JPS589222B2 - 押ボタン式錠装置のリセツト機構 - Google Patents

押ボタン式錠装置のリセツト機構

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JPS589222B2
JPS589222B2 JP15626978A JP15626978A JPS589222B2 JP S589222 B2 JPS589222 B2 JP S589222B2 JP 15626978 A JP15626978 A JP 15626978A JP 15626978 A JP15626978 A JP 15626978A JP S589222 B2 JPS589222 B2 JP S589222B2
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中村香取
中村寿子
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は押ボタン式錠装置の為のリセット機構に関する
ものである。
錠を必要としない純機械的な押ボタン式錠装置として、
n個の押ボタンをr個作動させてつくる開錠条件が順列
に従って機械的に構成されるようにした錠ユニットをも
つ南京錠は既に知られている(特開昭50−5.549
9号公報)。
ここに使用されている錠ユニットは、鎖錠部材と係合し
ている回動可能な錠開閉棒の軸方向に相前後して位置す
る複数素子を有し、各移動素子の舌の1部をそれぞれ所
属の押しボタンに掛止させ、その掛止状態が外れたとき
当該移動素子が前記錠開閉棒とほゾ直角方向に1段移動
するようになし、またそれら移動素子のうち少なくとも
1組は順列駆動素子とし、前記順列被駆動素子にはこれ
に隣接する摺動板を平行に相対移動可能に担持せしめ、
この摺動板は前記順列駆動素子によって予じめ所定距離
だけ連行移動されていたときに限り前記順列被駆動素子
の1段移動と一緒に前記錠開閉棒に対しその回動阻止位
置から回動阻止解除位置へ移動できるようになしたもの
である。
このように押ボタンが押されたとき所属の移動素子が1
段落下するようにした錠ユニットを用いてモーテイスロ
ツク式錠装置を構成する為には、一旦幾つかの押ボタン
が押されて開錠条件の満された或いは満されなかった錠
ユニットを再び押ボタン操作により開錠し得る最初の状
態(待機状態)に戻してやる機構(リセット機構)を組
込む必要がある。
しかもその操作部は少なくともドアの外側から操作でき
るものでなければならない。
又操作部を1箇所に集中させて取扱い易くする為にはデ
ッドボルト又はラッチボルト操作用のドアのグリップと
同軸的に設けた回転式の操作部であることが望まれる。
本発明はこのようなモーテイスロツク式錠装置に適した
リセット機構の提供を目的とするもので以下に図示の錠
装置について本発明を説明する。
第1図に示す錠装置は、ドア開閉用のグリップ80を矢
印A方向に廻すことによりラッチボルト30をドアの端
面100から矢印B方向に突出後退せしめ得るラッチボ
ルト操作機構と、錠ユニットU1及びU2を個々に着脱
可能にしたカートリッジ機構と、装着された両ユニット
U1,U2が両方とも開錠されている場合に限り上記ラ
ッチボルト操作機構を介してデッドボルト40をドアの
端面100内に引っ込め得るデッドボルト操作機構と、
室内から自由にデッドボルト40を操作し得る室内アン
ロツク機構と、そしてノブ70を矢印C方向に廻すこと
により、リセットレバ−77を矢印D方向に1回往復動
せしめて錠ユニットU1,U2を待機状態に戻すリセッ
ト機構とを有する。
第1図及び第2図において、ケーシング基板90には2
枚の側板91,91’と2枚の間仕切板92t92亦並
置され、側板91と間仕切板92の間並びに側板91′
と間仕切板92′との間には、各々錠ユニットU1,U
2のための収納部が形づくられている。
錠ユニットU1,U2 は順列駆動素子109及び順列
被駆動素子110を有する順列作動式のものであり、上
記収納部内にそれぞれ矢印P方向に押し込れて装着され
る。
雨間仕切板92及び92′の間には、開閉部材60が配
置され、その両端は各々間仕切板92,92’の底部付
近に回転可能に支持されている。
この開閉部材60における錠ユニットの挿入方向(矢印
P)に対向する面には、その下部に、回転軸方向に走る
嵌合溝62が形成されており、この溝に各錠ユニットの
