JPS5884006A - 半透膜、その製造方法および用途 - Google Patents

半透膜、その製造方法および用途

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JPS5884006A
JPS5884006A JP57192609A JP19260982A JPS5884006A JP S5884006 A JPS5884006 A JP S5884006A JP 57192609 A JP57192609 A JP 57192609A JP 19260982 A JP19260982 A JP 19260982A JP S5884006 A JPS5884006 A JP S5884006A
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acid
copolymer
semipermeable membrane
formula
group
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JP57192609A
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ユエル・ジンライフ
ヨゼフ・ベルガ−
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Ciba Geigy AG
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Publication date
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    • C08J7/00Chemical treatment or coating of shaped articles made of macromolecular substances
    • C08J7/12Chemical modification
    • C08J7/123Treatment by wave energy or particle radiation
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D71/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B01D71/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
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    • B01DSEPARATION
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は架橋ポリマーからなる半透膜、その製造方法
および、特に逆浸透または限外濾過における用途に関す
る。
半透膜を、逆浸透(ハイA−濾過ともいう。)および限
外濾過のような分離法に使用することは周知のことであ
る。膜を用いるこの分離法の本質的な特徴は膜の選択的
な浸透性、すなわち溶解している物質を保持し溶媒を通
すことである。
例えば海水や廃水からの飲料水の製造、下水処理、電気
メツキ槽の処理、並びに食品工業や薬品工業に用いられ
る合成材料の膜は、分離作用に関してだけでなく機械的
強度や化学的安定性の大きいことが要求される。主とし
てセルロースエステル、ポリアミr。またはアクリルニ
トリルポリマー製の膜が使用されているが、それらの膜
は分離性あるいは耐溶剤性に関して欠点がある。従って
これらの欠点を前記のポリマーの改良によって除く試み
がなされていないわけではない。ドイツ公開公報箱2,
906,334号には、例えば環状のβ−ケト酸、特に
スクシニロコハク酸テ修飾されたセルロースエステル誘
導体を膜の製造に使用することが提案されている。
本発明者等は膜の製造にエチレン性不飽和モノマーをペ
ースとする光架橋性コポリマーを使用すると、耐溶絢性
が良好で、透過性と保持性のよい半透膜が容易に得られ
ることを見出した。
従って、本発明の対象はエチレン性不寵和モノマーをペ
ースとする光架橋性コポリマーを含有する層に電磁波を
照射することによって得られる架橋ポリマーからなる半
透膜であって、前記の光架橋性コポリマーは分子量か1
0 〜107であり、ポリマー鎖に側鎖として式■ (式中、R1およびR2は各々メチル基を表わすか、ま
たはR7とR2はそれらが結合している炭素原子と一緒
になって5員もしくは6員のメチル基により置換されて
