JP2015013501A - アクセル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シャフトの回転角度を確実に検出するアクセル装置を提供する。
【解決手段】 回転角センサ60は、ホール素子62、ホール素子62を実装するベース部64、ホール素子62とベース部64とをモールドするモールド部65、金型を用いた溶融樹脂の射出成形によってモールド部65がインサート成形される本体部68などを有している。本体部68には本体部68を成形する金型のゲートの位置に対応するゲート部70が設けられている。ゲート部70は、シャフト20の回転軸φ1方向にベース部64を投影してなるベース部投影面640と本体部68の外壁との重複部分680とは異なる外壁687に形成される。これにより、金型内に注入される溶融樹脂の成形圧が直接ベース部64やモールド部68に作用することを防止し、ホール素子62やベース部64の破損を防止することができる。
【選択図】 図6
【解決手段】 回転角センサ60は、ホール素子62、ホール素子62を実装するベース部64、ホール素子62とベース部64とをモールドするモールド部65、金型を用いた溶融樹脂の射出成形によってモールド部65がインサート成形される本体部68などを有している。本体部68には本体部68を成形する金型のゲートの位置に対応するゲート部70が設けられている。ゲート部70は、シャフト20の回転軸φ1方向にベース部64を投影してなるベース部投影面640と本体部68の外壁との重複部分680とは異なる外壁687に形成される。これにより、金型内に注入される溶融樹脂の成形圧が直接ベース部64やモールド部68に作用することを防止し、ホール素子62やベース部64の破損を防止することができる。
【選択図】 図6
Description
本発明は、アクセル装置に関する。
運転者によるペダルの踏込量に応じて車両の加速状態を制御するアクセル装置は、ペダルと一体に回転するシャフトの回転角度を検出する回転角センサを備えている。例えば、特許文献1には、センサホルダに支持される回転角センサを備えるアクセル装置が記載されている。
特許文献1に記載のアクセル装置では、回転角センサは、シャフトの回転角度を検出するホール素子やホール素子を実装するベース部がインサート成形される。このとき、インサート成形される回転角センサの本体部は金型を用いた溶融樹脂の射出成形により成形される。しかしながら、特許文献1に記載のアクセル装置が備える回転角センサの本体部を成形する金型には、金型内に射出される溶融樹脂がベース部に直接当たるようゲートが設けられているため、溶融樹脂の成形圧がホール素子やベース部にダメージを与えるおそれがある。このため、ホール素子やベース部が破損し、シャフトの回転角度を確実に検出することができない。
本発明の目的は、シャフトの回転角度を確実に検出するアクセル装置を提供することにある。
本発明は、車体に取付可能な支持部材に回転可能に支持されるシャフトと、支持部材に対するシャフトの回転角度を検出しシャフトの回転角度に応じた信号を外部に出力する回転角検出部と、を備えるアクセル装置であって、回転角検出部は、シャフトの回転に応じて変化する磁気を検出する磁気検出部、磁気検出部が設けられるベース部、磁気検出部とベース部とをモールドするモールド部、及び、金型を用いた溶融樹脂の射出成形によってベース部とモールド部とがインサート成形される本体部から形成され、金型のゲートに対応する位置に形成されるゲート部は、ベース部をシャフトの回転軸方向に投影したベース部投影面と本体部の外壁との重複部分、または、モールド部をシャフトの回転軸方向に投影したモールド部投影面と本体部の外壁との重複部分とは異なる本体部の外壁に設けられることを特徴とする。