錠開閉棒122の先端が嵌大している。
この開閉棒122は各錠ユニットの押ボタン102が適
正の順序で押され開錠条件が満された場合に限り、各々
回転可能な状態となる。
しかし開閉部材60で互いに連結されているから、2個
の錠ユニットU1及びU2の両方の開錠条件が満されな
い限り、開閉部材60は回動し得ない。
開閉部材60は後述する制御スライダー50を介してデ
ッドボルト40と係合しており、ドアのグリップ80を
廻しても、両錠ユニットが共に開錠された状態にない限
り、デッドボルト40を相手側のほぞ穴から引き抜くこ
とはでさない。
尚、間仕切板92,92’にはユニットの開閉棒122
を各々通すための切欠93,93′が挿入方向からゆる
やかな傾斜をもって設けられている。
ラッチボルト操作機構 第2図〜第3図において、グリップ80が軸1の両端付
近に該軸に対しそれぞれ回転可能に支承されている。
両グリップの内側方向に延びる軸部80Aの端面には板
状部材80Bが各々固定され、両部材は連結棒2によっ
て互いに連結されている。
軸1には両グリップ間において円板4が回転可能に支承
されており、該円板の孔4Aを連結棒2が貫通している
即ちグリップ80と円板4とは軸1を中心として一体に
回動し得る。
円板4には、孔4Aと直径方向反対側の縁近くにおいて
、2個のリング状加圧突起5A,5Bが設けられており
、この突起は各々突出ピンにリングを嵌め込んで回転可
能にしてある。
しかしこれは固定とすることもできる。
この円板4には突起5A,5Bの存在する側に駆動スラ
イダー10の頭部10Aが並置されており、軸1はこの
頭部10Aに設けたスロット11を貫通している。
3はこのときのスペーサーリングである。
スライダーの頭部10Aは他の部分より肉厚に形成され
、これによってスライダー10の頭部10Aの下面には
山形の段部12が形成され、また脚部10Cにはこの段
部12の厚みに相当する厚さのスペーサ19(第4図)
が設けられ、これによってバネ13の為の間隙がつくら
れている。
バネ13はスライダーの腹部10Bの下面に突出するピ
ン14とケーシング基板90との間に掛けられており、
スライダー10を第3図の右側へ引っぱっている。
これによりスライダー10の段部12は円板4の突起5
A,5Bの周面と常に接触している(第7図)。
従ってスライダー10は円板4がどちらか一方に回転さ
れると、第3図の左方向にスライドする。
例えば、第7図の状態に在る円板4が回転されると、そ
れまで段部12に対し平行に位置していた両突起5A,
5Bが、円板4の回動につれ、第8図に示すように段部
12に対し直角となるように変位するからであるスライ
ダー10の上面において、脚部10Cには支持部材15
が設けられ、これに案内棒16の中間部分が固定されて
いる。
この場合、案内棒16はスライダー10のスライド方向
と平行に位置している。
案内棒16にはコイルバネ17A,17Bが嵌装されて
いる。
スライダー10の上面には、中間スライダー20が摺動
可能に載置されている。
中間スライダー20は、駆動スライダー10の上面と摺
接する底壁21と、第2図に示す間仕切板92′の上面
92A′に載置される上壁22とを有し、両者は縦壁2
3によって断面状に連結されている。
底壁21の下面にはピン24が突設され、該ピンは中間
スライダー20が駆動スライダー10の上に載置された
とき、丁度駆動スライダー10の脚部10Cに設けたガ
イド孔18内に入り込むように位置している。
上壁22の一方の端は、底壁21及び縦壁23に直角な
方向に延在して終端しており、その終端部の下面には中
間スライダー20に対するラッチボルト30の摺動範囲
を制限しかつラッチボルト30の離脱を防止するための
L字状の係止爪25(第5図)が形成されている。
この係止爪25を中間スライダー上壁22と共に持ち上
げることにより、ラッチボルト30を抜き去り,代りに
反対向きのラッチボルトを嵌め換えることができる。
上壁22の他方の端はL字状に下方に折り曲げられた垂
下部分26があり、該部分には案内孔27が設けてある
中間スライダー20は、この案内孔27に案内棒16が
嵌め込むような位置関係で、駆動スライダー10上に載
置される。
このとき中間スライダー20は、その垂下部分26がバ
ネ17Aで押されるため、ピン24が駆動スライダーの
ガイド孔18の底部に当接した位置で静止する(第5図
)。
駆動スライダー10にはガイド孔18によって脚部10
