JP2012098848A - ペダル装置 - Google Patents

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則泰 鬼原
Takanori Inuzuka
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Abstract

【課題】ペダルアームの全閉位置を規定するストッパに異物が入り込むことを抑制可能なペダル装置を提供する。
【解決手段】ハウジング20の内壁に回転不能に設けられる固定柱30の径外側で、環状部材40は固定柱30に対し回転可能に設けられる。環状部材40に接続されるペダルアーム10は、運転者の踏力を操作部11に受けて回転する。運転者の踏込み操作によりペダルアーム10が回転する方向と反対方向にスプリング50はペダルアーム10を付勢する。固定柱30の径外方向の外壁に凹部60が形成される。この凹部60と径方向に向き合う環状部材40の内壁にストッパ61が設けられる。凹部60の内壁にストッパ61が当接することでペダルアームのY方向の回転が制限される。環状部材40により凹部60が塞がれるので、凹部60とストッパ61との間に異物が入り込むことを抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のアクセル操作等に用いられるペダル装置に関する。
従来、運転者によるペダルアームの踏込量に応じて車速状態を制御するペダル装置が知られている。特許文献1に記載のペダル装置は、ハウジングの内壁に設けられた軸受にペダルアームが回転可能に取り付けられている。ペダルアームは、ハウジングに形成された開口部からハウジングの外側に延びる操作部に運転者の踏力を受けて回転する。運転者の踏込み操作によりペダルアームが回転する方向と反対方向へスプリングがペダルアームを付勢している。
ハウジングの開口部に設けられた当接部と、ペダルアームの外壁に設けられたストッパとが当接することで、スプリングの付勢力によるペダルアームの回転が制限される。これにより、運転者がペダルアームに踏力を与えていないとき、ペダルアームは全閉位置に保持される。このとき、ペダルアームの回転を検出する回転角センサから電子制御ユニット(ECU)へペダルアームが全閉位置にあることを示す信号が出力される。これにより、ECUはエンジンに加速の指示を停止する。
特開2007−299137号公報
しかしながら、特許文献1のペダル装置は、ハウジングの当接部とペダルアームのストッパとがハウジングの外側に露出している。このため、ペダルアームが踏み込み操作されたとき、砂又は石などの異物が当接部とストッパとの間に入り込むおそれがある。この箇所に異物が入り込むと、運転者がペダルアームに与える踏力を解除したとき、ペダルアームが全閉位置に戻らないことが懸念される。この場合、回転角センサから車両のECUへペダルアームが所定量回転していることを示す信号が出力され、ECUが運転者の意図に反し、エンジンを加速状態に制御する。これにより、運転者に不安または危険を感じさせるおそれがある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ペダルアームの全閉位置を規定するストッパに異物が入り込むことを抑制することの可能なペダル装置を提供することにある。
上述した課題を解決するため、請求項1に係る発明によると、車体に取り付け可能なハウジングの内壁に固定部が回転不能に設けられる。この固定部の径外側又は径内側に摺接する回転部は、固定部に対し回転可能に設けられる。回転部に接続されるペダルアームは、ハウジングに設けられた開口からハウジングの外側に延びる操作部に運転者の踏力を受けて回転する。付勢手段は、運転者の踏込み操作によりペダルアームが回転する方向と反対方向にペダルアームを付勢する。固定部及び回転部の径方向に向き合う壁面のいずれか一方に凹部が形成される。固定部及び回転部の径方向に向き合う壁面のいずれか他方から突出するストッパが、凹部の内壁に当接することで付勢手段の付勢力によるペダルアームの回転を制限する。
固定部及び回転部は、ハウジングの内側に設けられている。このため、ハウジングの外側から異物がハウジング内に侵入し、凹部とストッパとの間に入り込むことを抑制することができる。
さらに、固定部と回転部との間のクリアランスは、回転部が回転可能な程度に小さい。このため、凹部とストッパは、固定部と回転部に遮蔽され、外側から略見えない位置に形成される。したがって、凹部とストッパとの間に異物が入り込むことを抑制することができる。