本発明のアクセル装置が備える回転角検出部では、回転角センサの本体部は、金型を用いた溶融樹脂の射出成形によって、磁気検出部、ベース部、モールド部がインサート成形される。本体部を成形するとき、溶融樹脂は比較的高い圧力で金型内に注入される。このとき、溶融樹脂の成形圧が磁気検出部、ベース部、モールド部に直接作用しないように金型の特定の位置に設けられるゲートから溶融樹脂を注入する。この特定の位置に設けられたゲートから溶融樹脂を金型内に注入することにより、ゲートに対応する位置に形成される本体部のゲート部は、ベース部をシャフトの回転軸方向に投影したベース部投影面と本体部の外壁との重複部分、または、モールド部をシャフトの回転軸方向に投影したモールド部投影面と本体部の外壁との重複部分とは異なる外壁に設けられ、溶融樹脂の成形圧による磁気検出部、ベース部、モールド部へのダメージを低減することができる。したがって、磁気検出部、ベース部などの破損を防止し、磁気検出部による回転角度の検出を確実に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
(一実施形態)
本発明の一実施形態によるアクセル装置を図1〜図6に示す。アクセル装置1は、図示しない車両用エンジンのスロットルバルブのバルブ開度を決定するため車両の運転者が操作する入力装置である。アクセル装置1は、電子式であり、ペダル28の踏み込み量を表す電気信号を図示しない電子制御装置に伝達する。電子制御装置は、当該踏み込み量や他の情報に基づき図示しないスロットルアクチュエータによりスロットルバルブを駆動する。
本発明の一実施形態によるアクセル装置を図1〜図6に示す。アクセル装置1は、図示しない車両用エンジンのスロットルバルブのバルブ開度を決定するため車両の運転者が操作する入力装置である。アクセル装置1は、電子式であり、ペダル28の踏み込み量を表す電気信号を図示しない電子制御装置に伝達する。電子制御装置は、当該踏み込み量や他の情報に基づき図示しないスロットルアクチュエータによりスロットルバルブを駆動する。
アクセル装置1は、支持部材10、シャフト20、操作部材30、戻りばね39、回転角検出部60及びヒステリシス機構部50等を備える。以下、図1から図3までの上側を「天側」、図1から図3までの下側を「地側」として説明する。
支持部材10は、ハウジング12、第1カバー16、第2カバー18から構成される。支持部材10は、シャフト20、戻りばね39、回転角検出部60、及びヒステリシス機構部50等を収容する内部空間11を形成する。支持部材10の地側には内部空間11と外部とを連通し、後述する操作部材30の可動範囲に対応する連通孔111が形成される。
ハウジング12は、シャフト20の一方の端部201を回転可能に軸受けする軸受部13、軸受部13に接続しアクセル装置1の正面側に位置にする正面部17、正面部17に対向する背面部15、及びアクセル装置1の天側で軸受部13と正面部17と背面部15とを接続する上面部14から構成される樹脂製の部材である。軸受部13及び上面部14の外壁には、ハウジング12に作用する外力に対する耐久性を維持するための網目状の凹凸が設けられている。
軸受部13には、シャフト20の一方の端部201が挿通される凹部が形成される。当該凹部の凹状空間には、シャフト20の一方の端部201が回転可能に設けられる。すなわち、凹部の内壁がシャフト20の一方の端部201の軸受130となる。
ハウジング12には取付部131、132、133が形成される。取付部131、132、133には、ボルト孔がそれぞれ形成されている。ボルト孔に挿通される図示しないボルトにより、アクセル装置1は車体5に取り付けられる。
背面部15の地側には、凹状の全開ストッパ部19が形成される。全開ストッパ部19は、操作部材30に設けられる凸状の全開ストッパ31に当接すると操作部材30の回転角度をアクセル全開位置で規制する。アクセル全開位置は、運転者による操作部材30の踏み込み度合い、すなわち、アクセル開度が100[%]となるように設定される位置である。
第1カバー16及び第2カバー18は、軸受部13に対して略平行となるように設けられる。
第1カバー16は、上面部14、背面部15及び正面部17それぞれの軸受部13と接続する側とは反対側の端部に当接するように第2カバー18に係止される樹脂製部材である。第1カバー16は、内部空間11に異物が入ることを防止する。
第1カバー16は、上面部14、背面部15及び正面部17それぞれの軸受部13と接続する側とは反対側の端部に当接するように第2カバー18に係止される樹脂製部材である。第1カバー16は、内部空間11に異物が入ることを防止する。
