JPS58888A - 脂肪酸の分解に関与する酵素の製造法 - Google Patents

脂肪酸の分解に関与する酵素の製造法

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JPS58888A
JPS58888A JP9931481A JP9931481A JPS58888A JP S58888 A JPS58888 A JP S58888A JP 9931481 A JP9931481 A JP 9931481A JP 9931481 A JP9931481 A JP 9931481A JP S58888 A JPS58888 A JP S58888A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、脂肪酸の分解に関与するエノイル−CoAヒ
ドラターV (Enoyl C’oA hydrata
se)活性、3−ヒドロキシアシル−CoAデヒドロゲ
ナーゼ(3Hydroxyacyl CoA dehy
drogenase)活性および3−ケトアS/ ルー
 Coムチオラーゼ(J−ketoacyl CoAt
hiolaae )活性の各活性を同−蛋白上に有して
なる酵素の製造法tこ関する。
脂肪酸は、一般的tこ、CoA誘導体tこ変換され念後
、いわゆるβ酸化により代謝される。
このβ酸化は、下記に示すような各段階の反応を経て炭
素数2個の単位で分解する反応である。
・〔反応IニアシルーCoAシンセターゼ(Aeyl 
−CoA 5ynthetase、  E@C,ls@
2−ム3〕・〔反応■ニアシルーCoAデヒドロゲナー
ゼ、(AcylCoA dehydrogenase)
  、E*Ce/J*タタ、3〕 (また・〔反応■:
エノイルーCoAヒドラターゼ、E、C。
≠・2・l・/7) ・〔反応■:3−ヒドロキシアシル−CoA テヒドク
ゲナーゼ、E、C,ハム1a3s〕 ・〔反応v:3−ケトアシルーCoAチオラーゼ、E、
C,2J、/、/ A ) R−Q−CHI−C−8−CoA+Co5H、==コこ
の反応■により生じた2個炭素数の少ないアシル−Co
Aは、さらeこ反応■の系に移り、ひとつのサイクルを
形成する。このサイクルにより、例えば炭素数Ifのパ
ルミチン酸は、完全tこ分解されたとき、タモルのアセ
チル−CoAを生成する0前記の酵素作用において、各
々単一の活性を月す酵素は、すで1こ単離、精製されて
いる。ま几大腸菌(E 5cherichia col
t)の培養物から、前記の反応■、反応■、反応Vにて
表わされる酵素活性を同−蛋白上1こ有してなる酵素が
見い出されている( Proc、 Natl、 Aca
d、 Sci、、  lJ4 (,2) 1192−ゲ
タ5 (/977))。
本発明者らは、山梨県北巨摩郡須玉町の梨畑の土壌より
分離し友シュードモナス(P 5eudo mona 
a)鳥に属する細菌B、−0’77、を株が、その培養
物に前記の反応■tこて示されるエノイル−CoAヒド
ラターゼ活性、反応■tこて示される3−ヒドロキシア
シル−CoAデヒドロゲナーゼ活性、および反応Vtこ
て示される3−ケトアシル−CoAチオラーゼ活性の各
酵素活性を同−蛋白上tこ有してなる酵素(以下単に、
「複合活性酵素」と略す)を産生じていることを見い出
した。
上記の細菌B−077i株の肉眼的および顕微鏡的観察
などeこ基く各種培地上をこおける培養の所見は、以下
tこ述べる通りである0 (ト)肉眼的特徴 (1)普通寒天平板培地 丘状、円形で、周囲はなめらかな集落を形成し半光沢で
、灰白色〜淡黄色を呈する。可溶性色素は産生じない。