Cより短い第2脚部10Dが形成されており、この第2
脚部の端縁に中間スライダーの底壁21の縁が一致する
ようになっている。
ラッチボルト30は、内実の先端部30Aと中空の後端
部30Bとから成り、内実の先端部30Aには中空の後
端部30Bより連続して軸先端方向に走る有底孔31(
第5図)が設けられている。
駆動スライダー10の茶内棒16は、バネ17Bと共に
この中空の後端部30B内にゆるく挿通され、更に案内
棒16の先端は、先端部30Aの有底孔31内に摺動可
能に挿入される。
この場合バネ17Bの先端は有底孔31の入口において
先端部30Aの後壁と当接する。
一方、ラッチボルト30の上面は、中間スライダー20
の上壁22の下面に案内されて円滑に相対移動できるよ
うになっており、その移動範囲を制限する役目をする係
合溝32と係合爪33とが形成されている。
この保合溝32内に中間スライダー20の係止爪25が
位置し、そして保合爪33が中間スライダー20の縦壁
23の縁と係止爪25との間に位置する。
従ってラッチボルト30は、通常はバネ17Bの力によ
って係合爪33が係止爪25に当接する位置に静止する
しかしラッチボルト30は第5図の矢印E方向から力が
加われば、案内棒16に案内されつつ比較的弱いバネ1
7Bに抗して第1図に示すドアの端縁100内に引っ込
む。
今、グリップ80を廻すと円板4が回転して駆動スライ
ダー10をバネ13に抗して第3図の左方向にスライド
させる。
このスライド方向は、バネ13の一方の端をケーシング
90に掛止めた固定ピン13′の位置とスペーサ−19
と駆動スライダーのスロット11とによって定められる
駆動スライダー10には、比較的強いバネ17Aの存す
る側において案内棒16に中間スライダー20の垂下部
分26が係合しているため、駆動スライダー10に連行
されて、中間スライダー20も駆動スライダー10と一
緒に移動する。
この中間スライダー20にはその係止爪25にラッチボ
ルト30の係合爪33がバネ17Bの力で係合している
ので、その状態を保ちつつラッチボルト30は中間スラ
イダー20と一緒に移動する。
かくしてグリップ80を廻すことにより、ラッチボルト
30は第1図に示すドアの端縁100内に引っ込むこと
になる。
尚、グリップ80の回転範囲はケーシング基板90に設
けたストッパーにより制限される。
デッドボルト操作機構 第3図及び第9図〜第11図において、デッドボルト4
0は長方形断面の内実の頭部41とこれに続く逆U字形
の茎部42とから成り、茎部42の両側壁42A,42
Bには各々切欠43A,43Bが設けられている。
この切欠より後方において一方の側壁42Bは他方の側
壁42Aより更に下方に延び基部44に連接している。
基部44にはその側縁に沿って切欠44Aが途中まで設
けられ、また下面にはデッドボルト頭部付近において案
内ピン45が突出されている。
このピン45はデッドボルト40がケーシング90内に
載置された際、ケーシング90のスロット46(第2図
)内に差し込れる。
デッドボルト40はこのスロット46に案内されて第1
図の左右方向にケーシング基板90上を摺動可能である
このとき駆動スライダー10及び中間スライダー20の
一部はデッドボルト40の茎部42の側壁42Aと基部
44との間を通って、デッドボルト40の茎部42内に
入っており、中間スライダー底壁21の先端の切欠28
(第6図)は後述するシーソー片54の制御ピン55と
係合している。
また駆動スライダー10の下面のバネ13及びその固定
ピン13′はデッドボルトの基部44の切欠44A内に
位置し、従ってデッドボルト40の摺動は阻害されない
デッドボルト40の茎部42内には、第10図及び第1
1図に示すL字形断面の制御スライダー50が、デッド
ボルトの軸方向に摺動可能に挿入されている。
この制御スライダー50はデッドボルト茎部の上壁42
Cの下面に摺動ずる上壁51と、デッドボルト茎部の側
壁42Aの内側面と摺接する側壁52と、そして側壁5
2の後方の位置で上壁51と同一方向に突設した耳53
を有する,この耳53の平坦な頂部53Aはデッドボル
ト茎部の側壁42Bの内面に対接している。
耳53と上壁51との間にはV字状のシーソー片54が
配置されている。
シーソー片54の傾動中心軸56はv字状シーソー片底
部の稜線に沿って延びシーソー片の両側面に突設したピ
ンより成り、両ピンの一方は上壁51に、他方のピンは
耳53に回動可能に支承されている。
