JPS587466Y2 - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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JPS587466Y2
JPS587466Y2 JP13343081U JP13343081U JPS587466Y2 JP S587466 Y2 JPS587466 Y2 JP S587466Y2 JP 13343081 U JP13343081 U JP 13343081U JP 13343081 U JP13343081 U JP 13343081U JP S587466 Y2 JPS587466 Y2 JP S587466Y2
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speed
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鴻谷豊
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キヤノン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は音声信号等のピッチを変えることなく、再生時
間を調整することができる再生装置に関するものである
一般の音声再生装置に於て音声信号を再生する場合は、
記録時と同じ時間関係で再生がなされている。
しかしながら該再生装置では、再生される音声を聴きな
がら速記する場合等、その内容をゆっくりと聴取したい
とき、あるいは逆に緩やかなペースで話された音声を高
速度で聴取したいときに再生時間をその記録時間と異に
すると、音のピッチが変わり、その結果明瞭度が失われ
てしまって上記の要求を満足することができない。
この問題を解決するために、記録時の音のピッチを変え
ることなく再生時間のみを伸長または圧縮するという方
法が考えられる。
そのひとつは「回転ヘッドを用いてサンプリングする方
法」であり、捷た他のひとつは本件出願人が先に特願昭
45−1285号「音声信号のピッチ変換装置」で提示
した如き「再生信号をサンプリングし、それを更に細分
割して記憶手段に書き込み、これを読み出す際に書き込
み時とは異なる時間関係で読み出す方法」である。
本考案は後者の方法に属する再生装置の提供を目的とす
るものである。
すなわちサンプリング時間を一定とし、最終的に伸長あ
るいは圧縮される信号の時間幅を再生速度と連関する信
号によって変化せしめる再生装置、特に再生速度を変化
しうる再生手段と、前記再生速度と連関する信号を発生
する信号発生手段と、前記再生手段によって再生された
信号をサンプリングするサンプリング手段と、該サンプ
リング手段によってサンプリングされた信号を記憶する
記憶手段と、前記サンプリング手段によってサンプリン
グされた信号を細分割する細分割手段と、該細分割手段
によって細分割された信号を前記信号発生手段によって
発生せられる信号にしたがって出力する出力手段とを有
する再生装置を提供しようとするものである。
1ず本考案の属する方法による再生装置の原理、すなわ
ち再生信号をサンプリングし、それをさらに細分割して
記憶手段に書き込み、これを読み出す際に書き込み時と
は異なる時間関係で読み出すことにより記録時の音のピ
ッチを変えずに再生時間のみを伸長あるいは圧縮するこ
とができることを説明する。
い捷一定の周波数fの信号を記録し再生する場合を考え
る。
該信号を記録時と同じ速度で再生した場合、第1図イに
示すような周波数fの再生信号が得られる。
そして該再生信号から一定時間Tでサンプリングされた
サンプリング信号には、第1図口に示すように該一定時
間Tの間に正弦波がTf周期分存在する。
また再生時間を記録時間のn倍にすれば、再生時の周波
数は第1図へに示すようにf / nとなり時間Tの間
に正弦波がT・f/n周期分存在する。
い1第1図二に示すように時間Tをm等分し、T/m時
間ごとに前記サンプリング信号の信号レベルを記憶手段
に書き込んでいく。