これにより、運転者がペダルアームに与える踏力を解除したとき、付勢手段の付勢力によりペダルアームは全閉位置に確実に戻される。このとき、ペダルアームの回転を検出する回転角センサから車両のECUへペダルアームが全閉位置にあることを示す信号が出力され、ECUはエンジンへ加速指示を停止する。したがって、ペダル装置の安全性を高めることができる。
請求項2に係る発明によると、凹部は、付勢手段の付勢力により固定部と回転部とが摺接する摺接部が形成される範囲を除く部分に設けられる。これにより、固定部と回転部による軸受機能が凹部及びストッパにより阻害されることなく、固定部と回転部とが滑らかに摺接する。したがって、ペダルアームが円滑に回転運動し、操作フィーリングを維持することができる。
請求項3に係る発明によると、凹部は、付勢手段の付勢力により固定部と回転部とが摺接する摺接部が形成される範囲の径方向反対側に設けられる。これにより、固定部と回転部による軸受機能を確実に維持することができる。
請求項4に係る発明によると、固定部は、ハウジングの内壁に回転不能に設けられる固定柱である。一方、回転部は、固定柱の径外側で、固定柱に対し回転可能に設けられる環状部材である。固定柱の径外方向の外壁及び環状部材の径内方向の内壁のいずれか一方に凹部は設けられ、固定柱の径外方向の外壁及び環状部材の径内方向の内壁のいずれか他方にストッパは形成される。固定柱と環状部材との間のクリアランスは、環状部材が回転可能な程度に小さく形成されるので、凹部とストッパとの間に異物が入り込むことを抑制することができる。
請求項5に係る発明によると、固定部は、ハウジングの内壁に設けられる軸受部である。一方、回転部は、軸受部の径内側で、軸受部に対し回転可能に設けられる回転軸部材である。軸受部の径内方向の内壁及び回転軸部材の径外方向の外壁のいずれか一方に凹部は形成され、軸受部の径内方向の内壁及び回転軸部材の径外方向の外壁のいずれか他方にストッパは設けられる。軸受部と回転軸部材との間のクリアランスは、回転軸部材が回転可能な程度に小さく形成されるので、凹部とストッパとの間に異物が入り込むことを抑制することができる。
本発明の第1実施形態によるペダル装置の断面図である。 図1のII−II線の断面図である。 図1のIII方向の矢視図であり、ハウジングを除いた部分拡大図である。 図1のIV方向の矢視図であり、ハウジングを除いた部分拡大図である。 図3のV−V線の断面図である。 本発明の第2実施形態によるペダル装置の断面図である。 本発明の第3実施形態によるペダル装置の断面図である。 図7のVIII−VIII線の断面図である。 図7のIX方向の矢視図であり、ハウジングを除いた部分拡大図である。 図9のX−X線の断面図である。 本発明の第4実施形態によるペダル装置の断面図である。 本発明の第5実施形態によるペダル装置の断面図である。 図12のXIII−XIII線の断面図である。 図12のXIV方向の矢視図であり、ハウジングを除いた部分拡大図である。 図14のXV−XV線の断面図である。 本発明の第6実施形態によるペダル装置の断面図である。 図16のXVII−XVII線の断面図である。 図16のXVIII方向の矢視図であり、ハウジングを除いた部分拡大図である。 図18のXIX−XIX線の断面図である。
以下、本発明による複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるペダル装置を図1〜図5に示す。
ペダル装置1は、車両に搭載され、運転者によるペダルアーム10の踏み込み量に応じてエンジンの運転状態を制御する。本実施形態のペダル装置1は、アクセルバイワイヤ方式を採用しており、ペダルアーム10の回転角度を図示しない回転角センサで電気信号に変換し、車両のECUに出力する。ECUは、回転角センサからの信号及び車両のスピード情報等に基づいてスロットル装置及びインジェクタの噴射量等、エンジンの各部を制御する。
図1及び図2に示すように、ペダル装置1は、ペダルアーム10、ハウジング20、固定部としての固定柱30、回転部としての環状部材40、付勢手段としてのスプリング50、及びストッパ61などを備えている。
ハウジング20は、例えば樹脂から略箱状に形成されている。ハウジング20は、底板21、天板22及び側板23等を有している。ハウジング20の底板21は、ボルトなどにより、車体に取り付け可能である。
ハウジング20には、ペダルアーム10が挿通する開口部24が形成されている。開口部24は、ペダルアーム10が全閉位置と全開位置との間を回転可能な大きさに形成されている。
なお、図1では、ペダルアーム10が全閉位置にある状態を示している。
ハウジング20の側板23の内壁には、円筒状に凹む嵌合穴25が設けられている。この嵌合穴25に略円柱状の固定柱30が例えば圧入等により固定されている。固定柱30は、ハウジング20に対し回転不能に設けられている。