第2カバー18は、背面部15及び正面部17それぞれの軸受部13と接続する反対側の端部にボルトにより固定される樹脂製部材である。第2カバー18の内壁には、シャフト20の他方の端部202を回転可能に支持する凹部が形成される。すなわち、凹部の内壁がシャフト20の他方の端部202の軸受180となる。第2カバー18は、内部空間11に異物が入ることを防止する。
シャフト20は、アクセル装置1の地側に水平方向に設けられる。シャフト20の一方の端部201には、回転角検出部60のホール素子62などを収容するセンサ収容凹部22が形成される。センサ収容凹部22には、ヨーク221、及び、磁石222、223が設けられる。ヨーク221は、筒状の磁性体から形成され、シャフト20のセンサ収容凹部22の内壁に固定されている。磁石222、223は、ヨーク221の径内方向でシャフト20の回転軸φ1を挟んで対向するように配置され、ヨーク221の内壁に固定されている。
シャフト20は、運転者の踏み込み操作に伴って操作部材30から入力されるトルクに応じ、アクセル全閉位置からアクセル全開位置までの所定角範囲を回転する。アクセル全閉位置は、運転者による操作部材30の踏み込み度合い、即ちアクセル開度が0[%]となるように設定される位置である。
以下、操作部材30が図3に示すアクセル全閉位置からアクセル全開位置側に向かう回転方向を「アクセル開方向」として記載する。また、操作部材30がアクセル全開位置からアクセル全閉位置側に向かう回転方向を「アクセル閉方向」として記載する。
操作部材30は、ペダルボス部32、アーム連結部34、ばね受け部35、及び全閉ストッパ部36が一体に形成される回転体38と、ペダル28と、ペダルアーム26とから構成される。
ペダルボス部32は、環状に形成され、軸受部13と第2カバー18との間に設けられ、シャフト20の外壁に例えば圧入により固定される。
ペダルボス部32の第2カバー18側の側面には、第1はす歯321が一体に形成される。第1はす歯321は、周方向で等間隔に複数形成される。第1はす歯321は、周方向でアクセル閉方向ほどヒステリシス機構部50のロータ54側に突き出し、先端部にアクセル閉方向へ向かうほどロータ54に接近する傾斜面を有する。
ペダルボス部32のハウジング12側の側面には、第1摩擦部材323が設けられる。第1摩擦部材323は、環状に形成され、シャフト20の径外方向でペダルボス部32と軸受部13の内壁との間に設けられる。ペダルボス部32がロータ54から離間する方向、すなわち軸受部13の方向に押されるとき、ペダルボス部32は第1摩擦部材323と摩擦係合する。ペダルボス部32と第1摩擦部材323との間の摩擦力は、ペダルボス部32の回転抵抗となる。
アーム連結部34は、一端がペダルボス部32の径方向外側の側面に接続し、他端が連通孔111を通って支持部材10の外部に延びるように形成される。
全閉ストッパ部36は、ばね受け部35から内部空間11内の天方向に延びるように形成される。全閉ストッパ部36は、背面部15の内壁に当接するとき、ペダル28のアクセル閉方向への回転をアクセル全閉位置で規制する。
ばね受け部35は、ペダルボス部32から延びる全閉ストッパ部36の正面部17側に凸状に形成される。ばね受け部35は、戻りばね39の一端を係止する。
ペダルアーム26は、図1、3に示すように一方の端部がアーム連結部34に固定され、他方の端部が地方向へ延びるように形成される。ペダルアーム26の他方の端部は、ペダル28に接続する。ペダル28は、運転者の踏力をシャフト20の回転軸φ1を中心とする回転トルクに変換し回転体38を介してシャフト20に伝達する。
ペダル28がアクセル開方向へ回転するとき、アクセル全閉位置を基点とするシャフト20のアクセル開方向への回転角度は増加し、この回転角度に対応するアクセル開度が増加する。また、ペダル28がアクセル閉方向へ回転するときシャフト20の回転角度は減少し、アクセル開度が減少する。
戻りばね39は、コイルばねから構成される。戻りばね39は、操作部材30をアクセル閉方向へ付勢する。戻りばね39が操作部材30に作用する付勢力は、操作部材30の回転角度、すなわちシャフト20の回転角度が大きいほど増大する。また、この付勢力は、操作部材30の回転位置に拘らず操作部材30及びシャフト20をアクセル全閉位置に復帰可能なように設定されている。戻りばね39は、特許請求の範囲に記載の「付勢部材」に相当する。
