JPS5883677A - カルボスチリル誘導体 - Google Patents

カルボスチリル誘導体

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JPS5883677A
JPS5883677A JP18136081A JP18136081A JPS5883677A JP S5883677 A JPS5883677 A JP S5883677A JP 18136081 A JP18136081 A JP 18136081A JP 18136081 A JP18136081 A JP 18136081A JP S5883677 A JPS5883677 A JP S5883677A
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JP
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dihydrocarbostyryl
chloroform
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JP18136081A
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Michiaki Tominaga
道明 富永
Nagao Yo
楊 永雄
Hidenori Ogawa
英則 小川
Kazuyuki Nakagawa
量之 中川
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なカルボスチリル誘導体に関する。
本発明のカルボスチリル誘導体は文献未載の新規化金物
であって、下記一般式で表わされる。
〔式中R1は水素原子、低級アルキル基、低級アルケニ
ル基、低級アルキニル基又はフェニル低級アルキル基を
示す、R2は水素原子又は低級アルコキシ基を示す。R
3は水素原子、低級アルカノイル基、フロイル基、ピリ
ジルカルボニル基、低級アルカンスルホニル基、低級ア
ルコキシカルボニル基、低級アルコキシカルボニル低級
アルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルキル
基を有することのあるフェニルスルホニル基、低級アル
キル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、フェニ
ルカルボニル基、フェニル低級アルキル基又はフェニル
低級アルカノイル基を示す。上記フェニルカルボニル基
、フェニル低級アルキル基及びフェニル低級アルカノイ
ル基のフェニル環上には低級アルコキシ基、ハロゲン原
子、低級アルキル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、
水酸基、低級アルカノイルアミノ基、低級アルキルチオ
基及び低級アルカノイルオキシ基なる群から選ばれた基
を1〜3個又は低級アルキレンジオキシ基を置換基とし
て有していてもよい。カルボスチリル骨格の3位と4位
との炭素間結合は一重結合又は二重結合を示す。〕 上記一般式(1)で表わされる本発明の化合物は、心筋
の収縮を増加させる作用(陽性変力作用)及び対車流量
増加作用を有し、例えばうつ血性心不全等の心臓疾患の
治療の丸めの強心剤として有用である。殊に本発明の化
合物は心拍数を増加させないか又はその増加の程度が僅
かであるという特徴を有するものである。
上記一般式(1)において示される各基は、より具体的
には夫々次の通りである。
低級アルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、ペンチル、
ヘキシル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルキ
ル基を例示できる。
低級アルケニル基としては、ビニル、アリル、2−ブテ
ニル、3−ブテニル、1−メチルアリル、2−ペンテニ
ル、2−へキセニル基等の炭素数2〜6の直鎖又は分枝
状のアルケニル基を例示できる。
低級アルキニル基としては、エチニル、2−プロピニル
、2−ブチニル、3−ブチニル、1−メチル−2−プロ
ピニル、2−ペンチニル、2−へキシニル基等の炭素数
2〜6の直鎖又は分枝状のアルケニル基を例示できる。
フェニル低級アルキル基としては、ベンジル、2−フェ
ニルエチル、1−フェニルエチル、3−フェニルプロピ
ル、4−フェニルブチル、1、1−ジメチル−2−フェ
ニルエチル、5−フェニルペンチル、6−フェニルへキ
シル、2−メチル−3−フェニルプロピル基等のアルキ
ル部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝状のアルキル基
であるフェニルアルキル基を例示できる。
低級アルコキシ基としては、メトキシ、エトキシ、プロ
ポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、tart−ブトキ
シ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ基等の炭素数1〜
6の直鎖又は分枝状のアルコキシ基を例示できる。
低級アルカノイル基としては、ホルミル、アセチル、プ
ロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、
tert−ブチルカルボニル、へキサノイル基等の炭素
数1〜6の直鎖又は分枝状のアルカノイル基を例示でき
る。
ハロゲン原子としては、弗素、塩素、臭素及び沃素原子
を示す。
低級アルキレンジオキシ基としては、メチレンジオキシ
、エチレンジオキシ、トリメチレンジオキシ基等の炭素
数1〜4の直鎖又は分枝状のアルキレンジオキシ基を例
示できる。
フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基、ハロゲ
ン原子、低級アルキル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ
基、水酸基、低級アルカノイルアミノ基、低級アルキル
チオ基及び低級アルカノイルオキシ基なる群から選ばれ
た基を1〜3個又は低級アルキレンジオキシ基を有する
フェニルカルボニル基としては、2−クロルベンゾイル
、3−クロルベンゾイル、4−クロルベンゾイル、2−
フルオロベンゾイル、3−フルオロベンゾイル、4−フ
ルオロベンゾイル、2−ブロムベンゾイル、3−ブロム
ベンゾイル、4−ブロムベンゾイル、2−ヨードベンゾ
イル、4−ヨードベンゾイル、3,5−ジクロルベンゾ
イル、2,6−ジクロルベンゾイル、3.4−ジクロル
ベンゾイル、3,4−ジフルオロベンゾイル、3.5−
ジブロムベンゾイル、3.4.5−トリクロルベンゾイ
ル、2−メチルベンゾイル、3−メチルベンゾイル、4
−メチルベンゾイル、2−エチルベンゾイル、3−エチ
ルベンゾイル、4−エチルベンゾイル、3−イソプロピ
ルベンゾイル、4−へキシルベンゾイル、3.4−ジメ
チルベンゾイル、2.5−ジメチルベンゾイル、3.4
.5−トリメチルベンゾイル、2−メトキシベンゾイル
、3−メトキシベンゾイル、4−メトキシベンゾイル、
2−エトキシベンゾイル、3−エトキシベンゾイル、4
−エトキシベンゾイル、4−イソプロポキシベンゾイル
、4−へキシルオキシベンゾイル、3.4−ジメトキシ
ベンゾイル、3.4−ジエトキシベンゾイル、3,4.
5−トリメトキシベンゾイル、2,5−ジメトキシベン
ゾイル、2−ニトロベンゾイル、3−ニトロベンゾイル
、4−ニトロベンゾイル、2,4−ジニトロベンゾイル
、2−アミノベンゾイル、3−アミノベンゾイル、4−
アミノベンゾイル、2=4−ジアミノベンゾイル、2−
シアノベンゾイル、3−シアノベンゾイル、4−シアノ
ベンゾイル、2.4−ジシアノベンゾイル、3.4−メ
チレンジオキシベンゾイル、3.4−エチレンジオキシ
ベンゾイル、2.3−メチレンジオキシベンゾイル、3
−メチル−4−クロロベンゾイル、2−クロル−6−メ
チルベンゾイル、2−メトキシ−3−クロロベンゾイル
、2−ヒドロキシベンゾイル、3−ヒドロキシベンゾイ
ル、4−ヒドロキシベンゾイル、3.4−ジヒドロキシ
ベンゾイル、3.4.5−トリヒドロキシベンゾイル、
2一ホルミルアミノベンゾイル、3−アセチルアミノベ
ンゾイル、4−アセチルアミノベンゾイル、2−アセチ
ルアミノベンゾイル、3−プロピオニルアミノベンゾイ
ル、4−ブチリルアミノベンゾイル、2−イソブチリル
アミノベンゾイル、3−ペンタノイルアミノベンゾイル
、3−tert−ブチルカルボニルアミノベンゾイル、
4−ヘキサノイルアミノベンゾイル、2.6−ジアセチ
ルアミノベンゾイル、2−メチルチオベンゾイル、3−
メチルチオベンゾイル、4−メチルチオベンゾイル、2
−エチルチオベンゾイル、3−エチルチオベンゾイル、
4−エチルチオベンゾイル、3−イソプロピルチオベン
ゾイル、4−ヘキシルチオベンゾイル、3,4−ジメチ
ルチオベンゾイル、2.5−ジメチルチオベンゾイル、
3,4.5−トリメチルチオベンゾイル、2−ホルミル
オキシベンゾイル、3−アセチルオキシベンゾイル、4
−アセチルオキシベンゾイル、2−アセチルオキシベン
ゾイル、3−プロピオニルオキシベンゾイル、4−ブチ
リルオキシベンゾイル、2−イソブチリルオキシベンゾ
イル、3−ペンタノイルオキシベンゾイル、3−ter
t−ブチリルオキシベンゾイル、4−ヘキサノイルオキ
シベンゾイル、3,4−ジアセチルオキシベンゾイル、
3.4,5−トリアセチルオキシベンゾイル基等のフェ
ニル環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又岐分枝状
のアルコキシ基、ハロゲン原子、炭素数1〜6の直鎖又
は分枝状のアルキル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基
、水酸基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルカノイ
ルアミノ基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルキル
チオ基、炭素数及び1〜6の直鎖又は分枝状のアルカノ
イルオキシ基なる群から選ばれた基を1〜3個又は炭素
数1〜4のアルキレンジオキシ基を有するフェニルカル
ボニル基を例示できる。
低級アルカンスルホニル基としては、メタンスルホニル
、エタンスルホニル、プロパンスルホニル、イソプロパ
ンスルホニル、ブタンスルホニル、tert−ブタンス
ルホニル、ペンタンスルホニル、へキサンスルホニル基
等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルキル基を有す
るスルホニル基を例示できる。
低級アルコキシカルボニル基としては、メトキシカルボ
ニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イ
ソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、ter
t−ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、
ヘキシルオキシカルボニル基等の炭素数1〜6の直鎖又
は分枝状のアルコキシ基を有するカルボニル基を例示で
きる。
低級アルコキシカルボニル低級アルキル基としては、メ
トキシカルボニルメチル、3−メトキシカルボニルプロ
ピル、4−エトキシカルボニルブチル、6−プロポキシ
カルボニルへキシル、5−イソプロポキシカルボニルペ
ンチル、1.1−ジメチル−2−ブトキシカルボニルエ
チル、2−メチル−3−tert−ブトキシカルボニル
プロピル、2−ペンチルオキシカルボニルエチル、へキ
シルオキシカルボニルメチル基等のアルコキシ部分の炭
素数が1〜6及びアルキル部分の炭素数が1−6である
アルコキシカルボニルアルキル基を例示できる。
フェニル環上に置換基として低級アルキル基を有するこ
とのあるフェニルスルホニル基としては、フェニルスル
ホニル、P−トルエンスルホニル、2−メチルフェニル
スルホニル、3−エチルフェニルスルホニル、4−プロ
ピルフェニルスルホニル、2−ブチルフェニルスルホニ
ル、3−tert−ブチルフェニルスルホニル、4−ペ
ンチルフェニルスルホニル、2−へキシルフェニルスル
ホニル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルキル
基を置換基として有することのあるフェニルスルホニル
基を例示できる。
フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基、低級ア
ルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アミノ
基、水酸基、低級アルカノイルアミノ基、低級アルキル
チオ基及び低級アルカノイルオキシ基なる群から選ばれ
た基を1−3個又は低級アルキレンジオキシ基を有する
フェニル低級アルキル基としては、2−クロルベンジル
、2−(3−クロルフェニル)エチル、1−(4−クロ
ルフェニル)エチル、3−(2−フルオロフェニル)プ
ロピル、4−(3−フルオロフェニル)ブチル1.1−
ジメチル−2−(4−フルオロフェニル)エチル、5−
(2−ブロムフェニル)ペンチル、6−(3−ブロムフ
ェニル)へキシル、2−メチル−3−(4−ブロムフェ
ニル)プロピル、3−ヨードベンジル、2−(4−ヨー
ドフェニル)エチル、1−(3,5−ジクロルフェニル
)エチル、2−(3−4、ジクロルフェニル)エチル、
3−(2,6−ジクロルフェニル)プロピル、4−(3
,4−ジクロルフェニル)ブチル、1.1−、ジメチル
−2−(3,4−ジフルオロフェニル)エチル、5−(
3,5−ジブロムフェニル)ペンチル、6−(3゜4.
5−トリクロルフェニル)へキシル、4−メチルベンジ
ル、2−(2−メチルフェニル)エチル、1−(3−メ
チルフェニル)エチル、3−(3−エチルフェニル)プ
ロピル、4−(2−エチルフェニル)ブチル、5−(4
−エチルフェニル)ペンチル、6−(3−イソプロピル
フェニル)ヘキシル、2−メチル−3−(4−へキシル
フェニル)プロピル、2(3−4−ジメチルフェニル)
エチル、2−(2,5−ジメチルフェニル)エチル、2
−(3,4,5−トリメチルフェニル)エチル、4−メ
トキシベンジル、3,4−ジメトキシベンジル、3.4
.5−トリメトキシベンジル、1−(3−メトキシフェ
ニル)エチル、2−(2−メトキシフェニル)エチル、
3−(2−エトキシフェニル)プロピル、4−(4−エ
トキシフェニル)ブチル、5−(3−エトキシフェニル
)ペンチル、6−(4−イソプロポキシフェニル)へキ
シル、1、1−ジメチル−2−(4−ヘキシルオキシフ
ェニル)エチル、2−メチル−3−(3,4−ジメトキ
シフェニル)プロピル、2−(3,4−ジエトキシフェ
ニル)エチル、2(3−4−トリメトキシフェニル)エ
チル、2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)エチ
ル、1−(2,5−ジメトキシフェニル)エチル、3−
ニトロベンジル、1−(2−ニトロフェ二ル)エチル、
2−(4−二トロフェニル)エチル、3−(2,4−ジ
ニトロフェニル)プロピル、4−(2−アミノフェニル
)ブチル、5−(3−アミノフェニル)ペンチル、6−
(4−アミノフェニル)へキシル、(2,4−ジアミノ
)ベンジル、2−シアノベンジル、1.1−ジメチル−
2−(3−シアノフェニル)エチル、2−メチル−3−
(4−シアノフェニル)プロピル、2,4−ジシアノベ
ンジル、3,4−メチレンジオキシベンジル、3.4−
エチレシジオキシベンジル、2.3−メチレンジオキシ
ベンジル、2−(3.4−メチレンジオキシフェニル)
エチル、1−(3,4−エチレンジオキシフェニル)エ
チル、3−メチル−4−クロルベンジル、2−クロルー
6−メチルベンジル、2−メトキシー3−クロルベンジ
ル、2−ヒドロキシベンジル、2(3−4−ジヒドロキ
シフェニル)エチル、1−(3,4−ジヒドロキシフェ
ニル)エチル、2−(3−ヒドロキシフェニル)エチル
、3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル、6−(3
,4−ジヒドロキシフェニル)へキシル、3,4−ジヒ
ドロキシベンジル、3,4.5−トリヒドロキジベンジ
ル、2−ホルミルアミノベンジル、3−アセチルアミノ
ベンジル、3−(2−アセチルアミノフェニル)プロピ
ル、4−(4−アセチルアミノフェニル)ブチル、2−
プロピオニルアミノベンジル、3−(3−ブチリルアミ
ノフェニル)プロピル、4−(4−イソブチリルアミノ
フェニル)ブチル、5−(2−tert−ブチルカルボ
ニルアミノフェニル)ペンチル、6−(3−ペンタノイ
ルアミノフェニル)へキシル、(2,4−ジアセチルア
ミノ)ベンジル、4−メチルチオベンジル、2−(2−
メチルチオフェニル)エチル、1−(3−メチルチオフ
ェニル)エチル、3−(3−エチルチオフェニル)プロ
ピル、4−(2−エチルチオフェニル)ブチル、5−(
4−エチルチオフェニル)ペンチル、6−(3−イソプ
ロピルチオフェニル)へキシル、2−メチル−3−(4
−へキシルチオフェニル)プロピル、2−(3,4−ジ
メチルチオフェニル)エチル、2−(2,5−ジメチル
チオフェニル)エチル、2−(3,4,5−トリメトキ
シフェニル)エチル、4−アセチルオキジベンジル、3
,4−アセチルオキシベンジル、3.4.5−トリアセ
チルオキシベンジル、1−(3−1アセチルオキシフェ
ニル)エチル、2−(2−アセチルオキシフェニル)エ
チル、3−(2−プロピオ二ルオキシフェニル)プロピ
ル、4一(4−ペンタノイルオキシフェニル)ブチル、
5−(3−プロピオ二ルオキシフェニル)ペンチル、6
−(4−イソブチリルオキシフェニル)へキシル、1,
1−ジメチル−2−(4−へキサノイルオキシフェニル
)エチル、3−ブチリルオキシベンジル基等のフェニル
環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のア
ルコキシ基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルキル
基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、水
酸基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルカノイルア
ミノ基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルキルチオ
基及び炭素数1〜6の直鎖又は分校状のアルカノイルオ
キシ基なる群から選ばれた基を1〜3個又は炭素数1−
4の直鎖又は分枝状のアルキレンジオキシ基を有するこ
とのあるフェニル基を有する炭素数1〜6の直鎖又は分
枝状のアルキル基を例示できる。
低級アルカノイルアミノ基としては、ホルミルアミノ、
アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ
、イソブチリルアミノ、ペンタノイルアミノ、tert
−ブチルカルボニルアミノ、へキサノイルアミノ基等の
炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルカノイルアミノ基
を例示できる。
低級アルキルチオ基としては、メチルチオ、エチルチオ
、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、te
rt−ブチルチオ、ペンチルチオ、へキシルチオ基等の
炭素数1〜6を有する直鎖又は分枝状のアルキルチオ基
を例示できる。
低級アルカノイルアミノ基としては、ホルミルオキシ、
アセチルアミノ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ
、イソブチリルオキシ、ペンタノイルオキシ、tert
−ブチルカルボニルオキシ、へキサノイルオキシ基等の
炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルカノイルオキシ基
を例示できる。
フェニル低級アルカノイル基としては2−フェニルアセ
チル、3−フェニルプロピオニル、4−フェニルブチリ
ル、2−フェニルブチリル、6−フェニルヘキサノイル
、2−フェニルプロピオニル、3−フェニルブチリル、
4−フェニル−3−メチルブチリル、5−フェニルペン
タノイル、2−メチル−3−フェニルプロピオニル基等
のアルカノイル部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝状
のアルカノイル基を例示できる。
フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基、低級ア
ルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アミノ
基、水酸基、低級アルカノイルアミノ基、低級アルキル
チオ基、及び低級アルカノイルアミノ基なる群から選ば
れた基を1〜3個又は低級アルキレンジオキシ基を有す
るフェニル低級アルカノイル基としては、2−(2−ク
ロルフェニル)アセチル、2−(3−クロルフェニル)
アセチル、2−(4−クロルフェニル)アセチル、3−
(2−フルオロフェニル)プロピオニル、4−(3−フ
ルオロフェニル)ブチリル、2−(4−フルオロフェニ
ル)アセチル、5−(2−ブロムフェニル)ペンタノイ
ル、6−(3−ブロムフェニル)へキサノイル、2−メ
チル−3−(4−ブロムフェニル)ペンタノイル、2−
(3−ヨードフェニル)アセチル、2−(4−ヨードフ
ェニル)アセチル、2−(3,5−ジクロルフェニル)
アセチル、2−(3,4−ジクロルフエニル)アセチル
、3−(2,6−ジクロルフエニル)プロピオニル、4
−(3,4−ジクロルフエニル)ブチリル、2−(3,
4−ジフルオロフェニル)アセチル、5−(3,5−ジ
ブロムフエニル)ペンタノイル、6−(3,4,5−ト
リクロルフエニル)ヘキサノイル、2−(4−メチルフ
ェニル)アセチル、2−(2−メチルフェニル)アセチ
ル、2−(3−メチルフェニル)アセチル、3−(3−
エチルフェニル)プロピオニル、4−(2−エチルフェ
ニル)ブチリル、5−(4−エチルフェニル)ペンタノ
イル、6−(3−イソプロピルフェニル)へキサノイル
、2−メチル−3−(4−へキシルフェニル)アセピオ
ニル、2−(3,4−ジメチルフェニル)アセチル、2
−(2,5−ジメチルフェニル)アセチル、2−(3,
4,5−トリメチルフェニル)アセチル、2−(4−メ
トキシフェニル)アセチル、2−(3,4−ジメトキシ
フェニル)アセチル、2−(3,4,5−トリメトキシ
フェニル)アセチル、2−(3−メトキシフェニル)ア
セチル、2−(2−メトキシフェニル)アセチル、3−
(2−エトキシフェニル)プロピオニル、4−(4−エ
トキシフェニル)ブチリル、5−(3−エトキシフェニ
ル)ペンタノイル、6−(4−イソプロポキシフェニル
)へキサノイル、2−(4−ヘキシルオキシフェニル)
アセチル、2−メチル−3−(3゜4−ジメトキシフェ
ニル)プロピオニル、2−(3,4−ジエトキシフェニ
ル)アセチル、2−(3−4−ジエトキシフェニル)ア
セチル、2−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ア
セチル、2−(2,5−ジメトキシフェニル)アセチル
、2−(3−ニトロフェニル)アセチル、2−(2−ニ
トロフェニル)アセチル、2−(4−ニトロフェニル)
アセチル、3−(2,4−ジニトロフェニル)プロピオ
ニル、4−(2−アミノフェニル)ブチリル、5−(3
−アミノフェニル)ペンタノイル、6−(4−アミノフ
ェニル)ヘキサノイル、(2,4−ジアミノ)−フェニ
ルアセチル、2−シアノフェニルアセチル、2−(3−
シアノフェニル)アセチル、2−メチル−3−(4−シ
アノフェニル)プロピオニル、2−(2,4−ジシアノ
フェニル)アセチル、2−(3,4−メチレンジオキシ
ジフェニル)アセチル、2−(3,4−エチレンジオキ
シフェニル)アセチル、2,3−メチレジジオキシフェ
ニルアセチル、2−(3,4−メチレンジオキシフェニ
ル)アセチル、2−(3,4−エチレシジオキジフェニ
ル)アセチル、2−(3−メチル−4−クロルフェニル
)アセチル、2−(2−クロルー6−メチルフェニル)
アセチル、2−(2−メトキシー3−クロルフェニル)
アセチル、2−(2−ヒドロキシフェニル)アセチル、
2−(3,4−ジヒドロキシフェニル)アセチル、2−
(3−ヒドロキシフェニル)アセチル、3−(4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオニル、6−(3,4−ジヒド
ロキシフェニル)ヘキサノイル、2−(3,4.5−ト
リヒドロキシフェニル)アセチル、2−(2一ホルミル
アミノフェニル)アセチル、2−(3−アセチルアミノ
フェニル)アセチル、3−(2−アセチルアミノフェニ
ル)プロピオニル、4−(4−アセチルアミノフェニル
)ブチリル、2−(2−プロピオニルアミノフェニル)
アセチル、3−(3−ブチリルアミノフェニル)プロピ
オニル、4−(4−イソブチリルアミノフェニル)ブチ
リル、5−<2−tert−ブチルカルボニルアミノフ
ェニル)ペンタノイル、6−(3−ペンタノイルアミノ
フェニル)へキサノイル、2−(2,4−ジアセチルア
ミノフェニル)アセチル、2−(4−メチルチオフェニ
ル)アセチル、2−(2−メチルチオフェニル)アセチ
ル、2−(3−メチルチオフェニル)アセチル、3−(
3−エチルチオフェニル)プロピオニル、4−(2−エ
チルチオフェニル)ブチリル、5−(4−エチルチオフ
ェニル)ペンタノイル、6−(3−イソプロピルチオフ
ェニル)へキサノイル、2−メチル−3−(4−へキシ
ルチオフェニル)プロピオニル、2−3−4−、ジメチ
ルチオフェニル)アセチル、2−(2,5−ジメチルチ
オフェニル)アセチル、2−(3,4,5−トリメトキ
シフェニル)アセチル、2−(4−アセチルオキシフェ
ニル)アセチル、2−(3,4−アセチルオキシフェニ
ル)アセチル。
2−(3,4,5−トリアセチルオキシフェニル)アセ
チル、2−(3−アセチルオキシフェニル)アセチル、
2−(2−アセチルオキシフェニル)アセチル、3−(
2−プロピオニルオキシフェニル)プロピオニル、4−
(4−ペンタノイルオキシフェニル)ブチリル、5−(
3−プロピオニルオキシフェニル)ペンタノイル、6−
(4−イソブチリルオキシフェニル)へキサノイル、2
−(4−へキサノイルオキシフェニル)アセチル、2−
(4−ブチリルオキシフェニル)アセチル基等のフェニ
ル環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝状の
アルコキシ基、炭素数l〜6の直鎖又は分枝状のアルキ
ル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アミノ基、
水酸基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルカノイル
アミノ基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルキルチ
オ基及び炭素数1〜6の直鎖又は分枝状のアルカノイル
オキシ基なる群から選ばれた基を1〜3個又は炭素数1
〜4の直鎖又は分枝状のアルキレンジオキシ基を有する
ことのあるフェニル基を有する炭素数1〜6の直鎖又は
分枝状のアルカノイル基を例示できる。
本発明の化合物は種々の方法により製造されるが、その
好ましい一例を挙げれば下記反応行程式−1に示す方法
により製造される。
反応行程式 (!)(1) 〔式中Xはハロゲン原子、低級アルカシスルホニルオキ
シ基、アリールスルホニルオキシ基、アラルキルスルホ
ニルオキシ基又は水酸基を示す。
R1,R2,R3及びカルボスチリル骨格の3位と4位
との炭素間結合は前記に同じ。〕 一般式(3)において、Xで示されるハロゲン原子とし
ては具体的には塩素、弗素、臭素及び沃素原子であり、
低級アルカンスルホ二ルオキシ基としては具体的にはメ
タンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、イソ
プロパンスルホニルオキシ、プロパンスルホニルオキシ
、ブタンスルホニルオキシ、tert−ブタンスルホニ
ルオキシ、ペンタンスルホニルオキシ、へキサンスルホ
二ルオキシ基等を例示でき、またアリールスルホ二ルオ
キシ基としては具体的にはフェニルスルホニルオキシ、
4−メチルフェニルスルホニルオキシ、2−メチルフェ
ニルスルホ二ルオキシ、4−二トロフェニルスルホ二ル
オキシ、4−メトキシフェニルスルホ二ルオキシ、3−
クロルフェニルスルホ二ルオキシ、α−ナフチルスルホ
ニルオキシ基等の置換又は未置換のアリールスルホニル
オキシ基を例示でき、またアラルキルスルホニルオキシ
基としては具体的にはベンジルスルホ二ルオキシ、2一
フェニルエチルスルホニルオキシー、4−フェニルエチ
ルスルホ二ルオキシ、4−メチルベンジルスルホ二ルオ
キシ、2−メチルベンジルスルホニルオキシ、4−ニト
ロベンジルスルホ二ルオキシ、4−メトキシベンジルス
ルホニルオキシ、3−クロルベンジルスルホニルオキシ
、α−ナフチルメチルスルホニルオキシ基等の置換又は
未置換のアラルキルスルホニルオキシ基を例示できる。
出発原料として一般式(3)の化合物のうちXがハロゲ
ン原子、低級アルカンスルホニルオキシ基、アリールス
ルホニルオキシ基又はアラルキルスルホ二ルオキシ基を
示す化合物を用いる場合には、一般式(2)の化合物と
一般式(1)の化合物との反応は、一般に適当な不活性
溶媒中塩基性縮合剤の存在下又は不存在下にて行なわれ
る。用いられる不活性溶媒としては例えばベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、メタノール、
エタノール、イソプロパノール、ブタノール等の低級ア
ルコール類、酢酸、酢酸エチル、ジメチルスルホキシド
、ジメチルホルムアミド、へキサメチルリン酸トリアミ
ド等を挙げることができる。また塩基性縮合剤としては
例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸水素カリウム等の炭酸塩、水酸化ナトリウム
、水酸化カリウム等の金属水酸化物、ナトリウムメチレ
ート、ナトリウムメチレート等の金属アルコラート、ピ
リジル、トリエチルアミン等の第3級アミン等を挙げる
ことができる。一般式(2)の化合物と一般式(3)の
化合物との使用割合としては特に限定がなく広い範囲内
で適宜選択すればよいが、前者に対して後者を通常少な
くとも等モル量程度、好ましくは等モル〜5倍モル量用
いるのがよい。該反応は通常40〜120℃程度、好ま
しくは50〜100℃にて行なわれ、一般に5〜30時
間程度で反応は終了する。
出発原料として一般式(3)の化合物のうちXが水酸基
を示す化合物を用いる場合には、一般式(2)の化合物
と一般式(3)の化合物との反応は、脱水縮合剤の存在
下無溶媒下又は適嶋な溶媒中にて行なわれる。使用され
る脱水縮合剤としては例えばポリリン酸等の縮合リン酸
類、正リン酸、焦リン酸、メタリン酸等のリン酸類、正
亜リン酸等の亜リン酸類、五酸化リン等の無水リン酸類
、塩酸、硫酸、ホウ酸等の酸類、リン酸ナトリウム、ポ
ロンホスフェート、リン酸第二鉄、リン酸アルミニウム
等の金属リン酸塩類、活性アルミナ、重硫酸ナトリウム
、ラネーニッケル等を挙げることができる。
まえ使用される溶媒としては例えばジメチルホルムアミ
ド、テトラリン等の高沸点溶媒を挙げることができる。
一般式(2)の化合物と一般式(3)の化合物との使用
割合としては特に限定がなく広い範囲内で適宜選択する
ことができるが、通常前者に対して後者を等モル量程度
以上、好ましくは等モル〜2倍モル量用いるのがよい。
脱水縮合剤の使用量としては特に限定されず広範囲から
適宜選択し得るが、一般式(2)の化合物に対して通常
触媒量以上、好ましくは0.5〜5倍モル量程度用いる
のがよい。上記反応では有利な酸化反応を防止する目的
で、不活性ガス気流中例えば二酸化炭素又は窒素気流中
で反応を行なうのが望ましい。上記反応は常圧下及び加
圧下のいずれでも行ない得るが、常圧下にて反応を行な
うのが好適である。上記反応は通常100〜350℃程
度、好ましくは125〜255℃にで好適に進行し、一
般に3〜10時間程度で反応は終了する。尚上記反応に
おいては一般式(3)の化合物を塩の形態で使用しても
よい。
反応性1式−2 (lG) 〔式中R3′は低級アルカノイル基、フェニル環上に置
換基として低級アルキル、シアノ基、ハロゲン原子、低
級アルキル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、水酸基
、低級アルカノイルアミノ基、低級アルキルチオ基及び
低級アルカノイルオキシ基なる群から選ばれた基を1〜
3個又は低級アルキレンジオキシ基を有することのある
フェニルカルボニル基、フェニルアルカノイル基、フロ
イル基、ピリジルカルボニル基又は低級アルコキシカル
ボニル基を示す。
Xlは水酸基を示す。R1、R2及びカルボスチリル骨
格の3位と4位の炭素間結合は前記に同じ。〕反反応行
程−2で示される方法は一般式(4)で表わされるカル
ボスチリル誘導体と一般式(5)で表わされるカルボン
酸とを通常のアミド結合生成反応にて反応させる方法で
ある。アミド結合生成反応としては公知のアミド結合生
成反応の条件を容易に適用することが出来る。例えば(
イ)混合酸無水物法即ちカルボン酸(5)にアルキルハ
ロカルボン酸を反応させて混合酸無水物とし、これにア
ミン(4)を反応させる方法、(ロ)活性エステル法即
ちカルボン酸(5)をp−ニトロフエニルエステル、N
−ヒドロキシコハク酸イミドエステル、1−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾールエステル等の活性エステルとし、こ
れにアミン(4)を反応させる方法、(ハ)カルボジイ
ミド法即ちカルボン酸(5)にアミン(4)をジシクロ
へキシルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾール等
の活性化剤の存在下に縮合させる方法、(ニ)その他の
方法としてカルボン酸(6)を無水酢酸等の脱水剤によ
りカルボン酸無水物としこれにアミン(4)を反応させ
る方法、カルボン酸(5)と低級アルコールとのエステ
ルにアミン(4)を高圧高温下に反応させる方法、カル
ボン酸(5)の酸ハロゲン化物即ちカルボン酸ハライド
にアミン(4)を反応させる方法等を挙ぜることができ
る。
混合酸無水物法において用いられる混合酸無水物は通常
のショッテン−バウマン反応により得られ、これを通常
単離することなくアミン(4)と反応させることにより
一般式(1a)の本発明化合物が製造される。ショッテ
ン−バウマン反応は塩基性化合物の存在下に行われる。
用いられる塩基性化合物としてはショッテン−バウマン
反応に慣用の化合物が用いられ例えば、トリエチルアミ
ン、トリメチルアミン、ピリジン、ジメチルアニリン、
N−メチルモルホリン、1、5−ジアザビシクロ[4,
3,0]ノネン−5(DBN)、1.5−ジアザビシク
ロ[5,4,0]ウンデセン−5(DBU)、1,4−
ジアザビシクロ[2,2,2)オクタン(DABCO)
等の有機塩基、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水
素カリウム、炭酸水素ナトリウム等の無機塩基が挙げら
れる。該反応は−20〜100℃好ましくは0〜50℃
において行われ、反応時間は5分〜10時間好ましくは
5分〜2時間で行われる。得られた混合酸無水物とアミ
ン(4)の反応は−20〜150℃好ましくは10〜5
0℃において行われ、反応時間は5分〜10時間好まし
くは5分〜5時間の条件下に行われる。混合酸無水物法
は一般に溶媒中で行われる。用いられる溶媒紘混合酸無
水物法に慣用の溶媒がいずれも使用可能であり、具体的
には塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン等の
ハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジメトキシエタン等のエーテル類、酢酸メチ
ル、酢酸エチル等のエステル類、N、N−ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド、へキサメチルリン酸
トリアミド等の非プロトン性極性溶媒などが挙げられる
。混合酸無水物法において使用されるアルキルハロカル
ボン酸としてはクロロ蟻酸メチル、ブロモ蟻酸メチル、
クロロ蟻酸エチル、ブロモ蟻酸エチル、クロロ蟻酸イソ
ブチル等が挙げられる。
該法におけるカルボン酸(5)とアルキルハロカルボン
酸とアミン(4)の使用割合は通常当モルづつ使用され
るが、アミン(4)に対してアルキルハロカルボン酸及
びカルボン酸(5)を1〜1.5倍モル使用してもよい
またカルボン酸ハライドにアミン(4)を反応させる方
法を採用する場合、該反応は塩基性化合物の存在下適当
な溶媒中にて行なわれる。用いられる塩基性化合物とし
ては公知のものを広く使用でき、例えば上記ショッテン
−バウマン反応に用いられる塩基性化合物のほかに水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水
素化カリウム等を挙げることができる。用いられる溶媒
としては、例えば上記ショッテン−バウマン反応に用い
られる溶媒のほかにメタノール、エタノール、プロパノ
ール、ブタノール、3−メトキシー1−ブタノール、エ
チルセロソルブ、メチルセロソルブ等のアルコール類、
ピリジン、アセトン等を挙げることができる。アミン(
4)とカルボン酸ハライドとの使用割合としては特に限
定がなく広い範囲内で適宜選択すればよいが、通常前者
に対して後者を少なくとも等モル量程度、好ましくは等
モル〜5倍モル量用いるのがよい。峡反応は通常−20
〜180℃程度、好ましくは0〜150℃にて行なわれ
、一般に5分〜30時間で反応は完結する。
反応行程式−3 (4)(1k) 〔式中R31は低級アルカンスルホニル基、低級アルコ
キシカルボニル低級アルキル基、フェニル環上に置換基
として低級アルキル基を有することのあるフェニルスル
ホニル基、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級ア
ルキニル基又はフェニル環上に置換基として低級アルコ
キシ基、低級アルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シ
アノ基、アミノ基、水酸基、低級アルカノイルアミノ基
、低級アルキルチオ基及び低級アシカノイルオキシ基な
る群から選ばれた基を1〜3個又は低級アルキレンジオ
キシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基を示
す。X2はハロゲン原子を示す。
R1、R2及びカルボスチリル骨格の3位と4位との炭
素間結合は前記に同じ。〕 一般式(4)で表わされる化合物と一般式(6)で表わ
される化合物との反応は、前記一般式(4)の化合物と
カルボン酸ハライドとの反応と同様の条件下に行なわれ
る。
反応行程式−4 (!l(ml (IC) 〔式中R3111は低級アルコキシカルボニル低級アル
キル基、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アル
キニル基又はフェニル環上に置換基として低級アルコキ
シ基、低級アルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シア
ノ基、アミノ基、水酸基、低級アルカノイルアミノ基、
低級アルキルチオ基及び低級アルカノイルオキシ基なる
群から選ばれた基を1〜3個もしくは低級アルキレンジ
オキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基を
示す、R1、R2、X、X2及びカルボスチリル骨格の
3位と4位との炭素間結合は前記に同じ。〕一般式(2
)の化合物と一般式(7)の化合物の反応は塩基性化合
物の存在下に行なわれる。使用される塩基性化金物とし
ては公知のものを広く使用でき、例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸銀等の無
機塩基、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート
等のアルコラート、トリエチルアミン、ピリジン、N、
N−ジメチルアニリン等の有機塩基が挙げられる。該反
応は、無溶媒でもあるいは溶媒の存在下でも行なわれ、
溶媒としては反応に悪影響を与えない不活性のものがす
べて用いられ、例えばメタノール、エタノール、プロパ
ノール、エチレングリコール等のアルコール類、ジメチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、モノグ
ライム、ジグライム等のエーテル類、アセトン、メチル
エチルケトン等のケトン類、ベンゼン、トルエン、キシ
レン等の芳香族炭化水素類、酢酸メチル、酢酸エチル等
のエステル類、N、N−ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド、へキサメチルリン酸トリアミド等の非
プロトン性極性溶媒等が挙げられる。