固定柱30は、嵌合穴25に圧入される小径部31と、この小径部31より径の大きい大径部32とを有し、一体に形成されている。小径部31と大径部32との間の段差面33は、側板23の内壁に当接している。
固定柱30の大径部32の径外側に、円環状の環状部材40が設けられている。環状部材40の内径は、大径部32の外径より僅かに大きく形成されている。したがって、環状部材40は、大径部32の径外方向の外壁に摺接し、ハウジング20及び固定柱30に対し回転可能である。
環状部材40の外壁にペダルアーム10が接続している。ペダルアーム10は、ハウジング20の開口部24からハウジング20の外側に延びている。ペダルアーム10の端部に運転者の踏力を受ける操作部11が取り付けられている。ペダルアーム10は操作部11に運転者の踏力を受けて回転する。
ペダルアーム10の回転は、図示しない回転角センサによって検出される。回転角センサは、環状部材40に設けられた図示しない磁石と、固定柱30に設けられた図示しないホールIC等から構成される。環状部材40の回転に伴って磁界の向きが変化することで、ホールICを通過する磁束密度が変化する。ホールICは、磁束密度の変化を電気信号に変換し、その電気信号をECUへ伝送する。これにより、ECUは、ペダルアーム10の回転角を検出し、エンジンの運転状態を制御する。
環状部材40のペダルアーム10と径方向反対側にスプリング受部12が設けられている。本実施形態では、環状部材40とペダルアーム10とスプリング受部12とが、一体に形成されている。
スプリング受部12とハウジング20の天板22との間にスプリング50が設けられている。スプリング50は、圧縮コイルスプリングであり、軸方向に伸びる力を有している。スプリング50は、運転者の踏込み操作によりペダルアーム10が回転する方向と反対方向にペダルアーム10を付勢している。
以下、運転者の踏込み操作に伴う踏力の増加によりペダルアーム10が回転する方向をX方向といい、その反対方向をY方向という。
図1及び図4に示すように、固定柱30の大径部32の径外方向の外壁には、中心軸に向けて凹む凹部60が形成されている。一方、環状部材40には、環状部材40の径内方向の内壁から、凹部60に向けて突出するストッパ61が設けられる。ストッパ61は、凹部60の回転方向の一方の内壁に当接することで、ペダルアーム10のY方向の回転を制限する。したがって、ストッパ61と凹部60の内壁との当接により、ペダルアーム10の全閉位置が規定される。
凹部60は、大径部32の軸方向の一端から環状部材40の径内側に形成されている。また、凹部60は、回転方向の距離が、ペダルアーム10の回転によりストッパ61が移動する範囲以上に形成されている。
ストッパ61は、環状部材40の軸方向の一端から他端まで延びている。なお、ストッパ61は、環状部材40の一部に設けられていてもよい。
ここで、凹部60を大径部32のみに形成し、小径部31を円柱状に形成することで、小径部31を側板23の嵌合穴25に確実に圧入することが可能になる。
なお、環状部材40の軸方向に延長し、環状部材40の軸方向の端面が側板23の内壁と摺接するように構成してもよい。これにより、環状部材40によって凹部60が塞がれるので、凹部60に異物が入り込むことを抑制することができる。
図5に示すように、スプリング50の付勢力Fは、スプリング受部12を底板21側へ付勢する。これにより、環状部材40も矢印F1に示すように、底板21側に付勢される。したがって、固定柱30と環状部材40とは、天板22側で摺接する。本実施形態では、ペダルアーム10は、約20°回転する。このため、固定柱30と環状部材40との摺接する摺接部100は環状部材40に約20°の範囲で形成される。凹部60及びストッパ61は、摺接部100の径方向反対側に設けられる。なお、凹部60及びストッパ61は、摺接部100が形成される範囲を除く部分に設けられればよい。これにより、固定柱30と環状部材40による軸受機能が維持され、固定柱30の外壁と環状部材40の内壁とが摺接部100において滑らかに摺接する。
ストッパ61が設けられた環状部材40は、固定柱30の軸方向の一方から固定柱30の径外側に外挿される。大径部32の径外側で、環状部と側板23との間に円環状の摩擦板70を外挿してもよい(図4参照)。固定柱30と環状部材40との間のクリアランスの軸方向の一方を摩擦板70が塞ぐことで、凹部60に異物が入り込むことを抑制することができる。その後、固定柱30の小径部31を側板23の嵌合穴25に圧入する。
ペダル装置1の作動を説明する。
