JPS5879504A - 中空糸膜装置のリ−ク補修方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、中空糸膜な用いた物質移動装置のリーク箇所
補修方法に関する。

中空糸膜な用いた液体、気体等の物質移動装置は、海水
の脱塩装置、工業用廃水処理装置。

う１ 空気浄化装置２人工腎臓、血液ｒ過、腹水処理。

人工心肺など、各種分野で実用化されている。

中空糸膜を用いた装置は、その少なくとも開口部一端を
プラスチック等の筒体内に接着剤を用いて接着し組立て
られるが、いわゆるリークがないことが必要不可欠の条
件である。

しかしながら２種々な要因で中空糸膜装置にはリークが
発生する。例えば中空糸膜自身にピンホールが発生して
いたり、あるいは中空糸膜装置の加工工程で、中空糸膜
が外力により損傷を受けてピンホールを発生したつ、切
断したりするために装置にリークを発生させるｌ因とな
る。

また、中空糸膜と接着剤との接着不良や装置外筒と接着
剤との接着不良によるリークが発生することもある。従
って中空糸膜装置が物質移動装置としての機能を充分に
果すためにはこれらのリークを完全に補修することが必
要である・リーク補修法については、８ｉ々の補修方法
が採用され実用化されている。例えばリーク箇所にドリ
ルで穴をあケ、＃ドリル穴に融解した′熱可畿性ポリマ
ーを充填して冷却固化する方法Ｃ％開昭５０−１４９１
８０号）では、微小なリーク箇所には充填が困離で、操
作も複雑であり、さらに接着端間の接着剤との接着性が
悪く剥離する恐れがある。円筒形又は円錐形の物体でリ
ーク発生の中空糸膜の開目端を密栓する方法（特開昭５
１−３２４８７号）では、中空糸膜自身のリークしか補
修できない欠点かある。

さらにリーク中空糸膜の結節によるリーク補修方法（４
Ｉ開昭５３−１０４５７７号）では２作業が非常に困確
となるので実用的ではない。

そこで本発明者らは、かかる欠点について。

容易に、確実に補修する方法を確立するために鋭意検討
を重ねた結果、すべてのリークが簡単な操作により完全
に補修できる方法を確立するにいたった。

すなわち本発明は、中空糸膜を充填してなる装置の中空
糸展開口端をもつ接着端面上のＩＪ　−り箇所を穿孔し
、ｌ＊孔に接着剤を注入し固化した後に、該接着剤を前
記接着端間と同じ平面で切断することを特徴とする中空
糸膜装置のリーク補修方法である。

本発明で用いる中空糸膜は、液体、気体の処理に使用で
きるものであればいかなるものでもよ（、再生セルロー
ス、ＰＶＡ系、ポリアンド系、ポリアクリロニトリル系
、ポリスルホ／系。

ポリオレフィン系等各種のものが使用できる。

またその内径は３０〜３０００μ程度、膜厚は５〜１５
００μ程度のものが使用でき木。これら・の中空糸膜を
数千率から数万本に集束し、−束又は二層数束として筒
体内に収容する。筒体はその目的、用途に応じて材質、
形状２寸法共に種々変更することができる。例えば材質
ではポリプロピレン、ポリカーボネート等のプラスチッ
クや金属、ガラス製のものがあり、形状では円筒状、長
矩形状などの筒体が用いられる。所定の筒体に収容され
た中空糸膜は、少なくともその一端をポリウレタン樹脂
、シリコーン樹脂。

エポキシ樹脂等の適当な接着剤で収束固定される。接着
剤で固定された中空糸膜端部は中空糸に開口をもたせる
ように接着部分を切断する。

この中空糸展開口端をもつ接着端面において。

本発明のリーク補修を行う。

以下２図面によって説明すると、第１図は中空糸膜な用
いた物質移動装置の例を示すもので。

中空糸膜（２）は筒体（１）の両端開口部で集束され。

接着剤（３）Ｋよって固定されている。（４）は接着端
面でありこの面に中空糸中空部が開口している。

第２図は中空糸接着部の部分拡大図で、リー状態の例で
ある。また該孔（５）は接着剤を注入するための孔であ
り、なおかつリーク箇所を封止するものであり、実質的
には円筒形または円錐形のものが最も開口が簡単である
が、多角形の断面を有する孔でも使用できる。紋穴の寸
法に関しては、深さは、封止して実用に耐えれるもので
あれはい（らでも曳いが２作業効率を考えればｒ’−１
０ｗｎ程度が適当である。また、直径はリーク箇所の大
きさよりは大きい範囲内で。

