JPS5874588A - モルタル下塗り工法 - Google Patents

モルタル下塗り工法

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JPS5874588A
JPS5874588A JP17262581A JP17262581A JPS5874588A JP S5874588 A JPS5874588 A JP S5874588A JP 17262581 A JP17262581 A JP 17262581A JP 17262581 A JP17262581 A JP 17262581A JP S5874588 A JPS5874588 A JP S5874588A
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JP
Japan
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mortar
cement
water
roller
coating
Prior art date
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Pending
Application number
JP17262581A
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English (en)
Inventor
喜一 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Yamamoto Kogyo KK
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Yamamoto Kogyo KK
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Publication date
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、コンクリート表面からモルタル層が剥離ま
たは剥落しないことを目的とするモルタル下塗り工法に
関するものである。
従来、モルタル塗り面に対しての「浮きjの部類は、土
建業界で古くから難問とされ、種々の検討がなされてき
たが、今もなお満足すべき解決方法は見出されず、左官
業界では5%稈度の「浮き」は止むを得ないものである
ということが常識となっている。近時、躯体精度を向上
することによる仕上げ工程の短縮、もしくは、簡易工法
の開発に基づく塗り厚の縮少等の傾向が顕著にな・ばて
来たが、「浮き」に係わる剥離や剥落に関しては全く”
無策の状態であるといっても過言ではない。
このような「浮き」は、躯体(たとえばコンクリート)
表面に重ね塗りしたモルタル層が、躯体表面から浮き上
って、剥離、剥落の原因となるものであるが、これは、
最近の左官工の鏝塗り多ζ対して、体力低下による付着
強度のバラツキ(塗りむら)、)たは、技量、手順、工
法等の技能低下、さらには、躯体表面の剥離剤やベニヤ
板のアク等によるレイタンスの形成による付着強度の低
下、季節による温度、湿度等の変化によるセメントの硬
化率の不均一性等が関係しているものと考えられる。な
お、モルタルに合成樹脂エマルジョンを混合して、「浮
き」の発生を防止しようとする試みはすでにあるが、こ
のような無雑作に樹脂エマルジョンを混合したモルタル
を鏝塗りした程度では、セメント中の樹脂は単にセメン
トの硬化促進剤の役目を果す程度で接着剤としての作用
ははともどなく、「浮き」の発生率を低くする効果は認
められていない。
この発明は、このような現状に着目してなされたもので
あり、コンクリートの清浄な表面に、水で希釈された合
成樹脂エマルジョンとセメントおよび骨材とからなる樹
脂混合モルタルを、網目およf1〜10+a+のスポン
ジローラを用いて塗布し、この塗布層が硬化した後、通
常の中塗り用もしくは上塗り用のモルタルを重ね塗りす
ることを特徴とするモルタル下地塗り工法を提供するも
のであって、以下にその詳細を述べる。
まず、この発明の最初に、躯体の表面を、清掃、水洗な
どの手段によって、清浄にしておかなければならないこ
とは言うまでもない。、つぎに、下地塗り用のモルタル
を調整するが、この調製に際しては、予めA剤およびB
剤を準備しておくとよい。
A剤: 合成樹脂の水性エマルジョン(たとえば、エチレン−酢
酸ビニル共重合系、アクリル系で固形分が30%前後ま
たはそれ以下で、通常市販されているものであっても、
この発明に何等の支障をも来たさない)1重量部に対し
て通常1〜10重量部の割合に水で希釈する。水の量は
、モルタルの要求される付着強度の大小に応じて適宜決
定されるものであり、10重量部を越える水を加えるこ
とは、強度を過小にし、また1重量部よりも少ない水で
は、モルタルの混合の際に、均一な混線ができず好まし
