JPS588898Y2 - 横形内燃機関の吸気ポ−ト - Google Patents
横形内燃機関の吸気ポ−トInfo
- Publication number
- JPS588898Y2 JPS588898Y2 JP1976089372U JP8937276U JPS588898Y2 JP S588898 Y2 JPS588898 Y2 JP S588898Y2 JP 1976089372 U JP1976089372 U JP 1976089372U JP 8937276 U JP8937276 U JP 8937276U JP S588898 Y2 JPS588898 Y2 JP S588898Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake
- valve opening
- intake valve
- internal combustion
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は燃焼室の形式を直接噴射式とした。
横形内燃機関の吸気ポートに関する。
従来の横形内燃機関はすべて予燃焼室式であるが、この
予燃焼室式のものは直接噴射式のものに比してシリンダ
ヘッドの構造が複雑であり、熱効率も低く燃費がかさむ
と言う欠点がある。
予燃焼室式のものは直接噴射式のものに比してシリンダ
ヘッドの構造が複雑であり、熱効率も低く燃費がかさむ
と言う欠点がある。
そこで、この予燃焼室式における欠点を解消せんとして
、燃焼室の形式を直接噴射式（こ変更することを考えた
。
、燃焼室の形式を直接噴射式（こ変更することを考えた
。
しかもこの変更に際しては、従来から広く用いられてい
る予燃焼室式のシリンダブロックの利用、したがって従
来の内燃機関の吸気ポート部分のみを変えることにより
直接噴射式への転換を可能とする点に留意した。
る予燃焼室式のシリンダブロックの利用、したがって従
来の内燃機関の吸気ポート部分のみを変えることにより
直接噴射式への転換を可能とする点に留意した。
この場合、問題となったことは、■良好なスワール（旋
回流）特性がなかなか得られない点、■シリンダヘッド
の吸気導入路へ連結する吸気管を、排気管および消音器
との関係で、バランス良く配置することができず、商品
としての外観を悪くする点、の二点である。
回流）特性がなかなか得られない点、■シリンダヘッド
の吸気導入路へ連結する吸気管を、排気管および消音器
との関係で、バランス良く配置することができず、商品
としての外観を悪くする点、の二点である。
これらはいずれも、従来からの予燃焼室式のシリンダブ
ロックに通常のヘリカル式の吸気ポートを取り付けた場
合に生ずる問題であり、■の問題はヘッド側壁の幅が狭
いために生じ、また■の問題は吸気管取り付は位置がヘ
ッドの上面移動機においてはライトの下）に位置するこ
とから生ずる。
ロックに通常のヘリカル式の吸気ポートを取り付けた場
合に生ずる問題であり、■の問題はヘッド側壁の幅が狭
いために生じ、また■の問題は吸気管取り付は位置がヘ
ッドの上面移動機においてはライトの下）に位置するこ
とから生ずる。
本考案は上記■および■の問題を解消し、従来からの予
燃焼室式の横形内燃機関のシリンダブロックをそのまま
利用しつつ、燃焼室の形式を直接噴射式に変更しうる吸
気ポートを提供することを目的とする。
燃焼室式の横形内燃機関のシリンダブロックをそのまま
利用しつつ、燃焼室の形式を直接噴射式に変更しうる吸
気ポートを提供することを目的とする。
本考案の横形内燃機関の吸気ポートは、吸排気弁の中心
を結ぶ線に対して、吸気弁開口の上部の流路および吸気
導入路の中心線をそれぞれ直角方向およびほぼ平行とし
、しかも上記吸気弁開口の上部に位置する流路部分に、
吸気導入路から流入する気流が衝突する衝突面を設け、
吸気導入路から吸気弁開口に流入する気流の流れを吸気
弁開口の接線方向に急激に変更させた点に特徴がある。
を結ぶ線に対して、吸気弁開口の上部の流路および吸気
導入路の中心線をそれぞれ直角方向およびほぼ平行とし
、しかも上記吸気弁開口の上部に位置する流路部分に、
吸気導入路から流入する気流が衝突する衝突面を設け、
吸気導入路から吸気弁開口に流入する気流の流れを吸気
弁開口の接線方向に急激に変更させた点に特徴がある。
すなわち、吸気導入路をほぼＬ字形状に形成することに
よって、吸気弁の開口に対する吸入口の位置を、一般の
