JPS588943Y2 - 点火装置のパルサ−ロ−タ - Google Patents

点火装置のパルサ−ロ−タ

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JPS588943Y2
JPS588943Y2 JP1978108201U JP10820178U JPS588943Y2 JP S588943 Y2 JPS588943 Y2 JP S588943Y2 JP 1978108201 U JP1978108201 U JP 1978108201U JP 10820178 U JP10820178 U JP 10820178U JP S588943 Y2 JPS588943 Y2 JP S588943Y2
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JP
Japan
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pulsar rotor
rotor
pulsar
permanent magnet
storage chamber
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Application number
JP1978108201U
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English (en)
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JPS5525710U (ja
Inventor
中里文明
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東洋電装株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動二輪車用ガソリンエンジンの無接点点火
装置におけるパルサーロータの改良に関する。
一般に、自動二輪車用ガソリンエンジンの無接点点火装
置にあっては、エンジンの回転に応して回転するロータ
・シャフト上に、側面の一部に永久磁石が埋込まれたパ
ルサーロータを取付け、このパルサーロータの回転によ
る空隙磁束の変化をステータ側に設けたピックアップコ
イルによって検出して点火制御信号を得るように構成さ
れている。
従来、この種の点火装置におけるパルサーロータは、こ
れに永久磁石を埋込む際、第1図に示すように、中央に
前記ロータ・シャフト(特に図示せず)がはめ込まれる
孔2が穿設された例えばアルミニウムなどの非磁性材か
らなるパルサーロータ本体1の片側に永久磁石の埋込部
3を突出成形し、この埋込部3の側面に前部が開口した
永久磁石の収納室4を穿設し、この収納室4内に永久磁
石5を接着剤ととも−に圧入させてこれを取付けるよう
にしている。
しかしこのような手段を用いて永久磁石5をパルサーロ
ータ本体1に埋込むようにしたのでは、エンジンの回転
に応じてパルサーロータが高速で回転するため、この永
久磁石5に大きな遠心力が作用してこれが抜けてしまう
おそれが多分にあった。
また、このパルサーロータは、点火装置の狭いハウジン
グ内で、ステーク側に設けられたピックアップコイルの
検出端と微少距離を隔てて高速回転するものである。
したがって、前記パルサーロータ本体1の収納室4内に
圧入された永久磁石5の先端を、その埋込部3の先端の
曲面と同一にしてパルサーロータ本体1の側面から突出
しないようにする必要がある。
また、前述のようにパルサーロータにはその片側に埋込
部3を突出成形させてこの部分に永久磁石5を埋込んで
いるため、その反対側にバランスウェイトを設けてパル
サーロータ回転時の平衡をとる必要がある。
そのため従来では、第1図に示すように、パルサーロー
タ本体1の前記埋込部3の反対側にバランス・ウェイト
部6を突出成形させたり、また特に図示しないが別途ウ
ェイトを何らかの手段によって取付けたりしている。
しかし、前者の方法にあっては、普通このパルサーロー
タ本体1を加工性の良いアルミニウムによって成形して
いるため、質量の軽いアルミニウム材によって前記永久
磁石5が埋込まれた埋込部3と平衡をとるだけのバラン
ス・ウェイト部6を突出成形させるのではその部分の形
状がかなり大きいものとなってしまい、点火装置内のス
ペース上の制約が課せられている。
また、後者の方法では、パルサーロータが高速回転する
ものであるため、別途ウェイトの取付手段が難かしく、
パルサーロータ製造時の作業性が悪いものになっている
さらに、このパルサーロータはこれを前述のようにロー
タ・シャフトに強固に取付は固定させる必要があり、パ
ルサーロータの取付けが悪いと、エンジンの回転時にこ
のパルサーロータがロータ・シャフトに対してその回転
方向にすれて点火装置の点火制御が狂ってしまう。
本考案は以上の点を考慮してなされたもので、パルサー
ロータ本体に永久磁石を埋込む際に、伺ら遠心力によっ
て動くようなことがなく、この永久磁石を定位置に確実
に取付は固定させると同時に、何ら別途手段を講するこ
となく前記バランスウェイトの問題およびロータシャフ
トに対するパルサーロータの回動の問題をそれぞれ解決
するようにした点火装置のパルサーロータを提供するも
のである。
本考案による点火装置のパルサーロータは、その片側に
突出成形させた永久磁石の埋込部内に、その下方に開口
部を有する永久磁石の収納室を形成し、この収納室内に
永久磁石を収めてからその下方の開口部を非磁性材から
なる閉塞板によって密閉させて永久磁石を取付は固定さ
せるようにしたものである。
また、本考案による点火装置のパルサーロータは、前記
閉塞板をパルサーロータ本体の下面形状と同一のものに
し、この閉塞板をパルサーロータ本体にリベットを用い
て取付けるようにしたもので、この際永久磁石の埋込部
の反対側で閉塞板を取付けるリベットに永久磁石と同じ
重さをもったものを用いることにより、このパルサーロ
ータのバランスをとるようにしたものである。
さらに、本考案による点火装置のパルサーロータは、前
記閉塞板を強度の大きい非磁性材によって成形するとと
もに、その中央部分に形成された前記ロータ・シャフト
に挿入される孔内に突出する小突起を設け、この閉塞板
が一体に取付けられたパルサーロータを前記小突起に応
じた係合溝を有するロータ・シャフトに取付けてその回
転方向のずれを防止するようにしたものである。
以下、添付図面を参照して本考案の一実施例について詳
述する。
