JPS587699Y2 - アツデンシンドウシノシジソウチ - Google Patents
アツデンシンドウシノシジソウチInfo
- Publication number
- JPS587699Y2 JPS587699Y2 JP9992375U JP9992375U JPS587699Y2 JP S587699 Y2 JPS587699 Y2 JP S587699Y2 JP 9992375 U JP9992375 U JP 9992375U JP 9992375 U JP9992375 U JP 9992375U JP S587699 Y2 JPS587699 Y2 JP S587699Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibrator
- substrate
- base
- piezoelectric vibrator
- rubber
- Prior art date
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- Expired
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- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、圧電振動子を固着せしめる支持装置に関する
ものである。
ものである。
この種の技術として、従来より第1図に示すような音叉
形水晶振動子の支持装置が知られている。
形水晶振動子の支持装置が知られている。
即ち、第1図において、音叉形水晶振動子は、脚部1お
よび基部2からなり、基部2と支持台4との間に銀が倉
入した導電接着剤または半田付による固着剤3を介在し
て固着し、脚部1に設けられた励振電極7を基部2まで
のばした接続電極8と外部引出線5とを電気接続するた
めのリード線6が使用されている。
よび基部2からなり、基部2と支持台4との間に銀が倉
入した導電接着剤または半田付による固着剤3を介在し
て固着し、脚部1に設けられた励振電極7を基部2まで
のばした接続電極8と外部引出線5とを電気接続するた
めのリード線6が使用されている。
ところで、第1図に示すような固着技術は、特性面にお
いて、機械的強度の点で優れているが、振動子をケース
底板9とケースカバー(図示せず)からなるケースに収
容する振動子の振動波が固着剤3を通して支持台4およ
びケースに伝ばし、ケースへの音響リークが発生するた
め、音響損失の影響から振動子の共振尖鋭度Qおよび直
列共振抵抗値CIならびに周波数温度特性等の圧電振動
子特有な電気的諸特性を劣化せしめていた。
いて、機械的強度の点で優れているが、振動子をケース
底板9とケースカバー(図示せず)からなるケースに収
容する振動子の振動波が固着剤3を通して支持台4およ
びケースに伝ばし、ケースへの音響リークが発生するた
め、音響損失の影響から振動子の共振尖鋭度Qおよび直
列共振抵抗値CIならびに周波数温度特性等の圧電振動
子特有な電気的諸特性を劣化せしめていた。
また、このような音響リークの発生の他に、振動子の基
部面の固着において、支持台4と可なり広い面で固着し
ているため、前述した電気的諸特性を更に劣化せしめて
いた。
部面の固着において、支持台4と可なり広い面で固着し
ているため、前述した電気的諸特性を更に劣化せしめて
いた。
本考案者は、以上記述した問題点について鋭意研究を重
ねた結果、前述した音響リークの原因に対し音叉形水晶
振動子の基部面と支持台とを固着する固着剤そのものに
よる影響が大であることおよび振動子の共振尖鋭度Q等
の振動子特有な電気的緒特性劣化の原因に対し振動子の
基部面と支持台との固着個所が不適当であることを見出
し、最も適当な固着剤の選択およびその使用個所に注目
して本考案をなすに至った。
ねた結果、前述した音響リークの原因に対し音叉形水晶
振動子の基部面と支持台とを固着する固着剤そのものに
よる影響が大であることおよび振動子の共振尖鋭度Q等
の振動子特有な電気的緒特性劣化の原因に対し振動子の
基部面と支持台との固着個所が不適当であることを見出
し、最も適当な固着剤の選択およびその使用個所に注目
して本考案をなすに至った。
本考案は、圧電振動子を固着せしめる支持装置において
、該振動子の形状は少なくとも保持される部分が4角形
底面を有する矩形板であり、該4角形底面近傍の4側面
を基板の貫通穴に挿入し、かつ、該4角形底面と該基板
とがゴム質固着剤を介在してケース底板の絶縁物表面に
固着して構成されていることを特徴とする圧電振動子の
支持装置である。
、該振動子の形状は少なくとも保持される部分が4角形
底面を有する矩形板であり、該4角形底面近傍の4側面
を基板の貫通穴に挿入し、かつ、該4角形底面と該基板
とがゴム質固着剤を介在してケース底板の絶縁物表面に
