JPS588887A - 管状又は棒状部材の支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、管状又は棒状部材の支持装置、更に詳しく
は、原子力発電所その他において熱膨張を生ずる配管又
は軸などの熱変形熱変位を吸収し且つ防震性を備えた管
状又は棒状部材の支持装置に関する０ 従来、熱変形熱変位を生ずる配管又は軸などを支持する
番こは、油圧装置を備えた支持装置が実用され、油圧装
置ｌこより熱変形熱変位を吸収し且つ防振効果を持たせ
ているが、配管又は軸などの軸線番こ直角な各方向に起
る地震などの振動に対地するために複数個の油圧装置が
設けられているため構造が複雑であり、且つ作動油の補
給、油圧装置の定期点検補修を要する欠点があった。

この発明は、従来の支持装置の前記欠点を除くためにな
されたもので、構造が比較的簡単で、熱膨張する配管や
軸などを支持し、その熱膨張による配管や軸の変位に対
地でき且つ地震などによる短周期振動ξこ対し防振性を
発揮する管状又は棒状部材の支持装置を提供することを
目的とする。

この発明の一実施例の支持装置Ａを第１図ないし第３図
−とついて説明する０ 内式内周に半割部分が央き合れされて円筒となる断熱弾
性円筒１が固着され半割部分が央き合わされて環状をな
す球面軸受２は、その内・“ｊａｋおいて、配管３を支
承している。配管３内には、温度が変り高温に遣する流
体が流れる。半割部分が突き合わされて塊状となる内−
６環４は、球面をなし外周と偏心した向火を備え、この
内入中に球面軸受２を回転自在に支承している。半割部
分が突き合わされて塊状となり、内周部に半割部分が突
會合わされて円筒となる無給油式円筒軸受５を固着され
た外傷心理６は、内偏心環４の向火の偏心量と勢しい偏
心量を有する向火を備え、その円筒軸受５の向火中ζζ
内偏心環４を回転自在に支承している。半割部分が突き
合わされて環状となり、外傷心ｌ１６の両側端間に複数
個の皿小ねじ７によって締着された押え板８は、内偏心
環礁の外傷心理・内ξこおける軸線方向移動を拘束して
いる。支持台９は、支持台本体１Ｇ、キャップ１１、こ
の両者内周に固着された半割部分が突き合わされて円筒
となる無給油式円筒軸受１２を備え、キャップ１１は、
複数個の締付ボルト１３により支持台本体１０番こ締着
されている。支持台９は、その円筒軸受１２の向火に外
偏心＄６を回転自在番こ支承している。支持台９の両側
端面には、半割部分が突き合わされて環状となる抑え板
１４が、複数個の皿小ねじ１５によって締着され、外傷
心理６の支持台９に対する軸線方向移動を拘束している
〇内偏心環４．外偏心環６は、共ζこ偏心内入を有し外
周部は中実であるためその回転慣性抵抗は大きい。支持
台９は、配管３の支持位置に応じ、配管３が設置される
構鏑物の支持構造物１６の適宜な位置に高さ調整用ライ
ナ１７を介して締付ボルト１８により締着される。

以上のように構成された支持装置Ａの作用を次に説明す
る。

球面軸受２、内偏心１１４、外傷心理６を、配管３の外
周その軸線方向所望の適宜の位置に内側から外側に順次
重ねて、外傷心理６を支持台本体１０の上に乗せ、キャ
ップ１１を支持台本体１０に締付ボルト１３で締着し、
押え［８を皿小ねじ７により外偏心ｌ１６に、押えＩ［
１４を皿小ねじ１５により支持台９に締着し、支持台９
に締着し、支持台９をライナ１７を介し締付ポル）１ｇ
により支持構造物１６に締着すれば、配管３は、支持装
置Ａにより所望の位置に支持される。

配管３の外周が管内を流れる流体の温度上昇又は接続部
分からの伝導熱により廖脹するときは、その膨張は断熱
弾性円筒１で吸収され、又、配管３は断熱弾性円筒１に
より断熱される。球面軸受２が断熱弾性円筒１を備えな
いこともあるがその場合は、球面軸受２の向火は配管３
の外周熱膨張を徴収できるようにその分だけ大きくされ
るため、球面軸受２はその向火で幾分のすき間をあけて
配管３を支承することになる。

配管３の図示しない機器への接続部がその機器の温度羨
化により変位するとき、又は、両端を固定された配管３
がその管内を流れる流体の温度のため伸長して−りを生
ずるときは、配管３の支持装置Ａに支持された箇所も緩
除に変位する。この変位により、内偏心埠４、外傷心理
６には、変位の方向と大きさに対応する回転力が作用す
る。この回転力により、内偏心Ｎｓ４、外傷心Ｎ１６が
、それぞれ円筒軸受５．１２に支承されて、それぞれの
中心を中心として回転されることによって、支持装置Ａ
は配管３を自由に変位させて支持する。

