JPS588399B2 - 有機けい素化合物系組成物 - Google Patents
有機けい素化合物系組成物Info
- Publication number
- JPS588399B2 JPS588399B2 JP7743076A JP7743076A JPS588399B2 JP S588399 B2 JPS588399 B2 JP S588399B2 JP 7743076 A JP7743076 A JP 7743076A JP 7743076 A JP7743076 A JP 7743076A JP S588399 B2 JPS588399 B2 JP S588399B2
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- JP
- Japan
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- siloxane
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- containing silane
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Silicon Polymers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は有機けい素化合物系組成物、とくにはアミノ
基含有シランまたはシロキサンにメルカプト基含有シラ
ンまたはシロキサンを添加混合してなる、アミノ基含有
シランまたはシロキサンのもつ諸特性を低下させること
なく保持し、加熱時などに着色ないしは変色を起すおそ
れのない有機けい素化合物系組成物に関するものである
。
基含有シランまたはシロキサンにメルカプト基含有シラ
ンまたはシロキサンを添加混合してなる、アミノ基含有
シランまたはシロキサンのもつ諸特性を低下させること
なく保持し、加熱時などに着色ないしは変色を起すおそ
れのない有機けい素化合物系組成物に関するものである
。
アミノ基含有シランまたはシロキサンはガラス繊維処理
剤あるいはつや出し用添加剤などとして有用な化合物で
あるが、これらは製造時に、該シランまたはシロキサン
中に含有されているアミノ基が高温において酸化され、
得ようとする目的物が着色ないしは変色を起すという不
利がある。
剤あるいはつや出し用添加剤などとして有用な化合物で
あるが、これらは製造時に、該シランまたはシロキサン
中に含有されているアミノ基が高温において酸化され、
得ようとする目的物が着色ないしは変色を起すという不
利がある。
このため、着色もしくは変色を防止するために、それら
シランまたはシロキサンの製造を窒素ガス、アルゴンガ
スなどの不活性ガスの雰囲気中で行うことが普通である
が、しかしながらこの方法によっても確実に着色もしく
は変色を防止することが困難である。
シランまたはシロキサンの製造を窒素ガス、アルゴンガ
スなどの不活性ガスの雰囲気中で行うことが普通である
が、しかしながらこの方法によっても確実に着色もしく
は変色を防止することが困難である。
また、アミノ基含有シランまたはシロキサンはそれらの
製造時のみならず保存中においても空気酸化により着色
し、該シランまたはシロキサンで処理したガラスクロス
あるいはこれらを配合したカーワックスなどは酸化によ
る着色あるいは性能の劣化をもたらすという問題がある
。
製造時のみならず保存中においても空気酸化により着色
し、該シランまたはシロキサンで処理したガラスクロス
あるいはこれらを配合したカーワックスなどは酸化によ
る着色あるいは性能の劣化をもたらすという問題がある
。
しかして該シランまたはシロキサンにハイドロキノン、
ペンゾキノン、4−メトキシフェノール、4・4′−チ
オビス(6−t−ブチルー3−クレゾール)、2・クー
メチレンビス(4−エチル−6−t−プチルフェノール
)などの酸化防止剤あるいは老化防止剤を添加配合する
ことが試みられているが、これによっても充分に着色な
いしは変色を防止することができず、それらを多量に配
合した場合にはアミノ基含有シランまたはシロキサンの
もつ諸特性を低下させるという不利がある。
ペンゾキノン、4−メトキシフェノール、4・4′−チ
オビス(6−t−ブチルー3−クレゾール)、2・クー
メチレンビス(4−エチル−6−t−プチルフェノール
)などの酸化防止剤あるいは老化防止剤を添加配合する
ことが試みられているが、これによっても充分に着色な
いしは変色を防止することができず、それらを多量に配
合した場合にはアミノ基含有シランまたはシロキサンの