いてもよい炭素環式のリングを形成している。) で示されるマレインイミド基を少な(とも2個有し、コ
ポリマーの製造に用いられるコモノマーの総量に対して
少なくとも10重量%のモノマーは酸性および/または
塩基性の基を有することを特徴とするものである。
本発明の膜の調製には、例えば式■のマレ怜ヲィミド基
を次式で示される分子鎖構成要素中に有する光架橋性コ
ポリマーが使用される。
COO−Yl−MI −CH2−CR3− 1 000→0H2←CH−CH2−00C−Y2−MI1 0H(x=1または2) −CH2−CR3− C0NR4−Y3− MI −C−C− 1 R60−Y4−MI −CH−CH− 1 COOHCoo −Y5− MI −CH−CH 式中、MIは式Iのマレイ字イミド基を表わし、Y2は
炭素原子総数がそれぞれ最大で18の脂肪族、脂環式、
炭素環式芳香族、アル脂肪族(araliphatic
 ) 、ペテロ環式脂肪族またはへテロ環式芳香族架橋
基を表わし、YlはY2と同じ意味を表わすか、または
次式 で示される基を表わし、Y3はY2と同じ意味を表わす
か、または−〇〇−Y2基を表わし、Y4はY2と同じ
意味を表わすか、または好ましくは脂肪族もしくは炭素
環式芳香族基を表わし、Y5はY2と同じ意味を表わす
か、または次式 %式%) で示される基を表わし、Y6はY2と同じ意味を表わし
、Y7はY2と同じ意味を表わし、好ましくはq=Qで
あり、R3は水素またはアルキル基、好ましくはメチル
基を1表わし、R4は水素または炭素原子数が1〜6の
アルキル基を表わし、R5゜R6およびR7は互に独立
したものであって、水素、ハロゲン、シアン、アルキル
、アリール、アラルキル、好ましくは゛水素を表わし、
R8は水素、−C00Hまたは−000(CH2)2C
H3(z=0〜18)を表わし、R9は水素または炭素
原子数が1〜6のアルキル基を表わす。
本発明の膜の調製に用いられる光架橋性コポリマーはド
イツ公開公報第2626769号により公知であり、そ
こに記載されている方法により、(1)反応性の側鎖基
、例えば−〇H、−8H。
−Nl2.ジカルゼン酸無水物またはエポキシP基を有
する既存のポリマー鎖に縮合反応もしくは付加反応によ
って感光性のマレ牟#イミド基を導入するか、または(
11)少なくともモノマーの10重量%が感光性マレ→
−イミド基を有するコモノマーの混合物を共重合するか
することにより調製することができる。このようなマレ
本≠イミP基を有するモノマーはドイツ公開公報第26
26795号により公知である。
本発明の膜は、 (11少なくとも式Iのマレ−ブイミド基を1個有する
アクリル(またはメタクリル)酸エステル−、アクリル
(またはメタクリル)酸アミド−またはビニルエーテル
誘導体、または式■ 1 (式中、R,、R2,Y2およびnは前記と同じ意味を
表わし、nは1が好ましい。) で示される化合物、 (2)  コモノマーの総量に対して少なくとも10重
量%量の、酸性および(または)塩基性の基を有するエ
チレン性不飽和コモノマー、および所望により (3)  少な(とも前記(1)および(2)とは異な
る他のエチレン性不飽和コモノマー から製造される光架橋性コポリマーを使用して得られる
架橋コポリマーからなることが好まし1、X。
前記のコモノマー(1)は次式■〜■ (式中、R10は水素またはメチル基を表わし、Rは直
鎖状もしくは分岐状の炭素原子数1〜12のアルキレン
基、または炭素原子数5もしくは6のシクロアルキレン
基を表わし、R1□は式 で示されるマレ−イミド基を表わし、R1□は水素また
は炭素原子数1〜6のアルキル基を表わし、R、Rおよ
びR16はそれぞれ水素、14    15 ハロゲン、シアンまたは炭素原子数1〜6のアルキル基
を表わす。) で示されるものが好ましい。
弐■および式■のコモノマー、特に次式で示される化合
物のような式Vの化合物がとりわけ好ましい。
架橋性コポリマー中におけるこれらのコモツマ−の含量
は光の作用で生成する網構造の架橋密度を規定する。コ
モノマーの含量が少なすぎると、架橋、従って膜の機械
的強度は不十分なものとなる。
コポリマーの10〜90重量%を占めることができる、
上記のマレイ宇イミド基を有する分子鎖構成要素に加え
て、コ、f IJママ−酸性および(または)塩基性の
基並びに所望により更に他のマレpイミド基を含まない
鎖構成要素を有する。
酸性の鎖構成要素は以下のコモノマー(2)から誘導さ
れる:α、β−不飽和カ不飽和カルケン酸アクリル酸、
メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、ク
ロトン酸;スルホン酸基を有するモノマー、例えばビニ
