JP2015089731A - アクセル装置 - Google Patents

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Noriyasu Kihara
則泰 鬼原
孝範 犬塚
Takanori Inuzuka
孝範 犬塚
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Abstract

【課題】 シャフト及びシャフトを回転可能に支持する軸受の偏摩耗を防止するアクセル装置を提供する。【解決手段】 ペダルと接続するシャフト20の一方の端部201は、軸受部13が有する軸受130に回転可能に支持されている。シャフト20の一方の端部201には、フランジ71がシャフト20の周方向に環状に設けられている。フランジ71の軸受部13側の壁面711は、軸受部13の内壁132の近傍に形成されている。これにより、壁面711と内壁132との間には、シャフト20の一方の端部201の外壁203と軸受130の内壁との間に形成される隙間210と支持部材の内部空間との間においてラビリンスシールとして機能する比較的幅の狭い隙間211が形成される。これにより、隙間210への異物の侵入を防止し、異物によるシャフト20や軸受130の偏摩耗を防止することができる。【選択図】 図4

Description

本発明は、アクセル装置に関する。
運転者によるペダルの踏込量に応じて車両の加速状態を制御するアクセル装置では、車体に取付可能な支持部材に回転可能に支持されているシャフトがペダルアームを介してペダルと接続されている。ペダルアームは、支持部材が有する開口に挿通されシャフトとペダルとを接続している。このため、外部の異物が当該開口を通って支持部材の内部に侵入する場合がある。特許文献1には、シャフトの径方向外側に複数の突部が設けられ、当該突部がシャフトの外壁と支持部材の内壁との間における異物の侵入を防止するラビリンスシールとして機能するアクセル装置が記載されている。
特願2012−010913号明細書
特許文献1に記載のアクセル装置では、シャフトの端部は、支持部材が有する軸受に回転可能に支持されている。このため、シャフトの端部の外壁と軸受の内壁との間には隙間が形成されており、当該隙間に異物が侵入すると、シャフトや軸受が偏摩耗する。シャフトや軸受が偏摩耗すると、シャフトの回転角を検出する回転角検出部が正常な回転角度を検出できなくなるおそれがある。
本発明の目的は、シャフト及びシャフトを回転可能に支持する軸受の偏摩耗を防止するアクセル装置を提供することにある。
本発明は、アクセル装置であって、車体に取付可能な支持部材と、支持部材が有する軸受に回転可能に支持されるシャフトと、シャフトの支持部材に軸受けされる端部の外壁に設けられ支持部材の壁面に沿うよう形成される環状部材を備えることを特徴とする。
本発明のアクセル装置では、シャフトの支持部材に軸受けされる端部の外壁に設けられる環状部材は、支持部材の壁面に沿うよう形成される。これにより、支持部材の壁面と環状部材の支持部材側の壁面との間に軸受けされているシャフトの端部の外壁と軸受の内壁との間に形成される隙間に連通する比較的狭い空間が形成される。当該比較的狭い空間は、軸受けされているシャフトの端部の外壁と軸受の内壁との間に形成される隙間に異物が侵入することを防止するラビリンスシールとして機能する。したがって、異物による軸受やシャフトの偏摩耗を防止することができる。
本発明の第1実施形態によるアクセル装置の側面図である。 図1のII−II線断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図2のIV部拡大図である。 本発明の第2実施形態によるアクセル装置の要部拡大図である。 本発明の第3実施形態によるアクセル装置の要部拡大図である。 本発明の第4実施形態によるアクセル装置の要部拡大図である。 本発明の第5実施形態によるアクセル装置の要部拡大図である。 本発明の第6実施形態によるアクセル装置の要部拡大図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるアクセル装置を図1〜図4に示す。アクセル装置1は、図示しない車両用エンジンのスロットルバルブのバルブ開度を決定するため車両の運転者が操作する入力装置である。アクセル装置1は、電子式であり、ペダル28の踏み込み量を表す電気信号を図示しない電子制御装置に伝達する。電子制御装置は、当該踏み込み量や他の情報に基づき図示しないスロットルアクチュエータによりスロットルバルブを駆動する。
