JPS586030B2 - モ−テイスロック式錠装置のラッチボルト操作機構 - Google Patents

モ−テイスロック式錠装置のラッチボルト操作機構

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JPS586030B2
JPS586030B2 JP15626878A JP15626878A JPS586030B2 JP S586030 B2 JPS586030 B2 JP S586030B2 JP 15626878 A JP15626878 A JP 15626878A JP 15626878 A JP15626878 A JP 15626878A JP S586030 B2 JPS586030 B2 JP S586030B2
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spring
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中村香取
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はモーテイスロツク式錠装置のラッチボルト操作
機構に関するものである。
鍵を必要としない純機械的な押ボタン式錠装置として、
n個の押ボタンをr個作動させてつくる開錠条件が順列
に従って機械的に構成させるようにした錠ユニットをも
つ南京錠が既に知られている(特開昭50−55499
号公報)。
ここに使用されている錠ユニットは、鎖錠部材と係合し
ている回動可能な錠開 棒の軸方向に相前後して位置す
る複数個の移動素子を有し、各移動素子の舌の1部をそ
れぞれ所属の押しボタンに掛止させ、その掛止状態が外
れたとき当該移動素子が前記錠開閉棒とほマ直角方向に
1段移動するようになし、またそれら移動素子のうち少
なくとも1組は順列駆動素子と順列被駆動素子とし、前
記順列被駆動素子にはこれに隣接する摺動板を平行に相
対移動可能に担持せしめ、この摺動板は前記順列駆動素
子によって予じめ所定距離だけ連行移動されていたとき
に限り前記順列被駆動素子の1段移動と一諸に前記錠開
閉棒に対しその回動阻止位置から回動阻止解除位置へ移
動できるようになしたものである。
従ってこのようにn個の押ボタンがr個作動されて開錠
条件が満され錠開閉棒が回動可能となる形式の錠ユニッ
トは、それ自体受動的なものであり即ち錠開閉棒は自か
ら回動する力をもたず、専ら他の移動部材の移動阻止及
び阻止解除を目的としている。
ところがモーテイスロツク式の錠装置にあっては、デッ
ドボルトとラッチボルトの操作ができなければならない
しかしデッドボルト及びラッチボルトについてそれぞれ
専用の操作部及び操作機構を設けることは、解錠及び施
錠時の操作が2重となってやっかいとなるだけでなく、
室内アンロツク動作即ち室内からはデッドボルトをいつ
でも自由に操作できるように構成しようとする要望と衝
突する。
例えば、特定の者のみが外部からデッドボルト操作機構
を操作し得るようにするための手段(キーの管理等)が
必要となり、もともとキーを必要としない純機械的な押
ボタン式錠装置の利点そのものが失われることになる。
また専用の操作機構1個分の取付スペースをとらねばな
らなくなる。
それ故、順列作動式のものであるかどうかを問わず、n
個の押ボタンがr個作動されて開錠条件が満され、錠開
閉棒が回動可能となるにすぎないような錠ユニットを用
いる場合には、所定のデッドボルト及びラッチボルト操
作を室外から一動作で行なえることが望まれる。
即ち施錠状態下において、錠ユニットの錠開閉棒が回動
し得る状態に在るときは、ドア開閉用のグリップを左右
どちらか任意の方向に廻すことによりラッチボルトの引
込動作と一諸にデッドボルトも引込んで解錠ができ解錠
後はラッチボルトだけが操作されるようになること、ま
た錠開閉棒が回動し得ない状態に在るときはラッチボル
トの操作しかできず解錠不可能であることが要求される
本発明は、順列作動式のものであるかどうかを問わず、
n個の押ボタンがr個作動されて開錠条件が満されたと
き錠開閉棒が回動不能となるような錠ユニットを用いた
モーテイスロツク式錠装置において、上記の要望を満し
