JP2500496Y2 - 付属構築物の取付構造 - Google Patents
付属構築物の取付構造Info
- Publication number
- JP2500496Y2 JP2500496Y2 JP6012493U JP6012493U JP2500496Y2 JP 2500496 Y2 JP2500496 Y2 JP 2500496Y2 JP 6012493 U JP6012493 U JP 6012493U JP 6012493 U JP6012493 U JP 6012493U JP 2500496 Y2 JP2500496 Y2 JP 2500496Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piece
- attached
- pillar
- attachment
- mounting
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- Expired - Lifetime
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- Residential Or Office Buildings (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、風除室等の付属構築
物の取付構造に関するものである。
物の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建物本体の開口部に立設した柱の
前方に、付属構築物の側壁を配置して取付けた付属構築
物の取付構造においては、柱の内部に断続的にではある
が補強用アングルが入っているため直接ビス止めできな
かった。そのため、柱の前方に別に取付用柱を設ける等
して施工していた。
前方に、付属構築物の側壁を配置して取付けた付属構築
物の取付構造においては、柱の内部に断続的にではある
が補強用アングルが入っているため直接ビス止めできな
かった。そのため、柱の前方に別に取付用柱を設ける等
して施工していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来例では、上記のよ
うに柱の前に取付用柱等を用いる必要があったので、建
物本体の前方に配置された付属構築物の断面形状が大き
くなるという問題点があった。また、溶接により付属構
築物の側壁を直接柱に固着すれば取付用柱は不要である
が、作業が容易でなくかつ付属構築物に外力が加わると
建物本体にも影響を与えるという問題がある。
うに柱の前に取付用柱等を用いる必要があったので、建
物本体の前方に配置された付属構築物の断面形状が大き
くなるという問題点があった。また、溶接により付属構
築物の側壁を直接柱に固着すれば取付用柱は不要である
が、作業が容易でなくかつ付属構築物に外力が加わると
建物本体にも影響を与えるという問題がある。
【0004】したがって、この考案の目的は、付属構築
物の断面形状を最小限にとどめ建物本体と構造耐力を分
割できる付属構築物の取付構造を提供することである。
物の断面形状を最小限にとどめ建物本体と構造耐力を分
割できる付属構築物の取付構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案の付属構築物の
取付構造は、内周面に補強用アングルを断続的に取付け
た一対の柱が建物本体の開口部に立設され、この開口部
に付設される付属構築物の両側壁を一対の前記柱の前方
に配置して取付けた付属構築物の取付構造において、一
片に外鍔部が設けられ他片が前記一片よりも長くウエブ
を取付部とした略溝形の取付金物を備え、前記外鍔部を
前記柱の前面に当接するとともに前記他片を前記柱の側
面に当接し、前記補強用アングルがない位置で、前記外
鍔部と前記柱の前面をボルト固定しかつ前記他片と前記
柱の側面をボルト固定し、前記柱の外周面から突出した
前記取付部に前記付属構築物の側壁の後端部をビス止め
したことを特徴とするものである。
取付構造は、内周面に補強用アングルを断続的に取付け
た一対の柱が建物本体の開口部に立設され、この開口部
に付設される付属構築物の両側壁を一対の前記柱の前方
に配置して取付けた付属構築物の取付構造において、一
片に外鍔部が設けられ他片が前記一片よりも長くウエブ
を取付部とした略溝形の取付金物を備え、前記外鍔部を
前記柱の前面に当接するとともに前記他片を前記柱の側
面に当接し、前記補強用アングルがない位置で、前記外
鍔部と前記柱の前面をボルト固定しかつ前記他片と前記
柱の側面をボルト固定し、前記柱の外周面から突出した
前記取付部に前記付属構築物の側壁の後端部をビス止め
したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】この考案の構成によれば、取付金物を柱にボル
ト固定し、この取付金物に付属構築物をビス止めでき
る。具体的には、取付金物は補強用アングルがない位置
でその外鍔部と他片をそれぞれ柱の前面と側面にボルト