すなわち時間Tに存在する再生信号がm個に細分割され
、その細分割信号レベルが順次記憶される。
なおmの値はサンプリング定理により、記録・再生する
周波数fとの関係に於てm/T≧21であれば原信号を
充分明瞭に聴取しうろことが知られている。
次に上記の如く記憶手段に書き込1れたm個の細分割信
号を、第1図ホに示すようにT/m−1/n時間ごとに
読み出すとT/n時間でm個の信号を読み出すことがで
きる。
すなわち記憶された信号二の時間間隔TはT / nに
圧縮される。
再生信号ハの時間幅Tに対して、すなわち各々のサンプ
リング信号に対して正弦波がT・f/n周期分存在した
ので、記憶手段から読み出された信号ホのT/nの間に
も正弦波がT−f/n周期分存在する。
よってこの読み出された信号ホの周波数は第1図へに示
すようにfとなる。
すなわち再生時間を録音時間のn倍とした場合、記憶手
段から読み出す時間を該記憶手段に書き込む時間の1
/ nにすることによって記録時の音のピッチを変えず
に再生時間のみ伸長または圧縮することができる。
人間の声の基本周波数は男性で約100〜1.70Hz
(周期約6〜10m5ec)、女性で約250〜50
0H2(周期約2〜4m5ec)である。
ことが知られている。
また基本周波数がピッチとして聴取されるためには一定
周期の波が適当な回数以上繰り返して継続することが必
要であり、この回数は周波数100〜500 Hzの範
囲では3回程度である。
したがって前記記憶手段へ記憶する際のサンプリング時
間を読み出し時の時間T/nに換算してT / n =
30 m sec程度に設定することにより人間の声
の伸長または圧縮が可能となる。
いtlOKHzlでの帯域の音声を記録再生する場合を
考える。
記録時のn倍の時間で再生すると再生信号の最高周波数
fはl0XIO”、1/nHz となる。
ここで、サンプリング定理m / T≧2fからm/T
=2fの場合を考え、fをf−10XI O”−1/n
、T/nをT/n=30Xio”seeに設定したと
すれば m=2X(i0X103XI/n)XT 2X10X103Xl/nX30X10−3Xn=60
0 となる。
すなわち上記後者の方法を装置化する場合前記記憶手段
として少なくとも600個の記憶素子が必要となるもの
である。
従来−上記の如く多数の記憶素子を小型に1−かも安価
にテープレコーダ等に組み込むことはほとんど不可能で
あった。
しかるに近年IC技術の発展に伴い大容量のアナログメ
モリ素子が開発され、電荷転送デバイスのひとつである
パケット・ブリゲート・デバイス(以下BBDと略す)
あるいは電荷結合デバイス(CCD)等が実用化されて
いる。
特にBBDは標本数数百、S/N比60 dB。高周波
歪0.5係以下で、しかも製造コストが安く極めて小型
に1とめることが可能である。
したがって後述するように本発明の再生装置に於ける前
記記憶手段としては上記BBDを用いることが望1しく
、そうすることによって前記再生装置は一般のオーディ
オ機器にも充分組み込むことが可能となるのである。
次に、前述の後者の方法に属する再生装置に於て記録時
とは異なる時間で記録信号を再生するにあたり、再生信
号のピッチを記録信号のピッチと同じにするには前記記
憶手段に書き込む際のクロックパルスの周波数11と該
記憶手段から読み出す際のクロックパルスの周波数12
との間に12=nf1 なる関係が成立する必要がある
ここでnは記録時間と再生時間の時間比を示す。
つ捷り該再生装置に於ては発振周波数11なるクロック
ハルスト発振周波数f2なるクロックパルスの各各を別
々に発生させるために少くとも2個の発振器を必要とす
る。
い捷サンプリング時間を一定にするために、記憶手段へ
の書き込み時のクロックパルスの周波数11を一定にし
、再生時間比nを所望の値に設定したとすれば、読み出
し時のクロックパルス周波数12は必然的に前記f2−
nf1の関係を満足する値に設定しなければならない。
しかるに時間比nの設定および周波数12の設定は実際
には可変抵抗器等を用いて行なわれることが多く、その
場合ふたつの可変抵抗器を操作して前記f2−nf1の
