JPS5879868A - フツ素雲母セラミツク焼結体を素材とする成形用型 - Google Patents

フツ素雲母セラミツク焼結体を素材とする成形用型

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JPS5879868A
JPS5879868A JP17498581A JP17498581A JPS5879868A JP S5879868 A JPS5879868 A JP S5879868A JP 17498581 A JP17498581 A JP 17498581A JP 17498581 A JP17498581 A JP 17498581A JP S5879868 A JPS5879868 A JP S5879868A
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Nippon Tokushu Togyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフッ素雲母セラミック焼結体を素材とする成形
用型に関する。更に詳しくは、容易に安価でかつ、大型
品でもキレがなく異方性もない緻密なセラミック焼結体
を素材とする成形用型に係わるものである。
プラスチック成形品、成形食品、金属板成形品一定の形
状をした固形燃料、その他各橋の成形品を得るのに用い
られる成形用型は通常、鋳鉄、その他の金属ブロックを
旋盤加工、切削、研磨、メッキ等の工程を経て所望の形
状に作られる、成型用金型は、寸法、精度、耐久性を要
求されるもので、材料の選定や仕上げに手間がかかり、
完成品を得るまでに期間を要するので価格的にも比較的
に高価なものである。しかも、成形に供される材料、成
形条件によっては腐蝕を起したり、摩耗を早メたりして
、次第に成形精度が落ちるとか、導電性がある為にその
取扱いに注意を要するなど製作上ならびに使用上改良さ
れるべき問題点が多い。
本発明者等は、上記のような問題点を有する金属製の成
形用型に代りうる成形型の材料として雲母セラミック焼
結体に着目した。
従来の雲母セラミック製造技術にはリン酸ボンド七うE
yり法やガラスボンドセラミック法やガラスセラミック
法があるが、雲母は平板状のため徽め、焼結性が着しく
阻害されるなどの欠点があった。
このため、従来のリン酸ボンドセラミック法やガラスボ
ンドセラミック法でも製法的には無理があり、例えばリ
ン酸ボンドセラミック法ではプレス圧2トンで焼成方法
が1200℃程度の温度で雲母のフッ素の蒸発を防ぐた
め80分程度の短時間で焼成する急熱急冷法を採用して
おり、テストピース程度の大きさでは焼成が可能である
が、反りが生じ易く、製品が大型化すると焼成体の内部
まで均一に焼成することは暖しい。また、ガラスボンド
セラミック法では、低融点ガラスにて、雲母粉末を結合
させる方法であり、これにて得られる焼結体は耐熱性が
800〜500℃と低いのが欠点である。またガラスセ
ラミック法では雲母組成付近でガラスから微細なゝ雲母
結晶を析出させる方法であり、コーニング社から「マコ
ール」という商品名で発売されているが、切削加工に時
間がかかり、切削時切削液を必要とし、更にはコストが
非常に高いという難点がある。
本発明者等は、これらの公知の方法によらない雲母セラ
ミック焼結体で成形用型に適するものを見出すべく検討
を行なった結果、ある特定の条件下に製造されたフッ素
雲母を主体′とする成形体から作られた焼結体が成形用
型の素材として極めてすぐれており、得られる成形用型
は従来の金属製の成形用型に較べて遜色のないものであ
るとの知見を得て本発明に到達した。
