JPS5891776A - 高耐食性防錆塗料用Ｚｎ合金サビ止顔料粉末 - Google Patents
高耐食性防錆塗料用Ｚｎ合金サビ止顔料粉末Info
- Publication number
- JPS5891776A JPS5891776A JP19019781A JP19019781A JPS5891776A JP S5891776 A JPS5891776 A JP S5891776A JP 19019781 A JP19019781 A JP 19019781A JP 19019781 A JP19019781 A JP 19019781A JP S5891776 A JPS5891776 A JP S5891776A
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- JP
- Japan
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- rust
- powder
- inhibiting
- corrosion resistance
- alloy
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、特に鉄鋼材料の表面に塗布するだけで、著
しくすぐれた耐食性を付与することができる防錆塗料用
Ｚｎ合金サビ止顔料粉末に関するものである。
しくすぐれた耐食性を付与することができる防錆塗料用
Ｚｎ合金サビ止顔料粉末に関するものである。
一般に、鉄鋼材料の耐食性を向上させるための安価にし
て簡便な方法として、その表面にＺｎまたはＺｎ合金等
の金属類を溶融メッキする方法や、サビ止塗料を塗布す
る方法が知られている。しかし、前者の溶融メッキ法で
は、多大な設備や作業空間が必要であり、かつ高温作業
を伴うので複雑な操作や環境対策を施さねばならないと
いう問題がある。これに対して、後者のサビ止塗料を塗
布する方法は、設備や作業工程が簡単であるという利点
を有するものの、得られた製品の耐食性が溶融メッキ製
品に比して劣るという問題がある。すなわち、サビ止塗
料は、多くの場合、サビ止顔料を加えて、その化学的作
用、電気化学的作用によってサビ止効果を高めておシ、
金属粉末系のサビ止顔料としては、亜鉛末、金属鉛粉、
アルミニウム粉。
て簡便な方法として、その表面にＺｎまたはＺｎ合金等
の金属類を溶融メッキする方法や、サビ止塗料を塗布す
る方法が知られている。しかし、前者の溶融メッキ法で
は、多大な設備や作業空間が必要であり、かつ高温作業
を伴うので複雑な操作や環境対策を施さねばならないと
いう問題がある。これに対して、後者のサビ止塗料を塗
布する方法は、設備や作業工程が簡単であるという利点
を有するものの、得られた製品の耐食性が溶融メッキ製
品に比して劣るという問題がある。すなわち、サビ止塗
料は、多くの場合、サビ止顔料を加えて、その化学的作
用、電気化学的作用によってサビ止効果を高めておシ、
金属粉末系のサビ止顔料としては、亜鉛末、金属鉛粉、
アルミニウム粉。
ステンレス鋼粉、マンガン粉などが知られている。
なかでも、最近は顔料中の金属Ｚｎが７０重量饅以上を
占めるジンクリッチペイントが、その高耐食性の故に大
きく注目され、長期間耐食性が要求される清水タンクや
送水鉄管の内外部、そのｆ１シ常時水没する部分、さら
に化学工場のサツシュ、船底部分、亜鉛メッキ鋼板など
の亜鉛材の防食など各方面で実用に供されている。しか
し、この高耐食性ヲ有するジンクリッチペイントにあっ
ても、塗布作業の簡便さはあるが、苛酷な使用環境にお
いて満足しうる耐食性を鉄鋼材料に付与することができ
ないのが現状である。
占めるジンクリッチペイントが、その高耐食性の故に大
きく注目され、長期間耐食性が要求される清水タンクや
送水鉄管の内外部、そのｆ１シ常時水没する部分、さら
に化学工場のサツシュ、船底部分、亜鉛メッキ鋼板など
の亜鉛材の防食など各方面で実用に供されている。しか
し、この高耐食性ヲ有するジンクリッチペイントにあっ
ても、塗布作業の簡便さはあるが、苛酷な使用環境にお
いて満足しうる耐食性を鉄鋼材料に付与することができ
ないのが現状である。
そこで、本発明者等は、上述のような観点から、多大な
設備や作業空間、さらに困難な作業を必要とすることな
く、単に鉄鋼材料の表面に塗布するだけですぐれた耐食
性を付与し得るサビ止顔料を見出すべく種々研究を行な
った結果、ＺｎＫＴｉ、Ｍｎ。
設備や作業空間、さらに困難な作業を必要とすることな
く、単に鉄鋼材料の表面に塗布するだけですぐれた耐食
