JP3093486U - 現金輸送車用カート - Google Patents
現金輸送車用カートInfo
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- JP3093486U JP3093486U JP2002006587U JP2002006587U JP3093486U JP 3093486 U JP3093486 U JP 3093486U JP 2002006587 U JP2002006587 U JP 2002006587U JP 2002006587 U JP2002006587 U JP 2002006587U JP 3093486 U JP3093486 U JP 3093486U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cash
- cart
- shelf
- pedestal
- luggage compartment
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 キャッシュボックスや現金封袋を整然と並べ
た形で簡単かつ確実に運搬でき、運搬途中で落ちたり、
混ざり合ってしまうのを防止できる現金輸送車用カート
を提供する。 【解決手段】 長方形の台座と、台座の四隅に配設され
る一組のキャスタと、台座の長手方向両端に相互に対面
するように設けられる1対の側部フレームと、各側部フ
レームの高さ方向中間部位間を相互に連結するように設
けられる少なくとも1つの棚板とから構成される。棚板
は荷物室の側壁に隣接する側の長手側端部から他方の長
手側端部に向かって上方へ傾斜するように配置され、各
側部フレームは棚板上に載置されたキャッシュボックス
の短手方向における重量中心が短手方向の組におけるキ
ャスタ間の中心付近となるように偏倚されている。
た形で簡単かつ確実に運搬でき、運搬途中で落ちたり、
混ざり合ってしまうのを防止できる現金輸送車用カート
を提供する。 【解決手段】 長方形の台座と、台座の四隅に配設され
る一組のキャスタと、台座の長手方向両端に相互に対面
するように設けられる1対の側部フレームと、各側部フ
レームの高さ方向中間部位間を相互に連結するように設
けられる少なくとも1つの棚板とから構成される。棚板
は荷物室の側壁に隣接する側の長手側端部から他方の長
手側端部に向かって上方へ傾斜するように配置され、各
側部フレームは棚板上に載置されたキャッシュボックス
の短手方向における重量中心が短手方向の組におけるキ
ャスタ間の中心付近となるように偏倚されている。
Description
【0001】
本考案は、主としてATMやCD(キャッシュディスペンサ)に現金を補充す
るためのキャッシュボックスを運搬するためのカートに関し、特に、現金輸送車
に車載して使用することができるカートに関する。
【0002】
これまで、現金輸送車にキャッシュボックスや現金封袋を載せたり降ろしたり
する際に用いられるカートまたは台車としては、現金輸送車の後部に設けられた
特殊な積載部屋の中にキャッシュボックスを持ち上げて挿入する台車が提案され
ている(例えば、特許文献1および2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−16154号公報
【特許文献2】
特開2000−38079号公報
【0004】
これに対し、一般的な現金輸送車への積み降ろしでは、キャッシュボックスや
現金封袋の運搬専用のものはなく、台座の底面にキャスタを備え、台座の一側端
から上方に把手が延びた公知汎用のカートが用いられており、カートへの積み方
が悪いと運搬途中で落ちてしまい易いものであった。また、現金輸送車への積載
は、所謂、バラ積み形式で積み込まれているため、現金輸送車の揺れ等によって
キャッシュボックスや現金封袋が移動してしまい、降ろす際にどれを降ろせばよ
いのか探さねばならず、余分な手間隙を要するものであった。
【0005】
本考案の目的は、現金仕分け場所から届け先まで、キャッシュボックスや現金
封袋を整然と並べた形で簡単かつ確実に運搬でき、もって、キャッシュボックス
や現金封袋が運搬途中で落ちたり、混ざり合って探さねばならなくなったりする
ことを回避できる現金輸送車用カートを提供することにある。
【0006】
本考案による現金輸送車用カートは、現金輸送車の荷物室の側壁に沿って配置