また該反応は沃化ナトリウム、沃化カリウム等の金属沃
化物の存在下に行なうのが有利である。上記方法におけ
る一般式(2)の化合物と一般式(7)の化合物との使
用割合は特に限定されず、広い範囲の中から適宜に選択
されるが、反応を無溶媒下に行なう場合には前者に対し
て後者を通常大過剰量、溶媒中で行なう場合には、通常
前者に対して後者を2倍モル〜10倍モル、好ましくは
2倍モル〜4倍モル量にて用いるのが望ましい。またそ
の反応温度も特に限定されないが、通常室温〜200℃
程度、好ましくは50〜160℃で行なわれる。
反応時間は通常1〜30時間程度である。
一般式(8)の化合物と一般式(9)の化合物との反応
は、前記一般式(2)の化合物と一般式(2)の化合物
との反応と同様の条件下にて行なわれる。
反応行程式−5 (!l(II) (1d) 〔式中R1、R2、R3、X及びカルボスチリル骨格の
3位と4位との炭素間結合は前記に同じ。〕一般式(2
)の化合物と一般式(10)の化合物との反応は、前記
一般式(2)の化合物と一般式(3)の化合物との反応
と同様の条件下にて行なわれる。
一般式(11)の化合物と一般式(9)の化合物との反
応は無溶媒下又は適当な溶媒中酸の存在下にて行なわれ
る。用いられる溶媒としては例えばテトラリシ、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチル
リン酸トリアミド等の高沸点溶媒を挙げることができる
。酸としては例えば塩酸、硫酸、臭化水素酸環を挙げる
ことができる。一般式(11)の化合物と一般式(9)
の化合物との使用割合としては特に限定されず広い範囲
内で適宜選択すればよいが、通常前者に対して後者を少
なくとも等モル量程度、好ましくは、等モル〜2倍量モ
ル量用いるのがよい。該反応は通常50〜250℃程度
、好ましくは150〜200℃にて行なうのがよく、一
般に1〜24時間程度で反応は終了する。
反応行程式−6 (I埠(l場 (1#) 〔式中R4はハロゲン原子を示す。R1、R2、R3及
びXは前記に同じ。〕 一般式(12)の化合物と一般式(3)の化合物との反
応は、前記一般式(2)の化合物と一般式(3)の化合
物との反応と同様の条件下にて行なわれる。
一般式(13)の化合物の閉環反応は、一般にフリーデ
ル−クラフツ反応と呼ばれるものであり、この反応は溶
媒中ルイス酸の存在下に行なわれる。この際使用される
溶媒としてはこの種の反応に通常使用されるものが有利
に用いられ、例えば二硫化炭素、ニトロベンゼン、クロ
ルベンゼン、ジクロルメタン、ジクロルエタン、トリク
ロルエタン、テトラクロルエタン等が例示される。更に
ルイス酸も従来使用されているものが好適に用いられ、
例えば塩化アルミニウム、塩化亜鉛、塩化鉄、塩化錫、
三臭化硼素、三弗化硼素、濃硫酸等が使用され得る。ル
イス酸の使用量は適宜に決定すれば良いが、通常一般式
(13)の化合物に対して2〜6倍モル程度、好ましく
は3〜4倍モル程度が用いられる。反応温度は適宜選択
されるが通常20〜120℃程度、好ましくは40〜7
0℃程度とするのがよい。該反応の反応時間は原料、触
媒、反応温度等により異なり一概には言えないが、通常
0.5〜6時間程度にて反応は終了する。
反応行程式−7 (1/)(ly) 〔式中R1、R2、R3、X2及びカルボスチリル骨格
の3位と4位との炭素間結合は前記に同じ。但しR1及
びR3は水素原子であってはならない。〕一般式(1f
)の化合物と一般式(14)の化合物との反応は、例え
ば塩基性化合物の存在下適当な溶媒中にて行なうのがよ
い。ここで塩基性化合物としては例えば水素化ナトリウ
ム、カリウム、ナトリウム、ナトリウムアミド、カリウ
ムアミド等を挙げることができる。また溶媒としては例
えばジオキサン、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル等のエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化
水素類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド
、へキサメチルリン酸トリアミド等を挙げることができ
る。一般式(1f)の化合−物と一般式(14)の化合
物の使用割合としては特に限定がなく広い範囲内で適宜
選択すればよいが、通常前者に対して後者を少なくとも
等モル程度以上、好ましくは等モルー2倍モル程度用い
るのがよい。該反応は通常0〜70℃程度、好ましくは
O℃〜室温付近にて行われ、一般に0.5〜12時間程
度で反応は終了する。
反応行程式−8 (1り(IB) 〔式中R1、R2及びR3は前記に同じ。〕一般式(1
i)の化合物の還元には通常の接触還元条件が適用され
る。用いられる触媒としてはパラジウム、パラジウム−
炭素、プラチナ、ラネーニッケル等の金属を例示でき、
斯かる金属を通常の触媒量で用いるのがよい。まえ用い
られる溶媒としては例えばメタノール、エタノール、イ
ソプロパノール、ジオキサン、THF、へキサン、シク
ロヘキサン、酢酸エチル等を挙げることができる。該還
元反応は常圧及び加圧下のいずれでも行なうことができ
るが、通常常圧〜20Kg/cm3好ましくは常圧〜1
0Kg/cm3にて行なうのがよい。
また反応温度としては通常0〜150℃程度、好ましく
は室温〜100℃とするのがよい。
また一般式(1k)の化合物の脱水素反応は、適当な溶
媒中酸化剤を使用して行なわれる。用いられる酸化剤と
しては例えば2.3−ジクロロ−5,6−ジシアノベン
ゾキノン、クロラニル(2,3,5,6−テトラクロロ
ベンゾキノン)等のベンゾキノン類、N−ブロモコハク
酸イミド、N−クロロコハク酸イミド、臭素等のハロゲ
ン化剤、二酸化セレン、パラジウム炭素、パラジウム黒
、酸化パラジウム、ラネーニッケル等の水素化触媒等を
挙げることができる。ハロゲン化剤の使用量としては特
に限定されず広い範囲から適宜選択すればよいが通常一
般式(1h)の化合物に対して通常1〜5倍モル量、好
ましくは1〜2倍モル量使用するのがよい、また水素化
触媒を用いる場合には通常の触媒量とするのがよい。溶
媒としてはジオキサン、テトラヒドロフラン、メトキシ
エタノール、ジメトキシエタシ等のエーテル類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、クメン等の芳香族炭化水素類
、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四
塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ブタノール、アミ
ルアルコール、ヘキサノール等のアルコール類、酢酸等
の極性プロトン溶媒、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、へキサメチルリン酸トリアミド等の極性
非プロトン溶媒類等を例示できる。該反応は通常室温〜
300℃、好ましくは室温〜200℃にて行なわれ、一
般に1〜40時間程度で反応は終了する。
更に一般式(1)で表わされる本発明の化合物のうちR
1が水素原子を示し且つカルボスチリル骨格の3位及び
4位の炭素間結合が二重結合である化合物は、下記反応
行程式−9に示すようにラクタム−ラクチム型の互変異
性をとり得る。
反応行程式−9 (lj)(rA) 〔式中R2及びR3は前記に同じ。〕 また一般式(1)で表わされる本発明の化合物は下記反
応行程式−10に示す方法によっても製造される。
反応行程式−1〇 −(I−拳η −− (1) 〔式中R5及びR5は低級アルキル基を示す。R5とR
5とはこれらが結合する酸素原子と共に互いに結合して
低級アルキレジジオキシ基を形成してもよい。R6は水
素原子又は低級アルキル基を示す。
R6は低級アルキル基を示す。R1は低級アルカノイル
基を示す。■は一重結合又は二重結合を示す。
R1、R4及びX2は前記に同じ。〕 一般式(16)の化合物のニトロ化は、通常の芳香族化
合物のニトロ化反応条件下で例えば無溶媒もしくは適当
な不活性溶媒中ニトロ化剤を用いて行なわれる。不活性
溶媒としては例えば酢酸、無水酢酸、濃硫酸等を、また
ニトロ化剤としては例えば発煙硝酸、濃硝酸、混酸(硫
酸、発煙硫酸、リン酸又は無水酢酸と硝酸)、硝酸カリ
ウム、硝酸ナトリウム等のアルカリ金属硝酸塩と硫酸等
を夫々例示できる。上記ニトロ化剤の使用量は、原料化
合物に対し等モル以上通常過剰量とすればよく、反応は
有利には0〜室温付近で1−4時間で実施される。
一般式(16)の化合物のアルデヒド基のアセタール化
反応は、適当な溶媒中、アセタール化剤と酸の存在下反
応させることにより行なわれる。ここで使用される溶媒
として、反応に影響を与えないものであればいずれでも
よく、例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素類、メタノール、エタノール等のアルコール類
、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキサイド等が
例示出来る。アセタール化剤としては、例えばメタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、エチレングリコー
ル等のアルコール類、オルトギ酸エチル等のオルトエス
テル類が使用される。酸としては例えば塩酸、硫酸等の
鉱酸類、パラトルエンスルホン酸等の有機酸等を挙げる
ことが出来る。使用されるアセタール化剤の量としては
、一般式(16)の化合物に対して、オルトエステル類
を用いる場合は、少なくとも等モル、好ましくは1〜1
.5倍モル使用するのがよく、アルコール類を使用する
場合性、少なくとも2倍モル、通常大過剰使用するのが
よい。反応温度は、通常0〜50℃、好ましくは室温付
近とするのがよく、30分〜5時間程度で反応は終了す
る。
一般式(17)の化合物と一般式(17)のピペラジン
誘導体との反応は、溶媒の存在下行うことが出来る。
使用される溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、
キシレン等の芳香族炭化水素類、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール等の低級アルコール類、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン(THF)、エチレングリコー
ルジメチルエーテル、ジエチルエーテル等のエーテル類
、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド(DM
F)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、へキサメチ
ルリン酸トリアニド等の極性溶剤を挙げることが出来る
。上記反応は、より有利には塩基性化合物を脱酸剤とし
て用いて行ってもよい。該塩基性化合物としては、例え
ば炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、
炭酸水素ナトリウム、ナトリウムアミド、水素化ナトリ
ウム、トリエチルアミン、トリプロピルアミン等の第三
級アミン、ピリジン、キノリン等を例示できる。一般式
(18)のピペラジン誘導体の使用量としては、一般式
(17)の化合物に対して通常1〜10倍モル量、好ま
しくは3〜7倍モル量使用するのがよい。反応温度は通
常50〜150℃、好ましくは50〜100℃とするの
がよく、一般に1.5−10時間程度で反応は終了する
一般式(19)の化合物の加水分解反応は、例えばメタ
ノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール
類中、塩酸、硫酸等の鉱酸の存在下に、反応温度室温〜
溶媒の沸点温度にて、30分〜3時間反応させることに
より行なわれる。
一般式(20)の化合物とマロン酸(21)との反応は
、適当な溶媒中塩基性化合物の存在下に行なわれる。
使用される溶媒としては、前記化合物(17)と(18
)との反応で使用される溶媒をすべて使用出来、それに
加えて、ピリジン等の極性溶媒も竿用出来る。該塩基性
化合物としては、例えば炭酸カリウム、炭酸ナトリウム
、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、ナトリウム
アミド、水素化ナトリウム、トリエチルアミン、トリプ
ロピルアミン、ピペリジン等の第三級アニン、ピリジン
、キノリン等を例示できる。一般式(20)の化合物と
マロン酸(21)の使用割合としては、一般式(20)
の化合物に対して、少なくとも等モル、通常2〜7倍モ
ル使用するのがよい。反応は通常0〜200℃、好まし
くは70〜150℃程度にて行なわれ、1−10時間程
度で反応は終了する。
一般式(22)の化合物のエステル化反応は、例えばメ
チルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアル
コール等のアルコール類中、塩酸、硫酸等の酸又はチオ
ニルクロライド、オキシ塩化リン、五塩化リン、三塩化
リン等のハロゲン化剤の存在下、通常0〜150℃、好
ましくは50〜100℃にて、1〜10時間程時間性な
われる。酸の使用量としては、一般式(22)の化合物
に対して通常1〜1.2倍モル量使用出来、またハロゲ
ン化剤の使用量としては、一般式(22)の化合物に対
して少なくとも等モル、好ましくは1〜5倍モル量使用
するのがよい。
一般式(22)又は(23)の化合物を還元して一般式
(24)の化合物を得る反応として社、例えば(1)適
当な溶媒中接触還元触媒を用いて還元するか又は■適当
な不活性溶媒中、金属もしくは金属塩と酸又は金属もし
くは金属塩とアルカリ金属水酸化物、硫化物、アンモニ
ウム塩等との混合物等を還元剤として用いて還元するこ
とにより行なわれる。■の接触還元を用いる場合、使用
される溶媒としては、例えば水、酢酸、メタノール、エ
タノール、イソプロパノール等のアルコール類、へキサ
ン、シクロへキサン等の炭化水素類、ジエチレングリコ
ールジメチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、ジエチルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル、酢
酸メチル等のエステル類、N、N−ジメチルホルムアミ
ド等の非プロトン性極性溶媒等が挙げられる。使用され
る接触還元触媒としては、例えばパラジウム、パラジウ
ムー黒、パラジウム−炭素、白金、酸化白金、亜クロム
酸銅、ラネーニッケル等が用いられる。触媒の使用量と
しては、一般式(22)又は(23)の化合物に対して
0.02〜1.00倍重量用いるのがよい。反応は通常
−20〜室温付近、好ましくは0〜室温付近、水素圧は
1〜10気圧で行なわれ、反応は0.5〜10時間程度
で終了する。また■の方法を用いる場合、鉄、亜鉛、錫
もしくは塩化第一錫と塩酸、硫酸等の鉱酸、又は鉄、硫
酸第一鉄、亜鉛もしくは錫と水酸化ナトリウム等のアル
カリ金属水酸化物、硫化アンモニウム等の硫化物、アン
モニア水、塩化アンモニウム等のアンモニウム塩との混
合物が還元剤として用いられる。使用される不活性溶媒
としては、例えば水、酢酸、メタノール、エタノール、
ジオキサン等を例示できる。上記還元反応の条件として
は用いられる還元剤によって適宜選択すればよく、例え
ば塩化第一錫と塩酸とを還元剤として用いる場合有利に
は0〜室温付近、0,5〜10時間程度反応を行なうの
がよい。還元剤の使用量としては、原料化合物に対して
少なくとも等モル量、通常は等モル〜5倍モル量用いら
れる。また■の方法において50〜150℃付近にて反
応を行なうと、化合物(24)を経て一般式(1)の化
合物を直接得ることができる。
一般式(24)の化合物のアシル化は、適当なアシル化
剤を用いることにより行なわれる。ここでアシル化剤と
しては例えば酢酸等の低級アルカン酸、無水酢酸等の低
級アルカン酸無水物、アセチルクロライド等の低級アル
カン酸ハロゲン化物等を挙げることができる。アシル化
剤として低級アルカン酸無水物又は低級アルカン酸ハロ
ゲン化物を使用する場合、アシル化反応は塩基性化合物
の存在下にて行なわれる。使用される塩基性化合物とし
ては例えば金属ナトリウム、金属カリウム岬のアルカリ
金属及びこれらアルカリ金属の水酸化物、炭酸塩、重炭
酸塩或いLピリジル、ピベリジシ等の芳香族アミン化合
物等が挙げられる。核反応は無溶媒もしく線溶媒中のい
ずれでも進行するが、通常線適当な溶媒を用いて行なわ
れる。溶媒としては例えばアセトン、メチルエチルケト
ン等のケトン類、エーテル、ジオキサン等のエーテル類
、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類
、水等が挙げられる。アシル化剤は原料化合物に対して
等モル〜大過剰量の範囲内で用いられるが、一般には5
〜10倍モル用いるのがよい。
また該反応は0〜150℃で進行するが、一般には0〜
80℃で行なうのがよい。さらにまたアシル化剤として
低級アルカン酸を使用する場合、反応系内に脱水剤とし
て硫酸、塩酸等の鉱酸やパラトルエンスルホン酸、ベン
ゼンスルホン酸、エタンスルホン酸等のスルホン酸類を
添加し、好ましくは50〜120℃に反応を維持するこ
とにエリアシル化反応線有利に進行する。
一般式(24)又は(25)の化合物を環化して一般式
(1)の化合物を得る反応は、適当な溶媒中、塩基性化
合物又は酸、好ましくは酸の存在下又は非存在下に行な
われる。用いられる塩基性化合物としては、公知のもの
を広く使用出来、例えばトリメチルアミン、トリメチル
アミン、ピリジル、ジメチルアニリン、N−メチルモル
ホリン、1、5−ジアザビシクロ[4,3,0]ノネン
−5(DBN)、1,5−ジアザビシクロ[5,4,0
]ウンデセンー5(DBU)、1、4−ジアザビシクロ
〔2,2,2〕オクタン(DABCO)等の有機塩基、
炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、炭
酸水素カリウム、炭ポリリン酸等の無機酸、p−トルエ
ンスルホン酸、エタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸尋
の有機酸等管例示できる。使用される溶媒としては、反
応に影響を与えないものであればいずれも使用出来、例
えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル、3−メトキシー1−ブタノール、エチルセロソルプ
、メチルセロソルプのアルコール類、ピリジン、アセト
ン等を挙げることができる。塩化メチレン、クロロホル
ム、ジクロロエタシ等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、
ジフェニルエーテル等のエーテル類、酢酸メチル、酢酸
エチル等のエステル類、N、N−ジメチルホルムアミド
、ジメチルスルホキシド、へキサメチルリン酸トリアミ
ド等の非プロトン性極性溶媒又はその混合溶媒などが挙
げられる。該反応は、通常−20〜150℃、好ましく
は0〜150℃にて行なわれ、反応は一般に5分〜30
時間で終了する。
また一般式(1f)で表わされる本発明の化合物のうち
フェニル環上の置換基がアミノ基を示す化合物は、フェ
ニル環上の置換基がニトロ基を示す化合物を還元するこ
とにより容易に製造される。
この還元には例えば芳香族ニトロ基を芳香族アミノ基に
還元する通常の条件を採用でき、より具体的には亜硫酸
ソーダ、亜硫酸ガス等の還元剤を用いる方法、パラジウ
ム−炭素等の還元触媒を用いる接触還元法等を用いるこ
とができる。
上記一般式(1)で表わされる本発明の化合物のうちR
2が水素原子を示す化合物は、対応するR2が低級アル
コキシ基を示す化合物をエーテル分解することによって
も製造される。このエーテル分解は例えば三臭化硼素、
三弗化硼素、塩化アルミニウム等のルイス酸の存在下に
行なわれる。斯かるルイス酸は原料化合物に対して通常
過剰量用いるのがよい。また反応温度は通常−30℃〜
室温程度である。
一般式(1)で表わされる本発明の化合物のうちR3が
水酸基又はアミノ基を示す化合物は、対応するR3が低
級アルカノイルオキシ基又は置換基として低級アルカノ
イル基を有するアミノ基を示す化合物をそれぞれ加水分
解することによっても製造される。この加水分解は適当
な溶媒中酸又は塩基性化合物の存在下にて行なわれる。
溶媒としては例えば水、メタノール、エタノール、イソ
プロパノール等の低級アルコール類、ジオキサン、テト
ラヒドロフラン等のエーテル類、これらの混合溶媒等を
挙げることができる。酸としては例えば塩酸、硫酸、臭
化水素酸等の鉱酸等を、また塩基性化合物としては例え