固定できる。付属構築物の側壁の後端部は柱の外周面か
ら突出した取付金物の取付部にビス止めできる。このた
め、付属構築物の断面形状を最小限にとどめることがで
き、付属構築物の構造耐力を建物本体と分割できる。
ト固定し、この取付金物に付属構築物をビス止めでき
る。具体的には、取付金物は補強用アングルがない位置
でその外鍔部と他片をそれぞれ柱の前面と側面にボルト
固定できる。付属構築物の側壁の後端部は柱の外周面か
ら突出した取付金物の取付部にビス止めできる。このた
め、付属構築物の断面形状を最小限にとどめることがで
き、付属構築物の構造耐力を建物本体と分割できる。
【0007】
【実施例】この考案の一実施例の付属構築物の取付構造
を図1ないし図6に基づいて説明する。1は開口部を有
する建物本体、2は前記開口部に付設される風除室等の
付属構築物である。この付属構築物2の両側壁2aの後
端部は、取付金物4を介して建物本体1の開口部に立設
した一対の柱5に取付けられる。
を図1ないし図6に基づいて説明する。1は開口部を有
する建物本体、2は前記開口部に付設される風除室等の
付属構築物である。この付属構築物2の両側壁2aの後
端部は、取付金物4を介して建物本体1の開口部に立設
した一対の柱5に取付けられる。
【0008】取付金物4は、一片4aに外鍔部4bが設
けられ他片4cが一片4aよりも長くウエブを取付部4
dとした略溝形であり、かつ柱5の長手方向に沿うよう
にスチール等で形成される。外鍔部4bと他片4cの所
定位置にはボルト挿通穴が設けてある。また、柱5は角
筒形状で、内周面にL形の補強用アングル7が断続的に
取付けてある。補強用アングル7のない位置にはねじ穴
が設けてある。また、付属構築物2の側壁2aおよび前
壁2bは、化粧板8と枠9からなる。
けられ他片4cが一片4aよりも長くウエブを取付部4
dとした略溝形であり、かつ柱5の長手方向に沿うよう
にスチール等で形成される。外鍔部4bと他片4cの所
定位置にはボルト挿通穴が設けてある。また、柱5は角
筒形状で、内周面にL形の補強用アングル7が断続的に
取付けてある。補強用アングル7のない位置にはねじ穴
が設けてある。また、付属構築物2の側壁2aおよび前
壁2bは、化粧板8と枠9からなる。
【0009】施工時には、取付金物4の外鍔部4bを柱
5の前面に当接させ、補強用アングル7がない位置で、
ボルト10を取付金物4のボルト挿通穴に挿通して柱5
のねじ穴に螺合することにより固定する。同様に、取付
金物4の他片4cを柱5の側面に当接させボルト11で
固定する。この状態で、柱5の外周面より突出した取付
部4dに付属構築物2の側壁2aの後端部をビス止めす
る。この場合、側壁2aの枠9をビス12で裏当て22
を介して取付部4dに固定した後、化粧板8の後端部を
枠9に嵌合固定している。なお、取付部4dには予めビ
ス止め用の穴を設けておいてもよい。この後、取付金物
4を化粧カバー21で覆う。
5の前面に当接させ、補強用アングル7がない位置で、
ボルト10を取付金物4のボルト挿通穴に挿通して柱5
のねじ穴に螺合することにより固定する。同様に、取付
金物4の他片4cを柱5の側面に当接させボルト11で
固定する。この状態で、柱5の外周面より突出した取付
部4dに付属構築物2の側壁2aの後端部をビス止めす
る。この場合、側壁2aの枠9をビス12で裏当て22
を介して取付部4dに固定した後、化粧板8の後端部を
枠9に嵌合固定している。なお、取付部4dには予めビ
ス止め用の穴を設けておいてもよい。この後、取付金物
4を化粧カバー21で覆う。
【0010】また、側方に配置された化粧板8の前端部
と前方に配置された化粧板8の側端部は、直角をなすよ
うに枠9′に嵌合固定される。また、側壁2aは2つの
アングル金物13,14を介して建物本体1の開口部に
設けられた構築物20に固定される。すなわち、一方の
アングル金物13は、図5に示すように、穴13aと水
平方向に長くなった長穴13bが両片にそれぞれ設けら
れ、他方のアングル金物14は、図6に示すように、垂
直および水平方向に長くなった長穴14a,14bが両
片にそれぞれ設けられる。そして、アングル金物13の
一片の穴13aにボルト15を挿通して側壁2aに固定
し、他片の長穴13bとアングル金物14の一片の長穴
14aにボルト16を挿通して両者を固定し、アングル
金物14の他片の長穴14bにボルト17を挿通して構
築物20に固定する。ボルト16,17は長穴の長軸方
向にスライド自在であり調節可能である。また、前方に
配置された化粧板8は複数枚あり、連結部材18で連結
される。この連結部材18は同時に構築物20にも連結
される。
と前方に配置された化粧板8の側端部は、直角をなすよ
うに枠9′に嵌合固定される。また、側壁2aは2つの
アングル金物13,14を介して建物本体1の開口部に
設けられた構築物20に固定される。すなわち、一方の
アングル金物13は、図5に示すように、穴13aと水
平方向に長くなった長穴13bが両片にそれぞれ設けら
れ、他方のアングル金物14は、図6に示すように、垂