するためのカートであり、そして、長方形の台座と、カートを移動可能にするた
めに台座の底面の少なくとも四隅にそれぞれ配設される一組のキャスタと、台座
の上面の長手方向両端に相互に対面するように設けられる1対の側部フレームと
、各側部フレームの高さ方向中間部位間を相互に連結するように設けられる、全
体的に立方体形状のキャッシュボックスを載置するための少なくとも1つの棚板
とから構成される。棚板は荷物室の側壁に隣接する側の長手側端部から他方の長
手側端部に向かって上方へ傾斜するように配置され、各側部フレームは棚板上に
載置されたキャッシュボックスの短手方向における重心が短手方向の組における
キャスタ間の中心付近となるように偏倚されている。
【0007】
棚板上にキャッシュボックスを載置したとき、載置したキャッシュボックス全
体としての重心がキャスタ間の中心付近に位置するように構成されていることに
より、カートを移動させているときにカートが傾いて倒れてしまうことはなく、
また、棚板が傾斜されて配置されていることにより、棚板上に置かれたキャッシ
ュボックスが移動中に落ちてしまうのを効果的に防止することができるため、無
用な力を必要とせずにスムーズに移動させることができる。
【0008】
本考案による現金輸送車用カートはまた、台座の底面の車載時に荷物室の側壁
に近接する側に対向する側に、台座を持ち上げてカートの移動を阻止するための
ストッパを設けることが好ましい。カートを現金輸送車に載せ、荷物室の側壁に
カートを添わせてストッパを作動することにより、カートの上端が荷物室の側壁
に押し付けられた状態で保持されるため、現金輸送車にカートを固定するための
手段を設けたり、固定のための部材を別体として用意したりすることなく、現金
輸送車の走行中にカートが転倒する恐れを回避することができる。
【0009】
好ましくは、棚板にはキャッシュボックスを保持するための仕切り板が着脱自
在に配置され、側部フレームの短手方向両端間には棚板に載置されたキャッシュ
ボックスが脱落するのを防止するための倒れ止めが設けられ、そして、倒れ止め
の車載時に荷物室の側壁に近接する側の倒れ止めは固定され、他方の倒れ止めは
着脱自在に設けられる。また、棚板を全体的に平板状の形状に形成し、その短手
方向両端を相互に対向方向に折り曲げられたリブを備え、棚板の短手側端部と着
脱自在に係合してその棚板を前記の傾斜状態に保持するように支持桿を側部フレ
ームに傾斜して設けるのが好ましい。
【0010】
本考案の実施例による現金輸送車用カート1は、図1〜3に示すように、全体
的に長方形の平面形体を有する台座2と、台座2の底面の少なくとも四隅にそれ
ぞれ配設される一組のキャスタ3と、台座2の上面の長手方向両端に相互に対面
するように設けられる1対の側部フレーム4と、各側部フレーム4の高さ方向中
間部位間を相互に連結するように設けられる少なくとも1つ(図示の場合、3つ
)の棚板5とから構成される。
【0011】
台座2の底面には、図4に例示するように、現金輸送車に載せたときに荷物室
の側壁Wに近接する側に対向する側に、台座2の当該側を持ち上げることによっ
てカートの移動を阻止するためのストッパ6が更に設けられる。
【0012】
複数の棚板5のうちの少なくとも最下方位置に位置する棚板は側部フレーム4
に着脱自在に取り付けられる。基本的に、すべての棚板5には全体的に立方体形
状のキャッシュボックス7を保持するための仕切り板8が着脱自在に配置される
。仕切り板8は載置しようとするキャッシュボックス7の大きさに対応してその
配置位置を変更できることは容易に理解されよう。
【0013】
側部フレーム4は、着脱自在な棚板5をその短手側端部と着脱自在に係合する
ための支持桿9を備える。特に限定するものではないが、棚板5の短手側端部と
支持桿9の間の係合は、棚板5の載置面を形成するパネルを棚板5の短手側端部
において下方へ折り曲げ、その折り曲げ部分を支持桿9上に嵌め合わせることに
よって行うこともできる。支持桿9は、棚板5がその荷物室の側壁Wに隣接する
側の長手側端部から他方の長手側端部に向かって上方へ傾斜するように、側部フ
レーム4に傾斜して設けられる。このため、側部フレーム4は、棚板5の上に載
せたキャッシュボックス7の棚板短手方向における重心が該短手方向の組におけ
るキャスタ3間の中心付近に位置するように偏倚されて台座2に取り付けられる