シーソー片54の内側方向に位置する腕54Aの端部に
は下方に延びた制御ピン55が設けられている。
一方、デッドボルト茎部の側壁42Bの上部には、切欠
43Aより後方の位置に半円状の制御突起47が設けら
れており、これにV字状シーソー片54の内側面が対接
している。
制御スライダー50の側壁52には、開閉爪61の先端
部が第12図のように係合する切欠52A(第9図)が
設けられている。
制御スライダー50は、その上壁51の突出翼51Aが
第3図に示す間仕切板の頂部92Aに載置され、この頂
部92Aに案内されつつデッドボルト茎部42の軸方向
に移動し得る。
この移動範囲は、制御スライダーの突出翼51Aが貫通
しているデッドボルト茎部の側壁に設けた切欠43Bの
巾に限定される。
次に第12図〜第14図を参照してデッドボルト操作機
構の動作を説明する。
便宣上、両ユニットU1,U2は開錠されており、従っ
て開閉部材60は回動可能な状態にあり、またデッドボ
ルト40は第12図のように突出しているものとする。
グリップ80を廻すと、前述のラッチボルト操作機構の
場合と同様にして、中間スライダー20が1駆動スライ
ダー10により第3図の左方向へ移動される。
中間スライダーの底壁21の切欠28と制御スライダー
の制御ピン55との係合により、制御スライダー50が
同一方向に引っ張られる。
この場合、制御スライダー50はその上壁51の突出翼
51Aがデッドボルト茎部の側壁42Bと係合している
ため、デッドボルト40も制御スライダー50と一緒に
移動する。
これに伴ない開閉部材60の爪61は、第13図に示す
ようにデッドボルト40の後方へ回勤して傾むき、デッ
ドボルトの頭部41はドア端縁100内に引っ込む。
この時、ラッチボルト30も同様にドア端縁内に引っ込
む。
グリップ80に加えている力を抜くと、駆動スライダー
10はバネ13の力でもとに戻り、また中間スライダー
20に連行されて制御スライダー50が原位置に戻る。
しかしデッドボルト40はその基部44の後端付近に設
けた凸部44Bが第12図に示す係止バネ49の凹部に
嵌入するため、第13図の位置に保持される。
即ちデッドボルト40はドア端縁内に引込んだ状態にと
どまり、制御スライダー50のみが原位置に戻る(第1
4図)。
かくてドアは開くことができた。両ユニツI−U,,U
2の一方が開錠されていない場合には、制御スライダー
50は開閉爪61に阻止されて移動できないので、上記
のようにデッドボルト40をドア端縁内に引っ込めるこ
とはできない。
この場合、中間スライダー20は駆動スライダー10に
対しバネ17Aによって弾性的に係合しているから、グ
リップ80はこのバネ17Aに抗し完全に廻すことがで
きる。
室内アンロツク機構 デッドボルト40はドアの内側に突出する案内ピン45
を掴み、いつでも上記機構と無関係に移動させることが
できる。
この室内アンロツク機構の働きを第15図〜第18図を
参照しながら説明する。
制御スライダー50が第12図のようにデッドボルト4
0に対し該デッドボルトの後方に位置するときは、第1
8図に示すように制御スライダー50に取付けられたシ
ーソー片54は、その前側腕54Aがデッドボルト40
の制御突起47上に乗り、制御ピン55がデッドボルト
の側壁42Bから側方向(中間スライダー20に近づく
方向)に突出する(第9図)。
しかし制御スライダー50が第14図のようにデッドボ
ルト40に対しその頭部方向端に位置するときは、第1
7図に示すようにシーソー片54はその後側腕54Bの
方が制御突起47上に乗り、制御ピン55がデッドボル
トの側壁42Bの内側平面より退出する,即ち第12図
のようにデッドボルト40が突出しているときは、制御
ピン55は突出した状態(第18図)にあり中間スライ
ダー20の切欠28と係合しているが、デッドボルト4
0を第14図のように引込めると、制御ピン55は中間
スライダー20から外れグリップ80の動作と切り離さ
れる。
逆にこの状態にあるデッドボルト40を第12図のよう
に突出させると、制御ピン55は再び中間スライダー2
0の切欠28と係合する。
即ちデッドボルト40はユニットU1,U2の開錠をな
さない限り引っ込めることができない状態に戻る。
制御ピン55の断面を第1T図の如く三角形状とすれば
、この三角形のそれまで接触側となっていた面と異なる
他の面が係合面となりこれによりシーソー片54の回動
角が小さくてすむ。
リセット機構 第2図及び第3図を参照するに、両グリップ80間にお
