JPS588004B2 - ユウセンジユンイシンゴウデンソウカイロ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電子計算機入出力インターフエイスにおける
接続装置の優先順位を決定するための信号の伝送回路に
関する。

従来、装置の優先順位を決めるための直列信号は第１図
、第２図に示すような方法にて行われてきた。

第１図の場合は、電子計算機本体１からドライバー５、
レシーバー６および終端抵抗４に対して共通の電源Ｖｃ
ｃを供給している。

従って、たとえば接続装置２あるいは３の電源がＯＦＦ
になっても、電子計算機本体１の電源ＶｃｃがＯＮであ
るかぎり、電子計算機本体からの“Ｌ“レベルの信号は
接続装置２に、また接続装置２に要求がなければ次の接
続装置３に、またさらに同様にして、それ以降に伝播さ
れる。

なお図において、ドライバー５は反転出力型アンドゲー
トであり、レシーバー６はインバータである。

後述の第２図、第３図についても同様である。

第２図の場合は、リレーＩの接点８を接続装置２，３の
レシーバー６０入力端とドライバー５の出力端との間に
置くことによって、接続装置２，３のいずれかの電源が
ＯＦＦとなった場合でも接点８が閉じられることにより
電子計算機本体１からの“Ｌ“レベルの信号の直列伝播
が行われる。

ところで、第１図による場合、電子計算機本体から接続
装置のドライバー、レシーバーおよび終端抵抗に共通の
電源を供給するため、接続装置の多い場合、接続装置間
の距離が長い場合には、供給電流の増加、電源供給線の
直流抵抗の増加．さらに各接続装置の接栓部におけるイ
ンダクタンスによって、供給電源の電圧降下が生じ誤動
作の要因となる。

また第２図による場合、リレーを使用するため実装密度
が悪い、リレーの価格が高いために原価が高くなる、接
点を使用するための信頼度が下る、等の欠点がある。

そこで本発明は、以上の如き従来の欠点を解決するもの
である。

以下本発明の一実施例について説明する。

第３図に示すように、電子計算機本体１から送出された
信号は最初の接続装置２のレシーバー６′に入力される
。

レシーバー６′はインバータである。５は反転出力型ア
ンドゲートである。

電子計算機本体１の出力が“Ｈ“レベルの時、信号はダ
イオード８の側およびレシーバー６′とドライバー５を
介する側を通って次の接続装置３のレシーバー６′に伝
播する。

電子計算機本体１からの信号が“Ｌ“レベルの場合は、
接続装置２のレシーバー６′とドライバー５を介する側
を通って信号が伝播する。

接続装置２，３からの信号についてもそれぞれ次段の接
続装置３，４で同様に伝播する。

各接続装置２，３．４のドライバー５の出力が“Ｈ“レ
ベルのときは各接続装置でのドライバー５からレシーバ
ー６′への信号の帰還はダイオード８によって防がれる
。

電子計算機本体１からの“Ｌ“レベルの信号は最初接続
装置２に伝播され、また接続装置２に要求がなければ次
の接続装置に、またさらに同様にそれ以降の接続装置に
伝播される。

ここで例えば接続装置３の電源がＯＦＦした場合、前段
の接続装置２からの“Ｈ“レベル信号は接続装置３のダ
イオード８を通って次の接続装置４のレシーバー６′に
伝播され、接続装置３のダイオード９によって、接続装
置３から４へ“Ｌ“レベル信号が伝播されるのを防がれ
る。

以上のように直列信号を伝播する途中にある装置の電源
がＯＦＦになっても以降の装置には信号が伝播する。

本発明によれば、電子計算機システムにおける、インタ
ーフエイスに接続されている装置の保守時、あるいは使
用しない装置の電源をＯＦＦ状態にしたままでそのシス
テムを稼動できる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は従来の方式例を説明するための図
、第３図は本発明の一実施例を説明するだめの図である
。 第３図において １・・・電子計算機本体、２，３，４
・・・接続装置、５・・・ドライバー、６′・・・レシ
ーバー、７・・・終端抵抗、８，９・・・ダイオード。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 電子計算機から接続装置に対して直列に信号を伝送
   し最初に信号を受け取った装置がデータ転送の権利を得
   て次段以降に接続されている装置への信号伝播を禁する
   方式の優先順位信号伝送回路において、各接続装置の優
   先順位回路の入出力間および出力側にダイオードを接続
   することによって直列に接続されている装置の電源ＯＦ
   Ｆ時にも電子計算機からの直列信号が伝播できるように
   したことを特徴とする優先順位信号伝送回路。