JPS588976Y2 - ねじ連結金具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば、第１図に示すように、耕耘装置のフ
レーム５上に上下位置調節自在に取付けた上下姿勢部材
６の下端に後方に突出する水平部材７を固定連結すると
ともに、この水平部材７の遊端部に、その左右両端部夫
々に耕深調節用尾輪８．８を装備した尾輪ステー９を上
下軸芯１０周りに揺動自在に取付け、かつ、前記上下姿
勢部材６から横側方に突設した被連結部材の一例である
別の水平部材１１と他方の被連結部材の一例である尾輪
ステー９との間□は、尾輪ステー９の上下姿勢部材６に
対する上下軸芯１０周シでの姿勢を調節並びに固定する
ための伸縮固定自在な連結金具１２を介装しである耕耘
装置における尾輪取付１構造の前記伸縮固定連結金具等
として用いられるねじ連結金具のように、被退結部材夫
々の相対距離を変更調整するべく螺合ねじどうしの相対
回転操作に１１＋伸縮固定自在に構成しであるねじ連結
金具に関する。

従来のねじ連結金具は、鍛造品又は削り出し加工品であ
った故に、生産性かが低くてコストアップを招き易かっ
た。

本考案の目的は、かかる点に鑑み、生産性の良い、つ１
す、多量生産によるコストダウンを図す得るプレス加工
により製作できる伸縮固定自在なねじ連結金具を提供す
る点にある。

本考案の特徴構成は、冒記したねじ連結金具において、
一端側に二枚の板部分が重合された肉厚部を有し、かつ
、他端側に、前記二枚の板部分が相対向する二又部を有
する板金製部材の、前記肉厚部にその肉厚方向に貫通す
る被連結部材への取付札を穿設して取付金具を構成し、
その取付金具の前記二又部の対向板部分間に雌ねじ部材
を挟持状態で固着して雌連結金具を構成すると共に、雄
ねじ部材及び被連結部材への取付孔を備えである雄連結
金具と前記雌連結金具とを螺合連結した状態における両
者の相対回転操作により螺進して来る前記雄ねじ部材の
先端部の進入を許容する凹入空間を、前記二又部におけ
る雌ねじ部材と肉厚部との間の部分で形成した点である
。

本考案特徴構成による作用効果は、次の通シである。

つ１シ、生産性に勝れた板金工法により取付金具を作製
でき、その取付金具夫々に雌ねじ部材と雄ねじ部材とを
溶接するだけでねじ連結金具が完成するのであり、多量
生産によるコストダウンを図り得るねじ連結金具を提供
できるに至ったのである。

しかも、ねじ連結金具を伸縮させるべく、雌連結金具と
雄連結金具とを螺合連結した状態で相対回転させた場合
に、螺進して来る雄ねじ部材の先端部の進入を許容する
凹入空間を、前記雄ねじ部材と肉厚部との間の二又部で
形成しであるために、板金工法による取付金具の作製と
同時に前記凹入空間をも形成し得るのであシ、被連結部
材夫々の相対距離を変更調整し得るねじ連結部材を板金
工法及び溶接工法のみで簡単に作製し得るのである。

特に、同一形状に形成された一対の部材から二枚の板部
分を構成した場合には、板金製部材を二枚の部材から構
成し乍らも、使用部材が一種類であるため、一層、生産
性を向上でき、又、一枚の板部材の折り曲げによって二
枚の板部分を構成した場合には、構成部材の単品化によ
り生産性を向上できる。

次に、本考案の実施例を、前記耕耘装置における尾輪取
付は装置の伸縮固定連結金具２として用いられるねじ連
結金具を例にとって図面に基づいて説明する。

ねじ連結金具のうち、雌ねじ型連結金具Ａば、はぼクラ
ンク状の同一形状に折り曲げ形成された一対の部材を溶
接することによシ、一端側に二枚の板部分１，１′が重
合された肉厚部２Ａを有し、かつ、他端部に二枚の板部
分１，１′が一定間隔を隔てて相対向する二又部２Ｂを
有する板金製部材２を作製し、この板金製部材２の肉厚
部２Ａにその肉厚方向に貫通する取付孔３を設けるとと
もに、二又部２Ｂの対向板部分１，１′間にナツト利用
の雌ねじ部材４を挟持状態で溶接固着し、更に、雄ねじ
部材４Ａとの螺合時にかける雄ねじ部材４Ａ先端部の螺
進を許容する凹入空間Ｓを、前記二又部２Ｂにおける雌
ねじ部材４と肉厚部２Ａとの間の部分で形成しである。

他方４雄ねじ型連結金具Ｂば、前記雌ねじ連結金具Ａに
おいて、雌ねじ部材４に代えてボルト利用の雄ねじ部材
４Ａを溶接固着して構成しである。

第３図は別の実施例を示し、これにおいては、雌ねじ型
連結金具Ａを前記実施例と同一に構成するとともに、雄
ねじ部材４にに、取付孔３′を有する板金製板部材グを
溶接固着することによシ雄ねじ型連結金具Ｂ′を構成し
である。

又、本考案では、第４図に示すように、一枚の板部材を
Ｕ字形に折り曲げるとともに、折シ曲げ部分を重合させ
て、二枚の板部分１Ａ、１Ａ′を構成しても良い。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るねじ連結金具の実施例を示し第１図
は使用状態の斜視図、第２図は一部切欠き側面図、第３
図及び第４図は夫々側の実施例を示す一部切欠き側面図
である。 １・・・板部分、２Ａ・・・肉厚部、２Ｂ・・・二又部
、３・・・取付孔、４・・・ねじ部材。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 被連結部材夫々の相対距離を変更調整するべく、螺
   合ねじどうしの相対回転操作によシ伸縮自在に構成しで
   あるねじ連結金具にかいて、端側に二枚の板部分１，１
   ′が重合された肉厚部２Ａを有し、かつ他端側に、前記
   二枚の板部分１．１′が相対向する二又部２Ｂを有する
   板金製部材２の、前記肉厚部２Ａにその肉厚方向に貫通
   する被連結部材への取付孔３を穿設して取付金具を構成
   し、その取付金具の前記二又部２Ｂの対向板部分１，１
   ′間に雌ねじ部材４を挾持状態で固着して雌連結金具Ａ
   を構成すると共に、雄ねじ部材４Ａ及び被連結部材への
   取付孔３を備えである雄連結金具Ｂと前記雌連結金具Ａ
   とを螺合連結した状態に釦ける両者の相対回転操作によ
   シ螺進じて来る前記雄ねじ部材４Ａの先端部の進入を許
   容する凹入空間Ｓを、前記二又部２Ｂ［ｉ−ける雌ねじ
   部材４と肉厚部２Ａとの間の部分で形成しであることを
   特徴とするねじ連結金具。 ■ 前記二枚の板部分１，１′は、同一形状に形成され
   た一対の部材から構成されたものである実用新案登録請
   求の範囲第０項記載のねじ連結金具。 ■ 前記二枚の板部分１，１ば、一枚の板部材の折曲げ
   によって構成されたものである実用新案登録請求の範囲
   第０項記載のねじ連結金入