(2)普通寒天斜面培地 線状tこ良好に生育する。半光沢で、灰白色〜淡黄色を
呈す、A0可溶性色素は産生じな(・。
(3)液体培地 一様1こ混濁し、沈澱も生ずる。菌膜は形成しない0 (B)顕微鏡的観察 まっすぐ、またはやや曲つ几桿菌で、単独または二連で
、たまtこ長連鎖1こなる0大きさをよO≠〜Q6XO
,5〜3.0μmで、他系で運動する。芽胞をよ形成し
ない。
(Q生理的・生化学的特徴 ダラム染色             −〇、Fテスト
              Oカタラーゼ     
         +オキシダーゼ         
     ルシチナーゼ             −
ウレアーゼ SSR培地           − クリステンゼン培地       ←)ゲラチンの加水
分解          −デンプンの加水分解   
       −カゼインの加水分解        
  −エスクリンの加水分解         −アル
ギニンの加水分解         十ホ駈β−ノ・イ
ドロキシブチレイト (PHB)の蓄a−インドールの
産生           −硫化水素の産生    
        −アセトインの産生        
   −MRテスト 硝酸塩の還元 クエン酸の利用             十糖より酸
の産生性 酸産生、ガス非産生:L(→アラビノース、セロビオー
ス、フラクトース、フコース、ガラクトース、クルコー
ス、グリセ1ノン、ラクトース、マルトース、マンノー
ス、メ1ノビオース、ラムノース、シュクロース、トレ
ノーロース、キシロース、酸非産生、ガス非産生:アド
ニトール、ヅルシトール、メソ−エリスリトール、イノ
シトールイヌリン、マンニトール、メレジトース、ラフ
ィノース、サリシン、ソルボース、ソルビトール、スタ
ーチ、 l AFの通り、1菌B−0771株は、ダラム陰性で
、他系で運動し、カタラーゼ、オキシダーゼ陽性であり
、さらにグルコースを酸化的に分解する杆菌性の細菌で
おる特徴を有していることからシュードモナス属に属す
る菌株と認められた。
さらに、ザ・ジャーナル・オプ・ジェネラル・ミクロバ
イオロジー(The Journal of Gene
ralMicrobiology )  2 j、37
ター401  (/り61)に記載のシュードモナス・
フライ(P seudomonasfragi )  
と対比し友結果、よく一致した。
さらに重曹R”077/株を、標準性であるシュードモ
ナス串フラギ・ATCC41!973株と比表 較実験を行なった。その結果、第1atこ示す通りであ
った。
第 l 表 以上の通り、重曹B−077/株は、標準性であるシュ
ードモナス轡フラギ・ATCC≠973株とよく一致し
た。よって本菌株をシュードモナス・フライ・B−07
7tと命名した(微生物受託番号通知書、微生物受託番
号[微工研菌寄第j’yoi号、F’ERM−P&57
o/ J)。
本発明は、上記の知見eこ基いて完成されたもの複 で、シュードモナス属tこ属する複合活性酵素生産菌を
培地に培養し、その培養物から該酵素を採取することを
特徴とする酵素の製造法である。
本発明1こおける使用菌としては、−前記のシュードモ
ナス・7ラギ・B−0771株はその一例であって、型
閉だけでなく、シュードモナス属菌に属する複合活性酵
素生産菌はすべて本発明1こおいて使用することができ
る〇 本発明を実施する1こ当っては、シュードモナス属に属
する複合活性酵素生産菌を、酵素を生産する通常の方法
で培養する。培養の形態は液体培養でも固体培養でもよ
いが、工業的1こは複合活性酵素生産菌の細胞を生産用