図1に示すように、運転者がペダルアーム10に踏力を印加していない状態において、凹部60の内壁とストッパ61とが当接し、ペダルアーム10は全閉位置に維持される。この場合、エンジンが運転状態であると、回転角センサは、ペダルアーム10が全閉位置にあることを示す信号をECUへ出力する。
運転者がペダルアーム10に踏力を印加すると、ペダルアーム10はX方向に回転する。この場合、回転角センサは、ペダルアーム10が所定量回転していることを示す信号をECUへ出力する。
本実施形態のペダル装置1は、以下の作用効果を奏する。
本実施形態では、固定柱30の径外方向の外壁に形成された凹部60の内壁に、環状部材40の径内方向の内壁から突出するストッパ61が当接することで、ペダルアーム10の全閉位置が規定される。固定柱30及び環状部材40は、ハウジング20の内側に設けられているので、ハウジング20の外側から凹部60とストッパ61との間に異物が入り込むことを抑制することができる。
本実施形態では、凹部60は、環状部材40の内壁、摩擦板70、側板23などにより遮蔽され、外側から見えない位置に設けられている。また、固定柱30と環状部材40との間のクリアランスは、環状部材40が回転可能な程度に小さい。このため、凹部60とストッパ61との間に異物が入り込むことを抑制することができる。したがって、運転者がペダルアーム10に与える踏力を解除したとき、凹部60の内壁とストッパ61とが確実に当接するので、ペダルアーム10はスプリング50の付勢力により全閉位置に確実に戻される。このとき、回転角センサからECUへペダルアーム10が全閉位置にあることを示す信号が出力され、ECUはエンジンへ加速指示を停止する。この結果、ペダル装置1の安全性を高めることができる。
本実施形態では、凹部60は、固定柱30と環状部材40とが摺接する摺接部100に対し、径方向反対側に設けられる。これにより、固定柱30と環状部材40による軸受機能が凹部60又はストッパ61により阻害されることなく、固定柱30の外壁と環状部材40の内壁とが摺接部100において滑らかに摺接する。したがって、ペダルアーム10が円滑に回転運動することで、操作フィーリングを維持することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図6に示す。以下、複数の実施形態において、上述した第1実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態は、第1実施形態の変形例である。本実施形態のペダル装置2では、環状部材40の径内方向の内壁に凹部60が形成され、固定柱30の径外方向の外壁にストッパ61が設けられている。
この構成においても、上述した第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図7〜図10に示す。本実施形態では、ペダル装置3は、固定部としての軸受部35、回転部としての回転軸部材45などを備えている。
軸受部35は、円環状に形成され、ハウジング20の側板23の内壁に設けられている。軸受部35と側板23とは一体に形成されている。したがって、軸受部35はハウジング20に対し回転不能である。
回転軸部材45は、円柱状に形成され、軸方向の両端が軸受部35の径内側に挿入されている。回転軸部材45の外径は、軸受部35の内径より僅かに小さい。したがって、回転軸部材45は、軸受部35の径内方向の内壁に摺接し、軸受部35に対し回転可能である。
回転軸部材45の外壁に接続するペダルアーム10は、ハウジング20の開口からハウジング20の外側に延び、操作部11に運転者の踏力を受けて回転する。
ペダルアーム10の回転は、図示しない回転角センサによって検出される。回転角センサは、回転軸部材45の軸方向の一端に設けられた図示しない磁石と、ハウジング20の側板23に設けられた図示しないホールIC等から構成される。回転軸部材45の回転に伴って磁界の向きが変化することで、ホールICを通過する磁束密度が変化する。ホールICは、磁束密度の変化を電気信号に変換し、その電気信号をECUへ伝送する。
回転軸部材45の径外方向の外壁には、中心軸側に向けて凹む凹部60が形成されている。凹部60は、軸方向の大きさが、回転軸部材45が軸受部35に挿入される範囲にのみ形成されている。
一方、凹部60と径方向に向き合う軸受部35の径内方向の内壁には、凹部60に向けて突出するストッパ61が設けられる。ストッパ61と凹部60の内壁とが当接することで、ペダルアーム10のY方向の回転が制限される。
