト102を基台101の外周に巻きつけてあり
活字ベルト102には活字102aとその活字102a
と反対側に孔101aと嵌合する突起102bを有し、
°この突起102bを前記活字ドラム101の内部より
押圧すれば、活字102aが飛び出すようになっている
103はドラム軸で、活字ドラム101に固着され、キ
ャリア104に回転可能に支承され、駆動ギヤ105を
他端に固着している。
106はウオームギヤで、キャリア104の折曲部10
4 a、  104 bにスラスト方向を規制され、前
記駆動ギヤ105にかみあってウオームギヤ軸107に
より保持されている。
尚、ウオームギヤ軸107は図示しない側板間に回転可
能に支承され図示しない駆動モーターにより所定の回転
数で回転駆動される。又、ウオームギヤ軸107は小判
型の断面をもち前記ウオームギヤ106に設けられた同
じく小判型の穴に摺動可能に係合している。
108−はドラム制御部材で、ラック状の歯をもち、図
示しないソレノイドにより、ドラム側に押圧されると、
前記駆動ギヤ105と係合することが出来る。
109は印字用カムで、端面に後述するハンマー110
を押圧するだめのカム部109aを所定ピッチ設けであ
る。
110は印字ハンマーで活字102aの裏突起102b
を押圧するためのコロ110bを保持するうで110a
と前記印字カム109と係合する抑圧うで110cを有
し、キャリア104に設けられたハンマー軸111に、
回転自在に支承されている。
112はプラテンであり113は印字用紙である。11
5はインクローラで活字ドラムに圧接し、活字面にイン
クを転写する。
尚、キャリア104は、図示しないガイド軸によりガイ
ドされプラテン112と平行に移動できるようになって
いる。
114は戻しば′ねで、キャリア104を常に一方向に
引張っている。
次に、以上の様に構成された印字機構の動作について第
1図、第2図、第3図、第4図を用いて説明する。
図示しないモーターにより、ウオームギヤ軸107がA
方向に回転すると、2方取形状で係合しているウオーム
ギヤ106も同じ方向に回転する。駆動ギヤ105はウ
オームギヤ106とかみあっているので、駆動ギヤ10
5もB方向(一回転3図(A) ) 0 さて、ここで所望の活字101aを印字したい場合、活
字ドラム101と対応している歯をもったギヤ105の
歯例えば105aを所定の位置で′係合すべく制御部材
108を図示しないソレノイドで押圧して前進させ、制
御部材108のラック歯108aと、駆動ギヤ105の
歯105aとをかみ合わせる(第2図(R))。
駆動ギヤ105には依然として回転力が与えられている
ため駆動ギヤ105は制御部材108のラック歯108
aを支点として回転しようとし、結果的には駆動ギヤ1
05の回転中心がDよりEに移ることになる(第2図(
0)。この状態はちょうどラックとピニオンのかみあい
で、ラック上をビニオンがかみあいながらころがる状態
と同じである。
活字ドラム101が、ころがり運動をしながら桁方向C
に移動すると同様にキャリア104も桁方向Cに移動す
る。キャリア104には回転可能に支持されたハンマー
110が設けられておりさら(=そのハンマー110の
抑圧用のうで、110Cは印字カム109のカム部10
9aと係合している。キャリア104といっしょ(=ハ
ンマー110が桁方向Cに移動すると押圧用うで110
Cはカム部109aを乗り越えようとし、E方向に回転
し、押圧コロ110bが、活字ベルト102の裏突起1
02bを押圧し、活字が印字用紙113に接してインク
を転写する(第3図(B))。さらにキャリア104、
活字ドラム101、ノ1ンマー110が一体となって桁
方向Cに移動し、ノ1ンマ〒110の押圧用うで110
Cが、印字カム109のカムここで、制御部材108を
押圧していたソレノイドの通電を止めて、制御部材10
8のラック歯108aと駆動ギヤ105の保合をはずせ
ば、活戻しバネ114はキャリア104を引張っている
がハンマー110の押圧うで110Cが、印字カム10
9のカム部109aに係合しているので戻されることは
ない(第3図(C))。
同様にして、順次印字し、1行分の印字終了後、印字カ
ム109を活字ドラム101より離れる方向に移動させ
れば、ハンマー110の押圧うで110Cはカム部との
保合を解かれ、戻しばね114の張力により所定位置ま
で復帰する。1行分の印字の際、印字数値が1. 2.