もつ諸特性を低下させるという不利がある。
この発明は上記したような不利のない、新規な有機けい
素化合物系組成物に関するもので、これはアミノ基含有
シランまたはシロキサンと、式 (式中、R1は二価炭化水素基、R2は一価炭化水素基
、R3は水素原子または炭素原子数1〜6の一価炭化水
素基、aは0、1または2、bは01、2または3、た
だしa+bは0,1、2または3である)で示されるメ
ルカプト基含有シラン(a十b=3のとき)および/ま
たはメルカプト基含有シロキサン単位(a+b=o、■
または2のとき)を分子中に少なくとも1個有するメル
カプト基含有シロキサンとからなるものである。
素化合物系組成物に関するもので、これはアミノ基含有
シランまたはシロキサンと、式 (式中、R1は二価炭化水素基、R2は一価炭化水素基
、R3は水素原子または炭素原子数1〜6の一価炭化水
素基、aは0、1または2、bは01、2または3、た
だしa+bは0,1、2または3である)で示されるメ
ルカプト基含有シラン(a十b=3のとき)および/ま
たはメルカプト基含有シロキサン単位(a+b=o、■
または2のとき)を分子中に少なくとも1個有するメル
カプト基含有シロキサンとからなるものである。
本発明においてアミノ基シランまたはシロキサンとして
は、1分子中にアミン基を少なくとも1個有するもので
あれば従来から知られている種々のものを使用すること
ができ、これには 式 で示されるアミノ基含有シラン(c+d=3のとき)ま
たはアミノ基含有シロキサン単位(c+dく3のとき)
を分子中に少なくとも1個有するアミノ基含有シロキサ
ンが例示される。
は、1分子中にアミン基を少なくとも1個有するもので
あれば従来から知られている種々のものを使用すること
ができ、これには 式 で示されるアミノ基含有シラン(c+d=3のとき)ま
たはアミノ基含有シロキサン単位(c+dく3のとき)
を分子中に少なくとも1個有するアミノ基含有シロキサ
ンが例示される。
該(■)式中、Zは水素原子、フエニル基または式
(ここにeは1〜10の整数)
で示される基、R4は炭素原子数1〜6の二価炭化水素
基、R5は炭素原子数1〜3の一価炭化水素基、Yは水
酸基または炭素原子数1〜6のアルコキシ基、Cは0、
1または2、dは0、1、2または3、ただし0≦c+
d≦3である。
基、R5は炭素原子数1〜3の一価炭化水素基、Yは水
酸基または炭素原子数1〜6のアルコキシ基、Cは0、
1または2、dは0、1、2または3、ただし0≦c+
d≦3である。
このようなアミノ基含有シランとしては、具体的には3
−アミンプロビルトリメトキシシラン、3−アミノプロ
ビルトリエトキシシラン、N−アミノエチル−3−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノグロピルメ
チルジメトキシシラン、N−アミノエチル−3−アミノ
プロピルメチルジメトキシシラン、アミンメチルトリメ
トキシシラン、アミノエチルトリメトキシシラン、アミ
ノメチル・メチルジメトキシシラン、N−フエニル−3
−アミノプロピルトリメトキシシラン、N一フエニルー
3−アミノプロピルメチルジメトキシシランなどが例示
され、またアミノ基含有シロキサンとしては、下記式で
示されるようなものが例示され、これらの分子構造は環
状、鎖状、分枝鎖状のいずれであってもよい。
−アミンプロビルトリメトキシシラン、3−アミノプロ
ビルトリエトキシシラン、N−アミノエチル−3−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノグロピルメ
チルジメトキシシラン、N−アミノエチル−3−アミノ
プロピルメチルジメトキシシラン、アミンメチルトリメ
トキシシラン、アミノエチルトリメトキシシラン、アミ
ノメチル・メチルジメトキシシラン、N−フエニル−3
−アミノプロピルトリメトキシシラン、N一フエニルー
3−アミノプロピルメチルジメトキシシランなどが例示
され、またアミノ基含有シロキサンとしては、下記式で
示されるようなものが例示され、これらの分子構造は環
状、鎖状、分枝鎖状のいずれであってもよい。
つぎに、本発明において上記したアミノ基含有シランま
たはシロキサンとともに使用されるメルカフト基含有シ
ランまたはシロキサンは、上記した式(I)で示される
シラン(式中のa+b=3のとき)または分子中に式(
1)で示されるシロキサン単位(a+b=0、1または
2のとき)を少なくとも1個有するシロキサンであって
、式中のR1 はメチレン基、エチレン基、プロピレン
基、フエニレン基なとの二価炭化水素基、R2はメチル