装置の機能を低下させないためＫできるだけ小さくする
ことが好ましく１例えば中空糸膜ビンホールによるリー
クならば１〜５１１１１１ぐらいが適当である。

第３図は接着端面（４）のリーク箇所にドリルで孔をあ
け、該孔に接着剤（６）を注入せしめ、固化した状態の
例である。

また、該接着剤を孔に注入せしめる際に、接着端面（４
）よりやや盛り上がっていることが大切である。なぜな
ら接着端面よりも沈降していると、その部分に被処理液
中の溶質などが溜り°。

リーク付近の正常な機能をもつ中空糸膜までもが詰まる
恐れかあるからである。

第４図は第３図で接着剤が固化した後接着端面と同じ平
面で切断した状態を示す。

第４図に示すように接着剤（６）を接着端面と同じ平面
で切断せずに第３図の状態で放置しておくと、注入した
接着剤付近の溶液の流れが不規則にな゛す、溶質等が溜
る恐れがある。したがって接着端面と同じ平面で切断す
ることが重要である。

リーク箇所に注入する接着剤は特に限定されるものでは
ないが、中空糸膜なモジュールの筒体内に接着シールし
ている接着剤と同一種類のものが接着性の点から好まし
い。

上記で述べた本発明による中空糸膜装置のリーク補修方
法を実施すれば、いかなるリークでも容易に、確実に補
修することができる。

以下実施例により本発明を説明する。

実施例１ 内径２００ミクロン、膜厚１６ミクロンをもつ再生セル
ロース中空糸膜１５０００本を、外径５０ａｓ、長さ２
５０ｍのポリカーボネート製筒体に集束し１両端をエポ
キシ樹脂で接着する。

接着剤が十分固化した後、中空糸展開口端が出るように
切断する。この装置の端面を水中に浸漬し中空糸膜外側
より加圧ガスを供給したところ１両端部の３箇所から気
泡が発生していた。

このことから、リーク箇所は両端部ともに３箇所である
ことが確認された。

装置の両端面のリーク箇所（気泡発生箇所）Ｋドリルで
直径２■、深さ４簡の孔をあけ、リーク箇所開口部を乾
燥後、エポキシ樹脂な腋孔に注入し、樹脂を固化させた
。両端面のリーク箇所に注入した樹脂を接着端面と同じ
平面で切断した。補修後の装置を再度リークテストした
が、リークは全（認められなかった。

実施例２ 多孔質ポリエチレン中空糸膜な６０００本収束して２両
端開口の中空糸膜装置を作成した。

中空糸膜の有効長が１５ｃｓｔＫなるように、ポリウレ
タン樹脂を用いて中空糸膜を接着シールした。モジュー
ルのリーク検査を実施したところ。

中空糸開口端をもつ接着両端面にそれぞれ２箇所のリー
クを検出した。

リーク箇所にドリルで直径２ｍｐ　深さ３諺の孔をあケ
、該孔に先の鋭利な針状の導具を使いポリウレタン樹脂
を注意深（注入した。両端面に注入したポリウレタン樹
脂か固化後、注入したポリウレタン樹脂を装置の接着端
面と同じ平面になるように切断した。補修後のモジュー
ルを再度リークテストしたところ、全くリーク７は認め
られず完全圧リークを補修できたことがわかった。

【図面の簡単な説明】

第１図は中空糸膜装置の概略図、第２図はリーク箇所を
穿孔した状態での中空糸接着部断面の部分拡大図である
。第３図は該孔に接着剤を１・・・・・筒体 ２・・・・・中空糸膜 ３・・・・・接着部 ４・・・・・接着端面 ５・・・・・リーク補修のための孔

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）中空糸膜を充填してなる装置の、中空糸展開目端を
   もつ接着端面上のリーク箇所を穿孔し、接着剤を該孔に
   注入し固化した後に、該接着剤を前記接着端面と同じ平
   面で切断することを特徴とする中空糸膜装置のリーク補
   修方法。 ２）　　＋７−り箇所に注入せしめる接着剤が、中空糸
   展開口端をもつ接着端面を成形するに用いた接着剤と同
   一種類の接着剤であることを特徴とする特許請求の範囲
   ｔＸ１項記載の中空糸膜装置のリーク補修方法。