ルスルホン酸およびその塩(Na塩、K塩等)、2−ス
ルホエチル−メタクリレート、スチロールスルホン酸、
または環状酸無水物(1mol )とヒドロキシエチ、
←アクリレート(または−メタクリレート)(1mol
 )との反応、によって生ずる、カルゼキシル基を有ス
るモノマー、例えばフタル酸−モノ−β−アクリロキシ
(またはメタクリロキシ)エチルエステル。
塩基性の基を有する鎖構成要素は、コモノマーとして好
ましくはジアルキルアミノ基もしくはアルキルアリール
アミノ基を有するカルぎン酸誘導体、α、β−不飽和カ
ルデン酸または窒素へテロ環式ビニル化合物を単独もし
くは混合して用いてコポリマーに導入される。塩基性コ
モノマーとしては、例えば2−ビニルピリジン、4−ビ
ニルピリジンのようなビニルピリジン化合物系のコモノ
マー;例えばジメチルアミノエチルメタクリ(またはア
クリ)レート、ジエチルアミノエチルメタクリ(または
アクリ)レート、ジメチルアミノプロピルメタクリ(ま
たはアクリ)レート、ジエチルアミンゾロビルメタクリ
(またはアクリ)レート、ジエチルアミノプロビルメタ
クリレートまたはジエチルアミノプロビルメタクリレー
トのような塩基性の置換基を有する(ジアルキルアミノ
基を有する)アクリルエステルまたはアミP系のコモノ
マーが挙げられる。
塩基性の基は、ビニルピリジンまたはN、N−ジアルキ
ルアミノ−もしくはN、N−アルキルアリールアミノア
クリル(またはメタクリル)酸アルキルエステル、特に
N、N−ジアルキルアミノアクリル(またはメタクリル
)酸アルキルエステルのものが好ましい。
所望により光架橋性コポリマー製造の際に使用される、
酸性もしくiアルカリ性の基を有さないコモノマー′1
3)は例えば下記のコモノマーに由来するものであるニ
オレフイン特にアルケン;ビニルハライド、例えばビニ
ルケトンr、ビニルケトンr1 ビニルフルオリド、ビ
ニリデンハライド、例えばビニリデンクロ、リド;α、
β−不飽和酸のニトリル、例えばアクリロ(またはメタ
クリ口)ニトリルシα、β−不飽和酸(アクリル酸およ
びメタクリル酸)のエステル、例えばメチルメタクリレ
−・ト、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、
ブチルアクリレート、オクチルアクリレート、2−エチ
ル−ヘキシルアクリレート、メチルメタクリレート、エ
チルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、ブ
チルメタクリレート、グリシジルアクリレート、グリシ
ジルメタクリレ−ト、クロルメチルメタクリレート;α
、β−不飽和カルゼン酸アミF%およびその誘導体、例
えばアクリルアミド、メタクリルアミr;芳香族ビニル
化合物、例エバスチレン、メチルスチレン、ビニルトル
エン、α−クロルスチレン;ビニルケトン、例えばメチ
ルビニルケトン;ビニルエステル、例えばビニルアセテ
ート;ヘテロ環式ビニに化合物、例えばビニルピリジン
、ピニルカルノ々ゾール、またはビニルエーテル。
コポリマーはコモノマー(3)として、アルケン、ビニ
ル−またはビニリデンハライド、アクリロ(またはメタ
クリ口)ニトリル、α、β−不飽和酸のエステルもしく
はアミ?、芳香族もしくはヘテロ環式ビニル4i合物、
ビニルエステルもしくは一エーテルまたはビニルケトン
、特にアクリル(またはメタクリル)酸アルキル−もし
くバーヒドロキシルアルキルエステル、おヨヒ特にアク
リル(またはメタクリル)酸アルキルエステルを含むこ
とが好ましい。光架橋性コポ遼マーは、コモノマー(3
)に由来する繰返し構成単位なO〜80重量%有するこ
とができる。
コポリマーに関しては、遊離のカルゼン酸基を有するコ
モノマー、具体的にはメタクリル酸、アクリル酸、マレ
イン酸(無水マレイン酸)およびフタル酸−モノ−β−
メタクリロキシ−エチルエステルのようなα、β−不飽
和酸から製造されるものが好ましい。この場合、これら
の酸のポリマー中における含量は90〜10重量%、好
ましくは50〜15重量%の間で変えることができ喝。
本発明の膜を製造するに際しては、特に塩基性の基を有
し、コモノマーがビニルピリジンまたはN、N−ジアル
キルアミノ−もしくはN。
N−アルキルアリールアミノメタクリル(またはアクリ
ル)酸アルキルエステルで構成される光架橋性コポリマ
ーが使用される。そして好ましい実施態様に於ては塩基
性基中にある第三級N−原子を公知の方法で、例えばジ
メチル硫酸のような四級化剤を用いて四級化する。・酸
性および塩基性を有する光架橋性コポリマーから製造さ
れる膜も好ましい実施態様である。