培地に接種し、深部通気攪拌培養を行なうのが有利であ
る。
培地の栄養源としては、微生物の培養に通常用いられる
ものが広く使用され得る。炭素源としては同化可能な炭
素化合物であればよく、例えばグルコース、シュクロー
ス、ラクトース、スターチ、麦芽糖、デキスbvン、糖
蜜、廃糖蜜、グリセリンなどが使用されるρ窒素源と1
7では、利用可能な窒素化合物であればよく、例えばコ
ーンースチープ・リカー、大豆粉、綿実粉、小麦グルテ
ン、ペプトン、肉エキス、酵母エキス、粉末酵母、カゼ
イン加水分解物などが使用される。その他、リン酸塩、
硫酸塩、マグネシウム、カルシウム、カリウム、ナトリ
ウム、亜鉛、鉄、マンガンなどの塩類が必要に応じて使
用される。さらに複合活性酵素の生産性を改良せしめる
ために、炭素数g〜20の脂肪酸、例えばオレイン酸、
パルミチン酸、ステアリン酸を1.培地中にQ、 / 
−/%程度添加せしめることが好ましい。
培養温度は、菌が発育し複合活性酵素を生産する範囲内
で適゛宜変更し得るが、好ましくは26〜32℃、特t
こ好ま一七−べ−は30’C程度である。培養時間は、
条件によって多少異なるが、通常lO〜≠θ時間程度で
あって、複合活性酵素が最高力価に達する時期をみはか
らって適当な時期に培養を終了すればよい。
このようにして得られた複合活性酵素生産菌の培養物に
おいて、複合活性酵素は主にその菌体内に含有される。
次いでこのようeこして得られた複合活性酵素生産菌の
培養物から複合活性酵素を採取するもので、例示すれば
、その培養物を濾過または遠心分離によりその菌体を回
収する。次いでこの菌体は、超音波処理、フ、レンチプ
レス処理、ガラスピーズ処理などの機械的破壊手段やリ
ゾチーム処理などの酵素的破壊手段1ごてその菌体を破
壊せしめればよく、さらにその際、必要1こ応じてトリ
トンX−100(商品名)やアデカトールSo−/≠5
 (商品名)などの界面活性剤を用いてもよい。さらに
このよう1こして得られ次回溶化した複合活性酵素含有
液は、メタノール、エタノール、アセトンなどの親水性
有機溶媒を加えて析出せしめてもよく、または塩化アン
モニウムなどの可溶性塩類を加えて塩析せしめてもよく
、次いでこの析出物を回収して粗製物を得ればよい。さ
ら?ここの粗製物は、必要に応じて精製すればよく、例
えば、粗製物を溶解せしめた俵、半透性セルロースtこ
て透析せしめ、またDEAE−セルロース、DEAE−
メチル−セファデックスなどのイオン交換樹脂によるク
ロマトグラフィーや、セファデックスG200、セファ
ロースCL−IB、七7アクリル5200やトヨパール
HW−4oなどのゲル濾過剤tこよるクロマトグラフィ
ー(こて精製し、これを凍結乾燥して精製した酵素を得
ればよい。
次いでこのよう1こして得られた本発明の複合活性酵素
の活性測定法、その理化学的性質13ついて述べる。
(1)活性測定法 (イ)エノイル−CoAヒドラターゼ活性測定法0.2
M・トリス−塩酸緩衝液(pH90)     0.≠
1/ M +lKCl               
      Q、t rslllo m M 赤 N 
A D                   O,/
 m175mM@パルミトエノイルCoA  、0./
ml1%牛血清アルブミン         o、 o
 s m102s%ニトロテトラゾリウムブルー  〇
、l―30 U/ml−ジアホラーゼ (東洋醸造社製
)  Q、/at/ 25 U/ ml・3−ヒドロキ
シアンルーCoAfヒドロゲナーゼ (ベーリンガー社
製)          Q、 Q / ml計  /
、 00 ml 上記の組成を有する反応液を37℃、2分間予備加温し