ば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウ
ム等の金属水酸化物等をそれぞれ挙げることができる。
該反応は通常室温〜150℃、好ましくは80〜120
℃にて好適に進行し、一般に1〜15時間程度で反応は
終了する。
また一般式(1)で表わされる本発明の化合物のうちR
3が低級アルカノイルアミノ基又は低級アルカノイルオ
キシ基を示す化合物はR3がアミノ基又は水酸基を示す
化合物をアシル化することによっても製造される。この
アシル化反応は、前記一般式(24)の化合物のアシル
化と同様の反応条件下にて行なうのがよい。
一般式(1)の化合物は反応行程式−Mlに示す方法に
よっても製造される。
反応行程式−鳳I (2I− (11) 〔式中AはR7CH=CH−(R7は低級アルコキシ基
又はハロゲン原子)、 低級アルキル基)又はCHピーを示す。R1、R2及び
R3は前記に同じ。〕 一般式(26)の化合物と一般式(27)の化合物との
反応は、前記一般式(4)の化合物と一般式(5)の化
合物と同様の反応条件下に行なわれる。
一般式(26)の化合物の環化は、酸の存在下無溶媒下
で又は適当な溶媒中にて行なわれる。酸としては特に限
定されず通常の無機酸や有機酸を広く使用でき、具体的
には塩酸、臭化水素酸、硫酸等の無機酸、塩化アルミニ
ウム、三弗化硼素、四塩化チタン等のルイス酸、ギ酸、
酢酸、エタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等の
有機酸等を例示し得る。これらの酸のうちで塩酸、臭化
水素酸、硫酸等が好ましい。斯かる酸の使用量としては
、通常一般式(28)の化合物に対して少くとも等重量
、好ましくは10〜50倍重量の酸を用いるのがよい。
また溶媒としては通常の不活性溶媒を広く使用でき、例
えば水、メタノール、エタノール、プロパノール等の低
級アルコール類、ジオキサン、テトラヒドロフラン等の
エーテル類、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類
、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲ
ン化炭化水素類、アセトル、ジメチルスルホキシド、ジ
メチルホルムアミド、へキサメチルリン酸トリアニド等
を例示できる。これらのうちで前記低級アルコール類、
エーテル類、アセトン、ジメチルスルホキシド、ジメチ
ルホルムアミド、へキサメチルリン酸トリアミド等の水
溶性溶媒が好ましい。該反応は通常0〜100℃、好ま
しくは室温〜60℃にて行なわれ、通常5分〜6時間程
度で反応は終了する。
一般式(1)の化合物は反応行程式−12に示す方法に
よっても製造される。
反応行程式−12 −(1) 〔式中R1、R2、R3、X2及びカルボスチリル骨格
の3位と4位との炭素間結合は前記に同じ。〕一般式の
(29)の化合物と一般式(18)の化合物との反応は
、一般に適当な不活性溶媒中、塩基性縮合剤の存在下又
は非存在下にて行なわれる。用いられる不活性溶媒とし
ては、例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノール、
ブタノール、3−メトキシー1−ブタノール、エチルセ
ロソルプ、メチルセロソルプ等のアルコール類、ピリジ
ン、アセトン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルム
アミド、へキサメチルリン酸トリアミド等を挙げること
ができる。また塩基性縮合剤としては例えば炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カ
リウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナ
トリウム、水素化カリウム、トリエチルアミン等を挙げ
ることができる。
一般式(29)の化合物と一般式(18)の化合物との
使用割合としては特に限定がなく広い範囲内で適宜選択
すればよいが、前者に対して後者を通常少なくとも等モ
ル量程度、好ましくは等モル〜5倍モル量用いるのがよ
い。該反応は通常室温〜180℃程度、好ましくは10
0〜150℃にて行なわれ、一般に3〜30時間程度で
反応は終了する。また該反応においては触媒として銅粉
を用いると反応は有利に進行する。
上記一般式(2)の化合物のうちR1及びR2が水素原
子でありアミノ基が8位に置換した化合物(一般式(3
7)又は(38)の化合物)は下記反応行程式−13に
示す方法によっても製造される。
反応行程式−13 H@l@ NHR”0 ロη(財) 〔式中R10は低級アルカノイル基、R11は低級アル
キル基を示す。X2は前記に同じ。〕一般式(30)の
化合物のアシル化は、前記一般式(24)の化合物のア
シル化と同様の反応条件下に行なわれる。一般式(31
)の化合物のニトロ基の還元は、前記一般式(22)又
は(23)の還元と同様の反応条件下に行なわれる。一
般式(32)の化合物と一般式(33)の化合物との反
応は、後者に対して前者を通常少なくとも等モル、好ま
しくは1〜5倍モル量用いる以外は、前記化合物(4)
と化合物(5)との反応において化合物(6)としてカ
ルボン酸ハライドを用いる反応と同様の条件下に行なえ
ばよいが、塩基性化合物の非存在下でも反応は進行する
。一般式(34)の化合物の環化反応は、前記一般式の
化合物の環化反応と同様の反応条件下に行なうことがで
きる。一般式(35)のカルボスチリル誘導体の還元は
、前記一般式(1i)のカルボスチリル誘導体の還元と
同様の反応条件下に行なうことができる。一般式(35
)又は(36)のカルボスチリル誘導体の加水分解反応
は、前記一般式(1)の化合物のうちR3が低級アルカ
ノイルアミノ基を示す化合物の加水分解反応と同様の反
応条件下に行なうことができる。
本発明の一般式+1)で表わされるカルボスチリル誘導
体は、医薬的に許容される酸を作用させることにより容
易に酸付加塩とすることができる。該酸としては例えば
、塩酸、硫酸、リン酸、臭化水素酸等の無機酸、シュウ
酸、マレイン酸、フマール酸、リンゴ酸、酒石酸、クエ
ン酸、安息香酸等の有機酸を挙げることができる。
また本発明の一般式(1)で表わされるカルボスチリル
誘導体のうち酸性基を有する化合物は、医薬的に許容さ
れる塩基性化合物を作用させることにより容易に塩を形
成させることができる。該塩基性化合物としては例えば
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム
、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム等を挙げることが
できる。
斯くして得られる各々の行程での目的化合物は、通常の
分離手段により容易に単離精製することができる。該分
離手段としては、例えば溶媒抽出法、稀釈法、再結晶法
、カラムクロマトグラフイー、プレパラテイブ薄層クロ
マトグラフイー等を例示できる。
尚本発明は光学異性体も当然に包含するものである。
一般式(1)の化合物は通常、一般的な医薬製剤の形態
で用いられる。製剤は通常使用される充填剤、増量剤、
結合剤、付湿剤、崩壊剤、表面活性剤、滑沢剤などの稀
釈剤あるいは賦形剤を用いて調製される。この医薬製剤
としては各種の形態が治療目的に応じて選択でき、その
代表的なものとして錠剤、先側、散剤、液剤、懸濁剤、
乳剤、顆粒剤、カプセル剤、半割、注射剤、液剤、懸濁
剤等)などが挙げられる。錠剤の形態に成形するに際し
ては、担体としてこの分野で従来公知のものを広く使用
でき、例えば乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ブドウ糖、
尿素、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、結晶セル
ロース、ケイ酸などの賦形剤、水、エタノール、プロパ
ノール、単シロップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチ
ン溶液、カルボキシメチルセルロース、セラック、メチ
ルセルロース、リン酸カリウム、ポリビニルピロリドン
などの結合剤、乾燥デンプン、アルギン酸ナトリウム、
カンテン末、ラミナラン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸
カルシウム、ポリオキシエチレシソルビタン脂肪酸エス
テル類、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノク
リセリド、デンプン、乳糖などの崩壊剤、白糖、ステア
リン、カカオバター、水素添加油などの崩壊抑制剤、第
四級アンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウムなどの
吸収促進剤、グリセリン、デンプンなどの保湿剤、デン
プン、乳糖、力オリン、ベントナイト、コロイド状ケイ
酸などの吸着剤、精製タルク、ステアリン酸塩、ホウ酸
末、ポリエチレシグリコールなどの滑沢剤などが例示で
きる。さらに錠剤は必要に応じ通常の剤皮を施した錠剤
、例えば糖衣錠、ゼラチン被包錠、腸溶被錠、フィルム
コ−ティング錠あるいは二重錠、多層錠とすることがで
きる。丸剤の形態に成形するに際しては、担体としてこ
の分野で従来公知のものを広く使用でき、例えばブドウ
糖、乳糖、デンプン、カカオ脂、硬化植物油、カオリシ
、タルクなどの賦形剤、アラビアゴム末、トラガント末
、ゼラチン、エタノールなどの結合剤、ラミナランカシ
テシなどの崩壊剤などが例示できる。半割の形態に成形
するに際しては、担体として従来公知のものを広く使用
でき、例えばポリエチレシクリコール、カカオ脂、高級
アルコール、高級アルコールのエステル類、ゼラチン、
半合成グリセライドなどを挙けることができる。注射剤
として調製される場合には、液剤および懸濁剤は殺菌さ
れ、かつ血液と等張であるのが好ましく、これら液剤、
乳剤および懸濁剤の形態に成形するのに際しては、稀釈
剤としてこの分野において慣用されているものをすべて
使用でき、例えば水、エチルアルコール、プロピレング
リコール、エトキシ化イソステアリルアルコール、ポリ
オキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステル類などを挙けることができ
る。なお、この場合等張性の溶液を調製するに充分な量
の食塩、ブドウ糖あるいはグリセリンを強心剤中に含有
せしめてもよく、また通常の溶解補助剤、緩衝剤、無痛
化剤などを添加してもよい、更に必要に応じて着色剤、
保存剤、香料、風味剤、甘味剤などや他の医薬品を該治
療剤中に含有せしめてもよい。
本発明の強心剤中に含有されるべき一般式(1)の化合
物の量はとくに限定されず広範囲に選択されるが、通常
全組成物中1〜70重量%、好ましくは1〜30重量%
である。
本発明の強心剤の投与方法にはとくに制限はなく、各種
製剤形態、患者の年令、性別その他の条件、疾患の程度
などに応じ先方法で投与される。
例えば錠剤、先側、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤および
カプセル剤の場合に鉱経口投与される。ま九注射剤の場
合には単独であるいはブドウ糖、アミノ酸などの通常の
補液と混合して静脈内投与され、さらには必要に応じて
単独で筋肉内、皮肉、皮下もしくは腹腔的投与される。
半割の場合には直腸内投与される。
本発明の強心剤の投与量は用法、患者の年令。
性別その他の条件、疾患の程度などにより適宜選択され
るが、通常有効成分である一般式(1)の化合物の量は
1日当り体重1Kg当り約0.1〜10mgとするのが
よい。また、投与単位形態中に有効成分を2〜200m
g含有せしめるのがよい。
以下に参考例及び実施例を挙げる。
参考例l 濃硫酸500mlに外部水冷攪拌下に濃硝酸29.3m
lを滴下し、さらにm−クロロベンズアルデヒド50g
を5℃以下にて滴下する。室温にて1時間攪拌後、反応
混舎物を氷中に注入し、析出固体をろ取する。析出固体
を水洗後、塩化メチレンに溶解し、塩化メチレン層を希
苛性ソーダ水溶液にて洗い、さらに水洗後硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、溶媒を留去する。62.3gの2−ニトロ
−5−クロロベンズアルデヒドを得る。
mp65〜69℃ 参考例2 2−二トロ−5−クロルベンズアルデヒド100gをト
ルエン1000mlに溶解する。次p−トルエンスルホ
ン酸10g及びオルトギ酸エチル87.8fg加え、室
温にて1時間攪拌する。希苛性ソーダ水溶液にて中和し
、トルエン層を水洗後無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、
濃縮し、138tのオイル状の2−ニトロ−5−クロロ
ベンズアルデヒドジエチルアセタールを得る。
参考例3 2−二トロ−5−クロロベンズアルデヒドジエチルアセ
タール138gをDMF750mlに溶解し、無水ピペ
ラジン250gを加え80℃にて4時間攪拌する。過剰
のピペラジン及びDMFを減圧留去し、残渣に希苛性ソ
ーダ水溶液を加え、溶解後塩化メチレンにて抽出する。
塩化メチレン層を水洗後、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶
媒を留去する。残液にイソプロピルアルコール850m
lを加え、溶解する。濃HCl65mlを加え、1時間
加熱還流する。冷却後、析出結晶をろ取する。93gの
2−二トロー5−ピペラジニルベンズアルデヒド・塩酸
塩を得る。
mp195〜201℃ 参考例斗 2−二トロ−5−ピペラジニルベンズアルデヒド・塩酸
塩47gをピリジン500mlに溶解し、ピペリジン5
g、マロン酸100gを加え5時間加熱還流する。冷却
後析出結晶をろ取する。ろ取した結晶にメタノール10
00mlを加え1時間加熱還流する。冷却後ろ取する。
42gの2−ニトロ−5−ピペラジニルケイ皮酸を得る
mp229〜237℃ 参考例5 2−ニトロ−5−ピペラジニルケイ皮酸をエチルアルコ
ール100mlに懸濁し、外部氷冷攪拌下にチオニルク
ロライド3mlを滴下する。3時間加熱還流する。エチ
ルアルコール、チオニルクロライドを留去し、残渣にイ
ソプロパノールを加え、加熱溶解し、冷却する。析出す
る黄色結晶をろ取する。4.3gの2−二トロ−5−ピ
ペラジニルケイ皮酸エチルエステル塩酸塩を得る。
mp210〜220℃ 参考例6 2−ニトロ−5−ピペラジニルベンズアルデヒド5gを
DMF50mlに懸濁し、トリエチルアミン6mlを加
え、外部氷冷攪拌下に3,4−ジメトキシベンゾイルク
ロライド4.4gをDMF20mlに溶解した溶液を滴
下する。室温にて2時間攪拌し、和食塩水の中にあける
。塩化メチレンにて抽出、塩化メチレン層を水洗後、無
水硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を留去し、メチルア
ルコールを加え、加熱後冷却し、ろ取する。DMFにて
再結晶し、4.5gの2−ニトロ−5−[4−(3,4
−ジメトキシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕ベンズ
アルデヒドの黄色結晶を得る。
mp196〜198℃ 参考例7 2−二トロ−5−[4−(3,4−ジメトキシベンゾイ
ル)−1−ピペラジニルベンズアルデヒド4gをピリジ
ン20mlを加え、溶解し、マロン酸2.1g、ピペリ
ジン0.4mlを加え、80℃にて4時間攪拌する。ピ
リジン及びピペリジンを濃縮し、希塩酸水溶液にあけ、
塩化メチレンにて抽出する。塩化メチレン層を水洗し、
溶媒を濃縮する。
残渣にメタノールを加え、冷却し、析出結晶をろ取する
。3.7gの2−二トロ−5−[4−(3,4−ジメト
キシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕ケイ皮酸を得る
mp197〜202℃ 参考例8 2−ニトロ−5−(4−(3,4−、ジメトキシベンゾ
イル)ピペラジノコケイ皮酸12gを濃塩酸60mlに
溶解する。この中に塩化第一スズ20gを濃塩酸40m
lに溶解した溶液を室温にて滴下する。2時間攪拌後析
出結晶をろ取する。この結晶をメタノール240mlに
溶解し、10%苛性ソーダ水溶液にて中和し、析出結晶
をろ取する。メタノール液を濃縮し、エタノールにて再
結晶する。
6.3gの2−アミノ−5−[4−(3,4−ジメトキ
シベンゾイル)ピペラジノ〕ケイ皮酸を得る。
mp168〜170.5℃ 淡黄色粉末状晶 参考例9 2−アミノー5−[4−(3,4−ジメトキシベンゾイ
ル)ピペラジノ〕ケイ皮酸5gをエタノール−水混合溶
媒に溶解し、5%パラジウム炭素0.5gを加え、常圧
にて還元する。理論量の水素を吸収させた後、触媒を濾
過し、エタノール−水を濃縮乾固する。クロロホルムに
溶解し、シリカゲルクロマトにより分離し、1.5gの
3−〔2−アミノー5−(4−(3,4−ジメトキシベ
ンゾイル)ピペラジノ)フェニル〕プロピオン酸を得る
mp98〜101℃ 参考例10 3−〔2−アミノー5−(4−(3,4−ジメトキシベ
ンゾイル)ピペラジノ)フェニル〕プロピオン酸4.4
gを酢酸40mlに溶解し、無水酢酸1.1gを加え室
温にて1時間攪拌する。酢酸を濃縮後、水を加える。析
出結晶をろ取する。水洗後アセトンー水の混合溶媒にて
再結晶する。1.5gの3−〔2−アミノアセチル−5
−(4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)ピペラジノ
)フェニル〕プロピオン酸を得る。
mp78.5〜80.5℃ 参考例11 o−ニトロアニリン300tを無水酢酸620mlに溶
解し、40〜50℃で3時間攪拌する。反応混合物を氷
水中に注ぎ込み、析出晶をろ取し、乾燥する。得られる
o−アセチルアミノニトロベンゼンをメタノール2.4
lに懸濁し、10%Pd/C20gを加え、常温、常圧
で接触還元を行なう。反応終了後触媒をろ別し、溶媒を
減圧留去すると結晶が得られる。これをエタノールで洗
浄し、得られる結晶を五酸化リン上で減圧乾燥してo−
アミノアセトアニリド248gを得る。
参考例12 o−アセチルアミノアニリン248gをジメチルホルム
アミド1lに溶解し、室温攪拌下にβ−エトキシアクリ
ル酸クロリド114gのジメチルホルムアミド400m
l溶液を3.5時間要して滴下する。その後同温度にて
さらに30分攪拌する。
反応混合物を氷水中に注ぎ込み析出晶をろ取して1−ア
セチルアミノ−2−(β−エトキシアクリロイルイルア
ミド)ベンゼン84.9gを得る。
参考例13 1−アセチルアミノ−2−(β−エトキシアクリロイル
アニド)ベンゼン84.9gを濃硫酸中に室温攪拌下徐
々に加える。添加終了後室温にてさらに2時間攪拌する
。反応混合物を多量の氷水中に注ぎ込み、析出晶をろ取
し、8−アセチルアミノカルボスチリル49.5gを得
る。
参考例14 8−アセチルアミノカルボスチリル15.0gをジオキ
サン300mlに懸濁し、10%Pd/C2.0gを加
え、70〜80℃、常圧下に接触還元を行なう。反応終
了後触媒をろ別し、溶媒を減圧留去して、8−アセチル
アミノー3,4−ジヒドロカルボスチリル14.3gを
得る。
参考例15 8−アセチルアミノー3,4−ジヒドロカルボスチリル
11.8gを20%塩酸90mlに懸濁し、加熱還流下
に1時間攪拌する。反応混合物を氷水中に注ぎ込み、5
N−水酸化ナトリウムで中和し、さらに飽和重曹水を加
えてpH8とする。析出晶をろ取し、8−アミノ−3,
4−ジしドロカルボスチリル7.87gを得る。
参考例16 8−アセチルアミノカルボスチリル21.5gを20%
塩酸190mlに懸濁し、加熱還流下に1時間攪拌する
。反応混合物を氷水中に注ぎ込み、5N−水酸化ナトリ
ウムで中和する。析出晶をろ取して、8−アミノカルボ
スチリル15.47gを得る。
実施例1 6−アミノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル9.36
gビス−(β−プロモエチル)アミン・1臭化水素酸塩
18g及びメタノール70mlの混合物を15時間攪拌
還流する。今後炭酸ナトリウム3.06Fを“加えて8
時間攪拌還流する。冷後析出する結晶をろ取する。メタ
ノールで洗浄し、9.1gの6−(1−ピペラジニル)
−3,4−ジヒドロカルボスチリル・臭化水素酸塩を得
る。
mp289〜293℃(分解) (メタノール−水) 無色針状晶 元素分析 HN 計算値(%)50.005.7713.46実測値(%
)49.955.8213.50実施例1と同様にして
実施例2の化合物を得る。
実施例2 5−(1−ピペラジニル)−3,4−ジしドロカルボス
チリル・1塩酸塩・1水和物 凰P300℃以上(メタノール) 無色針状晶 実施例3 6−アミノー3.4−ジヒドロカルボスチリル9.36