アクセル装置1は、支持部材10、シャフト20、操作部材30、「付勢部材」としての戻りばね39、回転角検出部60及びヒステリシス機構部50等を備える。以下、図1から図3までの上側を「天側」、図1から図3までの下側を「地側」として説明する。
支持部材10は、ハウジング12、第1カバー16、第2カバー18から構成される。支持部材10は、シャフト20、戻りばね39、回転角検出部60、及びヒステリシス機構部50等を収容する内部空間11を形成する。支持部材10の地側には内部空間11と外部とを連通し、後述する操作部材30の可動範囲に対応する連通孔111が形成される。
ハウジング12は、シャフト20の一方の端部201を回転可能に軸受けする軸受部13、軸受部13に接続しアクセル装置1の正面側に位置にする正面部17、正面部17に対向する背面部15、及びアクセル装置1の天側で軸受部13と正面部17と背面部15とを接続する上面部14から構成される樹脂製の部材である。軸受部13及び上面部14の外壁には、ハウジング12に作用する外力に対する耐久性を維持するための網目状の凹凸が設けられている。
軸受部13には、シャフト20の一方の端部201が挿通される貫通孔が形成される。当該貫通孔内の空間には、シャフト20の一方の端部201が回転可能に設けられる。すなわち、貫通孔を形成する内壁がシャフト20の一方の端部201の軸受130となる。
ハウジング12には取付部121、122、123が形成される。取付部121、122、123には、ボルト孔がそれぞれ形成されている。ボルト孔に挿通される図示しないボルトにより、アクセル装置1は車体5に取り付けられる。
背面部15の地側には、凹状の全開ストッパ部19が形成される。全開ストッパ部19は、操作部材30に設けられる凸状の全開ストッパ31に当接すると操作部材30の回転角度をアクセル全開位置で規制する。アクセル全開位置は、運転者による操作部材30の踏み込み度合い、すなわち、アクセル開度が100[%]となるように設定される位置である。
第1カバー16及び第2カバー18は、軸受部13に対して略平行となるように設けられる。
第1カバー16は、上面部14、背面部15及び正面部17それぞれの軸受部13と接続する側とは反対側の端部に当接するように第2カバー18に係止される樹脂製部材である。第1カバー16は、内部空間11に異物が入ることを防止する。
第2カバー18は、背面部15及び正面部17それぞれの軸受部13と接続する反対側の端部にボルトにより固定される樹脂製部材である。第2カバー18の内壁には、シャフト20の他方の端部202を回転可能に支持する有底孔が形成される。すなわち、有底孔の内壁がシャフト20の他方の端部202の軸受180となる。第2カバー18は、内部空間11に異物が入ることを防止する。
シャフト20は、アクセル装置1の地側に水平方向に設けられる。シャフト20の一方の端部201には、回転角検出部60の一部が挿入されるセンサ挿入孔22が形成される。センサ挿入孔22を形成する内壁には、ヨーク221、及び、磁石222、223が設けられる。ヨーク221は、筒状の磁性体から形成されている。磁石222、223は、ヨーク221の径内方向でシャフト20の回転軸φ1を挟んで対向するように設けられている。ヨーク221、及び、磁石222、223は、シャフト20のセンサ挿入孔22を形成する端部をかしめることによって固定されている。
また、シャフト20の一方の端部201の径方向外側には、「環状部材」としてのフランジ71が設けられている。フランジ71は、シャフト20の周方向に環状に設けられ、軸受部13の「支持部材の壁面」としての内壁132に沿うよう形成されている。フランジ71は、シャフト20と一体に形成されている。フランジ71の軸受部13側の壁面711は、軸受部13の「支持部材の壁面」としての内壁132の近傍に形成されている。これにより、壁面711と内壁132との間には比較的幅の狭い隙間211が形成される。