即ち本発明は粒度8−以下のフッ素雲母を主成分とする
成形体を、フッ素含有mt〜10重量%の耐火粉末中で
埋め焼きして得られるフッ素雲母セラミック焼結体を素
材とする成形用型を要旨とするものである。以F本発明
1を更にf#細に説明すると、本発明の成形用型の素材
となるフッ素雲母焼結体の主材となるフッ素雲母は平板
状のものを8#以下に微粉砕してなるものであることが
必要である。8#以下に微粉砕する仁とにより、プレス
により発生するキレをなくシ、異方性もなく、緻密な成
形体を得ることができ、これを焼結することにより機械
的特性のすぐれた焼結体が得られる。
本発明の成形用型は前記のような8−以下に粒径調製し
た主材のフッ素雲母単独か、又は後記のような焼結助剤
の粉末と混合するか、或いは焼結助剤粉末と固体潤滑粉
末とを組合せて混合したものをプレス成形して成形体と
なし、フッ素含有量が1〜10重量%の耐火粉末中で埋
め焼きして得られる焼結体を素材としてなる仁とを特徴
とする。
即ち、本発明ではフッ素雲母をプレスにより成形体とす
る場合、発生するキレをなくし、異方性がなく且つ緻密
な成形体を得るためにフッ素雲母の粒径を8−以下に調
製するものであるが、一方そのために比表面積が増大し
、焼結工程におけるフッ素の蒸発がよりfくなることを
フッ素分を含有させた耐火粉末中で埋め焼きして焼結さ
せること)こより防止し、これによって機械的強度、特
に抗折強度が高く、成形用型の素材として好適な焼結体
を得るものである。
本発明において、上記耐火粉末の具体例としてはアルミ
ナ、ムライト、マグネシア、へりリア、スピネル、シリ
コン、ジルコニア等があげられるが、この中でもアルミ
ナ粉末、ムライト粉末が好適である。これら耐火粉末の
粒径は10〜20#の範囲が好ましく、この範囲以下で
あると、焼結助剤と反応を起し易く、反対にこの範囲以
上であると焼結体の表面がカサカサの状層となり好まし
くない。又、この中に含有されるフッ素含有量は1〜1
0重量%の範囲であることが6委で、この範囲以上では
得られる焼結体の表面がガラス化したり、発泡したりし
て耐火粉末自体も焼結化されてしまう恐れがある。又、
逆にtxm%以下であると主材中のフッ素分が蒸発して
埋め焼キ懸よる効果が認められない。尚、このフッ素含
有−として加えられるフッ化上合物の具体例として曇よ
、フッ素雲母、フッ化アルミニウム、フッ化亜鉛、フッ
化カリウム、フッ化カルシウム、フッ化りロム、フッ化
コバルト、フッ1tfH二flk、7フ化t< 1) 
’) l−・フッ化マグネシウム等が挙げられる力S1
仁の中でも好ましい例は、フッ素雲母、フッ化カリウム
、フッ化アルミニウム、フッ化マグネシウムであり、こ
れらの1種又は2種以上の混合物で使用される。
本発明の成形用型の素材となるフッ素雲母セラミック焼
結体を作るに当って、主材のフッ素雲母粉末に焼結助剤
を添加した成形体を焼結して樽られた焼結体は機械的強
度、特lζ抗折強度力(よ11一層優れてお秒、更に固
体潤滑剤を組1合せて添加し件に充分耐える成形用型を
得ること力≦できる。
焼結助剤としては、フッ化混合物の61力)アルカリ金
属、亜鉛及び/又はアルカリ土類金属の酸化物−リン酸
系フリットが挙げられる。これらの焼結助剤のうち、フ
ッ化混合物の添加は焼結の際のフッ素雲母中のフッ素の
蒸発を防止しw密で高強度の焼結体が得られる効果を奏
する。この場合、フッ化物混合物の具体例としては1価
のフッ化物例えばLiF、 NaF%Kl!のりち18
11以上を0〜2モル比、2価のフッ化物例えば(3a
i’*、BaFz、BaFzのうち1種以上、を8〜8
モル比、ムlk’sを0〜8モル比、8i(hを4〜l