回転角検出部60は、ハウジング12の軸受部13の外壁134に設けられている。このとき、回転角検出部60が有するホール素子62は、シャフト20のセンサ収容凹部22内に収容される。回転角検出部60の詳細な構造は後述する。
電流が流れているホール素子62に磁界を加えると、ホール素子62に電圧が生じる。この現象は、ホール効果と呼ばれる。ホール素子62を貫く磁束密度は、シャフト20とともに磁石222、223が回転軸φ1まわりに回転することで変化する。生じる電圧の大きさは、ホール素子62を貫く磁束密度に比例する。回転角検出部60は、ホール素子62に生じる電圧を検出し、ホール素子62と磁石222、223との相対回転角度、すなわち、支持部材10に対するシャフト20の回転角度を検出する。回転角検出部60は、検出した回転角度を表す電気信号をアクセル装置1の上部に設けられるコネクタ部69を介して図示しない外部の電子制御装置に伝送する。
ヒステリシス機構部50は、ロータ54、第2摩擦部材58、及びヒステリシスばね59などから構成される。
ロータ54は、シャフト20の径外方向でペダルボス部32と第2カバー18の内壁との間に設けられる。ロータ54は、環状に形成され、シャフト20及びペダルボス部32に対し相対回転可能であり、かつ、ペダルボス部32に対し接近または離間可能である。ロータ54のペダルボス部32側の側面には、第2はす歯541が一体に形成される。第2はす歯541は、周方向で等間隔に複数形成される。第2はす歯541は、周方向でアクセル開方向ほどペダルボス部32側に突き出し、先端部にアクセル開方向へ向かうほどロータ54に接近する傾斜面を有する。
第1はす歯321及び第2はす歯541は、周方向で傾斜面同士が互いに当接しており、ペダルボス部32とロータ54との間で回転を伝達可能である。すなわち、ペダルボス部32のアクセル開方向への回転は、第1はす歯321及び第2はす歯541を介しロータ54に伝達可能である。また、ロータ54のアクセル閉方向への回転は、第2はす歯541及び第1はす歯321を介しペダルボス部32に伝達可能である。
また、第1はす歯321及び第2はす歯541は、ペダルボス部32の回転位置がアクセル全閉位置よりもアクセル全開位置側であるとき、傾斜面同士が係合しペダルボス部32とロータ54とを互いに離間させる。このとき、第1はす歯321は、ペダルボス部32のアクセル全閉位置からの回転角度が増すほど大きい力でペダルボス部32をハウジング12側に押す。また、第2はす歯541は、ペダルボス部32のアクセル全閉位置からの回転角度が増すほど大きい力でロータ54を第2カバー18側に押す。
第2摩擦部材58は、環状に形成され、シャフト20の径外方向でロータ54と第2カバー18の内壁との間に設けられる。ロータ54がペダルボス部32から離間する方向、すなわち第2カバー18の方向に押されるとき、ロータ54は第2摩擦部材58と摩擦係合する。ロータ54と第2摩擦部材58との間の摩擦力はロータ54の回転抵抗となる。
ヒステリシスばね59は、コイルばねから構成される。ヒステリシスばね59の一端は、ロータ54の天側に形成される係止部52に係止される。また、ヒステリシスばね59の他端は、正面部17の内壁に係止される。ヒステリシスばね59は、ロータ54をアクセル閉方向へ付勢する。ヒステリシスばね59の付勢力は、ロータ54の回転角度が大きいほど増大する。ヒステリシスばね59の付勢力によりロータ54が受けるトルクは、第2はす歯541及び第1はす歯321を介しペダルボス部32に伝達される。
次に、回転角検出部60の詳細な構成を図4〜6に基づいて説明する。
回転角検出部60は、ホール素子62、ベース部64、モールド部65、ターミナル部66、本体部68などから構成されている。
ホール素子62は、後述するモールド部65の突出する端部651内に設けられている。「磁気検出部」としてのホール素子62は、回転角検出部60がハウジング12の軸受部13に組み付けられると、磁石222、223が形成する磁界内に設けられる。シャフト20が回転すると、ホール素子62に対する磁石222、223の相対位置が変化し、ホール素子62の周囲の磁界も変化する(図2参照)。電流が流れるホール素子62では、周囲の磁界が変化するとホール素子62を流れる電流の値が変化する。これにより、ホール素子62は、シャフト20の回転に応じて変化する磁気を検出する。