。この偏倚の程度は、棚板5の傾斜角度、傾斜した棚板5に載せたキャッシュボ
ックス7が最終的に位置する棚板短手方向の位置等によって決定される。
【0014】
側部フレーム4の短手方向両端間には、棚板5に載置されたキャッシュボック
ス7が脱落するのを防止するための倒れ止め4a(図1参照)、4b(図2参照
)がそれぞれ設けられる。車載時に荷物室の側壁に近接する側となる倒れ止め4
bは固定される一方、他方の倒れ止め4aは着脱自在に設けられる。倒れ止め4
a、4bは、装着される棚板の数に対応してそれぞれ設けられるのが好ましいが
、少なくとも倒れ止め4aについては、ロープ等の固縛部材(図示なし)を挿入
して縛るためのリング4cを側部フレーム4に設けることで対応することができ
る。
【0015】
上述の如く構成される本考案の現金輸送車用カートの使用方法について以下説
明する。
【0016】
カート1は、ストッパ6を解除した状態(図5参照)でキャスタ3を利用して
移動させ、ストッパ6を作動させて(図1〜3参照)現金仕分け場所の所定の場
所へ固定した後、棚4および/または台座2に所定のキャッシュボックス7を載
せると共に、現金封袋や有価証券等の書類が入ったケース等のようなその他の所
要の積載物を載置する。このとき、載置すべきキャッシュボックス7の大きさが
棚4間の間隔よりも大きい場合、図5に例示するように、邪魔になる棚4を取り
外することによって対応することができる。積載が完了すると、ストッパ6を解
除し、キャスタ3を利用して所定の現金輸送車へ移動させる。現金輸送車は、通
常、荷物室の床面と同じ高さのプラットホームにその積載口を横付けして用意さ
れる。これにより、カート1はキャスタ3を利用して直接荷物室内へと移動され
、荷物室の側壁Wに添わせた状態に置いた後にストッパ6を作動させて固定する
ことにより車載作業が完了する(図4参照)。
【0017】
届け先では、プラットホームがある場合、現金輸送車の積載口を横付けし、ス
トッパ6を解除し、キャスタ3を利用してカート1を運び出し、所定の荷降し場
所にストッパ6で固定してキャッシュボックス7等の所要の積載物を降ろすこと
により輸送が完了する。一方、プラットホームがない場合、主として保安上の観
点から、カート1を荷物室内に固定させたまま所要の積載物を降ろすことになる
。一般的に、複数の届け先への積載物を混載した形で輸送されるが、このとき、
キャッシュボックス7等の積載物は、現金輸送車の荷物室内に固定されたカート
1に整然と並べられているため、届け先で降ろすべき積載物を簡単かつ確実に探
し出すことができる。
【0018】
本考案によれば、棚板を傾斜させて設けていることにより、キャッシュボック
ス等の積載物を棚板に載せるだけで保持することができ、台座(より正確には、
キャスタ)に対して側部フレームを適当に偏倚して配設することにより、棚板を
傾斜させたことによる積載物の重心位置をキャスタ間の中央に位置させることが
てき、それにより、積載・移動時に重心が偏ってカートが倒れる恐れを回避する
ことができる。また、台座に設けられたストッパによって現金輸送車の荷物室の
壁側に傾く方向へ台座を持ち上げて固定することにより、特に現金輸送車の走行
中にカートが倒れてしまうのを効果的に防止できる。更に、棚板に仕切り板を配
置してキャッシュボックス等の積載物を保持することにより、カートの移動中や
現金輸送車の走行中に積載物が混じり合ってしまうのを防止でき、それにより、
間違った積載物を降ろしてしまう等のような人為的な過ちの発生を効果的に回避
して簡単かつ確実に配送を行うことができる。
【図1】 本考案の実施例による現金輸送車用カートの
正面図である。
正面図である。
【図2】 図1に示すカートの背面図である。
【図3】 図1に示すカートの側面図である。
【図4】 本実施例のカートを現金輸送車に積み込んだ
状態を示す概略図である。
状態を示す概略図である。
【図5】 棚板の取付けを変更した例を示す図1と同様
な図であるが、ストッパは解除された状態で示されてい
る。
な図であるが、ストッパは解除された状態で示されてい
る。
1 カート 2 台座
3 キャスタ 4 側部フレー
ム 4a、4b 倒れ止め 4c リング 5 棚板 6 ストッパ 7 キャッシュボックス 8 仕切り板 9 支持桿 W 現金輸送車の荷物室の側壁
ム 4a、4b 倒れ止め 4c リング 5 棚板 6 ストッパ 7 キャッシュボックス 8 仕切り板 9 支持桿 W 現金輸送車の荷物室の側壁