たラッチボルト操作機構を提供することにある。
以下本発明の実施例を図示の順列作動式錠ユニットを用
いた錠装置について説明する。
第1図に示す錠装置は、ドア開閉用のグリッ
プ80を矢印A方向に廻すことによりラッチボルト30
をドアの端面100から矢印B方向に突出後退せしめ得
るラッチボルト操作機構と、錠ユニットU,及びU2を
個々に着脱可能にしたカートリツづジ機構と、装着され
た両ユニットU1,U2が両方とも開錠されている場合
に限り上記ラッチボルト操作機構を介してデッドボルト
40をドアの端面100内に引っ込め得るデッドボルト
操作機構と、室内から自由にデッドボルト40を操作し
得る室内アン田ンク機構と、そしてノブ70を矢印C方
向に廻すことにより、リセットレバ−77を矢印D方向
に1回往復動せしめて錠ユニットU1,U2を待機状態
に戻すリセット機構とを有する。
第1図及び第2図において、ケーシング基板90には2
枚の側板91,91’と2枚の間仕切板92.92’が
並置され、側板91と間仕切板92の間並びに側板91
′と間仕切板92′との間には、各々錠ユニットU1,
U2のための収納部が形づくられている。
錠ユニットU1,U2は順列駆動素子109及び順列被
駆動素子110を有する順列作動式のものであり、上記
収納部内にそれぞれ矢印P方向に押し込れて装着される
両開仕切板92及び92′の間には、開閉部材60が配
置され、その両端は各々間仕切板92,92’の底部付
近に回転可能に支持されている。
この開閉部材60における錠ユニットの挿入方向(矢印
P)に対向する面には、その下部に、回転軸方向に走る
嵌合溝62が形成されており、この溝に各錠ユニットの
錠開閉棒122の先端が嵌大している。
この開閉棒122は各錠ユニットの押ボタン102が適
正の順序で押され開錠条件が満された場合に限り、各々
回転可能な状態となる。
しかし開閉部材60で互いに連結されているから、2個
の錠ユニットU1及びU2の両方の開錠条件が満されな
い限り、開閉部材60は回動し得ない。
開閉部材60は後述する制御スライグ−50を介してデ
ッドボルト40と係合しており、ドアのグリップ80を
廻しても、両錠ユニットが共に開錠された状態にない限
り、デッドボルト40を相手側のほぞ穴から引き抜くこ
とはできない。
向、間仕切板92.92’にはユニットの開閉棒122
番各々通すための切欠93,93’が挿入方向からゆる
やかな傾斜をもって設けられている。
第2図〜第3図において、グリップ80が軸1の両端付
近に該軸に対しそれぞれ回転可能に支承されている。
両グリップの内側方向に延びる軸部80Aの端面には板
状部材80Bが各々固定され、両部材は連結棒2によっ
て互いに連結されている。
軸1には両グリップ間において円板4が回転可能に支承
されており、該円板の孔4Aを連結棒2が貫通している
即ちグリップ80と円板4とは軸1を中心として一体に
回動し得る。
円板4には、孔4Aと直径方向反対側の縁近くにおいて
、2個のリング状加圧突起5A,5Bが設けられており
この突起は各々突出ピンにリングを嵌め込んで回転可能
にしてある。
しかしこれは固定することもできる。
この円板4には突起5A,5Bの存在する側に駆動スラ
イダー10の頭部10Aが並置されており、軸1はこの
頭部10Aに設けたスロット11を貫通している。
3はこのときのスペーサーリングである。
スライダーの頭部10Aは他の部分より肉厚に形成され
、これによってスライダー10の頭部10Aの下面には
山形の段部12が形成され、また脚部10Cにはこの段
部12の厚みに相当する厚さのスペーサ19(第4図)
が設けられ、これによってバネ13の為の間隙がつくら
れている。
バネ13はスライダーの腹部10Bの下面に突出するピ
ン14とケーシング基板90との間に掛けられており、
スライダー10を第3図の右側へ引っぱっている。
これによりスライダー10の段部12は円板4の突起5
A,5Bの周面と常に接触している(第7図)。
従ってスライダー10は円板4がどちらか一方に回転さ
れると、第3図の左方向にスライドする。
例えば、第7図の状態にある円板4が回転されると、そ
れまで段部12に対し平行に位置していた両突起5A,
5Bが、円板4の回動につれ、第8図に示すように段部
12に対し直角となるように変位するからである。