ベース部64は、略平板状の金属部材である。ベース部64は、一方の端面にホール素子62が実装されている。
モールド部65は、樹脂材料から形成され、ホール素子62を実装するベース部64を覆うよう設けられる。モールド部65から突出するベース部64の端部641は、ターミナル部66と電気的に接続している。以下、ホール素子62とベース部64とモールド部65とが一体となった部材を検出部材67という。
モールド部65は、樹脂材料から形成され、ホール素子62を実装するベース部64を覆うよう設けられる。モールド部65から突出するベース部64の端部641は、ターミナル部66と電気的に接続している。以下、ホール素子62とベース部64とモールド部65とが一体となった部材を検出部材67という。
ターミナル部66は、略L字状に形成される金属部材である。ターミナル部66は、一方の端部661をベース部64の端部641と電気的に接続している。また、他方の端部662は、本体部68のコネクタ部69内に設けられる。
本体部68は、検出部材67とターミナル部66とがインサートされ形成されている樹脂部材である。本体部68は、アクセル装置1の形状に沿うよう略L字状に形成されている。本体部68は、検出部681、接続部682、コネクタ部69などから構成され、これらが一体に形成されている。
検出部681は、検出部材67とターミナル部66の一部がインサートされている樹脂製部位である。検出部681は、検出部681に接続する接続部682などに比べ肉厚に形成されている。検出部681には、本体部68がインサート成形されるとき溶融樹脂が注入される位置に形成されるゲート部70が設けられる。具体的には、ゲート部70は、図6に示すように、本体部68の端部651が突出する側とは反対側の外壁であってシャフト20の回転軸φ1方向にベース部64を投影したベース部投影面640と本体部68の外壁との重複部分680、または、本体部68の端部651が突出する側とは反対側の外壁であってシャフト20の回転軸φ1方向にモールド部65を投影したモールド部投影面650と本体部68の外壁との重複部分とは異なる外壁687に形成される。一実施形態によるアクセル装置1では、図6に示すように、モールド部投影面650はベース部投影面640に含まれるため、ゲート部70は、ベース部投影面640と本体部68の外壁との重複部分680とは異なる外壁687に形成される。なお、図5では、ゲート部70に相当する領域を二点差線で囲むことで示している。また、図6では、ベース部投影面640とモールド部投影面650とは、二点差線で示している。
また、検出部681は、ゲート部70が形成される外壁687とは反対側の外壁684に凹部685が設けられている。凹部685は、図6に示すように、外壁684に開口を有する有底筒状空間686を有している。有底筒状空間686の底面688は、検出部材67のゲート部70側の端面652を回転軸φ1に対して垂直な方向に延長してなる仮想面653よりゲート部70側に位置している。
接続部682は、検出部681とコネクタ部69とを接続するよう略L字状に設けられる。接続部682には、ターミナル部66がインサートされている。
コネクタ部69は、略有底筒状に形成される。コネクタ部69の内部には、ターミナル部66の他方の端部662が突出するよう設けられている。コネクタ部69は、図示しない外部装置の接続孔に嵌合するよう形成されている。
次に、回転角検出部60の製造方法について説明する。
最初に、ベース部64にホール素子62を実装する。
次に、ホール素子62が実装されたベース部64を樹脂材料によってモールドし、検出部材67を形成する。
次に、金型を用いた溶融樹脂の射出成形により、検出部材67及びターミナル部66をインサート成形し、本体部68を成形する。このとき、本体部68の外壁687には、溶融樹脂が注入される位置に形成されるゲート部70が形成される。また、ゲート部70に対応する金型のゲートから金型内に注入される溶融樹脂は、図6の点線白抜き矢印Fのように、本体部68の有底筒状空間686に対応する金型のピンに衝突しながら金型内に注入される。
これにより、回転角検出部60が完成する。
