JPS588667Y2 - トラツクヨウイクビヨウバコウンパンダイ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はトラック用育苗箱運搬台に関するものである。

従来トラックの荷台に載せて使用する育苗箱運搬台は荷
台の後方から育苗箱の積卸作業を行う構造であったから
、荷台の奥に積まれた育苗箱の積卸が大変不便であるた
め運搬台を数段に積上げることができなかった。

そのため１回に少ししか運送できず作業能率が悪いとい
う欠点があった。

この欠点を一掃するため同出願人による実願昭５０１２
４０４９号（実公昭５６−４７０６８）のトラック用育
苗箱運搬台がある。

この考案は荷台の横方向からの育苗箱の積卸作業を可能
にしたもので作業能率の向上を促すものであるが、車の
揺れによって育苗箱が運搬台から落下してしまうという
欠点を有していた。

本考案はこの欠点を除去して横方向からの育苗箱の積卸
作業をより安全に行なうことができ数段に積上げること
のできる構造の育苗箱運搬台を提供して作業能率の向上
を計ることを目的とする。

次に本考案の槽底および作用を図面の実施例により説明
する。

上方に嵌合段部１を有する脚杆２を状側板３の両端に固
着して形成される支脚４を対設し、該対設する状側板３
の両端下部を横パイプ５により連結すると共に中央部に
受バイブロを架設し、該状側板３の横パイプ５と受バイ
ブロの間に受板７を垂設し、該受板Ｔに支持パイプ８を
受バイブロとほぼ同じ高さに架設し、該状側板３の両端
にストッパー９を固着して積み重ねるための育苗箱運搬
台を形成し、土台となる育苗箱運搬台の場合は４隅に配
設した脚杆３の下方を補強杆１０により螺着緊締せしめ
る。

しかして育苗箱運搬台１１．１２を荷台に積載するには
脚杆２を補強杆１０により連結した運搬台１１を一番下
方に載置し、該運搬台１１の上方に補強杆１０の無い運
搬台１２を載置する。

その際上方の運搬台１２の脚杆２が下方の運搬台１１の
嵌合段部１のストッパー９により挾支される。

そのため補強杆１０とストッパー９により育苗箱イおよ
び運搬台１１．１２による加重を十分支えることが出来
るから数段に重ねることが可能である。

次に運搬台１１．１２に横方向から育苗箱イを積載する
ならば第２図に示す如く育苗箱イの前方は状側板３の中
央部に架設された受バイブロにより係止され、下方は横
パイプ５上に載置すると共に支持パイプ８により育苗箱
イの下方中央部が支持されながら傾斜して載置されるか
ら、育苗箱イは横方向に動くことがないと共に前後方向
にも移動しにくい。

また車の揺れにより前後方向に移動しても支持パイプ８
が育苗箱イの下方中央部を保護しているため落下する心
配は全く無い。

またパイプ製であるから安価に提供し得られる。

本考案は上記の如くトラック荷台の側方から育苗箱イを
簡単確実且つ円滑に積卸できるため１段につき多くの育
苗箱イを積載でき、しかも運搬台１１．１２を６段位い
まで重ねることが可能であるから１回の運送量が多く作
業能率の向上を計り得られ実用上の効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例であり第１図は全体斜面図、第２
図は第１図におけるＡ−Ａ線断面図、第３図は積み重ね
た状態を示す断面図、第４図は使用状態図である。 １・・・・・・嵌合段部、２・・・・・・脚杆、３・・
・・・・状側板、４・・・・・・支脚、５・・・・・・
横パイプ、６・・・・・・受パイプ、７・・・・・・受
杆、８・・・・・・支持パイプ、９・・・・・・ストン
パー、１０・・・・・・補強杆、１１１２・・・・・・
運搬台、フ イ・・・・・・育苗箱。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 脚杆の上部近傍個所に嵌合段部を内側に形成し、この嵌
   合段部を境として上部を受部とし、下部を嵌合部とした
   脚杆を嵌合段部を内側にして四隅に配し、この夫々の脚
   杆の両辺に、端部を重合せしめて方形状に前後枝杆と前
   後に対角の傾斜角を有する左右枝杆の端部を固着すると
   共に該左右枝杆の間に育苗箱の奥行きを抑止する受パイ
   プと育苗箱を載置する支持パイプを架設して成る運搬台
   の単体を必要に応じ数段積み重ねる際一方の運搬台の脚
   杆受部に他方の運搬台の脚杆嵌合部を嵌合し得るように
   したことを特徴とする育苗箱運搬台。