JPS5889362A - 真空密着包装用フイルム - Google Patents

真空密着包装用フイルム

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JPS5889362A
JPS5889362A JP18863181A JP18863181A JPS5889362A JP S5889362 A JPS5889362 A JP S5889362A JP 18863181 A JP18863181 A JP 18863181A JP 18863181 A JP18863181 A JP 18863181A JP S5889362 A JPS5889362 A JP S5889362A
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JP
Japan
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layer
ethylene
vacuum
adhesive
film
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JP18863181A
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English (en)
Inventor
片桐 幹夫
弘司 河野
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Mitsui Polychemicals Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Polychemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、真空密着包装用フィルムに関する。
更に詳しくは、異種材料に対して真空密着包装が可能で
あ)、かつビールオープン性を示す包装用フィルムに関
する。
真空密着包装技術は、比較的近年発達してきた包装シス
テムであり、その概要は図面の第1図および第2図次示
される。用いられる真空密着包装機1は、基本的には上
部ボックス2および下部ボックス3からなる真壁チャン
バー4、前記上部ボックス上方に設けられ九上部シリン
ダー5に保持されることにより上部ボックス内を上下に
昇降し侍る通気孔6を穿設した熱板γ、前記下部ボック
ス下方に設けられた下部シリンダー8に保持されること
により下部ボックス内を上下に昇降し得る定板9および
真空ポンプ接続管10 、 10’、I O’、10”
力・ら構成されている。
真空密着包装は、次のようにして行われる。まず、上部
ボックスが下部ボックスから離され、その状態の下部ボ
ックス内部の定板上に台シート11および被包装!11
2を順次載置し、その後下部ボックス上li!iI縁部
13に包装用フィルム14を固定させることによって、
下部ボックス上面全体を覆う。その後、上部ボックスを
その下周縁部16が前記下部ボックス上周縁部に接する
位置迄下降させ、上部ボックス中の空気を真空ポンプ(
図示せず)によって上記真空ポンプ接続管(1o、10
’)から排気する。この上方への排気に伴う減圧によシ
、包装用フィルムは既に加熱されている通気孔を有する
熱板に密着し、加熱される。次いで、下部ボックス中の
空気を真空ポンプ(図示せず)によって下部真空ポンプ
接続管(I O’、10’)から排気し、真空チャンバ
ー全体を真空状態とする。
このようにして第1図に示される状態の操作が行われた
後、第2図に示されるように、下部シリンダーを上昇さ
せて定板を押し上げ、同時に上部ボックス内を常圧に戻
すことによって、加熱されたフィルムを台シートに密着
させて被包装物を包み込み、しかる後に熱板を上方に取
シ去る。
このように真空密着包装では、包装が真空系内で行われ
るため、台となるフィルム乃至シートは、いわゆるスキ
ンバックに用いられている台紙のように多孔質のもので
ある必要はなく、被包装物を完全に密封することが可能
である。このために、スキンバックが雑貨や玩具などの
包装用途に主として用いられるのに対し、真空密着包装
はハム、ソーセージ、食肉、魚類などの食品の包装に多
く用いられている。
ところで、こうした用途に用いられる真空密着包装材料
としては、従来台になるプラスチックフィルム乃至シー