光架橋性コポリマーは公知の方法に従って、例えばポリ
マーを溶かさない溶剤中に沈澱させ、次いで洗浄し、乾
燥することによって精製することができる。
光架橋性コポリマーの感光性は増感剤によって著しく高
められる。増感剤を適当に選択することによって、種々
の市販の複写用ランプ(例えば金属ハライドランプ)の
光に対して感光性が最大になるように調整される。
増感剤としては特に三重項増感剤が適当であり、これを
用いると架橋は励起した増感剤の三重項エネルギーの励
起していない式■のマレイン酸イミドエステルへの移動
によって起る;これについてはN、J、Turro、 
Mo1. PhotochemisItry。
W、A、Benjamin 社(1965年)、107
頁を8照のこと。有効な増感の条件は、3001m以上
の領域で実際上十分な光吸収が起る最大吸収を三重項増
感剤が持ち、かつ三重項エネルギー移動が発熱的である
ことである。
400〜420μmの光(金属ハライr)に対しては、
例えば6−カルIキシ−2−メチル−チオキサンのアル
キルエステルのような置換チオキサントンが特に適して
いる。増感剤はコポリマーの重量に対して0.1〜10
重量%の量で使用するのが好ましい。多くの異なる増感
剤を組合せて使用することもできる。
材料の照射を行うには、増感剤の吸収帯領において有効
な照射が起る光源が適している。前記の増感剤の多くは
3.0Onm〜450nmに吸収を有するので、この領
域において高い光線を放射する光源が好ましい。点光源
および面光源(カーペット状うンゾLanpen te
ppiche)が適当である。例えば、炭素アークラン
プ、キセノンアー クランプ、所望により金属ノ・ライ
rをP−ゾした水銀蒸気ランプ(金属ハライドランプ)
、UV−光反射発光体を備えた蛍光ランプ、アルザン発
熱ランプ、電子閃光ランプおよび写真用照明ランプがあ
る。ランプと本発明の照射すべき材料との距離は使用目
的およびランプの種類乃至強度によって、例えば2cm
〜150儒の間で変えることができる。場合によっては
スペクトルの可視領域において感光性の光開始剤を用い
て可視光を照射することが好都合なことがある。このよ
うな場合、照射源は可視光の有効量を反射してしまうも
のである。
前記の多くの光源は可視光を必要量放出する。
増感剤を用いずにポリマーの架橋を行うことも可能であ
る、このためには、式(I)のマレイミド基の吸収帯領
域で、即ち約200〜350nmで光を放射する光源が
必要である。例えば低圧水銀−または中圧水銀蒸気ラン
プが適当である。
本発明の半透膜の調製は、光架橋コポリマーを有機溶媒
の溶液状態門たは溶融状態で適当な基板上に薄層に塗布
し、所望により使用した溶剤を蒸発させ、得られたフィ
ルムを照射することにより周知の方法で行われる。具体
的な塗布層の望ましい厚さは、膜の個々の使用目的に依
る。好ましい層厚は0.1〜100μm1特に01〜5
0μmである。
先罠述べたように、本発明の半透膜は特に溶剤安定性が
改善された点に特徴がある。従ってこの半透膜は、具体
的に言えばハイパー濾過または限外濾過のように物質の
分離に利用される。
以下の例により本発明を更に詳しく説明する。
光架橋性コポリマーの製造 例A: 還流冷却器、攪拌器、窒素導入口および温度計を付した
スルホーン化フラスコに、2−(ジメチルマレイーンイ
ミド)−エチルメタクリレート80重量部およびメタク
リル酸20重量部をメチルエチルケトン(MEK)−メ
チルセルソルブ(MC8)の15%溶液(MEK :M
cg’−1+ 1.重量比)として入れる。フラスコは
数回脱気して、窒素置換し、次いで内容物を65℃にし
てアゾ−ヒス−イソブチロニトリル(AIBN) ヲモ
ノマーの総量に対して0.2重量%加える。4時間の間
隔をおいて、更に2回各々2重量%のAIBNを加える
。24時間反応さ凝た後、コポリマーを15倍過剰量の
エーテル中に沈澱させ、沈澱物を40℃にて高真空下で
乾燥する。コポリマーが理論量の9゛4%の収率で得ら
れる。MEKおよびMC8の等量からなる混合溶媒中で
25℃にて測定した固有粘度(ηinh )は0.21
 di/17である。
例B: 例Aと同様にして2−(ジメチルマレ◆嚇イミド)−エ
チルメタクリレート50重量部、メタクリル酸25重量
部およびブチルメタクリレート25重量部を共重合させ
る。収率−理論量の68%;η、nh=0.22dl/
g0例C: 2−(ジメチルマレ≠≠イミド)−エチルメタクリレー
ト80重量部、N、N−ジメチルアミノエチルメタクリ
レート20重量部およびモツマーの総量に対して1重量
%のドデシルメルカプタンを例Aのスルホン化フラスコ