g%N、N−(ジ−β−ブロモエチル)−3,4−ジメ
トキシベンズアミド18.3g及びメタノール70mg
の混合物を15時間攪拌還流する。
冷後炭酸カリウム3.06gを加えて8時間攪拌還流す
る。今後析出する結晶をろ取する。メタノールで洗浄し
、エタノール−クロロホルムで再結晶して8.5gの6
−[4−(3,4ジメトキシベンゾイル)−1−ピペラ
ジニル]−3,4−ジヒドロカルボスチリルを得た。
mp238〜239.5℃ 無色粒状晶 元素分析 計算値(%)66.846.3310.63実測値(%
)66.716.5110.52実施例3と同様にして
実施例4〜91の化合物を得た。
実施例4 6−〔4−(4−メトキシベンジル)−1−ピペラジニ
ル)−3,4−ジヒドロカルボスチリルmp196〜1
98℃(エタノール) 無色針状晶 実施例5 5−C4−(p−トルエンスルホニル)−1−ピペラジ
ニル]−3,4−ジヒドロカルボスチリルmp302〜
304℃(ジメチルホルムアミド)無色粉末状結晶 実施例6 6−(4−ブチル−1−ピペラジニル)−3,4−ジヒ
ドロカルボスチリル1塩酸塩・1/2水和塩mp279
〜281℃(分解)(メタノール)実施例7 5〜(4−ベンゾイル−1−ピペラジニル)−3,4−
ジヒドロカルボスチリル mp248〜251℃(エタノール) 無色針状晶 実施例8 6−(4−ベンゾイルー1−ピペラジニル)−3,4−
ジヒドロカルボスチリル mp221−222.5℃(エタノール)淡黄色粒状晶 実施例9 5−(4−(3−4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリル mp207〜208℃(エタノール) 無色粉末状晶 実施例10 5−[4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)−
1−ピペラジニル)−3−4−ジヒドロカルボスチリル mp250〜251.5℃(イソプロパノール)無色粒
状晶 実施例11 6−(4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)−
1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリル mp180〜182℃(イソプロパノール)無色粒状晶 実施例12 6−〔4−(4−メトキシベンゾイル)−1−ピベラジ
ニル]−3,4−ジヒドロカルボスチリル1/2水和物 mp212〜213℃(メタノール) 無色針状晶 実施例13 6−(4−アセチル−1−ピペラジニル)−3,4−ジ
ヒドロカルボスチリル mp203−205℃(イソプロパノール)淡黄茶色針
状晶 実施例14゛ 6−(4−フロイル−1−ピペラジニル)−3,4−ジ
ヒドロカルボスチリル mp206.5〜207.5℃(エタノール)淡黄色粒
状晶 実施例15 6−〔4−(2−プロピニル)−1−ピペラジニル)−
3,4−ジヒドロカルボスチリルmp174〜176℃
(イソプロパノール)実施例16 6−(4−(4−クロルベンゾイル)−1−ピペラジニ
ル)−3,4−ジヒドロカルボスチリルmp233〜2
35℃ 淡黄色針状晶(メタノール) 実施例17 5−[4−(3,4−ジクロルベンリイル)−1−ピベ
ラジニル]−3,4−ジヒドロカルボスチリmp250
−252℃(メタノール) 無色粉末状晶 実施例18 5−[4−(3,5−ジクロルベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリル mp255〜257℃ (メタノ−ルークロロホルム) 無色針状晶 実施例19 6−1(4−(4−ブロモベンゾイル)−1−ピペラジ
ニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリルmp233〜
234.5℃ 無色粒状晶(メタノールークロロホルム)実施例20 5−[4−(4−シアノベンゾイル)−1−ピペラジニ
ル)−3、4−ジヒドロカルボスチリルmp266〜2
69℃ 無色粒状晶(メタノールークロロホルム)実施例21 6−(4−(4−二トロベンゾイル)−1−ピペラジニ
ル)−3,4−ジヒドロカルボスチリルmp235.5
〜236.5℃ (メタノ−ル−クロロホルム) 黄色リン片状晶 実施例22 6−[4−(3,5−ジニトロベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル)−3,4−ジしドロカルボスチリル mp262〜264℃ (メタノール−クロロホルム) 赤黒色針状晶 実施例23 6−(4−(4−アミノベンゾイル)−1−ピペラジニ
ル)−3,4−ジヒドロカルボスチリルmp244〜2
46℃ 淡黄色針状晶(エタノール) 実施例24 5−(4−(4−ヒドロキシベンゾイル)−1−ピペラ
ジニル〕−3,4−ジヒドロカルボスチリル 300℃以上(メタノールークロロホルム)無色粒状晶 実施例25 6−〔4−(3,4−メチレンジオキキシベンゾイル)
−1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリ
ル mp191〜192.5℃(メタノール)無色針状晶 実施例26 5−(4−(4−メチルベンゾイル)−1−ピペラジニ
ル)−3,4−ジヒドロカルボスチリルmp239.5
〜240℃ (クロロホルムーエーテル) 無色粉末状晶 実施例27 6−(4−(メタンスルホニル)−1−ピペラジニル)
−3−4−ジヒドロカルボスチリルmp241.5〜2
43℃ 無色粒状晶(メタノール) 実施例28 5−(4−エチル−1−ピペラジニル)−3,4−ジヒ
ドロカルボスチリル−1塩酸塩 mp293〜296℃(分解)(メタノール)無色粒状
晶 実施例29 6−(4−アリル−1−ピペラジニル)−3,4−ジヒ
ドロカルボスチリル mp175〜176℃ (クロロホルム−エーテル) 無色リン片状晶 実施例30 5−(4−(2−プロピニル)−1−ピペラジニル)−
3−4−ジヒドロカルボスチリルmp225−226℃
(クロロホルム)淡黄色針状晶 実施例31 6−(4−(2−ブテニル)−1−ピペラジニル)−3
,4−ジヒドロカルボスチリルmp242〜245℃(
分解) 実施例32 1−ベンジル−6−(4−(3,4−ジメトキシベンゾ
イル)−1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボ
スチリル・1/2水和物 mp131.5−132.5p(エタノール)黄色粉末
状晶 実施例33 1−アリル−5−(4−(3,4−ジメトキシベンゾイ
ル)−1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル・1/2水和物 mp120〜122℃(メタノール−エーテル)無色粒
状晶 実施例34 1−(2−プロピニル)−6−(4−(3,4−・ジメ
トキシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕−3,4−ジ
ヒドロカルボスチリル mp152〜154℃(エタノール) 淡黄色針状晶 実施例35 鳳−メチル−6−(4−(3,4−’:メト+シベンリ
イル)−1−ピペラジニル)−3,4−ジしドロカルボ
スチリル mp146.5−147.5℃(イソプロパノール)淡
黄色粒状晶 実施例36 8−メトキシー6−[4−(3,4−ジメトキシベンゾ
イル)−1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボ
スチリル mp162.5〜163.5℃(イソプロパノール)無
色針状晶 実施例37 6−[4−(3−クロロベンゾイル)−1−ピペラジニ
ル)−3−4−ジヒドロカルボスチリルmp195〜1
97.5℃ 無色リン片状晶(メタノール) 実施例38 5−(4−(4−メトキシベンゾイル)−1−ピペラジ
ニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリルmp219〜
220℃ (メタノ−ルークロロホルム) 無色針状晶 実施例39 ・5−(4−エトキシカルボニルメチルー1−ピペラジ
ニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリルmp206〜
208℃(メタノール) 無色針状晶 実施例40 5−(4−(4−ホルミル)−1−ピペラジニル)−3
,4−ジヒドロカルボスチリルmp263〜265℃ 無色粒状晶(メタノール) 実施例41 6−(4−エトキシカルボニルー1−ピペラジニル)−
3,4−ジヒドロカルボスチリルmp182.5〜18
4℃ 無色針状晶(イソプロパノール) 実施例42 5−(4−(4−メトキシベンジル)−1−ピペラジニ
ル)−3,4−ジヒドロカルボスチリルmp194〜1
96℃(メタノール) 無色針状晶 実施例43 6−(4−(2−フェネチル)−1−ピペラジニル)−
3,4−ジヒドロカルボスチリル・1塩酸塩 mp274−276℃(分解)(メタノール)無色粉末
状晶 実施例44 6−(4−(4−クロロベンジル)−1−ピペラジニル
)−3,4−ジヒドロカルボスチリルmp190−19
1.5℃ (クロロホルムーメタノール) 無色針状晶 実施例45 5−〔4−(3.4−ジグロロベンジル)−1−ピペラ
ジニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリルl塩酸塩・
1水和物 mp298.5−300℃(分解)(メタノール)無色
粒状晶 実施例46 5−(4−(4−二トロベンジル)−1−ピペラジニル
)−3,4−ジしドロカルボス予すル諺P268〜27
1℃(分解)(メタノール)淡黄色粉末状晶 実施例47 5−[4−(4−アミノベンジル)−1−ピペラジニル
)−3−4−ジヒドロカルボスチリル・2塩酸塩・l水
和物 mp224〜227℃(分解) (メタノール−エーテル) 黄色粒状晶 実施例48 6−(4−(4−メチルベンジル)−1−ピペラジニル
)−3,4−ジヒドロカルボスチリル・2塩酸塩 mp272〜273℃(分解) (メタノール−水) 無色粉末状晶 実施例49 5−(4−(5,4−ジメトキシベンジル)−1ピペラ
ジニル)−3−4−ジヒドロカルボスチリル・2塩酸塩 講p270〜272.5℃(分解) 実施例50 6−(4−エトキシカルボニルー1−ピペラジニル)カ
ルボスチリル mp223〜224℃(メタノール) 黄色針状晶 実施例51 6−(4−(3−クロロベンゾイル)−1−ピペラジニ
ル〕カルボスチリル mp250.5〜252℃ (メタノール−クロロホルム) 黄色粉末状具 実施例52 6−〔4一(4−クロロベンゾイル)−1−ピペラジニ
ル〕カルボスチリル mp265〜266℃ (メタノ−ルークロロホルム) 黄色粉末状具 実施例53 6−(4−(4−メトキシベンゾイル)−1−ピペラジ
ニル〕カルボスチリル mp230=233℃ (クロロホルム−メタノール) 黄色針状晶 実施例54 6−[4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル]カルボスチリル mp265〜266、5℃(分解) (メタノールークロロホルム) 黄色粒状晶 実施例55 6−[4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)l
−ピペラジニル〕カルボスチリル mp249.5〜250℃ (メタノールークロロホルム) 黄色針状晶 実施例56 6−(4−(4−シアノベンゾイル)−1−ピペラジニ
ル〕カルボスチリル mp300−301℃(分解) (エタノ−ルークロロホルム) 黄色粉末状晶 実施例57 6−(4−(3,4−メチレンジオキシベンゾイル)−
l−ピペラジニル〕カルボスチリルmp266〜267
℃(分解) (メタノールークロロホルム) 黄色粉末状晶 実施例58 6−[4−(4−二トロベンゾイル)−1−ピペラジニ
ル〕カルボスチリル mp265〜266℃(分解) (メタノ−ルークロロホルム) 黄色針状晶 実施例59 6−[4−(4−アミノベンゾイル)−1−ピベラジニ
ル〕カルボスチリル mp287〜290℃(クロロホルム−メタノール)黄
色粉末状晶 実施例60 6−(4−ベンゾイルー1−ピペラジニル)カルボスチ
リル mp264〜265℃ (エタノールークロロホルム) 黄色針状晶 実施例61 5−(4−(4−アセチルアミノベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル)−’S、4−ジヒドロ力ルボスチリル mp300℃以上(クロロホルムーメタノール)無色粉
末状晶 実施例62 6−(4−(4−ホルミル)−1−ピペラジニル〕カル
ボスチリル mp286.5−288℃(メタノール)黄色針状晶 実施例63 6−(4−(4−メチルチオベンゾイル)−1−ピペラ
ジニル〕カルボスチリル mp247.5〜249.5℃ (クロロホルムーメタノール) 黄色針状晶 実施例64・ 6−(4−1−ピリジルカルボニル)−l−ピペリジニ
ル)−3,4−ジヒドロカルボスチリルmp250−2
52℃(エタノール) 黄色針状晶 実施例65 6−(4−(4−メトキシフェニルアセチル)−1−ピ
ペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリル mp266〜268.5℃(メタノール)黄色粉末状晶 実施例66 6−(4−フェニルプロピオニル−1−ピペラジニル)
−3−4−ジヒドロカルボスチリルmp189.5〜1
91℃ (クロロホルム−メタノール) 黄色粒状晶 実施例67 8−(4−ベンゾイル−1−ピペラジニル)カルボスチ
リル mp244−245℃(エタノール) 無色粉末状晶 実施例68 8−[4−(4−クロロベンゾイル)−1−ピペラジニ
ル]カルボスチリル mp255.5〜257℃ (エタノ−ルークロロホルム) 無色粉末状晶 実施例69 8−(4−(3−クロロベンゾイル)−1−ピペラジニ
ル〕カルボスチリル mp208〜209℃(エタノール) 無色粒状晶 実施例70 8−(4−(2−200ベシリイル)−1−ピベ5ジニ
ル〕力、ルポスチリル SF239−240.5℃(エタノール)無色針状晶 実施例71 8−(4−(4−メトキシベンゾイル)−1−ピペラジ
ニル〕カルボスチリル 111L7208〜210℃(エタノール)無色鱗片状
晶 実施例72 8−(4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル〕カルボスチリル mp197〜198℃(エタノール−エーテル)無色鱗
片状晶 実施例73 8−(4−(3,4−メチレジジオキシベンゾイル)−
1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリル mp195〜197℃(エタノール) 無色粒状晶 実施例74 8−(4−(3−クロロベンゾイル)−1−ピペラジニ
ル)−3,4−ジヒドロカルボスチリルmp152〜1
54℃(エタノール) 無色鱗片状晶 実施例75 8−(4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリル mp145〜148℃(エタノール) 無色鱗片状晶 実施例76 8−(4−(4−メチルチオベンゾイル)−1−ピペラ
ジニル]−3,4−ジヒドロカルボスチリル mp178〜179.5℃(エタノール)無色粒状晶 実施例77 7−(4−(2−クロロベンゾイル)−1−ピペラジニ
ル)−3,4−ジヒドロカルボスチリルmp194〜1
95.5℃(メタノール)無色針状晶 実施例78 7−[4−(3−クロロベンゾイル)−1−ピペラジニ
ル]−3−4−ジヒドロカルボスチリルmp136.5
〜138.5℃(エタノール)無色粉末状晶 実施例79 7−〔4−(4−クロロベンゾイル)−1−ピペラジニ
ル〕−3−4−ジヒドロカルボスチリルmp289〜2
91℃ (クロロホルムーメタノール) 無色粉末状晶 実施例80 7−[4−(4−メトキシベンゾイル)−1−ピベラジ
ニル]−3,4−ジヒドロカルボスチリルmp231P
233℃(エタノール) 無色針状晶 実施例81 7−(4−(3,4−メチレンジオキシベンゾイル)−
1−ピペラジニル]−3,4−ジヒドロカルボスチリル mp207−208℃(エタノール) 無色粉末状晶 実施例82 7−(4−(4−二トロベンゾイル)−1−ピペラジニ
ル]−3,4−ジヒドロカルボスチリルmp240〜2
42℃ (クロロホルムーメタノール) 黄色粒状晶 実施例83 7−(4−(3,4,5−トリメトキシベンゾイル)−
1−ピペラジニル)−3−4−ジヒドロカルボスチリル mp195〜196.5℃(メタノール)無色稜状晶 実施例84 7−(4−ベンゾイル−1−ピペラジニル)−3.4−
ジヒドロカルボスチリル 3o264.5−265.5℃ (クロロホルムーメタノール) 無色針状晶 実施例85 7−[4−(3=4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリル 1mpH8〜120℃(エタノール) 無色粒状晶 実施例86 7−[4−(4−メチルチオベンゾイル)−1−ピペラ
ジニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリル mp258〜260℃ (クロロホルム−メタノール) 無色稜状晶 実施例87 7−(4−フェニルプロピオニル−1−ピペラジニル)
−3,4−ジヒドロカルボスチリルmp183〜184
℃(エタノール) 無色針状晶 実施例88 6−[4−(4−メトキシフェニルアセチル)−1−ピ
ペラジニル]カルボスチリル mp224−225℃(エタノール) 黄色針状晶 実施例89 6−(4−(4−ヒドロキシフェニルアセチル)−1−
ピペラジニル〕カルボスチリル mp300℃以上(ジメチルホルムアミド)黄色粉末状
晶 実施例90 5−[4−(4−ニトロベンゾイル)−1−ピペラジニ
ル]−3,4−ジヒドロカルボスチリルmp292〜2
94℃(分解) (メタノールークロロホルム) 黄色粒状晶 実施例91 5−[4−(4−アミノベンゾイル)−1−ピペラジニ
ル]−3,4−ジヒドロカルボスチリルmp285〜2
87℃(分解) (メタノールークロロホルム) 無色粒状晶 実施例92 6−(1−ピペラジニル)−3−4−ジヒドロカルボス
チリル・l臭化水素酸塩3.5gジメチルホルムアミド
(以下「DMF」と略す)40mlに懸濁し、炭酸水素
ナトリウム960mgを加え室温にて30分攪拌して6
−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボスチ
リルとした後、トリエチルアミン2.34mlを加え、
室温にて攪拌下に3.4−ジメトキシベンゾイルクロラ
イド2.9gを含むDMF10ml溶液を徐々に滴下す
る。滴下後30分攪拌する。多量の飽和食塩水に注ぎク
ロロホルムにて抽出する。飽和重曹水、次に水洗し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥する。クロロホルムを留去し、
残渣の結晶をクロロホルム−エタノールで再結晶し、m
p238〜239.5℃の6−[4−(3、4−ジメト
キシベンゾイル)−1−ピペラジニル)−3,4−ジヒ
ドロカルボスチリル3.8gを得る。
無色粒状晶 元素分析 計算値(%)66.846.3310.63実測値(%
)66.696.4910.51実施例92と同様にし
て前記実施例7〜14、32〜36、41、50−61
、63〜91の化合物を得る。
実施例93 6−ピペラジニル−3、4ジヒドロカルボスチリル・1
臭化水素酸塩1.0gをDMF15mlに懸濁し、炭酸
水素ナトリウム296mgを加えて室温にて攪拌(30
分)し、6−ピペラジニル−3,4−ジヒドロカルボス
チリルとし、次にトリエチルアミン0.62mlを加え
た後、m−クロロベンゾイルクロライド532mgのD
MF5mlに溶液を徐々に滴下する。滴下後、室温にて
1時間攪拌する。
多量の水に注ぎクロロホルムで抽出する。飽和炭酸水素
ナトリウム、水の順に洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥する。クロロホルムを留去し、残渣結晶をメタノール
で再結晶し、mp197〜197.5℃の6−(4−(
3−クロロベンゾイル)−1−ピペラジニル)−3,4
−ジヒドロカルボスチリル0.4gを得た。
無色リン片状晶 元素分析 計算値(%)65.045.4211.38実測値(%
)64.995.3511.45実施例94 6−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル・1臭化水素酸塩3.5gをDMF40mlに懸
濁し炭酸水素ナトリウム960mgを加えて室温にて3
0分攪拌して、6−(1−ピペラジニル)−3、4−ジ
ヒドロカルボスチリルとした後、トリエチルアミン2.