スライダー10の上面において、脚部10Cには支持部
材15が設けられ、これに案内棒16の中間部分が固定
されている。
この場合、案内棒 16はスライダー10のスライド方
向と平行に位置している。
案内棒16にはコイルバネ17A,17Bが嵌装されて
いる。
スライダー10の上面には、中間スライダー20が摺動
可能に載置されている。
中間スライダ−20は、駆動スライダー10の上面と摺
接する底壁21と、第2図に示す間仕切板92′の上面
92A′に載置される上壁22とを有し、両者は壁21
の下面にはピン24が突設され、該ピンは中間スライダ
ー20が駆動スライダー10上に載置されたとき、丁度
駆動スライダー10の脚部10Cに設けたガイド孔18
内に入り込むように位置している。
上壁22の一方の端は、底壁21及び縦壁23に直角な
方向に延在して終端しており、その終端部の下面には中
間スライダー20に対するラッチボルト30の摺動範囲
を制限しかつラッチボルト30の離脱を防止するための
L字状の係止爪25(第5図)が形成されている。
この係止爪25を中間スライダー上壁22と共に持ち上
げることにより、ラッチボルト30を抜き去り、代りに
反対向きのラッチボルトを嵌め換えることができる。
上壁22の他方の端はL字状に下方に折り曲げられた垂
下部分26があり、該部分には案内孔27が設けてある
中間スライダー20は、この案内孔27に案内棒16が
嵌り込むような位置関係で、駆動スライダー10上に載
置される。
このとき中間スライダー20は、その垂下部分26がバ
ネ17Aで押されるため、ピン24が駆動スライダーの
ガイド孔18の底部に当接した位置で静止する(第5図
)。
駆動スライダー10にはガイド孔18によって脚部10
Cより短い第2脚部10Dが形成されており、この第2
脚部の端縁に中間スライダーの底壁21の縁が一致する
ようになっている。
ラッチボルト30は、内実の先端部30Aと中空の後端
部30Bとから成り、内実の先端部30Aには中空の後
端部30Bより連続して軸先端方向に走る有底孔31(
第5図)が設けられている。
駆動スライダー10の案内棒16は、バネ17Bと共に
この中空の後端部30B内にゆるく挿通され、更に案内
棒16の先端は、先端部30Aの有底孔31内に摺動可
能に挿入される。
この場合バネ17Bの先端は有底孔31の入口において
先端部30Aの後壁と当接する。
一方ラッチボルト30の上面は、中間スライダー20の
上壁22の下面に案内されて円滑に相対移動できるよう
になっており、その移動範囲を制限する役目をする係合
溝32と係合爪33とが形成されている。
この係合溝32内に中間スライダー20の係止爪25が
位置し、そして係合爪33が中間スライダー20の縦壁
23の縁と係止爪25との間に位置する。
従ってラッチボルト30は、通常はバネ17Bの力によ
って係合爪33が係止爪25に当接する位置に静止する
しかしラッチボルト30は第5図の矢印E方向から力が
加われば、案内棒16に案内されつつ比較的弱いバネ1
7Bに抗して第1図に示すドアの端縁100内に引っ込
む。
今、グリップ80を廻すと円板4が回転して慶動スライ
ダー10をバネ13に抗して第3図の方方向にスライド
させる。
このスライド方向は、バネ13の一方の端をケーシング
90に掛止めた固定ピン13′の位置とスペーサ−19
と駆動スライダーのスロット11とによって定められる
駆動スライダー10には、比較的強いバネ17Aの存す
る側において案内棒16に中間スライダー20の垂下部
分26が係合しているため、駆動スライダー10に連行
されて、中間スライダー20も駆動スライダー10と一
諸に移動する。
この中間スライダー20にはその係止爪25にラッチボ
ルト30の係合爪33がバネ17Bの力で係合している
ので、その状態を保ちつつラッチボルト30は中間スラ
イダー20と一諸に移動する。
かくしてグリップ80を廻すことにより、ラッチボルト
30は第1図に示すドアの端縁100内に引っ込むこと
になる。
向、グリップ80の回動範囲はケーシング基板90に設
けたストッパーにより制限される。
第3図及び第9図〜第11図において、デッドボルト4
0は長方形断面の内実に頭部41とこれに続く逆U字形
の茎部42とから成り、茎部42の両側壁42A,42