 3. 4・・・・・・・・・のように淳続している場
合は、部材108の押出しは1回で順次印字、移動が連
続されるので高速印字が可能となる。伺、印字ピッチ(
桁間隔)は駆動ギヤ105の歯のモジュールをmとすれ
ば、mxとなる。又、制御部材108のラックのピッチ
や印字カム109のカムピッチも同様に直となる。第4
図(’A) 、 CB>二、 (C)、は第3図(B)
の時間拡大図である。
第5図〜第7図は、本発明の具体例の機構部分を説明す
るもので、図(−おいて符号1は基板で、この基板1の
一方の側縁から伸びる側板1aにはモータ2が取り付け
られている。第6図示の如くモータ2の出力軸2aは側
板1aの外側に導かれ、これにはプーリ3が固定されて
いる。
一方、モータ2と平行な状態で基板1の側板1a、lb
間にウオーム軸6が回転自在に軸承されている。このウ
オ−ムギヤの前記側板1aの外側の端部にはプーリ5が
固定されており、このプーリ5と前記プーリ3との間に
はベルト4が張架されており、モータ2の回転が伝達さ
れる。
ウオーム軸6の他端側には、第5図に示すように円筒状
のマグネット7が固定されている。マグネット7はその
外周面の対向した位置にNとSが着磁されている。この
マグネット7を上下からはさむようにしてU字型のヨー
ク8が配置されており、このヨーク8(−はボビンSを
介してコイル10が装着されている。マグネッ、ドアと
コイル10を装着したヨーク8とは、タコジェネレータ
を構成しており、マグネット7が回転すると、コイル1
0にはサインカーブ状の起電力が発生する。
本実施例C二あっては、この誘起されたサインカーブ状
の起電力を整形してパルス状のタイミング信号(TI’
信号)として利用している。
モータ2の内側には、ハンマー板11が配置されており
、その下方の両端に突設された軸12を介して側板1a
、lb間に回動自在(=軸承されており、図示していな
いスプリングによりその上端部側がモータ2から離れる
方向に付勢されている。
ハンマー板11の一端には突起11aが形成されており
、この突起11aは側板1aの端部に形成マー板11の
回動限を規制している。
ハンマー板11の、前記突起11aと反対側の端部の内
側には、記号桁印字を行なうための突起11bが設けら
れ、この突起11bの上下側においてハンマー板11の
内側には水平方向に坦9て黒印字用突起11cが15個
、赤印字用の 突起lidが15個設けられている。さ
らに、赤印字用の突起11dの下側には後述する印字ハ
ンマーをシフトするためのカム部11eが前記突起11
b側に寄った位置に設けられており、さらに、赤印字用
の突起11dの下側(二は、印字ハンマーのシフト位置
を保持するための案内板11fが水平な状態で突設され
ている。さらに、案内板11fの下側において、ハンマ
ー板11の内側にはキャリアを係止するための突起11
gが16個水平方向に沿って設けられている。
また、第7図(B)(=示すように、ハンマー板11の
前記突起11b側寄りの外側(二は、桁戻し時にハンマ
ー板11をモータ2から遠ざかる方向、すなわち矢印A
方向と逆方向に回転させるための腕11hが設けられて
いる。
ハンマー板11の内側には、基板1の側板1d。
le、If間に横架された状態で、ガイドバー13.1
4がハンマー板11と平行(二横架されている。
これらガイドバー13.14には、第7図cA)にその
詳細を示すキャリッジ15が取り付けられる。
すなわち、キャリッジ15はその底部にガイドバー13
.14が摺動自在に嵌合される透孔15a。
15bが設けられており、その底板部分には活字ドラム
17の下端に突設された軸18が嵌合される透孔15c
が形成されている。
キャリッジ15の一方の側面には、印字用紙の紙送りを
制御するための制御カムを切り換えるだめのカム部15
dが傾斜した状態で突設されており、キャリッジ15の
一端に突出する突出部には、後述する紙送り用クラッチ
を作動させるための突起15eが突設されている。、 キャリッジ15の両側には、上方に向かって案内板15
f、15fが突設されており、その前記カム115d側
の側面には、カム部15gが形成されている。
また、キャリッジ15にはピン15i、15jが突設さ
れており、両者間にはインクローラケースを支持するた
めのスプリング16が張架されている。
前記活字ドラム17は円筒状の基台17aを有し、その
軸線を印字桁方向と直交した状態で配置されており、そ
の外周面(−は黒印字用の活字ベルト20が上端側に、
同じく黒印字される記号の活字ベルト19が中央部に、
赤印字用の活字ベルト21が弾性部材により形成された
状態で装着されている。
なお、前記キャリッジ15の前記カム部15dと反対側
の側縁には、前記ハンマー板11の突起11と係合する
キャリア係止爪15hが設けられている。
活字ドラム17の円筒状の基台17aの下端に突出する
軸18は、キャリッジの透孔15cを通つてキャリッジ
15cの下側に位置するドラムギヤ22(二固定されて
いる。このドラムギヤ22は活字ドラム17に装着され
た活字ベルトの活字数に対応した歯を持ち、その下面に
は活字の初期位置を検出するためのリセット信号を発生
させる場合に使用される突起22aが突設されている。
第7囚人に符号23で示すものはキャリッジ15の下側
に固定されるキャリヤで、このキャリヤ23はキャリッ
ジ15と一体化される。下キャリヤ23(=はハンマー
軸24、ハンマーシフトノガイ゛ドシフト25、ラック
板制御レバーを軸承する軸26がそれぞれ垂直な状態で
突設されている。
符号27で示すものはラック板制御レバーで、その一端
を前記軸26に回転自在に軸承され、図示していないス
プリングにより第3図人中宮に時計方向、即ち矢印B方
向に回転力が与えられている。
このラック板制御レバー27の自由端側の下面には位置
決めビン27aが突設されており、この位置決めピン2
7aはキャリヤ23に形成された開口部23a中に嵌合
され、この開口部23aの範囲内においてその回動が規
制されている。
キャリヤ23にはねじ32によ−って可動接点28と固