図10に示すように、スプリング50の付勢力Fは、スプリング受部12を底板21側へ付勢する。これにより、回転軸部材45も矢印F1に示すように、底板21側に付勢される。したがって、軸受部35と回転軸部材45とは、底板21側で摺接する。凹部60及びストッパ61は、軸受部35と回転軸部材45とが摺接する摺接部100に対し、径方向反対側に設けられる。これにより、軸受部35と回転軸部材45による軸受機能が達成され、軸受部35の内壁と回転軸部材45の外壁とが摺接部100において滑らかに摺接する。この結果、操作フィーリングを維持することができる。
本実施形態では、回転軸部材45の径外方向の外壁に凹部60が形成され、この凹部60と径方向に向き合う軸受部35の径内方向の内壁にストッパ61が設けられる。回転軸部材45及び軸受部35は、ハウジング20の内側に設けられているので、ハウジング20の外側から凹部60とストッパ61との間に異物が入り込むことを抑制することができる。
また、凹部60は、軸受部35の内壁、回転軸部材45の外壁、側板23により遮蔽されている。回転軸部材45と軸受部35との間のクリアランスは、回転軸部材45が回転可能な程度に小さい。このため、凹部60とストッパ61との間に異物が入り込むことを抑制することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態を図11に示す。本実施形態は、第3実施形態の変形例である。本実施形態のペダル装置4では、軸受部35の径内方向の内壁に凹部60が形成され、回転軸部材45の径外方向の外壁にストッパ61が設けられている。
回転軸部材45は、軸受部35に挿入される小径部46と、この小径部46より径の大きい大径部47とを有している。小径部46と大径部47との間の段差面48により、凹部60の軸方向の開口が塞がれている。
この構成においても、上述した第1〜第3実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態を図12〜図15に示す。本実施形態では、ペダル装置5は、第1、第2実施形態と同様、固定部としての固定柱30、回転部としての環状部材40などを備えている。
スプリング受部13は、環状部材40と開口部24との間で、ペダルアーム10の底板21側に設けられている。本実施形態において、スプリング受部13とペダルアーム10と環状部材40とは、一体に形成されている。
スプリング受部13と底板21との間にスプリング50が設けられている。スプリング50は、軸方向に伸びる力を有し、ペダルアーム10をY方向に付勢している。
固定柱30の大径部32の径外方向の外壁に凹部60が形成されている。環状部材40の径内方向の内壁にストッパ61が設けられている。
図15に示すように、スプリング50の付勢力Fは、スプリング受部13を天板22側へ付勢する。これにより、環状部材40も矢印F1に示すように、天板22側に付勢される。このため、固定柱30と環状部材40とは、底板21側で摺接する。凹部60及びストッパ61は、固定柱30と環状部材40とが摺接する摺接部100に対し径方向反対側に設けられる。したがって、固定柱30と環状部材40による軸受機能が達成され、固定柱30の外壁と環状部材40の内壁とが摺接部100において滑らかに摺接する。
本実施形態においても、第1〜第4実施形態と同様、固定柱30及び環状部材40は、ハウジング20の内側に設けられているので、ハウジング20の外側から凹部60とストッパ61との間に異物が入り込むことを抑制することができる。また、固定柱30と環状部材40とのクリアランスは小さいので、凹部60とストッパ61との間に異物が入り込むことを抑制することができる。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態を図16〜図19に示す。本実施形態では、ペダル装置6は、第3、第4実施形態と同様、固定部としての軸受部35、回転部としての回転軸部材45などを備えている。
スプリング受部13は、第5実施形態と同様、環状部材40と開口部24との間で、ペダルアーム10の底板21側に設けられている。
回転軸部材45の径外方向の外壁に凹部60が形成されている。軸受部35の径内方向の内壁にストッパ61が設けられる。
図19に示すように、スプリング50の付勢力Fは、スプリング受部13を天板22側へ付勢する。これにより、回転軸部材45も矢印F1に示すように、天板22側に付勢される。このため、軸受部35と回転軸部材45とは、天板22側で摺接する。凹部60及びストッパ61は、軸受部35と回転軸部材45とが摺接する摺接部100に対し、径方向反対側に設けられる。したがって、軸受部35と回転軸部材45による軸受機能が達成され、軸受部35の内壁と回転軸部材45の外壁とが摺接部100において滑らかに摺接する。