シャフト20は、運転者の踏み込み操作に伴って操作部材30から入力されるトルクに応じ、アクセル全閉位置からアクセル全開位置までの所定角範囲を回転する。アクセル全閉位置は、運転者による操作部材30の踏み込み度合い、即ちアクセル開度が0[%]となるように設定される位置である。
以下、操作部材30が図3に示すアクセル全閉位置からアクセル全開位置側に向かう回転方向を「アクセル開方向」として記載する。また、操作部材30がアクセル全開位置からアクセル全閉位置側に向かう回転方向を「アクセル閉方向」として記載する。
操作部材30は、ペダルボス部32、アーム連結部34、ばね受け部35、及び、全閉ストッパ部36が一体に形成される回転体38、ペダル28、ペダルアーム26などから構成される。
ペダルボス部32は、環状に形成されている。ペダルボス部32は、軸受部13と第2カバー18との間に設けられ、シャフト20の外壁に例えば圧入により固定される。
ペダルボス部32の第2カバー18側の側面には、第1はす歯321が一体に形成される。第1はす歯321は、周方向で等間隔に複数形成される。第1はす歯321は、周方向でアクセル閉方向ほどヒステリシス機構部50のロータ54側に突き出し、先端部にアクセル閉方向へ向かうほどロータ54に接近する傾斜面を有する。
ペダルボス部32の軸受部13側の側面には、第1摩擦部材323が設けられる。第1摩擦部材323は、環状に形成され、シャフト20の径外方向でペダルボス部32と軸受部13の内壁132との間に設けられる。ペダルボス部32がロータ54から離間する方向、すなわち軸受部13の方向に押されるとき、ペダルボス部32は第1摩擦部材323と摩擦係合する。ペダルボス部32と第1摩擦部材323との間の摩擦力は、ペダルボス部32の回転抵抗となる。
アーム連結部34は、一端がペダルボス部32の径方向外側の側面に接続し、他端が連通孔111を通って支持部材10の外部に延びるように形成される。
全閉ストッパ部36は、ばね受け部35から内部空間11内の天方向に延びるように形成される。全閉ストッパ部36は、背面部15の内壁に当接するとき、ペダル28のアクセル閉方向への回転をアクセル全閉位置で規制する。
ばね受け部35は、ペダルボス部32から延びる全閉ストッパ部36の正面部17側に凸状に形成される。ばね受け部35は、戻りばね39の一端を係止する。
ペダルアーム26は、金属から略棒状に形成され、図1、3に示すように一方の端部がアーム連結部34に固定される。ペダルアーム26の他方の端部は、ペダル28に接続する。
操作部材30は、ペダル28を踏み込んだときの運転者の踏力をシャフト20の回転軸φ1を中心とする回転トルクに変換し、回転体38を介してシャフト20に伝達する。
ペダル28がアクセル開方向へ回転するとき、アクセル全閉位置を基点とするシャフト20のアクセル開方向への回転角度は増加し、この回転角度に対応するアクセル開度が増加する。また、ペダル28がアクセル閉方向へ回転するときシャフト20の回転角度は減少し、アクセル開度が減少する。
戻りばね39は、コイルばねから構成される。戻りばね39は、操作部材30をアクセル閉方向へ付勢する。戻りばね39が操作部材30に作用する付勢力は、操作部材30の回転角度、すなわちシャフト20の回転角度が大きいほど増大する。また、この付勢力は、操作部材30の回転位置に拘らず操作部材30及びシャフト20をアクセル全閉位置に復帰可能なように設定されている。
回転角検出部60は、ハウジング12の軸受部13の外壁131に設けられている。このとき、回転角検出部60が有するホール素子63は、シャフト20のセンサ挿入孔22に収容されている。
ホール素子63は、回転角検出部60がハウジング12の軸受部13に組み付けられると、磁石222、223が形成する磁界内に設けられる。シャフト20が回転すると、電流が流れているホール素子63に起電力が発生する。発生する起電力の大きさは、ホール素子63を貫く磁束密度の変化率に比例する。ホール素子63を貫く磁束密度は、シャフト20とともに磁石222、223が回転軸φ1まわりに回転することで変化する。回転角検出部60は、ホール素子63に発生する起電力に応じた電気信号をコネクタ部69を介して外部に出力する。コネクタ部69に接続する外部の電子制御装置は、入力される電気信号に基づいて、ホール素子63と磁石222、223との相対回転角度、すなわち、支持部材10に対するシャフト20の回転角度を検出する。
