JPS5890540A - 4,4′−ジイソシアネ−トジフエニルメタンの製造方法 - Google Patents

4,4′−ジイソシアネ−トジフエニルメタンの製造方法

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JPS5890540A
JPS5890540A JP57197847A JP19784782A JPS5890540A JP S5890540 A JPS5890540 A JP S5890540A JP 57197847 A JP57197847 A JP 57197847A JP 19784782 A JP19784782 A JP 19784782A JP S5890540 A JPS5890540 A JP S5890540A
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C263/00Preparation of derivatives of isocyanic acid
    • C07C263/18Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C263/20Separation; Purification

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアニリン/ホルムアルデヒド縮合生成物のホス
ゲン化によって得られたジフェニルメタン系のIジイソ
シアネート混合物を精製して極めて純粋な≠、t′−ジ
インシアネートジフェニルメタンを製造するための新規
な蒸留方法に関する。酸触媒の存在下におけるアニリン
とホルムアルデヒドとの縮合およびこれに引きつづく生
成ポリアミン混合物のホスゲン化によって得られるジフ
ェニルメタン系のポリインシアネート混合物はジインシ
アネートジフェニルメタンの異性体および高級同族体の
他に、たとえばモノイソシアネート、着色された不純物
および有機的に結合された塩素を有する化合物を含んで
いる。これらの後者の化合物の中には加水分解性の塩素
と呼ばれる多少とも容易に分離できる形態の塩素を含む
ものもあるが、分離があまり容易でない塩素を含む化合
物も存在する。これらの種々の塩素化合物がポリウレタ
ンを生成するイソシアネートとポリオールとの反応に影
響を及ぼしそして特にインシアネートとポリオールとの
間の反応速度に作用することが知られている。弾性ポリ
ウレタンの製造のために大量に用いられる≠、4t′−
ジインシアネートノフェニルメタンの場合には、前記生
成物の塩素含有分を制御することによってポリウレタン
反応に作用する有機塩素化合物の影響を抑止し、または
少なくともこの影響を均一化することが特に望ましい。
このようにこれら化合物中の塩素の含有量は≠、j′−
ジイソシアネートジフェニルメタンの純度についての一
つの重要なパラメータとなる。
また、ホスゲン化工程で用いられたポリアミン混Aに残
存するアニリンの含有量によって生じるフェニルイソシ
アネート等のモノイソシアネートの量をできるだけ少な
くすることも好ましくかつ必要である。これはフェニル
イソシアネートがそあ低い蒸気圧および高い毒性のため
にジフェニルメタ“ン系のイソシアネートの製造および
処理の間に作業衛生上の問題を生じるためである。
これらの不純物を除去して所要の純度のジイソ7アネー
トジフエニルメタンを得るための多くの方法が知られて
いる。たとえば、特定の物質を添加して塩素含有化合物
をを1−とんど非揮発性の形態に変え、次いで不純物を
除去することが提案されている(たとえば、ドイツ特許
第1/3g0tO号参照)別の提案(ドイツ特許公開公
報第1り3g3111号)は複雑々工業的な結晶化法を
用いることに基いている。またジインシアネートジフェ
ニルメタンを蒸留により精製する方法も工業的規模で広
く用いられている。
公知の蒸留方法においては(たとえばドイツ特許公告公
報第2乙3//乙g号および/i3;2/41号ならび
に米国特許第3g9.2A34L号および34’773
≠3号参照)、ジインシアネートジフェニルメタンの異
性体はそれらの高級同族体から通常第一の蒸留工程で分
離される。第二の工程では、これらのジインシアネート
ジフェニルメタンの異性体はよシ易揮発性の2,2′−
または2.グ′−異性体を塔頂生成物として集め、+7
.≠′−異性体を缶出生成物として残存させて分離され
る。次いでほとんξ異性体を含まないグ、ψ−ノイソシ