定接点29が取り付けられる。両者は絶縁板30を間に
挾んで取り付は台31と共にねじ32によって固定され
る。可動接点28の先端部には接点カム33が固定され
ており、前記ドラムギヤ22の突起22aと接触し、固
定接点29方向に押圧され、両者間に電気的な導通状態
が実現される。この固定接点29と可動接点28との接
触はドラムギヤ22の位置回転で一回生じるためこれに
より前述したTR信号が取り出せることになる。
符号34で示すものはフレキシブルプリント板で、その
一端は前記可動接点28、固定接点29の端子と半田付
は固定されており、他端は基板位置に設けられた図示し
ていない端子に接続されており、キャリッジが移動して
も常にTR信号が取り出せるようになっている。
符号35で示すものは黒印字用のハンマーで、全体とし
てほぼL字状に形成されており、その一方の腕35aに
はコロ軸36を介してハンマーコロ37が回動自在に取
り付けられており、他方の腕35bは前記ハンマー板1
1の印字用突起11b。
11cと接触し得る位置にある、この黒印字用ハンマー
35の基部には円筒状の軸受は部材38が固定されてい
る。この軸受け38は前記ハンマー軸24に対して回転
自在にかつ軸方向に摺動自在に嵌合される。この黒印字
用ハンマー35と同軸に赤印字用ハンマー39が取り付
けられる。この赤印字用ハンマー39は前記黒印字用ハ
ンマー35とほぼ同様に形成されており、その一方の腕
39の先端にはハンマーコロ40がコロ軸41に対して
回転自在に嵌合されており、他方の腕39aは前記ハン
マー板11の突起11dと係合し得る/ 位置に臨まされている。この赤印字用のハンマー39の
基部にも円筒状の軸受け42が固定されており、この円
筒状の軸受け42中に前記黒印字用のハンマー35の軸
受け38が回転自在に嵌合される。
前記ハンマーシフトレバ−軸25i二はハンマーシフト
レバ−43が回軸自在(二嵌合される。二のハンマーシ
フトレバ−43の一端は前記軸24方向に向って突出し
ており、ここに形成された透孔43b中に前記軸24が
嵌合されるため、ハンマーシフトレバ−43は回転する
ことはできないが軸方向に(お摺動自在である。このハ
ンマーソフトレバー43の基部の外側にはシフト用の突
起43aが突設されており、この突起43aはハンマー
板11に形成されたカム部11eと係合し、カム部11
e上を摺動することにより黒印字用ハンマー35及び赤
印字用ハンマー39と共に上方にシフトすることができ
る。即ち、黒印字用ハンマー35と赤印字用ハンマー3
9の軸受け38.42の下端はハンマーシフトレバ−4
3の透孔43bが形成されている側の突出部の上側に載
置される。
又黒印字用バーシマー35の基端部とキャリヤ23の一
端に形成されたばね掛は部23bとの間にはシフトした
分だけ戻す戻しばね83が張架されており、黒印字用ハ
ンマー35は常に下方への移動習性を与えられている。
一方前記キャリツジ15のスプリング16と左右一対の
案内枠15fとの間の実間中にはインクローラケース4
4が着脱自在(=嵌合される。インクローラケース44
は前記活字ドラム17側が開放された筐体状に形成され
ており、その開放端側には前記案内枠15f、15fの
カム部15gと相補的な関係にあるカム部44a、44
bが形成されており、その外側面にはインクローラケー
ス44の軸線方向と直交した状態で凹部44cが形成さ
れており、この部分には前記キャリッジ15に張架され
たスプリング16が嵌合される。
このインクローラケース44中には黒インクローラ45
と赤インクローラ46とが収容される。
即ちインクローラケース44にはそれぞれフランジ48
aを有する軸48がその軸線方向に沿って配置されてお
り、この軸48にスペーサ47を介して黒及び赤のイン
クローラ45,46が回転自在に軸承される。前記軸4
8は相互に嵌合できる構造を採用しており、インクロー
ラ45,46を自由(二着脱できる構造とされている。
インクローラ45.46が収容されたインクロニラケー
ス44は前記キャリッジ15に装着されるが、その着脱
時においてカム部44a、44bと案内枠15fのカム
部15gとが相補的な関係にあるため完全に装着された
時以外にはインクローラ45と46は活字ドラム17の
活字ベルト19〜21には接触せず、相補的なカム部が
完全(二嵌合された状態においてのみインクローラと活
字ドラムとの接触が生じる。そしてこの状態にあっては
スプリング16がインクローラケース44の凹部44c
中に嵌合されるため、インクローラ45.46は活字ド
ラム17に対して押圧されるとともに、軸方向への移動
が制限され確実(二装着された状態;−なる。
従ってインクローラケース44の着脱時に黒及び赤用の
インクローラ4−5.46と活字ドラムの活字ベルト1
9〜21との接触は生じず、インクの混色は生じること
はない。このキャリッジ15を挾んで前記ハンマー板1
1と反対側にはプラテン49が配置されている。プラテ
ン49は断面がほぼL字状(=形成されており、このプ
ラテン49の内側には所定間隔離して印字用紙Pを案内
するための紙ガイド50が配置されている。紙ガイド5
0には第5図に示すように前記タコジェネレータを構成
するマグネット7側に寄った位置に記号印字用の開口部
50aが形成されており、その上端部には黒印字用の切
欠部50bが形成され、更に切欠部50bと並んで他方
には赤印字用のM口部50cが形成されている。このプ
ラテン49の近傍にはゴムローラ52が配置されており
、前記印字用紙Pを送給するが、その軸51は第6図に
示すように基板1の側板を越えて外方に臨まされている
又ゴムローラ52はプラテン49の底板部分に形成され
た開口部を介して下方に臨まされているが、このゴムロ
ーラ52と対向してピンチローラ53が回転自在に配置
されており、板ばね54(:より軸承されたピンチロー
ラ53はゴムローラ52に対して常時圧接されている。
前記ゴムローラ52の軸51の外方端には紙送り用の動
力を伝達するボス56.55が固定される。ボス55.