Claims (4)
- 【請求項1】 現金輸送車の荷物室の側壁に沿って配置
するためのカートであって、長方形の台座と、カートを
移動可能にするために台座の底面の少なくとも四隅にそ
れぞれ配設される一組のキャスタと、台座の上面の長手
方向両端に相互に対面するように設けられる1対の側部
フレームと、各側部フレームの高さ方向中間部位間を相
互に連結するように設けられる、全体的に立方体形状の
キャッシュボックスを載置するための少なくとも1つの
棚板とから構成され、棚板は荷物室の側壁に隣接する側
の長手側端部から他方の長手側端部に向かって上方へ傾
斜するように配置され、各側部フレームは棚板上に載置
されたキャッシュボックスの短手方向における重量中心
が短手方向の組におけるキャスタ間の中心付近となるよ
うに偏倚されている、現金輸送車用カート。 - 【請求項2】 前記台座の底面には車載時に荷物室の側
壁に近接する側に対向する側に台座を持ち上げてカート
の移動を阻止するためのストッパが更に設けられる、請
求項1に記載の現金輸送車用カート。 - 【請求項3】 前記棚板にはキャッシュボックスを保持
するための仕切り板が着脱自在に配置され、前記側部フ
レームの前記短手方向両端間には棚板に載置されたキャ
ッシュボックスが脱落するのを防止するための倒れ止め
が設けられ、前記倒れ止めの車載時に荷物室の側壁に近
接する側の倒れ止めは固定され、他方の倒れ止めは着脱
自在に設けられる、請求項1または2に記載の現金輸送
車用カート。 - 【請求項4】 前記棚板は短手方向両端を相互に対向方
向に折り曲げられたリブを有する全体的に平板状の形状
を有し、前記側部フレームには棚板の短手側端部と着脱
自在に係合して該棚板を前記傾斜状態に保持するように
傾斜して設けられた支持桿を備える、請求項1、2また
は3に記載の現金輸送車用カート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002006587U JP3093486U (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | 現金輸送車用カート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002006587U JP3093486U (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | 現金輸送車用カート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3093486U true JP3093486U (ja) | 2003-05-09 |
Family
ID=43247509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002006587U Expired - Lifetime JP3093486U (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | 現金輸送車用カート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3093486U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020147224A (ja) * | 2019-03-15 | 2020-09-17 | ヤマト運輸株式会社 | 運搬用台車とその固定構造 |
-
2002
- 2002-10-18 JP JP2002006587U patent/JP3093486U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020147224A (ja) * | 2019-03-15 | 2020-09-17 | ヤマト運輸株式会社 | 運搬用台車とその固定構造 |
JP7103983B2 (ja) | 2019-03-15 | 2022-07-20 | ヤマト運輸株式会社 | 運搬用台車とその固定構造 |
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Legal Events
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