トのシール層と包装用フィルムとノシールには、同一の
樹脂が用いられてきておへ千の代表的な例は次の表IK
示される如くである。
表  1 例   台フィルム乃至シート         包装
用フィルム1  ポリスチレン:/EVA(シール層)
   (シーA/R71) gVA/’フイオノマー注
)IIA  :エチレンー酢酸ビニル共重合体EVAL
 :エチレンー酢酸ビニル共1合体けん化物これらの組
合せによる真空密着包装を行なった場合、シール面は減
圧による密着効果と加熱による同一樹脂シール層同士の
相互融着から十分に溶着されておシ、強固なシール強度
を有している。
従って、その部分の開封に際しては、人の手の力だけで
は容易に行なえず、通常は包丁その他の刃を 物よってフィルムを切シ裂き、内容物を取シ出している
しかるに、近年は、包装材料に対して内容物保護性だけ
では力く、使用時の開封性の容易さ、開封後の開封部の
外観の良さなどの機能もマ友求められるようKなってき
ており、従来の同一樹脂を台フィルム乃至シートおよび
包装フィルムの両方のシール層に用いた包装材料では、
これらの要求を満足させることができないのが現状であ
る。
本発明者らは、実用上十分なヒートシール強度を与え、
内容物保護性の要求を十分満たすばがシではなく、使用
時に人の手で容易に開封が可能であり、かつ開封がシー
ル材料同士の界面剥離によってなされ、開封部にシール
層樹脂の破壊断片が残らないいわゆるビールオープン性
を示す真空密着包装用フィルムを求めて種々検討の結果
、後記の如き特定の接着樹脂層および表面樹脂層または
更にその中間にガスバリヤ一層を積層してなるフィルム
が、かかる目的に十分適合し得ることを見中した。また
、この真空密着包装用フィルムは、シールの相手となる
台プラスチックフィルム乃至シートのシール面が、高密
度ボリエ・チレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、アイオノマーなど
のいずれであっても十分なシール強度を発現させること
を可能ならしめるばかりではなく、シール対象物がアル
ミニウム箔によって代表される金属箔の場合にも同様の
効果を有することが見出された。
従って、本発明は各種のプラスチックフィルム乃至シー
トあるいは金属箔などに対する熱接着性を示し、かつ冷
却後に熱接着面が界面剥離性を示す接着樹脂層を有する
真空密着包装用フィルムに係り、この包装用フィルムは
、粘着付与剤を含有するエチレン−ビニルエステル共重
合体またはエチレンー不飽和カルボン酸エステル共重合
体からなる接着樹脂層囚およびエチレン系重合体、ポリ
プロピレンまたはポリアミドからなる表面樹脂層03)
を積層してなり、あるもは粘着付与剤を含有するエチレ
ン−ビニルエステル共重合体を九はエチレンー不飽和カ
ルボン酸エステル共重合体からなる接着樹脂層(4)、
ガスバリヤ一層(C)およびエチレン系重合体、ポリプ
ロピレンまたはポリアミドからなる表面樹脂層03)を
積層してなり、真9密着包装に際しては接着樹脂層に)
が被包装物側となるようにしてこの包装用フィルムが用
いられる。
接着樹−脂層(4)は、粘着付与剤を含有するエチレン
−ビニルエステル共重合体またはエチレンー不飽和カル
ボン酸エステル共重合体からなるが、エチレン−ビニル
エステル共重合体としてはエチレ7と酢Hビニル、プロ
ピオン酸ビニルなどとの共重合体が、またエチレンー不
飽和カルボン酸エステル共重合体としてはエチレンとア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル
、アクリル酸イソブチル、メタクリル酸メチル、メタク
リル酸エチル、メタクリル酸ブチルなどとの共重合体が
用いられる。とれらのエチレン系共重合体において、エ
チレンと共重合された共単量体は約3〜35重量%の割
合で含有されていることが望ましい、共単量体の含有量
がこれよシ少ないと、台プラスチックフィルム乃至シー
トあるいは金属箔衣どとの接着性が十分〜ではなく、ま
たこれ以上では、成形性、ブロッキング性、腰の強さな
ど用いられるフィルム層自体に問題がみられるようにな
る。これらの共重合体は、1種または2種以上が適宜用
いられる。
これらのエチレン系共重合体は、それらの接着目的を阻
害しない範囲において、他の樹脂とブレンドして用いる
ことができる。ブレンドされる樹脂としては、例えばポ