ヒステリシス機構部50は、ロータ54、第2摩擦部材58、及びヒステリシスばね59などから構成される。
ロータ54は、シャフト20の径外方向でペダルボス部32と第2カバー18の内壁との間に設けられる。ロータ54は、環状に形成され、シャフト20及びペダルボス部32に対し相対回転可能であり、かつ、ペダルボス部32に対し接近または離間可能である。ロータ54のペダルボス部32側の側面には、第2はす歯541が一体に形成される。第2はす歯541は、周方向で等間隔に複数形成される。第2はす歯541は、周方向でアクセル開方向ほどペダルボス部32側に突き出し、先端部にアクセル開方向へ向かうほどロータ54に接近する傾斜面を有する。
第1はす歯321及び第2はす歯541は、周方向で傾斜面同士が互いに当接しており、ペダルボス部32とロータ54との間で回転を伝達可能である。すなわち、ペダルボス部32のアクセル開方向への回転は、第1はす歯321及び第2はす歯541を介しロータ54に伝達可能である。また、ロータ54のアクセル閉方向への回転は、第2はす歯541及び第1はす歯321を介しペダルボス部32に伝達可能である。
また、第1はす歯321及び第2はす歯541は、ペダルボス部32の回転位置がアクセル全閉位置よりもアクセル全開位置側であるとき、傾斜面同士が係合しペダルボス部32とロータ54とを互いに離間させる。このとき、第1はす歯321は、ペダルボス部32のアクセル全閉位置からの回転角度が増すほど大きい力でペダルボス部32をハウジング12側に押す。また、第2はす歯541は、ペダルボス部32のアクセル全閉位置からの回転角度が増すほど大きい力でロータ54を第2カバー18側に押す。
第2摩擦部材58は、環状に形成され、シャフト20の径外方向でロータ54と第2カバー18の内壁との間に設けられる。ロータ54がペダルボス部32から離間する方向、すなわち第2カバー18の方向に押されるとき、ロータ54は第2摩擦部材58と摩擦係合する。ロータ54と第2摩擦部材58との間の摩擦力はロータ54の回転抵抗となる。
ヒステリシスばね59は、コイルばねから構成される。ヒステリシスばね59の一端は、ロータ54の天側に形成される係止部52に係止される。また、ヒステリシスばね59の他端は、正面部17の内壁に係止される。ヒステリシスばね59は、ロータ54をアクセル閉方向へ付勢する。ヒステリシスばね59の付勢力は、ロータ54の回転角度が大きいほど増大する。ヒステリシスばね59の付勢力によりロータ54が受けるトルクは、第2はす歯541及び第1はす歯321を介しペダルボス部32に伝達される。
次に、アクセル装置1の作動について説明する。
ペダル28が踏み込まれると、操作部材30は、ペダル28に加わる踏力に応じてシャフト20と一緒に回転軸φ1を中心としてアクセル開方向へ回転する。このとき、操作部材30及びシャフト20が回転するには、戻りばね39及びヒステリシスばね59の付勢力によるトルクと、第1摩擦部材323及び第2摩擦部材58の摩擦力による抵抗トルクとの和よりも大きいトルクを生み出す踏力が必要となる。
第1摩擦部材323及び第2摩擦部材58の摩擦力による抵抗トルクは、ペダル28が踏み込まれるときペダル28のアクセル開方向への回転を抑制するように作用する。その結果、ペダル28の踏み込み時の踏力と回転角度との関係は、踏み戻し時に比べて、同じ回転角度であっても踏力が大きくなる。
ペダル28を踏み込んだ後、ペダル28の踏み込みを維持するには、戻りばね39及びヒステリシスばね59の付勢力によるトルクと、第1摩擦部材323及び第2摩擦部材58の摩擦力による抵抗トルクとの差よりも大きいトルクを生み出す踏力を加えればよい。すなわち、運転者は、ペダル28を踏み込んだ後、ペダル28の踏み込みを維持しようとする場合、踏力をいくらか緩めてもよい。第1摩擦部材323及び第2摩擦部材58の摩擦力による抵抗トルクは、ペダル28の踏み込みを維持するときにはペダル28のアクセル閉方向への回転を抑制するように作用する。