関係を保持することは非常な困難を伴い設定値を連続的
に変えることが技術的に困難である。
したがって再生時間の伸長および圧縮も連続的に任意に
設定することができない。
本考案は上記諸点に鑑みてなされたものである。
すなわち本考案による再生装置は書き込み時のクロック
パルス周波数11を一定にし、読み出し時のクロックパ
ルス周波数12と記録媒体の再生速度とを互に連関させ
て変化せしめるようにしたことによって再生時間の連続
的な伸長および圧縮を容易に可能にするものである。
以下、図面にしたがい本望者の一実施例を詳細に説明す
る。
第2図は本考案による再生装置の一実施例の構成ブロッ
ク図である。
1は記録媒体としての記録再生用磁気テープ、2はキャ
プスタン、3はピンチローラ−14はテープ供給り・−
ル、5はテープ巻取リールであり、キャプスタン2が後
述するモータ7の回転にしたがって回転することにより
テープ1の走行がなされる。
6は再生磁気ヘッドであり、テープ1−ヒに磁気的に記
録された信号を検出j〜で電気信号に変換する。
7は電子ガバナ付直流モータであり、8の電子ガバナ回
路により回転数が制御されている。
本考案による再生装置の駆動手段としては該電子ガバナ
付直流モータの他に、別のモータ等を用いることも充分
可能である。
9はモータIの回転数を可変するための可変抵抗器であ
る。
モータ7は軸7asプーリ7b、2cJ−”よびベルト
7dによりキャプスタン2を駆動している。
10はその円周上に等間隔にスリットを有する不透明な
円板であり、モータ7の軸7 a % プーリ7eおよ
びベル)?f、プーリ10aを介してモータIの回転速
度を増(−で回転するように設定されている。
11はランプ、12はたとえばフォトトランジスタのよ
うな受光素子であり、円板10が回転してスリットがラ
ンプ11と受光素子12を結ぶ線上にきたとき、ランプ
11の光を受け、これを光電変換してその電気出力を増
幅器13の人力に与えるものである。
13は受光素子12の出力を増幅し、パルス信号13a
をつくる増幅器である。
14は音声用前置増幅器であり、再生ヘッド6からの再
生信号を増幅する。
15および16は再生信号のサンプリングと、後述する
メモリ17 、18の内容の循環のための電子的スイッ
チであって、人力に端子15a。
15bおよび端子16a、16bをそれぞれ有し、後述
するフリップフロップ28の出力によりそれぞれスイッ
チングされる。
また端子15a、16aは前置増幅器14の出力端子に
、15b 、 16bはそれぞれ後述するメモリ17ト
よび18の出力端子に接続されている。
1Fおよび18は細分割された信号の各レベルを記憶す
るためのメモリであり、BBD等の電荷転送デバイスに
よって構成されている。
19はメモリ17.18の出力の切り換えを行うための
電子的スイッチであり、入力端に端子19a、19bを
有し、後述するフリップフロップ28の出力でスイッチ
ングされる。
20はテープレコーダーに於て、再生時に必要とされる
周波数特性を補償するための等化−1路を有する音声増
幅器、21は音量調整用可変抵抗器、22は音声主増幅
器、23は拡声器である。
24は一定周波数で発振するパルス発振器である。
25.26はそれぞれ歩進カウンタであって、テープ1
の歩行開始時には図示さtlていない電気凹路によって
リセットされている。
カウンタ25は後述する発振器34の出力信号34aを
、またカウンタ26は発振器24の出力信号24aをそ
れぞれカウントし、一定の値になった時点で信号25a
、26aを出力し、後述するカウンタリセット信号が
来る1で出力信号を保持し続ける。
27はアンド回路であって、25a 、26aの出力信
号がともに得られたとき、信号27aを出力する。
出力信号27aはカウンタ25.26にそれぞれカウン
タリセット信号として加わるとともにフリップフロップ
28のトリガパルスとなる。
28はフリップフロップであり、テープ10走行開始時
に、図示されていない電気回路によってその出力28a
がLのレベルとなり、アンド回路27の出力信号27a
によりその出力の状態レベルがL−+H−+L→・・・