リエチレ/、エチレン−α−オレフイ/共重合体、例え
ばエチレンとプロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、
ヘキセン−1、オクテン−1,3−メチルブテン−1,
3,3−ジメチルブテン−1,4−メチルペンテン−1
などとの共重合体が挙げられ、特に低結晶性のものが好
んで用いられる。そして、これらの樹脂は、一般に約1
〜40重量%の範囲内の割合でブレンドされる。
これらのエチレン系共重合体またはそのブレンド体に含
有される粘着付与剤としては)脂肪族系炭化水素樹脂、
脂肪族系炭化水素樹脂、芳香族系炭化水素樹脂、ポリテ
ルペン系樹脂、ロジン類、スチレン系樹脂などが挙けら
れる。
脂肪族系炭化水素樹脂の例としては、ブチ/−1、イン
ブチレン、ブタジェン、1−3−ペンタゲニンなどのC
4〜C6モノま九はジオレフィンを主成分とする重合体
などが挙け゛られる。脂肪族系炭化水素樹脂の例として
は、スペント04〜C6留分中のジエン成分を環化二量
体化後重合させた樹脂、シクロペンタジェンなどの褒状
モノマーを重合させた樹脂、芳香族系炭化水素樹脂を核
内水添し九樹脂などが挙げられる。芳香族系炭化水素樹
脂の例としては、ビニルトルエン、インデン、α−メチ
ルスチレンなどのCビニル芳香族炭化水素を生成分とし
た樹脂などが挙げられる。ポリテルペン系樹脂の例とし
ては、α−ピネン重合体、β−ピネン重合体、ジペンテ
ン重合体、テルペン−フェノール共重合体、α−ピネン
−フェノール共重合体などが挙げられる。ロジン類の例
としては、ロジン、重合ロジン、水添ロジン、ロジング
リセリンエステルおよびその水添物または重合物、ロジ
ンペンタエリスリトールエステルおよびその水添物また
は重合物などが挙げられる。また、スチレン系樹脂の例
としては、スチレン系単量体の重合体、スチレン−オレ
フィン共重合体、ビニルトルエン−α−メチルスチレン
共重合体などが挙けられる。
これらの粘着付与剤のエチレン系共重合体への添加割合
は、エチレン系共重合体中の共単量体の共重合割合、粘
着付与剤の種類、要求される台フィルム乃至シートの接
着強度などによっても変るが、一般に約3〜40重量%
、好ましくは約6〜30電置%の範囲内にある。
接着樹脂層中には、ブロッキング防止剤を添加しておく
ことが好ましく、かかるブロッキング防止剤として、飽
和または不飽和の脂肪畝アミド、飽和または不飽和の脂
肪酸ビスアミド、ポリアルキレングリコール、水添ひま
し油、高級脂肪酸のポリオールエステルま九は無機質粉
末などの1種ま九tli2種以上が用いられる。
脂肪酸アミドとしては、08〜C2aの飽和直鎖脂肪#
1またはモノ不飽和脂肪酸のアミドが好ましく、具体的
にはバルミチン酸ア電ド、ステアリン酸アミド、ヘヘニ
ン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アきドま九は
これらの混合物などが好んで用いられる。また、脂肪酸
アミドとして、オレイルパルミトアミド、ステアリルエ
ルカミドの如き2級アミドを用いることもできる。脂肪
酸ビスアミドとしては、C8〜C□のN、N’−メチレ
ンビスアミドまたtiN、N’−エチレンビスアミドを
主体とするもので、その中でステアリン酸1.ベヘニン
酸、オレイン酸、エルカ酸などのメチレンビスアミドま
たはステアリン酸、オレイン酸、エルカ酸などのエチレ
ンビスアミドが好んで用いられる。加工性改良剤として
は、これ以外にポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコールなどのポリアルキレングリコール;水添ひ
まし油;高級脂肪酸のグリセリンエステル、ソルビタン
エステルなどのポリオールエステル;シリカ;タルクな
どの無機質粉末なども用いられ今、これらのブロッキン
グ防止剤の粘着付与剤含有エチレン系共重合体への添加
割合は、エチレン系共重合体中の共単量体の共重合割合
、粘着付与剤の種類および濃度、ブロッキング防止剤の
種類、表面樹脂層を形成する樹脂の種類などKよっても
変るが、一般に約300〜20000ppm、好ましく
は約ユooo〜110000ppの&曲内にある。
これらの粘着付与剤およびブロッキング防止剤のエチレ
ン系共重合体への添加は、単軸押出機、2軸押用機、バ
ンバリーミキサ−、ニーダ−、インテンシイプ ミキサ
ーなどの混線機を用いて行われる。