56のポス部55a、56ai−はギヤ57が回転自在
に軸承される。ギヤ57のボス部57aと、ポス55の
大口径部55bにまたがってクラッチスプリング58が
巻き付けられる。
符号59で示すものは前進用の供給爪で、前記クラッチ
スプリング58のフック部58aを図示を省略した溝に
引っ掛けた状態で、前記クラッチスプリング58の外側
に装着される。このラチェットホイール59には紙送り
量を規制するためのラチェツ)59aが合計8個円周方
向に等角度間隔で設けられている。
又ギヤ57のもう一方のボス部57bとポス56の大口
径部56bとにまたがってもう一つのクラッチスプリン
グ60が巻き付けられる。このクラッチスプリング60
の外側には印字用紙を逆送りするためのラチェットホイ
ール61が装着される。
即ち前記クラッチスプリング60のフック部60aがラ
チェットホイール61の切欠部61aに掛けられた状態
でクラッチスプリング60の外側に装着される。このラ
チェットホイール61には印字用紙の逆送り計を規制す
るための切欠部61bが円周方向(二等角度間隔で6個
設けられている。そしてそのボス部61cにはカラー6
2が圧入される。カラー62には同様にしてクラッチス
プリング60のフック部6Gbを引っ掛ける切欠部62
aが設けである。ラチェットホイール61とカラー62
とは巻き付けられたクラッチスプリング60の各フック
部60a、60bにそれぞれの切欠部が係合するよう(
=位置を合わせて装着され、クラッチスプリング60の
外側に装着される。
ラチェットホイール59,61及びボス55゜56、ク
ラッチスプリング58.60などで構成される部分はい
わゆるスプリングクラッチを構成しており、これらの外
側には第5図に示すように紙送り制御カム63が取り付
けられる。制御カム63には前記キャリッジ15を切り
替えるためのカム15dと係合するようにその側面に切
り替えピン63aが突設されており、又切り替えた位置
を保持するための係止片63bがその上面に設けられて
いる。制御カム63の側面にはばね掛は用の突起63c
が突設されており、この突起63cには第5図に符号6
4で示す制御カムスプリング64の一端が係合される。
制御カム63は切り替えピン63aの下方に突出部63
bを有し、この突出部63dは後述するストッパーを押
さえる役目を果す。又63e、63fは印字用紙の送り
方向を順方向又は逆方向に切り替えるためのカム部であ
る。
一方、ゴムローラ52の軸51と平行な状態でプラテン
49からは軸6了が突設されており、この軸67には逆
送りカムレバー65、逆送りレバー66が回転自在に軸
承される。逆送りカムレバー65は前述したスプリング
クラッチの下方へ延びるレバー65aを有し、他方の腕
にはピン65bが軸6了と平行な状態でブラテ7ン49
方向を向いて突設されている。逆送りレバー66には前
記ラチェットホイール61の切欠部61bと係合する爪
66aがその一端(=突設されており、更に前記制御カ
ム63のカム部63fと係合するように突起66bが設
けられており、又スプリングを掛けるだめの腕66cが
下方に向って突設されている。
符号68で示すものは逆送りレバー用のスプリングで、
このスプリング68は前記逆送りカムレバー65と逆送
りレバー66との間において軸67に装着され、その一
端はピン65bに、他端は腕66c(二掛けられている
。このスプリング68の力により逆送りカムレバー65
のピン65bと逆送りレバー66とは接触する状態とな
り、その押圧力によって通常は一体になって動くことが
できる。
前記軸67には順送リカムレパー69と順送りレバー7
0も取り付けられる。順送リカムレパー69は前記逆送
りカムレバー65と同様にレノ(−69aとピン69b
とを有し、順送りレバー70は逆送りレバー66と同様
に爪70a、突起70b及びスプリングを掛けるための
腕70cが設けられている。2つのレバー69.70の
間には軸67(=順送りレバースプリング71が装着さ
れており、このスプリング71の一端はピン69bに、
他端は腕10cl:掛けられ、スプリング71の押圧力
によってピン69 b 7!l”順送リレzC−To(
7)Iil接触し両者は通常一体(ニなって動くよう:
二構成されている。符号72で示すものは各レノ々−の
抜は落ちを防止するためのEリングである0 他方基板1には印字用のラック板73が設けられている
。ラック板73は軸74を弁して回動自在に軸承されて
おり、前記ドラムギヤ22を噛合することができるラッ
ク士T3aを有している。
又基板1上には印字ソレノイド75力;設けられており
、このソレノイド75に通電すること(二よ(Jプラン
ジャ76が吸引され、その先端に連結されたラック板7
3を上方に引きそのラック歯73a側を上昇させ前記ド
ラムギヤ22と噛合させる。
ソレノイド75と対向するよう(ニしてプラテン49の
上側(ユは紙送り用のソレノイド77カ1設けられてお
り、このソレノイド77に通電が行なわれることにより
プランジャ78が吸引される。プランジャ78の先端部
にはレバー80を介して回動レバー79のボス部79a
が回転自在に連結されている。
回動レバー79はその途中を軸81に回転自在に軸承さ
れており、ポス79a側の下面には前記制御カム63の
係止片63bと係合する突片79bが突設されており、
回動レバー79の自由端側には下方に向ってピン79c
が突設され、このピン79cは後述する桁戻しレバー8
2と係合される。
桁戻しレバー82は基板1に突設された軸88に回動自
在に軸承されており、その一端82aに形成された切欠
部に前記ピン79cが回動自在に嵌合されている。桁戻
しレバー82は腕82cを有し、この腕82cは回動、
レバー79の下方に臨まされている。
桁戻し、レバー82の下端部には後述するクラッチと係
合する腕82bが形成されている。
桁戻しレバー82を軸承する軸88の近傍には軸84が
基板1に垂直な状態で突設されており、この軸84と回