Oモル比で、合計量7〜20モル比の範囲で用いられる
。合計量7モル比以下では、添加効果がなく、得られる
素材としての焼結体の機械的強度の向上は認められず、
また合計量20モル比以上では逆に雲母セラt7りとし
ての特性値が失われ、且つ、機械的強度が低下する。ま
た上記フッ化物混合物において、1価のフッ化物と2価
のフッ化物がそれぞれ、iam又は2種以上共存しても
、添加したことによる効果番よ変らない。焼結助剤とし
てのフッ化物混合物のフッ素雲母に対する添加繭合は5
〜60重量%の範囲は好ましくは、10〜60重量%の
範囲である。
この添加量が5重量%以下では焼結助剤の添加効果が−
められず、反対に60重量%以上で1よ素材としての焼
結体の機械的強度が劣り、且つ、緻密な焼結体は得られ
ない。又、フッ化物混合物は粒度がフッ素雲母の粒度8
−以下とほぼ同じもの力5よく、粒度が例えば10P以
上であると得られる焼結体にピンホールが多くなり緻密
な焼結体力S褥にくくなる。
本発明では主材のフッ素雲母に添加しうる他の焼結助剤
として、アルカリ金属、亜鉛及び/又&よアルカリ土類
金属の酸化物−リン酸系フIJットを挙げることができ
る。この焼結助剤の添加Gよフッ素雲母をよく濡らし、
抗折強度の改善された成形用型の素材として好適な焼結
体力;得られる効果力;ある、このリン酸系フリットの
組成番よ、PzOs40〜76モル%と、及びC&OQ
 〜55%At%、13m00〜40モル%、Zn0Q
 〜gQモ)し%、li宜UQ〜20モル%、B宜Oi
O〜20モル%、Al*OiO〜20モル%、MgO0
〜20モル%より選1fれた1種以上のアルカリ金属及
びアルカリ土類金属の酸化物20〜55モル%を含有し
、かつ、これらの合量がフリットの90モル%以上あれ
ばよ得られる焼結体の抗折強度への影−は殆んどない。
以上のリン酸系フリづト組成において、1”宜Omを4
0モル%未満、又はアルカリ金属、亜鉛及び/又はアル
カリ土類金属の酸化物を55モル%以下に限定する理由
は、この範囲以上であるとフリットが溶融し難く、フリ
ットとしての効果が発揮し殖いためであり、又、アルカ
リ土類金属酸化物を20モル%未満、アルカリ金属酸化
物が単独で20モル%以上、又はP叩0s75モル%を
超、えるときは、夫々、フリットが不安定で着しく耐水
性に欠け、水洗フリットにすると急速に水和することが
分ったためである。尚、上記焼結助剤は主材のフッ素雲
母に対して添加量は5重量%〜66重量%好ましくは前
記フッ化物混合物の場合と同様10〜50重量%の範囲
が好結果をもたらし、抗折強度の高い成形用型の素材と
しての焼結体が得られる。
本発明における成形型の素材の主材のフッ素雲母に対し
ては上記のような各種焼結助剤に加えて強化剤(固体潤
滑剤)を添加することによって得られる焼結体の抗折強
度を更に高めると共に摺動−材料として不可欠の動摩擦
係数を低下させることができる。固体潤滑剤の代表的な
ものは炭素粉末及び二硫化タングステンである。仁のう
ち、炭素は最大粒径8G#以下、望ましくは10#以下
の粉末状のものが主材のフ、ツ素雲母に対し、0.5〜
26重量%の範囲で加えられる。炭素の最大粒径を10
#以下にする理由はフッ素雲母との接触面積を増し、自
己潤滑性の効果を得るためであり、又、添加量を0.6
〜26重量%にする理由は0.6重量%以下では自己潤
滑性の効果が少く、反対に26重量%以上では、得られ
る成形型の素材となる焼結体の抗折強度が低下するため
である。又、固体潤滑剤としての二硫化タングステンは
最大粒径2#以下の粉末状のものが主材のフッ素雲母と
焼結助剤例えば前記のフッ化物混合物との混合物に0.