性を付与し得るサビ止顔料を見出すべく種々研究を行な
った結果、ＺｎＫＴｉ、Ｍｎ。
およびＡｅ、さらにＳｊを含有させると、ＴｊおよびＡ
Ｕ。
Ｕ。
さらにＳｌの共存によって耐食性が著しく向上し、かつ
Ｍｎ作用によって特にＴ１が均一微細に分布せしめられ
るために一段と耐食性が向上すると共に、光沢性が増す
ようになり、この結果のＺｎ合金の粉末をサビ止顔料と
して用い、種々の有機質系塗料および無機質系塗料を結
合相として鉄鋼材料表面を塗布被覆すると、苛酷な腐食
環境下においても著しくすぐれた耐食性を発揮するよう
になることを見出したのである。
Ｍｎ作用によって特にＴ１が均一微細に分布せしめられ
るために一段と耐食性が向上すると共に、光沢性が増す
ようになり、この結果のＺｎ合金の粉末をサビ止顔料と
して用い、種々の有機質系塗料および無機質系塗料を結
合相として鉄鋼材料表面を塗布被覆すると、苛酷な腐食
環境下においても著しくすぐれた耐食性を発揮するよう
になることを見出したのである。
したがって、この発明は一１１記知見にもとづいてなさ
れたものであって、ザビ止顔ネ」を、Ｔｊ、：０．１〜
２．０％、 Ｍｎ ： ０．０５〜１．０％、 Ａｔ！
： ０．１〜３．８チを含有し、さらに必要に応じて
Ｓｊ：０．０１〜０．７％を含有し、残りがＺｎと不可
避不純物からなる組成（以」二重量％）を有するＺｎ合
金粉末とし、このＺｎ合金サビ止顔料を任意の結合材に
よって鉄鋼材料表面に塗布することにより、苛酷な環境
下でもきわめてすぐれた耐食性を長期に亘って保持する
ようにした点に特徴を有するものである。
れたものであって、ザビ止顔ネ」を、Ｔｊ、：０．１〜
２．０％、 Ｍｎ ： ０．０５〜１．０％、 Ａｔ！
： ０．１〜３．８チを含有し、さらに必要に応じて
Ｓｊ：０．０１〜０．７％を含有し、残りがＺｎと不可
避不純物からなる組成（以」二重量％）を有するＺｎ合
金粉末とし、このＺｎ合金サビ止顔料を任意の結合材に
よって鉄鋼材料表面に塗布することにより、苛酷な環境
下でもきわめてすぐれた耐食性を長期に亘って保持する
ようにした点に特徴を有するものである。
つぎに、この発明のＺｎ合金サビ止顔料粉末の成分組成
範囲を上記の通９に限定した理由を訝明する。
範囲を上記の通９に限定した理由を訝明する。
（ａ）Ｔ１
Ｔ］酸成分は、耐食性を向上させる作用があるが、その
含有量が０．１％未満では所望のすぐれた耐食性を確保
することができず、一方２．０％を越えて含有させると
、粉砕作業性が急激に劣化し、粉末とすることが困難に
なることから、その含有量を０．１〜２，０％と定めた
つ （ｂ） Ｍｎ Ｍｎ成分には、Ｚｎ基地中にＴ１を固溶させると共に、
一部析出したＴ１化合物を微細に、かつ均一に分散させ
、さらに結晶粒を微細化して耐食性を改善する作用があ
るが、その含有量が００５％未満では前記作用に所望の
効果が得られず、一方１．０％を越えて含有させると、
Ｔ１と同様に粉砕作業性が急激に低下するようになるこ
とから、その含有量を０．０５〜１．０係と定めた。
含有量が０．１％未満では所望のすぐれた耐食性を確保
することができず、一方２．０％を越えて含有させると
、粉砕作業性が急激に劣化し、粉末とすることが困難に
なることから、その含有量を０．１〜２，０％と定めた
つ （ｂ） Ｍｎ Ｍｎ成分には、Ｚｎ基地中にＴ１を固溶させると共に、
一部析出したＴ１化合物を微細に、かつ均一に分散させ
、さらに結晶粒を微細化して耐食性を改善する作用があ
るが、その含有量が００５％未満では前記作用に所望の
効果が得られず、一方１．０％を越えて含有させると、
Ｔ１と同様に粉砕作業性が急激に低下するようになるこ
とから、その含有量を０．０５〜１．０係と定めた。
（ｃ） Ａｔ
ＡＡ酸成分は、特にＴ１との共存において耐食性を一段
と向上させ、苛酷な腐食環境下ですぐれた耐食性を確保
する作用があるが、その含有量が０．１係未満では所望
のすぐれた耐食性を確保すること ５− ができず、一方３．８％を越えて含有させると耐食性に
劣化傾向が現われるようになることから、その含有量を
０．１〜３．８％と定めた。
と向上させ、苛酷な腐食環境下ですぐれた耐食性を確保
する作用があるが、その含有量が０．１係未満では所望
のすぐれた耐食性を確保すること ５− ができず、一方３．８％を越えて含有させると耐食性に
劣化傾向が現われるようになることから、その含有量を
０．１〜３．８％と定めた。
（ａｌ ５ｉ
Ｓｉ成分には、Ｚｎ合金溶湯の流動性を向上させて粉末
成形時の作業性を改善し、かつＺｎ合金粉末の耐食性を