一方、本発明に係る真空密着包装用フィルムの表面樹脂
層0)を形成する樹脂としては、エチレン糸重合体、ポ
リプロピレンまたはポリアミドが用いられる。エチレン
系1合体としては、ポリエチレン、エチレン−α−オレ
フィン共重合体、エチレン−ビニルエステル共重合体、
エチレンー不飽和カルボン酸エステル共重合体、エチレ
ンー不飽和カルボン酸共1合体またはその金属イオン中
和物などが用いられる。
ポリエチレンとしては、任意の製造法、例えば高圧ラジ
カル重合法、中低圧気相重合法、溶液型これに少量の他
の共単量体を共重合させた共重合体が用いられる。
エチレン−〇−オレフィン共重合体としては、エチレン
とプロピレン、ブテン−11ペンテン−11ヘキセン−
1、オクテン−1,3−メチル−ブテン−1,3,3−
ジメチルブテンーユ、4−メチルペンテン−1などとの
共重合体が挙げられる。
エチレン−ビニルエステル共重合体およびエチレンー不
飽和カルボン酸共重合体については、接着樹脂層(ト)
で用いられたものと同様の範囲のものが用いられる。
エチレンー不飽和カルボン酸恭重合体としては、エチレ
ンとアクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、イタコ
ン酸、マレイン酸、フマル酸なとのα、β−不飽和カル
ボン酸との共重合体が用いられる。また、その金属イオ
ン中和物としては、ナトリウム、カリウム、リチウム、
銅(1価および2価)、ヘリリウム、マグネシウム、カ
ルシウム、コバルト、亜鉛、アルミニウムなどの金属イ
オンによって部分的にまたは完全に中和された共重合体
が用いられる。
更に1ポリプロピレンとしては、プロピレンの単独重合
体のみならず、これに少量のエチレンやブテン−1など
を共重合させた共重合体も用いることができる。また、
ポリアミドとしては、ナイロン−6、ナイロン−11、
ナイロン−12、ナイロン66、ナイロン−610、ナ
イロン−67ナイロンー66、ナイロン−667ナイロ
ンー610などが用いられる。
これらの表面樹脂層φ)K用いられる樹脂は、根本的に
はフィルム化が可能で、通常の真空密着包装ができる伸
びと伸度とを有していれば、41に分子量や結晶化度に
制限されず、任意のものを使用することができる。
本発明に係る真空密着包装用フィルムは、基本的には前
記接着樹脂層に)および表面樹脂層幅)の積層物より力
るが、ガスバリヤ−性、防湿性、強度、腰の強さなどを
より改善させるために、これらの樹脂層間にガスバリヤ
一層(C)を設け、更にこれらの樹脂層間tたはこれら
の各樹脂層とガスバリヤ一層との関に接着性樹脂層の)
を設けて、各層間の接着性をより改善させることも゛で
きる。
カスバリヤ一層(C)ハ、ポリビニルアルコール、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体のけん化物(好ましくはエチ
レン含有量が約20〜50モル%で、けん化度が約90
%以上のもの)、ポリ塩化ビニリデンなどの樹脂層から
なシ、接着性脂層囚と表面樹脂層幅)との間に積層され
る。
接着性樹脂層0))は、エチレン−酢酸ビニル共重合体
のけん化物(好ましくはエチレン含有量が約)0〜98
モル%で、けん化度が約50%以上の1))%エチレン
ービニルエステル共重合体、エチレンー不飽和カルボン
酸共重合体またはその金属イオン中和物、ポリオレフィ
ンまたはオレフィン系共重合体への不飽和カルボンi1
1ま九はその酸無水物グラフト共重合体などからなシ、
接着性樹脂層(ト)と表面樹脂層φ)との間、これらの
樹脂層間に設けられたガスバリヤ−6層(C)と接着性
樹脂層に)との関または表面樹脂層(B)との間あるい
はそれらの両方にそれぞれ積層させて用いられる。
各層間の積層は、令層が樹脂または樹脂組成物からなる
場合には、一般に公知の共押出インフレーションフィル
ム成形機、共押出キャストフィルム成形機などを用いて
、一工程で製造することができる。この他に1表面樹脂
層俤)を形成する単体フィルムまたは表面樹脂層幅)/
接着性中間層の)/ガスバリヤ一層(C)の構成によっ
て代表される共押出フィルムを予め製造しておき、これ
に接着樹脂層(ト)K相当する樹脂組成物を押出コーテ
ィングする方法を採用することができる。更に、表面樹
脂層幅)を含むフィルムに対し、接着樹脂層に)を含む
多層の溶融ウェブを共押出コーティングするととKよっ