の如く順次変化するものである。
該フリップフロップ28の出力信号28aはスイッチ1
5,16.19および後述する電子的スイッチ29およ
び30を制御している。
29卦よび30は後述するクロックパルス発生回路31
゜32の入力信号である発振器24の出力信号24aと
後述する発振器34の出力信号34aとを切り換えるた
めの電子的スイッチであって、入力端子として29a
、29b、および30a 、30bを有し、フリップフ
ロップ28の出力信号28aによって制御されている。
端子29a 、30aは後述する発振器34の出力に接
続されており、端子29b 、30bは発振器24の出
力に接続されている。
31および32はそれぞれメモリ17゜18の内容の転
送に必要なりロックパルスを発生するクロックパルス発
生回路であって、本実施例では電荷転送デバイスとして
BBDを使用しているため蓄積モード、転送モードを制
御する2相のクロックパルス列をそれぞれ発生してメモ
リ17゜18に供給している。
後述するように、該クロックパルス発生回路31.32
によって発生されるクロックパルスは、ザンプリングさ
れた信号を細分割する。
フリップフロップ28の出力28 aと各スイッチの状
態との関係について言及すれば、フリップフロップ28
の出力28aがLレベルのときスイッチ15の出力は入
力端−子15aに、スイッチ16の出力は16bに、ス
イッチ19の出力は19bにスイッチ29の出力は29
bに、スイッチ30の出力は30aにそれぞれ接続され
、28aがHレベルのときスイッチ15の出力は15b
に、スイッチ16の出力は16aに、スイッチ19の出
力は19aに、スイッチ29の出力は29aに、スイッ
チ30の出力は30bにそれぞれ接続される。
33は人力信号により出力信号の電圧を制御しつる信号
発生手段で、たとえば周波数−電圧変換器であって、そ
の入力端子33aに加わる増幅器13からの信号13a
の周波数に比例した直流電圧33bを発生する。
34は発振器であって、該発振器34の発振により生成
されたパルス信号34aの周波数はその入力端子34b
に加わる直流電圧33bにより制御され、かつ信号13
aの周波数に対して反比例の関係を有する周波数のパル
ス信号34aを発生する。
上記円板10、ランプ11、受光素子12、増幅器13
、周波数−電圧変換器33、発振器34によってモータ
7の回転数に反比例した周波数のパルス信号34aを得
る。
すなわちテープ1のテープ再生運車に反比例した周波数
のパルス信号34aを得る。
上記構成に於て、いまテープ1の記録時のテープ速度を
v1再生時のテープ速度をV / [1%すなわち再生
時間を記録時間のn倍とする。
なお再生時のテープの速度は可変抵抗器9を調節するこ
とにより速度Vを中心に連続的に可変できるものとする
な釦前述の各端子に付した番号アルファベットは以下の
説明ではそこに人力する、あるいはそこから出力する信
号をも意味し、逆に各信号に付した番号アルファベット
はその信号が人力する、あるいは出力する端子をも意味
するものとする。
また発振器24の発振周波数11は一定とする。
発振器34の発振周波数12はテープ再生速度に反比例
するためf2−α・n/vの関係式によって定まる値で
ある。
(α:定数)したがって定数αがα−f1v となるよ
うに発振器34の発振周波数12を設定することにより
前述の関係式f2−nf1が満足される。
またカウンタ25.26のカウント数をそれぞれm%(
すなわちカウンタ25 、26がリセット状態からカウ
ントを開始してm個のパルスが入力に加わり終ったとき
信号25a、26aを出力する。
)に設定し、メモリ17.18の記憶容量(素子数)を
同じくm個に設定する。
またテープ1の走行を開始した時点で図示されていない
電気回路によってカウンタ25.26はリセットされ、
フリップフロップ28の出力28aはLレベルとなり、
メモリ17.18の内容がクリヤーされるものとする。
テープ1の走行とは無関係に発振器24は第3図イに示
すように周波数11なるパルス信号24aを発生してお
り、該パルス信号24aはカウンタ26、スイッチ29