基、エチル基、フロビル基、ビニル基、フエニル基なと
の一価炭化水素基、R3はメチル基、エチル基、プロビ
ル基などの炭素原子数1〜6の一価炭化水素基、aは0
、1または2、bは0、1、2または3、ただしa+b
は0、1、2または3である。
たはシロキサンとともに使用されるメルカフト基含有シ
ランまたはシロキサンは、上記した式(I)で示される
シラン(式中のa+b=3のとき)または分子中に式(
1)で示されるシロキサン単位(a+b=0、1または
2のとき)を少なくとも1個有するシロキサンであって
、式中のR1 はメチレン基、エチレン基、プロピレン
基、フエニレン基なとの二価炭化水素基、R2はメチル
基、エチル基、フロビル基、ビニル基、フエニル基なと
の一価炭化水素基、R3はメチル基、エチル基、プロビ
ル基などの炭素原子数1〜6の一価炭化水素基、aは0
、1または2、bは0、1、2または3、ただしa+b
は0、1、2または3である。
このようなメルカプト基含有シランまたはシロキサンと
しては、3−メルヵプトプロビルトリメトキシシラン、
3−メルカプトプロビルメチルジメトキシシラン、メル
カプトメチルトリメトキシシラン、メルカプトメチル・
メチルジメトキシシラン、3−メルカプトプ口ピルトリ
エトキシシランなどのシラン類あるいは下記に示すよう
なシロキザン類が例示され、このシロキサン類は環状、
鎖状、分枝鎖状のいずれの分子構造のものでもよく、ま
た物性的にはオイル状、ゴム状、樹脂状のいずれであっ
てもよい。
しては、3−メルヵプトプロビルトリメトキシシラン、
3−メルカプトプロビルメチルジメトキシシラン、メル
カプトメチルトリメトキシシラン、メルカプトメチル・
メチルジメトキシシラン、3−メルカプトプ口ピルトリ
エトキシシランなどのシラン類あるいは下記に示すよう
なシロキザン類が例示され、このシロキサン類は環状、
鎖状、分枝鎖状のいずれの分子構造のものでもよく、ま
た物性的にはオイル状、ゴム状、樹脂状のいずれであっ
てもよい。
(R’は前述と同じ意味、1,mおよびnはそれそれ正
の整数) (R’は前述と同じ意味、pN q, rおよびSは
それぞれ正数)。
の整数) (R’は前述と同じ意味、pN q, rおよびSは
それぞれ正数)。
本発明の有機けい素化合物系組成物は、たとえばアミノ
基含有シランまたはシロキサンと上記した式(I)で示
されるメルカプト基含有シランまたはシロキサンとを、
要すれば加熱下で、均一に混合することにより得られる
が、両者の配合割合についてはアミノ基含有シランまた
はシロキサンに対して、メルカプト基含有シランまたは
シロキサンを0.001〜10重量%の範囲で添加する
ことがよく、該配合量が0、001重量%未満では本発
明の目的であるアミノ基含有シランまたはシロキサンの
変色ないしは着色を十分に防止することができず、また
10重量%をこえると異臭が発生し環境衛生上好ましく
ないという不利がもたらされる。
基含有シランまたはシロキサンと上記した式(I)で示
されるメルカプト基含有シランまたはシロキサンとを、
要すれば加熱下で、均一に混合することにより得られる
が、両者の配合割合についてはアミノ基含有シランまた
はシロキサンに対して、メルカプト基含有シランまたは
シロキサンを0.001〜10重量%の範囲で添加する
ことがよく、該配合量が0、001重量%未満では本発
明の目的であるアミノ基含有シランまたはシロキサンの
変色ないしは着色を十分に防止することができず、また
10重量%をこえると異臭が発生し環境衛生上好ましく
ないという不利がもたらされる。
上記のようにしてアミノ基含有シランまたはシロキサン
にメルカプト基含有7ランまたはシロキサンを添加配合
してなる組成物は、長期間の保存中においても全く着色
もしくは変色することがなく、かつアミノ基含有シラン
またはシロキサンが有する実用上の諸性能も全く損なわ
ないというすぐれた効果を有する。
にメルカプト基含有7ランまたはシロキサンを添加配合
してなる組成物は、長期間の保存中においても全く着色
もしくは変色することがなく、かつアミノ基含有シラン
またはシロキサンが有する実用上の諸性能も全く損なわ
ないというすぐれた効果を有する。
つぎに本発明の実施例をあげる。
実施例 I
N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメ
トキシシラン(APHA 10、ASTMD 1209
参照、以下同様)に、着色防止剤として下記の第1表に
示すような種類および量のメルカプト基含有シランを添
加混合した。
トキシシラン(APHA 10、ASTMD 1209
