JPS5836220Y2 - 信号発電機の回転子 - Google Patents

信号発電機の回転子

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Publication number
JPS5836220Y2
JPS5836220Y2 JP425278U JP425278U JPS5836220Y2 JP S5836220 Y2 JPS5836220 Y2 JP S5836220Y2 JP 425278 U JP425278 U JP 425278U JP 425278 U JP425278 U JP 425278U JP S5836220 Y2 JPS5836220 Y2 JP S5836220Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
recess
magnetic pole
pole pieces
signal generator
Prior art date
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Expired
Application number
JP425278U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54108908U (ja
Inventor
敏裕 嵯峨
Original Assignee
株式会社デンソー
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社デンソー filed Critical 株式会社デンソー
Priority to JP425278U priority Critical patent/JPS5836220Y2/ja
Publication of JPS54108908U publication Critical patent/JPS54108908U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関用無接点点火装置において点火信号発
生用として使用される信号発電機に関し、より詳細には
その回転子の改良構造に関する。
この種の信号発電機としてはいわゆる誘導子回転型が一
般に広く使われていたが、近年、小型・省資源を目的と
して磁石回転型が開発されてきた。
この磁石回転型の信号発電機は回転体の外周に磁石およ
び磁極片を配置し、この回転体に信号発生コイルを対向
させたものである。
ところがかかる磁石回転型の従来の信号発電機では、遠
心力により磁石あるいは磁極片が回転体から飛びだすと
いう非常に危険なトラブルが発生する恐れがあった。
そこで本考案は、磁石回転型の信号発電機の回転子にお
いて、磁石および磁極片の遠心力による飛び出しを防止
することを目的としたものである。
本考案の一実施例を示す第1図〜第5図において、エン
ジンと同期して回転する七ンターピース1には回転体を
なすマグネットケース2が、周知のローレット加工等を
利用することによりエンジンの回転変動等によっても脱
落することのないよう、強固に嵌合固定されている。
このマグネットケース2は非磁性体のアルミダイキャス
トでできており、一部に外方への第1の膨出部21を有
している。
この第1の膨出部21には、ケース2の外周面22およ
び下面(第3図、第4図では上側の面)23に開口した
凹所3が設けられ、この凹所3に磁石4および磁石4の
両側に配置された磁極片5,6が挿入固定されている。
磁石4はケース2の周方向に着磁されている。
なおマグネットケース2には第1の膨出部21と対称位
置に、重量的なバランスを取るための第2の膨出部24
が設けられている。
マグネットケース2の内径側に相当する上記凹所3の奥
部には、マグネットケース2の周方向でみて両側に、そ
れぞれ溝31.32が設けられている。
この各溝31,32は凹所3に開口すると共にケース2
の下面23にも開口している。
この溝31.32に対応して各磁極片5,6の後端には
、溝31.32に挿入される外方への第1の突起部51
.61が設けられている。
そして各磁極片5,6は冬毛1の突起部51゜61を対
応する溝31.32にかみ合せることにより、マグネッ
トケース2の外径方向への移動が阻止されるようになっ
ている。
また、各磁極片5,6の先端(ケース2の外周側の端)
には、互いに向い合う方向のかぎ状の第2の突起部52
.62が設けられておリ、その内側にステンレスよりな
る薄板7をはさんで磁石4の先端面が当接されている。
そしてこの磁極片5,6の第2の突起部52.62およ
び薄板により、磁石4はケース2の外径方向への磁極片
5゜6に対する移動が阻止されるようになっている。
しかして、上記凹所3に設けられた溝31,32.磁極
片5,6に設けられた第1.第2の突起部51.61
52.62 、並びに薄板7は、磁石4および磁極片5
,6がマグネットケース2の回転の際の遠心力によって
飛び出すのを防止しており、飛び出し防止手段をなして
いる。
なお薄板7は、特に磁石4が割れた場合の飛び出しを防
止するために使用されている。
次にマグネットケース2の下面23には、これと対応し
た形状の覆板8が固定され、これによって上記凹所3の
下面23への開口部が覆われている。