の入力端子29b1スイツチ30の入力端子30bに供
給されている。
カウンタ26は第3図へに示すようにm個の入力パルス
が加わった時点、すなわちカウントを開始してm−1/
J1時間経過した時点からカウンタがリセットされる1
で信号26aを出力する。
一方テープ1が速度v / nで走行するのに伴ない発
振器24は第3図口に示すように周波数n f 1なる
パルス信号34aを発生しており、カウンタ25、スイ
ッチ29の入力端子29a。
スイッチ30の入力端子30aに供給されている。
カウンタ25は第3図二に示すようにm個の入力パルス
が加わった時点すなわちカウントを開始してml/n7
1 時間経過した時点からカウンタがリセットされる1
で第3図二に示すような信号25aを出力する。
信号25a 、26aがともに出力された時点で、アン
ド回路27から信号27aが出力され、フリップフロッ
プ28は反転され、その出力28aのレベルはLからH
に変わる。
n=1の場合は出力信号25aと26aとは同時に発生
する。
n ) 1−の場合は信号25aが先に発生し、信号2
6aが後に発生する。
n〈1の場合は信号25aが後に発生し、信号26aが
先に発生する。
1ずn > 1の場合の動作を説明する。第3図はn
> 1のときの第2図にかける各部の動作波形を示した
ものである。
n > 1であるから信号26aが出力された時点、す
なわちカウンタ26がリセットした後m711時間経過
した時点でアンド回路27に出力信号27aが発生し、
フリップフロップ28の出力信号28aが反転すると同
時にカウンタ25.26がリセットする。
ここで信号28aは、反転したときにLレベルになった
とする。
そして記録時のテープ速度と同速度で再生した場合に、
基本周波数がfとなる音声信号がテープ1上に記録され
ているとする。
再生ヘッド6で検出された再生信号(その基本周波数は
f/n)は前置増幅器14で増幅され、それぞれスイッ
チ15.16の入力端子15a、16aに供給される。
信号28aがLレベルであるから、メモリ17の入力端
子には再生ヘッド6からの再生信号が供給され、メモリ
18の入力端子には該メモリ18の出力信号が循環して
供給される。
つ1りこの間に於ては再生信号はスイッチ15によって
サンプリングされている。
−fニジて更にメモリ17にはスイッチ29を経た発振
器24の出力信号24aによりクロックパルス発生回路
31で発生したクロックパルス(周波数11 )が供給
され、1/f1時間ごとに再生信号レベルが記憶され、
順次メモリ17の中を転送されていく。
すなわち、スイッチ15によってサンプリングされた再
生信号(サンプリング信号)はクロックパルス発生回路
31から供給されるクロックパルスによって細分割され
、メモリ17に記憶される。
一方メモリ18には、スイッチ30を経た発振器34の
出力信号34aによりクロックパルス発生回路32で発
生したクロックパルス(周波数nf1)が供給され、1
/nf1ごとにメモリ18の中をその内容が転送される
メモリ18からの出力信号はスイッチ16の入力端子1
6bに供給され、再びメモリ18にもどって順次転送さ
れるとともに、スイッチ19を介して等化増幅器20に
よって増幅され、可変抵抗器21でその音量が調整され
、主増幅器22でさらに増幅されて拡声器23に供給さ
れ、可聴信号に変換される。
カウンタ26は入力側にm個のパルスが到来し 時点で
出力信号26aを発生するのでメモリ17の内容はm回
、転送される。
メモIJ 17の記憶容量はm個であるから、メモリ1
7の内容がすべて書き換えられた時点でフリップフロッ
プ28が反転してHレベルになる。
フリップフロップの出力信−号28aがHレベルになる
とメモリ18の入力端子には再生ヘッド6からの再生信
号が供給され、メモリ17の入力端子には該メモリ17
の出力信号が循環して供給される状態となる。
つ19この間に於ては再生信号はスイッチ16によって
サンプリングされている。
そして更にメモリ18には、スイッチ30を経た発振器
24の出力信号24aによりクロックパルス発生回路3
2で発生したクロックパルス(周波数11)が供給され
