JPS5889700A - アルカリ洗浄剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ガラス、金属、プラスチック等の硬質物体の表面の汚れ
を除去するため、アルカリ洗浄剤を用いて洗浄すること
は広く行われている。これらのアルカリ洗浄剤はその洗
浄性能の向上のため界面活性剤を含むのが通例′である
。しがしながらこれら界面活性剤は起泡性であり、発生
する多量の泡のため洗浄工程のトラブルや、洗浄条件の
変更を余儀なくされる場合がしばしば見られる。従って
消泡目的のためシリコーン糸消泡剤や、鉱油（界面活性
剤を含む）系消泡剤が使用されて来たが、シリコーンは
アルカリ洗浄の消泡剤としては高価であり、また効果も
充分でなく、特に持続性に欠ける欠点がある。鉱油系消
泡剤は効果が充分でないことも欠点であるが、被洗浄物
を汚染する懸念があり、食品、飲料の容器等の洗浄には
全く使用できない。

本発明は起泡性の界面活性剤を含−む公知のアルカリ洗
浄剤に使用する消泡剤を提供することを目的とする。

本発明は、起泡ｉの界面活性剤を含む公知のアルカリ洗
浄剤において、活性水素基を２ないし８個有する化合物
にエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドをランダ
ムもしくはブロック付加重合させて得られる分子量１０
００以上のポリエーテルポリオールであって、分子中の
エチレンオキシトの割合が重量で３ないし３０％である
前記ポリエーテルポリオールをｌｏｐｐｍ以上消泡剤と
して含有することを特徴とするアルカリ洗浄剤にかかる
。

上記起泡性の界面活性剤を含む公知のアルカリ洗浄剤と
は、その成分としてあらかじめ添加された界面活性剤を
含む場合のみならず、被洗浄物に付着した油脂がその場
で鹸化されて石鹸を生成する場合も含む。

本発明で消泡剤として使用するポリエーテルポリオール
は、分子中にエチレンオキシドを重量で３ないし３０％
、好ましくは１０ないし２０％含むべきであり、エチレ
ンオキシドの割合が３％未満の場合、または３０％より
多い場合は充分な消泡効果が得られない。

また該ポリエーテルポリオールは分子量１０００以上で
あるべきであり、分子量１０００未満のものは消泡効果
が少ない。

またその添加量は、アルカリ洗浄液中の濃度が１０ｐｐ
ｍ以上、好ましくは１１００ｐｐ以上となるような割合
である必要があり、洗浄液中の濃度が１０ｐｐｍ未満で
あるときは消泡効果が実用に達しない。

これらポリエーテルポリオールは、公知方法により活性
水素基を２ないし８個有する化合物にエチレンオキシド
およびプロピレンオキシドをランダムもしくはブロック
付加重合させて製造することができる。活性水素基２な
いし８個有する化合物の例としては、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、
１，６−ヘキサンジオール、テトラメチレングリコール
、ジエチレングリコール、グリセリン、トリメチロール
プロパン、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、アト
ニット、アラビット、ソルビトール、ショ糖などがある
。

本発明に用いる消泡剤は、いずれも公知の金属の電解洗
浄、金属、ガラス、陶磁器、プラスチック等の硬質表面
のスプレー洗浄、浸漬洗浄、超音波洗浄等アルカリ洗浄
に用いる洗浄剤または洗浄液に添加することにより、有
効かつ長期間安定に消泡効果を発揮する。また界面活性
剤に起因する発泡の消泡はもとより、洗浄工程で発現す
る被鹸化成分より生ずる石鹸およびオイルに添加される
界面活性剤の発泡も積極的に消泡せしめる。

実施例 公知の方法に従って活性水素基を有する化合物にエチレ
ンオキシドおよびプロピレンオキシドを付加重合させて
表−１に示すポリエーテルポリオールを合成した。

（以下余白） 表−１のポリエーテルポリオールの消泡性をテストした
。

アルカリ洗浄液として 水酸化ナトリウム　　　２０部 リン酸３ナトリウム　　　８部 ＥＤＴＡ　４Ｎａ２部 非イオン界面活性剤　　　１部 水　　　　　　　　　　　　１０００部を使用し、これ
に表−２に示す濃度（ｐｐｍ）で消泡剤を添加し、１０
０ｍｅネスラー管に５０ｍｅ採取し１，５０℃及び８０
℃で３０回／１０秒で振とうし、直後および１分後の泡
量（靜）を測定した。

さらに表−３にはモーピル油８０部、牛脂２０部からな
る被鹸化−物−質（汚染物質）を１部アルカリ洗浄液に
添加し、影響を観察した。

ただしアルカリ洗浄液に使用した非イオン界面活性剤は
ポリオキシエチレンアルキルエーテル型非イオン活性剤
ＨＣＢ＝１４である（第−工業製薬部ノイゲンＥＴ−１
４３を使用した）。

次に洗浄剤のいくつかを選び、前出のアルカリ洗浄液を
用いて電解洗浄を実施した。結果を表−４に示す。

起泡性テストは表−２、表−３の方法と同様に行った。

電解洗浄は被洗浄鉄板として市販テストピースに、モー
ピル油８０部、牛脂２０部を含浸させた口紙を交互に重
ね合わせ、１００℃、１００Ｋｇ／−の圧力ｙ３一時間
処理したもの（付着オイル量１００　ｍＱ／ｒｔｆ　〜
２００　ｍｑ／　ｍ’　）を極性カソード処理した。電
解条件は次のとおりである。

電解時間：　２秒 電流密度：　　４Ａ／ｌＷ アルカリ洗浄剤使用量７　３０Ｆ／／１洗浄温度＝　８
０℃ （以下余白） 以上の結果、本発明品はいずれも消泡性、洗浄性に関し
優れていることを示す。

一方、比較品は一部洗浄性に影響を与える、また起泡性
に大きな問題があることを示している。

それは特にアルカリ洗浄液を使用中に著しい差を生ずる
（オイルを入れた起泡性）ことがわかる。

また、比較品の鉱油系消泡剤は洗浄性に悪影響を示し、
シリマーン系消泡剤は持続性に問題があることを示して
いる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 起泡性の界面活性剤を含む公知のアルカリ洗浄剤におい
   て１．消泡剤として、活性水素基を２ないし８個有する
   化合物にエチレンオキシドおよびプロピレンオキシドを
   ランダムもしくはブロック付加重合させて得られる分子
   量１０００以上のポリエーテルポリオールであって分子
   中のエチレンオキシドの割合が重量で３ないし３０％で
   ある前記ぎりエーテルポリオールを１０ｐｐｍ以上含有
   することを特徴とするアルカリ洗浄剤。