アネートジフェニルメタンを最終蒸留工程で再び留去し
、蒸留工程の熱効果によって生成された重合生成物が除
去される。
ドイツ特許公告公報第2乙3//z了号によれば、揮発
が容易なおよびはるかに容易でない不純物の夫々の分離
のために別の分離工程が付加される。この方法によれば
へ蒸留に°供−されるイソシアネート混合物中の塩素化
合物の含有量が少ないときには最終生成物中の塩素含有
量を低下させることができる。しかし、とめ方法は最初
のイソンアネート混合物中の塩素含有量が大きいときに
は最終生成物中に必要とされる低い塩素含有量を得るの
には充分な信頼性がない。
また、蒸留塔の数を節減するために異性体分離工程と側
流の除去による最終蒸留とを同一の塔内で行ない、同伴
物としての不活性ガスの導入にょシ塩素化合物の含有量
を低下させることも提案されている(ドイツ特許公開公
報第、22≠弘乙0/号)。しかしこの方法ではジイン
シアネートジフェニルメタン中において二量体成分を飽
和限界の付近に有する蒸留生成物、すなわち二量体の析
出のために蒸留中にすでに曇シを生じもしくは蒸留直後
に曇シを生じる生成物が得られるので前記の問題に対す
る解決は与えられない。
本発明の方法によって特に純粋な≠#4”−ジインシア
ネートジフェニルメタンを得るための新規な方法が新た
に開示された。
本発明はアニリン/ホルムアルデヒド縮合物のホスダン
化によシ得られたジフェニルメタン系のポリイソシアネ
ート混合物からジイソシアネートジフェニルメタン異性
体を蒸留によって分離することによシ極めて純粋な≠、
ψ−ジイソ・シアネートジフェニルメタンを製造する方
法に関する。この方法に番いては、第一の蒸留工程の塔
頂生成物が第二の蒸留工程においてさらに蒸留され、こ
の工程に導入された生成物の量の0.!r−20重量%
が第二の工程の缶出生成物(sump product
 )として抜き出される。第二工程の塔頂生成物からの
2.2′−および2.≠′−ジイソシアネートジフェニ
ルメタンはその他の生成物から次の第三の蒸留工程中で
分離されこの第三の工程の缶出生成物はさらに別の蒸留
によって精製され極めて純粋々≠、t′−一ジイソシア
ネートジフェニルメタンが得られる。
この方法は特に、(a)最初の三つの蒸留工程の凝縮器
の出口温度を/30℃〜230℃に調整して温度が蒸留
塔内部の真空度によって予め決定される供給物の送入蒸
気温度より10−.30℃低くなるようにし、そして(
b)第三の工程中に残存する缶出生成物を二つの最終工
程で精製して初めの最終工程では第三の工程の缶出物を
純粋なり、り′−ノイソシアネートジフェニルメタンの
形態における塔頂生成物として単離し、次の最終工程で
は第一の最終工程の缶出物を蒸留によって塔頂生成物と
しての付加的な純粋な≠、ψ−ジイソシアネートジフェ
ニルメタンおよび缶出物としての蒸留残渣に分離する点
に特徴がある。
以下本発明による方法をまず図面を参照してさらに詳細
に説明する。図中、第1図および第2図はドイツ特許公
告公報第2乙3//乙ざ号による従来から知られた方法
に関する。
第1図はジフェニルメタン系のプリイソシアネート混合
物の蒸留による精製操作のための具体例を示す。塔/中
では、ジフェニルメタン系のポリインシアネート混合物
から主生成物としてのび、≠′−ジイソシアネートジフ
ェニルメタンが2.2′−および2.≠′−異性体が得
られこの系の高級同族体は缶出物として残留する。塔頂
生成物中にはなお不純物が含まれこの塔頂生成物の沸点
はジイソシアネートジフェニルメタン異性体の沸点に近
接して上方もしくは下方にある。次いでこの蒸留生成物
は塔2中で再度蒸留され、ジイソシアネートジフェニル
メタンよりも沸点が高くかつ第一の蒸留工程中に同伴さ
れた不純物を含有する小量の缶出物が除去される。
塔2からの蒸留生成物は塔3に導入されてここで2.4
t’−ジイソシアネートジフェニルメタンを主として含
む異性体混合物が塔頂生成物として得られる。次いで塔
3の缶出物から排出される予め精製されたび、j′−ジ
イソシアネートジフェニルメタンから以前の蒸留による
熱処理によって生じた不純物が塔≠中での蒸留によって
除去される。塔≠の蒸留生成物は幾分かの塩素化合物を
含有するグ、μ′−ジイソシアネートジフェニルメタン
である。
この方法では塔3の蒸留生成物中の特に塩素を含む低沸
点化合物の含有量がなお大きい(これはドイツ特許公告
筒2. A 3 /、 / 、4 、r号が有機塩素含
有量を調節する方法であることから当然である)。