動レバー79の自由端側のばね掛は部79dとの間には
スプリング85が張架されており、回動レバー79に対
して第2図中軸81を中心として常時時計方向への回動
習性を与えられている。
前記軸84には第5図及び第7図(Blに示すように上
から順(ニカム86aと一体の桁戻しクラッチギヤ86
が設けられており、このギヤ86と一体にフック部86
bが設けられている。又桁戻しクラッチギヤ86の下側
には紙送りクラッチギヤ89が同軸に設けられており、
この紙送りクラッチギヤ89の下面にはフック部89b
及び偏心カム89aが一体に設けられている。
桁戻しクラッチギヤ86のフック部86bには前記桁戻
しレバー82の腕82bと係合され、紙送りクラッチギ
ヤ89のフック部89bは軸88に前記桁戻しレバー8
2と同軸(二軸縁された紙送りギヤレバー87の腕87
aが係合される。紙送りギヤレバー87の他方の腕は第
2図に示すように桁戻しレバー82の腕82cの近傍に
臨まされており、両者は係合し得る位置関係にある。又
腕87bはキャリッジ15の一端に突設された突起15
eと係合し得る位置にある。
前記クラッチギヤ86及び紙送りクラッチギヤ86の近
傍には基板1の立上り部1cを利用して板ばね90が固
定されており、この板ばね90から延びる2本の折曲部
90a、90bはそれぞれフック部86b及び89bを
押圧している。しかし、第1図に示すよう(−桁戻しレ
バー82と紙送りレバー87の腕82b及び87aとフ
ック部86b、89bとが係合した状態にあっては板ば
ね90の折曲部90a、90bl=よってそれぞれのフ
ック部が押圧されていてもクラッチギヤはそれぞれ回転
しない。
又桁戻しクラッチギヤ86は第7図G31に示すように
前記ウオーム軸6のウオームと噛み合う歯が2個切り欠
いであるため、通常はこのギヤ86には回町力は伝達さ
九ない。紙送りクラッチギヤ89の歯も同様に2個切り
欠いであるため通常はウオーム軸6からの回転力を伝達
されない。
前記紙送りクラッチギヤ89の下側にはラック板91が
配置される。ラック板91は第7図CB+に示すように
全体としてほぼL字状に形成されており、その屈曲した
一端には楕円形の開口部91aが形成されており、この
開口部91a中に前記偏心カム89aが嵌合される。ラ
ック板91はその直線部に長孔91b、91cが形成さ
れており、それぞれの長孔には前記軸8B及び基板1上
(二突設されたピン93が摺動自在に嵌合されており、
ラック板91の直線移動を案内している。ラック板91
の他端側にはラック部92が一体的に形成されており、
その上面にはラック歯92aが形成されており、その両
側には前述した逆送りカムレバー65の腕65a、順送
リカムレパー69の腕69aとそれぞれ係合するカム部
92b、92cが形成されている。前記基板1に突設さ
れたピン93の近傍には軸94が突設されており、この
軸94にはストップカラー95が摺動自在(二嵌合され
ており、スプリング96により常時上方に押圧されてい
る。
符号97で示すものはキャリッジリターンはねて、その
一端を前記キャリッジ15と一体のキャリヤ23に連結
され他端を基板1の図示していないフック部に引っ掛け
てあり、スプリングガイド98によりガイドされ、常に
キャリッジ15をホームポジション位置へと引張ってい
る。
次に以上のように構成された本実施例の動作につき第1
4図のタイミングチャート図を参照しつつ説明する。第
14図は黒色で「5530 +mjの印字を行なう場合
を示している。
まず印字指令によりモータ2(=通電されると、その出
力軸2a、プーリ3、ゴムベルト4、プーリ5を介して
回転が伝達され、ウオーム軸6が回転を始める。ウオー
ム軸6の回転に伴ないマグネット7も回転し、タコジェ
ネレータを構成するコイル10にはサインカーブ状の起
電力が誘起され、これを成形してタイミング信号TPが
発生する。
ウオーム軸6(=はドラムギヤ22が噛み合っており、
ウオーム軸6の回転に伴ないドラムギヤ22も第3図(
8)中央部C方向に回転する。ウオーム軸6の一回転で
ドラムギヤ22は一歯分回転し、ドラムギヤ22の歯と
活字は対応しているため、ウオーム軸の一回転でドラム
ギヤ22は丁度活字−個分だけ回転されることになる。
ドラムギヤ22の裏面には突起22aが形成されており
、この突起22aがドラムギヤ22の一回転毎に可動接
点28を押し下げるため、一回転に一回のリセット信号
TRが取り出せる。このTR信号とタイミング信号TP
とを組み合わせることにより活字位置を知ることができ
る。
ここでキーボード等を弁して所望の活字(記号を含む)
をTP倍信号カウントすることにより図示していない制
御回路によって探し出し、印字すべき活字が探し出され
た時、ソレノイド75に通電が行なわれる。TR信号と
それに対応する活字は第14図に示すように対応してい
る。ソレノイド75に通電が行なわれるとプランジャ7
6が吸収され、これ(=連結されているラック板73が
軸74を中心にして回転されラック歯73a側が上昇さ
れ、ドラムギヤ22と噛合が始まる。この時ドラムギヤ
22はウオーム軸6を介して以前として回転力が作用し
ているため、固定した状態にあるラック歯IL花対して
相対運動としてドラムギヤ22はその中心位置を移動し
、ホームポジションから遠ざかる方向へ移動を開始する
。伺、ホームポジションは第1図(二おいて右側即ち紙
ガイド50の記号印字用の開口部50a側である。ドラ
ムギヤ22はキャリッジ15と一体であるためキャリッ
ジ15が移動を開始し、制御レバー27も移動を開始す
る。ところがラック歯73aは上昇しているため制御レ
バー27はラック歯73aの下側にもぐり込む。従って
ここでソレノイド75に対する通電を遮断しても制御レ
バー2丁がラック歯73aの下側にあるため、ラック歯
73aは下降することができない。このためドラムギヤ
22とラック歯73aは噛合したままの状態である。と