、これに、酵素液SOμet加えて37℃、10分間反
応せ攬める。反応後これtこ、0.5%ドデシル硫酸ナ
トリウム、!Odを加えて反応を停止せしめ、次いで波
長550nmにて吸光度(△A35o)を測定する。測
定において、1分間eこ1μmoleのNADH迷を生
成する酵素量をl単位(lU)とする。また酵素活性は
、次式1こ従う。
/    /QQQ    / 酵素活性(U/III/)=△A、550 X 7−×
、ツー×万(4) 3−ヒドロキシアシル−CoAデヒ
ドロゲナーゼ活性測定法 0.2M−)リス−塩酸緩衝液(pHどり  0.sm
tlM−KCe             oojII
IlllomM−NAD            Q、
tml/SmM・3−ヒドロキシパルミトイk CoA
  Q、 / m17%牛血清アルブミン      
  。05 m10、25 %ニトロテトラゾリウムブ
ルー  Q、 / ml計  /、 00 ml 上記の組成を有する反応液を37℃、2分間予備加温し
、これに、酵素液50μ4を加えて37℃、10分間反
応せしめる。反応後これ1こ、os係ドデシル硫酸ナト
リウム2θmlをヵVえて反応を汲 停止せしめ、次いで摩長! 30 nmにて吸光度(を △As5o)%測定する。測定において、1分間tこ1
μmo l e  のNADH,を生成する酵素量をl
単位(lU)  とする。また酵素活性は、次式tこ従
う。
/   100    / 酵素活性(U 7m1 ) =ΔA 550 X  X
    X−≠   so   t。
(3)3−ケトアシル−CQAチオラーゼ活性測定法、
fZ’、、2M−)リス塩酸緩衝液(’pHJ’0) 
  ’0.2rnl:I Om M CoA S H0
,03m10.2mM・3−ケトバルミトイルQ)A 
     Q、/ ml/ 00 m M @Mg C
%            (7,/ ml/mM・ジ
チオスライトール      (7,t ml蒸留水 
               0.≠5m7!計  
/、 00 ml 上記の組成を有する反応液を/、 Oml容石英セルに
加えて37℃とし、これtこ酵素液20μβを加えて3
7℃にて反応せしめ、反応tこよって消費さ、れる3−
ケトバルミトイルO)Aの減少を波長30jnm  に
て経時的に吸光度(OD、。1)測定する。測定1こお
いて、1分間tこ1μmoleの3−ケトバルミトイル
CoAを消費する酵素量7を単位(lU)とする。ま之
酵素活性は、次式tこ従う。
(2)酵素作用 反応1[tこて表わされるエノイル−CoAヒドラター
ゼ活性、反応バにて表わされる3−ヒドロキシアシル−
CoAデヒドロゲナーゼ活性および反応■eこて表わさ
れる3−ケトアシル−CoAチオラーシー、 シュードモナス・フライ・B−0771株の培養物から
の菌体より得られた粗酵素から、数段の精製工程にて精
製酵素を得るもので(後述実施例3参照)、この工程t
こおいて三種類の酵素活性を前記の活性測定法に基いて
測定した。その結果第、!表tこ示す通りであった。
(なお、酵素活性測定値は、その酵素含有液中の蛋白量
を求めて換算しに値である) その結果、各酵素活性は、その粗酵素からの各精製工程
での活性の比率にてよく一致しているもので、かつ精製
された酵素もその三種の酵素活性を有していることから
、この三種の酵素活性は同−蛋白上をこあるものと認め
られる。
さらtこ後述実施例3のトヨパールHW−60カラム 文クロマトグラフィーeごて得られた精製酵素20■を
、キャリア・アンホライトを用いる等電点電気泳動tこ
かけ友後三種の酵素活性を、その活性測定法に基いて測