直および水平方向に長くなった長穴14a,14bが両
片にそれぞれ設けられる。そして、アングル金物13の
一片の穴13aにボルト15を挿通して側壁2aに固定
し、他片の長穴13bとアングル金物14の一片の長穴
14aにボルト16を挿通して両者を固定し、アングル
金物14の他片の長穴14bにボルト17を挿通して構
築物20に固定する。ボルト16,17は長穴の長軸方
向にスライド自在であり調節可能である。また、前方に
配置された化粧板8は複数枚あり、連結部材18で連結
される。この連結部材18は同時に構築物20にも連結
される。
【0011】この実施例によれば、上記のように取付金
物4を柱5にボルト固定し、この取付金物4に付属構築
物2をビス止めできるため、付属構築物2の断面形状を
最小限にとどめることができる。また、付属構築物2に
かかる外力を取付金物4で吸収できるのでその構造耐力
を建物本体1と分割できる。
物4を柱5にボルト固定し、この取付金物4に付属構築
物2をビス止めできるため、付属構築物2の断面形状を
最小限にとどめることができる。また、付属構築物2に
かかる外力を取付金物4で吸収できるのでその構造耐力
を建物本体1と分割できる。
【0012】
【考案の効果】この考案の付属構築物の取付構造によれ
ば、取付金物を柱にボルト固定し、この取付金物に付属
構築物をビス止めできるため、付属構築物の断面形状を
最小限にとどめることができる。また、付属構築物にか
かる外力を取付金物で吸収できるのでその構造耐力を建
物本体と分割でき安全性に優れている。
ば、取付金物を柱にボルト固定し、この取付金物に付属
構築物をビス止めできるため、付属構築物の断面形状を
最小限にとどめることができる。また、付属構築物にか
かる外力を取付金物で吸収できるのでその構造耐力を建
物本体と分割でき安全性に優れている。
【図1】この考案の一実施例の付属構築物の取付構造の
一部省略断面平面図である。
一部省略断面平面図である。
【図2】付属構築物の前壁とその近傍の断面平面図であ
る。
る。
【図3】取付金物の取付状態の正面図である。
【図4】取付金物の取付状態の側面図である。
【図5】アングル金物の斜視図である。
【図6】別のアングル金物の斜視図である。
1 建物本体 2 付属構築物 2a 側壁 4 取付金物 4a 一片 4b 外鍔部 4c 他片 5 柱 7 補強用アングル
Claims (1)
- 【請求項1】 内周面に補強用アングルを断続的に取付
けた一対の柱が建物本体の開口部に立設され、この開口
部に付設される付属構築物の両側壁を一対の前記柱の前
方に配置して取付けた付属構築物の取付構造において、 一片に外鍔部が設けられ他片が前記一片よりも長くウエ
ブを取付部とした略溝形の取付金物を備え、前記外鍔部
を前記柱の前面に当接するとともに前記他片を前記柱の
側面に当接し、前記補強用アングルがない位置で、前記
外鍔部と前記柱の前面をボルト固定しかつ前記他片と前
記柱の側面をボルト固定し、前記柱の外周面から突出し
た前記取付部に前記付属構築物の側壁の後端部をビス止
めしたことを特徴とする付属構築物の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6012493U JP2500496Y2 (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 付属構築物の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6012493U JP2500496Y2 (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 付属構築物の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0729103U JPH0729103U (ja) | 1995-06-02 |
JP2500496Y2 true JP2500496Y2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=13133075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6012493U Expired - Lifetime JP2500496Y2 (ja) | 1993-11-09 | 1993-11-09 | 付属構築物の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2500496Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-09 JP JP6012493U patent/JP2500496Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0729103U (ja) | 1995-06-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960206 |