ころでラック歯73aは記号桁印字を行なう部分に対応
した部分には次の歯との間を薄く板状に連結してあり歯
は形成されていないため、ドラムギヤ22はラック歯T
3aの歯2個分だけスライドすることになる。2個分ス
ライドしたととるで制御レバー27はラック歯とラック
歯の間に来るためラック歯73aは下がることができド
ラムギヤ22(との噛合が解かれる。
この結果ドラムギヤ22はその中心の移動を止め、キャ
リッジ15はその場で回動運動をするだけになる。
一方前述したようにしてドラムギヤ22を一緒にキャリ
ッジ15が移動を始めると、黒印字用]\ンマー35の
腕35bがハンマー板11の記号印字用突起11bを乗
り上げる。この結果腕35aがプラテン側に回動され、
ハンマーコロ37が記号用の活字ベルト19の裏面側の
突起を回転しながら押圧し、活字を印字用紙Pに対して
押し付ける。この時活字ベルト19の活字面には黒イン
クローラ45により黒インクが転写されているため印字
用紙Pに対しては所望の活字が黒色で印字される。同、
この時ハンマーコロ31は印字された活字の両隣りの活
字の裏面の突起を若干押すが、活字ベルトは円弧状(ユ
飛び出すためサイドプリントは行なわれない。ドラムギ
ヤ22のピッチ円上に印字用紙Pが来るように配置され
ていれば、印字される活字は印字用紙P上をころがるこ
とになり、ハンマー35の押圧時間が若干長くても字が
こすれるなどの問題は生じない。
キャリッジが更に移動し、ハンマーレバー35の腕35
bが突起11bを乗り越え終ると、ハンマーコロ31も
抑圧を止め、活字は活字ベルト自続して行なうため印字
は行なわれず、ハンマー板11にも該当する突起がない
ため、黒印字用ハンマー35は動かないが、もう−7分
のピッチキャリッジが移動する。このスペース送りの時
にハンマーシフトレバ−43のシフト用突起43aがノ
\ンマー板11のカム部11eに係合し、これに乗り上
げるためハンマーシフトレバ−43は上方に所定量シフ
トされる。この結果ハンマー35.39が同様にして所
定量シフトする。この時にはハンマーコロ37が黒印字
用の活字ベルト20の裏面の突起に対向した位置にシフ
トされてきている。
そしてハンマーコロ40は記号ベルト21に対向する位
置にある。ハンマー35の腕35bはこの時には黒印字
用の突起11cに係合する位置じ来ており、赤印字用の
ハンマー39は黒印字用の突起11cと、赤印字用の突
起11dとの間にあるため、キャリッジはスライドして
も赤印字用のノ・ンマー39は動かされない。
この時同−印字行に印字するためにはハンマーのシフト
量と同じだけ印字用紙も順方向に送る必要があるがこの
紙送り動作については後述する。
印字用紙が順方向に所定量だけ送られた後、次に印字す
べき数字桁の所望の活字が選択されると、記号印字の場
合と同様にソレノイド75に対して通電が行なわれ、前
述したのと同様の印字原理によって印字が行なわれるが
ラック歯73aの歯は一個ずつ分離しているため、制御
レバー27は一文字分キャリソジがスライドすると、歯
と歯の間に入るためラック歯73aの拘束が解かれ、印
字も一文字で終了する。このようにして順次印字が行な
われるが上述した印字例r g530’ +mJの場合
には記号桁m側から順次印字される。
伺制御レバー27がはずれてラック板73が下方に移動
しドラムギヤ22との噛合が解かれるとキャリッジ15
を移動する力が無くなるため、キャリッジリターンスプ
リング97により引き戻されようとするが、キャリッジ
15に設けられた係止爪15hと、ハンマー板11に設
けられた突起11gとが係合するため、係合した位置で
活字ドラム17は回転している。
このようにして所望の印字が全て終了すると、桁戻し用
のソレノイド77に対する通電が行なわれ、キャリッジ
15はキャリッジリターンスプリング97によってホー
ムポジションに復帰するがこの動作についても後述する
。このようにして−桁分の印字が終了すると同時に印字
用紙の順方向に所定ピッチ送り出され一回の印字サイク
ルを終了する。
次に紙送り機構の動作につき説明する。
ウオーム軸6と桁戻しクラッチギヤ86、紙送りクラッ
チギヤ89は欠歯部分で動力の伝達を切るギヤクラッチ
となっており両者ともほぼ同じ構造となっている。今こ
こでは紙送りクラッチギヤ89を例にとって説明する。
所望の印字が終了した後紙送りソレノイド77に通電を
行ない、プランジャ78が吸収されると、回動レバー7
9が第5図中反時計方向に回動され、桁戻しレバー82
及び紙送りギヤレバー87を回動させ、その腕87aと
紙送りクラッチギヤ89のフック部89aとの保合が解
かれる。
紙送りクラッチレバ−89はフック部89aの背面を板
ばね90の折曲部90bにより常に抑圧きれているため
、紙送りギヤレバー87の腕87aとの係合が解かれた
後、矢印d方向に摺動し、ウオーム軸6と噛合し、矢印
d方向に回転する。
紙送りソレノイド77は紙送りクラッチギヤ89が回転
を始めた後通常をストップし、紙送りギヤレバー87は
図示されていないスプリングにより腕87aを紙送りク
ラッチギヤ89の方向に戻され、−回転後再びフック部
89aと係合し、その回転を止める。このとき紙送りク
ラッチギヤ89のウオーム軸6と噛合する部分は欠歯と
なっているので、回転は伝えられない。
以上が紙送りクラッチギヤ89の動きであるが、桁戻し
クラッチギヤ86についても全く同様である。
上述した紙送りクラッチギヤ89を回転させるために、
紙送りソレノイド77に通電するのは所望の印字が終了
した後の紙送りのためであるが、記号印字から数字印字
へと切り換える際にも記号と数字が同一ラインに並ぶよ
うに、記号用の活字ベルト19と黒印字用の数字の活字
ベルト20の間隔分紙送りをする必要がある。この時に
は記号印字終了と同時にキャリッジ15のフック部15
eが紙送りギヤレバー87の腕87bに引っかかり、こ
れを1動させることにより腕87aの保合を解き、紙送