中でイソゾロ、Rノールに25%溶液となるように溶か
す、溶液を+10℃に冷却し、N、N−ジメチルアミノ
エチルメタクリレートの量に対して等モル量のジメチル
硫酸を加える。次いで溶液を数回脱気して窒素置換し、
80℃に昇温してモノマーの総量に対して1,5重量%
のAIBNを加える。
15時間後、更に1重量%のAIBNを添加し、反応液
を2時間つづけて反応させる。沈澱を濾別し、40℃に
て高真空乾燥する。コポリマーが988%の収率で得ら
れる。
MEK/MCK(1: 1 )中での25℃におけるη
1nh= 0.13 d// 11゜例  1 : 増感剤としてチオキサントン−2−カルゼン酸メチルエ
ステル0.07!lを含む、例Aのコポリマ−1,42
#をジオキサン8.5 !iに溶かした溶液を平らな基
板上に一様に塗布し、−夜室温で乾燥し、ズいて2 k
Wの中圧水銀ランプを用いて2時間照射して、厚さ12
4μmのフィルムを得る。
このフィルムをハイノミ−濾過試験で膜として使用する
。純水を用いると、1ooノ々−ルの圧力での水速過量
は981/rrL2dであり、同じ条件で0. I N
  NaCl溶液を用いた場合の水速過量は4.8 l
 / m2dであり(l−透過容量リットル。
rn2−膜面積、d=日)、塩の保持能は43.3%で
ある。この膜は耐水性があり、アセトン、クロロホルム
、テトラヒドロフランおよびジメチルスルホキシドに不
溶性である。
例  2 : 増感剤としてチオキサントン−2−カルヂン酸メチルエ
ステル0.075.!i’を含む、例Bのコポリマ〜1
.4gをジオキサン8.5Iに溶かした溶液を平らな基
板に塗布し、−夜室温で溶剤を蒸発させ、次いで2 k
Wの中圧水銀ランプを用いて0.5時間照射し、厚みが
25μmの安定なフィルムを得、これを膜として使用す
る。例1に従って実施したハイパー濾過試験は純水を用
いた場合水の透過量が1.61 / m2dであり、0
. I NNaC1溶液を用いた場合には水の透過量は
2.01 / m2dであり、塩の保持能は63.4%
である。
この膜は耐水性で、アセトン、クロロホルム、テトラヒ
ドロフランおよびジメチルスルホキシドに不溶性である
例3: 例CKより得たコポリマー1.8419を、増感剤とし
てチオキサントン−2−力A/ yg y 酸メチルエ
ステル0.16Nを含有する等量のメチルエチルケトン
とエキレンゲリコールモノメチルエステルとからなる混
合溶媒9−に溶かし、平担な基板上に0.1酊の層厚に
塗布する。室温で45分間溶剤を蒸発させ、次いで例1
と同様にして15分間照射を行う。得ら、れた2oμm
厚のフィルムをハイパー濾過試験において膜として使用
する。例1と同じ条零で、純水の場合水の透過量は1 
’74. l / m”dであり、0.1 N NaC
1−溶液の場合水の透過量は157.217m”dで、
塩保持能は93.9%である。
この膜は耐水性で、アセトン、クロロポルム、テトラヒ
ドロフランおよびジメチルスルホキシドに不溶性である
特許出願人 チノ々−ガイギー アクチェンゲゼルシャフト代理人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1・ エチレン性不飽和モノマーをベースとスル光架橋
    性コポリマーを含有する層〔この光架橋性コポリマーは
    分子量が103〜107でありポリマー鎖に側鎖として
    式I 1 (式中、R1およびR2は各々メチル基を表わすか、ま
    たはR1とR2はそれぞれ結合している炭素原子と一緒
    罠なって5員もしくは6員のメチル基により置換されて
    いてもよい炭素環式のリングを形成する。)で示される
    マレ中≠イミド基を少なくとも2個有ル、コポリマーの
    製造に用いられるコモノマーの総量に対して少なくとも
    モノマーの10重量%は酸性および/または塩基性の基
    を有する。〕に電磁波を照射することによって得られる
    架橋ポリマ〜からなる半透膜。′ 2、光架橋性コポリマーが、 +11  少なくとも式(I)のマレ4y′イミド基を
    有するアクリル酸(またはメタクリル酸)エステル、ア
    クリル酸(またはメタクリル酸)アミドまたはビニル誘
    導体、または式■1 (式中、R1およびR2は式Iの場合と同じ意味を表わ
    し、Y2は炭素原子総数がそれぞれ最大で18の脂肪族
    、脂環式、炭素環式芳香族、アル脂肪族、ヘテ巳環式脂
    肪族またはへテロ環式芳香族架橋基を表わし、nは1ま
    たは2である。) で示される化合物、 (2)  コモノマーの総数に対して少なくとも10重
    量%の量の酸性および(または)塩基性の基を有するエ