、1/f1時間ごとに再生信号レベルが記憶され、順次
メモリ18の中を転送されていく。
すなわちスイッチ16によってサンプリングされた再生
信号は、クロックパルス発生回路32から供給されるク
ロックパルスによって細分割され、メモリ18に記憶さ
れる。
一方、メモリ17にはスイッチ29を経た発振器34の
出力信号34aにより、クロックパルス発生回路31で
発生したクロックパルス(周波数nf1)が供給されl
/n11時間ごとにメモリ17の中をその内容が順次転
送されるとともに、スイッチ19を介して等化増幅器2
0によって増幅され、可変抵抗器21でその音量が調整
され、主増幅器22でさらに増幅されて拡声器23に供
給され可聴信号に変換される。
すなわち基本周波数f / nなる、前置増幅器14か
らの再生信号(第3図ト)は、m / f ]時間ごと
に交互にメモリ17 、18に供給され、更にクロック
パルス発生回路32.33で発生したクロックパルスに
よってm等分に細分割されて該メモリ17.18に記憶
される。
基本周波数f/nなる再生信号は、その基本数がm/f
1時間の間にはf/n−m/f1周期分存在する。
読み出し時には1 /n f 1時間ごとにメモI)
17 、18の内容が転送されるゆえに、時間m/nf
1で基本波のf−m/n71分を読み出すことができ、
その読み出された信号の基本波の周波数はfとなる。
ここでn〉1であるからm/f1〉m / n f 1
であり、メモリ17.18への書き込み時間は読み
出し時間よりも長くなる。
したがって読み出された信号は、可聴信号に変換される
と同時に再びメモリ17 、18の入力端に供給されて
、メモI) 17 、18内を循環しつづける。
それゆえフリップフロップ28の出力信号28aが反転
する1での時間m /f l に存音声再生信号はそ
の基本波をfにして繰り返し再生されるのである。
上記の如く、ノリツブフロップ28の反転に同期させて
メモリ17.18を交互に書き込み読み出しの状態にす
ることにより再生信号は記録されたときのピッチを変え
ずにその時間のみが伸長されて順次再生されていくので
ある。
次にn (1の場合の動作を説明する。
この場合はカウンタ25.26が同時にカウントを開始
してもカウンタ26の出力信号26aの方がカウンタ2
5の出力信号25aより先に発生するはずである。
信号25aが出力された時点、すなわちカウンタ25.
26がカウントを開始してi/nfi時間経過した時点
でアンド回路27に出力27aが発生し、前記カウンタ
25,26がリセットするとともにフリップフロップ2
8の出力28aがI7レベルからHレベルに(ただ1〜
初期状態がLレベルであった場合)反転される。
ここでn(lであるからm/f 1<m/nf1 で
あり、メモリ17.18への書き込み時間は読み出(一
時間よりも短かくなる。
よって、たとえばメモリ17に記憶された信号を時間m
/nf1 で該信号の基本波のf−m/nf1 周期分
読み出した時点では、もう一方のメモリ18へは次の再
生信号の基本波のf−m/nf1 周期分の書き込みが
終っている。
したがって、フリップフロップ28の反転によって、メ
モIJ 17 、1 Bの書き込み、読み出しの状態も
反転し、テープ1からの再生信号は記録されたときのピ
ッチを変えずにその時間のみが圧縮されて、順次再生さ
れていくのである。
その他の各部の動作はn > 1の場合と全く同じであ
る。
上記の如く、メモ’J 17 、18を読み出す際に必
要とするクロックパルスの周波数は、テープ速度に比例
したモータの回転数を検出し、該検出された信号に反比
例する周波数の信号により決定されている。
それゆえ再生時間を可変抵抗器9で連続的に変化させた
場合に於てメモ’J 17 、18を読み出す際に必要
とするクロックパルスの周波数12が連続的に変化する
したがって記録時のピッチを変えることなく再生時間の
連続的な伸長あるいは圧縮がなされるものである。
上記の実施例では、テープ等の記録媒体の再生速度を検
出するにあたり、その検出手段としてモータ7と連動し
て回転し、円周−Lに等間隔にスリットを有する円板1