最初に、ベース部64にホール素子62を実装する。
次に、ホール素子62が実装されたベース部64を樹脂材料によってモールドし、検出部材67を形成する。
次に、金型を用いた溶融樹脂の射出成形により、検出部材67及びターミナル部66をインサート成形し、本体部68を成形する。このとき、本体部68の外壁687には、溶融樹脂が注入される位置に形成されるゲート部70が形成される。また、ゲート部70に対応する金型のゲートから金型内に注入される溶融樹脂は、図6の点線白抜き矢印Fのように、本体部68の有底筒状空間686に対応する金型のピンに衝突しながら金型内に注入される。
これにより、回転角検出部60が完成する。
次に、アクセル装置1の作動について説明する。
ペダル28が踏み込まれると、操作部材30は、ペダル28に加わる踏力に応じてシャフト20と一緒に回転軸φ1まわりにアクセル開方向へ回転する。このとき、操作部材30及びシャフト20が回転するには、戻りばね39及びヒステリシスばね59の付勢力によるトルクと、第1摩擦部材323及び第2摩擦部材58の摩擦力による抵抗トルクとの和よりも大きいトルクを生み出す踏力が必要となる。
第1摩擦部材323及び第2摩擦部材58の摩擦力による抵抗トルクは、ペダル28が踏み込まれるときペダル28のアクセル開方向への回転を抑制するように作用する。その結果、ペダル28の踏み込み時の踏力と回転角度との関係は、踏み戻し時に比べて、同じ回転角度であっても踏力が大きくなる。
ペダル28を踏み込んだ後、ペダル28の踏み込みを維持するには、戻りばね39及びヒステリシスばね59の付勢力によるトルクと、第1摩擦部材323及び第2摩擦部材58の摩擦力による抵抗トルクとの差よりも大きいトルクを生み出す踏力を加えればよい。すなわち、運転者は、ペダル28を踏み込んだ後、ペダル28の踏み込みを維持しようとする場合、踏力をいくらか緩めてもよい。第1摩擦部材323及び第2摩擦部材58の摩擦力による抵抗トルクは、ペダル28の踏み込みを維持するときにはペダル28のアクセル閉方向への回転を抑制するように作用する。
ペダル28の踏み込みをアクセル全閉位置側に戻すには、戻りばね39及びヒステリシスばね59の付勢力によるトルクと、第1摩擦部材323及び第2摩擦部材58の摩擦力による抵抗トルクとの差よりも小さいトルクを生み出す踏力を加えることになる。ここで、ペダル28を素早くアクセル全閉位置に戻す場合はペダル28の踏み込みを止めればよく、運転者に負担はかからない。すなわち、ペダル28の踏み込みを戻すときに運転者にかかる負担が少ない。第1摩擦部材323及び第2摩擦部材58の摩擦力による抵抗トルクは、ペダル28の踏み込みを戻すときにはペダル28のアクセル閉方向への回転を抑制するように作用する。
一実施形態によるアクセル装置1では、本体部68を形成するとき、本体部68の金型内には比較的高い圧力の溶融樹脂が注入される。このとき、注入される溶融樹脂の成形圧がベース部64やモールド部65などに直接作用しないように金型の特定の位置に設けられるゲートから溶融樹脂を注入する。このため、金型のゲートに対応する位置に形成されるゲート部70は、ベース部投影面640またはモールド部投影面650と本体部68の外壁とが重複する重複部分680とは異なる外壁687に形成される。すなわち、注入される溶融樹脂の成形圧が検出部材67に直接作用することを防止する。これにより、成形圧による検出部材67へのダメージを低減し、回転角検出部60の検出特性の劣化を防止することできる。したがって、検出部材67の破損を防止し、ホール素子62によるシャフトの20の回転角度の検出を確実に行うことができる。
また、アクセル装置1では、ゲート部70が形成される外壁687の反対側に開口を有する有底筒状空間686が設けられている。有底筒状空間686の底面688は、検出部材67のゲート部70側の端面652を回転軸φ1に垂直な方向に延長してなる仮想面653よりゲート部70側に位置している。本体部68を溶融樹脂の射出成形で成形するとき、ゲート部70に対応する金型のゲートから金型内に注入される溶融樹脂は、本体部68の有底筒状空間686に対応する金型のピンに衝突してから検出部681に対応する金型内の空間に流れ込む。これにより、溶融樹脂の成形圧が検出部材67に直接作用することなく検出部材67の端面652に間接的に作用することとなり、検出部材67の浮きを防止することができる。