一段と向」ニさせる作用があるので、これらの特性が要
求される場合に必要に応じて含有されるが、その含有量
が０．０１％未満では前記作用に所望の向上効果が得ら
れず、一方０．７％を越えて含有させると、再び溶湯流
動性が低下するようになることから、その含有量を０．
０１〜０，７％と定めた。
成形時の作業性を改善し、かつＺｎ合金粉末の耐食性を
一段と向」ニさせる作用があるので、これらの特性が要
求される場合に必要に応じて含有されるが、その含有量
が０．０１％未満では前記作用に所望の向上効果が得ら
れず、一方０．７％を越えて含有させると、再び溶湯流
動性が低下するようになることから、その含有量を０．
０１〜０，７％と定めた。
この発明のＺｎ合金サビ止顔料粉末は、ポリエステル系
、エポキシ系、フェノール系、ウレタン系などの有機質
塗料や結合剤、さらにエチルシリケートなどの無機質塗
料や結合剤と一諸に使用するものであって、勿論市販の
各種塗料に直接添加して使用してもよく、いずれの場合
もすぐれた耐食性を発揮するものである。また、このＺ
ｎ合金サビ ６− 止顔料粉末の」−記塗料や結合剤への添加量−は７０〜
９０％が良好であって、添加量が７０％未満では満足す
る耐食性が得られず、一方９０％を越えた添加量になる
と塗膜強度が低下するようになるからである。さらに、
とのＺｎ合金サビ止顔料粉末の粒度は、鉄鋼材料表面へ
の塗布の際の展着性や耐食性の面から３２５ｍｅｓｈ以
下どするのが望せしい。
、エポキシ系、フェノール系、ウレタン系などの有機質
塗料や結合剤、さらにエチルシリケートなどの無機質塗
料や結合剤と一諸に使用するものであって、勿論市販の
各種塗料に直接添加して使用してもよく、いずれの場合
もすぐれた耐食性を発揮するものである。また、このＺ
ｎ合金サビ ６− 止顔料粉末の」−記塗料や結合剤への添加量−は７０〜
９０％が良好であって、添加量が７０％未満では満足す
る耐食性が得られず、一方９０％を越えた添加量になる
と塗膜強度が低下するようになるからである。さらに、
とのＺｎ合金サビ止顔料粉末の粒度は、鉄鋼材料表面へ
の塗布の際の展着性や耐食性の面から３２５ｍｅｓｈ以
下どするのが望せしい。
つきに、この発明のＺｎ合金サビ止顔料粉末を実施例に
より従来例と比較しながら説明する。
より従来例と比較しながら説明する。
実施例
それぞれ第１表に示される成分組成をもったＺｎ合金溶
湯を通常の溶解法によｐ調製し、噴霧法にＪ： り粉末
化し、ふるいにて粒度調整を行なうことによって、粒度
−３２５ｍｅｓｈの本発明Ｚｎ合金顔料粉末］〜１０を
それぞれ製造した。
湯を通常の溶解法によｐ調製し、噴霧法にＪ： り粉末
化し、ふるいにて粒度調整を行なうことによって、粒度
−３２５ｍｅｓｈの本発明Ｚｎ合金顔料粉末］〜１０を
それぞれ製造した。
ついで、この結果得られた本発明Ｚｎ合金顔料粉末１〜
１０、および市販の亜鉛末顔料の所定量を、同じくそれ
ぞれ第１表に示される割合で種々の塗料に添加し、酸洗
した厚さ０．６朋の鋼板表面に吹７− き付けによって塗膜厚さが２０μｍとなるように塗布し
た。引続いて、このように塗膜形成の鋼板に効して、Ｊ
ＩＳ−ｚ２３７１にもとづく塩水噴霧試験を行ない、鋼
板塗装面に赤錆が発生するまでの時間を測定した。この
測定結果を第１表に合せて示した。
１０、および市販の亜鉛末顔料の所定量を、同じくそれ
ぞれ第１表に示される割合で種々の塗料に添加し、酸洗
した厚さ０．６朋の鋼板表面に吹７− き付けによって塗膜厚さが２０μｍとなるように塗布し
た。引続いて、このように塗膜形成の鋼板に効して、Ｊ
ＩＳ−ｚ２３７１にもとづく塩水噴霧試験を行ない、鋼
板塗装面に赤錆が発生するまでの時間を測定した。この
測定結果を第１表に合せて示した。
第１表に示される結果から、本発明Ｚｎ合金顔料粉末を
含有した塗料を塗布した鋼板は、市販の亜鉛末を添加し
た塗料を塗布した鋼板に比して、いずれも著しくすぐれ
た耐食性を示すことが明らかである。また、この本発明
Ｚｎ合金顔料粉末１〜５をそれぞれ含有する塗料の示す
耐食性は、従来の耐食性にすぐれていると云われている
溶融Ｚｎ合金メッキ鋼板のそれと比較しても著しくすぐ
れたものである。
含有した塗料を塗布した鋼板は、市販の亜鉛末を添加し
た塗料を塗布した鋼板に比して、いずれも著しくすぐれ
た耐食性を示すことが明らかである。また、この本発明
Ｚｎ合金顔料粉末１〜５をそれぞれ含有する塗料の示す
耐食性は、従来の耐食性にすぐれていると云われている
溶融Ｚｎ合金メッキ鋼板のそれと比較しても著しくすぐ
れたものである。