6〜85重量%の範囲で加えられる。二硫化タングステ
ンの最大粒径を2p以下とする理由はフッ素雲母との接
触面積を増し、自己潤滑性の効果が得られ、且つ、これ
によって素材の焼結体の抗折強度が得られるためである
。又、添加量を0.5〜85重量%にする理由は0.5
重量%以下では自己潤滑性の効果が少く、反対に86重
態形以上では得られる成形型の素材となる焼結体の抗折
強度が低下するためである。尚、炭素粉末、二硫化タン
グステンいずれを固体潤滑剤として添加した場合も埋め
焼きによる焼結の工程は、不活性ガスの存在下に行うの
がよい。その理由は成形体中のフッ素の焼結中における
蒸発を防止できると共に、固体潤滑剤の酸化を防止でき
て、より高強度の焼結体を得ることができるからである
本発明のフッ素雲母セラミック焼結体を素材とする成形
用型を製作するには、先ず8μ以下に粒径調製したフッ
素雲母、例えばフッ素′金雲母やカリ四ケイ素雲母単独
、或いは前記焼結助剤粉末、或いはこれと固形潤滑剤粉
末を添加配合したものを一定の寸法に金型ブレスにより
(例えば800に9/d)プレス圧で成形し、次いで、
フッ素含有量1〜10重量%の耐火粉末中で700〜1
800℃の温度下において約2−10時間埋め焼きし焼
結体とし、これを超硬旋盤加工し所望の形状に仕上げる
本発明の成形用型の素材であるフッ素雲母セラミック焼
結体は以上述べた特定条件で作られたもので、従来の製
法例えばリン酸ボンドセラミック法によって得られるも
のに較べ、抗折強度が優れている。又、熱伝導率は0.
008C3al/am see ℃以下と低く、熱膨張
係数も90X10  (室温〜TOO℃)1以上と大き
い、特に、焼結助剤を添加した焼結体は720〜180
0峠/cdの抗折強度熱膨張係数は109.5X10 
 (室温〜700℃)という価を示す、又、見かけ比凰
は2.85〜2.59と高緻密性でピンホールが非常に
少く品質的にすぐれていて多くの金属と極めて類似して
いる。従って、機械加工が容易でスピーディに切削でき
、しかも切削時切削液を用いなくてもよく、最烏1.8
00tg/dのプレス圧にも耐える程の強度があり、し
かも寸法精度のよい成形用型が得られる。
更に、主材成分中に雲母が含有されているために、摩擦
係数が小さく、成形品の離型性がよいという長所を有す
る。
実施例1 次の第1表に示した粒径を有する金フッ素婁母(lJl
giAl 8iiO+5Ft)を85部、アルミナ15
部からなる粉末混合物をプレス圧800kl/dの金型
ニヨリ12MIII×40IWj×3〜5ffのテスト
ピースを成形した。これをフッ化アルミニウムトフフ化
カリウム等量の混合物をフッ素源として第1表に示す割
合で混合した粒径lo#の耐火粉末アル疋す中で、大気
圧下900−1800℃で4時間焼成し、得られた焼結
体の特性値を測定した。
その結果を第1表に示す、 第  1  表 註1. 壷印は比較例 註1 抗折強度は支持スパン20m、2等分1息荷重(
三点法)にて測定したもの。以下同しつ 以上の結果から明らかなとおり、主成分のフッ素雲母の
粒径が8−よ勢大きいもの、埋め焼きにおける耐火粉末
中のフッ素含量が1%以下の条件で作った焼結体は抗折
強度が低く成形用型の素材としての不適である。尚同表
に掲示していないXI)、耐火粉末中のフッ素含量が1
0%以上例えば15%で°あると焼結体の表面が発泡し
、実用に供しうるものではなかった。
実施例2 次の第2表に従って、調整した焼結助剤と第8表に示す
粒径を有するフッ素金雲母とを同表に示す割合で混合し
た混合物を実施例1と同様の手法によ塾テストピースを
成形した。これをフッ化アルミニウムとフッ化カリウム
等量の混合物をフッ素源として1〜lO%混合した粒径
lO#の耐火粉末アルミナ中で大気圧下900〜120
