JPS588706Y2 - 周囲に溝を設けたタンク - Google Patents

周囲に溝を設けたタンク

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JPS588706Y2
JPS588706Y2 JP1977109718U JP10971877U JPS588706Y2 JP S588706 Y2 JPS588706 Y2 JP S588706Y2 JP 1977109718 U JP1977109718 U JP 1977109718U JP 10971877 U JP10971877 U JP 10971877U JP S588706 Y2 JPS588706 Y2 JP S588706Y2
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JP
Japan
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groove
tank
edge
joint
attached
Prior art date
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JP1977109718U
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English (en)
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JPS5435414U (ja
Inventor
伊勢田竹志
宮本義幸
Original Assignee
積水プラントシステム株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、周囲に溝を設けたタンクに関するものであ
る。
タンク等の大形の容器は、これを初めから一体に作り上
げないで、単位板に分けて作っておくのが便利である。
このような考え方に基づいて、直角四辺形の基板の四周
に直立接合縁を設けてなる単位数(実公昭40−273
99号)、および直角四辺形の基板の四周に傾斜接合縁
を設け、その先に直立接合縁を設けてなる単位板(実公
昭42−3963号)が用いられた。
上記のような単位板は、接合縁を外側へ向けて互いに接
続され、タンクの側壁を構成するのに用いられる。
こうして組み立てられたタンクは、例えば実開昭52−
56611号公報に示されている。
このタンクが屋内に設置されると、屋内の気温がタンク
内の液体温度より高くなり易いので、結露現象が起る。
結露現象が激しい場合には、結露水がタンクの側壁を伝
って流下し、タンクの底の周辺に水が流れるようになる
このような水は、附近にある電気関係設備や機器に悪影
響を及ぼすので、水を集めて排除することが必要になっ
た。
従来、結露水を集めて排除するために、タンクをドレン
パンと称される浅い皿の中に設置することが行なわれた
しかし、前記のような組立タンクをドレンパンの中に設
置すると、タンクの底を下側から点検することができな
いという欠点があった。
そこで、タンクの周りに溝を設けることが提案された。
その提案は、例えば実開昭52−68012号公報に記
載されている。
この公報の提案は、タンクの側壁を単一板で作ることを
前提としたものであって、具体的には側壁または底の周
縁部を延長して屈曲し、側壁の下部に集水溝を設けるこ
ととしている。
だから、この提案は、単位板を組合わせて作るタンクに
は簡単に適用できなかった。
また、この提案は、既に設置され使用されているタンク
には応用できなかった。
この考案者は、単位板を組合わせて作ったタンクに溝を
付設することを企てた。
その場合、この考案者は、タンクの側壁では接合縁が外
側に突出しているので、これを利用して溝を取付けるの
がよいことに気付いた。
また、この考案者は、取付ける溝を単なる溝にしないで
、溝の一側縁に溝外へ突出する水平片を付した構造の溝
形物とし、この溝形物を別に作っておき、水平片を側壁
上の接合縁に沿わせて固定し、こうして溝形物を接合縁
に取付けるのが便利であることに気付いた。
この考案は、このような着眼に基づいて生まれたもので
ある。
すなわち、この考案は、直角四辺形の基板の周縁に同一
側へ突出する接合縁を設けたものを単位板とし、接合縁
が外側へ向くように単位板を並べて側壁を構成したタン
クにおいて、側壁の下方に溝形物を付設し、溝形物は断
面がコまたはU字状の長尺体であって、−側縁に溝外へ
突出する水平片を付設したものとし、水平片を側壁の下
端に位置する接合縁に沿わせて固定し、溝形物の他側縁
を接合縁の外側へ張り出させて溝とし、溝に排水管を付
設してなる、周囲に溝を設けたタンクである。
この考案の周囲に溝を設けたタンクを、図面に基づいて
説明すると次の通りである。
第1図は、この考案のタンクの一例を示す一部切欠斜視
図である。
第2図は、第1図に示したタンクの部分拡大図である。
第3図は、この考案のタンクの別の一例を示す部分斜視
図である。
第1図において、この考案のタンクは、底および側壁が
単位板1人から組立てられている。
単位板1人は、直角四辺形の基板11の周縁に、基板1
1に対してほぼ135度の角度で傾斜する傾斜接合縁1
2を設け、その先に、基板11に対してほぼ90度の角
度で直立する直立接合縁13を設けたものである。
単位板1人は、直立接合縁13を外側に向けて、互いに
ボルト2で結合されている。
タンクの底は、形鋼からなる架台3上に置かれている。
タンクの側壁の下方には、外側に溝形物4Aが付設され
ている。
溝形物4Aは、第2図に拡大して示すように、断面がコ
の字状の長尺体であって、長手方向に沿い一側縁41に
水平片42を備えている。
水平片42の上面は、平坦であることが望ましい。
水平片42の側端は、溝43外に突出している。
この水平片42が、側壁を構成する単位板1人の下端に
位置する直立接合縁13に当接されている。
当接にあたっては、当接面間にパツキン5を介在させる
ことが望ましい。
パツキン5は、例えばゴムまたは発泡樹脂で作ることが
できる。
パツキン5を用いる際には、これを予じめ溝形物4Aの