    チレン性不飽和コモノマー、および所望により (3)  少なくとも前記f1)および(2)とは異な
    る他のエチレン性不飽和コモノマー から製造されることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に′記載の半透膜。 3、 光架橋性コポリマーが前記成分子1110〜90
    重量%、成分(2190〜10重量%および成分(3)
    0〜80重量%から製造されることを特徴とする特許請
    求の範囲第2項に記載の半透膜。 4 光架橋性コポリマー中のコモノマー(1)が次式 %式% 〔式中、Rloは水素またはメチル基を表わし、R11
    は炭素原子数1〜12の直鎖状もしくは分岐状アルキレ
    ン基または炭素原子数5もしくは6のシクロアルキレン
    基を表わし、R1゜は次式 で示されるマレーーーイミト基を表わし、貼は水素また
    は炭素原子数1〜6のアルキル基を表わし、R14,R
    15およびR16は各々水素ハロゲン、シアノまたは炭
    素原子数1〜6のアルキル基を表わす。〕 で示されるものであることを特徴とする特許請求の範囲
    第2項に記載の半透膜。 5 架橋性コポリマー中のコモノマー(2)がアクリル
    酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸
    、イタコン酸、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸
    またはフタル酸アクリル(またはメタクリル)半エステ
    ルであることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載
    の半透膜。 6、  架橋性コポリマー中のコモノマー(2)がビニ
    ルピリジンまたはN、N−ジアルキルアミノ−もしくは
    N、N−アルキルアリールアミノアクリル(またはメタ
    クリル)酸アルキルエステルであることを特徴とする特
    許請求の範囲第2項に記載の半透膜。 7 コモノマ・−(2)が酸性または奢基性の基を有す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の半透
    膜。 8、 光架橋性コポリマー中のコモノマー(3)が、ア
    ルケン、ビニル−もしくはビニリデンハライド、アクリ
    ル(またはメタクリル)ニトリル、α、β−不飽和酸の
    エステルもしくはアミド、芳香族もしくはヘテロ環式ビ
    ニル化合物、ビニルエステル、ビニルエーテル、マタは
    ビニルケトンであることを特徴とする特許請求の範囲第
    2項に記載の半透膜。 9、 光架橋性コポリマー中のコモノマーがアクリル(
    またはメタクリル)酸アルキル−または−ヒドロキシア
    ルキルエステルであることを特徴とする特許請求の範囲
    第2項に記載の半透膜。 10、  光架橋性コポリマー中のコモノマーが等モル
    量までのジメチル硫酸により第四−級化された、2−(
    N−ジメチルマレ≠学イミド)−エチルメタクリレート
    およびN、N−ジメチルアミノエチルメタクリレートか
    らなることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    半透膜。 11  エチレン性不飽和モノマーをペースとする光架
    橋性コポリマーを含有する層〔この光架橋性コポリマー
    は分子量が103〜107であって、ポリマー鎖に側鎖
    とl−て式I 1 (式中、R1およびR2は各々メチル基を表わすか、ま
    たはR□とR2はそれらが結合している炭素原子と一緒
    になって5員もしくは6員のメチル基により置換されて
    いてもよい炭素環式のリングを形成する。)で示される
    マレインイミド基を少なくとも2個有し、コポリマーの
    製造に用いられるコモノマーの総量に対して少なくとも
    10重量%のモノマーは酸性および/または塩基性の基
    を有する。〕に電磁波を照射することを特徴とする半透
    膜の製造方法。 12、特許請求の範囲第1項に記載の半透膜を用いるこ
    とを特徴とするハイ・ぐ−濾過または限外濾過方法。
JP57192609A 1981-11-06 1982-11-04 半透膜、その製造方法および用途 Pending JPS5884006A (ja)

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