更に、配管３の支持装置Ａで支持されている部分が傾く
ときは、球面軸受２が配管３と共に内偏心環４内で自自
化傾くことができる。

第３図に示すように、支持装置Ａ９円筒軸受１２、外偏
心ｌ１６の同一位置を占める中心を０１、。

円筒軸受５．内偏心環４の中心を０２、配管３の中心を
０３、外傷心理６、内偏心環４の外周に対する向火の偏
心量をｅとすれば、配管３の中心０３は、内偏心環４、
外傷心理６のそれぞれの中心０２，０１を中心とする關
転這動の合成により、支持装置Ａの中心０１を中心とし
偏心量・の２倍。

２ｅを半径とする円（第３図で一点鎖ｌ５２Ｇで示す円
）内のいずれの箇所へも移動できるが、配管３を支持装
置Ａで最初に支持するときは、配管３がその軸線に直角
ないずれの方向にも変位できるように、配管３の中心０
３、内備心Ｈａ４の中心０２の最初の位置が、外偏心Ｒ
６の中心０１より若干離れた位置を占めるように、支持
装置Ａを支持構造物１６に対して位置１ｌＩＪｌシて締
結する。

配管３がＭ３図にｒｍで示す位置から２点鎖線３＆で示
す位置に変位し配ｗ３の中心が０３から０３ｍに移ると
きは、内偏心環４のその中心０２を中心とする半径０２
０３の円弧（１８３図に破線２１で示す円弧）４動と外
偏心環６のその中心０１を中心とする半径０１０３ｍの
円弧（第３図に破線２２で示す円弧）運動との合成１動
が行われ、内偏心環４は集線で示す位置から２点鎖線２
３で示す位置に移る。

内傭心環４、外傷心１１６は、そのそれぞれの中心を中
心として回転自在であるがそれぞれ回転慣性抵抗が大き
く形成されているので、配管３の緩除な熱変位に対応し
ては１山に回転し、地震などの短周期の振動に対しては
回転せず原姿勢を保つように作用するためそれにより支
持装置Ａは防震性を備えることとなる。

支持装置Ａは、配管３の外周に装着し支持構造物１７に
締着した後は、＃Ｊ紀構成によって明らかなようにほと
んど点検補修を必要としない。

この発明による支持装置は、その実施画について前記に
詳述したように、管状又は棒状部材の外周を内入におい
て支承する球面軸受と、この球面軸受の外周を偏心球面
穴において回転自在に支承する回転慣性抵抗の大きい内
偏心場と、この内偏心環の外周を軸線方向移動を拘束し
軸受を介して回転自在に偏心大中に支承する回転慣性抵
抗の大きい外偏心環と、この外偏心場の外周を軸線方向
移動を拘束し軸受を介して回転自在に支承し支持構造物
の適宜の箇所に締着される支持台とを備えた構成として
いることによって、管状又は棒状部材に温度変化に起因
する北壁的緩除な変位を生ずるときは、その変位の方向
と大きさｌこ対応する回転力が内偏心環外偏心環に作用
して、内偏心場外偏心環はそれぞれの中心を中心として
回転し、従って、支持装置は管状又は棒状部材を変位し
た位置で無理なく支持することができ、他方、地震など
の短周期の振動に対しては、同転慣性抵抗の大きい内偏
心場外偏心埠は即応しないため防貴性を有する効果があ
り、更に、この支持装置は、前記したように、構造が比
較的簡単であって、且つ点検保守の手数をほとんど費し
ない効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による支持装置の正面図、第２図は第
１図トｉ断面における断面図、第３図はＪＩ１１図にお
ける配管３．内偏心環４の変位拡大図である。 ２・・・球面軸受、３・・−配管、４・・内偏心環、５
゜１２・・・円筒軸受、６・・・外偏心場、９・・・支
持台、１６・・・支持構造物。 （７３１７）　　代理人　弁理士　則近憲佑（ほか１名
） ４６１−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 管状又は棒状部材の外周を向火において支承す４る球面
   軸受と、この球面軸受の外周を偏心球面穴において同転
   自在に支承する回転慣性抵抗の大きい内偏心環と、この
   内偏心環の外周を軸線方向移動を拘束し軸受を介して回
   転自在番こ偏心穴中に支承する回転慣性抵抗の大きい外
   偏心環と、この外偏心璋の外周を軸線方向移動を拘束し
   軸受を介して同転自在に支承し支持構造物の適宜の箇所
   に締着される支持台とを備えた管状又は棒状部材の支持
   装置。