(その他の実施形態)
(ア)上述の実施形態では、ゲート部は、モールド部投影面はベース部投影面に含まれるため、ベース部投影面と本体部の外壁との重複部分とは異なる本体部の外壁に形成されるとした。しかしながら、ゲート部が形成される位置はこれに限定されない。ベース部投影面がモールド部投影面に含まれる場合、ゲート部は、モールド部投影面と本体部の外壁とが重複する部分とは異なる位置の本体部の外壁に形成される。また、モールド部投影面とベース部投影面とは重複するもののモールド部投影面の一部がベース部投影面からはみ出しており、また、ベース部投影面の一部がモールド部投影面からはみ出している場合、ゲート部は、モールド部投影面またはベース部投影面と本体部の外壁との重複部分とは異なる位置の本体部の外壁に形成される。
(ア)上述の実施形態では、ゲート部は、モールド部投影面はベース部投影面に含まれるため、ベース部投影面と本体部の外壁との重複部分とは異なる本体部の外壁に形成されるとした。しかしながら、ゲート部が形成される位置はこれに限定されない。ベース部投影面がモールド部投影面に含まれる場合、ゲート部は、モールド部投影面と本体部の外壁とが重複する部分とは異なる位置の本体部の外壁に形成される。また、モールド部投影面とベース部投影面とは重複するもののモールド部投影面の一部がベース部投影面からはみ出しており、また、ベース部投影面の一部がモールド部投影面からはみ出している場合、ゲート部は、モールド部投影面またはベース部投影面と本体部の外壁との重複部分とは異なる位置の本体部の外壁に形成される。
(イ)上述の実施形態では、本体部には、ゲート部が形成される外壁とは反対側の外壁に有底筒状空間を有する凹部が設けられるとした。しかしながら、本体部に凹部は設けられなくてもよい。
(ウ)上述の実施形態では、回転角センサの本体部が有する有底筒状空間の底面は、検出部材のゲート部側の端面を回転軸に垂直な方向に延長してなる仮想面よりゲート部側に位置するとした。しかしながら、底面の位置はこれに限定されない。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1 ・・・アクセル装置、
5 ・・・車体、
10 ・・・支持部材、
20 ・・・シャフト、
60 ・・・回転角検出部、
62 ・・・ホール素子(磁気検出部)、
64 ・・・ベース部、
640 ・・・ベース部投影面、
65 ・・・モールド部、
650 ・・・モールド部投影面
68 ・・・本体部、
680 ・・・重複部分、
687 ・・・外壁(重複部分とは異なる本体部の外壁)、
70 ・・・ゲート部。
5 ・・・車体、
10 ・・・支持部材、
20 ・・・シャフト、
60 ・・・回転角検出部、
62 ・・・ホール素子(磁気検出部)、
64 ・・・ベース部、
640 ・・・ベース部投影面、
65 ・・・モールド部、
650 ・・・モールド部投影面
68 ・・・本体部、
680 ・・・重複部分、
687 ・・・外壁(重複部分とは異なる本体部の外壁)、
70 ・・・ゲート部。
Claims (3)
- 車体(5)に取付可能な支持部材(10)と、
前記支持部材に回転可能に支持されるシャフト(20)と、
前記シャフトの外壁に固定され前記シャフトと一体に回転するペダルボス部(32)と、
前記ペダルボス部に接続し運転者が踏み込み可能なペダル(28)と、
前記支持部材に対する前記シャフトの回転角度を検出し、前記シャフトの回転角度に応じた信号を外部に出力する回転角検出部(60)と、
前記シャフトの回転をアクセル閉方向に付勢する付勢部材(39)と、
を備え、
前記回転角検出部は、前記シャフトの回転に応じて変化する磁気を検出する磁気検出部(62)、前記磁気検出部が設けられるベース部(64)、前記磁気検出部と前記ベース部とをモールドするモールド部(65)、及び、金型を用いた溶融樹脂の射出成形によって前記ベース部と前記モールド部とがインサート成形される本体部(68)から形成され、