Bには各々切欠43A,43Bが設けられている。
この切欠よら後方において一方め側壁42Bは他方の側
壁42Aより更に下方に延び基部44に連接している。
基部44にはその側縁に沿って切欠44Aが途中まで設
けられ、また下面にはデッドボルト頭部付近において案
内ピン45が突出されている。
このピン45はデッドボルト40がケーシング90内に
載置された際、ケーシング90のスロット46(第2図
)内に差し込れる。
デッドボルト40はこのスロット46に案内されて第1
図の左右方向にケーシング基板90上を摺動可能である
駆動スライダー10及び中間スライダー20の一部はデ
ッドボルト40の茎部42の側壁42Aと基部44との
間を通って、デッドボルト40の茎部42内に入ってお
り、中間スライダー底壁21の先端の切欠28(第6図
)はデッドボルト40と直接又は間接に係合している。
従ってグリップ80を廻すと、前述の様にして、中間ス
ライダー20が第3図の左方へ移動され、このときデッ
ドボルト40も一諸に連行する。
もしデッドボルト40が移動できない状態即ち開閉部材
60が回動し得ない状態下にあれば、中間スライダー2
0は移動せず、駆動スライダー10がバネ17Aに抗し
て移動するだけである。
向駆動スライダー10の下面のバネ13及びその固定ピ
ン13′はデッドボルトの基部44の切欠44A内に位
置し、従ってデッドボルト40の連行移動は阻害されな
い。
この実施例では、デッドボルト40の茎部42内には、
第10図及び第11図に示すL字形断面の制御スライダ
ー50が、デッドボルトの軸方向に摺動可能に挿入され
、中間スライダー20はこの制御スライダー50を介し
て間接的にデッドボルト40と係合している。
この制御スライダー50はデッドボルト茎部の上壁42
Cの下面に摺接する上壁51と、デッドボルト茎部の側
壁42Aの内側面と摺接する側壁52と、そして側壁5
2の後方の位置で上壁51と同一方向に突設した耳53
を有する。
この耳53の平坦な頂部53Aはデッドボルト茎部の側
壁42Bの内面に対接している。
耳53と上壁51との間にはv字状のシーソー片54が
配置されている。
シーソー片54の傾動中心軸56はv字状シーソー片底
部の稜線に沿って延びシーソー片の両側面に突設したピ
ンより成り、両ピンの一方は上壁51に、他方のピンは
耳53に回動可能に支承されている。
シーソー片54の内側方向に位置する腕54Aの端部に
は下方に延びた制御ピン55が設けられており、この制
御ピン55が上述の中間スライダーの切欠28と係合し
ている。
一方デッドボルト茎部の側壁42Bの上部には、切欠4
3Aより後方の位置に半円状の制御突起47が設けられ
ており、これにv字状シーソー片54の内側面が対接し
ている。
制御スライダー50の側壁52には、開閉爪61の先端
部が第12図のように係合する切欠52A(第9図)が
設けられている。
制御スライダー50は、その上壁51の突出翼51Aが
第3図に示す間仕切板の頂部92Al4載置され、この
頂部92Aに案内されつつデッドボルト茎部42の軸方
向に移動し得る。
この移動範囲は、制御スライダーの突出翼51Aが貫通
しているデッドボルト茎部の側壁に設けた切欠43Bの
巾に限定される。
次に第12図〜第14図を参照してこの実施例の動作を
説明する。
便宜上、両ユニットU1,U2は開錠されており、従っ
て開閉部材60は回動可能な状態にあり、またデッドボ
ルト40は第12図のように突出しているものとする。
グリップ80を廻すと、前述のラッチボルト操作機構の
場合と同様にして、中間スライダー20が駆動スライダ
ー10により第3図の左方向へ移動される。
中間スライダーの底壁21の切欠28と制御スライダー
の制御ピン55との保合により、制御スライダー50が
同一方向に引っ張られる。
この場合、制御スライダー50はその上壁51の突出翼
51Aがデットボルト茎部の側壁42Bと係合している
ため、デッドボルト40も制御スライダー50と一諸に
移動する。
これに伴ない開閉部材60の爪61は、第13図に示す
ようにデッドボルト40の後方へ回動して傾むき、デッ
ドボルトの頭部41はドア端縁100内に引っ込む。
この時、ラッチボルト30も同様にドア端縁内に引っ込
む。