定し几結果、pHIAりのフラクション1こ三種の酵素
活性とも単一ピーク上Qこ検出された。
(4)基質特異性 下記の種々の炭素数を有する3−ヒドロキシアシルCo
A t 基質として用い、3−ヒドロキシアンルーCo
Aデヒドロゲナーゼ活性測定法eこ従ってその活性を測
定し友。
基 質            相対活性(チ)3−ヒ
ドロキシカプロイル 3l上。ロキシ力ブリリルCoA          
g g. /3−ヒドロキシカプリル(EoA    
       9 903−ヒドロキシラウリルCoA
         100.03−ヒドロキシアシル・
トイルCoA          9 g. 03−ヒ
ドロキシバルミトイルCoA         7!;
、53−ヒドロキシステアリルCoA        
  3 0. 53−ヒドロキシラウリルCoA   
       9.53−ヒドロキシオレイルCoA 
          5 7 j3−ヒドロキシリルニ
ルCoA          9 9. 0性を有する
(5)至適pI( Julして3−ヒドロキシノくルミトイルCoAを用い
、3−ヒドロキシアシル−CoAデヒドロゲナーゼ活性
測定法tこおけるpHをトリス−塩酸緩衝液p H 7
 5 − 9 3にて変化せしめて活性を求め友、午の
結果、第1図1こ示す通り、その至適pHはpHり付近
であつ几。
(6) p H安定性 10mMの各種緩衝液(pH4’〜7:ジメチルグルグ
ル酸−水酸化ナトリウム緩衝液、p H 7. 5〜り
ニドリス塩酸緩衝液)tこ溶解しfc#素液(15U/
II/)を37℃、60分間放置した後その残存活性を
、3−ヒドロキシアシル−CoA テヒドロゲナーゼ活
性測定法tこ基いて測定した。
その結果、第2図に示す通りで、pH5〜gの範囲で安
定であった。
(7)熱安定性 ’i 0mMジメチルグルタル酸−水酸化ナトリウム緩
衝液(p H7 0) kこ溶解しfc#素液(15U
/ ml )を各温度で10分間処理した後その残存活
性を3−ヒドロキシアシル−CoAデヒト°ロゲナーゼ
活性測定法1こ基いて測定した。
その結果、第3図tこ示す通りで、はぼ50℃までの温
度tこ対して安定であった0 キヤリア・アンホライトを用しまた焦点採気泳動法によ
り測定した結果、等電点はpl(≠りをこあつたO (9)金属イオンの影−醤 3−ヒドロキシアシル−CoAデヒドロゲナーゼ活性V
こついてその影響を測定した。
(j[)界面活性剤の影響 3−ヒドロキシアンルーCoAfヒドロゲナーゼ以上の
通り、本発明の複合酵慎は、反応myごて表わされるエ
ノイル−CoAヒドラターゼ活性、反応■1こで表わさ
れる3−ヒドロキシアシル−1CoAデヒドロゲナーゼ
活性、および反応Vにて表わされる3−ケトアンルーC
oAチオラーゼ活性を同−蛋白上eこ有する脂肪酸の分
解に関与する酵素であるO さらtこ本発明の複合活性酵素は、その脂肪酸の分解に
関与する活性に基いて脂肪酸やトリグリセライドの分解
経路の関与する一種々の成分の測定tこ利用できる。例
えば血中遊離脂肪酸の定量tこおい−て、遊離脂肪酸e
こ・前記反応Itこて表わされるアシル−C8Aシ/セ
ターゼを作用せしめ、次いでその生成物にアシル−Co
Aオキシダーゼまたはアシル−CoAデヒドロゲナーゼ
ゲ作甲せしめ、その結果生成したエノイルCoA fこ
複合活性酵素を作用せしめてその3種の酵素作用を行な
わせしめてβ酸化分解Qこよる2個炭素数の少ないアシ
ルCoAを生成せしめ、さらtここのアシルCoAをア
シル−CoAオキシダーゼまたはアシル−CoAデヒド
ロゲナーゼおよび複合活性酵素の作用tこてサイクル反