参照、以下同様)に、着色防止剤として下記の第1表に
示すような種類および量のメルカプト基含有シランを添
加混合した。
これらの混合物を100℃で3時間空気中にて加熱し、
この加熱後の着色度を調べたところ、下記の第1表に示
すような結果が得られた。
この加熱後の着色度を調べたところ、下記の第1表に示
すような結果が得られた。
なお、比較のためにN−(2−アミノエチル)一3−ア
ミノプロピルトリメトキシシランのみを上記と同じ条件
で加熱し、この加熱後の着色度(実験A6)およびN−
(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキ
シシランに着色防止剤として下記の第1表に示すような
量のハイドロキノンまたは4−メトキシフェノールを添
加混合し、これらの混合物について上記と同様の条件で
加熱し、この加熱後の着色度(実験No7〜9)を調べ
下記の第1表に併記した。
ミノプロピルトリメトキシシランのみを上記と同じ条件
で加熱し、この加熱後の着色度(実験A6)およびN−
(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキ
シシランに着色防止剤として下記の第1表に示すような
量のハイドロキノンまたは4−メトキシフェノールを添
加混合し、これらの混合物について上記と同様の条件で
加熱し、この加熱後の着色度(実験No7〜9)を調べ
下記の第1表に併記した。
実施例 2
N−7エニル−3−アミノプ口ピルトリメトキシシラン
(APHA 50)に着色防止剤として下記の第2表
に示すような種類および量のメルカプト基含有シランを
添加混合した。
(APHA 50)に着色防止剤として下記の第2表
に示すような種類および量のメルカプト基含有シランを
添加混合した。
これらの混合物を100℃で1時間空気中にて加熱し、
この加熱後の着色度を調べたところ、下記の第2表に示
すような結果が得られた。
この加熱後の着色度を調べたところ、下記の第2表に示
すような結果が得られた。
なお、比較のためにN−フエニル−3−アミノプロピル
トリメトキシシランのみを上記と同じ条件で加熱し、加
熱後の着色度(実験A14)およびN−フエニル−3−
アミノプロピルトリメトキシシランに、下記の第2表に
示すような量のハイドロキノン、ペンゾキノン、4・4
′−チオビス(6−t−ブチルー3−クレゾール)また
は2・2”−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチ
ルフェノール)を添加混合し、これらの混合物を上記と
同様の条件で加熱し、加熱後の着色度(実験No15〜
18)を調べ下記の第2表に併記した。
トリメトキシシランのみを上記と同じ条件で加熱し、加
熱後の着色度(実験A14)およびN−フエニル−3−
アミノプロピルトリメトキシシランに、下記の第2表に
示すような量のハイドロキノン、ペンゾキノン、4・4
′−チオビス(6−t−ブチルー3−クレゾール)また
は2・2”−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチ
ルフェノール)を添加混合し、これらの混合物を上記と
同様の条件で加熱し、加熱後の着色度(実験No15〜
18)を調べ下記の第2表に併記した。
実施例 3
で示されるアミノ基含有オルガノポリシロキサン(AP
HA 10)に着色防止剤として、下記の第3表に示す
ような種類および量のメルカプト基含有シランまたはシ
ロキサンを添加混合した。
HA 10)に着色防止剤として、下記の第3表に示す
ような種類および量のメルカプト基含有シランまたはシ
ロキサンを添加混合した。
この混合物を150℃で2時間空気中で加熱し、加熱後
の混合物について着色度を調べたところ、下記の第3表
に示すような結果が得られた。
の混合物について着色度を調べたところ、下記の第3表
に示すような結果が得られた。
なお、比較のために上記で使用したものと同じアミノ基
含有オルガノポリシロキサンのみを上記と同じ条件で加
熱し、加熱後の着色度(実験墓23)および上記で使用
したものと同じアミン孝含有オルガノポリシロキサンに
、下記の第3表に示すような量のハイドロキノンまたは
2・クーメチレンビス(4−エチル−6−t〜フチルフ
ェノール)を添加混合し、これらの混合物を上記と同様
の条件で加熱し、加熱後の着色度(実験A 2 4〜2
5)を調べ下記の第3表に併記した。
含有オルガノポリシロキサンのみを上記と同じ条件で加
熱し、加熱後の着色度(実験墓23)および上記で使用
したものと同じアミン孝含有オルガノポリシロキサンに
