JPS588324B2 - きりの製造法 - Google Patents
きりの製造法Info
- Publication number
- JPS588324B2 JPS588324B2 JP53079780A JP7978078A JPS588324B2 JP S588324 B2 JPS588324 B2 JP S588324B2 JP 53079780 A JP53079780 A JP 53079780A JP 7978078 A JP7978078 A JP 7978078A JP S588324 B2 JPS588324 B2 JP S588324B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- manufacturing
- groove
- kirino
- conical
- mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Forging (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、大工道具の一つであるきり（錐）とその製造
法に関するものである。
法に関するものである。
従来から存するこの種のきりは三つ目刃のものであった
が、この三つ目刃は全工程をすべて手加工で製造しなけ
れはならなかったのである。
が、この三つ目刃は全工程をすべて手加工で製造しなけ
れはならなかったのである。
そこで本発明は、従来のきりの伝統的な形状を変えると
ともにその製造を機械的に行い量産できるようにするこ
とを目的とするものである。
ともにその製造を機械的に行い量産できるようにするこ
とを目的とするものである。
本発明は四つ目刃のきりを製造するためのものであるが
、その製造法を工程順に説明する。
、その製造法を工程順に説明する。
（１）適当径および適当長さから成る丸棒状の鋼素材１
を多数用意する（第１図）。
を多数用意する（第１図）。
第１図に示したものは、予め用意する素材１の半分の長
さのものを描示しているが、以下の図面においても同様
である。
さのものを描示しているが、以下の図面においても同様
である。
（２）この素材１の左右両端部２の周面を円錐形に研削
する（第２図）。
する（第２図）。
（３）この素材１の円錐形端部２を、下金型３に設けた
凹溝部４上に載置し、これに対して凹溝部５を設けた上
金型６を降下する。
凹溝部４上に載置し、これに対して凹溝部５を設けた上
金型６を降下する。
すると、この上金型６は凹溝部５が前記円錐形端部２の
上面を抑えるとともにその左右側部を圧縮するようにな
る（第３図）。
上面を抑えるとともにその左右側部を圧縮するようにな
る（第３図）。
これによって、素材１の端部２においては左右方向に水
平に鍔片７，７が成形される（第４図）。
平に鍔片７，７が成形される（第４図）。
（４）次に、左右に水平鍔片７，７を突設した素材端部
２を９０度回わす。
２を９０度回わす。
すると、先の水平鍔片７の一方が下金型３の凹溝部４に
嵌合し、また先に殴打されなかった円錐形端部２の部分
が左右に位置するようになる。
嵌合し、また先に殴打されなかった円錐形端部２の部分
が左右に位置するようになる。
かかる状態で上金型６を降下すると、上金型はその凹溝
部５が、下金型３の凹溝部４から上方に向いている水平
鍔片７の他方を抑えるとともにその左右側部を圧縮する
ようになる（第５図）。
部５が、下金型３の凹溝部４から上方に向いている水平
鍔片７の他方を抑えるとともにその左右側部を圧縮する
ようになる（第５図）。
これによって、素材１の端部２においてはもう一つの水
平な鍔片８，８が成形され、端部全体として断面十文字
状の鍔片が形成される（第６図）。
平な鍔片８，８が成形され、端部全体として断面十文字
状の鍔片が形成される（第６図）。
ただ先端には未成形の部分９が残されている。
（５）このようにして形成された端部全体においては、
隣接する鍔片７，８の中間部が四個所あるが、この中間
部をそれぞれ、端部先端に向って尖鋭部が形成されるよ
うに研削する（第７図）。
隣接する鍔片７，８の中間部が四個所あるが、この中間
部をそれぞれ、端部先端に向って尖鋭部が形成されるよ
うに研削する（第７図）。
第７図において鎖線は研削方向を示す。
（６）端部におけるこの鍔片７，８中間部への研削によ
って、全体に四つ目の刃７′，７′，８′，８′が形成
されるとともにその先端は尖鋭１０に成る。
って、全体に四つ目の刃７′，７′，８′，８′が形成
されるとともにその先端は尖鋭１０に成る。
また、四つ目刃の中間には、先の鍔片の十文字状のプレ
ス成形によって残った谷部分のうち、研削砥石の当たら
ない部分が依然として残されているが、この部分が切り
粉溝１１になる。
ス成形によって残った谷部分のうち、研削砥石の当たら
ない部分が依然として残されているが、この部分が切り
粉溝１１になる。
これによって、所定の四つ目の刃部が完成する（第８図
、第９図）。
、第９図）。
（７）円錐形端部２への製造工程は、素材１の左右両端
部に対して行われるが、この素材１の中央部を切断する
までには、その後さらに、得ようとするきり体の長さに
おける適所に対してこみ潰しの殴打を行って柄体に嵌挿
するこみ部を設けたり、焼入れしたり、全体の研磨を行
ったりする工程がある（図面省略）。
部に対して行われるが、この素材１の中央部を切断する
までには、その後さらに、得ようとするきり体の長さに
おける適所に対してこみ潰しの殴打を行って柄体に嵌挿
するこみ部を設けたり、焼入れしたり、全体の研磨を行
ったりする工程がある（図面省略）。
なお、１２は素材端部２へのプレス時に成形された鍔片
７，８の基部を、その後の研削でも残して出来たかり首
部で、きりには必要な出張り部分である。
７，８の基部を、その後の研削でも残して出来たかり首
部で、きりには必要な出張り部分である。
本発明はこのようなものであるから、次のような効果を
発揮するのである。
発揮するのである。
第１に、本発明は四つ目刃のきりであるから、従来の伝
統的な三つ目刃のきりに比してその切削効率が高くなり
、穿孔作業がより迅速かつ円滑に行われるようになり、
所望の穿孔を常に確実かつ良好に行うことができる。
統的な三つ目刃のきりに比してその切削効率が高くなり
、穿孔作業がより迅速かつ円滑に行われるようになり、
所望の穿孔を常に確実かつ良好に行うことができる。
第２に、四つ目刃きりの製法はプレス成形に親しむこと
により機械的に量産することができるようになり、従来
の三つ目刃きりが専ら熱間鍛造の手加工で製造されてい
たことの欠点が一掃されることになり、均質製品を量産
することができるのである。
により機械的に量産することができるようになり、従来
の三つ目刃きりが専ら熱間鍛造の手加工で製造されてい
たことの欠点が一掃されることになり、均質製品を量産
することができるのである。