ペダル28の踏み込みをアクセル全閉位置側に戻すには、戻りばね39及びヒステリシスばね59の付勢力によるトルクと、第1摩擦部材323及び第2摩擦部材58の摩擦力による抵抗トルクとの差よりも小さいトルクを生み出す踏力を加えることになる。ここで、ペダル28を素早くアクセル全閉位置に戻す場合はペダル28の踏み込みを止めればよく、運転者に負担はかからない。すなわち、ペダル28の踏み込みを戻すときに運転者にかかる負担が少ない。第1摩擦部材323及び第2摩擦部材58の摩擦力による抵抗トルクは、ペダル28の踏み込みを戻すときにはペダル28のアクセル閉方向への回転を抑制するように作用する。
一般に、アクセル装置では、シャフトを回転可能に支持するため、軸受されるシャフトの外壁と軸受の内壁との間に隙間が形成される。外部や支持部材の内部空間の異物がこの隙間に入ると、軸受されるシャフトの外壁と軸受の内壁との間の隙間に異物が挟み込まれ、シャフトの回転によって軸受やシャフトが偏摩耗する。軸受やシャフトが偏摩耗すると、回転角検出部がシャフトの正常な回転角度を検出できなくなるおそれがある。
第1実施形態によるアクセル装置1では、回転角検出部60が組み付けられる軸受部13の内壁132の近傍にフランジ71が設けられる。フランジ71の軸受部13側の壁面711と軸受部13の内壁132との間には比較的幅の狭い隙間211が形成されている。隙間211は、シャフト20の一方の端部201の外壁203と軸受130の内壁との間に形成される隙間210と、支持部材10の内部空間11(図2参照)との間において、ラビリンスシールとして機能する。これにより、アクセル装置1の外部や支持部材10の内部空間11にある異物が隙間210に入りにくくなり、軸受130に対してシャフト20が回転するときなどに異物によってシャフト20や軸受130が傷つくことを防止する。したがって、シャフト20や軸受130の偏摩耗を防止することができる。また、シャフト20や軸受130の偏摩耗を防止することにより、回転角検出部60はシャフト20の正常な回転角度を検出することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態によるアクセル装置を図5に基づいて説明する。第2実施形態は、フランジの形状が第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態によるアクセル装置では、「環状部材」としてのフランジ72は、環状部721及び突部722から形成されている。フランジ72は、環状部721及び突部722がシャフト20と一体に形成されている。
環状部721は、シャフト20の周方向に環状に設けられ、軸受部13の内壁132に沿うよう形成されている。環状部721の軸受部13側の壁面723は、軸受部13の内壁132の近傍に形成されている。これにより、壁面723と内壁132との間には比較的幅の狭い隙間211が形成される。
突部722は、環状部721の径方向外側の端部から軸受部13に向かって突出するよう設けられている。突部722は、環状に形成され、軸受部13の内壁132に形成されている環状の溝212に挿入されている。これにより、突部722の壁面724と溝212の内壁133との間には比較的幅が狭い屈曲状の隙間が形成される。
第2実施形態によるアクセル装置では、突部722の壁面724と溝212の内壁133との間に形成される屈曲状の隙間及び隙間211は、隙間210と内部空間11との間において、ラビリンスシールとして機能する。これにより、第2実施形態によるアクセル装置は、第1実施形態の効果に加え、隙間210への異物の侵入をさらに防止し、シャフトや軸受の偏摩耗を防止することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態によるアクセル装置を図6に基づいて説明する。第3実施形態は、軸受部に形成される溝の形状が第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第3実施形態によるアクセル装置では、「環状部材」としてのフランジ73は、環状部731及び突部732から形成されている。フランジ73は、環状部731及び突部732がシャフト20と一体に形成されている。