0℃で4時間焼成し、得られた焼結体の特性値を測定し
た。その結果を第8表に示す、 第2表 第  8  表 註 秦印は比較例 以上の結果から明かなとおり、主成分のフッ素金雲母の
粒径が8−よりも大きいもの、焼結助剤を多く配合して
作った焼結体は抗折強度が低く、又、見かけ比重が小で
緻密性に欠は本発明の成形用型の素材には適しない。尚
、本実施例と、実施例1の結果を対比すれば分るとおり
、焼結剤の通量添加は焼結助剤の抗折強度の増大に大き
な効果をもたらす。
実施例8 下記第4表のモル比になるように調合した焼結助剤の粉
末と固体潤滑剤として最大粒径2−以下の二硫化タング
ステンと最大粒径8#以下のフッ素金雲母を下記の第6
表の如き調合割合になるように秤量し、混合したものを
試料寸法横40X*12×厚さ6Wをプレス圧800却
/dで金型ブレスにて成形し、焼成雰囲気はN2雰囲気
中で、凰!つ埋め焼きにて行また。埋め焼条件としては
、最大粒径lOp以下の耐火粉末アルミナとフッ素源と
しては、フッ化アルミニウムとフッ化カリウムを等量の
8=8に混合して使用し、かつ、二硫化タングステンの
酸化を防止するためにNlをaoo。
B / Hr  にて供給した。焼成条件は700−1
000℃の温度範囲で4時間にて焼成した。その焼結体
の抗折強度(#/d )と見掛比重を併せて第6表に示
す。
第  4  表 第5表 註 会印は比較例 第6表に示すとおり、固体潤滑剤を添加したものであう
でも得られる焼結体は抗折強度1000#/dの高強度
を示すことが分る。
第6表中、Allの焼結体について、自己tljJlI
I性を調査したところ次の@6表のような動摩擦係数を
示した。崗比較のために二硫化タングステンを添加しな
かったもの、市販のガラスセラミック焼結体について測
定した結果も掲げる。
l!6表 註 動摩擦係数の測定は特開W356−87271に記
載の方法による。以下同じ。
1表に示すように、本実施例の焼結体は、市販のガラス
セラミック焼結体又は二硫化タングステン無添加のもの
に較べ、動摩擦係数が低く、成形用型のような摺動機材
の素材に好適なものであることが分る。またこれまでの
実施例の焼結体の乾式機械加工条件を市販のガラスセラ
ミック焼結体と比較して第7表に示す。
第7表 籠 実施例4 フッ素雲母粉末に添加する焼結助剤として@7/ 表に示す組成となるようIis P Oa、(ljac
Oi、Hioos。
ム1m0iを用いて秤量混合し、葭混合物を1800〜
1400℃でアルミナルツボ中にて溶解し、浴融物を急
水冷してフリットを得た。得Gれたフリット試料の特性
値もIN8表に示す。
第8表 上記フリフトを予め調整した最大粒径8#以下のフッ素
金雲母、カリ四ケイ素雲母粉末に下記第8表に示す組成
比になる様に調合し混合したものを、巾12X長さ40
X厚み4gmの成形体をプレス圧800緒/dにて加圧
成形し、成形体を昇温SOO℃、41x焼成温度700
〜1200℃の範囲で焼成時間4時間にて、フッ素を含
有した耐火粉末アルミナ中にて埋め焼にて焼成した。そ
のフッxi−含有した耐火粉末アルミナは、耐火粉末ア
ルミナ最大粒径lO声にフッ素源として、フッ化アルミ
ニウムとフッ化′カリウムを8:8の等量混合して使用
した、その焼結体の曲げ強度(峠/cd )を第9表に
示す。
第9表 註 壷印は比較例 89表の曲げ強度は、支持スパン201111,2等分
1魚荷重(三点法)法にて測定して求めたものである。
上記11I9表の他に、フリットとして硼ケイ酸ガラス
(a−46X 10−’)等を添加して焼結したが、曲
げ強度は680#/d程度と低かった。
119表の417焼結体の試料につき、表面及び破面の
組織を8JCM(走査電子顕微鏡)で観察したところ、
ピンホールも少なく、雲母粉末とフリットがよく濡れて