ても、本発明の包装用フィルムを製造することができる
かかる真空密着包装用フィルムを用いての真空密着包装
では、接着樹脂層に)が被包装物側となるようKして、
換言すれば被包装物を載置し九台フィルム乃至シートに
接するようにして用いられる。
台フィルム乃至シートは、1層であってもよく、あるい
は2層以上のフィルム乃至シートであってもよい0台フ
ィルム乃至シートのシール層を形成させるものとしては
、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン
、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、アイオノマー
などのプラスチックが例示されるがこれに限られるもの
ではなく、アルミニウム箔などの金属箔を用いることも
可能である。1層の台フィルム乃至シートとしては、こ
れらのプラスチック製のフィルム乃至シートをその11
あるいは延伸して用いることができる。
更に、金属箔を単独で用いることもできる。まえ、2層
以上の台フィルム乃至シートとしては、アルミニウム箔
などの金属箔、不織布、セロファン、紙など一般に包装
材料として使用されているものの単独または複合材料の
表面に1前記シール材料からなるシール層を形成させた
ものが用いられる。
真空密着包装祉、前述の如き真空密着包装機などを用い
て行われるが、粘着付与剤を含有する接着樹脂層お−よ
び適切な強度および伸水を有する表面倒脂層から基本的
に構成される本発明の包装用フィルムを用いた場合には
、実用上十分なシール強度を有し、内容物保謙性を満足
させながら、かつ使用時に易開封性を示すという従来は
困難とされていたこれらの特性を両立させることを可能
とする。更に、本発明に係る包装用フィルムは、真空密
着包装でシールできる相手の台フィルム乃至シートの材
質を広い範囲から選択できるという特徴を有してお9、
台フィルム乃至シートが習っても同一構成の包装用フィ
ルムが使用できるという適用上の大きなメリットを有し
ている。
次に、実施例について本発明を説明する。
実施例1 接着樹脂層(4)を形成させるために、エチレン−酢酸
ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量19重量%、メルト
インデックス&5)80重量%および粘着付与剤として
の脂肪族系炭化水素樹脂CII球法軟化点100℃)2
0重量%の混合物にエルカ醸アミド2000 ppm 
ttfJ@混合した樹脂組成物を、を九表面樹脂層の)
を形成させるために1エチレン−メタクリル酸共重合体
(メタクリル酸含有量15重量%)のナトリウム塩(中
和度60%、メルトインデックスα9)であるアイオノ
マーを、回層が20μ、φ)層が80μ、総厚100μ
の共押出フィルムとなるように、共押出インフレーショ
ンフィルム成形装置を用いて成形を行なり九。
このときの(4)層樹脂組成物の押出温度は160℃で
あシ、ノ)層樹脂の押出温度は200℃であり、またダ
イ温度は200℃であるように設定し良。
この共押出フィルムについて、次の如くにして真空密着
包装を行ない、その接着強度を測定した。
即ち、真空密着包装機(古川製作所製インタフトム加熱
温度120℃、真空時間18秒間の条件下で、前記フィ
ルムを台シートに接着させた。その結果、いずれの台シ
ートを用いた場合にも、被包装物は確実に台シートKI
定されていた。このときのフィルムと台シートとの間の
接着強度を、引張試験機を用い、剥離速度3004傍、
剥離角度180”の条件下で測定した0表2にその結果
が示される如く、フィルムはいずれの台シートに対して
も十分な接着強度を有しているばかシではなく、引張試
験における界面剥離の剥離面にはいかなる樹脂の破壊断
脂も残存させていないことが認められた。
表  2 台シート      同厚さ−) 接着強&(11A5
闘)硬質ポリ塩化ビニル   150     930
ポリスチレン       l      90δポリ
プロピレン      l      600硬質アル
ミニウム箔    50     510実施例2 接着樹脂層に)を形成させる喪めに、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体(酢酸ビニル含有量19重量%、メルトイ
ンデックス15)50重量%、低結晶性エチレン−ブテ