いて、1駆動スライダー10の頭部10A上方には、馬
蹄形溝73を上面に有するロータリー受け72が配置さ
れ、該受け72上には円板74が載置されている。
ロータリー受け72はその翼部72Aを介して基板90
に固定されている。
軸1はこのロータリー受けγ2をその馬蹄形溝73の奥
附近にて貫通しており、軸1と受け72とは相対回転可
能になっている。
円板74は軸1に固定されている。
円板14の一方の面、即ちロータリー受け72と対向す
る面には、第3図に破線で示すように、円形の偏心リン
グ75が軸1に対し偏心して設けられている。
この円形の偏心リング75は馬蹄形溝73の円形部73
Aを部分的に被うように位置している。
この溝73とリング75の重ね合せにより形成され〆空
間内には、馬蹄形溝73内に配置されたクランク杆76
の一方の突出端76Aが、偏心リング75の内壁と保合
可能に位置している。
クランク杆76の他端76Bは、馬蹄形溝73の首部7
3Bより突出しており、リセットレバ−17の頭部77
Aと回動可能に連結されている。
リセツ1・レバー77は脚部77Cより両側に対称に延
びたリセット腕17B,77B’を有し、脚部77Cは
第1図に示すように中間スライダー20とデッドボルト
40との間に位置しかつ両者によって案内されながら長
さ方向(矢印D方向)に摺動できるようになっている。
この摺動を可能とする為、リセットレバーの脚部77C
には切欠78が設けてあり、この切欠78内に開閉爪6
1が位置する。
リセットレバーの頭部77Aは、ロータリー受け72と
円板74との間に位置しており、偏心リング75の外周
と係合可能になっている。
次にこのリセット機構の動作を第19図を参照して説明
する。
便宣上、偏心リング75及びクランク杆76は第19A
図の位置に在り、リセットレバーT7は最ともユニット
U1,U2から離れた位置に在るものとする。
今、ドアの内側からノブ70を廻すと、軸1を介して円
板74が、例えば第19A図の矢印方向に回転する。
偏心リング75の外周がリセットレバ−77の頭部77
Aと当接する(第19B図)。
円板T4の回転につれ、リセットレバ−17はこの偏心
リング75により押されてユニットU1,U2に近づく
方向に移動し、ついにそのリセット腕77B,77B’
は両ユニットの各順列素子109,110、ユニットU
1の保安素子111,111及びユニットU2の保安素
子111,112の後端に接し、これを少なくとも第1
図のリセット位置Rまで押し上げる。
そしてリセットレバ−77は最終的に第19C図に示す
ように最ともロータリー受け72から突出した状態、即
ち偏心リング75がそれ以上リセットレバ−17を駆動
し得ない状態となる。
更にノブ10を同一方向に廻して行くと、今度は偏心リ
ング75の内壁にクランク杆76の後端が引掛けられて
リセットレバ−77はユニットU1,U2から遠ざかる
方向に移動し始める(第19D図)。
そして最終的にクランク杆76の後端が軸1の略反対側
に当接すると、ノブ70はそれ以上廻せなくなり(第1
9E図)、リセットレバ−77は再び第19A図の位置
まで戻る。
このリセットレバ−77の1往復動により、両ユニット
の順列素子109,110、ユニットU,の保安素子1
11,111及びユニットU2の保安素子111,11
2は待機状態にリセットされ、リセット位置Rに留る。
上記の例では、偏心リング75の外周縁によってリセッ
トレバ−77の頭部を押し戻すように構成したが、第2
0図に示すように、ロータリー円板の下面にリング75
の代りに偏心溝79を形成し、これにクランク杆76の
後端を嵌合させることにより、クランク杆76の後端と
偏心溝79との係合のみによってクランク杆76を突出
後退運動せしめることができる。
尚クランク杆76はレバー77に固定する。
このように本発明のリセット機構はグリップ80と同心
的なノブ70を廻すだけのものである為使い易く、シか
も錠ユニットの各移動素子を必要以上に押し上げること
がない。
尚本発明は、錠ユニットが順列作動式のものでないもの
にも適用できる。
例えば錠ユニットは、所属の押ボタンとの掛止状態が外
れたとき、錠開閉棒の回動を許す位置から回動を阻止す
る位置へ移動可能な阻止動作保安素子111と、そして
所属の押ボタンとの掛止状態が外れたとき錠開閉棒の回
動を阻止する位置から回動を許す位置へ移動可能な解除
動作保安素子112とから構成されたものでもよいこと