いる事が判明した。又417の試料の熱膨張係数は88
X10  (室温〜500℃)と高膨張のセラミックで
あった。更に耐熱性も温度800℃まで変化せず、スポ
ーリング抵抗も強いことが判明した。
以との如く本実施例の雲母焼結体は従来のものより強度
的に向上し、焼結晶の機械加工や完成品の使用に際して
破損するもの示殆んど無く成形用型の素材として好適な
ものであった。
実施例6 下記のgto表のモル比になるように調合した焼結助剤
の粉末とおよび最大粒径801以下望ましくは10p以
下の炭素粉末と最大粒径8#以下のフッ素金雲母を下記
の第11表の如き調合割合になるように秤量し、混合し
たものを試料寸法横40X縦12X厚さ5gをプレス圧
800に9/l:*で金型プレスにて成形し、焼成雰囲
気はN2気流中で、かつ埋め焼きにて行なった。埋め焼
き条件としては最大粒径10a以下の耐火アルミナ粉末
とフッ素源としては、フッ化アルミニウムとフッ化カリ
ウムを等量の8−8に混合して使用し、かつ炭素が酸素
と反応するのを防止するためにN2ガスを80001/
nrにて供給した。焼成条件は700〜1000℃の温
度範囲で4時間にて焼成した。その焼結体の抗折強度と
見掛比重を併せて第11表に示す。
第  10  表 第  11  表 註 壷印は比較例 上表の如く、固体潤滑剤の炭素粉末を添加したものでも
抗折強度が1000#/d程度のものが得られた。また
、11111表427の試料にて自己潤滑性を調査した
ところ、次の第12表のよりな動摩擦係数を示した。尚
、比較のために炭素を添加しな′かったもの、市販のガ
ラスセラt7り焼結体に測定した結果も掲げる。
第  12  表 第12表に示す様に本実施例の成形用型の素材となる焼
結体の動摩擦係数は0.2と低摩擦係数を示し、市販品
や、炭素粉末無添加のフッ素雲母セラミック等に比較し
、最も良好な結果を示した。
因みにフッ素雲母セラミックに、二硫化タングステンを
添加したものの焼結体は抗折強度1014 kg/d、
動°摩擦係数は0.15(実施例8#照)であり、これ
と比較すると略々類似の品質を示す。
本実施例の焼結体iよ以上のように強度も高く、動摩擦
、係数、も低く、成形用型のような摺動機材としての素
材として好適なもゐであることが分る。
実施例6 実施例2のム5の方法により6Q*5nrX140鱈の
フッ素雲母セラ芝フク焼結体ブロックを作った。これを
超硬旋盤により加工して、縦断面図が第1図G)に示す
ようなフランジ付円筒状上型、P)に示すような円環状
の外型、t→に示すようなフランジ付円筒状でフランジ
部中央が凹んでいるπ型およびに)に示すようなフラン
ジ付ビンで7ランジ部が前記下型e→の7ランジ部の凹
部Iご着脱自在に挿入できる大きさを有するものよりな
る一組の成形用型を作った。尚、外型1)には必要に応
じて補強用鋼■)(ガイド)が設けられる。この成形型
を第2図のように組立てセラミック粉末からなる成形原
料(1)を充填し、18019/dの圧力でプレスし、
HS図に示すような円環状のセラミック成形体18)を
得た。成形操作は円滑に行われ、成形型そのものには砕
損その他の異常は全く認められなかりた。
【図面の簡単な説明】
41図はフッ素雲母焼結体を素材とする本発明の成形用
型の一例を示す縦断面図、第2図は′s1図の成形型を
用い−で成形を行う状態図、第8図は成形体の斜視図。 1、・・・・・・・・・・・・成形原料   2.・・
−・・曲・・・・・fII4(ガイド)8、・・・・・
・・・・・・・成形体 代理人 弁理士   足 立  勉 (す (X) 第2図 1図 (ニ) 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、粒径8−以下のフッ素雲母を主成分とする成形体を