ン−1共重合体(ブテン−1含有量10モル%、密度α
8877/an3) 30重量%および粘着付与剤とし
ての脂肪族系炭化水素樹脂(環球法軟化点100℃)2
0重量%の混合物にオレイン酸アミド3000 pp(
Hを溶融混合した樹脂組成物を、また表面樹脂層側)を
形成させる良めに、エチレン−メタクリル酸共重合体(
メタクリル酸含有量10重量%)のナトリウム塩(中和
度55%、メルトインデックス13)であるアイオノマ
ーをそれぞれ用い、実施例堵同様にして共押出フィルム
の成形を行なつ喪。
との共押出フイ四ムについて、実施例1と同様にして真
空密着包装およびその接着強度の測定を行なつ九。表3
にその結果が示される如く、フィルムはいずれの1層台
シートに対しても十分な接着強度を有しているはかシで
はなく、引張試験における界面剥離の剥離面にはいかな
る樹脂の破壊断面を4残存させていないことが認められ
た。
表  3 台シート     同厚さC)  接着強度(□5鵡)
硬質ポリ塩化ビニル   150     885ポリ
スチレン      l      895ポリプロピ
レン     #       650実施例3 接着樹脂層に)を形成させるために実施例1で用いられ
九樹脂組成物(ただし、脂肪族系炭化水素樹脂の環球法
軟化点はl15℃)t、接着性中間層争)を形成させる
友めに、エチレン−酢酸ビニル共重合体のけん化物(武
田薬品工業製品デュミツンD−159)20重量%およ
びエチレン−酢酸ビニル共血合体(酢酸ビニル含有量1
9重量%)sol量%の溶ll!lIa合物を、ガスバ
リヤ一層(C)を形成させる九めにエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体のけん化物(クラレ製品エバールF)を、前
記接着性中間層の)を形成させるために前記溶融混合物
を、また表面樹脂層φ)を形成させるために実施例2で
用いられたアイオノマーを、囚)層20μ/Φ)層10
μ/(C)層15μ、乍)層ユOμカ)層80μ、総厚
135μの共押出フィルムとなるように、共押出キャス
トフィルム成形装置を用いて成形を行なつ九。このとき
の■層樹脂組成物の押出温度は160℃であシ、φ)層
の溶融混合物、(C)層および(B)層の樹脂の押出温
度はいずれも200℃であり、またダイ温度は200℃
であるように設定した。
この共押出フィルムについて、実施例1と同様にして真
空密着包装(ただし、真空時間は22秒間)およびその
接着強度の測定な行なった。いずれの1層台シートを用
いた場合にも、被包装物は確実に台シートに固定されて
い友。また表4にその結果が示される如く、フィルムは
いずれの台シートに対しても十分な接着強度含有してい
るばかりではなく、引張試験における界面剥離の剥離向
にいかなる樹脂の破壊断片をも残存させていないことが
認められた。
表  4 硬質ポリ塩化ビニル   16o      g63ポ
リスチレン      #       920ポリプ
ロピレン      #       3’70硬質ア
ルミニウム箔    50     530実施例番 接着樹脂層(ト)を形成させるために、実施例1で用い
られた樹脂組成物(ただし、脂肪族系炭化水素樹脂の環
球法軟化点は115℃)K更にシリカ300 Q 1)
pmを添力O・したものを、!&着着生中間層)を形成
させるために実施例1で用いられたアイオノマーを、1
7’j表面樹脂層(B)を形成させるために16/66
共重合ナイロン(東し製品アミランCM6041)を、
回層が20μ、Φ)層が40μ、0)層が10μ、総厚
フOμの共押出フィルムとなるように1共押出インフレ
ーシヨン成形装置を用いて成形を行なった。このときの
Q層樹脂組成物およびΦ)層樹脂の押出温度はいずれも
180℃であり、φ)層樹脂の押出温fは230℃であ
シ、ま九ダイの温度は230℃であるように設定した。
この共押出フィルムについて、実施例1と同様にして真
空密着包装(ただし、加熱温度は120℃、140℃ま
九は160℃)およびその接着強度の測定を行なった。
いずれの1層台シートを用い九場合にも、被包装物は確
実に台シートに固定されていた。また、表5にその結果
が示される如く、フィルムはいずれの台シートに対して
も士、分な接着強度を有しているばかシではなく、引張
試験における界面剥離の剥離面にいかなる樹脂の破壊断
片をも残存させていないことが認められた。