上述のように、この発明のＺｎ合金サビ止顔料粉末によ
れば、多大な設備や作業空間を要することなく、また複
雑な作業や環境対策を施す必要もなく、どのような場所
においても鉄鋼材料の表面に塗布するだけで著しくすぐ
れた耐食性を付与することができるなど工業」１有用な
効果がもたらされるのである。
れば、多大な設備や作業空間を要することなく、また複
雑な作業や環境対策を施す必要もなく、どのような場所
においても鉄鋼材料の表面に塗布するだけで著しくすぐ
れた耐食性を付与することができるなど工業」１有用な
効果がもたらされるのである。
出願人 長 堀 貞 治
出願人 大 島 正 則
代理人 富 １）和 夫
Claims (2)
- （１） Ｔｉ： ０．１〜２．０％、 Ｍｎ ： ０
．０５〜１．０％。 Ａｆｉ：０．１〜３８％を含有し、残りがＺｎと不可避
不純物からなる組成（以上重量％）を有することを特徴
とする高耐食性防錆塗料用Ｚｎ合金サビ止顔料粉末。 - （２） Ｔｉ： ０．１〜２．０％、 Ｍｎ ： ０
．０５〜１．０％。 Ｍ ： ０．１〜３．８％を含有し、さらにＳｉ：０．
０１〜０７％を含有し、残シがＺｎと不可避不純物から
なる組成（以上重量％）を有することを特徴とする高耐
食性防錆塗料用Ｚｎ合金サビ止顔料粉末。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19019781A JPS6017462B2 (ja) | 1981-11-27 | 1981-11-27 | 高耐食性防錆塗料用Ｚｎ合金サビ止顔料粉末 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19019781A JPS6017462B2 (ja) | 1981-11-27 | 1981-11-27 | 高耐食性防錆塗料用Ｚｎ合金サビ止顔料粉末 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5891776A true JPS5891776A (ja) | 1983-05-31 |
| JPS6017462B2 JPS6017462B2 (ja) | 1985-05-02 |
Family
ID=16254058
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19019781A Expired JPS6017462B2 (ja) | 1981-11-27 | 1981-11-27 | 高耐食性防錆塗料用Ｚｎ合金サビ止顔料粉末 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6017462B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61261373A (ja) * | 1985-05-14 | 1986-11-19 | Asahi Kasei Metal Kk | 防錆塗料用組成物 |
| JPS61261372A (ja) * | 1985-05-14 | 1986-11-19 | Asahi Kasei Metal Kk | 防錆塗料組成物 |
| JPH02285001A (ja) * | 1989-04-27 | 1990-11-22 | Nippon Mining Co Ltd | 着色亜鉛粉及び着色亜鉛製品の製造方法 |
-
1981
- 1981-11-27 JP JP19019781A patent/JPS6017462B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61261373A (ja) * | 1985-05-14 | 1986-11-19 | Asahi Kasei Metal Kk | 防錆塗料用組成物 |
| JPS61261372A (ja) * | 1985-05-14 | 1986-11-19 | Asahi Kasei Metal Kk | 防錆塗料組成物 |
| JPH02285001A (ja) * | 1989-04-27 | 1990-11-22 | Nippon Mining Co Ltd | 着色亜鉛粉及び着色亜鉛製品の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6017462B2 (ja) | 1985-05-02 |
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