環状部731は、シャフト20の周方向に環状に設けられ、軸受部13の内壁132に沿うよう形成されている。環状部731の軸受部13側の壁面733は、軸受部13の内壁132の近傍に形成されている。これにより、壁面731と内壁132との間には比較的幅の狭い隙間211が形成される。
突部732は、環状部731の径方向外側の端部から軸受部13に向かって突出するよう設けられている。突部732は、環状に形成され、軸受部13の内壁132に形成されている環状の溝213に挿入されている。
溝213は、第1底壁134、二つの第2底壁135、136、及び、二つの側壁137、138により形成されている。
第1底壁134は、環状に形成され、突部732の軸受部13側の端面734に対向する位置に設けられる。
第2底壁135は、環状に形成される第1底壁134の径方向外側に設けられる。第2底壁135は、図6に示すように、第1底壁134に比べ内壁132から離れた位置に環状に形成されている。第2底壁135は、側壁137と第1底壁134の径方向外側とを接続し、溝213の隅に空間217を形成する。
第2底壁136は、環状に形成される第1底壁134の径方向内側に設けられる。第2底壁136は、図6に示すように、第1底壁134に比べ内壁132から離れた位置に環状に形成されている。第2底壁136は、側壁138と第1底壁134の径方向内側とを接続し、溝213の隅に空間218を形成する。
側壁137は、シャフト20の回転軸φ1に対して略平行に形成される。側壁137は、シャフト20から視て溝213の径方向外側を形成する。
側壁138は、シャフト20の回転軸φ1に対して略平行に形成される。側壁138は、シャフト20から視て溝213の径方向内側を形成する。
第3実施形態によるアクセル装置では、突部732の端面734、側壁735、736と溝213の第1底壁134、第2底壁135、136、及び、側壁137、138との間に形成される屈曲状の隙間、及び、隙間211は、隙間210と内部空間11との間においてラビリンスシールとして機能する。
さらに、溝213では、第2底壁135、136が形成する空間217、218を隅に有している。これにより、側壁137と突部732の側壁735との間、または、側壁138と突部732の側壁736との間を流れる空気に乗って移動する異物が、空間217、218に捕集される。これにより、第3実施形態によるアクセル装置は、第1実施形態の効果に加え、隙間210への異物の侵入をさらに防止し、シャフトや軸受の偏摩耗を防止することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態によるアクセル装置を図7に基づいて説明する。第4実施形態は、軸受部に形成される溝の数及びフランジの形状が第2実施形態と異なる。なお、第2実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第4実施形態によるアクセル装置では、「環状部材」としてのフランジ74は、環状部741及び二つの突部742、743から形成されている。フランジ74は、環状部741及び突部742、743がシャフト20と一体に形成されている。
環状部741は、シャフト20の周方向に環状に設けられ、軸受部13の内壁132に沿うよう形成されている。環状部741の軸受部13側の壁面744は、軸受部13の内壁132の近傍に形成されている。これにより、壁面744と内壁132との間には比較的幅の狭い隙間211が形成される。
突部742は、環状部741の径方向外側の端部から軸受部13に向かって突出するよう設けられている。突部742は、環状に形成され、軸受部13の内壁132に形成されている環状の溝212に挿入されている。これにより、突部742の壁面745と溝212の内壁133との間には比較的幅が狭い屈曲状の隙間が形成される。
また、突部743は、突部742とシャフト20の一方の端部201との間の環状部741に設けられている。突部743は、軸受部13に向かって突出するよう設けられている。突部743は、環状に形成され、軸受部13の内壁132に形成されている溝212とは別の環状の溝214に挿入されている。これにより、突部743の壁面746と溝214の内壁139との間には比較的幅が狭い屈曲状の隙間が形成される。