第2図に示すように、本考案による点火装置のパルサー
ロータは、その本体7が例えばアルミニウムなどの加工
性の良い非磁性材によってダイカスト成形されたもので
、中央に前記ロータ・シャフト(図示せず)がはめ込ま
れる孔8が設けられており、その片側に永久磁石の埋込
部9が突出成形され、さらにその反対側にはバランスウ
ェイト部10が突出成形され、これら各突出部9,10
にはそれぞれリベット穴11.12が設けられている。
また、前記埋込部9にはその中央部の先方寄りに、下方
に開口部を有し、かつ後方の巾を広くして段部Aを有す
るように形成された永久磁石の収納室13が形成されて
おり、この収納室13内に前記段部Aに応じて形成され
た非磁性材からなるスペーサ14(第3図参照)を介し
て永久磁石15を収めることによって構成されている。
また前記スペーサ14は、永久磁石15の先方を押える
ようにして設けられている。
なお、この場合、収納室13と同一の大きさ、形状を有
する1つの永久磁石をこの収納室13内に収めるように
してもよいことはいうまでもない。
また第4図は、第2図に示したパルサーロータ本体7の
永久磁石の収納室13の下方開口部を閉塞する閉塞板1
6を示すもので、例えばステンレスなどの非磁性材によ
って前記パルサーロータ本体7の下面と同一の大きさ、
形状になるように形成されている。
なお、この場合はリベットの位置合せをしやすいように
、長孔のリベット孔11′。
12′が形成されている。
しかるに車前、案による点火装置のパルサーロータは、
パルサーロータ本体7の収納室13内にスペーサ14を
介して永久磁石15を収め、そののちパルサーロータ本
体7の下面に閉塞板16を当接させ、各リベット穴11
、12に通したリベット←特に図示せず)をそれぞれ
かしめることによって両者を一体に取付けることによっ
て構成される。
このように構成された本考案による点火装置のパルサー
ロータでは、収納室13内に収められた永久磁石15が
外部に露出することなく完全にパルサーロータ内に埋込
まれ、しかもその収納室13に形成された段部Aの作用
により、スペーサ14を介して永久磁石15をエンジン
の回転によってこれに加わる遠心力に抗するように埋込
まれているため、この永久磁石15がパルサーロータ内
の定位置に確実に固定されることになる。
また、この場合、収納室13の先方の壁Bを薄くしても
(特にアルミニウム製のとき問題となる)、これが破れ
て永久磁石15が飛び出すようなおそれが全くない。
また、本考案による点火装置のパルサーロータにあって
は、前述のようにパルサーロータ本体7と閉塞板16と
をリベットを用いて一体に取付ける場合、永久磁石の埋
込部9の部分ではパルサーロータ本体7と同材質のアル
ミニウムなどのリベットを用いてこれをかしめ、またそ
の反対側のバランスウェイト部10では、例えば銅など
の質量の重い材質からなるリベットを用いてこれをかし
めるようにする。
したがって、そのリベット重量の増大分だけバランスウ
ェイト部10の形状を小さくすることができる。
この場合、特にバランスウェイト部10側の各リベット
の太さを適宜選定スレば、バランスウェイト部10と永
久磁石の埋込部9との大きさを全く同一にすることがで
き、狭い点火装置内におけるこのパルサーロータの占積
率が非常に良くなるという利点がある。
さらに、本考案による点火装置のパルサーロータにあっ
ては、第5図に示すように、閉塞板16′の孔内に突出
する小突起17を適宜設けるとともに、この閉塞板16
′を例えばステンレスなどの強度の大きい非磁性材によ
って成形する。
したがって、このように形成された閉塞板16′を前述
のようにしてパルサーロータ本体7に一体に取付けたパ
ルサーロータを、第6図に示すように、前記小突起17
に応じた係合溝18が設けられたロータ・シャフト19
に例えば圧入などの手段によって取付ければ、その回転
方向におけるパルサーロータ本体7とロータ・シャフト
19とのずれを確実に防止することができる。
なお、第6図中Cは、エンジンの回転速度に応じてパル
サーロータの進角調整を行なうガバナ・コントローラを
示すもので、そのガバナ・シャフト20に前記ロータ・
シャフト19が回動自在に取付けられ、ガバナ・ウェイ
ト21に設けられた駆動ピン22を介してこのロータ・
シャフト19がガバナ・ウェイト21に作用する遠心力
に応じて適宜回動されるように構成されている。
以上、本考案による点火装置のパルサーロータにあって
は、パルサーロータ本体の片側に突出成形させた永久磁
石の埋込部内に、その下方に開口部を有する収納室を設
け、かつこの収納室に回転時に永久磁石に作用する遠心
力を直接またはスペーサーを介して間接的に受けさせる
段部を形成させ、この収納室の下方開口部を閉塞させる
閉塞板をパルサーロータ本体に一体に取付けるようにし
たもので、永久磁石の装着が非常に簡単で製造時の作業
性が向上するとともに、パルサーロータの回転によって
永久磁石が動くようなことがなく、信頼性の高いものに
なるという優れた利点を有している。
また同時に、伺ら別途手段を講じなくとも、前記閉塞板
を取付けるためのバランスウェイト部のリベットの質量
を大きくすることにより、バランスウェイト部の形状を
小さくすることができて占積率が非常に良くなり、さら
にこの閉塞板に回り止め用の小突起を一体に成形させて
ロータ・シャフトに対してパルサーロータのずれを確実
に防止させることができるという優れた利点を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図a、bは従来のパルサーロータを示す平面図およ
び正面図、第2図a、bは本考案の一実施例におけるパ
ルサーロータ本体の平面図およびそのX−X線に沿う断
面図、第3図a、bは同実施例における永久磁石の収納
室の詳細図、第4図a、bは同実施例における閉塞板の
平面図および正面図、第5図は同実施例における閉塞板
の他の構成例を示す平面図、第6図a、bは本考案の一
実施例によるパルサーロータをロータ・シャフトおよび
ガバナ・コントローラ部分に取付けた状態を示す平面図
およびそのX−X線に沿う断面図である。 7・・・パルサーロータ本体、9・・・埋込部、10・
・・バランスウェイト部、11,12,11’、12’
・・・リベット穴、13・・・収納室、14・・・スペ
ーサ、15・・・永久磁石、16,16′・・・閉塞板
、17・・・小突起、18・・・係合溝、19・・・ロ
ータ・シャフト、20・・・ガバナ・シャフト、21・
・・ガバナ・ウェイト、A・・・段部、B・・・壁、C
・・・ガバナ・コントローフ0