34mlを加えた後、m−クロロベンゾイルクロライド
532mgのDMF5mlに溶液を徐々に滴下する。滴
下後、室温にて1時間攪拌する。
多量の水に注ぎクロロホルムで抽出する。飽和炭酸水素
ナトリウム、水の順に洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥する。クロロホルムを留去し、残渣の結晶をメタノー
ルで再結晶し、mp197〜197.5℃の6−(4−
(3−クロロベンゾイル)ラジニル)−3,4−ジヒド
ロカルボスチリル0.4gを得た。
無色リン片状晶 元素分析 CHN 計算値(%)65.045.4211.38実測値(%
)64.895.3011.51実施例95 5−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル2.6g及びトリエチルアミン2.34mlをD
MF40mlに溶解し、室温にて攪拌下に4−メトキシ
ベンゾイルクロライド2.5gを含むDMF10ml溶
液を徐々に滴下する。滴下後30分攪拌する。多量の水
に注ぎクロロホルムにて抽出する。飽和重ソウ水、次に
水洗し無水硫酸ナトリウムで乾燥する。クロロホルムを
留去し、残渣の結晶をメタノ−ル−クロロホルムで再結
晶し、mp219−220℃の5−〔4−(4−メトキ
シベンゾイル)−1−ピペラジニル)−3,4−ジヒド
ロカルボスチリル1.1gを得る。
無色針状晶 元素分析 CHN 計算値(%)69.046.3013.15実測値(%
)68.956.2113.24実施例96 5−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル・1臭化水素酸塩3.5gをDMF40mlに懸
濁し、炭酸水素ナトリウム960mgを加えて室温にて
30分攪拌して5−(1−ピペラジニル)−3、4−ジ
ヒドロカルボスチリルとした後、トリエチルアミン2.
34mlを加え室温にて攪拌下に3.5−ジクロルベン
ゾイルクロライド3.0gを含むDMF10ml溶液を
徐々に滴下する。滴下後40分攪拌する。多量の水に注
ぎクロロホルムにて抽出する。飽和重ソウ水、次に水洗
し無水硫酸ナトリウムで乾燥する。クロロホルムを留去
し、残渣の結晶をメタノール−クロロホルムで再結晶し
、mp255〜257℃の5−(4−(3,5−ジクロ
ルベンゾイル)−1−ピペラジニル〕−3,4−ジヒド
ロカルボスチリル1.8g得る。
無色針状晶 元素分析 CHN 計算値(%)59.554.7110.42実測値(%
)59.434.8310.31実施例97 6−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル2.6g及び炭酸水素ナトリウム1gをジメチル
スルホキシド50mlに加え、水冷下にて攪拌下に4−
ブロモベンゾイルクロライド3.2gを含むジメチルス
ルホキシド20ml溶液を徐々に滴下する。滴下後室温
にて60分攪拌する。多量の水に注ぎクロロホルムにて
抽出する。飽和重ソウ水、次に水洗し無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥する。クロロホルムを留去し、残渣の結晶をメ
タノール−クロロホルムで再結晶し、mp233〜23
4.5℃の6−〔4−(4−ブロモベンゾイル)−1−
ピペラジニル〕−3,4−ジヒドロカルボスチリル0.
8g得る。
無色粒状晶 元素分析 CHN 計算値(%)57.974.8310.14実測値(%
)57.794.7110.23実施例98 5−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル2.6g及びトリメチルアミン2mlをDMF4
0mlに加え、室温にて攪拌下に4−シアノベンリイル
クロライド2.4gを含むDMF10ml溶液を徐々に
滴下する。滴下後40〜50℃にて30分攪拌する。多
量の水に注ぎクロロホルムにて抽出する。飽和重ソウ水
、次に水洗し無水硫酸ナトリウムで乾燥する。クロロホ
ルムを留去し、残渣の結晶をメタノール−クロロホルム
で再結晶し、M+p266〜269℃の5−(4−(4
−シアノベシリイル)−1−ピペラジニル)−3,4−
ジしドロカルボスチリル+、9を得る。
無色粒状晶 元素分析 HN 計算値(%)70.005.5615.56実測値(%
)70.145.7115.43実施例99 6−(l−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル2.6g及びピリジシ2mlをDMF40ml加
え、室温にて攪拌下に4−ニトロベンゾイルクロライド
2.7gを含むDMF10ml溶液を徐々に滴下する。
滴下後同温度で30分攪拌する。多量の水に注ぎクロロ
ホルムにて抽出する。
飽和重ソウ水、次に水洗し無水硫酸ナトリウムで乾燥す
る。クロロホルムを留去し、残渣の結晶をメタノール−
クロロホルムで再結晶し、mp235.5〜236.5
℃の6−(4−(4−ニトロベンゾイル)−1−ピペラ
ジニル〕−3、4−ジヒドロカルボスチリル2.4g得
る。
元素分析 計算値(%)63.155.3014.73実測値(%
)63.095.3514.77実施例100 6−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル2.6g及びトリエチルアミン2.34mlをジ
メチルスルホキシド40mlに加え室温にて攪拌下に3
,5−ジニトロベンゾイルクロライド3.3gを含むジ
メチルスルホキシド10ml溶液を徐々に滴下する。滴
下後30分攪拌する。多量の水に注ぎクロロホルムにて
抽出する。飽和重ソウ水、次に水洗し無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥する。クロロホルムを留去し、残渣の結晶をメ
タノール−クロロホルムで再結晶し、mp262〜26
4℃の6−(4−(3,5−ジニトロベンゾイル)−1
−ピペラジニル)−3,4−ジしドロカルボスチリル0
.31得る。
赤黒色針状晶 元素分析 計算値(%)56.474.4716.47実測値(%
)56.344.6116.35実施例101 6−[4−(4−ニトロベンゾイル)−1−ピペラジニ
ル]−3,4−ジヒドロカルボスチリル400mgをメ
タノール20mlに加え、10%パラジウム−炭素50
mgを触媒として室温、常圧にて還元する。水素の吸収
が終了後触媒をろ去する。
母液を減圧留去後残渣をシリカゲルクロマド精製後、エ
タノールで再結晶し、mp244〜246℃の6−(4
−(4−アミノベンゾイル)−1−ピペラジニル)−3
、4−ジヒドロカルボスチリル210mgを得る。
淡黄色針状晶 元素分析 CMN 計算値(%)68.576.2916.00実測値(%
)68.706.1816.14実施例101と同様に
して5−(4−(4−アミノベンジル)−1−ピペラジ
ニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリル・2塩酸塩・
1水和物を得る。
mp224〜227℃(分解) (メタノール−エーテル) 黄色粒状晶 実施例102 5−[4−(4−メトキシベンゾイル)−1−ピペラジ
ニル]−3、4−ジヒドロカルボスチリル300mg及
び塩化メチレン7mlの混合物を0〜−5℃にて攪拌下
に三臭化硼素の塩化メチレン2ml溶液を徐々に滴下す
る。滴下後同温度にて30分攪拌し、約1時間かけて室
温まで昇温する。多量の水に注ぎ、析出する結晶をろ取
する。メタノール−クロロホルムで再結晶してmp30
0℃以上の5−(4−(4−ヒドロキシベンゾイル)−
1−ピペラジニル]−3,4−ジヒドロカルボスチリル
150mgを得る。
無色粒状晶 元素分析 CHN 計算値(%)68.385.9811.97実測値(%
)68.216.1111.83実施例103 5−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル2.6g及びDBU4mlをDMF40mlに加
え、室温にて攪拌下に3.4−ジクロルベンゾイルクロ
ライド3.0gを含むDMF10ml溶液を徐々に滴下
する。滴下後30分攪拌する。多量の水に注ぎクロロホ
ルムにて抽出する。飽和重ソウ水、次に水洗し無水硫酸
ナトリウムで乾燥する。
クロロホルムを留去し、残渣の結晶をメタノールで再結
晶し、mp250−252℃の5−(4−(3−4−ジ
クロルベンゾイル)−1−ピペラジニル]−3,4−ジ
ヒドロカルボスチリル1.2g得る。
無色粉末状晶 元素分析 CHN 計算値(%)59.554.7110.42実測値(%
)59.384.8210.34実施例104 6−(1−ジペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル2.6g及びトリエチルアミン2.34mlをD
MF40mlに加え、室温にて攪拌下に3.4−メチレ
ンジオキシベンゾイルクロライド2.7gを含むDMF
10ml溶液を徐々に滴下する。滴下後30分攪拌する
。多量の水に注ぎクロロホルムにて抽出する。飽和重ソ
ウ水、次に水洗し無水硫酸ナトリウムで乾燥する。クロ
ロホルムを留去し、残査の結晶をメタノールで再結晶し
、mp191〜192.5℃の6−〔4−(3,4−メ
チレンジオキシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕−3
、4−ジヒドロカルボスチリル1.6g得る。
無色針状晶 元素分析 HN 計算値(%)66.495.5411.08実測値(%
)66.355.6710.94実施例105 5−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル2.6g及びトリエチルアミン2.34mlをク
ロロホルム50mlに加え、室温にて攪拌下に4−メチ
ルベンリイルクロライド2.3gを含むクロロホルム1
0ml溶液を徐々に滴下する。滴下後30分攪拌する。
反応終了後更にクロロホルムを100ml加えて多量の
水に注ぎクロロホルムを分離し、クロロホルム層を飽和
重ソウ水、次に水洗し無水硫酸ナトリウムで乾燥する。
クロロホルムを留去し、残液の結晶をクロロホルム−エ
ーテルで再結晶し、mp239.5−240℃の、5−
〔4−(4−メチルベンゾイル)−1−ピペラジニル〕
−3、4−ジヒドロカルボスチリル1.8g得る。
無色粉末状晶 元素分析 CHN 計算値(%)72.216.5912.03実測値(%
)72.346.4411.94実施例106 6−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル1.2g、炭酸カリウム1.17g及びDMF2
0mlの混合物に4−メトキシベンジルクロライド72
0mgを加えて80℃にて2.5時間攪拌する。多量の
飽和食塩水に注ぎ、クロロホルムにて抽出する。水洗後
無水硫酸ナトリウムで乾燥、クロロホルムを留去後、残
渣をシリカタルクロマート精製後エタノールで再結晶し
、mp196〜198℃の6−(4−(4−メトキシベ
ンジル)−1−ピペラジニル〕−3、4−ジヒドロカル
ボスチリル950mgを得る。
無色針状晶 元素分析 計算値(%)70.007.2211.67実測値(%
)69.917.1511.71実施例106と同様に
して、前記実施例44の化合物を得る。
実施例107 5−ピペラジニル−3,4−ジヒドロカルボスチリル1
.0g炭酸カリウム1.11g、F−メトキシベンジル
クロライド760mg及びDMF20mlの混合物を7
0〜80℃にて4時間攪拌する。多量の水に注ぎクロロ
ホルムにて抽出する。水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥しクロロホルムを留去する。残渣をシリカゲルカラム
クロマトクラフイー精製後、メタノールで再結晶し、m
p194〜196℃の5−[4−(4−メトキシベンジ
ル)−1−ピペラジニル〕−3,4−ジヒドロカルボス
チリル60mgを得た。
無色針状晶 元素分析 HN 計算値(%)71.797.1211.97実測値(%
)71.847.0511.89実施例108 6−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル1.2g、炭酸ナトリウム1.17g及びDMF
20mlの混合物に2−フェネチルクロライド646m
gを加えて80〜100℃にて2.5時間攪拌する。多
量の水に注ぎクロロホルムにて抽出する。水洗後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥、クロロホルムを留去後、残渣を
シリカゲルクロマトグラフイーで精製後、メタノール−
塩酸を用いて塩酸塩とし、メタノールで再結晶し、mp
274〜276℃(分解)の6−(4−(2−フェネチ
ル)−1−ピペラジニル〕−3,4−ジヒドロカルボス
チリル・塩酸塩0.6gを得る。
無色粉末状晶 元素分析 HN 計算値(%)67.827.0511.30実測値(%
)67.856.9311.39実施例109 5−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル1.2g、炭酸水素ナトリウム1.17g及びD
MF20mlの混合物に3,4−ジメトキシベンジルク
ロライド858mgを加えて70〜80℃にて2時間攪
拌する。多量の水に注ぎクロロホルムにて抽出する。水
洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、クロロホルムを留去
後、残渣をシリカゲルクロマトグラフイーで精製後、塩
酸塩とし、mp270〜272.5℃(分解)の5−〔
4−3,4−ジメトキシベンジル)−1−ピペラジニル
〕−3,4−ジヒドロカルボスチリル・2塩酸塩610
mgを得る。
元素分析 CHH 計算値(%)58.156.439.25実測値(%)
58.086.519.14実施例110 6−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル1.0g、炭酸カリウム1.11及びDMF20
mlの混合物に4−クロロベンジルクロライド780m
gを加えて70〜80℃で4時間攪拌する。多量の水に
注ぎクロロホルム抽出する。
クロロホルムを留去後、残渣をシリカゲルクロマトグラ
フイーで精製後、クロロホルム−メタノールで再結晶し
、mp190〜191.5℃の6−〔4−(4−クロロ
ベンジル)−1−ピペラジニル〕−3、4−ジヒドロカ
ルボスチリル500mgを得る。
無色針状晶 元素分析 HN 計算値(%)67.516.2311.81実測値(%
)67.316.1711.85実施例111 5−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル1.2g、炭酸カリウム1.17g及びDMF2
0mlの混合物に3、4ジクロロベンジルクロライド8
95mgを加えて60〜70℃にて3時間攪拌する。多
量の水に注ぎクロロホルムにて抽出する。水洗後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥、クロロホルムを留去後、残渣を
シリカゲルクロマトグラフイーで精製後、メタノール−
塩酸で塩酸塩とし、メタノールで再結晶し、mp298
.5〜300℃(分解)の5−〔4−(3,4−ジクロ
ロベンジル)−1−ピペラジニル)−3−4−ジヒドロ
カルボスチリル・1塩酸塩・1水和物0.17gを得る
無色粒状晶 元素分析 CHN 計算値(%)54.005.449.45実測値(%)
53.735.579.29実施例112 5−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル1.2g、炭酸カリウム1.17g、ベンゼン5
0mlの混合物に4−二トロベンジルクロライド789
mgを加えて還流下4時間攪拌する。
反応終了後ベンゼンを留去後、残渣をクロロホルムにと
かし、クロロホルム層を水洗後、無水硫酸ナトリウムで
乾燥、クロロホルムを留去後、残渣をシリカゲルクロマ
トグラフイーで精製後、クロロホルム−エーテルで再結
晶し、mp268〜271℃(分解)の5−[4−(4
−二トロベンジル)−1−ピペラジニル]−3,4−ジ
ヒドロカルボスチリル0.26gを得る。
淡黄色粉末状晶 元素分析 計算値(%)65.576.0115.30実測値(%
)65.435.8915.42実施例113 5−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル1.2g、炭酸カリウム1.17g、ジメチルス
ルホキシド20mlの混合物に4−アミノベンジルクロ
ライド650mgを加えて80℃にて2.5時間攪拌す
る。多量の水に注ぎクロロホルムにて抽出する。水洗後
、無水硫酸ナトリウムで乾燥、クロロホルムを留去後、
残渣をシリカゲルクロマトグラフイーで精製後、M6O
H/HClで塩酸塩としてメタノール−エーテルで再結
晶し、mp224〜227℃(分解)の5−(4−(4
−アミノベンジル)−1−ピペラジニル]−3,4−ジ
ヒドロカルボスチリル・2塩酸塩・1水和物0.4gを
得る。
黄色粒状晶 元素分析 HN 計算値(%)56.206.6013.11実測値(%
)56.196.5713.31実施例114 6−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル1.2g、炭酸カリウム1.17g、へキサメチ
ルリン酸トリアミド20mlの混合物に4−ヒドロキシ
ベンジルクロライド651mgを加えて90℃にで2.