0と該円板10をはさんで設けられたランプ11および
受光素子12とを用い、前記円板10が前記モータ7と
連動して、すなわちテープ1の走行と連動して回転する
際に、スリットを通して受光素子12に至るランプ11
よりの光を該受光素子12で光電変換し、前記記録媒体
の再生速度の検出信号としている。
該検出手段は上記実施例に限られるものではなく、たと
えばテープ等の記録媒水−ヒに音声信号とともに制御信
号を記録しておき、こ力、を検出信号として用いること
によっても充分目的を達成することができる。
第4図は、該方法によって記録媒体の速度を検出する検
出手段を示す図である。
第4図に於て、第2図に示したものと同じ部分には同一
符号を付し、検出手段以外の各部は省略しである。
35は記録時に於て、テープ1に記録された制御信号を
検出するための制御信号再生ヘッド、36は該再生ヘッ
ド35によって検出された制御信号を増幅するための増
幅器で、その出力は周波数−電圧変換器33の入力端子
33aに接続されている。
テープ1は音声信号を記録・再生するトラックの他に制
御信号を記録・再生するトラックを有している。
該制御信号の記録トラックは特別に設けないで、音声信
号記録トラックに於て該制御信号の周波数fcを音声信
号帯域外に設定することによって単一トラックで兼用す
ることもで る。
前記制御信号は前記テープ1を記録時と同じ速度で再生
した場合、その周波数fcがある一定値になるよう設定
された正弦波波形あるいはパルス波形等で記録されてい
る。
な1増幅器36、周波数−電圧変換器33、発振器34
によって発振器34の出力信号34aの周波数12は制
御信号再生ヘッドで検出された制御信号の周波数fcに
反比例するように設定されている。
ここで前記 ある一定値 を、アープ1を記録時と同じ
速度で再生した場合、周波数12と周波数11との間に
12−11の関係が成立する値とする。
上記構成に於て、テープ1上の制御信号の周波数fcは
一定であるから、もし再生時に於けるテープ1の走行速
度が記録時に於ける走行速度よりも遅い場合、すなわち
n ) 1の場合には発振器34の出力信号34aの周
波数f2(−nfl)は、発振器24の出力信号24a
の周波数11よりも高くなり、再生時に於けるテープ1
の走行速度が記録時に於ける走行速度よりも速い場合、
すなわちn (1の場合には、発振器34の出力信号3
4aの周波数12は発振器24の出力信号24aの周波
数f1よりも低くなる。
以下の動作は前述の実施例の場合の動作と全く同じであ
る。
なおテープ等の記録媒体の再生速度に比例した信号の検
出手段として上述の実施例の他に、たとえばマグネット
とリードスイッチの組み合せ等、記録媒体の走行速度に
比例した出力を検出するようにしたものであれば本発明
の再生装置の検出手段として充分使用できる。
また上述の実施例に於ては記録時のテープ速度を一連の
みとして考えたが、二度あるいは三速と速度が変えられ
るテープレコーダの場合にはそれに応じて発振器24の
発振周波数およびカウンタ25.26のカウント数を変
えることにより、またはモータ7の回転速度を増す際に
モータ7と円板10の増速比を変えることにより実現可
能である。
上記ふたつの実施例は読み出し時のクロックパルス周波
数12と記録媒体の再生速度とを互いに連関させて変化
せしめるために、該記録媒体の再生速度を検出し、その
検出出力によって周波数12を制御するものであるが、
他にたとえば周波数を連続的に変えられる発振器を設け
、その出力信号により再生速度を制御してもよい。
第5図は該方法による実施例を示す図である。
第2図に示したものと同じ部分には同一符号を付し、再
生速度の制御部以外は省略しである。
37は発振器であり、周波数12のパルス信号37aを
出力し可変抵抗器38により、その発振周波数f2がf
2−nflの関係で周波数11を中心にして連続的に可
変できるものである。
39は周波数−電圧変換器であって、発振器37の出力
信号37aの周波数12に反比例した直流電位39aを
出力信号として発生する。
該出力信号39aは電子ガバナ回路8に供給される。