第4実施形態によるアクセル装置では、突部742の壁面745と溝212の内壁133との間に形成される屈曲状の隙間、突部743の壁面746と溝214の内壁139との間に形成される屈曲状の隙間、及び、隙間211は、隙間210と内部空間11との間においてラビリンスシールとして機能する。第4実施形態では、第2実施形態に比べ、軸受部13に形成される溝及びフランジに設けられる突部が複数設けられるため、屈曲状の隙間が複数形成される。これにより、第4実施形態によるアクセル装置は、第2実施形態の効果に加え、隙間210への異物の侵入をさらに防止し、シャフトや軸受の偏摩耗を防止することができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態によるアクセル装置を図8に基づいて説明する。第5実施形態は、カバー部材が設けられている点が第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第5実施形態によるアクセル装置では、シャフト20の一方の端部201の径方向外側に「環状部材」としてのカバー部材75が設けられている。カバー部材75は、軸受部13の内壁132に沿うよう形成されている。
カバー部材75は、弾性材料から環状に形成されている。カバー部材75は、図8に示すように、径方向内側の端部751から径方向外側に向かうに従って軸受部13に向かうよう湾曲している。カバー部材75の径方向内側の端部751は、シャフト20の一方の端部201の径方向外側に形成されている接続部204に固定されている。カバー部材75の径方向外側の「環状部材の一方の端部」としての端部752は、軸受部13の内壁132に当接する。このとき、カバー部材75の付勢力によって径方向外側の端部752は内壁132に押し付けられる。
第5実施形態によるアクセル装置では、カバー部材75の軸受部13側の壁面と軸受部13の内壁132との間に比較的幅の狭い隙間が形成される。この比較的幅の狭い隙間は、隙間210と内部空間11との間において、ラビリンスシールとして機能する。これにより、第5実施形態によるアクセル装置は、第1実施形態と同じ効果を奏する。
また、軸受部13の内壁132に当接するカバー部材75によって隙間210と内部空間11との間を一定程度遮断する。これにより、隙間210に異物が侵入することをさらに防止することができる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態によるアクセル装置を図9に基づいて説明する。第6実施形態は、カバー部材の形状が第5実施形態と異なる。なお、第5実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第6実施形態によるアクセル装置では、シャフト20の一方の端部201の径方向外側に「環状部材」としてのカバー部材76が設けられている。
カバー部材76は、環状部761、及び、環状部761に接続する複数の「環状部材の一方の端部」としての線状部762から構成され、これらが弾性材料から一体となるよう形成されている。カバー部材75は、軸受部13の内壁132に沿うよう形成されている。
環状部761は、シャフト20の径方向外側に設けられるよう環状に形成され、シャフト20の接続部204に固定されている。
「環状部材の一方の端部」としての線状部762は、環状部791の径方向外側に接続し放射状に設けられている線状部位である。線状部762の環状部761と接続する側と反対側の端部は、軸受部13の内壁132に当接している。このとき、線状部762の付勢力によって環状部761と接続する側と反対側の端部は内壁132に押し付けられる。
第6実施形態によるアクセル装置では、カバー部材76の軸受部13側の壁面と軸受部13の内壁132との間に比較的幅の狭い隙間が形成される。この比較的幅の狭い隙間は、隙間210と内部空間11との間において、ラビリンスシールとして機能する。これにより、第6実施形態によるアクセル装置は、第1実施形態と同じ効果を奏する。
また、軸受部13の内壁132に当接するカバー部材76によって隙間210と内部空間11との間を一定程度遮断する。これにより、隙間210に異物が侵入することをさらに防止することができる。
(その他の実施形態)
(ア)第2実施形態では、溝は一個形成されるとした。第4実施形態では、溝は二個形成されるとした。しかしながら、形成される溝の数はこれに限定されない。三個以上あってもよい。
