JP2527365Y2 - 連結用ボルト - Google Patents

連結用ボルト

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JP2527365Y2
JP2527365Y2 JP4641291U JP4641291U JP2527365Y2 JP 2527365 Y2 JP2527365 Y2 JP 2527365Y2 JP 4641291 U JP4641291 U JP 4641291U JP 4641291 U JP4641291 U JP 4641291U JP 2527365 Y2 JP2527365 Y2 JP 2527365Y2
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JP
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bolt
head
connecting bolt
shaft
thin plate
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JP4641291U
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稀史 平野
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Comtec Co Ltd
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Comtec Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】機械部品や機械構造部を他の構造
物に取り付ける連結用ボルトに関する。
【0002】
【従来の技術】ボルトは、頭部(ボルト頭)と軸部とか
らなり、軸部の一端(あるいは両端)におねじを切った
比較的大きい棒状の機械部品である。このボルトは、使
用に際してナットと組んで用いられることが一般的で、
用途に応じて多数の種類が用意されている。具体的に
は、六角柱形頭部を持ち、機械部品や構造物の締結用に
広く用いられている六角ボルト、頭部頂点に棒スパナで
締め付けるための六角穴を有し、ボルト頭を品物の座面
から突出させない六角穴付きボルト、棒の両端にねじが
切ってあり、一方を構造物の本体に抜けない様に硬く捩
込み、他方にはナットをはめ込む植込ボルト、構造物や
機械をコンクリート上に据え付ける際に予めコンクリー
トの中に埋め込んでおく基礎ボルト、二枚の板の間隔を
保つのに用いる控えボルト、機械や構造物を木材にとめ
るための角根ボルト、ひもを通すための輪を持ったアイ
ボルト等が使われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来のボルトでは、ボルトで固定しようとする構造物
に、ボルトの軸が貫通する穴を開けなければならず加工
が面倒である。更に、比較的小さい箱型構造物の内部か
ら外部にボルトを貫通させる場合、ボルトの軸が長すぎ
ると、ボルトの軸が構造物の内部に入り切らず、ボルト
の軸の先端を当該構造物に開けた穴を通すことができな
い場合があるという問題があった。 そこで、本考案は
上記問題を解決するために成されたもので、ボルトで固
定したい構造物にボルトの軸が貫通する穴を開けること
なく、構造物の外板の端部と端部との間に形成された僅
かばかりに間隙を利用して取り付ける事ができ、更に軸
の長さに制約を受けることなく、構造物に容易に取り付
けることができる連結用ボルトの提供を目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に成された本考案の連結用ボルトは、頭部と軸部とねじ
部とから形成され、構造部材を他の構造部材に取り付け
る連結用ボルトにおいて、上記頭部は、上記軸部の上端
より上方に突出した折れ曲がり自在な薄板と、当該薄板
を挟み込む複数の半円形鍔部材と、当該半円形鍔部材を
上記薄板に固定するピン部材と、から成り、上記頭部は
必要に応じて分解・組み立てが可能に構成したことを特
徴とする連結用ボルトを要旨としている。
【0005】
【作用】本考案の連結用ボルトによれば、まず、連結用
ボルトの頭部からピン部材を引き抜いて、連結用ボルト
の頭部に挟み込まれている複数の半円形鍔部材を頭部か
ら取り外す。次に、連結用ボルトの頭部から上方に突出
した折れ曲り自在な薄板の上端部を、被連結部材に形成
された間隙の表側から挿入する。すると、被連結部材の
裏側には、薄板が間隙を介して突出する。ここで、薄板
を一旦連結ボルトから取り外した複数の半円形鍔部材で
挟み込み、ピン部材で固定する、この作用により本考案
の連結用ボルトの頭部は、被連結材の間隙を介して固定
されることになる。
【0006】
【実施例】本考案の連結用ボルトの実施例を図面に基づ
いて説明する。図1は、本実施例の連結ボルトの構成を