表  6 硬質ポリ塩化ビニル 166 1080  1280 
 1190ポリスチレン     p    1340
  1430  15oOポリプロビレy     p
     7oo    フ50   690アイオ/
マー     100   210   630   
810実施例6 接着樹脂層に)を形成させるために1エチレン−アクリ
ル酸エチル共重合体(アクリル酸エチル含有[18]i
量%、メルトインデックス6)80重量%および脂肪族
系炭化水素樹脂(積軟化軟化点115℃)20重量%の
混合物にオレイン酸アミドji!OOOppm、ポリエ
チレングリコール11000ppおよびシリカ3000
 ppmを溶融混合し九樹脂組成物を、また表面樹脂層
03)を形成させるためにポリプロピレン(密度αe 
x g/ex、メルトインデックスQ、O)を、に)層
30μ/φ)層40μ、総厚γOμの共押出フィルムと
なるように1共押出キヤストフイルム成形装置を用いて
成形を行々つた、このときのに)層樹脂組成物の押出温
度は220℃であシ、φ)層の樹脂の押出温度およびダ
イ温度はいずれも240℃であるように設定した。
この共押出フィルムについて、実施例1と同様にして真
空密着包装(九だし、フィルム加熱!L嵐は160℃)
およびその接着強度の測定を行なった。いずれの1層台
シートを用いた場合にも、被包装物は確実に台シー)K
固定されていた。また、表6にその結果が示される如く
、フィルムはいずれの台シートに対しても十分な接着強
度を有しているばかりではなく、引張試験における界面
剥離の剥離面にいかなる樹脂の破壊断面をも残存させて
いないことが認められた。
表  6 硬質ポリ塩化ビニル   150     10’10
ポリスチレン       #       1460
ポリプロピレン      l       ツ30
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、真空密着包装用フィルムを用い
て真空密着包装する前および後の状態を、それぞれ一部
断面図として示した正面図である。 これらの図面において、符号1は真空密着包装機、2お
よび3#′i上部および下部ボックス、4はこれらから
なる真空チャンバー、6は通気孔、〒は熱板、9は定板
、10は真空ポンプ接続管、11は台シート、12は被
包装物、そして13は真空密着包装用フィルムをそれぞ
れ指示する。 代理人 弁理士吉田俊夫

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 り粘着付与剤を含有するエチレン−ビニルエステル共電
    合体t+はエチレンー不飽和カルボン酸エステル共重合
    体からなる接着樹脂層■およびエチレン系重合体、ポリ
    プロピレンまたはポリアミドからなる表面樹脂層φ)を
    積層してなる真空密着包装用フィルム。 2接着樹脂層(ト)と表面樹脂層Φ)との間に接着性中
    間層(D)を介在させた特許請求の範囲第1項記載の真
    空密着包装用フィルム。 &共押出成形法によって製造された特許請求の範囲第1
    項ま九は第2項記載の真9密着包装用フィルム。 本粘着付与剤を含有するエチレン−ビニルエステル共東
    合体またはエチレンー不飽和カルボン酸エステル共重合
    体からなる接着樹脂層(ト)、ガスバリヤ一層(C)お
    よびエチレン系重合体、ポリプロピレンまたはポリアミ
    ドからなる表面樹脂層φ)を積層してなる真空密着包装
    用フィルム。 6接着樹脂層(ロ)とガスバリヤ一層(C)との関に接
    着性中間層(D)を介在させた特許請求の範囲第4項記
    載の真空密着包装用フィルム。 巳表面樹脂層(B)とガスバリヤ一層(C)との間に接
    着性中間MΦ)を介在させた特許請求の範囲第1項記載
    の真空密着包装用フィルム。 嘔接着樹脂層(ト)とガスバリヤ一層(C)との間およ
    び表面樹脂層φ)とガスバリヤ一層(C)との間のそれ
    ぞれに接着性中間層い)を介在させた特許請求の範囲第
    4項記載の真空密着包装用フィルム。 a共押出成形法によって製造された特許請求の範囲第4
    項、第5項、第6項または第7項記載の真空密着包装用
    フィルム。
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