りクラッチギヤ89を回転させ、紙送りを行なうもので
ある。
この2種類の方法により紙送りクラッチギヤ89を回転
させると、偏心カム89aによって紙送りラック板91
及びこれと一体のラック部92が移動する。
すなわち、第8図においてラック板91が矢印e方向に
動くと、ラック歯92aと噛合している紙送りギヤ57
が順方向に回転する。同時にカム部92cにより順送リ
カムレパー69の腕69aが持ち上げられるため、順送
りカムレバー69及びスプリング71を介してこれと動
作を共にする順送りレバー70が一体となって動き、ラ
チェット59の爪59aとの保合がはずれ、紙送りギヤ
57の回転は哀めつけられるクラッチスプリング58を
介してラチェット59及びボス55に伝達され、一体と
なって回転する。
ところが、カム部92cの保合が小型であるため、順送
リカムレパー69の腕69aが下がり、順送リカムレパ
ー70の腕70bが元に戻り、ラチェット59の爪59
aの次の爪と噛み合い、ラチェット59の回転は止まり
、紙送りギヤ57の回転がボス55に伝達されなくなる
この時、カム部92bによって、逆送りカムレバー65
の腕65aも持ち上げられるが、その突起66bは制御
カム63のカム部63fに接触しているため動けず、逆
送りレバー66の腕66aがラチェット61の爪61a
と係合したままであす、ラチェット61は回転しない。
次に、ラック板91が矢印eと逆方向(二動くとき、紙
送りギヤ57も逆方向に回転するが、前述したように逆
送りレバー66の突起66bは制御カム63fに接触し
ているため、ラチェット61は回転せず、紙送りギヤ5
7の回転はボス56に伝わらない。以上のように、順方
向の紙送りはラック板91及びラック部92の移動、す
なわち紙送りラックギヤ89の一回転につきラチェット
59の1爪分、すなわちh回転だけゴムローラ軸51が
回転し、これに固着されているゴムローラ52が一体と
なって回転し、ピンチローラ53との間にはさまれてい
る印字用紙を所定量順方向に送り出す。
次に桁戻し機構の動作につき説明する。
まず、所望の印字が終了したのち、紙送り用のソレノイ
ド77(二通電を行ない、桁戻しクラッチギヤ86を回
転させるまでは前述した紙送りの場合と同様であるが、
桁戻しレバー82の腕82bに係合を回復させるのはス
プリング85の引張力によって行なう。
桁戻しクラッチギヤ86が回転をはしめると、カム部8
6aに接するハンマー板11の腕1?hを押し下げて 
ハンマー板11を軸12を中心として第7図fBl中反
時計方向に回動させる。このため、キャリッジ15の突
起15hと、ハンマー板11の突起11gの保合がとけ
、キャリッジ15はスプリング97に引張られて印字前
のホームポジションに戻る。カム部81>aは所定角度
回転したのち、ハンマー板11を元の状態に戻す。この
ようにして桁戻し動作が行なわれる。
次に、赤印字の場合につき、第15図に示すタイミング
チャート図と共に説明する。
赤印字の場合も前述した黒印字の動作とほとんど同一で
あるが、キャリッジ1.5の動作と、紙戻し機構の動作
が異なっている。
まず、キャリッジの動作について述べると次の如きであ
る。
記号桁印字(二ついては黒印字の場合と同様であるが、
記号印字終了後、紙送りソレノイド77に通電を行ない
、前述したように紙送り動作および桁戻し動作を行なう
。ところが、この時にはハンマーシフトレバ−43のシ
フト用秦起43aは桁戻し動作により、ハンマー板11
が倒れるため、カム部lieに乗り上げることができず
、シフトレバ−43、ハンマーレバー35.39も記号
印字時と同じ高さにある。この時、赤印字用のハンマー
レバー39の腕39aは赤印字用の突起11dに係合す
る位置に臨まされており、ハンマーレバー35の腕35
bは黒印字用の突起11cと赤印字用の突起11dとの
間にあるため、キャリッジ15が移動しても、黒印字用
のハンマーレバー35は動作しない。
一方、キャリッジ15が移動する時、切換カム15dに
より切換ピン63aを押上げるため、制御カム63をゴ
ムローラ軸51を中心に回転させると共に紙送りソレノ
イド77に対する通電により、回動レバー79の係止片
79bをスライドさせ、制御カム63の係止片6−3b
と係合させて、制御カム63が戻らないようにする。ま
た、ストッパーとなる押え部63dに係合して押上げら
れていたストップカラー95は制御カム63の回転と共
に上方に移動し、キャリッジ15に当接する。
そして、ラック板15が倒れると、係止突起11gと突
起15hが外れるが、キャリッジ15はストップカラー
95によって押えられており、戻ることはない。
次に、紙送り動作につき説明する。
記号桁を印字したのち、紙送りソレノイド77に通電し
て紙送りを行なうが、記号印字と赤印字が同一ライン上
に来るように黒印字用の活字ベルト19と、赤印字用の
活字ベルト21との間隔分、印字用紙を逆方向に送らな
ければならない。
この時には、第10図、第11図に示すように、前述し
たと同様に制御カム63が紙送り順方向に回転して順送
りレバー70の突起70b がカム63eに接し、かつ
、逆送りレバー66 の突起66bがカム63fより外
れる位置にある紙送りラック92の矢印e方向への動作
に伴ない、順送リカムレパー69の腕69aが上方に押
されるが、前述したように保合は外れず、紙送り用のラ
チェット59は回転しない。また、同じく、逆送りカム
レバー65の腕65aが持ち上げられ、紙送りラチェッ
ト61との保合が解除された状態となる。
紙送りラック92が最大に移動したとき、即ちクラッチ
ギヤが180°回転した時点で、紙送りソレノイド77
に対する通電を止めると、第12図、第13図において
、制御カム63の係止片63bの係止がとけ、制御カム
63は元に戻ろうとするが、逆送りレバー66の突起6
6bが上った状態−にあるため、カム63fがこれに当
って戻れない。
この状態でラック板92が矢印eと逆方向に戻りはじめ