この場合に得られる塔3からの蒸留生成物の純度のため
に、塔/〜3の凝縮器の排出温度は720℃以下とせね
ばならない。
第2図はこの従来技術の方法を改善した具体例を示す。
この場合には、塔コと3との間に塔2′を接続すること
によって、2..2’−および2.μ′−ジイソシアネ
ートジフェニルメタンに加えて、主としてジインシアネ
ートジフェニルメタン異性体よシも沸点の低い化合物か
らなる塔頂生成物が塔2′で除法され、塔3の蒸留生成
物中の塩素含有分を低下させるようになされている。し
かし、かかる従来技術の方法の変形では、塔≠の蒸留生
成物中になお幾分かの大きな塩素含有量が存在する。
第3図は本発明による新規な方法の一例を示す。
ジフェニルメタン系のポリイソシアネート混合物は蒸留
工程(1)に供給されて高級同族体を含む缶出物生成物
と粗製ジイソシアネートジフェニルメタン異性体の混合
物とに分離される。工程(1)での蒸留操作は一般に還
流を伴なわない単一蒸留工程である。もとより工程(1
)での蒸留は還流を伴なう蒸留塔を用いて行なうことも
できるが、これは前記のように必要なことではない。蒸
留生成物は凝縮器の出口温度が730〜.230℃、好
ましくは/30−.200℃そして特に/4tθ〜/乙
0℃となるように凝縮される。工程(1)で留去される
蒸留生成物の量は供給物の性質および缶出生成物の有す
るべき粘度にしたがって変わる。これは極めて広い範囲
内で変えることができ全く重要なことではない。
ジイソシアネートジフェニルメタン異性体よシも沸、点
の高い工程(1)の蒸留生成物中の不純物は一つまたは
それ以上の蒸留塔がうなっていて蒸留工程(1)の下流
に接続されている蒸留工程(2)によって分離される。
工程(,2)での蒸留は0./”、7〜IO:/、好ま
しくは0.3ニア〜3:/の還流比(還流比=除去され
る蒸留生成物の重量に対する還流物の重量比で行なわれ
る。工程(,2)に導入される混合物のo、s−,2o
1好ましくは7〜70重量%が工程(,2)の塔底から
仕切りによって連続的に除去される。生成物の大′部分
の量は工程(2)の塔頂の上方に蒸留され、その凝縮温
度は前記の温度に対応する。
工程(りの蒸留生成物中に含まれる2、2′−および2
.≠′−異性体は、これも一つまたはそれ以上の蒸留塔
からなシかつ工程(,2)の下流に接続された蒸留工程
(3)によって分離される。蒸留工程(3)は、2:/
〜≠j:/、好ましくは/j:/〜30:/の還流比で
操作される。凝縮温度はこの場合には前記の範囲内で調
節される。
蒸留工程(3)の缶出物として残留するすでに精製され
た4’、liL’−ジイソシアネートジフェニルメタン
は最終工程(≠)および(≠9中での蒸留によって最終
的に精製される。工程(3)での蒸留はこの工程(3)
の缶出生成物が3重量%の2μ′−ジインシアネートジ
フェニールメタンの混合成分を有するようにして行なわ
れる。
工程(3)の缶出物をさらに精製する目的のために、工
程(3)からの残留する缶出物のjO〜りO重量%初め
の最終工程(4’)においてμ、μl−ジイソシアネー
トジフェニルメタンの形態で塔頂に蒸留しこの工程は好
ましくは0.2:/−,2:/の還流比で操作される。
jppm以下のフェニルインシアネートおよび!i p
pm以下の加水分解性の塩素を含む蒸留生成物は初めの
最終工程(りから出た直後に好ましくは50℃以下に冷
却される。基本的にはこの工程(≠)も一つまたはそれ
以上の直列に接続された蒸留塔からなるものとすること
ができ、上流側に接続された塔の缶出物が夫々下流側に
接続された塔に供給される。工程(4t)に幾つかの塔
を用いる場合には、工程(3)から生じた缶出物のj、
θ〜り0重量%な初めの最終工程(4’)で≠t<z’
 −ジイソシアネートジフェニルメタンの形態で塔頂に
蒸留させるという前記の条件が工程(≠)の全ての塔の
合計量に適用される。
工程(り)の缶出物、すなわち単一の塔を用い゛た場合
にはこの単一の塔の缶出物を、また直列に接続された幾
つかの蒸留塔を用いた場合にはこれら塔の中の最後のも
のの缶出物を最後の最終工程(≠)中に導入する。ここ
で前記の缶出物は蒸留によって塔頂生成物としての付加
的な純粋な≠、4t′−ジイソシアネートジフェニルメ
タンおよび工程(1)の缶出物の合計量を基準として5
〜70重量%の缶出生成物に分離される。単一の蒸留塔
からなる工程(≠)の還流比はo、x”、i〜3:/、
好ましくは0.2ニア〜/:/である。塔頂生成物とし