くないからである。なお、合成樹脂の水性エマルジョン
は必らずしも不可欠のものであるとは言えないが、モル
タル自身の固結のためには含有されることが望ましい。
このような合成樹脂め水性エマルジョンはカルボキシメ
チルセルロース(CMC)のような水溶性高分子によっ
て代替することもできる。
B剤: セメント(速硬性セメントのような特殊セメントでなく
とも普通のポルトランドセメントでこの発明の目的を充
分果たすことができる)1重量部に対し、粒径約0.5
〜5.0膿程度の骨材(川砂、海砂、山砂、寒水石、鉱
滓等の通常用いられる骨材であるが、5.01程度より
も大きい骨材であると、後述するスポンジローラに乗ら
ないモルタルとなり、また逆に0.5 wm程度よりも
微細なものでは、骨材としての作用効果が充分に発揮さ
れず好ましくないからである)を、0.1〜1.0重量
部混合する。このB剤の調製の際には、水は添加しない
。なぜならば、B剤に水を添加しない。なぜならば、B
剤に水を添加すれば、硬化現象が進行し、長期保存が不
可能となるから、セメントの硬化に必要な水分は、前記
のA剤中に希釈水として充分添加されているのであり、
また、合成樹脂エマルジョンは、希釈された状態でB剤
に加えられる方が、濃μ液で加えられるときよりも混合
を均一に進めることが容易であることもあって、A剤中
に多量の水を加えることは一挙両得であるからである。
以上のようにして調製されたA剤およびB剤を混練する
。両者の混合割合は、後述するスポンジローラに付着す
る適度の粘度が得られれば特に厳密な規制を必要としな
い。水分が多くてシャブシャブのものではローラには付
着せず、まf逆に水分が少な過ぎてもローラに付着せず
、いずれにしても躯体表面にローラを用いてモルタルを
塗布スることはできないので、このような点を注意すれ
ばよい。なお、A剤およびB剤の混合方法は、通常の混
合機、たとえば、攪拌機、混捏機、その他のミキサー類
で充分目的を達し得る。
つぎに、A剤およびB剤を混合して得られたモルタルを
、スポンジローラに含ませて、清浄な躯体表面に塗布す
る。ここで、スポンジローラは網目がおよf1〜10m
の粗い目のスポンジからなるローラを用いることが好ま
しい。なぜならば、塗布したモルタル表面に約1〜10
+m程度の凹凸を形成させるため番こは、11IIm程
度よりも小さい目のスポンジでは得られ、る凹凸はそれ
なりに小さくなり、逆に10+a+程度よりも粗い目の
スポンジでは、モルタルを含むことができなくなって塗
布そのものが不可能となるからである。なお、このよう
なスポンジローラでモルタル 凹凸の生成が容易であって、しかも、その生成凹凸の保
形性が良好であれば、前記したA IIとB斉jとの混
合割合は適当なもので−あったと判断すれGfよいこと
:こなる。このようなローラ番こよるモルりまた、塗布
厚は1〜10m9度になれifよ0。
このようにして塗布されたモルタル 場合24時間以上の養.生期間を置し)て硬化させ、そ
の硬化した凹凸表面を有するモルタルとして、その上に
通常モルタル 直接上塗りとして、必要に応じて重ね塗りをする。
以上でこの発明の工法は終了すること番こなる力く、こ
の発明によれば、セメントの暉化促進および塗布後の付
着強度を、樹脂エマル芒ヨンの特性を生かして高めるこ
とができ、塗布は未熟練者であっても付着強度のバラツ
キなく一施できるこ.と、施工能率の向上、養生期間の
短縮、工稈(クシ目入れなど)の削減等によって、コス
ト低下は勿論のこと、工期も著しく短縮される等、「浮
き」を起こさないという主効果以外に、きわめて多くの
副次的効果をも発揮させることができるの≠、この発明
の意義はきわめて大きいと言えよう。
以下に実施例を示す。
〔実施例1〕 樹脂エマルジョンとしてエチレン−酢酸ビニル( EV
A  と略記する)系のもの〔株式会社ダイセル社製:
商品名セビアンA#387)を、またアクリル(ACR
と略記する)系のもの〔同社製:商品名セビアンA#4
6594 )とを用いて、第1表および第2表に示すよ
うな配合割合で下地材および上塗り材を調製し、これら
を重ね塗りし、1週間目および4週間目の接着強さを測
定した。
接着強さの測定は、建研式接着力試験器を用い、3個の
試験片に対すする測定値を平均し、得られた数値をもっ
て評価基,木とし、たが、これらの値はそれぞれ第1表
および第2表に併記した。第1表に示す試料群は下地材
をローラで塗布したものであり、j82表に示す群は、
ローラを使用しないで従弟   1   表 第   2   表 るものである。このような一連の れた接會強さの値は分散分析の 結果を待つまでもなく、ローラの有無の影響がきわめて
大きいことがわかった。
〔実施例2〕 アクリル系樹脂(株式会社ダイセル社製:セビアンAl
#46594、固形分30%)の水性エマルジョン4即
を2倍量の水で希釈し、これと、ポルトランドセメント
40KFおよび寒水石40Kgの混合物とを充分に櫂拌