固着して構成されていることを特徴とする圧電振動子の
支持装置である。
ここで、本考案の圧電振動子とは、例えば水晶、タンタ
ル酸リチウム、ニオブ酸リチウムおよび圧電セラミック
等の圧電体から成る圧電振動子であり、ゴム質固着剤と
は、例えば電気絶縁特性を有するものとして天然ゴム、
ポリイソプレンゴム、ネオプレンゴム、スチレン・ブタ
ジェンラバー、ニトリルゴム、およびシリコンゴム等な
らびに導電性を有するものとしてエラストマー・コメリ
ックス(藤倉化或の商品名)等のゴム質固着剤である。
ル酸リチウム、ニオブ酸リチウムおよび圧電セラミック
等の圧電体から成る圧電振動子であり、ゴム質固着剤と
は、例えば電気絶縁特性を有するものとして天然ゴム、
ポリイソプレンゴム、ネオプレンゴム、スチレン・ブタ
ジェンラバー、ニトリルゴム、およびシリコンゴム等な
らびに導電性を有するものとしてエラストマー・コメリ
ックス(藤倉化或の商品名)等のゴム質固着剤である。
以下、本考案をその実施例の図示を以って説明する。
第2図は、音叉形水晶振動子の場合の一実施例であって
、その組立図である。
、その組立図である。
同図において、音叉形水晶振動子の脚部1に屈曲振動す
べき励振電極7が配置され、更に基部2(基部2のうち
、2、が主面、2□が側面および23が底面を指し、主
面2□と側面22の各対向両面で4側面を威す。
べき励振電極7が配置され、更に基部2(基部2のうち
、2、が主面、2□が側面および23が底面を指し、主
面2□と側面22の各対向両面で4側面を威す。
)の側面2□まで接続電極8が配置されている。
基板10は、エポキシ樹脂等の絶縁物から成る板であっ
て、その中央に、基部2の4角形底面23近傍の4側面
を挿入できる貫通穴11と、基板10の周縁部に、2本
の外部引出線5が接触しない程度に大きい引出線穴12
とを設けている。
て、その中央に、基部2の4角形底面23近傍の4側面
を挿入できる貫通穴11と、基板10の周縁部に、2本
の外部引出線5が接触しない程度に大きい引出線穴12
とを設けている。
そして基板10の表面には、貫通穴11の端部から引出
線穴12をかこむ部分までプリント配線13が施されて
いる。
線穴12をかこむ部分までプリント配線13が施されて
いる。
ケース底板16は、ガラス材等の絶縁物14の中に植設
された2本の外部引出線5を有し、絶縁物14の側面を
形成させる金属リング9から成る。
された2本の外部引出線5を有し、絶縁物14の側面を
形成させる金属リング9から成る。
基板10と絶縁物14との間にシリコンゴム15を介在
して、振動子を固着せしめ、接続電極8とプリント配線
13およびプリント配線13と外部引出線との間を導電
性固着剤を塗付して電気接続する。
して、振動子を固着せしめ、接続電極8とプリント配線
13およびプリント配線13と外部引出線との間を導電
性固着剤を塗付して電気接続する。
なお、接続電極8とプリント配線13との間の電気接続
は半田付でもよい。
は半田付でもよい。
第3図は、以上説明した構成の断面を示す図である。
なお、貫通穴11の大きさは、第3図に示すように基部
2の長手方向断面において、主面21の対向両面と接触
しない程度であって、側面22の対向両面と嵌合できる
程度であれば望ましい。
2の長手方向断面において、主面21の対向両面と接触
しない程度であって、側面22の対向両面と嵌合できる
程度であれば望ましい。
また逆に、プリント配線13が主面2□の側に相当する
基板10の端部に施されている場合(J!I]ち第2図
で示す貫通穴11の長い寸法の周縁部に施されている場
合)、貫通穴11の大きさは、側面2□の対向両面と接
触しない程度であって、主面2、の対向両面と嵌合でき
る程度であれば望ましい。
基板10の端部に施されている場合(J!I]ち第2図
で示す貫通穴11の長い寸法の周縁部に施されている場
合)、貫通穴11の大きさは、側面2□の対向両面と接
触しない程度であって、主面2、の対向両面と嵌合でき
る程度であれば望ましい。
なぜならば、側面2□および主面2□のそれぞれの対向
両面において共に嵌合できる程度の大きさを貫通穴11
が持っていたならば、振動子の支持装置として、機械的
強度の点で十分満足しても、圧電振動子の電気約諾特性
を多少なりとも劣化せしめることがあるからである。
両面において共に嵌合できる程度の大きさを貫通穴11
が持っていたならば、振動子の支持装置として、機械的
強度の点で十分満足しても、圧電振動子の電気約諾特性
を多少なりとも劣化せしめることがあるからである。
このように構成された音叉形水晶振動子の支持装置によ
れば、振動子の振動波が基板10に伝ばしても、弾性的
には絶縁物14、外部引出線5および金属リング9とは
分離しているので、音響リークの発生を防止することが
できる。
れば、振動子の振動波が基板10に伝ばしても、弾性的
には絶縁物14、外部引出線5および金属リング9とは