て得られる≠、≠′−ジイソシアネートジフェニルメタ
ンの品質は工程(≠)の塔頂生成物の品質に対応する。
この場合−も、塔頂生成物は好ましくは塔から出た直後
に50℃以下に冷却される。この冷却操作によって二量
体の生成が実質的に防止される。最後の最終工程(りか
ら残留する缶出物は熱効果によって形成された不純物を
含みかつq、≠′−ジインシアネートジフェニルイタン
よシも沸点の高い塩素を含有する不純物を含んでいる。
本発明方法の特定の具体例によれば、蒸留工程での凝縮
器中で生じる凝縮熱は蒸気を2〜l乙パールの圧力状態
に回復させるために用いることができる。この目的のた
めに、凝縮器は凝縮液の排出温度によって選択された圧
力下で水と共に動作される。
本発明の方法に用いられる蒸留工程は単一の蒸留工程の
みからなる最後の最終工程(りを別としてそれぞれの場
合、一つもしくはそれ以上の蒸留装置からなり、それに
よって特に蒸留工程(,2)、(3)、(りおよび(う
の場合には効果的に分割された蒸留塔が用いられる。蒸
留工程(1)〜(3)の場合にハ、凝縮器の出口温度は
前記の範囲、すなわち730〜.230℃、好ましくは
/30−200℃そして特に/≠0〜/乙0℃の範囲内
とせねばならず、そしてまたこれと同時に第二の条件、
すなわち凝縮器の出口温度を塔中の真空度によって夫々
の場合について予め定められるように蒸気の送入温度よ
シも1o−so℃、好ましくは20〜≠θ℃だけ低くす
ることが常に満足させられなければならない。蒸留工程
(≠)および(≠っはこれらの条件にしたがって操作さ
れるが、蒸留生成物の50℃以下の冷却は凝縮器の出口
で直ちに行なわなければならない。
本発明による方法は前記ドイツ特許公告第2乙34/乙
g号によるもっとも近似した従来技術の方法に対して次
のような利点を有している:(−)  生成物の放出温
度を130℃以上の値に調節することによって、フェニ
ルイソシアネートまたは有機的に結合した塩素を有する
化合物のような易揮発性の不純物を蒸留生成物から抜気
して真空系によって除去することができる。かかる手段
によって第2図に示すような蒸留工程(,2りを用いる
必要なく極めて純粋な≠、lI−′−ジイソシアネート
ジフェニルメタンを製造することができる。
(b)  また、すでに知られているように、ジインシ
アネートジフェニルメタンの蒸留精製は簡単な蒸留精製
または不純物の分離法ではなく、生成物への熱の影響に
よって複雑なものとなっている。
この熱の効果によってイソシアネートが分解されて収率
の損失を生じたシ、または有機的に結合した塩素を含む
不純物が分裂しこれが再結合してよシ高沸点のその他の
化合物を生じたシする。これらの変化によって従来技術
の方法による第2図の工程tの蒸留生成物中の加水分解
性の塩素含有分が変動し、上流側に接続された塔の入口
における塩素量が増大する。本発明による方法によれば
、塩素含有量が一定でかつ極めて低いグμ′−ジイソシ
アネートジフェニルメタンが得られる。
≠、≠′−ジイソシアネートノフェニルメタンよりも沸
点が僅かに高い塩素化合物を本発明の方法によって分離
するだめに、すでに精製された弘、4”−ジインシアネ
ートジフェニルメタンが二つの蒸留工程によって蒸留さ
れる。工程(3)からの缶出物の30〜り0%が著しく
短縮された滞在時間、したがって熱の影響の減少された
状態で初めの最終工程(≠)で蒸留される。工程(3)
からの缶出物の1O−30%は工程(≠)の缶出物中に
残存する。
0.2:/の還流比によって工程(りに対して移される
工程(4’)の缶出物からの大量の生成物によって塩素
化合物のすぐれた分離がなされると共に新たな不純物の
形成が防止される。次いで残存するグμ′−ジインシア
ネートジフェニルメタンは下流に接続された工程(≠9
で蒸留され導入された生成物の中のj〜/jチが缶出物
から除去される。工程(lltうでも、滞留時間したが
ってまた≠、≠′−・ジインシアネートジフェニルメタ
ンにおよほされる熱の影響が従来技術の方法に比較して
減少され、したがってこの場合には蒸留生成物中に得ら
れる加水分解性の塩素は3; ppm以下である。
本発明の方法によって得られる工程(3)、(≠)およ
び(弘りの蒸留生成物は特にフェニルイソシアネートの
含有分、有機的に結合された塩素を有する化合物および
光および空気の作用下で著しい変色を生じる不純物の点
について極めて高い純度を有する。本発明方法の特にす
ぐれた点は本発明物質として用いられるイソシアネート