    フッ素含有量1〜10重量%の耐火粉末中・で埋め焼き
    して得られるフッ素雲母セラミック焼結体を素材とする
    成形用型。 1 フッ素含有量1〜10重量%の耐火粉末が、フッ化
    カリウム、フッ化アルミニウム、フッ化マグネシウム、
    フッ素雲母のいずれかの1纏又は2種以上の混合物を含
    有した粒径2〜80#のアルミナ又はムライトである特
    許請求の範囲第1項記職のフッ素雲母セラミック焼結体
    を素材とする成形用型。 8、焼結助剤又は焼結助剤と一体潤滑剤とが組合せて添
    加されている粒径8−以下のフッ素雲母を主成分とする
    成形体を、フッ素含有量1−10重量%の耐火粉末中で
    埋め焼きしてえられるフッ素雲母セラミック焼結体を素
    材とする成形用型。 t 粒径8−以下のフ与素婁母に対し、焼結助剤が5〜
    60重量%1体−滑剤が0.5〜85重盪%添加されて
    いる特許請求の範囲第8項記載のフッ素雲母セラミック
    焼結体を素材とする成形用型。 5、フッ素含有量1〜10重量%の耐火粉末がフッ化カ
    リウム、フッ化アルミニウム、フッ化マグネシウム、フ
    ッ素雲母のいずれかl橋又は2纏以上の混合物を含有し
    た粒径2〜80#のアルミナ又はムライトである特許請
    求の範囲118項記載のセラミック焼結体を素材とする
    成形用型。 6、焼結助剤が、フッ化物混合物、アルカリ金属、亜鉛
    及び/又はアルカリ土類金属の酸化物−リン酸系フリ、
    トのいずれか、一体潤滑剤が、二硫化タングステン、炭
    素のいずれかである特許請求の範囲第8項記載のフッ素
    雲母セラilり焼結体を素材とする成形用型。 L 焼結助剤としてのフッ化物混合物は、1価のフッ素
    化合物であるLiF’、’ Nap、 KFのうち1種
    以上が0〜2モル比、2価のフッ素化合物である0aF
    u、Mgl’ス、BaF友のうち1櫨以上が8〜8モル
    比、ム五に?1が0〜8モル比、8i0!が4〜10モ
    ル比で含量が7〜20モル比の割合である特許請求の範
    囲第6項記載のフッ素雲母セラミック焼結体を素材とす
    る成形用型。 8、焼結助剤としてのアルカリ金属、亜鉛及び/又はア
    ルカリ土類金属の酸化物−リン酸系フリフトカ、フリッ
    トに対し、FtOs40〜75モル%、及び0aO1B
    ad1ZnO1KtO,Btus、 MgO及びムI 
    t’sからなる鮮から選ばれた1f!1以上のアルカリ
    金属又はアルカリ土類金属の酸化物20〜55モル%を
    含有し、かつ、これらの合量が前記フリットの90モル
    %以上である特許請求の範囲第6項記載のフッ素雲母セ
    ラミック焼結体を素材とする成形用型。 9、 フリット中のアルカリ金属、亜鉛及び/又はアル
    カリ土類金属の酸化物が、フリットに対し、C烏00〜
    56モル%、BaO9〜40モル%、ZuOQ 〜20
    モル%、にgo 0〜20 モル%、Btus  0〜
    20モル%、MgO0〜20モル形及びムlx’s  
    Q 〜20モル%含有されている特許請求の範囲第8項
    記載のフッ素雲母セラミック焼結体を素材とする成形用
    型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03272815A (ja) * 1990-02-27 1991-12-04 Nippon Tungsten Co Ltd 樹脂材成形用モールド

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