、下記の第3表に示すような量のハイドロキノンまたは
2・クーメチレンビス(4−エチル−6−t〜フチルフ
ェノール)を添加混合し、これらの混合物を上記と同様
の条件で加熱し、加熱後の着色度(実験A 2 4〜2
5)を調べ下記の第3表に併記した。
で示されるアミン基含有オルガノポリシロキサン(AP
HA 30)に着色防止剤として、下記の第3表に示
すような種類および量のメルカプト基含有シランまたは
シロキサンを添加混合した。
HA 30)に着色防止剤として、下記の第3表に示
すような種類および量のメルカプト基含有シランまたは
シロキサンを添加混合した。
この混合物を150℃で2時間空気中で加熱し、加熱後
の混合物について着色度を調べたところ、下記の第4表
に示すような結果が得られた。
の混合物について着色度を調べたところ、下記の第4表
に示すような結果が得られた。
なお、比較のために上記で使用したものと同じアミン基
含有オルガノポリシロキサンのみを上記と同じ条件で加
熱し、加熱後の着色度(実験扁30)および上記で使用
したものと同じアミノ基含有オルガノポリシロキサンに
、下記の第4表に示すような量のハイドロキノンまたは
4−メトキシフェノールを添加混合し、これらの混合物
を上記と同様の条件で加熱し、加熱後の着色度(実験A
31〜32)を調べ下記の第4表に併記した。
含有オルガノポリシロキサンのみを上記と同じ条件で加
熱し、加熱後の着色度(実験扁30)および上記で使用
したものと同じアミノ基含有オルガノポリシロキサンに
、下記の第4表に示すような量のハイドロキノンまたは
4−メトキシフェノールを添加混合し、これらの混合物
を上記と同様の条件で加熱し、加熱後の着色度(実験A
31〜32)を調べ下記の第4表に併記した。
実施例 5
式
C6H5NHC3H6Si ( OCR3)3で示され
るN−フエニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン(APHA 50)に着色防止剤として、下記の第
5表に示すような種類および量のメルカプト基含有シラ
ンを添加混合した。
るN−フエニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン(APHA 50)に着色防止剤として、下記の第
5表に示すような種類および量のメルカプト基含有シラ
ンを添加混合した。
この混合物を直射日光を終日受ける場所に放置し、7日
間経過後の混合物について着色度を調べたところ、下記
の第5表に示すような結果が得られた。
間経過後の混合物について着色度を調べたところ、下記
の第5表に示すような結果が得られた。
なお、比較のために上記で使用したものと同じアミノ基
含有シランを上記と同じ条件で放置したのちの着色度(
実験扁37)および上配で使用したものと同じアミノ基
含有シランに、下記の第5表に示すような量のハイドロ
キノン、ペンゾキノンまたは4・4′−チオビス(6−
t−ブチル−3ークレゾール)を添加混合し、これらの
混合物を上記と同様の条件で放置したのちの着色度(実
験No38〜40)を調べ下記の第5表に併記した。
含有シランを上記と同じ条件で放置したのちの着色度(
実験扁37)および上配で使用したものと同じアミノ基
含有シランに、下記の第5表に示すような量のハイドロ
キノン、ペンゾキノンまたは4・4′−チオビス(6−
t−ブチル−3ークレゾール)を添加混合し、これらの
混合物を上記と同様の条件で放置したのちの着色度(実
験No38〜40)を調べ下記の第5表に併記した。
実施例 6
実施例5で使用したものと同じN−フエニル−3−アミ
ノプロピルトリメトキシシランに着色防止剤として、下
記の第6表に示すような種類および量のメルカプト基含
有シランを添加し均一に混合した。
ノプロピルトリメトキシシランに着色防止剤として、下
記の第6表に示すような種類および量のメルカプト基含
有シランを添加し均一に混合した。
つぎに、上記で得た混合物を1%酢酸水溶液に濃度が1
%となるように添加し溶解した。
%となるように添加し溶解した。
この水溶液をガラスクロスに塗布し、風乾後、110℃
で5分間加熱した。
で5分間加熱した。
ついで、この処埋ガラスクロスを、エピコー}1001
(商品名;シエル化学社製、エポキシ樹脂)100重量
部、ジシアンジアミド4重量部およびエチレングリコー
ルモノメチルエーテル100重量部からなる混合液に浸
漬したのち、160℃で5分間加熱乾燥しプリプレグを
得た。
(商品名;シエル化学社製、エポキシ樹脂)100重量
部、ジシアンジアミド4重量部およびエチレングリコー
ルモノメチルエーテル100重量部からなる混合液に浸