混合してペースト状樹脂モルタルを得た。得られたモル
タルを第1図に示すように、コンクリート地1の表面に
網目約10鵬のスポンジローラを用いて塗布し、表面に
凹凸面を有するローラ下地2を形成し、約1日後に通常
のモルタル(セメント対川砂=1:、2)を鏝で中塗り
3とし、さらに3日後にモルタル(セメント対川砂=1
:2.5)を鏝で1塗り4として、′第2図に示すよう
な断面の積層物を得た。得られた積層物の接着強さを、
実施例1と同様の方法で求めたところ第3図のように4
週間後に19.5〜22.0IQ/cm  (平均20
.5 K?/ cm )の接着強度のものを得ることが
できた。なお、こ゛のときの各層の厚さは、ローラ下地
約3m、中塗りが約3m、上塗りが4mであって、ロー
ラ下地と中塗り層間の接着強さは16.0Kg/cI1
1tた、中塗り層と上塗り層間のeれは13.5即/c
mであった。
ここで、従来の鏝による手塗りでは、20〜25m厚の
モルタル塗装が普通とされていたが、この発明の方法に
よれば合計10m+のモルタル層の塗り付けができる。
従来は各層が固まる以前にクシ日入れの必要があったが
、このような操作も不要となり、モルタルの使用量も著
しく減少することができるので、工賃のみならず原材料
費をも総合すれば、第3表のとおり、極端に(約35.
3%)節約できること′:が明らかとなった。(セメン
ト1袋650円、工賃14000円として)〔比較例〕
   ′″ 従来の工法に則って、左官工が鏝塗りをする也きの力量
によるモルタルの接着強さを求めた。モルタルは、ポル
トランドセメント1に対しそ用砂第   3   表 数字:円(昭和56年4月覗在) 2.5を混合したものであり、第4図に不すように、左
下方から右上方に矢印方向に9寸鋳を動かして、清浄コ
ンクリート表面にモルタルを塗った。打綿が14日にな
ったとき、第5図に示すように、下方部分はどモルタル
層は厚くなって、” I b t C各部分帯の平均厚
さは、それぞれ、10m、8m、および5mであった。
また、a、h、C各部分帯の平均接着強さは、実施例1
に記載したと同じ方法で、それぞれ、4 Kg/ C1
l、 69/ tysおよび8〜/C1lであり、左官
工の体力的な力不足による接着強度のバラツキ(塗りむ
ら)のあること、および平均接着強さは、第1表のロー
ル塗りの場合の値より遥かに低い値であることが明らか
となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、躯体表面上にモ′ルタルをスポンジロールに
よって塗布したときの模式化した拡大断面図、第2図は
、第1図の下地塗りの後、中塗りおよび上塗りを行なっ
た時の模式化した拡大断面図、第3図は実施例2におけ
る躯体とローラ下地であるモルタルとの接着強さの経時
的変化を示す図、第4図および第5図は、比較例におけ
る従来工法を示すための塗布面の正面図および断面図で
ある。 1・・・コンクリート地、2・・・ローラ下地、3・・
・中塗り、4・・・上塗り、a・・・鏝始帯、b・・・
鏝中帯、C・・・鏝終帯 特許出を人 株式会社山本工業

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 コンクリートの清浄な表面に、水で希釈された合成樹脂
    エマルジョンとセメントおよび骨材とからなる樹脂混合
    モルタルを、網目およそ1〜l。 鋼のスポンジローラを用いて塗布し、との墜布層が硬化
    した後、通常の中塗り用もしくは上塗り用のモルタルを
    重ね塗りすることを特徴とするモルタル下−塗り工法。
JP17262581A 1981-10-27 1981-10-27 モルタル下塗り工法 Pending JPS5874588A (ja)

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JPS5874588A true JPS5874588A (ja) 1983-05-06

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60258349A (ja) * 1984-05-31 1985-12-20 菊水化学工業株式会社 外壁防火構造
CN108178609A (zh) * 2018-02-09 2018-06-19 济南大学 一种可固化氯离子的海砂包覆浆液及强化方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60258349A (ja) * 1984-05-31 1985-12-20 菊水化学工業株式会社 外壁防火構造
JPH0545739B2 (ja) * 1984-05-31 1993-07-12 Kikusui Kagaku Kogyo Kk
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