応を行なわせしめることeこより、多量のN A D 
HLを生成せしめるもので、このNADHIを常法tこ
より定量してなるもので、極めて高感度をこて遊離脂肪
酸を定量し得るものである。さらに上記反応において一
定量の脂肪酸を用いることにより、その反応系3こ用い
られるアシル−CoAシンセターゼ活性測定法やアシル
−CoAオキシダーゼ活性測定法、アシル−CoAデヒ
ドロゲナーゼ活性測定法としても利用できる。さらtこ
また脂肪酸を遊離する系であるトリグリセライドやジグ
リセライドとリパーゼまたはリポプロティンリパーゼと
の組合せ系とこの遊離された脂肪酸を前記の遊離脂肪酸
の定量系と組合せることeこよりトリグリセライド°ド
の高感度定量法やリパーゼteはリポプロティンリパー
ゼの活性測定法として利用できる。そのほかアシルQA
の定量やアシルCoAを遊離する系などの種々定量に利
用できるものである。
次いで本発明の実施例を挙げて具体的eこ述ぺるが、本
発明はこれeこよって何んら限定されるものではない。
実施例1 500 ml容三角フラスコに100m1の培地(培地
組成:ペプトン/j%、粉末酵母エキス05%、KCl
0.2 %、 Na C(10,/%、KjHPO40
,/チ、Mg5O与 O,OS%、オレイン酸0.75
%、pH70:Is本分)を入れ、120℃で加圧滅菌
し*後30℃にて、シュードモナス・フライ・B−07
7を株 (FERM−P扁jyot)  を接種し、ロ
ータリーシェーカーtこて2θ時間培養した0次いでこ
の培養物を併合し、SOOOrpm、20分間遠心分離
して培養菌体を得た。さら1こ得られり菌体を150■
リゾチ一ム含有10mMリン酸緩衝液(pH’70)3
60mleこ加えて可溶性の粗製の複合活性酵素含有液
(3−ヒドロキシアシル−CoAデヒドロゲナーゼ活性
にて、その比活性は3、θU/〜であった)3グQml
を得た。
本複合活性酵素含有液は、後述実施例コ、実施例3の如
くして単離、精製すればよい。
実施例2 実施例1で得た粗製の複合活性酵素290m1を水槽中
で冷却後、予め一20℃に冷却したアセトン290m1
を添加し、生じた沈澱物を回収し、これを/MKC1含
有10mMトリスー塩酸緩衝液(pH75)fこ溶解し
、さらtcI2000rpm、70分間遠心分離して不
溶物を除去した。得られた上清液の≠5畔を分取し、こ
れに22.5 mlの飽和硫安溶液(p H7,0)を
添加し、生じた沈澱物を/20θθrpm、to分間遠
心分離にて除去した。
次いで得られた上清液57 mlに、さらに飽和硫安溶
液2どmlを加えて沈澱せしめた。この沈澱物を回収し
友後、/MKC6含有10mMトリスー塩酸緩衝液(p
H75)のlQml<溶解し、10mMトリス−塩酸緩
衝液(pH75)2.01fこ対して≠℃で20時間セ
ルロースチューブtこて透析脱塩し、次いでこれを凍結
乾燥して、複合活性酵素粉末(3−ヒドロキンアシル−
CoAデヒドロゲナーゼ活性にて、その比活性はl♂2
U/■であった)77■を得友。
木複合活性酵素粉末は、さらに実施例3の如くして精製
してもよい。
実施例3 実施例2で得た複合活性酵素粉末(3−ヒドロキシアシ
ル−CoAデヒドロゲナーゼ活性にて、その比活性は/
、S’、、2U/■であった)77■をλ0rnlの水
に溶解し、これを、10mMトリス−塩酸緩衝液(pH
’75)で平衝化し几DEAE−セファロースCL−4
B(ファルマシア社製)のカラ着 ム (3×1lcrn)ニチャージして吸植せしめ、同
上緩衝液1こてカラムを洗浄した。次いで300 rI
+1の同上緩衝液と0グMKCIを含んだ同上緩衝液!