5時間攪拌する。多量の水に注ぎクロロホルムにて抽出
する。水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、クロロホル
ムを留去後、残渣をシリカゲルクロマドグラフイーで精
製後、6−[4−(4−ヒドロキシベンジル)−1−ピ
ペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリル0.3
gを得る。
元素分析 HN 計算値(%)14.246.8212.46実測値(%
)14.336.7412.37実施例115 6−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル1.2g、炭酸水素カリウム1.17g、DMF
20mlの混合物に4−メチルベンシルクロライド64
6mgを加えて80℃にて2.5時間攪拌する。多量の
水に注ぎクロロホルムにて抽出する。
水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、クロロホルムを留
去後、残をシリカゲルクロマトグラフイーで精製後、M
6OH/HClで塩酸塩としてメタノール−水で再結晶
し、mp272〜273℃(分解)の6−〔4−(4−
メチルベンジル)−1−ピペラジニル〕−3、4−ジヒ
ドロカルボスチリル2塩酸塩0.17gを得る。
無色粉末状晶 元素分析 CHN 計算値(%)61.916.6310.32実測値(%
)61.866.5910.39実施例116 5−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル1.2g、炭酸カリウム1.17g、ベンゼン5
0mlの混合物に4−シアノベンジルクロルライド68
8mgを加えて3時間還流攪■する。多量の飽和食塩水
に注ぎクロロホルムにて抽出する。
水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、クロロホルムを留
去後、残査をシリカゲルクロマトグラフイーで精製後、
5−〔4−(4−シアノベンジル)−1−ピペラジニル
〕−3、4−ジヒドロカルボスチリル105mgを得る
計算値(%)72.836.3616.18実測値(%
)72.926.5116.07実施例117 6−(1−ピペラジニル)−3、4−ジヒドロカルボス
チリル1.2g、炭酸水素カリウム1.17g、DMF
20mlの混合物に3、4−メチレンジオキシベンジル
クロライド785mgを加えて80〜90℃にて3.5
時間攪する。多量の飽和食塩水に注ぎクロロホルムにて
抽出する。水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、クロロ
ホルムを留去後、残査をシリカゲルクロマトグラフイー
で精製後、6−〔4−(3、4−メチレンジオキシベン
ジル)−1−ピペラジニル〕−3、4−ジヒドロカルボ
スチリル0.2gを得る。
元素分析 計算値(%)69.046.3011.51実測値(%
)68.896.4311.42実施例118 5−(1−ピペラジニル)−3、4−ジヒドロカルボス
チリル1.0gをDMF10ml及びトリエチルアミン
0.85mlの混合溶液に加え、室温攪拌下にp−トル
エンスルホ二ルクロライド1.07gのDMF5ml溶
液を徐々に滴下する。さらに同温度にて30分攪拌する
。多量の飽和食塩水に注ぎクロロホルムにて抽出する。
水洗後無水硫酸ナトリウムで乾燥し、クロロホルムを留
去する。残液結晶をDMFで再結晶し、mp302〜3
04℃の5−〔4−(p−トルエンスルホニル)−1−
ピペラジニル〕−3,4−ジヒドロカルボスチリル80
0mgを得る。
無色粉末状晶 元素分析 CHN 計算値(%)54.376.1513.59実測値(%
)54.236.2413.43実施例119 6−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル1.OgをDMF10mgとトリエチルアミン0
.85mlの混合溶液に加え室温攪拌下にメタンスルホ
ニルクロライド440mgのDMF5ml溶液を徐々に
滴下する。さ′らに同温度にて30分攪拌する。多量の
水に注ぎクロロホルムにて抽出する。水洗後、無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、クロロホルムを留去する。残渣結
晶をメタノールで再結晶し、mp241.5〜243℃
の6−〔4−(メタンスルホニル)−1−ピペラジニル
〕−3,4−ジヒドロカルボスチリル0.17gを得る
無色粒状晶 元素分析 HN 計算値(%)54.376.1513.59実測値(%
)54.236.2413.43実施例120 6−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル1g、DMF30ml炭酸カリウム900mgの
混合物にブチルブロマイド2mlを加えて80℃にて2
.5時間攪拌する。多量の飽和食塩水に注ぎりクロロホ
ルムにて抽出する。水洗後無水硫酸ナトリウムで乾燥し
、クロロホルムを留去する。残渣を、シリカゲルクロマ
ト精製後HCl/M60Hにて塩酸塩とし、メタノール
で再結晶し、mp279〜281℃(分解)の6−(4
−ブチル−1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカル
ボスチリル・塩酸塩・1/2水和物700mgを得る。
元素分析 CHN 計算値(%)62.345.9710.91実測値(%
)62.435.8910.79実施例120と同様に
して前記実施例15及び39の化合物を得る。
実施例121 5−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル1g、DMSO20ml、炭酸カリウム1.7g
の混合物にエチルブロマイド450mgを加えて70〜
100℃にて4.5時間攪拌する。多量の水に注ぎクロ
ロホルムにて抽出する。水洗後無水硫酸ナトリウムで乾
燥し、クロロホルムを留去する。残渣をシリカゲルクロ
マトグラフイーフィー精製後、HCl/M6OHにて塩
酸塩とし、メタノールで再結晶し、mp293〜296
℃(分解)の5−(4−エチル−1−ピペラジニル)−
3,4−ジヒドロカルボスチリル・1塩酸塩0.14g
を得る。
元素分析 CHN 計算値(%)61.017.4614.24実測値(%
)61.087.4114.19実施例122 6−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル1g、DMF15ml、炭酸カリウム1.82g
の混合物にアリルブロマイド500mgを加えて室温に
て2時間攪拌する。多量の水に注ぎクロロホルムにて抽
出する。水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、クロロ
ホルムを留去する。残液をシリカゲルクロマトグラフイ
ー精製後、クロロホルム−エーテルで再結晶し、mp1
75〜176℃の6−(4−アリル−1−ピペラジニル
)−3,4−ジヒドロカルボスチリル0.43gを得る
無色リン片状晶 元素分析 CHN 計算値(%)71.387.0615.61実測値(%
)71.237.1415.48実施例123 5−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル1g、DMF30ml、炭酸ナトリウム900m
gの混合物にプロパルギルプロマイド491mgを加え
て80℃にて3時間攪拌する。多量の飽和食塩水に注ぎ
クロロホルムにて抽出する。
水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、クロロホルムを
留去する。残渣をシリカゲルクロマトグラフイー精製後
、クロロホルムで再結晶し、mp225〜226℃の5
−[4−(2−プロピニル)−1−ピペラジニル]−3
,4−ジヒドロカルボスチリル0.1gを得る。
淡黄色粉末状晶 元素分析 CHN 計算値(%)71.387.0615.61実測値(%
)71.237.1415.48実施例124 6−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル1g、DMF30ml、炭酸水素ナトリウム90
0mgの混合物に3−メチルアリルプロマイドを加えて
100℃にて2.5時間攪拌する。
多量の飽和食塩水に注ぎクロロホルムにて抽出する。水
洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、クロロホルムを留
去する。残液をシリカゲルクロマトグラフイー精製後、
HCl/M6OHにて塩酸塩とし、メタノールで再結晶
し、mp242〜245℃(分解)の6−〔4−(2−
ブテニル)−1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカ
ルボスチリル・2塩酸塩0.4gを得る。
無色リン片状晶 元素分析 CHN 計算値(%)56.987.0311.73実測値(%
)56.926.7211.77実施例125 6−〔4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル]−3,4−ジヒドロカルボスチリル500
mg、60%油性水素化ナトリウム70mgをDMF5
ml中に混和し、室温で1時間攪拌ののち、塩化ベンジ
ル0.17mlのDMF3ml溶液を徐々に滴下し、室
温で4時間攪拌する。反応液を多量の水に投入し有機物
質をクロロホルム抽出し、クロロホルム層を水洗、脱水
しクロロホルムを留去する。残留物をエタノールより再
結晶して1−ベンジル−6−[4−(3,4−ジメトキ
シベンゾイル)−1−ピペラジニル)−3,4−ジヒド
ロカルボスチリル・1/2水和物150mgを得る。
mp131.5〜132.5℃ 黄色粉末状晶 元素分析 HN 計算値(%)70,436.528.50実測値(%)
70,606.458.46実施例125と同様にして
前記実施例35の化合物を得る。
実施例126 5−(4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリル1.9
6g、ナトリウムアミド0.20gをDMF60ml中
に混和し、室温で2時間攪拌ののち、アリルクロライド
0.67gを加え室温で10時間攪拌する。反応液を飽
和食塩水150ml中に投入し有機物質をクロロホルム
抽出し、クロロホルム層を水洗、脱水しクロロホルムを
留去する。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーにより精製する。メタノール−エーテルより再結晶し
て、1−アリル−5−(4−(3,4−ジメトキシベン
ゾイル)−1−ピペラジニル〕−3、4−ジヒドロカル
ボスチリル・1/2水和物1.76gを得る。
mp120−122℃ 無色粒状晶 元素分析 HN 計算値(%)67.576,539.46実測値(%)
67.496.599.38実施例127 6−[4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル]−3,4−ジヒドロカルボスチリル1.9
6g、50%油性水素化ナトリウム0.25gをDMF
60ml中に混和し、室温で2時間攪拌ののち、プロパ
ルギルクロライド0.66gを加え室温で7時間攪拌す
る。反応液を飽和食塩水150ml中に投入し有機物質
をクロロホルム抽出し、クロロホルム層を水洗、脱水し
クロロホルムを留去する。残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフイーにより精製する。エタノールより再結
晶して1−(2−プロピニル)−6−[4−(3,4−
ジメトキシベンゾイル)−1−ピペラジニル]−3,4
−ジヒドロカルボスチリル0.34gを得る。
mp152−154℃ 淡黄色針状晶 元素分析 CHN 計算値(%)69,276,289.69実測値(%)
69,366,399.57実施例128 6−アミノカルボスチリル25g、ビス(β−ブロムエ
チル)アミン・臭化水素酸塩50g及びDMFの混合物
を80〜90℃にて3時間攪拌する。室温まで冷却後炭
酸ナトリウム8.2gを加え、80−90℃にて4時間
攪拌する。室温まで冷却し、析出晶をろ取、エタノール
で洗浄、乾燥し、エタノール−泳から再結晶して6−(
1−ピペラジニル)カルボスチリル・臭化水素酸塩22
Fを得る。
諺?300℃以上 淡黄色針状晶 実施例129 6−(1−ピペラジニル)カルボスチリル・臭化水素酸
塩2gをDMF20mlに懸濁し、トリエチルアミン2
.34mlを加え、室温攪拌下に3.4−メチレンジオ
キシベンゾイルクロライド1.43gのDMF2ml溶
液を徐々に滴下する。滴下後、室温にて30分攪拌後、
多量の水に注ぎ、析出する結晶をろ取する。乾燥後シリ
カゲルカラムにて精製し、クロロホルム−メタノールで
再結晶し、mp266−267℃(分解)の6−〔4−
(3,4−メチレンジオキシベンゾイル)−1−ピペラ
ジニル〕カルボスチリル1.9gを得る。
黄色粉末状晶 実施例130 7−アミノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル23g、
ビス(β−ブロムエチル)アミン・臭化水素酸塩48g
及びメタノール200mlの混合物を8時間、攪拌還流
する。室温まで冷却後炭酸ナトリウム7.52gを加え
、さらに8時間、攪拌還流する。メタノールを減圧留去
し、残渣にイソプロパノールを加え、冷却し、析出晶を
ろ取し、エタノールにて3回再結晶し、無色粒状晶の7
−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボスチ
リル・臭化水素酸塩15gを得る。
mp174〜177℃ 実施例131 7−(1−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロカルボス
チリル・臭化水素酸塩800mgをDMF10mlに溶
解し、トリエチルアミン1.2mlを加え、室温にて攪
拌下4−クロルベンゾイルクロライド730mgのDM
F2mlを徐々に滴下する。滴下後室温にて30分攪拌
後多量の水に注ぎ、析出晶をろ取、水洗後乾燥してシリ
カゲルカラムクロマトグラフイーで精製して、クロロホ
ルム−メタノールで再結晶して7−〔4−(4−クロロ
ベンゾイル)−1−ピペラジニル〕−3,4−ジヒドロ
カルボスチリル700mgを得る。
mp289〜291℃ 無色粉末状晶 実施例132 8−アミノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル7.5g
及びビス(β−ジブロモエチル)アミン・臭化水素酸塩
15.9gをメタノールに懸濁し、加熱還流下に9時間
攪拌する。これに炭酸ナトリウム2.5g加え、加熱還
流下にさらに8時間攪拌する。氷水浴で1時間攪拌後、
析出晶をろ取して粗結晶を得、これをメタノール−エー
テルにて再結晶して8−(1−ピペラジニル)−3,4
−ジヒドロカルボスチリル・臭化水素酸塩2.42gを
得る。
mp300℃以上 無色針状晶 実施例133 8−アミノカルボスチリル15.47g及びビス(β−
ジブロモエチル)アミン・臭化水素酸塩33gをDMF
に懸濁し、70−80℃にて10時間攪拌する。これに
炭酸ナトリウム5.1gを加え、同温度で7時間攪拌す
る。溶媒を減圧留去後、残渣にメタノールを加え結晶化
すると粗結晶が得られる。これをメタノール−エーテル
より再結晶して8−(1−ピペラジニル)カルボスチリ
ル・臭化水素酸塩5.1gを得る。
mp300℃以上 無色鱗片状晶 実施例134 8−(1−ピペラジニル)カルボスチリル0.7g及び
炭酸水素ナトリウム0.2gをDMF5mgに懸濁し、
室温で30分攪拌する。この液にトリエチルアミン0,
4mlを加え、2−クロロベンゾイルクロライド0.4
7gのDMF5ml溶液を滴下し、室温でさらに30分
攪拌する。反応混合物を飽和重曹水に注ぎ込み、クロロ
ホルム抽出する。有機層を水洗し、次いで飽和食塩水で
洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を減圧留去し、エ
ーテルを加えて結晶化する。エタノールより再結晶して
8−(4−(2−クロロベンゾイル)−1−ピペラジニ
ル〕カルボスチリル0.24gを得る。
mp239〜240.5℃ 無色針状晶 実施例135 (a)6−アミノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル9
.36gをメタノール70mlに溶解し、ジ−β−ブロ
ムエチルエーテル13.5gを加えて10時間攪拌還流
を行う、冷後、炭酸カリウム3.06gを加えて10時
間還流後、冷却し析出結晶をろ取する。結晶を40ml
の水に溶解し、希水酸化ナトリウム溶液にて、弱アルカ
リ性とする。
母液を留去し、残渣にイソプロパノールを加えて析出結
晶をろ取する。4.7gの6−(4−モルホリノ)−3
.4−ジヒドロカルボスチリルを得る。IR及びNMR
スペクトルより確認した。
元素分析 HN 計算値(%)67.246.9012.07実測値(%
)67.127.0211.98(b)6−モルホリノ
−3,4−ジヒドロカルボスチリル2.32g、4−メ
トキシベンジルアミン14.7gを封管中に入れ170
〜200℃で5時間加熱する。減圧濃縮で4−メトキシ
ベンジルアミンを留去し、残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフイーにより分離精製しエタノールより再結
晶するとmp196〜198℃無色針状晶の6−(4−
(4−メトキシベンジル)−1−ピペラジニル)−3,
4−ジヒドロカルボスチリル0.35gが得られる。
元素分析 HN 計算値(%)71.797.1211.97実測値(%
)71.656.9812.10実施例135と同様に
して前記実施例1、2、6、15、28〜31、39、
42〜49、128、130、132、133の化合物
を得る。
実施例136 6−〔ビス−(2−クロロエチル)アミノ〕−3,4−
ジヒドロカルボスチリル14.5gと4−メトキシベン
ジルアミン8.0g、メタノール70mlの混合物を1
5時間攪拌還流する。冷後炭酸ナトリウム3.06gを
加えて8時間攪拌還流する。冷後析出する結晶をろ取す
る。エタノールより再結晶して、mp196〜198℃
、無色針状晶の6−[4−(4−メトキシベンジル)−
1−ピベラジニル)−3,4−ジヒドロカルボスチリル
8.1gを得る。
元素分析 HN 計算値(%)71,797.1211.97実測値(%
)71.627.2111.82実施例136と同様に
して、前記実施例1、2、6、15、28〜31、39
、42〜49、128、130、132、133の化合
物を得る。
実施例137 (a)6−アミノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル8
1gにエチレンクロロヒドリン82gを加えて約160
℃にて10時間攪拌する。放冷後、反応液に10N−N
aOH水100mlを加えて分液し、有機層をKOHで
乾燥する。KOHをろ去し、母液を減圧蒸留する。6−
〔ビス−(2−ヒドロキシエチルアミノ)〕−3,4−
ジヒドロカルボスチリル8gを得る。IR及びNMRス
ペクトルより確認した。
元素分析 CHN 計算値(%)62.407.2011.20実測値(%
)62.277.0911.34(b)6−(ビス−(
2−ヒドロキシエチル)アミノ〕−3,4−ジヒドロカ
ルボスチリル9g、4−メトキシベンジルアミン4.1
g及びポリリン酸7,6gの混合物を160〜170℃
にて約6時間反応させる。その後反応液を放冷し、水約
500mlを滴下し溶解する。48%水酸化ナトリウム
で中和し、クロロホルムで抽出する。炭酸カリウムで脱
水後、クロロホルムを留去し、エタノールより再結晶し
て、mp196−198℃、無色針状晶の6−(4−(
4−メトキシベンジル)−1−ピペラジニル)−3,4
−ジヒドロカルボスチリル8gを得る。
元素分析 CHN 計算値(%)71,797.1211.97実測値(%
)71.917.0111.86実施例137と同様に
して前記実施例1、2、6、15、28〜31、39、
42−49、128、130、132、133の化合物
を得る。
実施例138 6−アミノ−3.4−ジヒドロカルボスチリル2.7g
、N=N−(ジ−2−ヒドロキシエチル)−3、4−ジ
メトキシベンズアミド5.9gを及び85%リン酸8.
6gを攪拌下165〜175℃にて4.5時間反応させ
た。放冷後水約50mlを滴下溶解し、48%水酸化ナ
トリウム水溶液で中和し、クロロホルムで抽出する。炭
酸カリウムで脱水後、クロロホルムを留去し、エタノー
ル−クロロホルムで再結晶して4.7gの6−〔4−(
3,4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピペラジニル)
−1−3、4−ジヒドロカルボスチリルを得た。
mp238〜239.5℃ 無色粒状晶 元素分析 CHN 計算値(%)66.846.3310.63実測値(%
)66.956.2310.51実施例138と同様に
して前記実施例1、2、4〜91、128、130、1
32、133の化合物を得る。
実施例139 (a)P−アミノアニリン7.02gをトルエン150
mlに溶解し、トリエチルアミン9.12mlを加える
。次にβ−ブロムプロピオニルクロライド11gのトル
エン30ml溶液を攪拌下80℃で滴下する。続いて3
0分間反応させた後着色ハルツ状物を除去し、水洗、乾
燥、溶媒留去して油状物としてN−(β−ブロムプロピ
オニル)−p−アミノ−アニリンを得る。収量10.1
g、IR及びNMRスペクトルより確認した。
元素分析 計算値(%)44.444.5311.52実測値(%
)44.324.6111.43(b)N−(β−ブロ
ムプロピオニル)−p−アミノ−アニリン14.0g、
ビス−(β−ブロモエル)アミン・1臭素酸塩18g、
メタノール70mlの混合物を15時間攪拌還流する。
冷後炭酸ナトリウム3.06gを加えて8時間攪拌還流
する。冷後析出する結晶をろ取し、メタノールで洗浄し
て5.3gのN−(β−ブロムプロピオニル)p−ピペ
ラジニル−アニリンを得た。
IR及びNMRスペクトルより確認した。
元素分析 CHN 計算値(%)50.005.7713.46実測値(%
)49.965.8113.51(e)#−(β−リプ
0ムプ0ピオニル−p−ピベラジニルーアニリシ2.2
を及び粉砕した無水塩化アルミニウム281を二硫化炭
素50−に懸濁し、4時間加熱還流する。反応液を氷水
中に投入し、析出物をPI&、水洗、エーテル洗浄のの
ち臭化水素酸塩としメタノール−水よシ再結晶して、0
.92の6−(l−ピペラジニル)−3,4−ジヒドロ
カルボスチリル・l臭化水素酸塩を得る。
mp289〜293℃(分解) (メタノール−水) 無色針状晶 元素分析 CHN 計算値(%)50.005,7713,46実測値(%
)49.965.8113.51実施例140 ジメチルホルムアミド100mlに3,4−ジメトキシ
安息香酸2.6gと1−8−ジアザビシクロ〔5゜4.