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 非磁性材からなるパルサーロータ本体の片側に突出成形
    させた永久磁石の埋込部に、その下方に開口部を有する
    収納室を設け、かつこの収納室にパルサーロータ本体の
    回転時に収納室内に収められる永久磁石に作用する遠心
    力をスペーサを介して受けさせる段部を形成させ、この
    収納室の下方開口部を閉塞させる閉塞板をパルサーロー
    タ本体にリベットにより一体に取付け、かつパルサーロ
    ータ本体の前記埋込部の反対側に形成されたバランスウ
    ェイト部に取付けられるリベットを永久磁石にみあう質
    量にするようにした点火装置のパルサーロータ。
JP1978108201U 1978-08-07 1978-08-07 点火装置のパルサ−ロ−タ Expired JPS588943Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978108201U JPS588943Y2 (ja) 1978-08-07 1978-08-07 点火装置のパルサ−ロ−タ

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JP1978108201U JPS588943Y2 (ja) 1978-08-07 1978-08-07 点火装置のパルサ−ロ−タ

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Publication Number Publication Date
JPS5525710U JPS5525710U (ja) 1980-02-19
JPS588943Y2 true JPS588943Y2 (ja) 1983-02-17

Family

ID=29053017

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JP1978108201U Expired JPS588943Y2 (ja) 1978-08-07 1978-08-07 点火装置のパルサ−ロ−タ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE443025B (sv) * 1981-09-01 1986-02-10 Svenska Electromagneter Sätt att tillverka ett magnetsvänghjul

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4838087U (ja) * 1971-09-09 1973-05-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4838087U (ja) * 1971-09-09 1973-05-10

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JPS5525710U (ja) 1980-02-19

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