漬したのち、160℃で5分間加熱乾燥しプリプレグを
得た。
このプリプレグを10枚重ねて160℃で4分間加熱し
たのち、圧力32kg/crA、160℃で30分間加
熱加圧し、さらに150℃で60分間加熱しエポキシ樹
脂積層板を作成した。
たのち、圧力32kg/crA、160℃で30分間加
熱加圧し、さらに150℃で60分間加熱しエポキシ樹
脂積層板を作成した。
この積層板の25℃における絶縁抵抗値(常態)および
10時間水中煮沸後の絶縁抵抗値を調べたところ、下記
の第6表に示すような結果が得られた。
10時間水中煮沸後の絶縁抵抗値を調べたところ、下記
の第6表に示すような結果が得られた。
なお、比較のために、メルカプト基含有有機けい素化合
物を全く使用しなかったほかは上記と同様の方法により
積層板を作成し、このものについて25℃における絶縁
抵抗値および10時間煮沸後の絶縁抵抗値を調べ下記の
第6表に併記した。
物を全く使用しなかったほかは上記と同様の方法により
積層板を作成し、このものについて25℃における絶縁
抵抗値および10時間煮沸後の絶縁抵抗値を調べ下記の
第6表に併記した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アミノ基含有シランまたはシロキサンと式 (式中、R1ぱ二価炭化水素基、R2は一価炭化水素基
、R3は水素原子または炭素原子数1〜6の一価炭化水
素基、aは0、1または2、bは011、2または3、
ただしa+bは0、1、2または3である)で示される
メルカプト基含有シラン(a+b=3のとき)および/
またはメルカプト基含有シロキサン単位(a+b=0、
1または2のとき)を分子中に少なくとも1個有するメ
ルカプト基含有シロキサンとからなる有機けい素化合物
系組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7743076A JPS588399B2 (ja) | 1976-06-30 | 1976-06-30 | 有機けい素化合物系組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7743076A JPS588399B2 (ja) | 1976-06-30 | 1976-06-30 | 有機けい素化合物系組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS535124A JPS535124A (en) | 1978-01-18 |
JPS588399B2 true JPS588399B2 (ja) | 1983-02-15 |
Family
ID=13633769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7743076A Expired JPS588399B2 (ja) | 1976-06-30 | 1976-06-30 | 有機けい素化合物系組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS588399B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB8602226D0 (en) * | 1986-01-30 | 1986-03-05 | Dow Corning Ltd | Preparation of primary aminosiloxanes |
DE19905820A1 (de) * | 1998-10-27 | 2000-05-04 | Degussa | Schwefelfunktionelle Polyorganosilane |
WO2017033815A1 (ja) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | 株式会社クラレ | 含硫黄有機ケイ素化合物および樹脂組成物 |
JP2020094132A (ja) * | 2018-12-13 | 2020-06-18 | ダウ・東レ株式会社 | 加水分解性ケイ素化合物含有組成物、その電気伝導率安定化方法、その用途および製造方法 |
-
1976
- 1976-06-30 JP JP7743076A patent/JPS588399B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS535124A (en) | 1978-01-18 |
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