このように本発明の実現による効果は画期的なものがあ
り、きりの製造業界に与える効果はきわめて大きいもの
である。
り、きりの製造業界に与える効果はきわめて大きいもの
である。
図面は本発明の製造工程の順序を示したもので、第１図
は素材の斜視図、第２図は端部を円錐形に研削した素材
の斜視図、第３図および第４図は１回目成形時の金型状
態と素材状態とを示したもの、第５図および第６図は２
回目成形時の金型状態と素材状態とを示したもの、第７
図は第６図に示した成形素材の側面図、第８図は成形後
の端部全体を研削した完成品の斜視図、第９図は同上の
正面図である。
は素材の斜視図、第２図は端部を円錐形に研削した素材
の斜視図、第３図および第４図は１回目成形時の金型状
態と素材状態とを示したもの、第５図および第６図は２
回目成形時の金型状態と素材状態とを示したもの、第７
図は第６図に示した成形素材の側面図、第８図は成形後
の端部全体を研削した完成品の斜視図、第９図は同上の
正面図である。
Claims (1)
- １ 素材の端部を円錐形に形成し、この円錐端部を下金
型の凹溝部上に置いて上金型を降下し端部の左右側部を
圧縮して十文字状の鍔片を形成し、この十文字状の鍔片
の各中間部を端部先端に向って研削し未研削部分に四つ
目の切り粉溝を形成して成るきりの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53079780A JPS588324B2 (ja) | 1978-07-03 | 1978-07-03 | きりの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53079780A JPS588324B2 (ja) | 1978-07-03 | 1978-07-03 | きりの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS557404A JPS557404A (en) | 1980-01-19 |
| JPS588324B2 true JPS588324B2 (ja) | 1983-02-15 |
Family
ID=13699711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53079780A Expired JPS588324B2 (ja) | 1978-07-03 | 1978-07-03 | きりの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS588324B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0425801B2 (ja) * | 1986-06-17 | 1992-05-01 | Mitsuhiro Yoda |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55123308U (ja) * | 1979-02-23 | 1980-09-02 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5319838A (en) * | 1977-06-30 | 1978-02-23 | Canon Inc | Image forming device |
-
1978
- 1978-07-03 JP JP53079780A patent/JPS588324B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5319838A (en) * | 1977-06-30 | 1978-02-23 | Canon Inc | Image forming device |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0425801B2 (ja) * | 1986-06-17 | 1992-05-01 | Mitsuhiro Yoda |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS557404A (en) | 1980-01-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3045091B2 (ja) | ゴルフ用アイアンクラブヘッドの製法 | |
| US5022299A (en) | Method of making a knife having a scalloped cutting edge | |
| US4891885A (en) | Method of making a knife having a scalloped cutting edge | |
| JPS588324B2 (ja) | きりの製造法 | |
| US2084079A (en) | Screw | |
| SE416116B (sv) | Sett att framstella skerlenkar for sagkedjor | |
| JPS597045B2 (ja) | ドリルスクリユ−およびその製作用型 | |
| US5097727A (en) | Method of making a knife having a scalloped cutting edge | |
| JP3616703B2 (ja) | すき鋏の製造方法 | |
| JPS6253392B2 (ja) | ||
| JPS60127040A (ja) | アルミホイ−ルの加工方法 | |
| US1332726A (en) | Sheet-metal pliers | |
| JP7450897B1 (ja) | さつま芋の加工器 | |
| CN106514169A (zh) | 一种压模及其制备工艺 | |
| JPS6056438A (ja) | マイナス形ねじドライバの製造方法 | |
| JPH03180219A (ja) | 回転体のボス部の製造方法 | |
| JPS6049824A (ja) | 断面方形長尺物の荒地粗材鍛造方法及び鍛造型 | |
| JPH021583B2 (ja) | ||
| JPH0362497B2 (ja) | ||
| JPS6134966B2 (ja) | ||
| JPS6032540B2 (ja) | 型鍛造によるニッパ−の製造法 | |
| US1648872A (en) | Football cleat | |
| RU2068775C1 (ru) | Способ обработки древесины и устройство для его осуществления | |
| KR100401648B1 (ko) | 타정기용 연속못 평판 타정편의 제조방법 | |
| JPH05317148A (ja) | 割箸の製造方法 |