ると、連動する紙送りギヤ57の回転はクラッチスプリ
ング60によって保合が解かれている紙送りラチェット
61およびポス56に伝達され、一体となって回転をは
じめる。この時、ボス55も一体に回転するため、クラ
ッチスプリング58を介してラチェット59も同様に回
転する。
そして、逆送りカムレバー65の腕65aが下りはじめ
ると、保合状態が復活し、回転が伝わらなくなる。この
ようにして、逆方向の紙送りは紙送りラック92の移動
、即ち、紙送りラックギヤ89の一回転につき、ラチェ
ットホイールの1爪分である1/6回転だけゴムローラ
軸51およびゴムローラ52を回転させ、印字用紙Pを
逆方向に送る動作となる。
そして、次に所望の赤印字が終了すると、紙送りラチェ
ット61の1爪分逆方向に、ラチェット59を2爪分順
方向に紙送りをする必要があり、桁戻しも兼ねて、紙送
りソレノイド77に通電を行なうことにより、黒印字時
と同様に3回紙送りが行なわれる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば以下に
記載するような優れた効果が得られる。
高 (1)印字と桁上げを同時に行なうため、為速印字が行
なえる。
(2)活字が印字紙に対してころがり圧接するため、印
字音を低減させることができる。
(3)活字の選択、印字、桁上げは回転している活字ド
ラムに固着されたドラムギヤを制御することじより行な
われるため、活字ドラムの駆動機構に特別なりラッチな
どを必要とせず構造を簡略化できる。
(4)異色のインクローラと、これに対応する活字ベル
トを有し、2色の印字を可能とすると共に記号、赤印字
、黒印字の活字ベルトを紙送り方向に分離させ、かつ、
インクローラの着脱時に2色のインクローラと、活字ベ
ルトとの接触が行なわれないため、異色インクの混色は
生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)、 (B)は本発明の基本構成を説明する
斜視図と活字ドラム部の断面図、第2図(A)〜(D、
)は選字と桁上の動作を示す概略図、第3図(A)〜(
C)は印字の動作を示す概略図、第4図(A)〜廻e)
は活字部の動きを示す概略図、第5〜15図は本発明の
具体的実施例を説明するもので、第5図は正面側から見
た斜視図、第6図は背面側から見た斜視図、第7図CA
)、 (B)はキャリッジおよびクラッチギヤ部の分解
斜視図、第8図〜第1.3図は動作説明図、第14図お
よび第15図は黒印字および赤印字を説明するタイミン
グチャート図である。 1・・・基板        2・・・モータ6・・・
ウオーム軸11・・・ハンマー板15・・・キャリッジ
    17・・・活字ドラム19〜21・・・活字≧
ルト22・・・ドラムギヤ27・・・制御レバー35・
・・黒印字用ハンマー39・・・赤印字用ハンマー 4
4・・・インクローラケース45・・・黒インクローラ
  46・・・赤インクローラ49・・・プラテン  
   50・・・紙ガイド57.59・・・ラチェット
ホイール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)印字桁方向と同方向に回転する活字ドラムと、こ
    の活字ドラムを搬送するキャリッジと、前記活字ドラム
    を回転移動させる制御部材と、この制御部材を制御する
    ソレノイドとを有し、前記活字ドラムは円筒状に形成さ
    れたドラム基台に複数の弾性材からなる活字ベルトを装
    着し、前記ドラム基台の内側(′−は印字ハンマーの一
    端を臨ませ、他端はドラム基台の外側(二臨ませ、この
    ハンマーの外方端と係合するカム部材により、前記キャ
    リッジの走行中に前記ハンマーが活字ベルトを内側から
    打撃し、印字用紙1:対して活字部をころがり圧接させ
    て印字を行なうように構成したことを特徴とする小型シ
    リアルプリンタ。
  2. (2)活字ドラムは上から順(−黒印字活字ベルト、黒
    印字記号ベルトおよび赤印字活字ベルトの3種の活字ベ
    ルトを有し、黒印字の際は中央に位置すする記号印字用
    の活字ベルトを用いて印字後、印字用紙を上部の黒部用
    の活字ベルト、との間の距離に相当するピッチだけ送り
    、黒印字用の活字ベルトを用いて印字したのち、再度前
    記ピッチだけ紙送りを行ない、記号と黒印字とを同一行
    に印字するように構成したことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の小型シリアルプリンタ。
  3. (3)赤印字時には記号印字を行なった後、下側に位置
    する赤印字用活字ベルトとの間隔(−相当するピッチ分
    だけ印字用紙を逆方向に送り、赤印字ンタ。
  4. (4)キャリッジは前記活字ドラムと一体のドラムギヤ
    を有し、このドラムギヤと噛合するウオームギヤと噛合
    し、前記ドラムギヤを制御部材により係止することによ
    り、ウオームギヤの進みピッチで桁方向に移動されるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第3項いずれか
    1項に記載の小型シリアルプリンタ。
  5. (5)印字用紙の送給および桁戻しは前記ウオームと、
    これに噛合する欠歯ギヤから構成されたギヤクラッチに
    より行なうことを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第
    4項いずれか1項記載の小型シリアルプリンタ。
JP19183681A 1981-11-09 1981-12-01 小型シリアルプリンタ Pending JPS5894470A (ja)

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