混合物中の不純物の含有量が変動する場合でもかかる純
度が均一に得られることである。さらにこのようにして
得られた生成物に対しては変色防止用の安定剤を頻繁に
添加する必要はない。
全ての百分比を重量基準で示した以下の例は本発明の方
法をさらに詳細に説明するためのものである。次の例/
および2はドイツ特許公告第2.63/、/l、r号の
技術による比較例である。これらの比較例において、工
程(1) 、(−2) 、(乃および(3)における排
出温度は約り00℃〜約llO℃であシこれは凝縮器の
出口温度が蒸気の送入温度よりも約7j’Cだけ低いこ
とを意味する・例/(第1図) 例/は沸点がジイソシアネートジフェニルメタンの沸点
よシも高い生成物を分離するだめの公知の方法を示す。
2、弘′−ジイソシアネートジフェニルメタン   5
I)=Sグ、μ′−ジイソシアネートジフェニルメタン
  go、t、ts3−核化合物         /
25gチおよび弘−およびそれ以上の多核化合物 /、
、2%からはぼなるジフェニルメタン系のIリイン7ア
ネート混合物を第1図の工程(1)、(2)、(3)お
よび(≠)を備えた連続操作熱雷プラントで精製する。
これらの工程は対応する循環ポンプを有する回転蒸発器
、蒸留生成物の凝縮器および適宜な真空系への接続部を
備えた蒸留装置である。蒸発器と凝縮器との間には(,
2) 、(J) 、(≠)の点で塔が接続されている。
蒸留装置(1)中への供給生成物の送入量および質が変
化している状態で蒸留生成物中に得られる塩素含有分は
次のように表わされる。
表  / ノイソシアネートジフェニルメタン異性体(MDI)よ
シも沸点の高い不純物の分離方法 /    /、2!;3;    −3!;タ   7
≠/り30   −    24tO!;70.2  
  /、7/j   ♂00   /3;、2   3
乙0g5o   どoo   ito   、2ざO3
/7♂ 、2,000 .2/4’   ≠5O73/
、、200   //!;   、2ざO弘  401
0  goo   23   乙071/−OざOO弘
  /2 例、2(第2図) 易揮発性の不純物の分離のため蒸留工程(2りを付加し
た以外は例1と同様。
≠J′−ジイソシアネートジフェニルメタンよりも沸点
の低い副生成物を分離するために、工程(3)と同様な
蒸発器、塔充填物および凝縮器を備えた別の工程(2り
を接続した。
表中に示したデータは測定された塩素含有分による蒸留
生成物の品質を表わす。
表2 沸点がMDIよシも高い不純物および低い不純物の分離
方法。
/    4乙りo−1I−6θ   g20/、20
0  −   21!i′0  3;302 4乙30
  /、200  23;OII/θi、i’yo  
i、2oδ  /70  320.2’    !0 
.2,000 2,4t00 3,7乙O≠3 .2,
000  /、乙tθ !βgj3  2りO乞000
    ≠   20/70 47,000  10 
  3!;≠   7,330  /、、200   
.2タ    メタン、23  /、200     
 !;     /1例3(第3図) 例3は例/による組成のポリインシアネート混合物を工
程(1)、(コ)、(3)、(りおよび(≠9(第3図
)からなる連続操作蒸留プラント中で精製する本発明の
方法を示す。
工程(1)、(2)、(3)、(≠)および(≠9は対
応する循W1ポンプを有する回転蒸発器、凝縮熱が計算
された適当な圧力下で水によシ冷却することによって2
〜tバールの圧力の蒸気を生成させるために用いられる
蒸留生成物用の凝縮器および適当な真空系への接続部を
備えた蒸留工程である。工程(Il)および(≠9の装
置の凝縮器によ)蒸留生成物を4tt−SO℃の温度に
迅速に冷却することができる。
この構成によって以下の品質の排出生成物が得られた。
表3 、  工程(1)、(,2)および(3)中における1
tts℃の凝縮排出温度(送入蒸気の温度よシも約3j
℃低い温度)および二段の最終蒸留による蒸留7   
4g、!;0   −   390   76040≠
0  −   .220   !♂0.2     /
、!;41!;  /、/3;0  230   3り
O/、000  /、、200  /!;0  24L
03    2/3  ’1,000     乙  
 2//33  ぢり00     f     37
≠     タフ3  /、、200     ≠  
  i。
1.00  /、3!j;0    !;    /!