; 00 TRIにて作製し友直線濃度勾配法による溶
出を行なつfco52R1/時間の流速で、qrnlづ
つ分増し、各分画の酵素活性を測定し、その活性画分(
A7 / −g O)  90mlを得友(3−ヒドロ
キシアンルーCoAデヒドロゲナーゼ活性tこて、その
比活性は30.OU1m9であった)。さらにこの活性
画分を、/ Om M !J−ン酸緩衝液+p)(’7
5)21に対して透析し几後、ハイドロキシアパタイト
ゲルを充填したカラム (,2X / Ocm) fこ
チャージして吸着せしめたo300mlの10mMIJ
ン酸緩衝液(pH75)と300m1の0.5 Mリン
酸緩衝液(pH75>  と(こて作製した直線濃度勾
配法tこより溶出を行なった。33m1/時間の流速で
5mlづつ分取し、各分画の酵素活性を測定し、活性画
分(Ag 6〜62)g 5mlを得*(3−ヒ)”o
*シアアシーCoAデヒドロゲナーゼ活性にて、その比
活性は/ Oj U/1n9であった)0次いでこの活
性画分を、限外濾過膜(アミコン社製XM−50)を用
いて濃縮後、これを、トヨパールHW−1,,0(東洋
曹達社製)を充填したカラム(/、/×り0m)にチャ
ージしてゲル濾過した (溶媒:10mMトリス−塩酸
緩衝液pH75,0,5MKCl’)。
35m/づつ分取し、活性画分(A23〜27)17、
 j mlを得、これを凍結乾燥して精製され几複合活
性酵素を得几(3−ヒドロキシアシル−CoAデヒドロ
ゲナーゼ活性1こて、その比活性は1lOU/Ilvで
あった。収量20〜)。
実施例V 実施例1と同一組成の培地(友だし消泡剤シリコンKM
−72:信越化学社製0.2チ添加)201を3θβ容
ジャー春ファーメンタ−に入れ、120℃、20分間加
圧滅菌後、同一組成の培地で培養し友シュードモナス・
フライ・B−077/株(FERM−P&57ot )
の培養液500 mlを種菌として加えた。−次いで3
00rpm、30℃、2o11/分の通気の条件下で1
7時間培養した。さらにこの培養物を遠心分離し、その
培養菌体を得、これを、10mMリン酸緩衝液(pH7
fZ’)61中にてリゾチーム (3g)処理し、可溶
化せしめて複合活性酵素含有数的61を得た(3−ヒド
ロキンアシル−CoAデヒドロゲナーゼ活性にて、その
活性は/ J:4 U/dであつfc) 。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の複合活性酵素の至適pH曲線を示し、
第2図は本発明の複合活性酵素のpH安定性曲線を示し
、第3図は本発明の複合活性酵素の熱安定性曲線を示す
0 特許出願人 東洋醸造株式会社 代表者伊東富士馬 第  1  図 7.、’)  8B、5 90.5 n++ 第2図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シュードモナス属に属するエノイル−CoAヒド
    ラターゼ活性、3−ヒドロキシアシル−CoA テヒド
    ロゲナーゼ活性およびトケトアシルーCoAチオラーゼ
    活性を有す′る酵素生産菌を培地に培養し、その培養物
    から該酵素を採取することを特徴とする酵素の製造法。
  2. (2)シュードモナス属tこ属するエノイル−CoAヒ
    ドラターゼ活性、3−ヒドロキシアシル−CoAデヒド
    ロゲナーゼ活性および3−ケトアシル−Q)Aチオラー
    ゼ活性を有する酵素生産菌が、シュードモナス・フライ
    1こ属する菌株である特許請求の範囲第1項記載の酵素
    の製造法。
  3. (3)シュードモナス・フライに属する菌株が、シュー
    ドモナス・フライ・B−0’77を株である特許請求の
    範囲第2項記載の酵素の製造法。
JP9931481A 1981-06-25 1981-06-25 脂肪酸の分解に関与する酵素の製造法 Granted JPS58888A (ja)

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CA000405920A CA1215903A (en) 1981-06-25 1982-06-24 Assay method for component relating to lipids, composition for assay and process for production of enzyme used therefor
IT22048/82A IT1157281B (it) 1981-06-25 1982-06-24 Metodo di saggio per un componente relativo ai lipidi, composizione per il saggio e procedimento per la produzione dell'enzima utilizzato allo scopo
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4963781A (en) * 1987-11-26 1990-10-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Ultrasonic motor

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