0〕ウンデセン−71.65gをジメチルホルムアミド
100mlに加えて、外部氷冷攪拌下にクロルギ酸イソ
ブチル1.5mlを滴下する。滴下後30分攪拌し、こ
れに6−(1−ピペラジニル)−3、4−ジヒドロカル
ボスチリル2.3gをジメチルホルムアミド40mlに
とかした溶液を加えて、室温にて5時間攪拌する。反応
後、溶媒を留去し残渣をクロロホルム約300mlで抽
出し、希NaHCO3水、水、希塩酸、水で洗浄する。
クロロホルムを留去後、残液をエタノ−ル−クロロホル
ムから再結晶して、mp258〜239.5℃の6−(
4−(3,4−ジメトキシベンゾイル−1−ピペラジニ
ル)−3,4−ジヒドロカルボスチリル1.7gを得る
無色粒状晶 元素分析 HN 計算値(%)66.846.3310.63実側値(%
)66.726.4510.52実施例140と同様に
して前記実施例4.7〜14、16〜26、32〜38
、41、50〜61、63〜91の化合物を得る。
実施例141 無水酢酸1.22ml、ギ酸0.5mlの混合物を50
〜60℃にて2時間攪拌する。室温まで冷却し、5−ピ
ペラジニル−3−4−ジヒドロカルボスチリル1.0g
を徐々に加える。反応物は固化する。ジクロロメタン5
mlを加えて室温にて2時間攪拌する。多量の水を加え
クロロホルムて抽出する。
水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥しクロロホルムを留
去する。残渣をメタノールで再結晶して、mp263−
265℃の5−(4−ホルミル−1−ピペラジニル)−
3、4−ジヒドロカルボスチリル420mgを得た。
無色粒状晶 実施例141と同様にして前記実施例62の化合物を得
る。
実施例142 2−ニトロ−5−ピペラジニルケイ皮酸エチルエステル
・塩酸塩3.5gをエチルアルコール150ml及び水
45mlの混合溶媒に溶解し、水酸化ナトリウム水溶液
にてpH=7としてラネーニツケル触媒2gを加え、ガ
ラス製オートクレーブ中に入れる。水素圧5Kg/cm
^3を加え、80℃にて4時間攪拌する。水素を除いた
後溶液を取り出し、触媒を除去後溶液を濃縮乾固し、残
液にメチルアルコールを加えて結晶化させ、析出結晶を
ろ過する。
メタノールより再結晶し、6−(1−ピペラジニル)−
3,4−ジヒドロカルボスチリル1.3gを得る。
mp224〜231.5℃ 実施例143 2−ニトロ−5−〔4−(3,4−ジメトキシベンゾイ
ル)−1−ピペラジニル〕ケイ皮酸8.8gをDMF8
8mlに溶解し、ラネーニッケル触媒1.6gを加え、
バールにて水素圧3Kg/cm3を加え、80℃にて4
時間反応する。水素を除いた後、内溶液を取り出し、触
媒を除去後溶液を濃縮乾固し、残渣にメタノールを加え
結晶化させる。析出結晶をろ取し、DMFで再結晶し、
さらにクロロホルム−メタノール混合溶媒にて再結晶し
て6−[4−(3−4−、;メト牛シベンリイル)−1
−ピペラジニル]−3,4−ジヒドロカルボスチリル5
.8gを得る。
mp238〜239.5℃ 実施例143と同様にして実施例2、4〜49、64〜
66、73〜87、90、91、130、132の化合
物を得る。
実施例144 6−ピペラジニル−3,4−ジヒドロカルボスチリル・
1臭化水素酸塩1.0gをDMFに懸濁し、炭酸水素ナ
トリウム296mgを加えて室温にて攪拌(30分)し
、6−ピペラジニル−3,4−ジヒドロカルボスチリル
とし、次にトリエチルアミン0、62mlを加えた後、
4−アセチルオキシベンゾイルクロライド605mgに
溶液を徐 々に滴下する。滴下後、室温にて1時間攪拌する。
多量の水に注ぎクロロホルムで抽出する。飽和炭酸水素
ナトリウム、水の順に洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥する。クロロホルムを留去し、6−(4−(4−アセ
チルオキシベンゾイル)−1−ピペラジニル)−3,4
−ジヒドロカルボスチリルを得る。
元素分析(C22H23N3O4として)計算値(%)
67.165.8910.68実測値(%)67.04
5.9810.49実施例145 (a)p−[4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)−
1−ピペラジニル]アニリン11gをベンゼン100m
l溶解し、トリエチルアミン4.56mlを加える。次
に還流下β−メトキシアクリル酸クロライド3.94g
のベンゼン20ml溶液を滴下する。滴下後1時間還流
する。反応終了後反応液を水洗、乾燥、溶媒留去する。
残渣をシリカゲルカラムクロマドグラフイーで精製して
N−(β−メトキシアクリロイル)−p−(4一(3,
4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕アニ
リン10gを得る。
元素分析(C23H27N305として)HN 計算値(%)64.926.409.88実測値(%)
64.776,519.75(b)N−(β−メトキシ
アクリロイル−p−(4−(3.4−ジメトキシベンゾ
イル)−1−ビペラジニル〕アニリン5gを室温攪拌下
60−硫酸50mlに徐々に加える。2時間反応をつづ
ける。反応液を10N−NaOHで中和し、析出晶をろ
取、水洗後クロロホルム−メタノールで再結晶してmp
265−266.5℃(分解)の6−[4−(3,4−
ジメトキシベンゾイル)−1−ピペラジニル]カルボス
チリル230mgを得る。
黄色粒状晶 元素分析(C22H23N304として)計算値(%)
67.165.8910.68実測値(%)67.03
5.7810.81実施例145と同様にして前記実施
例50〜53、55−63、67〜72、88、89、
128、155の化合物を得る。
実施例146 6−プロム−3.4−ジヒドロカルボスチリル5.6g
、4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピペラ
ジン2.9g、炭酸カリウム1.8g及び銅粉0.2g
を3−メトキシブタノール6.0mlに混和し、5時間
還流する。反応液を濾過し、母液を減圧濃縮乾固し、残
液をメタノール−クロロホルムで抽出する。クロロホル
ム層を留去し、得られる残渣をプレパラテイブシリカゲ
ル薄層クロマトグラフイーにより精製する。クロロホル
ム−エタノールで再結晶し、mp238〜239.5℃
の6−(4−(3,4−メトキシベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル]−3,4−ジヒドロカルボスチリル489
mgを得る。
無色粒状晶 元素分析(C22H25N304として)CHN 計算値(%)66.846.3310.63実施値(%
)66.706.4810.53実施例146と同様に
して前記実施例1、2、4〜91、128、130、1
32、133の化合物を得る。
実施例147 3−(2−アミノ−5−(4−(3,4−ジメトキシベ
ンゾイル)ピペラジノ〕フェニル)プロピオン酸1gを
クロロホルムメタノールとの混合溶媒に溶解し、濃塩酸
1mlを加え、室温にて1時間攪拌する。溶媒を留去し
、エタノール−クロロホルムにて再結晶して6−〔4−
(3,4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピペラジニル
)−3,4−ジヒドロカルボスチリル500mgを得る
mp238〜239.5℃ 無色粒状晶 実施例147と同様にして前記実施例1、2、4〜49
、64〜66、73〜87、128、130、132、
133の化合物を得る。
実施例148 3−(2−アミノアセチル−5−(4−(3,4−ジメ
トキシベンゾイル)ピペラジノ〕フェニル)プロピオン
酸10gをジフェニルエーテル100mlに溶解し、9
0〜100℃にて攪拌する。8時間反応後水にあけ、析
出晶をろ取する。これよりシリカゲルカラムクロマトに
より分離し、メタノール−クロロホルムより再結晶して
6−(4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピ
ペラジニル〕カルボスチリルを得る。収量1.2gmp
265〜266.5℃(分解) 黄色粒状晶 実施例148と同様にして前記実施例50〜53、55
〜63、67〜72、128、133の化合物を得る。
実施例149 2−アミノ−5−(4−(3、4−ジメトキシベンゾイ
ル)ピペラジノ〕ケイ皮酸5gをDMF50mlに溶解
し、5%パラジウム炭素0.5gを加え、バールにて水
素圧3Kg/cm3を加え、80℃にて4時間反応させ
る。水素を除いた後内溶液を取り出し触媒を除去後溶液
を半量濃縮し、多量の水にあける。析出結晶をろ取し、
エタノール−クロロホルムにて再結晶し、6−(4−(
3,4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピペラジニル)
−3,4−ジヒドロカルボスチリル2.9gを得る。
mp238−239.5℃ 無色粒状晶 実施例149と同様にして前記実施例1、2、4−49
.64〜66、73〜87、130,132の化合物を
得る。
薬理試験 (a)体重8〜13Kgの雌雄雑種成文にペントパルビ
タールのナトリウム塩を30mg/Kgの割合で静脈内
投与し、麻酔にかける。ヘパリンのナトリウム塩を10
00U/Kgの割合で静脈内投与後脱血致死させ、心臓
をロック液中に摘出する。
右冠状動脈より洞結節動脈に向ってカニユーレを挿入し
、右心房をカニユーレと共に摘出する。
次いて予めペントバルピタールのナトリウム塩(30m
g/Kg、静脈内投与)により麻酔し、ヘパリン処理(
1000U/Kg、靜脈内投与)した体重18〜27K
gの雌雄雑種成文の頚動脈から血液を、ペリスタリツク
ポンプを介して右冠状動脈に挿入したカニユーレに導き
、右心房を潅流する。潅流圧は100mmHgの定圧と
する。
右心房の運動は静止張力2g下で、力変位変換器を介し
て心房筋の収縮力を測定する。冠動脈血流量は電磁流量
計を用いて測定する。全ての記録はインク書き記録計上
に記録させる。尚この方法の詳細は千葉らにより報告さ
れている(Japan、J.Pharmacal、25
、433〜439(1975)、Naunya−Sch
miedberg’sArch、pharmacol、
289、315〜325(1975))。
供試化合物は、右冠状動脈に挿入したカニユーレに近接
して接続したゴムチューブを介して動脈内に10〜30
μlの容量で注射する。供試化合物の陽性変力作用は化
合物投与前の発生張力に対する%変化として表わし、ま
た冠血流の変化は投与前からの絶対値(ml/分)とし
て表わす、結果を下記第1表に示す。
(b)体重8〜13Kgの雌雄雑種成文にペントパルビ
タールのナトリウム塩を30mg/Kgの割合で静脈内
投与し、麻酔にかける。ヘパリンのナトリウム塩を10
00U/Kgの割合で静脈内投与後脱血致死させ、心臓
を摘出する。標本は主に乳頭筋及び心室中隔から成り、
前中隔動脈に挿入したカニユーレより、供血犬から導か
れた血液で100mmHgの定圧で灌流される。供血犬
は体重18〜27Kgで、予めペントバルピタール・ナ
トリウム塩30mg/Kgを静脈内投与して麻酔し、ヘ
パリン・ナトリウム塩1000U/Kgを静脈内投与し
ておく。双極電極を用い、値の1.5倍の電圧(0.5
〜3V)、刺激幅5msec及び刺激頻度毎分120回
の矩形波で乳頭筋を刺激する。乳頭筋の静止張力は1.
5gで、乳頭筋の発生張力は力変位交換器を介して測定
する。
前中隔動脈の血流量は電磁流量計を用いて測定する。発
生張力及び血流量の記録はインク書き記録計上に記録す
る。尚、この方法の詳細は遠藤と橋本により既に報告さ
れている(Am、J.physiol、218、145
9〜1463.1970)。
供試化合物は10〜30μlの容量で4秒間で動脈内投
与する。供試化合物の変力作用は薬物投与前の発生張力
に対する%炭化として表わす。冠血流量に対する作用は
投与前からの絶対値の変化(ml/min)として表わ
す。結果を下記第2表に示す。
供試化合物No. 1、6−〔4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)−1
−ピペラジニル]−3,4−ジヒドロカルボスチリル 2、6−〔4−(4−メトキシベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕−3、4−ジヒドロカルボスチリル 3、6−(4−アセチル−1−ピペラジニル)−3,4
−ジヒドロカルボスチリル 4、6−〔4−(4−メトキシベンジル)−1−ピペラ
ジニル〕−3、4−ジヒドロカルボスチリル 5、6−〔4−(3、4、5−トリメトキシベンゾイル
)−1−ピペラジニル〕−3、4−ジヒドロカルボスチ
リル 6、5−〔4−(3、4、5−トリメトキシベンゾイル
)−1−ピペラジニル〕−3、4−ジヒドロカルボスチ
リル 7、6−〔4−(4−クロロベンジル)−1−ピペラジ
ニル〕−3、4−ジヒドロカルボスチリル 8、6−(1−ピペラジニル)−3、4−ジヒドロ9、
6−〔4−(4−ニトロベンゾイル)−1−ピペラジニ
ル〕−3、4−ジヒドロカルボスチリル 10、6−〔4−(4−アミノベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕−3、4−ジヒドロカルボスチリル11、6
−〔4−(3、4−メチレンジオキシベンゾイル)−1
−ピペラジニル〕−3、4−ジヒドロカルボスチリル 12、6−〔4−(4−ブロムベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕−3、4−ジヒドロカルボスチリル 13、6−〔4−(4−シアノベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕−3、4−ジヒドロカルボスチリル 14、5−〔4−(3、4−ジメトキシベンゾイル)−
1−ピペラジニル〕−3、4−ジヒドロカルボスチリル 15、8−メトキシ−6−〔4−(3、4−ジメトキシ
ベンゾイル)−1−ピペラジニル〕−3、4−ジヒドロ
カルボスチリル 16、1−メチル−6−〔4−(3、4−ジメトキシベ
ンゾイル)−1−ピペラジニル〕−3、4−ジヒドロカ
ルボスチリル −アリル−1−ピペラジニル)− 17、6−(4−フロイル−1−ピペラジニル)−3、
4−ジヒドロカルボスチリル 18、6−(4−ベンゾイル−1−ピペラジニル)−3
、4−ジヒドロカルボスチリル 19、1−ベンジル−6−〔4−(3、4−ジメトキシ
ベンゾイル)−1−ピペラジニル〕−3、4−ジヒドロ
カルボスチリル・1/2水和物20、6−〔4−(2−
フェネチル)−1−ピペラジニル〕−3、4−ジヒドロ
カルボスチリル・1塩酸塩 21、6−(4−ホルミル−1−ピペラジニル)−3、
4−ジヒドロカルボスチリル 22、6−(4−エトキシカルボニルメチル−1−ピペ
ラジニル)−3、4−ジヒドロカルボスチリル 23、6−(4−エトキシカルボニル−1−ピペラジニ
ル)−3、4−ジヒドロカルボスチリル24、6−〔4
−(3−クロロベンゾイル)−1−ピペラジニル〕−3
、4−ジヒドロカルボスチリル 25、6−(4−メタンスルホニル−1−ピペラジニル
)−3、4−ジヒドロカルボスチリル26、6−〔4−
(4−メチルベンジル)−1−ピペラジニル〕−3、4
−ジヒドロカルボスチリル 27、5−〔4−(3、4−ジクロロベンゾイル)−1
−ピペラジニル〕−3、4−ジヒドロカルボスチリル・
1塩酸塩・1水和物 28、6−〔4−(3、5−ジニトロベンゾイル)−1
−ピペラジニル〕−3、4−ジヒドロカルボスチリル 29、6−(4−アリル−1−ピペラジニル)3、4−
ジヒドロカルボスチリル 30、5−〔4−(2−プロピニル)−1−ピペラジニ
ル〕−3、4−ジヒドロカルボスチリル31、5−(4
−エチル−1−ピペラジニル)−3、4−ジヒドロカル
ボスチリル・1塩酸塩32、1−アリル−5−〔4−(
3、4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕
−3、4−ジヒドロカルボスチリル・1/2水和物33
、1−(2−プロピニル)−6−〔4−(3、4ジメト
キシベンゾイル)−1−ピペラジニル〕−3、4−ジヒ
ドロカルボスチリル34、5−〔4−(p−トルエンス
ルホニル)−1−ピペラジニル〕−3、4−ジヒドロカ
ルボスチリル 35、6−〔4−(4−メチルチオベンゾイル)−1−
ピペラジニル〕−カルボスチリル 36、6−〔4−(3−ピリジルカルボニル)−1−ピ
ペラジニル〕−3、4−ジヒドロカルボスチリル 37、6−〔4−(4−メトキシフェニルアセチル)−
1−ピペラジニル〕−3、4−ジヒドロカルボスチリル
・1/2水和物 38、6−(4−フェニルプロピニオル−1−ピペラジ
ニル)−3、4−ジヒドロカルボスチリル39、8−〔
4−(3、4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピペラジ
ニル〕カルボスチリル 40、5−(4−(4−ヒドロキシベンゾイル)−1−
ピペラジニル〕−3、4−ジヒドロカルボスチリル 41、6−[4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)−
1−ピペラジニル]カルボスチリル 42、6−(4−(3−クロロベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕カルボスチリル 43、6−(4−(3.4−メチレンジオキシベンゾイ
ル)−1−ピペラジニル〕カルボスチリル44、6−(
4−(4−二トロベンゾイル)−1−ピペラジニル〕カ
ルボスチリル 45、6−(4−(4−シアノベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕カルボスチリル 46、6−(4−ベシリイルー1−ピペラジニル)カル
ボスチリル 47、6−(4−(4−クロロベンゾイル−1−ピペラ
ジニル〕カルボスチリル 48、6−(4−(3.4、5−トリメトキシベンゾイ
ル−1−ピペラジニル〕カルボスチリル49、6−(4
−エトキシカルボニル−1−ピペラジニル)カルボスチ
リル 50、6−(4−(4−アミノベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕カルボスチリル 51、6−〔4−(4−ホルミル)−1−ピペラジニル
〕カルボスチリル 52、5−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)−53
、7−〔4−(3、4−メチレンジオキシベンゾイル)
−1−ピペラジニル〕−3、4−ジヒドロカルボスチリ
ル 54、7−〔4−(3、4、5−トリメトキシベンゾイ
ル)−1−ピペラジニル〕−3、4−ジヒドロカルボス
チリル 55、7−〔4−(2−クロロベンゾイル)−1−ピペ
ラジニル〕−3、4−ジヒドロカルボスチリル 56、7−(4−フェニルプロピオニル−1−ピペラジ
ニル)−3、4−ジヒドロカルボスチリル57、7−〔
4−(3、4−ジメトキシベンゾイル)−1−ピペラジ
ニル〕−3、4−ジヒドロカルボスチリル 58、パパベリン(対照化合物) 59、アムリノン(対照化合物) 第1表 第2表 製剤例1 6−〔4−(3、4−ジメトキシベン ゾイル)−1−ピペラジニル〕− 3、4−ジヒドロカルボスチリル5mgデンプン132
mg マグネシウムステアレート18mg 乳糖45mg 計200mg 常法により1錠中、上記組成物の錠剤を製造した。
製剤例2 6−〔4−(4−メトキシベンゾイ ル)−1−ピペラジニル〕−3、4− ジヒドロカルボスチリル10mg デンプン127mg マグネシウムステアレート18mg 乳糖45mg 計200mg 常法により1錠中、上記組成物の錠剤を製造した。
製剤例3 6−〔4−(4−ニトロベンゾイル) −1−ピペラジニル〕−3、4−ジヒ ドロカルボスチリル500mg ポリエチレングリコール(分子量:4000)0.3g
塩化ナトリウム0.9g ポリオキシエチレンソルビタン0.4gメタ重亜硫酸ナ
トリウム0.1g メチル−パラベン0.18g プロピル−パラベン0.02g 注射用蒸留水100ml 上記パラベン類、メタ重亜硫酸ナトリウムおよび塩化ナ
トリウムを攪拌しながら80℃で上記の蒸留水に溶解す
る。得られた溶液を40℃まで冷却し、本発明化合物、
つぎにポリエチレングリコールおよびポリオキシエチレ
ンソルビタンモノオレエートをその溶液中に溶解した。
次にその溶液に注射用蒸留水を加えて最終の容量に調製
し、適当なフイルターペーパーを用いて滅菌ろ過するこ
とにより滅菌して1mlずつアンプルに分注し、注射剤
を調製する。
製剤例4 6−〔4−(3、4−ジメトキシベン ゾイル)−1−ピペラジニル〕カル ボスチリル5mg デンプン13.2mg マグネシウムステアレート18mg 乳糖45mg 計200mg 常法により1錠中、上記組成物の錠剤を製造した。
(以上)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ■一般式 〔式中R1は水素原子、低級アルキル基、低級アルケニ
    ル基、低級アルキニル基又はフェニル低級アルキル基を
    示す。R2は水素原子又は低級アルコキシ基を示す。R
    3は水素原子、低級アルカノイル基、フロイル基、ピリ
    ジルカルボニル基、低級アルカンスルホニル基、低級ア
    ルコキシカルボニル基、低級アルコキシカルボニル低級
    アルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルキル
    基を有することのあるフェニルスルホニル基、低級アル
    キル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、フェニ
    ルカルボニル基、フェニル低級アルキル基又はフェニル
    低級アルカノイル基を示す。上記フェニルカルボニル基
    、フェニル低級アルキル基及びフェニル低級アルカノイ
    ル基のフェニル環上には低級アルコキシ基、ハロゲン原
    子、低級アルキル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、
    水酸基、低級アルカノイルアミノ基、低級アルキルチオ
    基及び低級アルカノイルオキシ基なる群から選ばれた基
    を1〜3個又は低級アルキレンジオキシ基を置換基とし
    て有していてもよい。カルボスチリル骨格の3位と4位
    との炭素間結合線−一重結合又は二重結合を示す。〕 で表わされるカルボスチリル誘導体及びその塩。
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