i≠/     300   ざ00   3;   
 20λ30  タフ0     !     /7
【図面の簡単な説明】
第1図は従来方法による蒸留精製の工程の概要を示す図
、第2図は第1図示の方法に関して改善され水蒸留精製
の工程の概要を示す図、第3図は本発明による工程の概
要を示す図である。 代理人の氏名  川原1)−穂

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  アニリン/ホルムアルデヒド縮合生成物のホ
    スダン化によって得られるジフェニルメタン系のポリイ
    ソシアネート混合物からジイソシア庫−トジフェニルメ
    タン異性体を蒸留によって分離する方法であって前記異
    性体を前記混合物から第一の蒸留工程で分離し、前記第
    一の蒸留工程から得られる留出物を第二の蒸留工程でさ
    らに蒸留し、前記第二の蒸留工程に導入された生成物の
    O0夕ないし、20重量−の量を前記第二の蒸留工程の
    缶出物から除去し、次いで前記第二の蒸留工程の塔頂生
    成物として得られる留出物から、2..2’−ジイソシ
    アネートジフェニルメタンおよび2.り′−ジイソシア
    ネートジフェニルメタンを第三の蒸留工程で分離し、そ
    して最後に極めて純粋なり、り′−ジイソシアネートジ
    フェニルメタンを得るために前記第三の工程から残留す
    る缶出物を精製することを含むμ、t′−ジインシアネ
    ートノフェニルメタンの製造方法において、(a)前記
    第一、第二および第三の蒸留工程の凝縮器出口の温度を
    これらの温度が夫々の場合−留塔中の真空度によって予
    め定められる送入蒸気の温度よ°りも10ないし50℃
    低くなるように、/30々いし230℃に調節し、そし
    て6)前記第三の工程から残留する缶出物を二つの蒸留
    工程において、初めの最終工程では前記第三の工程から
    残留する缶出物のjOないしり0重量%が純粋な≠t’
    I ’−ジイソシアネートジフェニルメタンの形態で塔
    頂生成物として単離さ五かつ次の最終工程では前記第一
    の最終工程の缶出物が塔頂生成物としてのさらに別の量
    の純粋な≠、≠′−ジイソシアネートジフェ二ルメタノ
    ルメタン出物としての蒸留残渣として分iられるように
    して精製することを特徴とする前記≠、ψ−ジインシア
    ネートジフェニルメタンの製造方法。
  2. (2)  初めの最終工程での還流比が0..2:/な
    いし2:/であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の方法。
  3. (3)最後の最終工程での還流比が0.2”、/ないし
    3:/であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の方法。
  4. (4)初めの最終工程および次の最終工程の留出物が5
    0℃以下に迅速に冷却されることを特徴とする特許請求
    の範囲第、7項記載の方法。
  5. (5)得られる留出物および還流物の凝縮熱が2〜/乙
    ・々−ルの圧力状態の蒸気を回復するために用いられる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP57197847A 1981-11-12 1982-11-12 4,4′−ジイソシアネ−トジフエニルメタンの製造方法 Granted JPS5890540A (ja)

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