分離しているので、音響リークの発生を防止することが
できる。
更に、外部から振動および衝撃に対しても、音叉形水晶
振動子の基部2と基板10とが一体化し、かつ基板10
と絶縁物14とがゴム質固着剤(実施例ではシリコンゴ
ム15)を介在して面で固着されているため、十分耐え
ることができる。
振動子の基部2と基板10とが一体化し、かつ基板10
と絶縁物14とがゴム質固着剤(実施例ではシリコンゴ
ム15)を介在して面で固着されているため、十分耐え
ることができる。
以上実施例では、圧電振動子として音叉形水晶振動子を
取上げたが、本考案はこれに限定されるものでなく、圧
電物質として前述した通りの圧電体を含み、形状として
厚み振動姿態で励振する矩形板であってもよい。
取上げたが、本考案はこれに限定されるものでなく、圧
電物質として前述した通りの圧電体を含み、形状として
厚み振動姿態で励振する矩形板であってもよい。
即ち、保持する部分が4角形底面を有する矩形板であれ
ばよい。
ばよい。
この厚み振動姿態の実施例は第4図で示され、同図のイ
は表面図、口はA−A断面図およびハは上面図である。
は表面図、口はA−A断面図およびハは上面図である。
ここで、厚み振動水晶振動子17は矩形板であって、そ
の両生面上に厚み振動すべき励振電極18.19と、接
続電極20.21とが配置されている。
の両生面上に厚み振動すべき励振電極18.19と、接
続電極20.21とが配置されている。
その他の構造については前記実施例と同様であることか
ら、同一符号をもって説明に代える。
ら、同一符号をもって説明に代える。
第1図は従来技術の音叉形水晶振動子の支持装置を示す
説明図、第2図および第3図は本考案の一実施例である
音叉形水晶振動子の支持装置を示す説明図であって、第
2図が組立図、第3図が断面図、ならびに第4図は本考
案の他の一実施例である厚み振動水晶振動子の支持装置
を示す説明図であって、同図のイが表面図、ロA−A断
面図およびハが上面図である。 2・・・・・・矩形板、10・・・・・・基板、11・
・・・・・貫通穴、14・・・・・・絶縁物、15・・
・・・・ゴム質固着剤、16・・・・・・ケース底板。
説明図、第2図および第3図は本考案の一実施例である
音叉形水晶振動子の支持装置を示す説明図であって、第
2図が組立図、第3図が断面図、ならびに第4図は本考
案の他の一実施例である厚み振動水晶振動子の支持装置
を示す説明図であって、同図のイが表面図、ロA−A断
面図およびハが上面図である。 2・・・・・・矩形板、10・・・・・・基板、11・
・・・・・貫通穴、14・・・・・・絶縁物、15・・
・・・・ゴム質固着剤、16・・・・・・ケース底板。
Claims (1)
- 圧電振動子を固着せしめる支持装置において、該振動子
の形状は少なくとも保持される部分が4角形底面を有す
る矩形板であり、該4角形底面近傍の4側面を基板の貫
通穴に挿入し、かつ、該4角形底面と該基板とがゴム質
固着剤を介在してケース底板の絶縁物表面に固着して構
成されていることを特徴とする圧電振動子の支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9992375U JPS587699Y2 (ja) | 1975-07-18 | 1975-07-18 | アツデンシンドウシノシジソウチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9992375U JPS587699Y2 (ja) | 1975-07-18 | 1975-07-18 | アツデンシンドウシノシジソウチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5213785U JPS5213785U (ja) | 1977-01-31 |
JPS587699Y2 true JPS587699Y2 (ja) | 1983-02-10 |
Family
ID=28581479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9992375U Expired JPS587699Y2 (ja) | 1975-07-18 | 1975-07-18 | アツデンシンドウシノシジソウチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS587699Y2 (ja) |
-
1975
- 1975-07-18 JP JP9992375U patent/JPS587699Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5213785U (ja) | 1977-01-31 |
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