グリップ80に加えている力を抜くと、駆動スライダー
10はバネ13の力でもとに戻り、また中間スライダー
20に連行されて制御スライダー50が原位置に戻る。
しかしデッドボルト40はその基部44の後端付近に設
けた凸部44Bが第12図に示す係止バネ49の凹部に
嵌入するため、第13図の位置に保持される。
即ちデツドボルド40はドア端縁内に引込んだ状態にと
どまり、制御スライダー50のみが原位置に戻る(第1
4図)。
かくてドアは開くことができた。
両ユニットU1,U2の一方が開錠されていない場合に
は、制御スライダー50は開閉爪61に阻止されて移動
できないので、上記のようにデッドボルト40をドア端
縁内に引っ込めることはできない。
この場合、中間スライダー20は駆動スライダー10に
対しバネ17Aによって弾性的に係合しているから、グ
リップ80はこのバネ17Aに抗し回動範囲一杯に廻す
ことができる。
このように、本発明のラッチボルト操作機構は、グリッ
プ80を左右どちらの方向に廻した場合にもラッチボル
ト30を後退動作させることができ、且つデッドボルト
40が移動可能な開錠状態に在べればこのときデッドボ
ルトも一諸に後退せしめることができる。
またラッチボルト30は通常の動作では離脱しないよう
に差込れているだけであるから、取付けるべきドアが右
開き又は左開きのどちらであっても、それに適した先端
部30Aを有するラッチボルトと簡単に取替えることが
できる。
これは次に述べるように、室内アンロツク機構の操作部
(案内ピン45)が室内ではなく室外に位置するように
なるのを避るため、右開き及び左開きドア専用の錠装置
を用意する必要がなくなるので有利である。
デッドボルト40はドアの内側に突出する案内ピン45
を掴み、いつでも上記機構と無関係に移動させることが
できる。
この室内アンロツク機構の働きを第15図〜第18図を
参照しながら説明する。
制御スライダー50が第12図のようにデッドボルト4
0に対し該デッドボルトの後方に位置するときは、第1
8図に示すように制御スライダー50に取付けられたシ
ーソー片54は、その前側腕54Aがデッドボルト40
の制御突起47上に乗り、制御ピン55がデッドボルト
の側壁42Bから側方向(中間スライダー20に近づく
方向)に突出する(第9図)。
しかし制御スライダー50が第14図のようにデッドボ
ルト40に対しその頭部方向端に位置するときは、第1
7図に示すようにシーソー片54はその後側腕54Bの
方が制御突起41上に乗り、制御ピン55がデッドボル
トの側壁42Bの内側平面より退出する。
即ち第12図のようにデッドボルト40が突出している
ときは、制御ピン55は突出した状態(第18図)にあ
り中間スライダー20の切欠28と係合しているが、デ
ッドボルト40を第14図のように引込めると、制御ピ
ン55は中間スライダー20から外れグリップ80の動
作と切り離される。
逆にこの状態にあるデッドボルト40を第12図のよう
に突出させると、制御ピン55は再び中間スライダー2
0の切欠28と係合する。
即ちデッドボルト40はユニットU1,U2の開錠をな
さない限り引っ込めることができない状態に戻る。
制御ピン55の断面を第17図の如く三角形状とすれば
、この三角形のそれまで接触側となっていた面と異なる
他の面が係合面となりこれによりシーソー片54の回動
角が小さくてすむ。
この実施例では鍵ユニットU1+U2に順列作動式のも
のを使用しているので、待機状態から不動状態に落ちた
移動素子109,110,111,112を再び待機状
態に戻すためのリセット機構が必要である。
第2図及び第3図を参照するに、両グリップ80間にお
いて、駆動スライダー10の頭部10A上方には、馬蹄
形溝73を上面に有するロータリー受け72が配置され
、該受け72上には円板74が載置されている。
ロータリー72はその翼部72Aを介して基板90に固
定されている。
軸1はこのロータリー受け72をその馬蹄形溝73の奥
附近にて貫通しており、軸1と受け72とは相対回転可
能になっている。
円板74は軸1に固定されている。
円板74の一方の面、即ちロータリー受け72と対向す
る面には、第3図に破線で示すように、円形の偏心リン
グ75が軸1に対し偏心して設けられている。