水平片42の上面に貼着しておくのが便利である。
溝形物4Aの水平片42と単位板1人の直立接合縁13
とは、ボルト6およびナツト7で固定されている。
溝形物4Aの他側縁44は、側壁を構成する単位板1人
の直立接合縁13から外側へ張り出している。
第1図に示すように、タンクの角部において、溝形物4
Aに排水桝45が付設され、そこに排水管46が取付け
られている。
第1図および第2図に示した断面がコの字状の溝形物4
Aの代りに、第3図に示すように、断面がU字状の溝形
物4Bを用いることができる。
このほか、断面のU字を多角形状に角ばらせたものや、
断面のコの字の角を鈍角にしたもの等を用いることがで
きる。
なお、第3図に示したように、基板11の四周に直立接
合縁13のみを設けてなる単位板1Bからタンクが組立
てられ、2つの単位板1Bの直立接合縁13がアングル
8を介して結合されている場合には、アングル8を介し
て溝形物4Bを直立接合縁13に固定するのが好ましい
上記の溝形物は、タンクの側壁の幅に等しい長さのもの
を用いてもよいが、予じめ適当な単位長のものを製造し
ておき、これを必要な長さに接続して用いてもよい。
この考案のタンクでは、直角四辺形の基板の四周に接合
縁を設けてなる単位板を、接合縁が外側へ向くように並
べて側壁を構成することとしたから、側壁の下方に接合
縁が一列に並んで突出することとなる。
また、溝形物として断面がコまたはU字状の長尺体であ
って、−側縁に溝外へ突出する水平片を付設した構造の
ものとしたから、水平片を一列に並んだ接合縁に沿わせ
ることにより、容易にしかも強固に溝形物を側壁に取付
けることカテきる。
従って、溝を側壁に取付けることが容易である。
また、水平片は溝外へ突出しているから、溝そのものを
接合縁の外側へ張り出させることができる。
従って接合縁を伝って流れ落ちる結露水を溝に受けるこ
とができる。
また、溝に排水管を付設したので、溝に集められた水が
排水管から排出される。
それ故、結露水が効率的に除去される。
また、タンクの下にドレンパンを置く必要がなくなるの
で、タンクの底を下方から点検できる。
さらに、溝形物に溝外へ突出する水平片を付設し、水平
片を接合縁に固定するので、タンク組立材料を製造する
際には、単位板と溝形物とが別別になっている。
それ故、溝形物を側壁または底と一体に作る場合のよう
に、複雑な形状の成形品を作る必要がなく、製造が容易
である。
また、接合縁を利用して溝形物を固定するので、既に設
置され使用されているタンクにも容易に適用でき、しか
もその際タンクに水を満たしたままで溝形物を固定でき
る。
このような点で、この考案は実用上の価値が大きい。
なお、タンクの側壁から漏水を生じても、漏水が上記溝
形物的に集められて排水されるので、タンクの周辺が直
ちに水びたしになることがない。
また、この考案のタンクでは、側壁上の結露水が除去さ
れるので、側壁に結露防止のために断熱材を含ませる必
要がなく、底だけに断熱材を含ませれば足りる。
それ故、タンクの製作費が安くつく。この考案のタンク
は、上記のように、数多くの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案のタンクの一例を示す一部切欠斜視
図、第2図は、第1図に示したタンクの部分拡大図、第
3図は、この考案のタンクの別の一例を示す部分斜視図
である。 各図において、1人および1Bは単位板、2はボルト、
3は架台、4Aおよび4Bは溝形物、5はパツキン、6
はボルト、7はナツト、8はアングル、11は基板、1
2は傾斜接合縁、13は直立接合縁、41は一側縁、4
2は水平片、43は溝、44は他側縁、45は排水桝、
46は排水管である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直角四辺形の基板の四周に同一側へ突出する接合縁を設
    けたものを単位板とし、接合縁が外側へ向くように単位
    板を並べて側壁を構成したタンクにおいて、側壁の下方
    に溝形物を付設し、溝形物は断面がコまたはU字状の長
    尺体であって、−側縁に溝外へ突出する水平片を付設し
    たものとし、水平片を側壁の下端に位置する接合縁に沿
    わせて固定し、溝形物の他側縁を接合縁の外側へ張り出
    させて溝とし、溝に排水管を付設してなる、周囲に溝を
    設けたタンク。
JP1977109718U 1977-08-16 1977-08-16 周囲に溝を設けたタンク Expired JPS588706Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1977109718U JPS588706Y2 (ja) 1977-08-16 1977-08-16 周囲に溝を設けたタンク

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5435414U JPS5435414U (ja) 1979-03-08
JPS588706Y2 true JPS588706Y2 (ja) 1983-02-16

Family

ID=29055928

Family Applications (1)

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JP1977109718U Expired JPS588706Y2 (ja) 1977-08-16 1977-08-16 周囲に溝を設けたタンク

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5256611U (ja) * 1975-10-22 1977-04-23
JPS5516860Y2 (ja) * 1975-11-17 1980-04-19

Also Published As

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JPS5435414U (ja) 1979-03-08

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