(イ)第3実施形態では、第2底壁は、第1底壁の径方向内側と径方向外側とに設けられるとした。しかしながら、第2底壁が設けられる位置及び数はこれに限定されない。溝の略中央に設けられてもよいし、設けられる数は一個であってもよい。第2底壁が一個形成される場合、溝の径方向外側の側壁と第1底壁とを接続する位置に第2底壁があると、支持部材の内部空間からシャフトと軸受との間の隙間に向かって入る異物を捕集しやすくなり、シャフトと軸受との間の隙間への異物の侵入をさらに防止することができる。
(ウ)第5、6実施形態では、カバー部材は、弾性材料から形成されるとした。しかしながら、カバー部材を形成する材料はこれに限定されない。径方向内側の端部がシャフトの径方向外側の端部に接続し、径方向外側の端部が軸受部の内壁に当接可能なよう設けられればよい。
(エ)上述の実施形態では、ヒステリシス機構部を有するとした。しかしながら、ヒステリシス機構部はなくてもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1 ・・・アクセル装置、
5 ・・・車体、
10 ・・・支持部材、
132 ・・・内壁(支持部材の壁面)、
20 ・・・シャフト、
28 ・・・ペダル、
30 ・・・操作部材、
39 ・・・戻りばね(付勢部材)、
60 ・・・回転角検出部、
71、72、73、74・・・フランジ(環状部材)。
75、76 ・・・カバー部材(環状部材)。

Claims (9)

  1. 車体(5)に取付可能な支持部材(10)と、
    前記支持部材が有する軸受(130)に回転可能に支持されるシャフト(20)と、
    前記シャフトに接続し運転者が踏み込み可能なペダル(28)を有する操作部材(30)と、
    前記支持部材に対する前記シャフトの回転角度を検出し、前記シャフトの回転角度に応じた信号を外部に出力する回転角検出部(60)と、
    前記シャフトの回転をアクセル閉方向に付勢する付勢部材(39)と、
    前記シャフトの前記支持部材に軸受けされる端部(201)の外壁(203)に設けられ、前記支持部材の壁面(132)に沿うよう形成される環状部材(71、72、73、74、75、76)と、
    を備えることを特徴とするアクセル装置。
  2. 前記環状部材は、前記シャフトと一体に形成されるフランジ(71、72、73、74)であることを特徴とする請求項1に記載のアクセル装置。
  3. 前記フランジ(72、73、74)は、前記支持部材が有する溝(212、213、214)に挿入される突部(722、732、742)を有することを特徴とする請求項2に記載のアクセル装置。
  4. 前記フランジ(74)は、複数の前記突部(722、742)を有し、
    複数の前記突部は、前記支持部材が有する複数の前記溝(212、214)のそれぞれに挿入されることを特徴とする請求項3に記載のアクセル装置。
  5. 前記溝は、前記突部の前記支持部材側の端面(734)に対向する位置に設けられる第1底壁(134)及び第2底壁(135)から形成され、
    前記第2底壁は、前記第1底壁に比べ前記支持部材の内壁より離れた位置に設けられることを特徴とする請求項3または4に記載のアクセル装置。
  6. 前記第2底壁は、前記溝の隅を形成することを特徴とする請求項5に記載のアクセル装置。
  7. 前記環状部材(75、76)の一方の端部(752、762)は、前記支持部材の壁面(132)に当接することを特徴とする請求項1に記載のアクセル装置。
  8. 前記環状部材は、前記シャフトの回転軸を中心として放射状に設けられる複数の線状部(762)を有することを特徴とする請求項7に記載のアクセル装置。
  9. 前記環状部材は、弾性材料から形成されることを特徴とする請求項7または8に記載のアクセル装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017029941A1 (ja) * 2015-08-14 2017-02-23 株式会社デンソー アクセル装置

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