電子ガバナ回路8は前記出力信号39aの電圧に比例し
た回転数で直流モータ7が回転するように制御する。
キャプスタン2、ピンチローラ3、ブー’)2c、ベル
ト7d1プーリ7b、モータ軸7 a %モータ7、電
子ガバナ回路8、電圧−周波数変換器39の構成におい
て、テープ−1は発振器37の発振周波数12に反比例
した速度V−β/f2(β:定数)で走行し、テープ1
の記録時のテープ速度をVとするどきβ=f1v とな
るように設定することにより、v−fl・v/f2−f
l・v/nf1−v/n(ただしf2−nfl)となる
すなわち発振器37の発振周波数12を可変抵抗器38
によって変化させ、該発振周波数f2によってテープ1
の再生速度を制御するようにしても前述のふたつの実施
例と同様の効果を得ることかできるものである。
上述の3つの実施例に於ては、本考案による再生装置を
テープレコーダに組み込んだ場合について説明したが、
本考案はこれに限らずレコードプレーヤ等の記録再生装
置であれば実施可能であることは言う寸でもない。
以上の説明から明らかなように、本考案はサンプリング
時間を一定とし、最終的に伸長あるいは圧縮される信号
の時間幅を再生速度と連関する信号によって変化せしめ
るようにした再生装置であるから、記録時のピッチを変
えることなく再生時間のみを連続的に伸長あるいは圧縮
することが可能である。
またメモリとして前述のBBD等を用いれば、一般のオ
ーディオ機器にも充分組み込むことができる。
また本実施例に於ては、音声の再生に必要とする周波数
特性を補償するための等化回路が、スイッチ19の後段
に接続されている。
この等化回路を再生信号の周波数f / nが記録時の
周波数fに変換される前に、たとえば前置増幅器14の
後段に設けた場合、nの値に関係して等化特性を変えな
ければならなくなり、連続的なnの値に対して充分な等
化特性を得ることが困難である。
しかるに上述の実施例のように、再生信号の周波数f/
nが記録時の周波数fに変換された後に等化特性を持た
せるようにすれば、nの値に関係なく充分な等化特性を
容易に得ることができるものである。
上述の如く本考案は多くの長所利点を有し効果の犬なる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の原理を示す図、第2図は本考案の一実
施例を示す図、第3図はn ) 1のときの各部の波形
を示す図、第4図は検出手段の他の実施例を示す図、第
5図は発振周波数12を変化させて再生速度を制御する
ようにした実施例を示す図である。 1・・・・・・記録再生用磁気テープ、6・・・・・・
再生磁気ヘッド、10・・・・・・スリット付円板、1
1・・・・・・ランプ、12・・・・・・受光素子、1
5.16,19,29゜30・・・・・・スイッチ、1
7.18・・・・・・メモリ、31゜32・・・・・・
クロックパルス発生回路、24,34゜37・・・・・
・発振器、35・・・・・・制御信号再生ヘッド、33
.39・・・・・・周波数−電圧変換器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 記録された信号の再生速度を変化しうる再生手段と、前
    記再生速度と連関する信号を発生する信号発生手段と、
    前記再生手段によって再生された信号をサンプリングす
    るサンプリング手段と、該サンプリング手段によってサ
    ンプリングされた信号を細分割しつつ記憶する記憶手段
    と、該記憶手段に記憶された信号を出力する出力手段と
    を有することにより、記録時の音のピッチを変えること
    なく再生時間のみを伸長または圧縮する再生装置におい
    て、音声の再生に必要とする周波数特性を補償するため
    の等化回路を前記出力手段の後段に設けたことを特徴と
    する再生装置。
JP13343081U 1981-09-07 1981-09-07 再生装置 Expired JPS587466Y2 (ja)

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