JPS587822Y2 - 2 キヨクモ−タコウセイ - Google Patents

2 キヨクモ−タコウセイ

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Publication number
JPS587822Y2
JPS587822Y2 JP1973057652U JP5765273U JPS587822Y2 JP S587822 Y2 JPS587822 Y2 JP S587822Y2 JP 1973057652 U JP1973057652 U JP 1973057652U JP 5765273 U JP5765273 U JP 5765273U JP S587822 Y2 JPS587822 Y2 JP S587822Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gap
magnetic
magnetic pole
magnetic poles
rotor
Prior art date
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Expired
Application number
JP1973057652U
Other languages
English (en)
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JPS506311U (ja
Inventor
仁和省吾
前川展輝
Original Assignee
松下電工株式会社
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Publication date
Application filed by 松下電工株式会社 filed Critical 松下電工株式会社
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Publication of JPS506311U publication Critical patent/JPS506311U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はステータ磁極の形状により自己起動特性をもた
せた小型同期モータにおいて、概形状に若干の改良を加
えることにより、減磁作用を軽減し起動不良や税調を防
止することを目的とするものである。
従来の二極モータは第2図に示すように、ロータ1の中
性点附近で両磁極の端部2,3間の空隙により減磁が起
こり易く起動不良や脱調の原因になっていた。
本考案は第2図におけるロール軸4より見た両磁極の開
き角度θを、第1図のようにθ2−θ、(Oとすること
により、すなわち両磁極の端部同士を図の如く重複させ
ることにより、減磁作用を軽減せんとするものである。
以下第1図の実施例により、本考案の構成を説明すると
、一対のステータ磁極間に永久磁石ロータ1を配した同
期モータにおいて、各磁極面とロータとのギャップを磁
極中心の両側で非対称とし、一方の磁極のギャップの大
きい端部2と他方の磁極のギャップの小さい端部3とを
斜めの空隙を隔てて重複するように形成した二極モータ
である。
一般に永久磁石ロータは材料としてフェライトを使用し
ているので、温度の変化に対して起磁力の変化が大きく
、この起磁力の変化のためにステータ6のコイル5に流
れる電流の位相がずれ減磁作用を起こすのであるが、こ
れが著しいときは起動不良や脱調の原因とりる。
最も減磁が生じ易いのは第1図にAで示した部分であり
、本考案はこの部分での反作用起磁力を軽減するために
両磁極の端部2,3を重複させ、この部分におけるパー
ミアンスを高くしたものである。
例えば異方性フェライト磁石にあっては第3図の如く屈
曲点Pを有しているが、前述の説明の如〈従来の磁極構
造テ1d(=(7)パーミアンス係数はOXであり、外
部許容磁界はHXとなる。
しかるに本考案に於ける磁極ではパーミアンス係数がO
Yとなり、外部許容磁界はHYとなり、従来の二極モー
タの特性を大きく向上したものである。
また実際にロータ径14φ咽で行なった減磁試験では印
加アンペアターンに対する減磁の割合(ロータからステ
ータコイルに鎖交する磁束の減少率)は、第4図に実線
で示すとおりであり、破線で示した従来のものの特性に
比して大きく向上したものである。
即ち本考案にあっては磁極の重複部のないものに比して
約30%程減磁を少なくすることができるのである。
ステータの構造により減磁作用を軽減したものとして実
公昭35−20320号が公知であるが、これは第5図
に示すように、上下の固定子板6゜6′をそれぞれ一体
にして部品点数を少くし組立を容易にする必要から、磁
極相互に橋絡部1を設け、同時に回転の円滑化をはかっ
たものである。
しかし、このような構造はアンペアターンの損失が著し
く、また機械的強度の制約があってとぐにフェライト回
転子を用いる場合などには設計がきわめて困難である。
また本考案の上記の構成は二極モータの自己起動特性を
得るための磁極の形状と密接な関係がある。
すなわち、磁極相互間に重複部分を設けようとすると、
必らず一方の磁極の端部が他方の磁極の端部よりロータ
とのギャップが大きくなり非対称になるのであるが、本
考案はとの構成を自己起動に利用した点を特徴としてい
る。
第2図の従来例においても、ロータの磁極の中心が常に
固定子磁極の中心から一定方向にずれた位置で停止し、
起動方向を規定するように固定子磁極の形状を磁極中心
に関して非対称にしているが、第1図の本考案構成に釦
いて、両磁極端部が空隙を隔てて重複した構造が、上記
のギャップの非対称な構造と互いに利用し合っているの
である。
渣た本考案を第5図の従来例と比較すれば、本考案の場
合は重複部分のギャップを任意に設定することによって
、磁極端部の機械的強度に関係なく減磁率を調節できる
が、第5図の場合は減磁率の調節は橋絡部の機械的強度
に制約され、実際には磁性材料の透磁率が空気の透磁率
と比べて著しく大きいために、最小限必要な強度を維持
する形状に定1つてし昔い、設計上の自由度に著しい制
約を受けるという問題がある。
上述のように、本考案によれば斜めのギャップを隔てて
磁極相互に重複部を形成するという独自の構成により、
実質的に上記目的の達成を可能にし、機械的強度に制約
されずにギャップの間隔により磁気抵抗を任意に加減で
き、かつそれによるギャップの非対称を自己起動に利用
し得るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、第2図は同上の
従来例の縦断面図、第3図は磁界の強さを横軸にとり磁
束密度を縦軸にとったときのパーミアンス係数及び外部
許容磁界を示す説明図、第4図はコイルのアンペアター
ンを横軸にとり減磁率を縦軸にとったときの減磁率特性
図、第5図は他の従来例の斜視図であって、1はロータ
、2および3はステータ磁極の端部、4は回転軸を示す
ものである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対のステータ磁極間に永久磁石ロータを配した同期モ
    ータにおいて、各磁極面とロータとのギャップを磁極中
    心の両側で非対称とし、一方の磁極のギャップの大きい
    端部と他方の磁極のギャップの小さい端部とを斜めの空
    隙を隔てて重複するように形成してなる二極モータ。
JP1973057652U 1973-05-15 1973-05-15 2 キヨクモ−タコウセイ Expired JPS587822Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1973057652U JPS587822Y2 (ja) 1973-05-15 1973-05-15 2 キヨクモ−タコウセイ

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JP1973057652U JPS587822Y2 (ja) 1973-05-15 1973-05-15 2 キヨクモ−タコウセイ

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Publication Number Publication Date
JPS506311U JPS506311U (ja) 1975-01-23
JPS587822Y2 true JPS587822Y2 (ja) 1983-02-10

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ID=28213889

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1973057652U Expired JPS587822Y2 (ja) 1973-05-15 1973-05-15 2 キヨクモ−タコウセイ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5823B2 (ja) * 1975-11-15 1983-01-05 松下電工株式会社 カンシヒヨウジソウチ

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Publication number Publication date
JPS506311U (ja) 1975-01-23

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