この円形の偏心リング75は馬蹄形溝73の円形部73
Aを部分的に被うように位置している。
この溝73とリング75の重ね合せにより形成される空
間内には、馬蹄形溝73内に配置されたクランク杆76
の一方の突出端76Aが、偏心リング75の内壁と係合
可能に位置している。
クランク杆76の他端76Bは,馬蹄形溝73の首部7
3Bより突出しており、りセットレバー77の頭部77
Aと回動可能に連結されている。
リセットレバ−71は脚部TTCより両側に対称に延び
たリセット腕77B,77B’を有し、脚部77Cは第
1図に示すように中間スライダー20とデッドボルト4
0との間に位置しかつ両者によって案内されながら長さ
方向(矢印D方向)に摺動できるようになっている。
この摺動を可能とする為、リセットレバーの脚部77C
には切欠78が設けてあり、この切欠T8内に開閉爪6
1が位置する。
リセットレバーの頭部77Aは、ロータリー受け72と
円板14との間に位置しており、偏心リング75の外周
と保合可能になっている。
次にこのリセット機構の動作を第19図を参照して説明
する。
便宜上、偏心リングγ5及びクランク杆76は第19(
A)図の位置に在り、リセットレバ−77は最ともユニ
ットU1,U2から離れた位置に在るものとする。
今、ドアの内側又は外側からノブ70を廻すと、軸1を
介して円板74が、例えば第19(A)図の矢印方向に
回転する。
偏心リング75の外周がリセットレバ−77の頭部77
Aと当接する。
(第19(B)図)。
円板74の回転につれ、リセットレバ−77はこの偏心
リング75により押されてユニットU1,U2に近づく
方向に移動し、ついにそのリセット腕77B,77B’
は両ユニットの各順列素子109,110ユニットU,
の保安素子111,111及びユニットU2の保安素子
111,112の後端に接し、これを少なくとも第1図
のリセット位置Rまで押し上げる。
そしてリセットレバ−77は最終的に第19(C)図に
示すように最ともロータリー受け72から突出した状態
、即ち偏心リングT5がそれ以上リセットレバー17を
駆動し得ない状態となる。
更にノブ70を同一方向に廻して行くと、今度は偏心リ
ング75の内壁にクランク杆76の後端が引掛けられて
リセットレバ−77はユニットU1,U2から遠ざかる
方向に移動し始める(第19(D)図)。
そして最終的にクランク杆76の後端が軸1の略反対側
に当接すると、ノブ70はそれ以上廻せなくなり(第1
9(E)図)、リセットレバ−77は再び第19(A)
図ま位置まで戻る。
このリセットレパ−77の1往復動により、両ユニット
の順列素子109,110ユニツトU1の保安素子11
1,111及びユニットU2の保安素子111,112
は待機状態にリセットされリセット位置Hに留る。
上記の例では、偏心リング75の外周縁によってリセッ
トレバ−77の頭部を押し戻すように構成したが、第2
0図に示すように、ロータリー円板の下面にリング75
の代りに偏心溝79を形成し、これにクランク杆76の
後端を嵌合させることにより、クランク杆76の後端と
偏心溝79との保合のみによってクランク杆76を突出
後退運動せしめることができる。
向クランク杆76はレバー77に固定する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるラッチボルト操作機構を有するモ
ーテイスロツク式錠装置の正面図、第2図はその鍵装置
の斜視図であって中間スライダー、ラッチボルト、制御
スライダー、デッドボルトを取去って示した図面、第3
図は第1図の錠装置の展開斜視図、第4図は駆動スライ
ダーとラッチボルトの係合関係を示す正面図、第5図は
その1部断面図、第6図はその上面図、第7図及び第8
図は駆動スライダーの段部と加圧突起との保合関係を示
す説明図、第9図はデッドボルトとこれに装嵌された制
御スライダーとの関係を示す斜視図、第10図は制御ス
ライダーの斜視図、第11図は制御スライダーの背面図
、第12図、第13図及び第14図はデッドボルト、制
御スライダー、係止バネ及び開閉爪の関連動作の説明図
、第15図はデッドボルト内の制御突起と制御スライダ
ーのシーソー片との位置関係を示す略図、第16図はシ
ーソー片の斜視図、第17図及び第18図は制御突起と