は明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるリセット機構を有する錠装置の正
面図、第2図はその錠装置の斜視図であって中間スライ
ダー、ラッチボルト、制御スライダー、デッドボルトを
取去って示した図面、第3図は第1図の錠装置の展開斜
視図、第4図は駆動スライダーとラッチボルトとの係合
関係を示す正面図、第5図はその1部断面図、第6図は
その上面図、第7図及び第8図は駆動スライダーの段部
と加圧突起との係合関係を示す説明図、第9図はデッド
ボルトとこれに装嵌された制御スライダーとの関係を示
す斜視図、第10図は制御スライダーの斜視図、第11
図は制御スライダーの背面図、第12図、第13図及び
第14図はデッドボルト、制御スライダー、係止バネ及
び開閉爪の関連動作の説明図、第15図はデッドボルト
内の制御突起と制御スライダーのシーソー片と位置関係
を示す略図、第16図はシーソー片の斜視図、第17図
及び第18図は制御突起とシーソー片との関連動作の説
明図、第19図はリセット機構の動作説明図、そして第
20図はリセット機構の変形例を示す略図である。 1・・・軸、2・・・連結棒、4・・・円板、5A,5
B・・・加圧突起、10・・・駆動スライダー、11・
・・スロット、12・・・段部、16・・・案内棒、1
7・・・コイルバネ、20・・・中間スライダー、21
・・・底壁、28・・・切欠、30・・・ラッチボルト
、40・・・デッドボルト、41・・・頭部、42・・
・茎部、42A,42B・・・側壁、42C・・・土壁
、4:l,43B・・・切欠、41・・・制御突起、4
8・・・小孔、49・・・係止バネ、50・・・制御ス
ライダー、51・・・上壁、52・・・側壁、53・・
・耳、54・・・シーソー片、55・・・制御ピン、6
0・・・開閉部材、61・・・開閉爪、62・・・嵌合
溝、70・・・ノブ、12・・・ロータリー受け、73
・・・馬蹄形溝,74・・・円板、15・・・偏心リン
グ、76・・・クランク杆、77・・・リセットレバー
、80・・・グリップ、100・・・ドア端面、109
・・・順列駆動素子、110・・・順列被駆動素子、1
11・・・阻止動作保安素子、112・・・解除動作保
安素子、122・・・錠開閉棒。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 押ボタンが押されたとき所属の移動素子が1段落下
    して錠開閉棒の回動を阻止又は阻止解除位置へ移動する
    ように構成され且つn個の押ボタンがr個作動されて開
    錠条件が満されたとき錠開閉棒が回動可能となる錠ユニ
    ットを有する錠装置において、ドアのグリップと同心的
    に且つ該グリップと相対回転可能に配置されたリセット
    用の操作軸1と、該操作軸に固定された円板74と、該
    円板と対向して固定配置された受け72とを有し、前記
    受けは前記円板と対向する面に馬蹄形溝73を有し前記
    操作軸はこの馬蹄形溝の底部附近を相対回転可能に貫通
    しており、一方前記円板の前記受けと対向する面には回
    転中心から偏心して設けられた偏心リング75を有し、
    前記受け72の馬蹄形溝73内には一端が前記リング7
    5の内壁と係合して移動される杆76が挿入されており
    、該杆の他端には76の動きにつれて移動し錠ユニット
    の移動素子をリセット位置に戻す為のリセットレバ−7
    7が係合されており、そしてこのリセットレバ−77は
    前記円板のリング外周と係合する頭部77Aを有するこ
    とを特徴とする押ボタン式錠装置のリセット機構。
JP15626978A 1978-12-20 1978-12-20 押ボタン式錠装置のリセツト機構 Expired JPS589222B2 (ja)

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JPS5492498A JPS5492498A (en) 1979-07-21
JPS589222B2 true JPS589222B2 (ja) 1983-02-19

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ID=15624113

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