この際、マグネットケース2の下面23には複数(図で
は4個)のピン状の突起25を立て、一方覆板8にはこ
れが挿入される穴81を設け、両者を嵌合して覆板8を
位置決めの後、突起25をかしめて覆板8をケース2に
固定している。
覆板8はアルミニウムからなっている。
しかして、上記覆板8により磁石4および磁極片5,6
は、軸方向(上下方向)への移動も阻止され、振動を受
けてもマグネットケース2からは脱落しないようになっ
ている。
上記構成になる信号発電機の回転子は、マグネットケー
ス2の凹所3に下面23側から磁石4および磁極片5,
6を挿入固定しく第4図)、その後覆板8を固定しく第
5図)、そしてこれをセンターピース1に結合すること
により組立てられる。
使用状態では、この回転子はエンジンと同期して回転さ
れ、その外径側に配置された図示しない信号発生コイル
と共働する。
そして周知の作動で信号発生コイルにエンジンの回転に
応じた点火信号を生じさせる。
上記回転子はこのように回転されるので、当然のことな
がら、磁石4および磁極片5,6には遠心力が作用する
またエンジンにより回転駆動されるので、磁石4および
磁極片5,6はエンジンの回転変動などにより振動の作
用を受ける。
しかし上記構成によれば、磁極片5,6の第1の突起部
51.61がマグネットケース2の溝31.32とかみ
合うことにより、また磁石4が薄板7を介して各磁極片
5,6の第2の突起部52 、62に当接することによ
り、磁石4および磁極片5,6は遠心力の作用を受けて
も、その飛び出しが確実に防止される。
磁石4が割れても、薄板7により飛び出しが防止される
さらに、覆板8の固定により、振動による磁石4および
磁極片5,6の脱落も確実に防止される。
こうして磁石4および磁極片5,6の飛び出し又は脱落
による重大事故の発生をなくすることができる。
なお、本考案において薄板7あるいは覆板8は必要に応
じて用いられるものであって、場合によっては廃止され
る。
以上説明した通りで本考案によれば、磁石回転型の信号
発電機において、回転運動により遠心力の作用を受ける
磁石および磁極片の回転体からの飛び出しを確実に防止
でき、重大なトラブルの発生をなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による回転子の一実施例の平面図、第2
図はその正面図である。 第3図〜第5図は上記本考案回転子の要部を示すもので
、第3図は凹所3の形状を示す斜視図、第4図は凹所に
磁石4、磁極片5,6および薄板7を挿入固定した状態
を示す斜視図、第5図はマグネットケース2への覆板8
の固定状態を示す斜視図である。 1・・・・・・回転体をなすマグネットケース、3・・
・・・・凹所、4・・・・・・磁石、5,6・・・・・
・磁極片、31.32・・・・・・溝、51゜61・・
・・・・第1の突起部、52.62・・・・・・第2の
突起部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の側面および外周面が開口する磁石収納用の凹所が
    設けられた回転運動する回転体と、この回転体の凹所に
    収納固定された磁石と、この磁石の先端面に設けられた
    非磁性の薄板と、前記凹所内において前記磁石の両側に
    配置された磁極片と、前記回転体の前記凹所奥部の周方
    向両側に形成した溝と、この溝に対応して前記各磁極片
    の後端に設けられ前記溝内に挿入される外方−・の第1
    の突起部と、前記各磁極片の先端に互いに向い合う方向
    に設けられその内側が前記薄板を介して前記磁石の先端
    面に当接する第2の突起部とを備える信号発電機の回転
    子。
JP425278U 1978-01-18 1978-01-18 信号発電機の回転子 Expired JPS5836220Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP425278U JPS5836220Y2 (ja) 1978-01-18 1978-01-18 信号発電機の回転子

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JP425278U JPS5836220Y2 (ja) 1978-01-18 1978-01-18 信号発電機の回転子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54108908U JPS54108908U (ja) 1979-07-31
JPS5836220Y2 true JPS5836220Y2 (ja) 1983-08-15

Family

ID=28809014

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JP425278U Expired JPS5836220Y2 (ja) 1978-01-18 1978-01-18 信号発電機の回転子

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JPS54108908U (ja) 1979-07-31

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