シーソー片との関連動作の説明図、第19図はリセット
機構の動作説明図、そして第20図はリセット機構の変
形例を示す略図である。 1・・・軸、2・・・連結棒、4・・・円板、5A,5
B・・・加圧突起、10・・・駆動スライダー、11・
・・スロット、12・・・段部、16・・・案内棒、1
7・・・コイルバネ、20・・・中間スライダー、21
・・・底壁、28・・・切欠、30・・・ラッチボルト
、40・・・デッドボルト、41・・・頭部、42・・
・茎部、42A,42B・・・側壁、42C・・・上壁
、43A,43B・・・切欠、47・・・制御突起、4
8・・・小孔、49・・・係止バネ、50・・・制御ス
ライダー、51・・・土壁、52・・・側壁、53・・
・耳、54・・・シーソー片、55・・・制御ピン、6
0・・・開閉部材、61・・・開閉爪、62・・・績合
溝、70・・・ノブ、72・・・ロータリー受け、T3
・・・馬蹄形溝、74・・・円板、75・・・偏心リン
グ、76・・・クランク杆、71・・・リセットレバー
、80・・・グリップ、100・・・ドア端面、109
・・・順列駆動素子、110・・・順列被駆動素子、1
11・・・阻止動作保安素子、112・・・解除動作保
安素子、122・・・錠開閉棒。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 n個の押ボタンがr個作動されて開錠条件が満され
    たとき錠開閉棒が回動可能となる錠ユニットを有し、そ
    の錠開閉棒をデッドボルトと係合きせてデッドボルトの
    突出後退移動の阻止及び阻止解除ができるようにしたモ
    ーテイスロツク式錠装置において、前記デッドボルトと
    直接又は間接に係合された中間スライダー20及び該中
    間スライダーに第1のバネ17Aを介して弾性的に係合
    された駆動スライダー10と、該駆動スライダーの頭部
    に隣接かつ対向して配置されかつドアのグリップにより
    回転される円板4とを有し、前記駆動スライダーはデッ
    ドボルトを突出させる方向に第2のバネ13により引張
    られており、駆動スライダー10の頭部には並置して設
    けた2個の山形段部12が、また前記円板4の表面には
    2個の加圧突起5A,5Bが並置して設けられ、この加
    圧突起5A,5Bは山形段部12と係合され円板4の回
    転により前記第2のバネに抗して駆動スライダー10を
    移動させ得るようになっておりそして前記駆動スライダ
    ーの脚部には第3のバネ17Bを介し該駆動スライダー
    に対し弾性的に移動可能にラッチボルト30が支持され
    かつ中間スライダー20によって移動範囲が制限されて
    いることを特徴とするモーテイスロツク式錠装置のラッ
    チボルト操作機構。
JP15626878A 1978-12-20 1978-12-20 モ−テイスロック式錠装置のラッチボルト操作機構 Expired JPS586030B2 (ja)

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JP15626878A JPS586030B2 (ja) 1978-12-20 1978-12-20 モ−テイスロック式錠装置のラッチボルト操作機構

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JPS5492497A JPS5492497A (en) 1979-07-21
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0439482Y2 (ja) * 1987-08-11 1992-09-16

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JPH0439482Y2 (ja) * 1987-08-11 1992-09-16

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JPS5492497A (en) 1979-07-21

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