表わした斜視図である。本実施例の連結ボルト1は、ボ
ルト頭部と先端部におねじを切った軸部とから成るいわ
ゆるボルトであるが、そのボルト1の頭部は、図に示す
如く、折れ曲がり自在なベロ部1aがボルト1の軸部1
bの上端基部1cから上方に突出して設けられている。
このベロ部1aには、半円形の鍔部1d,1eがベロ部
1aを上・下方向から挟み込むように突設されている。
更に、鍔部1dの上端から下端の内部、及び鍔部1eの
上端から下端の内部には穴部1fがそれぞれ形成されて
いる。この鍔部1d,1eに形成された穴部1fには、
鍔部1d又は1eのいずれか一方から、ベロ部1aの穴
部1gを介して固定ピン1hが挿入可能になっていて、
その先端のおねじにはナット1iが螺着するように構成
されている。
【0007】次に、本実施例の連結用ボルト1を用い
て、ターボタイマー装置を自動車の運転席に取り付ける
具体的な使用方法とその作用を図2に基づいて説明す
る。まず、連結ボルト1のおねじをターボタイマー10
の取り付けベース10aに捩込んで固定する。次に連結
ボルト1の頭部から固定ピン1hを引き抜いて鍔部1
d,1eをベロ部1aから分解する。そして、分解した
連結ボルト1のベロ部1aを直線の状態にすると共に連
結ボルト1の軸部1bにスペ−サ−11を通したのち、
ベロ部1aの先端を、自動車の運転席のステアリングコ
ラム12のカバ−13の合わせ部分に形成されている間
隙13aに表側から挿入する。すると、連結ボルト1の
ベロ部1aは、カバー13の内部に突出するので、この
ベロ部1aを、既に分解した鍔部1d及び1eで上下方
向から挟み込み、ピン1hを鍔部1dの穴部1fから、
ベロ部1aの孔部1gを介して鍔部1eの穴部1fに挿
入する。この様にして、鍔部1d,1eをベロ部1aに
固定すると。そして、鍔部1d,1eから突出している
ベロ部1aの先端部を鍔部1d又は1eのどちら側かに
折曲げる。この一連の作用により、連結ボルト1の軸部
1bは、スペーサー11及び鍔部1d,1eを介してカ
バー13に固定される。このように、例えば、自動車の
運転席にターボタイマー装置,電波受信装置,時計,オ
ーディオ装置等各種装置を取り付けたい時に、本実施例
の連結ボルト1を取付用ステーとして用いれば、装置の
取り付け部分を加工することなく、僅かな間隙を利用し
て簡単に取り付けることができる。以上説明したよう
に、本実施例の連結ボルト1は、従来のボルトのように
ボルトの取り付ける部材にボルトの軸を貫通させる穴を
開ける必要がなく、更に、従来のボルトでは頭部が邪魔
になって取り付けができない狭い場所でも容易に取り付
けることができる画期的なものであり、本実施例の連結
ボルトは、一般に普及することで、産業界に与えるメリ
ットは計りしれないものがある。
【0008】
【考案の効果】以上、説明したように、本考案の連結ボ
ルトは、頭部の上端より上方に突出した折れ曲がり自在
な薄板と、薄板を挟み込む複数の半円形鍔部材と、半円
形鍔部材を上記薄板に固定するピン部材とから成、頭部
を必要に応じて分解・組み立てが可能に構成した。これ
により、本考案の連結ボルトは、従来のボルトのように
取付用の穴を加工することなく僅かな間隙があれば容易
に取り付けることが可能になり、従来のボルトに比較し
て、その応用範囲を飛躍的に広げたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の連結ボルトの実施例を表わした斜視
図。
【図2】本実施例の連結ボルトをターボタイマー装置の
取付ステーに適用した場合の具体的な使用方法を表わし
た断面図である。
【符号の説明】
1 連結ボルト 1a ベロ部 1b 軸部 1c 上端基部 1d,1e 鍔部 1f 穴部 1g 孔部 1h ピン 1i ナット 10 ターボタイマー装置 10a 取り付けベース 11 スペーサー 12 ステアリングコラム 13 カバー 13a 間隙

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部と軸部とねじ部とから形成され、構
    造部材を他の構造部材に取り付ける連結用ボルトにおい
    て、上記頭部は、上記軸部の上端より上方に突出した折
    れ曲がり自在な薄板と、当該薄板を挟み込む複数の半円
    形鍔部材と、当該半円形鍔部材を上記薄板に固定するピ
    ン部材と、から成り、上記頭部は必要に応じて分解・組
    み立てが可能に構成したことを特徴とする連結用ボル
    ト。
JP4641291U 1991-05-22 1991-05-22 連結用ボルト Expired - Lifetime JP2527365Y2 (ja)

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JPH04129912U JPH04129912U (ja) 1992-11-30
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