本実施形態においても、第1〜第5実施形態と同様、軸受部35及び回転軸部材45は、ハウジング20の内側に設けられているので、ハウジング20の外側から凹部60とストッパ61との間に異物が入り込むことを抑制することができる。また、軸受部35と回転軸部材45とのクリアランスは小さいので、凹部60とストッパ61との間に異物が入り込むことを抑制することができる。
(他の実施形態)
上述した複数の実施形態では、車両のアクセル操作に用いられるペダル装置について説明した。これに対し、本発明は、車両のブレーキ操作に用いられるペダル装置に適用してもよい。
上述した第1、第4実施形態では、固定部に凹部60を形成し、回転部にストッパ61を設けた。一方、第2、第3実施形態では、固定部にストッパ61を設け、回転部に凹部60を形成した。このように、第5、第6実施形態においても、ストッパと凹部は、固定部と回転部のどちらに設けてもよい。
上述した第1、第2、第5実施形態では、ペダルアーム10とスプリング受部12,13と環状部材40とを一体で形成した。これに対し、本発明は、ペダルアームに接続する環状部材と、スプリング受部に接続する環状部材とを設け、その2個の環状部材が共に回転するように構成することで、ペダルアームとスプリング受部とを別体で形成してもよい。
また、第3、第4、第6実施形態では、ペダルアーム10とスプリング受部12,13と回転軸部材45とを一体で形成した。これに対し、本発明は、ペダルアームに接続する回転軸部材と、スプリング受部に接続する回転軸部材とを設け、その2個の回転軸部材が共に回転するように構成することで、ペダルアームとスプリング受部とを別体で形成してもよい。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
1,2,3,4,5,6・・・ペダル装置
10 ・・・ペダルアーム
11 ・・・操作部
20 ・・・ハウジング
30 ・・・固定柱(固定部)
35 ・・・軸受部(固定部)
40 ・・・環状部材(回転部)
45 ・・・回転軸部材(回転部)
50 ・・・スプリング(付勢手段)
60 ・・・凹部
61 ・・・ストッパ
100 ・・・摺接部

Claims (5)

  1. 車体に取り付け可能なハウジングと、
    前記ハウジングの内壁に回転不能に設けられる固定部と、
    前記固定部の径外側又は径内側に摺接し、前記固定部に対し回転可能に設けられる回転部と、
    前記回転部に接続され、前記ハウジングに設けられた開口から前記ハウジングの外側に延びる操作部に運転者の踏力を受けて回転するペダルアームと、
    運転者の踏込み操作により前記ペダルアームが回転する方向と反対方向に前記ペダルアームを付勢する付勢手段と、
    前記固定部及び前記回転部の径方向に向き合う壁面のいずれか一方に形成される凹部と、
    前記固定部及び前記回転部の径方向に向き合う壁面のいずれか他方から突出し、前記凹部の内壁に当接することで前記付勢手段の付勢力による前記ペダルアームの回転を制限するストッパと、を備えることを特徴とするペダル装置。
  2. 前記凹部は、前記付勢手段の付勢力により前記固定部と前記回転部とが摺接する摺接部が形成される範囲を除く部分に設けられることを特徴とする請求項1に記載のペダル装置。
  3. 前記凹部は、前記付勢手段の付勢力により前記固定部と前記回転部とが摺接する摺接部が形成される範囲の径方向反対側に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載のペダル装置。
  4. 前記固定部は、前記ハウジングの内壁に回転不能に設けられる固定柱であり、
    前記回転部は、前記固定柱の径外側で、前記固定柱に対し回転可能に設けられる環状部材であり、
    前記凹部は、前記固定柱の径外方向の外壁及び前記環状部材の径内方向の内壁のいずれか一方に形成され、
    前記ストッパは、前記固定柱の径外方向の外壁及び前記環状部材の径内方向の内壁のいずれか他方に設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のペダル装置。
  5. 前記固定部は、前記ハウジングの内壁に回転不能に設けられる軸受部であり、
    前記回転部は、前記軸受部の径内側で、前記軸受部に対し回転可能に設けられる回転軸部材であり、
    前記凹部は、前記軸受部の径内方向の内壁及び前記回転軸部材の径外方向の外壁のいずれか一方に形成され、
    前記ストッパは、前記軸受部の径内方向の内壁及び前記回転軸部材の径外方向の外壁のいずれか他方に設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のペダル装置。
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