ヘリカル式の吸気ポートのそれから約９０°ずらすこと
により、上記した外観上の問題を解消し、また、吸気弁
開口の上部に位置する流路部分に衝突面を設けることに
より、スワール特性上の問題を解消したのである。
よって、吸気弁の開口に対する吸入口の位置を、一般の
ヘリカル式の吸気ポートのそれから約９０°ずらすこと
により、上記した外観上の問題を解消し、また、吸気弁
開口の上部に位置する流路部分に衝突面を設けることに
より、スワール特性上の問題を解消したのである。
以下、図面に示す本考案の実施例について説明する。
第１図は本考案の吸気ポートの平断面図、第２図はその
吸気導入路の中心線に沿った側断面図である。
吸気導入路の中心線に沿った側断面図である。
図面において、１は吸気弁開口、２は排気弁開口であり
、これらの吸排気弁の開口１，２はシリンダヘッドの下
面に位置し、シリンダ（内壁）３の中心Ｏの両側に対称
的に設けられている。
、これらの吸排気弁の開口１，２はシリンダヘッドの下
面に位置し、シリンダ（内壁）３の中心Ｏの両側に対称
的に設けられている。
４は吸気導入路で、その入口部はシリンダヘッドの側壁
部にあり、したがってその入口部から吸気弁開口１の上
部までを結ぶ、吸気導入路４の中心線は上記吸排弁開口
１，２の中心を結ぶ線に対してほぼ平行になっている。
部にあり、したがってその入口部から吸気弁開口１の上
部までを結ぶ、吸気導入路４の中心線は上記吸排弁開口
１，２の中心を結ぶ線に対してほぼ平行になっている。
５は吸気弁開口１の上部の流路部分で、この流路部分５
は吸気導入路４から吸気弁開口１に通ずる位置にあたり
、第１図において吸気弁の軸６の回りを時計回りに渦巻
き状に巻き込んでいる。
は吸気導入路４から吸気弁開口１に通ずる位置にあたり
、第１図において吸気弁の軸６の回りを時計回りに渦巻
き状に巻き込んでいる。
また、第１図における破線は。吸気導入路４および流路
部分５の内壁の上面等高線を、また一点鎖線は内壁の下
面等高線をそれぞれ示しており、吸気導入路４から流入
する気流が流路部分５へ入るところでほぼＬ字形状に急
激に曲げられ、流路部分５で渦巻き状に巻き込みながら
シリンダ３内へ吐き出されるようになっている。
部分５の内壁の上面等高線を、また一点鎖線は内壁の下
面等高線をそれぞれ示しており、吸気導入路４から流入
する気流が流路部分５へ入るところでほぼＬ字形状に急
激に曲げられ、流路部分５で渦巻き状に巻き込みながら
シリンダ３内へ吐き出されるようになっている。
しかもこの場合、吸気導入路４の一側壁から吸気弁軸６
の案内孔側壁にわたる部分は、吸気導入路４からの気流
のほとんどが衝突するような衝突面７をなしているため
、上記シリンダ３内−１１１き出される気流は強い旋回
流となる。
の案内孔側壁にわたる部分は、吸気導入路４からの気流
のほとんどが衝突するような衝突面７をなしているため
、上記シリンダ３内−１１１き出される気流は強い旋回
流となる。
この旋回流の強さくすなわち、スワール特性）は、上記
吸気弁軸６の案内孔側壁の下端位置を変えることにより
調整可能である。
吸気弁軸６の案内孔側壁の下端位置を変えることにより
調整可能である。
これにより、スワール比をたとえば２．２〜２．５に容
易に設定できる。
易に設定できる。
以上のように、本考案の横形内燃機関の吸気ポートによ
れば、吸気導入路４をほぼＬ字形状になし、その入口を
一般のヘリカル式のそれから約９００ずらしたことによ
り、吸気管をシリンダヘッドの側面から取り付けること
ができ、したがって排気管および消音器との関係でもバ
ランスのとれた配置とすることができ、また、吸気弁開
口１の上部の流路部分に衝突面７を設けたことから、吸
気導入路４から吸気弁開口１に流入する気流の流れが前
記衝突面７に衝突して吸気弁開口１の接線方向に勢いよ
く流入するためにスワール特性が一段と向上するように
なる。
れば、吸気導入路４をほぼＬ字形状になし、その入口を
一般のヘリカル式のそれから約９００ずらしたことによ
り、吸気管をシリンダヘッドの側面から取り付けること
ができ、したがって排気管および消音器との関係でもバ
ランスのとれた配置とすることができ、また、吸気弁開
口１の上部の流路部分に衝突面７を設けたことから、吸
気導入路４から吸気弁開口１に流入する気流の流れが前
記衝突面７に衝突して吸気弁開口１の接線方向に勢いよ
く流入するためにスワール特性が一段と向上するように
なる。
したがって、従来からの予燃焼室式の横形内燃機関のシ