前記金型のゲートに対応する位置に形成されるゲート部(70)は、前記ベース部を前記シャフトの回転軸(φ1)方向に投影したベース部投影面(640)と前記本体部の外壁との重複部分(680)、または、前記モールド部を前記シャフトの回転軸方向に投影したモールド部投影面(650)と前記本体部の外壁との重複部分とは異なる外壁(687)に設けられることを特徴とするアクセル装置。 - 前記本体部は、前記ゲート部が設けられる前記重複部分とは異なる外壁の反対側の外壁(684)に開口を有する凹部(685)が設けられることを特徴とする請求項1に記載のアクセル装置。
- 前記凹部が有する有底筒状空間(686)は、底面(688)が前記ベース部の前記ゲート部側の端面を前記シャフトの回転軸に対して垂直な方向に延ばしてなる仮想面、または前記モールド部の前記ゲート部側の端面(652)を前記シャフトの回転軸に対して垂直な方向に延ばしてなる仮想面(653)より前記ゲート部側に位置するよう形成されることを特徴とする請求項2に記載のアクセル装置。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP2013139775A JP2015013501A (ja) | 2013-07-03 | 2013-07-03 | アクセル装置 |
DE102014212709.2A DE102014212709A1 (de) | 2013-07-03 | 2014-07-01 | Beschleunigervorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013139775A JP2015013501A (ja) | 2013-07-03 | 2013-07-03 | アクセル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015013501A true JP2015013501A (ja) | 2015-01-22 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013139775A Pending JP2015013501A (ja) | 2013-07-03 | 2013-07-03 | アクセル装置 |
Country Status (2)
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---|---|
JP (1) | JP2015013501A (ja) |
DE (1) | DE102014212709A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE112016004777T5 (de) | 2015-10-19 | 2018-07-12 | Denso Corporation | Objektmeldevorrichtung |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4591799B2 (ja) | 2008-03-19 | 2010-12-01 | 株式会社デンソー | アクセル装置 |
-
2013
- 2013-07-03 JP JP2013139775A patent/JP2015013501A/ja active Pending
-
2014
- 2014-07-01 DE DE102014212709.2A patent/DE102014212709A1/de not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112016004777T5 (de) | 2015-10-19 | 2018-07-12 | Denso Corporation | Objektmeldevorrichtung |
US10983188B2 (en) | 2015-10-19 | 2021-04-20 | Denso Corporation | Object notification apparatus |
Also Published As
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DE102014212709A1 (de) | 2015-01-08 |
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