リンダブロックをそのまま利用し、直接噴射式に変更す
ることができ、それにより燃料消費率をたとえば１０〜
２０９／ＰＳ、ｈ、程度低減することができる。
リンダブロックをそのまま利用し、直接噴射式に変更す
ることができ、それにより燃料消費率をたとえば１０〜
２０９／ＰＳ、ｈ、程度低減することができる。
第１図は本考案の吸気ポートの平断面図、第２図はその
吸気導入路の中心線に沿った側断面図である。 １・・・・・・吸気弁開口、３・・・・・・シリンダ（
内壁）、４・・・・・・吸気導入路、５・・・・・・吸
気弁開口１の上部の流路、Ｏ・・・・・・シリンダ３の
中心。
吸気導入路の中心線に沿った側断面図である。 １・・・・・・吸気弁開口、３・・・・・・シリンダ（
内壁）、４・・・・・・吸気導入路、５・・・・・・吸
気弁開口１の上部の流路、Ｏ・・・・・・シリンダ３の
中心。
Claims (1)
- 吸排気弁の中心を結ぶ線に対して、吸気弁開口１の上部
の流路５および吸気導入路の中心線をそれぞれ直角方向
およびほぼ平向とし、しかも上記吸気弁開口１の上部に
位置する流路５部分に、吸気導入路４から流入する気流
が衝突する衝突面７を設け、吸気導入路４から吸気弁開
口１に流入する気流の流れを吸気弁開口１の接線方向に
急激に変更させるようになしたことを特徴とする横形内
燃機関の吸気ポート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976089372U JPS588898Y2 (ja) | 1976-07-07 | 1976-07-07 | 横形内燃機関の吸気ポ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976089372U JPS588898Y2 (ja) | 1976-07-07 | 1976-07-07 | 横形内燃機関の吸気ポ−ト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS538407U JPS538407U (ja) | 1978-01-24 |
| JPS588898Y2 true JPS588898Y2 (ja) | 1983-02-17 |
Family
ID=28700062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1976089372U Expired JPS588898Y2 (ja) | 1976-07-07 | 1976-07-07 | 横形内燃機関の吸気ポ−ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS588898Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB931751A (en) * | 1959-08-01 | 1963-07-17 | Maschf Augsburg Nuernberg Ag | Inlet channel for internal combustion engines for producing an intense rotary movement of the air in the cylinder about the longitudinal axis of the cylinder |
-
1976
- 1976-07-07 JP JP1976089372U patent/JPS588898Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB931751A (en) * | 1959-08-01 | 1963-07-17 | Maschf Augsburg Nuernberg Ag | Inlet channel for internal combustion engines for producing an intense rotary movement of the air in the cylinder about the longitudinal axis of the cylinder |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS538407U (ja) | 1978-01-24 |
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